●殺戮の宴に魅られし時
「……全く、歯応えの無い奴らだな。これくらいで倒れられちゃ、遊びにもなんねぇじゃねぇか」
と言うのは、片目に大きな傷跡を残した、何処か狡猾そうな男。
しかしその手に握られているのは……血のしたたり落ちるナイフ。
そして目の前に倒れているのは……本当に偶然、その場に居合わせた一般人達。
……その男は六六六人衆の殺人鬼。
まるでメシを食べるかの如く、一般人達を倒し尽す事。それは何の目的がある訳でもなく、ただ気まぐれに……。
『……う、うぅぅ……』
……ほんの僅か、まだ息の根が残っていた一般人の男に。
『た、たすけてくれ……ぇ……』
そんな事を言う、何の罪も無い一般人に対し。
「はぁ? んな事聞き届ける訳ねーだろ。ほら……死んで貰おうか!!」
と嬉々とした表情を浮かべ、彼は彼の息の根を止めるのであった。
「これがこう……と……お、皆集まったか! よし、それじゃ俺の脳に秘められた全能計算域(エクスマトリックス)から導き出された生存経路を元に、お前等に説明してやるぜ!」
神崎・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)は、半ば解いた状態のルービックキューブをその場において、説明を始める。
「今回皆に依頼したい事件ってのは、ダークネスが一つ、六六六人衆が一人、三一九の番号を持つ奴を倒してきて欲しい、という依頼だ!」
「皆も知っての通り、バベルの鎖の力による能力でダークネスは予知が可能だ。しかし俺の予測した未来に従えば、その予知をかいくぐってダークネスに迫る事が出来るって訳だ!」
「勿論六六六人衆はダークネスの中では強力な相手だが、ダークネスを灼滅する事こそ、灼滅者である皆の使命。という訳で厳しい戦いになるだろうが、宜しく頼むぜ!」
そして、続けてヤマトは。
「ダークネスは、新橋の歓楽街で惨殺事件を起こそうとしている。この惨殺事件を防ぐ為には、皆が繁華街を、何も知らない一般人のフリをして歩き回る事になる」
「彼は先ほども言った通り、六六六人衆の一員だ。たった一匹であるとはいえ、六六六人衆に連なる為、強力な戦闘能力を持つ……皆が力を合わせても、まだ多少不利だろう」
「また、周りには何も知らない一般人がいる……彼らの被害も、出来る限り防がねばならない……二つの事を同時に行わなければならない訳で、皆には多くの負担を掛けることになるが、必ず果たせると信じてるぜ!」
そして、最後にヤマトは皆の肩を強く叩いて。
「状況は予断を許さない。だが、お前達ならばきっとダークネスを灼滅する事が出来る筈だ。そう俺は信じてる……だから、宜しく頼むぜ!!」
と、力強く送り出すのであった。
参加者 | |
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戌井・遙(星降る夜・d00620) |
黒洲・智慧(九十六種外道・d00816) |
エレノアール・エイリアス(ヴィヴィセクトフェアリー・d03569) |
海保・眞白(真白色の猟犬・d03845) |
八十神・シジマ(黒蛇・d04228) |
四条・識(シャドウスキル・d06580) |
永守・護々那(この身は誰かを護る楯・d08745) |
朧月・咲楽(本とともに狂う者・d09216) |
●血の薫り
東京都港区は新橋……サラリーマンの町とも呼ばれるこの町には、沢山の小料理屋や飲み屋が建ち並ぶ。
そんな宵闇に包まれたその町を……警戒しながら歩く灼滅者達が居た。
「しかし……六六六人衆が相手となるか……なんだろうな、昔の自分自身を見ている様で、どうも嫌になってくるな……」
「ああ……全くだ」
四条・識(シャドウスキル・d06580)に、八十神・シジマ(黒蛇・d04228)が唇を噛みしめて頷く。
六六六人衆……つまり、殺人鬼である彼らの宿敵。
多くの人を殺す、殺す、殺す……そんな者達。
「しかし本当に厄介な相手だ……ほらみろ、こんなに人が多い所。ここで殺戮の宴を開くなんてな」
「ああ……全く意味も知らされずに殺されるなんて、な?」
海保・眞白(真白色の猟犬・d03845)に、朧月・咲楽(本とともに狂う者・d09216)が肩を竦める。
そんな二人の言葉に……エレノアール・エイリアス(ヴィヴィセクトフェアリー・d03569)は、周りに人が僅かに切れたタイミングで。
「でも、意味も知らずに殺されるなんてありえませんわ!! そう、美しい内臓、血管、神経、筋肉……それらは死んでしまったら、その美しさをみるみる内に失ってしまいますもの。そんな美しいものを壊す行為など……絶対に許せませんわ!!」
彼女の矜持が、殺しを続ける六六六人衆の行為を許すなと叫んでいる。
無論六六六人衆の行為を許す訳にもいかない……被害者を出すわけにもいかない。
それは灼滅者である、今此処に居る者達、全てに共通する認識。
「……なるべく、いや……全く被害者を出さない様にしないとな」
「ええ。犠牲者は何人までなら、なんて妥協はしたくないです。出さない様に、今の全力を尽すだけです……!」
戌井・遙(星降る夜・d00620)に、永守・護々那(この身は誰かを護る楯・d08745)も意思を強く告げると。
「そうだ。ホントに大変だけど、頑張らないとダメだ。避難させ終わるまで、何とかしないとな?」
「ああ……絶対に止めねぇと、な」
遙から識に言葉を紡ぐ。
そして、全てを纏めるように。
「それじゃみんな、油断せずに頑張って行こう……囮作戦しか方法も無いがな」
と、シジマが言うと、黒洲・智慧(九十六種外道・d00816)が。
「えそうですね。ともかく囮としてこの新橋を歩き回るしか手段は無いですしね。しかし灼滅者然した雰囲気で歩き回ってしまっては、六六六人衆への対峙も鎖に阻まれてしまう事でしょうか……」
顎に手を当てて、僅かに逡巡。それに。
「……ええ。それならば……ツーマンセル位で動くのがよさそうですね。とは言え離れすぎては元も子もありませんから……出来る限り近くに居るようにしましょう」
「了解だ。それじゃ一端この場は散開しよう」
護々那に識が頷き、そして灼滅者達はそれぞれが別れ、新橋の町を歩き始めるのであった。
●殺戮訪れ
そしてすっかり深夜の帳が落ちた新橋。
平日の深夜だと言うのに、サラリーマンの数は依然として多い……まだ幸いなのは、もう深夜近くだから、その人影もかなりまばらになりつつある、という事だけだろう。
「チッ……こんな所で好き放題しようとしやがって……」
「全くだ……」
舌打ちする遙に、こちらも頷く識。
「さて……片目に大きな傷跡を残した、何処か狡猾そうな男、でしたか……先ずはその特徴を持つ方を探し出し、彼が凶行に及び、被害者が出る寸前までには止めに入りたいですね……間に入り、一撃を受ける覚悟でも、被害者は出したく在りません」
「ええ……しかし、その顔を隠している可能性もありますものね? 顔だけで判断するのは難しいかもしれませんし……それら含めて警戒致しますわ」
と護々那にエレノアールも頷き合い……そして、シジマは。
「さぁて、タネも仕掛けもあらへんよ、ってね♪ ほーら、ちょいとコレを見てみいーやー♪」
そんな感じで、鋼糸で和紙を薄く切るパフォーマンスで、酔いどれサラリーマンの拍手を受けていたり……と。
……そんな陽動作戦を暫し灼滅者達が続けていると……。
『……へへ。さぁて……面白い事になりそうだなぁ?』
低く、ほとんど誰へも聞こえない位の声で呟く男……そして、彼らの周りには、何も知らずに歩いている一般人達。
……そして男は……周りに鋭い視線を向けるとともに……クックック、と退く笑う。
足取りは確実に……そして、殺人鬼特有の、死へと繋ぐオーラがその身から発せられる。
『……さぁて……それじゃぁ始めるとするかぁ……?』
ニヤリ、と微笑む彼。解体ナイフをキラリと懐から取り出し……そして……常人離れした素早い動きで、そのナイフを掲げ……斬りかかる。
「っ! みんな!!」
「ああ! ほら、何か俺に用やろうか?」
その動きを鋭く感知し、識の叫びにシジマがさらりと言い放つ。
そしてその声に応じ。
「……狂乱の宴」
「フェアリーコール!」
「……この身は誰かを護る盾となる!」
智慧、エレノアールがスレイヤーカードを取り出し、解除。
他の灼滅者達も、一斉にスレイヤーカードを取り出しながら、遙、智慧、咲楽、護々那の四人が取り囲み、すぐさま護々那がワイドガードで前衛陣にバッドステータス耐性を付加。
「さぁ、皆様、すみやかにここから離れ、おうちにお帰りなさい!! グズグズしていますと、いらぬ怪我を致しますわよ!!」
『ぅぅぅ……ワン!!』
エレノアールと彼女の霊犬、てんだろが叫び吼え……王者の風とともに一般人を威嚇し、無気力へとたたき落す。
加えて遙、識が。
「いいか、ここから離れろ!! 死にたくなかったら逃げるんだ!!」
「ああ……ここに居ると死ぬぜ? 死にたくなかったら逃げな!」
と、パニックテレパスと殺界形成を次々と使用し、一般人達はその扇動に従い、パニックの儘にその場から逃げ出していく。
『てめぇら、邪魔するんじゃねぇよ……あぁん!?』
怒号とともに投げ放つ、左手、右手からの解体ナイフ。
一直線に、酒に酔っておぼつかない足取りの、一般人の男の心臓を貫く……声を出す間も無く、そのまま倒れ死に至る。
「くっ……殺しが楽しいかよ……ええ!? 楽しいんだろうなぁ……! なら一遍死んでこいッ!!」
怒りの声とともに、一般人との間に眞白、シジマ、識らも立ち塞がると。
「こっから先は……意地でも通さねぇ……! ディーヴァズ!!」
即座に眞白がディーヴァズメロディを奏で、催眠のバッドステータスを与えようとする。
……そんな灼滅者達の動きに対し、六六六人衆の彼は……そのバッドステータスを回避して。
『ほう、刃向かうってのか? 面白ぇじゃねえか……返り討ちにしてやるぜぇ!!』
殺人鬼として、洗練された動き……その動きで、続けての動きは手近にいた遙への斬断。
鋭い刃から放たれる一撃は重く、強力な刃となって、遥に一挙に半分近くのダメージを与える。
「く……っ!」
「……流石に現役の六六六人衆。単純に強い、か……だが、お前の凶行もそれまでだ。これ以上、人を殺させはしない!」
「……識、さんきゅーな!!」
すぐ識が、集気法で遥のダメージを回復。
しかし、その被害を全て軽減する迄には至らない。
「さすがに現役の六六六人衆……単純に強い、な」
「ああ、やはり強い……が、しかしこっちも負けはしない!」
識、咲楽が確りと彼を睨み付けるが、六六六人衆はくってかかる様に。
『へへへ! やれるもんならやってみろってなぁ!! だがオレの殺しに贖えるヤツなんていねぇんだよぉ……ほらなぁ! ハハハハハハハ!!』
その笑いはまさしく狂気……しかしそんな彼へ。
「悪いがお前の凶行もそこまでだ……これ以上、人を殺させはしない!!」
『はぁん? その減らず口、とっとと塞いでやらぁ!』
その言葉に対し、遥はヴァンパイアミストで自己強化。
智慧、咲楽はティアーズリッパーで連携しての攻撃を繰り出していく。
また、エレノアールも。
「てんだろ、遙様を回復するのですわ!」
その指示に従い、浄霊眼でてんだろが彼を回復。
しかし六六六人衆は、それら攻撃を、ギリギリを楽しむかの如く交して。
『ハハハハ! さぁて、それじゃ次の血を求めるかねぇ!』
再度解体ナイフを構える。
「どうした? 殺すならば、同じ殺人鬼を殺してみたいとは思わないか? それとも怖じ気づいたか、三下!」
『ハッ? 五月蠅ぇよ!』
そのナイフの軌道を、挑発したシジマに向けて放つ彼。
「絶対……護る!」
護々那はシジマに向けた一撃をカバーリングし、攻撃を受け止める。
ディフェンダーの効果により、ダメージは半分程度でどうにか留まる。
更にエレノアールは、もう一度。
「ほら、貴方方、早く逃げなさい!! もうこれ以上、殺したくありませんわ!!」
再度怒号とともに、残る一般人をどうにかその場から避難させる。
どうにか六六六人衆の殺すターゲットを、全てその場から失わせる……つまり、最低条件は達成した。
若かしながら、六六六人衆からすれば面白くない状況。
『くそ……しゃらくせぇな……てめぇらが邪魔したから、血が観れなくなっちまったじゃねぇかよ?』
「ああ……悪いがオレも元々そっち組だからな……お前の手の内は分かるんだよ。つまり、お前の負けだ、って事だ!」
半ば激昂した彼の言葉に、識はそう言い返す。
『ふん……興が削がれたぜ。ならてめぇらの血で我慢させて貰ぁ!』
舌打ちしながら、構える解体ナイフ。
その刃は、彼を取り囲む遙、智慧、咲楽、護々那に剥けられる。
解体ナイフが突き、差し、斬りを繰り出し、灼滅者達から血を迸らせる。
てんだろ、識が浄霊眼、集気法にて回復……無論それぞれ前衛陣の個人も、ヴァンパイアミスト、ブラックフォーム、闇の契約……とどうにか体力の維持へシフト。
そしてエレノアール、眞白、シジマの三人が、前衛陣の盾の狭間を縫って影喰らい、バスタービーム、封縛糸で攻撃を繰り出す。
「このバッドステータスの嵐に耐えてみろ!!」
と、眞白の宣戦布告。
『はっ、まぁ少しくらいはヤルみたいだなぁ!!』
灼滅者達の集中砲火……彼は楽しむかの様に声を上げながらも、攻撃を繰り返す。
……しかし、戦闘能力はやはり、六六六人衆の方が高いのは間違い無い様で……七ターン目。
『ほら、これでトドメ刺してやるぜぇ!!』
鋭い一撃。
「っ……かはっ!!』
護々那の心臓を、僅かにそれたが……それは致命傷。
がくり、と膝から崩れ落ちた彼女。
「護々那様!!」
「っ……は、ぁ……はぁ……」
呼吸するのも絶え絶えの彼女……。
それを護るが如く、遙、智慧、咲楽が再度陣形を横へと詰めてくが。
『ほぅほぅ……畏れないとは見上げた根性だぜ。じゃあ次に血祭りへ上げるのはお前だぜ!』
ニヤリと笑いながら、遙にそのターゲットを切り替える。
ディフェンダーに比べれば、当然喰らうダメージは遙かに大きい。
灼滅者側からの攻撃も、クラッシャーのポジション効果で倍加されるが……解体ナイフだけで飛び回るように動く彼に、攻撃を与えるのは難しい。
併せて10ターン目。
『ほらぁ、これで……二人目だぜぇ!!』
「う……あぁぁ……っ」
返り血を浴びて、恍惚の表情を浮かべる六六六人衆……そして、遙もその場に崩れ落ちる。
二人、倒れた状況に……圧倒的不利の言葉が念頭に浮かぶ。
「……皆、諦めるな!! 諦めたら、そこで終わりだぜ!!」
眞白が強く強く、自分に言い聞かせる様に叫ぶ。
そんな灼滅者達の言葉に。
『はっ……つまらねえなぁ? 刃向かうなら、それくらいの力を付けてきて欲しいもんだぜぇ? ケッケッケッケ!』
怒りを呼び起こす様な笑い声……唇を噛みしめるが、有効な手立てが見つからない。
『ったくよぉ……しゃーねぇわ。てめぇらとこれ以上遊んでてもしゃーねぇしよ? さぁ……死にさらせやぁ!!』
「く……あ……く……っ!!」
渾身の力を込めた一撃……抵抗しようと防御態勢で待ち受けるのだが、その一撃を耐えきる事が出来ず、智慧も吹き飛ばされ、その場に崩れ去る。
前衛に残るは咲楽のみ……とは言え、その力差は明らか。
……全て殲滅し尽すかと覚悟したその瞬間。
『ったくホントつまんねぇぜ……てめぇらに構ってても俺の欲望は満たせねぇんだよぉ!』
その声とともに、解体ナイフをエレノアール、眞白へと投げ放つ六六六人衆。
脇をかすめ、その痛みに気を逸らされたタイミングでもって、興を失った彼はその場から消えていったのである。
●走る闇夜
「く……っ……どうにかギリギリだった、か」
「ええ……逃してはしまいましたが……一般人の被害を、最小限には……食い止められましたわね……悔しいですけれど……」
咲楽の言葉にエレノアールが唇を噛みしめながら、立ち上がる。
圧倒的な力差……そして享楽的に人を殺す、去って行った六六六人衆に対し。
「……しかし美学も理念も無く、ただ殺すだけ……本当に、馬鹿な奴だ……」
と小さく呟きながら、フードを深く被るシジマ。
傍らにあった自動販売機から、暖かいお茶を購入して、夜空を見上げながら飲む……脇に喰らった一撃が、ズキズキと痛む。
しかしここで、座り倒れ続けている訳にはいかない……いつ、また他の一般人が迷い込んで来るかも分からないのだ。
「……おい、みんな大丈夫か? ……とは言えないよな……」
「ええ……でも、急いで被害者の方達を弔う事にしましょう……今、私達が出来るのは、それだけです……」
眞白に智慧が告げる。エレノアールも頷いて……被害者の骸の元へ傅く。
「……せめて残りの数日、穏やかにお過ごしなさいませ」
と、走馬灯使いを使用。
かりそめながらも、再び命を取り戻した一般人達……そんな彼らが起き上がり、気づく前に灼滅者達はその場を後にする。
……街角は、事件の事など何も無かったかの様に、平穏な日常を取り戻していて。
「……みんなも飲むか? 今日はおごってやるよ」
肩を貸しながらシジマが暖かいお茶を皆に渡し……頷く仲間達。
……そうして灼滅者達は、帰路へと着くのであった。
作者:幾夜緋琉 |
重傷:戌井・遙(星降る夜・d00620) 黒洲・智慧(九十六種外道と織り成す般若・d00816) 永守・護々那(この身は誰かを護る楯・d08745) 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2012年10月8日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 14/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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