●富士の迷宮突入戦~迷い森の狭間~
「皆様、お集まり頂き、ありがとうございます。早速ですが、説明を始めさせて頂きますね」
と、執事服に身を包んだ野々宮・迷宵は、集まった灼滅者達へ一礼、そして。
「まずは先日の琵琶湖大橋の戦いについて……皆様のおかげでこちらは武蔵坂学園と、天海大僧正側の大勝利となりました。安土城怪人勢力の残党達は、本拠地であった琵琶湖北側の竹生島に立てこもっていますが、カリスマである安土城怪人を失ったことにより離散した者も多く、その勢力は大きく減退してしまっている様です」
「更に、安土城怪人に次ぐ実力者であった『グレイズモンキー』が拠点に戻ってこなかった事。中立的な立場ながら献身的な活動で支持されていた『もっともいけないナース』が灼滅された事もあり、組織としての結束力も無くなり、遠からず自壊するのは間違い在りません」
「しかし逆に、軍艦島勢力が合流した、白の王勢力は大幅に強化されてしまいました。エクスブレインとは全く違う予知能力を持つ『うずめ様』に、現世に磐石の拠点を産み出す事が出来る『ザ・グレート定礎』、ソロモンの大悪魔の一柱『海将フォルネウス』。そしてセイメイと同じ『王』の格を持つ『緑の王アフリカンパンサー』……彼らは、白の王セイメイのこれまでの失策を補ってもまだ余りある力を持っているでしょう」
「しかし、多くのダークネスを富士の迷宮へと招き入れた事。これは白の王に致命的な隙を与えることになったのです。そう……富士の樹海で探索を続けていたクロキバに、その迷宮の入口を発見されてしまったのです」
「闇堕ちし、クロキバとなった白鐘・睡蓮(荒炎炎狼・d01628)は、先代達の意志を継ぐべく、白の王の迷宮に挑もうとしており、同時に武蔵坂学園へとこの突入口の情報の連絡がありました。今こそ、白の王セイメイだけでなく、田子の浦の戦いでは討ち取る事の出来なかった、軍艦島のダークネス達を討ち取る千載一遇の好機です」
「残念ながら、白の王の迷宮の入口を通過出来る人数には限り有り、全軍で攻め入る事は出来ません。また、この機を逃せば、再侵入する事は出来なくなります」
「迷宮を突破し有力なダークネスを灼滅する事は難しいと思います。ですが、挑戦する意義は十分ある事です。参加する皆様……どういった結果を求めるか相談し、作戦を纏め、突入して頂きたいと思います」
「尚、白の王の迷宮は、内部から迷宮を破壊しようとすると、外に弾き出されるという防衛機構がある様で、例えば危機に陥った場合、迷宮自体を攻撃する事で緊急脱出が可能です。しかしこの防衛機構により、迷宮への破壊工作はほぼ不可能なので、その点は注意する様にして下さい」
と、そこまで言うと迷宵は皆を見渡して。
「これまで様々な暗躍をしてきた白の王。その喉下に牙を突きつける今回の作戦……非常に重要な作戦となります。迷宮からの脱出は難しくはありませんが、反面敵拠点に攻め込むには戦力は多くありません……成果を上げる為には、目的を絞ることも必要かも知れません」
「白の王セイメイを灼滅出来れば、クロキバとなった白鐘さんも闇堕ちから救出する事も可能かも知れません。そうすれば……」
一端言葉を句切り、そして。
「この戦いは、田子の浦の戦いの雪辱戦でもあります。皆さんの検討を、心から願います」
と、深く頭を下げた。
参加者 | |
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外法院・ウツロギ(百機夜行・d01207) |
新城・七葉(蒼弦の巫舞・d01835) |
紅羽・流希(挑戦者・d10975) |
三条院・榛(猿猴捉月・d14583) |
東堂・八千華(チアフルバニー・d17397) |
刃渡・刀(伽藍洞の刀・d25866) |
イサ・フィンブルヴェト(アイスドールナイト・d27082) |
アルルーナ・テンタクル(小学生七不思議使い・d33299) |
●富士の裾野に
富士の樹海。
早朝というのに、生い茂る木々は陽の明かりを制限し、進む道は不気味な雰囲気を醸し出している。
そんな富士の樹海の中に、クロキバにより切り拓かれた迷宮の進入路。
灼滅者達はその進入路があるという風穴に向けて、樹海の中を進む。
「セイメイだけでなく、ザ・グレート定礎やアフリカンパンサー、うずめ様等々……本当、ビッグネーム勢揃いって所だねぇ……」
「そやなぁ。ここまで集まらんでもええのに、何が目的なんやろうな……」
外法院・ウツロギ(百機夜行・d01207)に、肩を竦める三条院・榛(猿猴捉月・d14583)。
と、それに紅羽・流希(挑戦者・d10975)とイサ・フィンブルヴェト(アイスドールナイト・d27082)が。
「グローバスジャスティスとセイメイの行っている事が、ほぼ同種か……腑に落ちねえな」
「そうだな。死者と生命力が同じ地に揃うか……これは何の因果だろうな。簒奪者にして、蒐集者……奪い集める者。この称号の違いは何を意味する?」
「ああ。全く何がしたいのか解らない……本当に一緒なのか? 命が絡んでいるのは間違い無い様だが……ブラフって可能性の方が高そうだ。軍師ってのは、憶測である程度の話が出来るからな」
「そうか……そうだとすると、また厄介な事になるな。とは言えこのようなチャンスはそうそうある物でもない。このチャンスを逃す訳にもいかないだろう」
と、そんな二人の言葉に刃渡・刀(伽藍洞の刀・d25866)と新城・七葉(蒼弦の巫舞・d01835)が。
「ええ。ご当地幹部、実際に相対するのは初めてですが、さて……如何ほどのものなのか」
「狙うは緑の王、だね……」
そして、東堂・八千華(チアフルバニー・d17397)とアルルーナ・テンタクル(小学生七不思議使い・d33299)も。
「緑の王、アフリカンパンサーか……強敵だろうから、気を引き締めて行かないとね」
「そうですね……間にどのような敵が出てくるかも解りませんし、途中で撤退、なんて結果にならないようにしましょう」
……そして灼滅者達は、樹海の中を進んでいく。
一時間程すすんだ先にある、人知れずの場所にある、隠された風穴の入り口。
その風穴の内部を10分ほど進むと……氷柱を発見。
氷柱近くの壁、チラチラと二重写しになっている様な場所こそが、その迷宮への入り口。
周りの仲間たちも、侵入の準備を整え、そして。
「……皆、準備はいいか?」
流希の言葉……唇を噛みしめ、頷き……そして、灼滅者達はセイメイの迷宮へと侵入していった。
●夢の痕
そして、アルルーナ達は、上里・桃(生涯学習・d30693)と、野乃・御伽(アクロファイア・d15646)二つの班と共に、セイメイの迷宮上層部側へと向かう。
彼彼女等が狙うのは、アフリカンパンサー。
ワイルドな服装に身を包む緑の王。
強力な相手であるのは間違い無いが、であるからこそ、倒したい相手。
移動中は、桃の班が先行し、その班からのハンドサインで待機、進軍、敵発見、敵影無しを示して貰い、そのハンドサインを元に進み、止まる。
そんな迷宮内部に存在するアンデッドは数も多い……中々想うように進軍する事が出来ない。
とは言えそのハンドサインのおかげで、必要最小限のアンデッドとの遭遇で済ませる事が出来る。
更に榛が中心となって、以前の屍王の迷宮にあったような、落とし穴などの罠が無いかを注意深く探索する。
が、幸いそのような罠も無い。
また、その道中、アルルーナはハンドフォンや無線、携帯電話などを使い、別班の仲間に連絡……しようとするが。
「……駄目ですね。何か、通信が遮断されてしまっている様です」
全くもって、無線などの通信機器が役に立たない。
一応のバックアップとして持ってきた、ウツロギの通信機器も同じ状況なので……この迷宮の中においては、通信は使用できない模様である。
「仕方在りません……私達はアフリカンパンサーの退治に集中するとしましょうか」
とアルルーナの言葉に廻りの皆も頷く。
そして……幾度か、避けられないアンデッドとの遭遇。
「現れたか……露払い露払いっと!」
「そうだね、いくよっ。速攻で終わらせるから、イチジクもしっかりサポートしてねっ」
『ニャ!』
と榛、八千華とウィングキャットのイチジクを始めとし、全員総クラッシャーという、超攻撃的陣容を取る事で、殆ど時間を掛けずにアンデッドを倒して行く。
そして……幾度か倒して、更に上層部へと向かって行くと……。
「ん……?」
と、今迄と違う気配。
其の先を見渡してみると……迷宮内というのに生えている、アフリカに群生していそうな雑草が。
「……今迄の道に、こんなもの生えてなかったよね。となると……」
「そうですね……この先に、アフリカンパンサーが居るのでしょう」
八千華に頷く刀。
そのアフリカの群生する道のりを、更に進んで行く。
すると……。
「……ストップ」
と、桃のハンドサインで足を止める灼滅者達。
息を潜め、その先を確認すると……居たのは、ザ・グレート定礎。
「……流石にアメリカンパンサーと戦う前に、ザ・グレート定礎と戦うのは厳しいか……」
「そうだねぇ……出来る限り、アフリカンパンサーを倒す迄は、力を温存しておきたい所だしね」
とイサに頷くウツロギ。
ザ・グレート定礎も強力な有力敵。
確か、他の仲間達が定礎をターゲットにしていた筈……そして灼滅者達は、グレート定礎を回避するように、大きく迂回していく。
そして……その進路の先にいたのは……生えている雑草を食む、アフリカンご当地怪人。
キリンやゾウ、カバなど、バリエーション豊かなアフリカンご当地怪人……それが、進路を阻んでいて。
「流石に……これも灼滅していかなければならないか」
と、イサの言葉。
「そうだね……今なら、こっちに気づいていないみたいいだし……不意を突いて、一気に仕掛けよう」
と七葉の言葉に頷く。
仲間達とタイミングを合わせ、一気に仕掛ける。
幸い、アフリカンご当地怪人達はそこまで強く無い……油断しきっていた所に不意打ちを撃たれた所も在り、こちらも数分の内に灼滅完了。
そして……次のアフリカンご当地怪人が集まる前に、更に先へと急いで行くのであった。
迷宮に侵入し、かなりの時間が経過。
……かなり迷宮の奥深くまで到達し……アフリカンな匂いと感じが強く漂ってくる。
それと共に聞こえてきたのは……ピチャッピチャという、何か不思議な水音。
「水音? ……水浴びの音か?」
と流希がぽつり呟く。
「まさか、こんな迷宮の中で優雅に水浴びなんてなぁ」
「ええ。でも水浴びしてるとしたら……うん。それもいいかもしれないね!」
榛が苦笑、ウツロギは俄然やる気に。
……と。
「……いや、合っている様ですね……あそこをみて下さい……」
とアルルーナが指さした先……敵発見のハンドサインの先。
そこには、優雅に水浴びをしている、アフリカンパンサーの姿。
その露出の高い服装はそのままに、気持ちよさそうに水浴びしていたアフリカンパンサー。
濡れた金髪が淡い光に照らされ、艶やかに光る。
迷宮に群生した草木に囲まれた泉の中で水浴びしているアフリカンパンサー……幸いまだこちらに気づいていない。
「……」
と、桃からの視線に、アルルーナ、御伽も頷き……そして、3班一斉に総攻撃を仕掛ける。
「パンサーたーん!」
「私は熱いのは苦手だ。アフリカンパンサー……その服装は、よく凍えそうだな」
「そうだね。さあ私たちの力、どこまで通じるのか試させてもらうよ!」
「そうや! ここが年貢の納め時や、アフリカンパンサー!」
ウツロギの竜骨斬りから、七葉のイカロスウィング、アルルーナのスターゲイザー。
スナイパーポジションにより、命中率を倍加させた一撃を次々と放つと、更に流希と榛のクラッシャー二人が黒死斬、戦艦斬り。
一歩下がった八千華はクルセイドスラッシュ、刀はビハインドの千鳥と共に、スターゲイザーと顔を晒す。そしてイサがクルセイドスラッシュ。
同班の仲間達からの攻撃も、一気に放たれていく。
そんな灼滅者達の攻撃に不意打ちの一手が決まった! ……かに想われたが、元々露出の高い服装であるアフリカンパンサー。
服を着込むこともなく、そのまますぐに戦闘態勢に流れ込む。
「あれっ、どうしてかな、どうしてかな? こんな所に灼滅者!」
と叫びながら、反撃一閃。
しかしその一閃は、ユエファ・レィ(雷鳴翠雨・d02758)がカバーリング。
しなやかかつ、女豹を思わせるその身体。
そして正しく獣の如く素早い動きで、灼滅者達に反撃を始める。
そんなアフリカンパンサーの素早い動き……決して惑わされないように、どっしりと灼滅者達3班、しっかりとした構えで対峙。
「アフリカンパンサー、セイメイと手を組むとか……あんたら敵対関係やったんちゃうんか?」
「そうだね。貴女がセイメイと一緒に居るのが意外だね……何か、裏があるの?」
とアルルーナや七葉が問いかけるが、パンサーはふふっ、と不敵に微笑むがのみ。
そして。
「何しに来たのかな? 覗きかな?」
と、王者の風如く堂々たる蹴りの一撃を食らわせてくる。
口調は何処かおどけたピエロの様だが……喰らうダメージは、間違い無く超一流。
当然その体力も大変多く、灼滅者3班に対し、たった一人でも同等以上に相対してくる。
「こいつは……流石だな」
と流希がきっとアフリカンパンサーを睨み付けながら、吐き捨てる。
そして、少しでも効率的にダメージを与えるよう、最大限の攻撃力を持つ居合斬りで一閃。
合わせ榛も。
「女性を斬るんは胸糞悪いが、四の五の言ってられんな!」
などといいながら、トラウナックル。
そして灼滅者達の攻撃に、アフリカンパンサーはある程度躱しつつも、ダメージを喰らっていく。
更にアフリカンパンサーは。
「こんなに簡単に侵入されるなんてね……しっかりして欲しいな!」
と、ガイオウガの力を秘めた骨で殴打、炎上させてきたり、堂々たる雄叫びを上げて、自己体力を回復したりする。
……最初の最初は、アフリカンパンサーに対し優位に勧められていたが、体制を整えたアフリカンパンサーに、次第にその優位は失われていく。
そして、更に……暫し時の経過御。
「……そこまでです。それ以上の弱い物イジメは許しませんよ」
と、パンサーへの攻撃をカバーリングする、一人の姿。
「さゆきっち!!」
「もう大丈夫ですよ」
……彼女は、加賀谷・彩雪(永遠なる天花・d04786)。闇堕ちした、灼滅者。
がやれやれといった感じながら、アフリカンパンサーに微笑む。
そして、彩雪の背後から、更に巨大な影が出現する。
先ほども見た姿……そう、ザ・グレート定礎。
「この迷宮は最早盤石では無い。撤退するぞ」
とアフリカンパンサーに伝えると、アフリカンパンサーは。
「グレートも来てくれたの! わかったよ、地下の研究は興味深かったけど、しょうがないね!」
と頷き……そして敵陣は、逃げようとする。
が。
「生憎と容易く逃がすつもりはありません」
一番近くのザ・グレート定礎に立ち塞がる刀と千鳥。
アフリカンパンサーにも、彩雪にも、それぞれ一班ずつが相対し、彼彼女らを逃さない様に戦闘を仕掛ける。
とは言えアフリカンパンサーとの戦闘からの連戦……仲間の救援も期待出来ない戦況は、灼滅者達側にすれば、かなり不利な状況であるのは間違い無い。
「……中々、厳しいね……」
「そうだね。でも……どうにか……!」
と、その不利な状況を覆そうと、全身全霊でザ・グレート定礎の脱出を防ごうとする。
そんな灼滅者達の追撃に。
「邪魔だ。さっさとこの場から去れ!!」
と、右腕のハンマーを地面に振り下ろし、激しい震動を地面に走らせ、眠る怨念を嗾ける。
更には火山爆発を誘発させるハンマーの一閃。
圧倒的な力差で以て、灼滅者達を近づけさせない。
そして……そんなザ・グレート定礎の猛攻は、確実に灼滅者達の体力をガリガリと削り去る。
七葉のシャウトや、ウツロギのドラゴンパワーなどを頻発し、体力を維持しようとするが……回復に手を取られれば、それは攻撃手の減少を意味する訳で。
「邪魔だ。さっさと往ねえ!」
と渾身の大噴火を引き起こし……前衛に立つ流希、榛、八千華を重傷へと叩き落とす。
「っ……!!」
と唇を噛みしめるイサ。
その重傷の仲間達が立ち塞がっていた所を使い……ザ・グレート定礎は戦域を脱出。
そして……アフリカンパンサーも、彩雪も……どちらの班の壁を乗り越え、彼女らは戦域を離脱していくのであった。
●嵐過ぎし後
「……逃げられたか……」
唇を噛みしめ、拳を握りしめるイサ。
アフリカンパンサー、ザ・グレート定礎、そして闇堕ちした彩雪の去りし後。
流石にアフリカンパンサーとザ・グレート定礎との連戦後であり、既に疲労困憊、怪我も多い。
そんな仲間達の怪我を、心霊手術で治療し、体力の回復を待つ。
……と、その時。
『ウ、ウゥゥ……』
と、呻き声が、その場に響き渡る。
「……?」
と、その声のした方向を振り返る。
すると……奥の方から、大量のゾンビ達がうぞぞぞぞ、と迫ってくる。
その数は多く、一瞬脅威を憶える程。
「……仕方ない。脱出するぞ」
と流希の言葉に頷き、そして壁を攻撃。
すると、視界はホワイトアウト。
そして次の瞬間……視界に映るは、校舎。
校門の看板を見る限り、高校の様だが……人の気配も無い。
「どうやら……無事に脱出出来た様やな……」
「そうだね。攻撃すると高校に転移するんだねぇ」
榛に苦笑しながら頷くウツロギ。
……アフリカンパンサー、ザ・グレート定礎は逃してしまった事は残念ではある。
しかし、出来る最良の事は出来た筈。
残る仲間の尽力を信じつつ、彼らは曇天の空を見上げるのであった。
作者:幾夜緋琉 |
重傷:紅羽・流希(挑戦者・d10975) 三条院・榛(猿猴捉月・d14583) 東堂・八千華(チアフルバニー・d17397) 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2016年3月2日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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