「伏見城の戦いは無事に勝利する事が出来た事は、お前達も知っていると思う」
結城・相馬(超真面目なエクスブレイン・dn0179)は集まっていた灼滅者達にそう話す。
この戦いはスサノオ壬生狼組の被害が少なかったという事もあり、天海大僧正は全軍を琵琶湖に向かわせて安土城怪人との決戦に挑もうとしているとの事だ。
既に琶湖大橋では両勢力のダークネスが睨み合いを始めており、小競り合いも始まっているという。
「天海大僧正勢力からは自分達が琵琶湖大橋で戦線を膠着させている間に、後方から安土城怪人の本拠地を攻撃して欲しいという要請が入っている。もちろんこの要請は、協定に沿ったものだから問題は無いのだが……」
灼滅者達を前に相馬はいったん言葉を止め、この戦いに呼応し、想定していない事件が発生したと話した。
「想定していない事件?」
「ああ、第2次新宿防衛戦直後から行方をくらませていた軍艦島が静岡県沖に出現し、田子の浦の海岸に上陸しようと近付いて来たんだ。
軍艦島の出現は偶然という事はありえない。おそらく、日本のご当地幹部であるザ・グレート定礎が、安土城怪人勢力と連携して作戦を行ったと想定される。あるいは俺達エクスブレインの予知と別系統の予知能力を持つ、刺青羅刹・うずめ様による作戦かもしれないが……」
そう言い、相馬は資料を机に置くが、それはいつも用意するものより多かった。
「今回の作戦は琵琶湖と軍艦島に戦力を二分して対応する事になった。
琵琶湖の戦いを優先するか、あるいは軍艦島の戦いを優先するか。集まったお前達で判断し、お前達の意思で、どちらの戦いに参加するか決めて欲しい」
そう言い、相馬は机に置いた二つの資料を広げる。
相馬の説明によれば、琵琶湖の戦いに大勝利すれば、安土城怪人の勢力を壊滅させる事も可能となる。
だが逆に、琵琶湖の戦いに敗北すれば、天海大僧正の軍勢は壊滅してしまうという。
「天海大僧正勢力が壊滅する事は致命的な問題ではない。だが、武蔵坂が協定を反故にして見殺しにしたという事になってしまうのは、今後のダークネス勢力との交渉などに悪影響を与えるかもしれない」
そう言い、今度は田子の浦の資料へと視線を移す。
「田子の浦の戦いに大勝利すれば、上陸しようとする軍艦島に逆侵攻して、軍艦島勢力を壊滅させる事が出来るかもしれない。逆に、田子の浦の戦いに敗北した場合は軍艦島勢力が白の王勢力に合流してしまう可能性が高くなる。
軍艦島勢力は勢力規模としては大きくないが、有力なダークネスが多く参加している。この軍艦島勢力と、力は大きいが有力な将が少ない白の王勢力と合流する事は、強大なダークネス組織の誕生を意味する為、阻止できるならば阻止するべきだ」
もちろん、この作戦に集められた灼滅者達は今ここにいる者達だけではない。
その戦力を2分して戦えば、両方で勝利できる可能性が上がるが、もちろん両方で敗北する可能性も高まってしまう。
「どういう結果が出たとしても、この戦いの結果が今後の情勢に大きな影響を与えるのは間違いないと思ってくれ」
そう言い相馬は真摯な瞳を灼滅者達へと向けた。
「琵琶湖、そして田子の浦。正直なところ、どちらの戦場が正しい選択という事はないと俺は思っている」
机に広げた二つの地図と二つの資料を目に、相馬は言葉を続けた。
「だからこそ、この戦いはお前達が見極め、二つの選択肢から一つを選んで欲しい。より良い未来に繋がる為に。……頼んだぞ」
参加者 | |
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霧島・竜姫(ダイバードラゴン・d00946) |
雪片・羽衣(朱音の巫・d03814) |
焔月・勇真(フレイムエッジ・d04172) |
香坂・颯(優しき焔・d10661) |
竹尾・登(ムートアントグンター・d13258) |
ルフィア・エリアル(廻り廻る・d23671) |
アリソン・テイラー(アメリカンニンジャソウル・d26946) |
玉城・曜灯(紅風纏う子花・d29034) |
●
鬨の声が上がる中、灼滅者達は動く。
「なんか琵琶湖って懐かしい。前もここで連戦したよね」
あれからもう1年以上が過ぎている。
そんな懐かしさを胸に雪片・羽衣(朱音の巫・d03814)は霊犬・オロピカと共に周囲を見渡した。
この琵琶湖大橋では天海大僧正軍と安土城怪人の勢力で雌雄を決する戦いが繰り広げられており、その中を灼滅者達は駆けている。
「それにしても凄い数ですね」
霧島・竜姫(ダイバードラゴン・d00946)はライドキャリバー・ドラグシルバーを伴い見れば、沢山の仲間達。
今回の作戦は琵琶湖と田子の浦に戦場を分けたが、作戦に参加した半数以上がこの琵琶湖へとやって来ている。
沢山の仲間達と共に向かう中、
「約束を果たすのは大事だからね」
そう口にしライドキャリバー・ダルマ仮面と共に竹尾・登(ムートアントグンター・d13258)は行く。
ダークネス同士の争いなど本来、武蔵坂が関わる必要はないのだが、協定を結んだ天海大僧正勢力からの要請であってはこれを無視する事は出来ない。
「これで終わりにしたい所だけど、有力な大物まで倒せるかな?」
ビハインド・香坂綾へとちらりと視線を向けるのは香坂・颯(優しき焔・d10661)。
安土城怪人の軍勢には多数の有力な敵が存在する。可能であれば大物まで自らの刃を届かせたいところだが……。
「どうだろうな」
とは言うルフィア・エリアル(廻り廻る・d23671)だが、ルフィアを含め仲間達の決意は決まっている。
「安土城怪人勢力と決着を付けましょう」
「オーケイ! ミーもサスケも頑張るでござるヨ!」
玉城・曜灯(紅風纏う子花・d29034)にアリソン・テイラー(アメリカンニンジャソウル・d26946)が元気に言えば、共に駆ける霊犬、サスケ・サルトビがわんと鳴く。
そして、見据える先には標的となる怪人の姿。
「まずは琵琶湖・ザ・グレートに引導を渡す所からね」
「どっちにしたって倒さなきゃならない相手だからな、行くぜっ」
その存在を確認した曜灯にライドキャリバー・エイティエイトに騎乗する焔月・勇真(フレイムエッジ・d04172)は頷いた。
●
「どれほどの敵が現れようと、ここは通さん!」
灼滅者達の前にどどんと立ち塞がるのは琵琶湖・ザ・グレート。少し長いので略してグレート。
「いくぞ琵琶湖ビィーム!」
「させません!」
琵琶湖の水を髣髴とさせるその攻撃を竜姫が防ぎ、登が飛び掛る!
がっ!!
「琵琶湖にご当地愛があるなら、ここで散々戦争してる安土城怪人は迷惑なんじゃないの?」
「キサマ、安土城怪人様を愚弄するのか!」
がつんと受けるグレートはダルマ仮面の突撃をひらりと避け、
「勝負よ、名前の通り広く深い相手なのかしらね?」
放たれる曜灯のスターゲイザーを受けるもものともせず、ルフィアが変化させた腕をばしんと弾く。
にやりと笑うグレートに微かに眉をひそめるルフィアだが、まだ戦いははじまったばかり。
「デストロイです! レインボースパーク!」
「行こう、姉さん」
警棒型ロッドを構える竜姫ドラグシルバーに標識を手に颯も綾が続く。
「オロピカ!」
「オレ達だって負けないぜ!」
ロッドを手にした羽衣がフォースブレイクを放とうとするが、活性化していないので今は使えない。なので決めていたもう一つの攻撃手段、轟雷を叩きつけ、勇真は騎乗するエイティエイトと共にクルセイドソードで切りかかる。
ざくりとえぐる一撃を目にアリソンは癒しの矢を放つと竜姫の傷口は塞がれ、痛みも引いた。
「竜姫殿、ダイジョウブでござるカ?」
「ありがとう」
返る礼に頷くアリソンだが、
「竜姫殿!」
サスケの吼えに気付き上がる声に見れば目前には飛び掛るグレートが!
「琵琶湖スーパーキィーック!!」
銀糸が揺れ、ダークネスの足は捉えていたはずの竜姫をわずかに逸れる。
悔しがるグレートだが、その表情は一瞬。己に襲い掛かる灼滅者達を前に表情を引き締め、身構えた。
こうして戦いははじまった。
「この戦い、長引かせる訳にはいかないわ」
曜灯は足から連撃を放ち言えば、仲間達もそれに応えるかのように攻撃を畳み掛ける。
そう、次があるのだ。この戦いを長引かせる訳にはいかないのだ。
「この一撃はどうだ?」
「レインボービート!」
狙い定めルフィアは殲術執刀法でえぐり、竜姫が七色の拳で連撃を叩きつけると仲間達が続く。
グレートから受けるダメージをアリソンが癒し、仲間達は戦い続けた。
「こ、これくくらいで……! 負けぬ! 負けぬぞ!!」
ポーズを決めた竜姫のレインボースパークを耐えたグレートは爆風の中で血を流すも、颯のグラインドファイアをまともに受け耐えきった。
だが、轟雷を放つ羽衣はぐらりと揺れるその隙を見逃さない。
「勇真くん、アリソンちゃん!」
「オッケー!」
「デストロイでござるヨ!」
応える二人の攻撃をグレートは避けようとするが、猛攻に受けるダメージが多すぎたのか避ける体力も既にない。
だが、それでもだ。
「おのれおのれ! お前達を安土城怪人様の元へ向かわせる訳にはいかんのだ! 少しでも!!」
「サスケ!!」
力を振り絞る必死の一撃はどずりと黒柴の姿をかき消し、アリソンの声が響く。
そんな中ダルマ仮面と共に登は地を駆けその拳を振り上げ――、
「これで最後だ!」
鋼鉄拳がグレートの身を貫き、機銃から弾丸が降り注ぐ!
「お、おのれえええええぇぇぇぇぇ!!」
どごおおおおぉぉぉぉぉん!!
がくりと膝を突いたグレートは前のめりに倒れ、そのまま爆発する。
爆風は風に流れ、颯は見ればその灼滅されたダークネスの姿はなかった。
「さて、ここからが本番ですね」
「そうだな」
汗ではりつく銀糸を払い言葉を交わす竜姫とルフィアに曜灯は頷き、次なる標的と定めた有力敵を狙う仲間達と合流する。
狙うは大将――安土城怪人。
受けたダメージを回復しようと各班が動く中、敵の襲来の情報によりそれは妨げられてしまう。
「ここから更に斬り込んでいくぜ」
にっと言い勇真はエイティエイトに再び騎乗し、集まった大勢の仲間達と共に突撃を開始した。
●
安土城怪人を守るのは、数多のダークネス達。
そこに切り込むのは自分達だけではなく、安土城怪人へと標的を定めた他の仲間達。
「これだけ仲間達がいれば、安土城怪人も倒せそうだな!」
にっと勇真は言い、
「そうね、でも気はしっかり引き締めましょ」
「相手は安土城怪人だからな」
曜灯とルフィアの言葉に仲間達は気を引き締める。
共に行く仲間達と共に8人はダークネスへと攻撃を仕掛ける中、
「敵の様子がおかしい……」
ふと、颯は戦っている敵の動きの異変に気が付いた。
フォースブレイクを放つルフィアも感づき、どうやら他のチームも気付いたらしい。
「エブリバディ! エネミー達が逃げていくでござるヨ!」
アリソンが言えば、更なる異変に気付いたのだろう、復活したサスケとオロピカが威嚇するような唸りを上げた。
逃げ出すダークネス達の様子は少しおかしく、この場に留まり戦いたいという様子も伺えるが……。
「逃げている? ううん、これって……撤退?」
ロッドを手に羽衣はつぶやき、ダークネス達は撤退していく。そして残るのは安土城怪人と灼滅者達。
「一気にいくぜ!」
「レッツ、アターック! でござるヨ!」
他の仲間達がそれぞれ得物を手に攻撃を仕掛けていくのを目に勇真とアリソンは言うが、
「まさか、ここで巨大化フードを使わされるとは思わなかったぞ」
安土城怪人がすと取り出したのはチョコレート。
――まさか!
ダルマ仮面と共に行く登はそのチョコを食べる瞬間を見た。そして、次の瞬間!
「うそ……」
「安土城怪人が……!」
羽衣と颯は思わず口に出すが、その光景に言葉は続かない。
「あぶない、皆!」
「下がれ!」
曜灯とルフィアの声に仲間達は下がると巨大化フードを食べた安土城怪人はぐんぐんと大きくなり、そう、正に城のように巨大な姿となったのだ。
そして――。
「武力で天下統一を成し、ゆくゆくは世界征服を行なう我が野望、ここで潰えさせるわけにはいかぬ」
安土城怪人の周囲に『天下布武』と書かれた旗が大量に現れると、その旗から強力なビームが放たれる!!
「くっ……!!」
「皆大丈夫?!」
登は耐え攻撃に移る中、竜姫は仲間達へと視線を巡らせるが、その一撃は凄まじいものだった。
それは正に天下を武で統一せんとする程の威力。
よろめく曜灯は巨大な城へと紅蓮斬で斬りかかり、警棒型ロッドを手に竜姫はドラグシルバーと共に攻撃する。
標識を構えるレッドストライクを放つ颯と綾の攻撃を目に狙い定めた羽衣もロッドを構え、勇真もまたレーヴァテインを怪人へとたたきつけた。
癒しの矢を放つアリソンはふと見える何かに上空を見上げれば、
「全ての銃口がお前達を向いているぞ。怖かろう?」
響く声と共に空中に三千丁の火縄銃の幻影が現れ、一斉に放たれる攻撃。
「ソーリー、ミーの回復だけでは……」
仲間達を襲う攻撃はメディック一人ではもはや癒しきれない。
攻撃の手の間に仲間達も回復を挟む中、
「巡れ我が体内のサイキックエナジーよ」
安土城怪人は声を響かせ回復を図る。
ダルマ仮面と共に攻撃する登はふと、他の仲間達の事を考える。
安土城怪人を戦うべく共に来た仲間達の姿は見えない。恐らく自分達と同じように戦っているのだろう。
そして、目前に見えるのは『天下布武』の旗。
「灼滅者よ、お前達は何故、これほどの力を持ちながら……!」
ダルマ仮面に強烈なビームから守られ登はグラインドファイアを放つ。炎を纏う一撃は巨大な怪人に炸裂するも、さほどのダメージを与えていないのだろう。
仲間達と取り囲むようにして戦う勇真はふと聞く。それは微かではあるが、確実に聞える攻撃の音。
安土城怪人と戦っているのは自分達だけではない。巨大化した際に下がった仲間達が今も戦い続けているのだ。
一人の攻撃は小さくとも、全員で戦えば、いずれは大きなダメージとなるはずだ。
「ここで負ける訳にはいかないんだ!」
ざくりと巨体に切りかかり、エイティエイトと共に突撃し、
「そうだな。ここまできたからには決着をつけようじゃないか」
「頑張ろう」
ルフィアと颯の言葉を耳にアリソンは傷を癒す。
そして、巨大化した安土城怪人はその姿を見たのだろう。助ける為に駆けつけようとする存在を。
「グレイズモンキーよ、救援は無用。お前は生き延び、そして伝えるのだ」
響く声に羽衣はちらりと周囲を見渡すが、その姿――グレイズモンキーの姿は見えず、その代わりに上空を見れば三千丁の火縄銃の幻影が再び現れ、一斉に火を吹いた!
「みんな避けて!」
羽衣は叫ぶがそれはディフェンダー勢でも防ぎきれない。
その威力に吹き飛ばされそうになるも灼滅者達は必死に耐え、そのまま攻撃に転じる。だが、安土城怪人の攻撃は凄まじく、それは灼滅者達を飲み込む勢いだ。
「まだだ、まだ倒れぬ。我が愛しき部下達が逃げ延びるまで、我は倒れるわけにはいかぬのだ」
回復する巨大なダークネスを目に、額を伝う血を拭う曜灯は瞳を細め、ルフィアもまた瞳を向けた。
仲間達は満身創痍。無傷の者は誰一人としていない。
――このダークネス、強すぎる。
●
「我が命の輝きを見よ、天下布武ビーーームぅ!」
大量の旗から放たれる、三度のビーム。
「姉さん!」
「オロピカ……!」
天下統一を目論むその攻撃は、遂に仲間達へと牙を届かせた。
仲間を庇い助けたサーヴァントが一瞬にして消え、颯と羽衣は声を上げるも己の体力も限界に近い、いや――、
「……ごめん、なさ……」
羽衣の体力は限界を超えていた。
ずるりと崩れ落ちる姿を目に竜姫は瞳を伏せるも仲間達を守るべく、動く。
仲間達は攻撃し、回復を続け。
「これが三段撃ち三段目。この銃撃を耐えられたならば、お前達の勝ちだ」
三度火縄銃の幻影が現れ、弾丸の雨が容赦なく降り注ぐ。破壊の嵐が灼滅者を呑み込み、
「テイラー!」
「……ミーは……ノ、ノープロブ、レ……」
ルフィアが声をかけるもアリソンはそのまま倒れ、エイティエイトを失った勇真はかろうじて持ち堪えるが限界は近い。
血を流し倒れた仲間の姿を目に颯はぎり、と拳を握る。
暴力的ともいえる攻撃に、共に戦う仲間達も膝つき倒れた者がいるに違いない。
だが――、
「オレは負けない!」
土煙の中を登は飛び出し拳を叩きつける。
「立ち止まってられないもの、一気に行くわよ」
曜灯は地を駆け渾身のスターゲイザーを放ち、それに仲間達が続く。
「霧島!」
「デストロイです! レインボースパーク!」
変化させた腕で切り裂くルフィアが生じさせた隙に竜姫が飛び掛り、綾を失った颯はエアシューズを駆り振り上げ、勇真が続く
自分達だけではない。攻撃を耐え切った仲間達がいる。
そう、耐え切ったのならば、結果はただ一つ――。
「ダイナァッ、ミィーーーーーック!!!」
それは、共に戦う仲間の声。
その声に登が見上げれば安土城怪人の巨体がひっくり返ると、城が倒れていく。そして安土城怪人が地面に激突した瞬間、響く轟音とともに麦色の大爆発が起こった。
「終わったのでしょうか」
「……終わったわね」
竜姫と曜灯が見つめる先にあるのは動かぬ巨体。
汗を拭う登はにかっと笑い、
「やったよ、姉さん」
颯はぽつりと呟いた。
「アリソン、羽衣、皆の力で安土城怪人を倒したぞ!」
「私達の勝利だ」
勇真とルフィアは倒れた二人に声をかけ、仲間達はすがすがしいほどの青空を見上げた。
戦いは終わり、安土城怪人は灼滅された。
この先どうなるかは分からない。
だが今だけは灼滅者達は勝利の時をしばし過ごすのだった。
作者:カンナミユ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2016年2月16日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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