大都市の中にも桜の名所がある。
この時期に見頃を迎える井の頭公園は、その代表格と言っていいだろう。
多様な桜が楽しめることでも有名な花見スポットだが、特に見事なのが、園内の桜の半数を占めるソメイヨシノだ。
薄紅色を花開かせた桜木は、広々とした井の頭池を囲むように咲き誇り、風に舞う花弁もまた美しい景色を描き出す。水面に漂う無数の花片が作り出すのは、花筏と呼ばれる幻想的な光景だ。
「お花見に行ってみない?」
近場だからこそ、余り足を運ぶ機会がなかったのだと橘・レティシア(大学生サウンドソルジャー・dn0014)は続けた。
園内ではシートを広げて宴会に興じたり、ボートに揺られながら花を眺めたりと、それぞれの楽しみ方で麗らかな春のひと時を過ごすことができる。池を一望できる七井橋からの光景も、美観としてよく知られているところだ。
「昼の桜もいいけれど、夜桜もいいわよね」
澄んだ空気の早朝、花見客で賑わいを見せる昼、夕焼けに桜が映える黄昏時、そして夜桜――園内の景色は、時間帯によって違った味わいをもたらしてくれるに違いない。
「売店では焼きそばとか、たこ焼きが有名みたい。ソフトアイスもあるそうよ」
花より団子と食べ物に舌鼓を打つのも、また楽しみの一つだ。
「静かなところで眺める桜もいいけれど、賑やかなお花見もきっと楽しいと思うの」
賑わう人々の声を想像して、レティシアは顔を綻ばせた。
桜が織り成す春の情景が、訪れる者を迎えてくれることだろう。
●同じ景色の中で
早朝の井の頭公園、七井橋には、並んで景色を眺める柚羽と紫月の姿があった。
「此処は池沿いに咲く桜が一望できますからね」
池にはまだ船影もない。賑わい出す前の眺望は、この時間ならではのものだ。
「近くでお花見もいいですけれど、少し離れた場所から見るのも一興なのですよ」
柚羽が横目で見ると、紫月は眠たげに目を細めていた。
「……池に落ちれば目が覚めるでしょうか」
ぽつりと言った柚羽に、僅かな間を置いて、
「大丈夫、起きてるから……また水中に突き飛ばされるのは、勘弁願いたい……」
「冗談ですから安心してください」
風が吹き、岸辺の桜が花びらを宙に舞い踊らせる。
(「――俺はこの公園自体、来るのが初めてだから、ここの桜は初めて見る」)
広がる風景には、柚羽が表現した通りの趣がある。
「離れた所から沢山の桜を楽しむのも、また違った味があるな」
「私は結構此処が好きなのです。亀さんやカモさん、鯉さんも見られるので結構一人で来ていて、此処でぽえーっとしています」
それは何気なく響く、しかし紫月にとって大きな意味のある言葉。
(「ゆーさんがふらっと居なくなっている時は、ここに来れば居るのかな」)
「そういえばね、しーくん」
軽く顔を向けた紫月に、柚羽が景色を眺めながら言う。
「この橋を抜けて、公園を抜けたその先、住宅街の中に、隠れ家みたいに小さな雑貨屋さんがあるんです。そこに、後で行きましょうか」
紫月は微笑と共に頷きを返した。
賑わいを増しながら、朝の時間は穏やかに流れていく。
それからもう暫くの間、二人は隣り合って水上の佳景を楽しんでいた。
●君と桜を
清新な春の息吹に満ちた朝のひととき。
朝日に煌めく桜を見上げながら、朔楽と花音は二人並んで池沿いの遊歩道を歩いていた。
「桜がきらきら朝の光を浴びて……とても綺麗ですねっ」
待ちかねていた春、一番好きな季節の到来――そのかけがえのない時を朔楽と過ごすことを、花音は心待ちにしていた。
「そうだね……本当に綺麗だ」
朔楽の想いもまた一緒だった。花音とはこれが初めての花見になる。
「僕は編入するまでは奈良から出た事なかったから、大和の桜が一番だと思ってたけれど……東京の桜も綺麗だね」
鑑賞する者の心如何で桜の印象は変わる。この桜たちをより一層、引き立てているのは、
「……花音さんと一緒に見ているから、かな?」
不意の一言に、花音が頬を薄く桜色に染め、そして花開くように綻んだ。
「ここ桜が凄く多いんだね。あ、向こうは花筏になってるよ」
「本当、桜色の池みたいですっ……」
花音が感嘆したのと同時、一陣の春風が吹き渡った。
「っと、わわ、すごい風だ」
花音を庇うように前に立ち、風よけになる朔楽。ソメイヨシノ色の髪が風になびく。
「花音さん、大丈夫?」
「は、はいっ。すごい風でした……」
「あ、花音さん見て!」
朔楽の声にそっと目を開き、指し示された方を見る花音。
二人の桜色の瞳に映しだされたのは、一面の花吹雪だった。
「空も湖面も凄い花吹雪だよ! 綺麗……!」
暫し言葉もなく、絶景に見入る二人。
「また来年も朔楽さんと一緒に桜を見たいな……。これからもずっと一緒に……」
はらはらと風に舞う花びらを前にして、花音は心に浮かんだままの言葉を紡いでいた。
「うん、また一緒にこうやって桜を見よう」
穏やかさの中に確かな想いを秘めて――朔楽はそっと花音の手を握った。
●桜の池に揺蕩いながら
「ボート乗ってみたい」
賑わうボート乗り場の前で足を止めて、郁が修太郎に言った。
「ボートかあ」
修太郎は『ボートのりば』とある入口の看板を見上げて、
「……子どもの時に乗って、岸辺からどんどん離れていった記憶が」
「え」
「いやいや何でもないよご希望とあらば頑張るよ!」
暫し後、二人の姿は井の頭池を行くボートの上にあった。
オールを手に舟を操るのは、修太郎だ。
「えっとはい、この辺で大人しく揺られることにしよう」
進行方向に気を配りながら、無難な位置にボートを止める修太郎。
岸辺の桜からひらひらと花びらが舞い降りてくる。
「あ、これ、大條くん用ね」
郁が差し出したのは、珈琲の入った魔法瓶だ。
「なに、わざわざ用意してくれたの? 僕用に?」
昼食はここに来る途中で買うことになっていたので、良い意味で予想外だった
ありがとね――修太郎のその一言に、郁が顔を綻ばせる。
「でも、また今度さ、椿森さんのロールサンド食べたいな」
「食べたいって言われたらうれしくなる。うん、じゃあまた作るね」
岸辺には爛漫の桜。船の周りには、漂う花片が織り成す花筏。
「水上から眺める桜って雰囲気違うね」
このあいだの夜桜も綺麗だったけど――郁は思い返しつつ、水面に漂う桜に手を伸ばして触れてみる。郁が楽しげに作った波紋で、小舟のように花弁が揺蕩う。
(「微笑ましいというか可愛いというか」)
郁を眺めながら、修太郎は楽しげに。
どきどきする気持ちあなたも持ってくれていたらいい――郁が視線を流すと、
「ああでもさ、水の上って何となく怖くない?」
思わずはにかんだ郁に、修太郎が続けた。
「……そんな笑い方されると心臓がきゅってなるでしょ」
●椹野兄妹の過ごし方
天蓋のように花開いた桜の下にシートを敷き、渉と海が広げるのは椹野兄妹特製弁当。
と言っても、渉のそれは大量のおにぎらずを弁当箱にただ詰め込んだという風情で、
「ゆでダコが米から家出してやがる! べ、別に俺が不器用とかじゃねーからな!」
「渉お兄ちゃんのは手作り感満載ね。見た目がとってもあたたか」
海が用意してきたのもまた、おにぎらずだったが、
「あたしのチーズおにぎらず、どうかな。ちょっと変化球を狙ってみたの」
「……んまい。白飯にチーズって意外とイケるな」
「気に入ってもらえて嬉しいな。……わ、大きいゆでダコが入ってて美味しい!」
その間にも渉の手でどんどん数を減らしていくチーズおにぎらず。
海は嬉しそうに笑うと、渉の作った別のおにぎらずを見て、
「あ、こっちは具が違うの?」
「そっちのはアボカド納豆だぜ。アボカドは神だろ?」
独特といえば独特だが――海が手を伸ばし、試食するように口にする。その瞳が輝いた。
「アボカド納豆、癖になる味!」
桜を眺めながら空腹を満たした後は、どちらともなくゲーム機を取り出して狩りの時間。
(「これが俺ら椹野兄妹のクールな花見の楽しみ方だぜ……!」)
画面の中で、武器を構えた二人が咆哮する巨大獣に立ち向かっていく。
「フォローはあたしに任せて! 一気に畳みかけちゃいましょっ」
さらさらと花々が音を立てる中、激戦を示す戦闘音が響き――熱中する渉と海。
やがて勝利を告げるBGMが二人を祝福した。
海の画面上に、はらりとひとひらの桜の花びらが落ちてくる。
「桜の木の下でモンスターを狩るのもなかなか乙だな」
普段と同じ過ごし方なのに、不思議と特別に感じられるひととき。
薄紅色の花弁を指に乗せた海は、自然と顔を綻ばせていた。
●春と桜の食事会
「桜もすっかり満開ですね」
紗里亜が昼食の入った荷物を手に、八重咲きの花々を見上げて微笑んだ。
「いやはや、本当に良い天気ですねぇ……」
流希がシートの端を持って広げながら呟くと、
「いい場所取れてよかったな」
もう片方を手にしたファルケが軽く辺りを見回しながら言った。
美しく花開いた桜の下、星空芸能館の人々は幸運にも落ち着ける場所を確保できていた。
「みんなでお花見うれしいな~♪」
ひらひらと花を舞い散らせる桜を見上げながら、シートの上でくるみが楽しそうな声。
「やっぱりこの季節は桜♪ 桜ですよね♪」
「お昼を食べつつお花見、とは贅沢じゃな」
えりなもまた声を弾ませ、心桜が穏やかな面持ちで頷いた。
「サクラって綺麗ですね」
重なり咲く花々を見上げながら柚澄が続ける。
「薄い桃色で、小さい花が沢山咲いていて、その咲いた樹が沢山生えていて……」
「ああ」
柚澄の隣に座ったファルケが応じて、満開の花を付けた枝々を指差しながら、
「一般に桜が華やかなのは、一つのつぼみから複数の花が開くからだな。他と比べて花の数が段違いってやつさ」
サクランボは……別なのかな? 小さく口にした柚澄の疑問には、
「いや、サクランボはちがうぞ、一応桜の仲間だけどっ」
二人のやり取りを微笑ましげに聞きながら、紗里亜が食事の準備を整えていく。
「皆は何を用意したんでしょう……?」
今回は『春』をテーマにした料理を持ち寄る事になっていた。
「私が選んだのは屋台で売ってたさくらソフト♪ それからさくらサイダー♪」
「わらわは桜餅とお花見団子じゃ。桜の緑茶もポットに入れておるぞ」
もちろん買ったものでもよく、料理は余り自信がない、というえりなと心桜も、季節に合わせた取り合わせで食事会に彩りを添える。
「色々考えたけど、ボクはこれにしたんだよ」
くるみが広げたのは、春をイメージした桜デンブを混ぜ込んだ『桜おにぎり』。デザートには、桜あんが入ったバタークリームを詰め込んだ『桜マカロン』を。
「ボクはラズベリーパイを作ってみました」
柚澄が持ち寄ったのは、故郷から送ってもらったというラズベリーをふんだんに乗せて、甘酸っぱく仕上げた一品。
「パイ生地も、手作りですよ?」
続いて紗里亜が蓋を開けると、そこには春を詰めたお稲荷さんが。
具は筍、桜エビ、フキ味噌、桜の塩漬け。
春らしいその取り合わせに、えりなが感嘆して、
「春のお弁当、とっても美味しそうです♪」
「ふふ、作っている時から春の香りにウキウキでした♪」
流希もまた料理の腕を存分に振るっていた。
「春をテーマにした料理を、という事でしたので……お口に合えばいいのですがねぇ……」
控えめに差し出されたのは、桜茶と、桜ジャムをあしらった見事なシフォンケーキだ。
「流希さんは桜ジャムのシフォンケーキ……ですか。このさくらソフトと勝負♪ ですね」
「ほれ、飲み物なしで食べ物ばかりじゃ持たないだろっ」
ファルケは食べ物ではなく、敢えて茶に拘ることにした。
「消化にいいハーブティに、煎茶、紅茶、コーヒーを各魔法瓶に詰めておいたぜ」
その他にも、
「これは桜餡の串団子じゃな。こっちは桜まんじゅうかえ?」
「甘味マップ作っていいとこどりしてきたぜ。甘味の探究者を甘く見るなよ」
「すごいのう。幸せになるのう」
甘党な心桜が、次々と並べられていくデザートに心を弾ませる。
やがてそれぞれの品が揃い――頂きます、の唱和と共に桜の下の食事会が幕を開けた。
「この桜おにぎり、よく出来てるな。そっちのももらうぜ」
くるみの桜おにぎりと紗里亜のお稲荷さんを味わうファルケ。
もらったさくらサイダーを口にして、くるみが瞳を輝かせる。
「しゅわしゅわでいい香り!」
「サクラのアイス、綺麗な色ですねぇ……」
「くるみちゃんの桜マカロンも美味しいです」
柚澄が春らしい味わいに笑みを含む。
「紗里亜嬢と紅羽先輩のお料理対決……」
心桜がお稲荷さんとシフォンケーキを並べて、交互に食べ比べる。
「う、なんて高レベルな戦い……どちらも美味しい……!」
春を象徴する風景と仲の良い談笑が、それぞれの料理の味わいを更に深めていた。
「いやはや、桜の下、皆さんで持ち込んだ食べ物に舌鼓を打ちつつ、交友を深めるとは……。楽しいものですよ……」
ファルケがお茶を淹れ直し、心桜と流希の桜茶も食後に落ち着いたひと時をもたらす。
(「折角用意してきましたし……BGM代わりに爪弾いてみましょうかねぇ……」)
流希が奏でるのは麗らかな春の陽気によく合うスローテンポの曲。
「……平和ですねー」
「なんだかいい気持ち……」
春の陽だまりの中、紗里亜がしみじみと言って、くるみは少しうとうとと。
「ファルケさん、ボート、乗りませんか?」
「ほえ、ボートに乗りたい? しょーがないな、ほい、いくぞ柚澄。揺れるかもしれないから、気をつけろよ」
「桜も綺麗で、のんびりだけど、賑やかで……♪ 素敵なお休みになりましたね♪」
お茶を手に平穏な春の情景に身を置きながら、えりなが微笑んだ。
●花も団子も、贅沢に
夕日に染まった桜もやがて薄闇に包まれ、街灯に照らされて夜桜の装いを見せる。
春と言っても、夜はまだ肌寒い。
「んー! たこ焼きのあつあつ感が幸せー」
「夜桜の下で食べるたこ焼き、美味しいワア。……はふはふ」
満開の夜桜を視覚で楽しみながら、霞とオリガは湯気の立つ味覚に舌鼓を打つ。
これぞ花見の醍醐味ってやつかしら――オリガは風に舞う花びらを眺めながら思い、
「それにしてもカスミちゃん、しっかりお店チェックしてるのね!」
「花より団子ではなく花も団子も、だよ! 花見だもの、贅沢しても許される!」
「その精神、私も好き。欲張っていきましょう!」
霞が軽食類を手に、オリガと分け合いながら食べ歩きを楽しむ。
「散った桜が池に広がって絨毯みたい……えーと、これ知ってる、確か花筏って言うんだよ!」
「あら、カスミちゃんは色々知ってるのね、花筏か……」
暫く歩きながら夜桜見物を続けた後――霞とオリガの姿は七井橋の上にあった。
「幻想的ね……桜の淡い色が灯りに映えて淡く光っているみたい」
感嘆するオリガの横で霞も景色に目を輝かせていたが、ふと真剣な顔をして、
「アイスは食べると冷えるとわかっていても……食べなくては!」
どこからともなく二人分のアイスを取り出す霞。
「え、アイスも食べちゃうの!?」
とは言いながらも、オリガも夜桜を鑑賞しながらアイスを口にしていた。
夜風が二人を包む。
「うう、今頃アイスのおかげで冷えてきちゃった。オリガちゃんあっためてー!」
考えることは二人一緒。
身を寄せ合うのと同時に目が合って、オリガは花が綻ぶような笑みを浮かべていた。
●二人、歩む道
「この季節はやっぱいつもと違う感じがするよな」
見慣れた公園ではあるけれど――夜桜を見上げながら、雷歌は共に歩く華月に言った。
日が暮れると流石に少し肌寒いかなと、澄んだ夜風を感じながら、華月も桜を仰ぐように、
「でも夜空の天幕に、桜の花がほんのり灯りを灯す様に浮かび上がって。幻想的なくらいに綺麗なの……!」
宙を舞う花びらを追いながら、花吹雪の中でくるくる踊るように足を運ぶ華月。
「ほら、転ぶなよ?」
気遣う雷歌の声に、華月は足を止めて笑みを返した。
「二人で最初にお花見したの、ここだったね」
「あぁ、懐かしいな……」
思い出すのは春の一幕。この公園の人混みを手を繋いで歩いた記憶。
「あの時はドキドキし過ぎて、顔を見る事も出来なかったっけ」
当時は手を繋ぐのすら理由が必要で――雷歌もあの日のお互いを振り返って、
「今はもう、こうしてちゃんと向き合って話せるようになったな」
「あれから三年も経つんだね……何だか不思議なの」
同じ時間を共有し、想い出を重ねて。常に並んで歩けるわけでもなく。
(「去年の春には、先行く貴方を見送った……だから今年の春は追いかけてゆくの」)
毎年の桜の景色が、深まる想いに彩られていったように。
(「愛しいと想う気持ちは変わらず……でも、あの頃よりも更に強く深く、雷歌さんのことを想うから」)
雷歌もまた桜を仰いで、
(「少しだけ先を歩いて、いつでもお前を迎えられるように」)
華月が願い、雷歌も想いを込める。
――また一緒に未来へと歩めますように。
――また来年も、こうして桜を見られるように。
「さて、行くか?」
そっと華月の手を取る雷歌。
華月はその手をしっかりと握り返した。
「うん、一緒にね!」
作者:飛角龍馬 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2016年4月14日
難度:簡単
参加:19人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 3
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