セイメイ最終作戦~守護に理由は必要ない

    作者:飛翔優

    ●友を守るためならば
     光に乏しき世界の中、一日の仕事も部活動くらいとなった高等学校。本来ならば静寂へと向かいゆくはずの学び舎に、響き始めたのはうめき声。
     人を求めさまよいゆく、ゾンビたちが紡ぐ音。
     何故? と考える暇など無かった。
     目の前で、見知らぬ生徒が食い殺されたから。
     食い殺されたはず生徒が、再び動き出したから。
     守らなければならない、抗わなければならないと、三人の少女は各々別の得物を持ち、嫌な臭いを漂わせているゾンビたちを牽制しながら廊下を走り、玄関口へと向かっていた。
     階段を二階まで降りた段階で、ヒビ割れたギターを携えている少女が弓を持つ少女に視線を送る。
    「ジュン、調子はどう?」
    「上々です。……ただ、矢の代わりにと持ってきた物の本数が心もとないです」
     箒、チョーク、箸にフォーク……矢の代わりになりそうな様々なものを放ちソンビたちを牽制してきたジュンと呼ばれし少女は、空になりかけている矢筒代わりの袋を示す。
     一方、ギターを携えている少女も肩をすくめた。
    「私も、ぼちぼちギターがだめになりそう。いや、演奏できないって意味ではもうだめになってるんだけどさ。キリコはどう?」
    「ちょっと辛い……かな。モップはまだまだ大丈夫そうだけど……腕が……」
     震える腕を示していく、モップを携えているキリコと呼ばれた少女。静かに目を伏せた後、正面の部屋へと視線を向けていく。
    「ここは……確かに、何か使える物も多いかもしれないし……マリ、どうかな?」
    「……どっちにせよ、このままじゃ突破できそうにないね。鍵も……壊せば空くかな?」
     マリと呼ばれたギターを携えている少女は、階段を降りてくるゾンビを、登ってくるゾンビを見て肩をすくめた。
    「それじゃ、行くよ二人共。とにかく何か使える物を探さないと」
    「そうですね。無理なら別の部屋へ行きましょう」
    「必ず生きて脱出しようね、みんなで!」

    ●教室にて
     灼滅者たちを出迎えた倉科・葉月(大学生エクスブレイン・dn0020)は、変わらぬ笑顔とともに切り出した。
    「皆さん、富士の迷宮突入戦、お疲れ様でした! 皆さんの活躍により白の王セイメイや海将フォルネウスを灼滅し、白の王セイメイが準備していた数千体のゾンビを壊滅させ、白の王の迷宮も崩壊させたのです。大成功と言っても良いでしょう」
     もっとも、喜んでばかりもいられない。
     日本各地の高校の校舎で、白の王の置き土産ともいえる事件が発生しているのだ。
    「各地の学校の校舎に出現した数体のゾンビが生徒などを噛み殺し、その生徒をゾンビ化しつつ学校を征圧しようとしています。噛み殺した人間を同じゾンビとする性質から、このゾンビは、仮に生殖型ゾンビと呼ぶ事とします」
     生殖型ゾンビはエクスブレインの予知を妨害する力があるらしく、事件現場の状況はわかっていない。しかし、事件が起こる場所だけは確認することができたので、急ぎ、現場に向かって欲しい。
    「敵となる生殖型アンデッドは、富士の迷宮の下層にいたものと同じと推測されます。決して強力な敵ではありませんが、噛み殺した人間を同じゾンビとする能力は脅威です。ほうっておけば次々と数を増やし、生徒だけでなく周辺住民をもゾンビ化してしまうことでしょう」
     幸い、数千体いた生殖型ゾンビの大多数は、富士の迷宮での戦いで灼滅することができている。生き残りは百体以下であり、その全てが地上に出てきていると推測されるため、ここで全ての生殖型ゾンビを撃破できれば、生殖型ゾンビの脅威を完全に払拭することができるだろう。
    「生殖型ゾンビにはバベルの鎖を持たないという特徴もあります。そのため、ゾンビの撃破後、可能な範囲でゾンビがいた物証を持ち帰るか破棄するようにお願いします」
     バベルの鎖が無ければ情報が伝達されないという効果もなくなる為、物証を残せば残すほど、ゾンビのような超常現象が表に出てきてしまう。
    「完全に情報を隠蔽する事は不可能ですが、可能な限り証拠を隠滅できるように宜しくお願いします」
     最後に赴く高校への道筋を記した地図と高校の内部地図を手渡し、締めくくった。
    「白の王の置き土産。死を弄ぶ、冒涜的な存在……どうか、望まぬ内にゾンビにされた彼らが多くの人の命を奪わぬ内に、眠らせて上げて下さい。何よりも無事に帰ってきてくださいね? 約束ですよ?」


    参加者
    日向・和志(コメディ限定フェニックス・d01496)
    森沢・心太(二代目天魁星・d10363)
    備傘・鎗輔(極楽本屋・d12663)
    四刻・悠花(高校生ダンピール・d24781)
    神之遊・水海(雪雪真白うなぎパイ・d25147)
    黒嬢・白雛(天翔黒凰シロビナ・d26809)
    影守・討魔(演技派現代忍者・d29787)
    月影・木乃葉(人狼生まれ人育ち・d34599)

    ■リプレイ

    ●死者に満ちたる学校へ
    「それでは、行きますわよ。せーの……!」
     分厚い硝子の砕ける音が、校舎中に響き渡る。
     黒白の大鎌を引き戻し純白の巨翼をはためかせている黒嬢・白雛(天翔黒凰シロビナ・d26809)は、落ち着き始めた陽射しを背に中央玄関を、靴箱の向う側にある廊下へと視線を移した。
     足を引きずりながら、あるいはよだれを滴らせながら、学生服姿のゾンビたちが踵を返してくる。
     瞳の中には、壊れた玄関扉を砕いた白雛の姿が映り込んでいた。
    「上手く行きましたわね。まずは、近づいてきたゾンビたちを蹴散らしてしまいましょう」
     大鎌を握る手に力を込めて、並び立つ仲間へと視線を映す。
     頷き、影守・討魔(演技派現代忍者・d29787)は虚空を蹴飛ばした。
     灼熱色のポニーテールが動きに従いなびく中、生み出されし突風がゾンビたちを廊下の壁へと叩きつける。
     叩きつけられたまま動かなくなっていくゾンビたちと入れ替わるかのように、新たなゾンビたちが階段の上から歩いてきた。
     瞳を細め、備傘・鎗輔(極楽本屋・d12663)は戦闘を歩くゾンビを指し示す。
    「色々と思うところもあるだろうけど、今は横においておこう。とにかくゾンビたちを灼滅して、この騒動を終わらせよう」
     頷き、廊下へと走っていく鎗輔の霊犬。その斬魔刀がひらめいた時、鎗輔の放ったビームが一体のゾンビを沈黙させた。
     一般人に取っては追い返すのがやっとなゾンビたちも、灼滅者たちの力を用いれば瞬く間に打ち倒せる。
     白雛は静かな息を吐き出して、大鎌から黒き槌と白き鎌の破片が埋め込まれている巨槍へと持ち替えた。
    「このくらいなら何とかなりそうですわね。まずは纏めてなぎ払い、撃ち漏らしを潰していく事に致しましょう」
     頷く二人を見やった後、白雛は集まってきたゾンビの群れへと吶喊する。
     少しでも早く、この非日常を終わらせるため……。

     生存者を救うため、手分けして二階から探索する策を担った四刻・悠花(高校生ダンピール・d24781)。ダブルジャンプで一階部分を飛び越えて、化学室前のバルコニーへと着地した。
     耳を澄ませば聞こえてくる、扉を叩くような打撃をん。
     カーテンの隙間から窓の中を覗き込めば見えてくる、薬品を中心に物色している三人の女子生徒。
     静かな息を吐きながら、悠花はトン、トン、と窓を叩いた。
     肩をビクつかせながら振り向いてきた女子生徒たちに、両手を上げて害意がないことを示していく。
     鍵を空けさせるまでの時間を用いて、仲間への連絡を取った。
     中へと入った後、喜びと疑念……様々な感情を抱いているだろう少女たちの視線を受けながら立ち止まる。
    「助けに来ました」
    「……本当?」
     先頭に立つ壊れかけのギターを携えている少女に尋ねられ、こくりと頷いていく。
    「その上で尋ねますが、噛まれた子はいますか?」
    「え?」
    「大丈夫だとは思いますが……噛み殺された場合、十分以内ならゾンビになる可能性があります。ですので……」
     説明を続けようとした時、弓を携えていた少女が先頭の少女を抱きしめた。もう一人の少女が代わりに先頭に立ち、両手を広げていく。
    「……」
     恐らく、ギターの少女が逃げる際に噛まれたのだろう。弓の少女の腕の中、ギターの少女は腕を抑えていく。
     一方、庇うように立ち塞がった少女もまた強い光を宿した瞳で悠花を睨みつけてきている。
     悠花がどう切り出すべきか考え始めた時、肩に暖かな重みを感じた。
     視線を向ければ、神之遊・水海(雪雪真白うなぎパイ・d25147)が立っていた。
    「なんとなく話は聞いてたよ。でも、きっと大丈夫。噛み殺した人間をゾンビにする性質、って言ってたもん。逆に、噛み殺されなければ問題ないんじゃないかなー?」
     優しく、元気に笑いながら、水海は少女たちへと歩み寄る。
     連絡を受けた仲間たちが次々と化学室に入ってくる中、進路を塞ぐ少女を真っ直ぐに見つめた。
    「大丈夫、大丈夫だよ。だから、ちょっと見せてくれないかな?」
    「……」
     口をぎゅっと結び、少女は頷き引いていく。
     しゃがみこんだ水海の前に、ギターの少女はためらいながらも左腕を差し出した。
    「その、あの……ギターで……追い返す時……」
    「大丈夫、大丈夫……怯えなくても、ね」
     治療の力を注ぎ込み、腕の傷を消していく。
     瞳を見開いていく少女たちを見回した後、落ち着いた調子で立ち上がった。
    「それじゃ、水海たちは他の生存者を探しに行くね! 集合場所はこの化学室で!」
    「そうだね。僕たちはバリケードで……と、もうやってたのか」
     森沢・心太(二代目天魁星・d10363)が頷き化学室の出入り口へと視線を向ければ、両側とも椅子や棚で塞がれていた。
     こくりと頷いていく少女たちに、日向・和志(コメディ限定フェニックス・d01496)は笑いかけていく。
    「んじゃ、片方を開放してそこで迎え討っててくれ。じゃないと出られんし、他の生存者も逃げて来られない」
    「わかりました。構内はお願いします」
     素早く悠花は東階段側の入り口へと駆け寄って、バリケードとなっている棚や椅子を取り除いていく。
     最後の椅子を外した直後に飛び出し、探索へと移っていく水海、和志を見送った後、月影・木乃葉(人狼生まれ人育ち・d34599)は拳を握りしめた。
    「さあ、ここを死守しましょう。大丈夫、安心して下さい、ボク達が傷一つつけさせませんから」

    ●希望を探して
     探索者捜索のため、三階の廊下を西側に向かって歩いている和志。
     耳に意識を集中させながら、傍らを歩く水海に視線を向けて小さく肩をすくめていく。
    「下で上手く引きつけてくれているみたいだな。先行させている加是だけで蹴散らせるくらいに、数が少ない」
     前方で、飛び出してきたゾンビを切り捨てていく霊犬の加是。
     頷きながら、水海は声を張り上げた。
    「誰か~! 生きていたら返事して~!!」
     呼びかけるたびに耳を済ませ、返事がないか探っていく。
     二つほど扉を超えた先にある教室から、小さな声が聞こえてきた。
    「……」
     二人は歩を早めていく。
     道中の教室も確認しながら、声のした扉の向こう側を伺った。
     男子生徒が一人、バルコニーへと繋がる窓を背に座り込んでいた。
     視線の先、一体のゾンビが……。
    「させません!」
     即座に水海が扉を開き、さっそうとゾンビを蹴り飛ばした。
     遅れて駆けつけた和志は他にゾンビがいないことを確認した後、男子生徒の側にしゃがみこんでいく。
    「大丈夫か? 怪我はないか?」
    「あ、は、はい。……あの……」
     多くを語るわけにはいかないから、首を横に振り男子生徒を抱え上げた。
    「化学室がセーフティールームになっている。運んでくぞ」
    「え、その……」
     反論は許さぬと、加是を先行させる形で駆け出した。
     生存者を確実に救うため。
     これ以上、新たなゾンビが発生する事のないように……。

     心太は、和志らが運んできた男子生徒を受け入れようとした時、一階から登ってくる五体ほどのゾンビを発見した。
    「っ、早く中へ!」
    「わかりました。さあ、こちらへ……」
     男子生徒を受け取っていく木乃葉を庇うように位置取りながら、交通標識を掲げていく。
     青き光でゾンビを照らし、膝をつかせ沈黙させた。
    「見ての通り僕達も普通じゃないですからね。安心して守られてください」
     運ばれるまま中へ向かっていく生存者に微笑みかけながら、撃ち漏らしたゾンビへと視線を戻した。
     傍らで、悠花は棒を握りしめる。
    「絶対、ここは通しません。これ以上、新たな被害者を出したりなどしません」
     激しき風を巻き起こし、残っていたゾンビたちを蹴散らした。
    「……せめてその呪いからの解放を」
     静かな祈りが捧げられていく中、化学室内では男子生徒が椅子に座らされていた。
    「大丈夫ですか?」
    「は、はい」
    「よかった。ボクたちはあなた達を救援に来ました」
     微笑む木乃葉。
     肯定するかのように、頷いていく別の生存者達。
     見知った顔がいたのだろう。安堵の息を吐きだした男子生徒を見て、木乃葉は立ち上がる。
    「それじゃあ、ここで待機していて下さい。すぐ、ボクたちが平和を取り戻しますから」
     希望に満ちた瞳をせに、笠の位置を直しながら踵を返した。
     化学室の扉を開け……。
    「ありがとう!」
     一瞬だけ立ち止まり、頷き返して廊下へ出る。
     再び心太たちと合流し、廊下へ階段へと意識を移した。
     同様にゾンビ、及び生存者の気配を探るために警戒のアンテナを張り巡らさせている心太は、静かに瞳を細めていく。
     脳裏に浮かんできたから。
     先ほど、訳もわからぬまま運ばれてきた男子生徒の瞳が。
    「……あれが普通、なんですよね……」
     抗えぬ者達の、怯える瞳。
     深い息を吐き出すと共に交通標識を握り、警戒を更に強めていく。
     仲間たちが動いてくれているからだろう。近くにも遠くにも、それらしき気配はなく……。

    「せめて……その魂に安らかな救済を! ブレイズ、ブレイバァァァァ!!」
     一階西側の廊下にて白雛は、炎の大鎌でゾンビを切り倒し静かな息を吐いていく。
     ――……い。
     半ばにて息を止め、耳に意識を集中させた。
    「どこかから……声が……」
    「こっちだ」
     鎗輔が駆け出して、扉が壊されている教室へと入り込む。
     教室の中には、誰もいない。並べられた机の他、破壊された椅子や教卓が……。
     ――おー……い。
    「……こっちか」
     新たな声が聞こえた方角へと視線を向ければ、掃除用具入れがあった。
     その中に隠れているのだろうと足を運びかけた時、背中に殺気を感じ振り向いていく。
    「……」
     言葉なくオーラの塊を撃ちだして、教室に入り込んで来ようとしたゾンビを打ち倒した。
     改めて掃除用具入れを引き開ければ、一人の男子生徒が飛び出てくる。
    「あ、ありがとう。女の子の声が聞こえて来たから叫んだんだけど、どうもまだ遠い場所にいたみたいで……あと、何かが引っかかって扉が開かなくて出るに出られず……ともかく、助かったよ」
    「しかり、心配無用である」
     頷き、討魔は歩き出す。
     下手に化学室へ合流させるよりは殲滅を優先したほうが安全だろうと、力を用いて同行させながら。
     道中飛び出してきたゾンビは霊犬が切り倒す。
     襲撃が散発的なものになっていると感じ、鎗輔は小さな息を吐きだした。
    「断言はできないけど……きっともうすぐ終わるよ。こんな馬鹿げた事態も」
     ゾンビの数も少なく、怪しい遺体への対処も済んでいる。念のため手分けして見回れば、撃ち漏らすこともないだろう。
     そして、その後は……。

    ●炎は天へ
     程なくして、ゾンビたちの殲滅は完了した。合計すれば、数十程度の数だっただろうか?
     ある灼滅者はゾンビを含めた多くの遺体を裏庭へと運び出し、ある灼滅者はゾンビがいた痕跡を消していく。
     討魔は化学室に集めた十数名の生存者を見回し、大鎌の刃をきらめかせた。
    「さて、ここからは貴殿らの安全のため、ということでもあるのでござるが……」
     瞳を細め、低い声で告げていく。
    「今日の出来事は他言無用、これは泡沫の悪夢なり。第二第三の悪夢を生み出さぬためにも、我らのことも含めいち早く忘れ、日常へ戻りなさい。その為に我らがいる」
     真剣な眼差しを受けながら、続けていく。
    「自分と自分たちの大事な人の命の為にも、今日のことは誰にも話さず忘れなさい…いいか? いいと行ってもらわねば困るのでな、快い返事を期待する」
     大鎌を軽く薙いだなら、生存者たちは体を軽く震わせた。
     それでも鋭い視線で射抜き続ける討魔を、木乃葉がまあまあと抑えていく。
     討魔と視線を交わした後、生存者達へと向き直っていく。
    「ちょっと脅かしてしまったけれど、他言無用、ってことは確かだよ。守ることができた命を、再び危険に晒さないためにも……ね」
     見つめ始めてから、一分ほどの時が経っただろうか。
     三人の少女が頷いた時、残る生存者たちも了承の声を上げ……。

     生存者たちへの事後処理が済んだ後、二人は裏庭で待つ仲間たちと合流した。
     木乃葉や白雛が回収し破壊したスマホなども遺体の場所へと置いた後……心太が静かに瞳を伏せた。
    「遺族の方には申し訳ありませんが、証拠になりうる遺体は残して置けませんから」
    「……南無三。すまんな」
     全ての証拠を消すために、放たれていく火種。
     天へと登り始めていく……あるいは導き始めていく、煙。
     白雛は静かに黙祷する。
    「………………どうか静かにお眠りくださいませ」
    「……」
     気を強く持ち、水海は見守った。
     失われ行く……けれども確かに存在した、彼らの形を……。

     夕焼け色に染まりし空が夜の闇を運んできた時、残された証拠も用意してきたリアカーへと積み終えた。
     静けさを取り戻した校舎を背に、悠花は促していく。
    「それでは、帰りましょう。いつかまた、そう長い時間をかけずに……この場所が、平和な時間を過ごすことができるように」
     そのためにも、まだまだ戦いは続いていく。
     けれども、今は……灼滅者たちの体に、心に、休息を……。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2016年3月17日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 7/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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