侵略の鯖江眼鏡っ娘怪人

    作者:小茄

    「あれ、今日眼鏡じゃないんだ?」
    「うん、コンタクトにしてみた」
    「可愛いよ。都会の子みたい」
    「あはは、何それ」
     高校生だろうか、制服姿の女子が朝のバス停でそんな会話を交わす。
     眼鏡っ子がサブカルの分野で一大ジャンルを確立するに到った昨今においても、眼鏡にネガティブなイメージや、コンプレックスを持つ人々は存在し続けている。
    「貴女達、何か勘違いをしている様ね?」
    「えっ?」
     いつしか目の前に居たのは、黒いスーツに銀縁眼鏡。そして過剰に開いた胸元。
     有能でセクシーな秘書と言った出で立ちだ。
    「眼鏡を外した方がお洒落なんて、そんなのは間違った価値観なんですよ。ましてこの福井ではね」
     声に振り返ると、そこには白のブラウスにグレーのタイトスカート。指示棒を手にした清楚な女性。やはり黒縁の眼鏡を掛けている。
     絵に描いたような女性教師キャラだ。
    「さぁ、アナタ達も眼鏡……掛けて下さいっ」
     そして、有無を言わさず眼鏡を掛けさせるのは、自身もハーフリムの眼鏡を掛けた三つ編みのセーラー服。
     生真面目な文学少女と言った雰囲気か。
    「い、いやあの……私視力悪く無いんですけど」
    「大丈夫、伊達眼鏡だから。それと、ここぞって場面以外では外さない様にね。お風呂でも外しちゃダメよ?」
    「いや曇るでしょ」
    「大丈夫、レンズの無いお風呂用も有るから」
    「何の為に!?」
     三人の眼鏡女子は、コンタクトの子だけでなく、裸眼の子にまで猛烈に眼鏡をプッシュして来る。
    「いや、私が掛けるとなんか真面目ちゃんみたいになっちゃうし……眼鏡とかいいですから!」
    「私もせっかく決心したのに、眼鏡に戻る気無いです!」
     けれど、二人は眼鏡を外して突き返す。
    「……」
     無言で顔を見合わせる眼鏡女子達。
    「そうですか、どうやら視力以外の矯正も必要みたいですね」
    「それと、お仕置きもね」
     次の瞬間――まるで魔法少女が変身するが如く、否。
     魔女が本性を現すが如く、彼女達は特撮ヒーローモノの女怪人の様な姿に変貌を遂げる。
    「「い、いやぁぁーっ!!」」
     ……そして数分後、バス停にやって来たサラリーマンが目にしたのは、意識を失い、瞬間接着剤で顔に眼鏡を固定された哀れな女子生徒の姿だった。
     
    「貴方達が数多の戦いを経て力を付けたのと同様、強力なダークネスが居れば、そうでないダークネスも居る。と言うのはご承知の通りですわ」
     有朱・絵梨佳(中学生エクスブレイン・dn0043)が言うには、そうした弱小ダークネス達は互いに手に手を取り合い、結託して生き延びようと画策するケースが多い。
     今回の事件もまた、そうした弱小ダークネスのチームが活動を活発化させた結果と言えるだろう。
    「福井県鯖江市と言えば、昔から眼鏡の一大産地ですわね。この地で、眼鏡怪人が勢力を拡大しようとしている様ですわ」
     彼女達は眼鏡の似合う女性に扮し、男女を問わず無理矢理眼鏡を掛けさせ、眼鏡信者にさせようとしている。
     それくらいなら、ちょっとした迷惑行為で済む(?)のだが、拒否した人間に対しては実力行使に打って出ると言うから、たちが悪い。
     
    「ダークネスはスクールゾーンに出没し、学生を標的にしている様ですわ。平日の午前中など、余り学生が表を歩いていない時間帯に町を訪れれば、あちらから接触してくる筈ですわ」
     眼鏡の似合いそうな美男美女、加えて既に眼鏡を愛用している同志に対しても積極的に接触してくる事が考えられる。
     戦力増強の為、自らの配下に加えようと言うのだろう。何しろ彼女達の最終目標は、眼鏡による世界征服なのだから。
    「先述の通り、眼鏡自体や彼女達のポリシーを否定すれば、牙を剥いて襲いかかって来るはず。不意打ちするも良し、怒らせて冷静さを失わせるも良し、その辺は貴方達の戦法次第ですわね」
     弱小集団と言っても、そこは腐ってもダークネス。真正面からぶち当たれば、思わぬ苦戦を強いられかねない。
     
    「脅威を未然に防ぐと言う意味でも、重要な役目よ。吉報をお待ちしておりますわ」
     そう言うと、絵梨佳は灼滅者達を送り出すのだった。


    参加者
    立湧・辰一(カピタノスーダイーハトーブ・d02312)
    ビート・サンダーボルト(ビート・ザ・スピリット・d05330)
    丹羽・愛里(幸福を祈る紫の花・d15543)
    成田・樹彦(サウンドソルジャー・d21241)
    新堂・柚葉(深緑の魔法つかい・d33727)
     

    ■リプレイ


     福井県鯖江市は、眼鏡の町と言われている。
     特に眼鏡フレームのシェアは国内96%と圧倒的な数字を誇り、世界シェアでも20%。就業者の6人に1人は眼鏡産業に携わると言うから、伊達ではない。眼鏡だけに……。
     そんな眼鏡の町から、眼鏡の眼鏡による眼鏡の為の世界征服を目論む怪人達が、桃園の誓いよろしく3人揃って名乗りを上げたと言う。
     灼滅者一行は、怪人達の野望を打ち砕く為、鯖江へ飛んだのだった。

    「眼鏡の町というだけあって、そこらじゅう眼鏡だらけだね」
     成田・樹彦(サウンドソルジャー・d21241)の見回す目線の先、眼鏡関連の看板や文字が多く見て取れる。
     行き交う人達も、眼鏡率が高く思えるが気のせいだろうか。
    「眼鏡か。よく物語にある『眼鏡を取ったら美人』というパターンは俺は嫌いなんだよな。眼鏡をかけてても、いや、眼鏡をかけているからこそ美しいということも十分にあり得るのではないだろうか」
     そんな町の景色の中で、独り言を呟く立湧・辰一(カピタノスーダイーハトーブ・d02312)。
     彼自身眼鏡を掛けており、また眼鏡萌え属性だと言うから、その重要性は見に沁みて理解しているはず。
    「似合うか? シンイチ」
     と、そんな彼に声を掛けるのは、相棒のビート・サンダーボルト(ビート・ザ・スピリット・d05330)。
     今回は敵を誘き出す為の偽装として、眼鏡とそれに似合うスーツを着用しているのだが……
    「……ビート、ボタンはちゃんと留めろ」
     赤面して顔を逸らす辰一。それもそのはず、ボタンの外れたブラウスからは、大胆に胸の谷間が。いかに眼鏡好きの男子と言っても、眼鏡より先に目が行ってしまうのは不可抗力と言えよう。
    「お似合いですよ。私も久しぶりに掛けましたが、やっぱり印象が変わりますね」
     そんな二人のやり取りを見て微笑みつつ、自身も伊達眼鏡を着用している丹羽・愛里(幸福を祈る紫の花・d15543)。
     彼女もかつては眼鏡を愛用していたが、学園に来るのに前後してコンタクトに変えたという。
    「確かに。私もこの格好だと文学少女か何かに見えるでしょうか……」
     新堂・柚葉(深緑の魔法つかい・d33727)は、三つ編みに青いワンピース、そして当然マストアイテムの眼鏡という出で立ち。
     実際読書好きの彼女だが、確かに図書館が似合いそうな文学少女風である。或いは、ファンタジー世界の司書。
     そう言えばいつからであろうか、眼鏡っ娘は胸が豊かなキャラが多いと言う風潮が広まったのは。無論、そんな説に科学的な根拠は存在しない。しないが、眼鏡の似合う淑やかな女性の胸が大きかったら素敵だなぁと言うロマンは確かに存在するのである。
     ついつい胸の話が続いてしまったが、今回の主役は眼鏡。
    「そこの貴方達。見たところ、旅行者かしら? 地元の人間では無さそうね?」
     一行に声を掛けてきたのは、黒スーツ姿の眼鏡美女。キャリアウーマンとか、やり手秘書と言う表現が似合いそうな女性だ。
    「県外の子達なのに、そこまで見事に眼鏡を身につけるなんて、とっても有望だわ」
     こちらはグレーのタイトスカートに白いブラウス。優しくも厳しい、そして時折垣間見える大人の色香が思春期の男子を悩ませる(※個人の感想です)女教師タイプ。
    「はいっ、是非とも私達の仲間に加わって下さい。そして共に世界を眼鏡で満たしましょう」
     最後の一人は、三つ編み眼鏡の真面目そうな文学少女。軽くキャラが被っているが、胸部では柚葉に分がありそうだ。
    「……確かに、コンタクトよりも手軽ですよね。ファッションにあわせたコーディネイトもできるので」
    「そうなのよ! 眼鏡がお洒落じゃないなどと言うのはもう過去の遺物とも言える、古色蒼然たる発想なの」
     とっさに話を合わせた柚葉の手を取り、エキサイトする秘書。
    「あぁ。ダサいってのは昔の話で、今じゃファッションアイテムとして付けるのも少なくねぇよな」
    「全く仰る通りです! とてもスタイリッシュでセクシーでお綺麗ですし、貴女の様な方が仰ると説得力もひとしおですよ」
     ビートの言葉にうんうんと頷く文学少女。
    「眼鏡をちょっと変えるだけで、印象もがらっと変えることができますよね! こんなの他にはないですよ」
    「100点の解答だわ。やっぱり私達の見る目に間違いはなかったわね」
     更に愛里も調子を合わせて言うと、今度は女教師が賛辞を贈る。
     皆、見た目は聡明そうだがチョロい。
    「こんな逸材に出会えて、今日はツイているわ」
    「本当ね。これなら一気に勢力を拡大出来そう」
     満面の笑みを浮かべて、今後の展望に胸を膨らませている様子。
    「あ、そうそう……申し遅れました。私達は鯖江眼鏡っ娘怪人。いずれはSBA48くらいになるかも知れませんが、今はまだ貴方達を加えて8人ですね」
    「君たちが侵略の鯖江眼鏡っ娘怪人? はっ、笑わせないでよ」
    「え?」
     和やかなムードで会話していた一同に、冷や水……いや液体窒素を浴びせる樹彦。一瞬何が起きたか解らず凍り付く眼鏡っ娘達。
    「そっちの女の子(女学生)はともかく、そっちの二人、眼鏡っ『娘』なんて名乗って恥ずかしくないの? もしかしてそう名乗れば若く見えると思っている? そうだとしたら凄い滑稽なんだけど」
    「……」
     フリーズ状態の彼女達を余所に、樹彦は立て板に水とばかりズバズバ指摘してゆく。
    「そうだ、僕が君たちに相応しい名前つけてあげる。『恥さらし年増眼鏡怪人』。どう、ぴったりでしょ」
    「……こ、こ……このクソガキがぁぁーっ!! ちょっと眼鏡掛けてると思って下手に出りゃ、言うに事欠いて恥さらし年増だとぉぉ!? ブチ殺すっ!!」
    「初めてですよ、この私をここまでコケにしたおバカさんは」
    「お、落ち着いて下さいお二人とも」
    「黙れ小娘! 自分だけ若いからともかくとか言われて良い気になってんじゃねぇー!」
    「そ、そんなつもりないですぅ」
     何かもう、大混乱状態に陥る眼鏡っ娘達。
    (「……やっちまうか」)
    (「ですね」)
     灼滅者達も、余りに隙だらけの彼女達を見て密かに目配せ。スレイヤーカードを取り出した。


    「我、草卒ならず、なすべきをなさん――カピタノ・スーダ・イーハトーブ! 銀河を超えて鯖江に見参!」
     眼鏡を外し、ご当地ヒーローの力を覚醒させる辰一。
    「さぁ、ジャムセッションの始まりだ!」
     ビートも愛用のバイオレンスギターを構え臨戦態勢を取る。
    「大体ねぇ、私の若い頃はねぇ!」
    「い、今その話は関係無いと思うんですがっ! とにかく、貴重な戦力になってくれるかも知れない人達なんですから、ここは一つ穏便に話し合いを」
     が、眼鏡っ娘達は依然として、樹彦の処遇を巡って揉めに揉めている。
    「……いくぜ」
    「金色堂ビーム!」
     ビートが情熱的なステップを踏むのに合わせ、岩手のご当地パワーを篭めたビームを放つ辰一。
    「うぎゃあっ!?」「なっ、何!」
     背後から思い切り不意を突かれ、あたかも信じて居た友人に刺された古代ローマの英雄の如く、愕然とした表情を浮かべる眼鏡っ娘達。
    「あ、あなた達まで! 一体何故です!」
    「眼鏡には眼鏡なりのよさもありますが、コンタクトにもまた違ったよさがあるんです。それを選ぶ自由はあると思いますが?」
     抗議がましく言う文学少女に応えつつ、愛里はクロスグレイブを女教師へと振り下ろす。
     ――ガギッ!
     指示棒を構え、とっさにその一撃を受け止めようとする女教師だが、大きな衝撃に表情を歪めてよろめく。
    「大いなる魔力よ、今ここに集え!」
     更にこの好機を逃さず、指輪に篭められた魔力を撃ち放つ柚葉。
    「がふっ!」
     女教師は防ぐ事も回避する事も出来ない姿勢で、腹部に直撃を受ける。
    「せ、先生! 仲間割れしている場合じゃないです。全力で行きましょう」
    「どうやらそれが最善策の様ね」
    「お、おのれ……眼鏡を掛けながら私達の理想を解さないなんて……なんて出来の悪い子達なの! 厳しい教育が必要みたいね」
     ばりばりっとブラウスを破り、強化骨格風の何かに身を覆うと、眼鏡女教師怪人の本性を現す。
     これに続いて、秘書と少女も悪の組織の女幹部風に変身を遂げてゆく。
    「たっぷりと矯正して、二度と眼鏡っ娘の娘の部分に異論を唱えられない身体にしてやるわ」
    「そこ?」
    「矯正が必要なのはおまえらの方だ!」
     言いたい放題言っている三人に言い返しながら、跳び蹴りを見舞う辰一。
    「さっきは不意打ちを受けたけれど、今度はそうはぐうっ!?」
    「眼鏡はなんとも思わないが、押し付けはよくねぇぜ」
     ビートは辰一と対角線上になる位置へと回り込み、教師の死角から制約の弾丸を見舞う。
    「くっ、コイツら……戦い慣れている?!」
    「いえ、私達の正義がこんな所で破れる筈はない!」
    「そうです! 正義は私達に――」
    「有りません。眼鏡を大事に思う気持ちは分からなくもないですが」
    「それを押しつけるあなた達は間違っています」
     士気を鼓舞しようとする彼女達に、愛里と柚葉がぴしゃりと告げる。無論、告げただけではない。愛里の足下からは影が疾走し追撃を掛け、柚葉は言霊を紡いで味方の手傷を癒す。
     灼滅者達の動きには、わずかな無駄も無い。
    「眼鏡の、眼鏡の理想を叶える為にぃっ!」
    「遅いっ!」
     指示棒を振り上げる女教師怪人に対し、ワンテンポ速く懐に飛び込む樹彦。彼の振るった龍砕斧は、顔面を捕え、眼鏡を真っ二つに破壊する。
    「ば、ばかなぁーっ!!」
     断末魔の悲鳴を響かせて、粉々に爆発する女教師怪人。なぜ爆発するかと言うと、怪人だからとしか言いようが無い。
    「せ、先生!?」
    「くっ……だが奴は所詮、眼鏡っ娘最弱。我々の露払いに――」
    「厳美渓キック!」
    「ぐっは!」
     今度は辰一のご当地キックが直撃し、吹き飛ぶ秘書怪人。
    「き、貴様、台詞の途中に攻撃するとは」
    「いつも以上にぶっ潰してぇ気分なんだよ」
     特に眼鏡に対して悪いイメージが有ったわけでは無いビートだが、眼鏡好きを標榜する相棒のせいか、若干戦意が高まっている様子。炎に燃えさかるギターを最上段から振り下ろす。
    「おのれ……この程度でやられはしない! 眼鏡秘書ビーム!」
     ギターの強烈な一撃を、眼鏡から放つ怪光線で相殺する秘書。
    「回復を!」
     文学少女も眼鏡と交わした闇の契約によって、秘書に傷を治癒してゆく。
    「ちっ、悪あがきを」
    「大丈夫。集中して押しましょう」
     緑色の妖槍「瑞枝~常磐~」を構えた愛里は、その穂先に魔氷で形成した氷柱を生じさせる。
    「いくよ! 年増なんかに負けてたまるか!」
    「はい、援護します」
     間合いを詰める樹彦と共に、愛里の妖冷弾と柚葉の放つ制約の弾丸が秘書を捉える。
     集中的な波状攻撃の火力は、文学少女の回復で補えるものではなく、ついには彼女の眼鏡も粉々に砕け散る。
    「眼鏡よ……永遠なれ!」
     そして本体もまた、激しく爆散した。
    「……や、やりましたね皆さん。これで眼鏡を騙る怪人はいなくなりましたよ」
     パチパチと手を叩きながら喜ぶ文学少女。
    「いやいや」
    「……あ、貴女が私の代わりに爆発すればいいんです!」
    「きゃあっ!」
     灼滅者の仲間に成りすまそうとした文学少女だが、企みはあっさり露見。今度は柚葉に掴みかかり、入れ替わると言う、強引な手に出ようとする。
    「往生際が悪ぃぞ!」
    「あなた達が居なくなっても、鯖江市の眼鏡産業は大丈夫だと思います……」
     当然そんな手が成功するはずもなく、5人の集中砲火を浴びて呆気なく眼鏡が破壊される。
    「次に産まれる時は……眼鏡に……」
     眼鏡を失った文学少女は最後にそう呟くと、やはり爆発して跡形も無く消え去った。


    「散り際は潔かった様で……特に後片付けは必要なさそうです」
     特に戦いの痕跡や、破損した物も無かった。柚葉は確認して皆に告げる。
    「……」
    「しけたツラしてんじゃねぇよシンイチ。元気出せ。な」
     先述の通り、眼鏡っ娘萌えな辰一は、少なからず感傷的な気持ちになっている様だ。
     そこに、肩を組むように身体を密着させて慰めるビート。
    「……ビート、からかうのもいい加減にしろ」
     豊かな胸を押しつけられ、再び赤くなりつつ言う辰一。
     けしから羨ましい。
    「せっかく来たのですし、この辺りを観光して行きませんか?」
    「レッサーパンダが沢山いる動物園とか、つつじで有名な公園。眼鏡の博物館……史跡も割とあるみたいだね」
     愛里の言葉に、観光パンフを捲る樹彦。
     鯖江に限らずとも、福井県には観光名所も多い。

     かくして、眼鏡による世界征服を目論んだ怪人達の野望は打ち砕かれた。
     灼滅者一行は、平和の戻った町を今しばらく満喫した後、帰途に就くのだった。

    作者:小茄 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2016年3月31日
    難度:普通
    参加:5人
    結果:成功!
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