目覚めれどひとり

    作者:六堂ぱるな

    ●復活した淫魔
     海開きしたばかりのその浜辺で、彼女は人々の視線を集めていた。
     水着から零れそうな抜群のプロポーションを誇る白い肢体といい、ボブカットの黒い髪に縁取られたエキゾチックな美貌といい、それ自体は無理もないし問題はない。
     人であるならば。
     ビーチバーのカウンター席にかけた女がフルーツジュースを注文した。日焼けした青年が鮮やかな色のグラスを手渡す。
    「南紀白浜は始めてですか?」
    「ええ。不案内で色々困っているの」
     微笑む美貌の女に、青年は笑顔を近づけて囁きかけた。
    「……僕はもうじき勤務が終わりますから、この辺りをご案内しましょうか?」
    「本当? 嬉しい、助かるわぁ」
     また後で、と告げて青年が去っていく。
     溜息をついて女はストローから唇を離した。不案内なのは嘘ではない。
    「サイレーン様からの御指示もないし、近くに仲間も居ないみたいだし……変よねぇ」
     唐突な目覚めに戸惑うけれど、まずは情報収集。
     拠点を構え、いつ指示があっても動けるように充分に体調を整えておかなくては。
     空のグラスを置いて、女――淫魔は浜辺を振り返った。
     楽しげに笑いあう女たち、引き締まった身体を晒す男たち……幸い、狩り場としては申し分ない場所のようだ。

    ●灼滅者の初手
     教室に現れた埜楼・玄乃(高校生エクスブレイン・dn0167)は教室を見渡して一礼した。
    「サイキック・リベレイターの効果により、大淫魔サイレーンの配下の動きが活発化している。諸兄らに依頼したいのは、目覚めた配下の淫魔の対応だ」
     場所は南紀白浜。和歌山県中部に位置する海水浴場である。
     淫魔・アマリアは唐突に復活して、まだ状況がわかっていない。
     大淫魔サイレーンからの指示がなく他の淫魔と連絡も取れない為、日中は浜辺で男女問わず籠絡してハーレムに連れ帰ろうとしている。より上位の淫魔が復活すれば、その命により軍団を作り上げる可能性があるため、彼女を撃破するのが依頼となる。
     アマリアの攻撃手段はサウンドソルジャー、及び縛霊手のサイキック。戦闘時はメディックの位置取りらしい。既に一人、ビーチバーのバーテンが彼女の手に落ちているが、幸い強化一般人にはされていないようだ。
    「アマリアを自室に連れ込んだ男が骨抜きになっているが、彼女を帰さなければじきに支配は薄れ、回復するので心配はない」
     対応する灼滅者たちに詳細な資料を配布して、玄乃は手にしたファイルを閉じた。
    「彼女は武蔵坂学園のことを知らん。警戒していないから不意を打つのに苦労はしない。だが油断せず、気をつけて対応して貰いたい」


    参加者
    天方・矜人(疾走する魂・d01499)
    万事・錠(ハートロッカー・d01615)
    一・葉(デッドロック・d02409)
    レイ・アステネス(大学生シャドウハンター・d03162)
    紅羽・流希(挑戦者・d10975)
    白星・夜奈(夢思切るヂェーヴァチカ・d25044)
    白石・明日香(教団広報室長補佐・d31470)
    ローゼ・クエーレ(常闇ノ桃鴉・d33895)

    ■リプレイ

    ●浜辺の闇
     青い海から波が寄せる白い砂浜、眩しい日差しは夏のようで。
     集うたくさんの人々を眺めて紅羽・流希(挑戦者・d10975)はぼやく。
    「出来れば、遊びで来たかったですねぇ……」
     青いファイアーパターンのサーファーパンツで一見カルそうな彼と並んで、一・葉(デッドロック・d02409)が紫外線カットの眼鏡を押し上げた。
    「あのヒゲの話あんま聞いてなかったけど、これからは率先してダークネスをぶっ殺してこいってこったろ。いいんでね、嫌いじゃねぇぜそういうの」
     ヒゲこと学園長によりリベレイターは大淫魔サイレーンに放たれ、今日は先んじて目覚めた淫魔アマリアの討伐である、が。
    「まあ俺にとっちゃ、ESP使ったヤナがおっぱい盛ってきたことの方が重大だけどな」
     言いながら振り返った葉の視線の先で、水着の上にパーカー羽織った万事・錠(ハートロッカー・d01615)が、女子二人を前に完全にテンションマックスだった。
     二人とも『エイティーン』で成長した姿だったからだ。
    「いやめっちゃヤバくね? マジ可愛いぜ、二人とも。これ絶対ヤバイって!」
     褒めちぎられながら白星・夜奈(夢思切るヂェーヴァチカ・d25044)はやれやれとばかり首を振り、ローゼ・クエーレ(常闇ノ桃鴉・d33895)は戸惑っていた。
     夜奈は10センチほども背が伸びて、青いワンピースの水着から伸びるすらりとした手足、色白の肌を日傘で守っていた。銀髪に縁どられた貌は少し童顔ながら綺麗で、胸は小ぶりでも完璧な造形を誇っている。
     ローゼは艶やかな黒髪が大人びた清楚な貌と引き立てあい、まとう薔薇と紅色のレースをあしらったセパレートの水着がバランスのよいスタイルを際立たせていた。
    「ありがとうございます……ちょっと恥ずかしいですけれど」
    「気にしないのが、いーとおもう。ジョーは大体いつも、こんなかんじ」

     海水浴場から少し離れたボート置き場では、レイ・アステネス(大学生シャドウハンター・d03162)が一般人がいないことを確認しながら考えていた。
    「サイレーンってどんな感じなのかな……」
     少しでも大淫魔とやらの情報が欲しい白石・明日香(教団広報室長補佐・d31470)も、どう問いかければいいか首を捻る。
    「うまく聞き出したいところだが、いきなり攻撃するんだしなあ」
    「事情を知らない奴を叩くのもなんだが、敵は敵だからな……っと」
     近づいてくる海水浴客らしき男女を認め、天方・矜人(疾走する魂・d01499)はずいと前へ出た。骸骨のマスクに炯炯と光る眼、装飾のついた黒いコートの彼を見た二人が、ぎょっとして足を止めるのを待って話しかける。
    「あー、すんません。この辺使いたいんで他所使って貰えませんかね。撮影するんすよ」
    「そ、そうっすか」
     二人は即座に踵を返した。夏の海でマスク常用という、一般人からすると不審者一歩手前の矜人相手ならではの反応とも言える。
    「……これはこれで複雑だな」
    「大淫魔サイレーンもまぁ普通じゃないと思うが、会話できそうな感じなら良いんだけどな……それに指示待ちとか仲間と連絡とれないとかよく聞くけど、ダークネスの連絡手段ってどうなってるんだろう」
     連絡網などないだろうし、レイとしては疑問が尽きない。と、メールの着信音が鳴り、携帯の画面を見た明日香の表情が鋭さを増した。
    「見つけたようだぞ」
    「囮班の誘導がうまくいくと良いな」
     ローゼからの『接触開始』の文面を覗きこみ、レイが祈るように呟く。

    ●罠に落ちた魔
     アマリアは目立つ接触班たちに狙いを定めていたようだ。海水浴客の間を所在なげに近づいてくる彼女に、夜奈から声をかけた。
    「こんにちは。1人で遊んでる、の?」
    「ええ。残念ながら」
    「ねぇ海好きなの? ここに来るのははじめて?」
    「1人なら良かったら今日これから、俺等と一緒に遊んでかね?」
     葉と錠二人のフランクを通り越したチャラめ連撃に笑い返し、アマリアが首を傾げた。
    「男の子3人と、女の子2人で女の子1人、足りなくて。よければ、いっしょに遊ばない?」
    「お願いしますわ。困っていたんですの」
    「可愛い子たちね。私は大歓迎よ」
     夜奈とローゼの頬をそっと撫でて、アマリアは快諾した。青年三人は楽しむには申し分ないし、女の子二人もとても可愛らしい。
     そこへ流希がすっと寄って、下心ありげに囁きかけた。
    「こんな所より、人気の無い所で、話しませんか……?」
    「彼女たちの前でそんないけないこと、言っていいの?」
    「この先に穴場があるらしいんだよ」
    「向こうにもダチが待ってるからさ。みんなで彼女の知らないこといっぱい教えてあげるよ」
     意味ありげに目を見交わして声をひそめる錠と葉に、アマリアは艶めいた笑みを返した。
    「まあ……楽しみね」
     アマリアの了承を受けて、錠が仲間へ電話をかける。
    「……おぅ、そんじゃ今度例のトコで!」
     待機班への報告も、まだ不審には思われてないようだ。

     アマリアは促されるままついてきた。ボート置き場の奥は人の出入りが少ない。それは都合のいい事態のはずだった。
    「お友達はどこ?」
     アマリアが聞いた瞬間、大型ボートの陰から矜人と明日香、レイが飛び出した。矜人が夜奈とローゼを見て「なるほど、そうなるのか……」とか納得したような声をあげたのはともかく、接触班も包囲しスレイヤーカードを解放する。
    「なぁに?」
     おっとりした口調からは意外なほど素早くアマリアが距離をとる、が。
    「眠りから覚めた所、すまないが、こっちも事情があってな。文句なら俺が地獄に行った時、聞いてやるから。ここで灼滅されておけ」
     別人のように冷徹な流希の言葉は、彼女の足の腱を断ち切りながら紡がれた。驚きに目を瞠ると同時、飛び出してきた矜人の雷這う拳が脇腹を抉る。
    「寝覚めが最悪な所悪いんだが、このまままた眠って貰うぜ」
     アマリアは罠だと気付いた。意識を切り替え相手を見定める。
    「待って。貴方たち、誰の配下……」
     跳び退ろうとする脚に錠の放った影が絡みついた。夜奈がまとう月白の帯がしなって豊かな胸に突き刺さり、羽織った軍服を翻してジェドゥーシカの斬撃が見舞われる。
     アマリアは体勢を立て直すと、たおやかな肢体を駆使して舞った。そうとしか言えない体さばきで、包囲を縮める前衛たちを打ち払い距離をとる。
     避け損ねた錠や夜奈の傷をギターを掻き鳴らして癒し、葉が口調だけはおどけてみせた。
    「俺たち、灼滅大好きパーリーピーポーでーす」
    「どういうこと?」
    「オレ達は灼滅者(スレイヤー)、お前達ダークネスの天敵だ!」
     愛用のマテリアルロッド、タクティカル・スパインを手に矜人が宣告する。
    「灼滅者?!」
    「いろいろ教えるつったが、そんだけ知っときゃ十分だろ。ボスもお仲間もすぐにアンタと同じ場所に送ってやんよ」
     包囲を敷きながら、葉が眼鏡のブリッジを押し上げた。

    ●敵を識るべく
     アマリアの右腕と左脚をレイとローゼの放った影が縛め絞めあげた。振りほどくまでの一瞬で躍りかかった明日香の振るう大鎌・絶命が、喉を引き裂きふらつかせる。
     錠がわずかに顔を歪め、血を拭うアマリアに語りかけた。
    「寝起きを襲ったりしてゴメンな。……俺の居場所を護る為に、おねーさん殺らなきゃならねんだ」
    「それは私の台詞。灼滅者は見つけたからには殺さなくちゃならないの。残念だわぁ」
     本当に落胆した様子の彼女には、罠にかけられた怒りを感じない。
     彼女に嫌悪感を抱けない錠の胸が痛んだ。
    「さあ、ヒーロータイムだ!」
     海風にコートを翻し、矜人が高らかに開幕を告げて砂を蹴って打ちかかる。

     着実に回復を重ねるアマリアとの戦いは長引いた。
     アマリアの腕が見るまに青く大きな装甲のような鱗に覆われ、横殴りの打撃が流希を襲った。勢い余って浜に引き揚げられたボートに激突し、ボートもろとも転がっていく。
     思わず呻きを洩らした流希に葉が声をあげた。
    「俺のメディックはスパルタ式だかんな、覚悟しろよ」
    「どんなんだよ。いや知りたくないけど」
     葉にツッコミを済ませた明日香は緋色のオーラを宿した大鎌で斬りかかりながら、今度はアマリアに問いかけた。
    「オレ達ラブリンスターの知り合いなんだけどさ。彼女のこと覚えてる?」
    「……ラブリンスター?」
     アマリアが目を瞬く。
     全く心当たりがなさそうだ。本当に知らないのか、あるいは記憶を根こそぎ奪われてでもいるのか。オーラを撃ちながらローゼも疑問を口にする。
    「サイレーンとはどういう方ですの?」
    「スキュラとか性格ヤバかったけど、おねーさんの上司も似たカンジ?」
    「そういうこと、話すわけにいかないの」
     錠の軽口に微笑みながらも、アマリアの内心は波立っていた。
     自分をどうやってか発見し、灼滅しうる戦力を揃えてきた灼滅者の群れ。こんなものを放っておくわけにはいかない。事態をサイレーン様に伝えて手を打たねば。
     しかしその考えも行動も、レイに読まれていた。
    「皆、包囲を密に。逃走を考えているよ」
     死の力を宿した大鎌が唸りをあげてアマリアに傷を刻みつける。軽やかな足取りで踏み込んだ夜奈とジェドゥーシカが、正面と死角、呼応する斬撃を喰らわせた。
    「オラ、休んでるヒマなんかねぇぞ。とっとと攻撃しろ攻撃」
    「おう、行ってくらァ!」
     葉の零距離祭霊光で力任せに背を叩かれ、弾丸のように飛び出した錠の携えるJUDASが金の鎖を鳴らしてアマリアの精神だけに斬りつける。戦慄した流希が呻いた。
    「あれか、スパルタ式……」
    「やっぱり知りたくなかった」
     青い顔で明日香も首を振る。
     痛みに耐えかねて膝をついたアマリアに、ローゼが問うた。
    「貴女はこれからどうしますの?」

    ●終ぞ手は取れず
    「少なくとも、仕切り直したいとは思っているわぁ」
     ローゼの問いに答えた瞬間、アマリアが身を翻した。強引に包囲の突破にかかる――瞬間、がくんとよろけけた。
    「……残念、逝くまで離してやんねェよ」
     錠の足元から滑り出た影がアマリアを捕らえていた。流希が足払いをかけるや、転倒した彼女の腹を堀川国広が深々と薙ぐ。
    「くあっ!」
     押し時とみた葉が今まで弾いていたギターをしたたかに叩きつけ、なんとか跳ね起きたアマリアに、上段から振り切る重く鋭い斬撃をレイが喰らわせた。
     もう、流れは変わらない。ローゼは思わず口を開いていた。
    「戦っている最中に言うことではありませんけれど、宜しければ学園にいらっしゃいませんこと?」
     目を瞠ったアマリアがローゼをまじまじと見つめた。きっぱりと首を振る。
    「行かないわ」
     眠っていたアマリアにはわからなかった。
     武蔵坂学園の規模も、戦果も。幾つものダークネス組織に危険視されながらも、所属する灼滅者の皆が、全てを灼滅すればよいと思っているわけではないことも。
    「そっちの君の言い方で言うなら、私の居場所はサイレーン様のお傍で、仲間たちの居る所。それ以外に安心できるところなんてないの」
     錠を指して語るアマリアの笑顔を見て、罪悪感が夜奈の胸をちくりと刺した。
     けど謝らない。当たり前のように一般人を籠絡しにかかり、灼滅者とわかれば『灼滅者だから』殺さねばならないと言い放った。
    「ダークネスの都合で、死なせたくない、ひとたちがいる。だから、ヤナの都合で、死んで」
    「……残念ですわ」
     ジェドゥーシカの剣圧をうけて足が止まったと同時に、夜奈の破邪の光を宿した斬撃と、月の魔道書を手にしたローゼの放つ光線がアマリアをの残る命の時を殺し、焼いた。
     明日香の出現させた血のように赤い逆十字の光に精神を裂かれてよろめく。
    「皆は殺せそうにないけれど、貴方ぐらいは!」
     振り向きざまに攻撃を仕掛ける矜人と正面きって、青い巨大な鱗に包まれた腕の一撃。
     矜人も避けはしなかった。アマリアの腕が腹部を貫通するのも構わず、渾身の打撃を喰らわせる。
    「その身に刻んで逝きな! スカル・ブランディング!」
     追撃の魔力が内側からアマリアを引き裂いた。
     声もなく、音もなく。力尽きた淫魔の体が形を失い、幾つもの泡になって消えて行く。
    「――おやすみ、アマリア」
     葉の囁きが砂の上にこぼれた。瞑目した流希が吐息をつく。
    「彼女の冥福は、この海の波の音が約束してくれると思いますよ……」
     海を愛する淫魔なら、海辺に眠るのを嫌うまい。

    ●西の海の彼方
     幸い戦いの痕跡はほとんど残らなかった。
     乱れた砂を均し、あちこち転がったボートを元に戻して後片づけを終える。手についた砂を払って立ち上がり、流希が仲間を振り返った。
    「さて、少し泳いで行きませんか……折角夏の海へ来たのですから」
    「空港はすぐ近くだし、いいね。帰りの飛行機は何時だったかな?」
     時計を確認してレイが微笑んだ。まだ昼を少し過ぎたばかりだ。
    「16時半だし、いんじゃね? じゃあ浜に戻るか」
     葉の先導で元の姿のまま歩き始めた夜奈とローゼを見て、矜人が思わず声をあげた。
    「あれ、もうエイティーンは使わないのか?」
     今のままの二人もとても可愛いのだが、エイティーンの姿も魅力的で。振り返った夜奈が残念そうな矜人をしげしげと見上げる。
    「……キョート、ジョーのヘンタイ、うつった、の?」
    「いや変態紳士までは行けそうにないから。待てクエーレ、さりげなく避けないでくれ」
    「そんなことはありませんわ。どうぞお構いなくですの」
     ローゼが澄ました顔でそそっと夜奈の側に寄る。仲間に笑いが広がる中で、変態を既定路線扱いされた錠が首を傾げた。
    「チョイ待って、俺どこまで変態扱いされてくの?」
    「あんだけ幼女褒め倒して、変態じゃないつもりとかどーなのよ」
    「変態は犯罪だと思うなあ、万事さん」
     葉の容赦のないツッコミに明日香が笑いをこらえる。そこまで言われると興味が湧いたらしく、レイがくすっと笑って問いただした。
    「どんなふうに褒めていたのか知りたいな。皆、アマリアになんて話しかけたんだ?」
     やったこともないナンパ男の演技を思い出した流希も、渇いた笑みを浮かべた。
    「いやぁ、もう忘れたいですねえ、本当に……」

     生命を奪わせないために奪う戦い。哀れを想うのを誤りと謗る者もなく。
     今は青い空と海の間に消えた魔が、穏やかに深く眠ることを祈るばかり。

    作者:六堂ぱるな 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2016年5月24日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 2
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