●都内某所
卯月・あるな(ファーストフェアリー・d15875)が調査した結果、この地域で都市伝説の発生が確認された。
都市伝説は全身ヌルヌルのナメクジ女で、獲物を見つけると抱き着き、ヌルヌルネチョネチョにしてしまうようである。
そのため、都市伝説が通った後は、ベットベト!
しかも、都市伝説のヌルヌル成分には催淫効果があり、身体につくと物凄くえっちな気持ちになってしまうらしい。
それが原因で欲望の赴くまま、行動してしまう一般人達もおり、色々な意味で問題になっているようだ。
そんな状況をこれ以上、拡大させないため、あるながその場に仲間達を集めた。
都市伝説は全身ヌルヌルで、普段は物陰に潜んでいるらしく、いきなり飛び掛かってくるようである。
そのため、最悪の場合は仲間達の誰かが犠牲になる可能性が高く、ある程度の覚悟をしておく必要があるだろう。
また、ヌルヌルを浴び過ぎると、エロスな気持ちになってしまうため、場合によっては不自然な光に包まれ、とてもイケナイ事をしてしまう可能性もあるようだ。
「ま、まあ……、触手じゃないから、大丈夫……だよねぇ?」
そう言ってあるなが気まずい様子で汗を流し、仲間達に視線を送るのであった。
参加者 | |
---|---|
火室・梓(質実豪拳・d03700) |
鷹合・湯里(鷹甘の青龍・d03864) |
美波・奏音(エルフェンリッターカノン・d07244) |
卯月・あるな(ファーストフェアリー・d15875) |
レイア・クロフォード(神無き神の信仰者・d22191) |
白波瀬・千尋(黒装白刃・d23397) |
音鳴・奈央(クレピトゥスの巫女・d34224) |
神坐・咲良(中学生七不思議使い・d36301) |
●都内某所
「……ナメクジ女、ですか。その名前を聞くだけで明らかに嫌な予感しかしませんが、かといって放置するわけにもいかないですね。私の出会う都市伝説と言うのもこんな系統の者ばかり……一種の呪いでしょうか? それとも、運命?」
鷹合・湯里(鷹甘の青龍・d03864)は色々な意味で身の危険を感じながら、仲間達と共に都市伝説が確認された住宅街に向かっていた。
都市伝説はナメクジを擬人化した女のような姿をしており、ヌルヌルネトネトな身体で一般人に襲い掛かり、あんな事やこんな事をしてくるようである。
「随分と変わった都市伝説さんも居たものですね。……『ナメクジ女』……なんだろう、何か忘れているような……」
白波瀬・千尋(黒装白刃・d23397)が粘液の跡を探しながら、不思議そうに首を傾げた。
何か大切な事を忘れているような気がする。
それは、とてもとても、大事な事……。
忘れてはいけない事のようにも思えるが、思い出してもイケナイ事。
そんな矛盾した気持ちがせめぎ合い、よく分からなくなってきた。
「もしかすると、肌恋しい系の都市伝説なのかも知れないわね。ならばこちらもみんなで抱き返したりして、相手が満足するまで抱き着きまくらせればいいんじゃないのかな? そうすれば満足しておとなしく消えてくれると思うけど……」
火室・梓(質実豪拳・d03700)が、自らの考えを述べる。
だが、都市伝説の身体は、ヌルヌルベトベト。
そのため、精神が図太い人間でなければ、気持ち悪さのあまり、あっという間に心が折れてしまう事だろう。
「ボクにいい考えがあるよ! 相手はナメクジ女。つまり弱点は塩! これで瞬殺、間違いなし!」
卯月・あるな(ファーストフェアリー・d15875)が大袋入りの塩を掲げ、ドヤ顔で胸を張る。
その途端、元気よくフラグが立っていき、あるなの上空に暗雲が立ち込めた。
「ところで、あるなちゃん。ナメクジ女って言うけど、そもそもナメクジって両性具有よね? ううん、何でもない」
そう言って美波・奏音(エルフェンリッターカノン・d07244)が、愛想笑いを浮かべる。
何やら嫌な予感が……と言うよりも、嫌な予感しかしないのだが、頭の上でドミノ倒しの如くフラグが立っていったため、何も言えなくなってしまったようだ。
「ひょっとして、これは……」
そんな中、レイア・クロフォード(神無き神の信仰者・d22191)が、都市伝説の痕跡を発見した。
その跡はヌルヌルと先まで続いており、それほど時間も経っていないようである。
「ナメクジなんかに絶対に負けない!」
すぐさま、音鳴・奈央(クレピトゥスの巫女・d34224)が、自分自身に気合を入れた。
その拍子に頭の上でフラグがぴこんぴこんと立っていったが、ここで気にしたら負けだろう。
「おそらく、この先に……」
そう言って神坐・咲良(中学生七不思議使い・d36301)が、警戒心をあらわにする。
「アハッ! ウフフフフッ! 美味しそうな人達がいたァ!」
次の瞬間、暗がりから都市伝説が現れ、含みのある笑みを浮かべるのであった。
●ナメクジ女
「見つけたよ、ナメクジ女! 高速の妖精、ファーストフェアリー! フルスロットルでやっつけ……わわっ!?」
あるなが自ら名乗りを上げながら、都市伝説に突っ込んでいく。
その途端、ヌルヌルになった地面で足を滑らせ、盛大に尻餅をついた。
「あいたた……あ、あれ? 手が止まらない……?」
次の瞬間、あるなが無意識のうちに自らの尻に、都市伝説の粘液を塗りたくり、とてもイケナイ気持ちになった。
「うーん、ナメクジ女さんを見ていると、何か思い出しそうなんですが……」
そんな中、千尋が都市伝説に視線を送る。
先程よりも明確に何か思い出しそうな気がするのだが、それは開いてはイケナイ扉と同じ。
おそらく、思い出すべき事ではないだろう。
その間に都市伝説が目にも止まらぬ速さで飛び上がり、傍にいた梓に襲い掛かった!
「うわ……、ぬちゃっていうか、ねちゃっていうか、何……この感触……! これって、ちょっと抱き着くってレベルじゃないわよね!?」
それと同時に梓が全身に鳥肌を立たせ、都市伝説から離れようとした。
だが、都市伝説の身体はスライムの如くヌルヌルしており、梓が焦っている間にディープキスをはて、ネットリとした舌を絡ませ、淫唾液を飲まされた。
「うくっ! ち、力が……」
そのせいで身体の自由が利かなくなり、都市伝説にしがみつきながら、口を塞がれたまま喘ぎ声あげつつ何度も絶頂に達し、ズルズルと崩れ落ちた。
「アハハッ! 素敵、素敵! とっても素敵! もっと見せて! その顔……見せて!」
都市伝説が飢えたケモノの如く勢いで、灼滅者達に襲い掛かっていく。
「……うくっ! ヌルヌルなんかに絶対、負けたりはしません!」
それでも、湯里は屈する事無く、唇をグッと噛み締めた。
「だったら、試してみようか? そうしよう?」
しかし、都市伝説はニンマリと笑い、湯里を組み伏せ、ネットリとした舌を這わせていく。
「……ひいっ! そんなに体を擦り付けないで……あひぃっ! そ、そこは……ひぎぃっ! も、もうやめ……っ!」
そのため、湯里が困った様子で悲鳴を上げる。
「ウフフ……、その顔、好き、好き、大好きィ!」
都市伝説がウットリとした表情を浮かべ、自ら身体をまさぐった。
「でも、ナメクジ女って言う割に、そんなにナメクジしてないんじゃない? 例えば子分のナメクジ達を出して、相手の穴という穴に潜り込ませたり、それで相手をメロメロにしちゃったりとか……」
そんな中、奈央が小馬鹿にした様子で、都市伝説に視線を送る。
「なんで、それを知っているの?」
都市伝説がキョトンとした表情を浮かべ、全身の毛穴を広げて、小さなナメクジを無数に出現させた。
「……えっ? 出来るの? い、いや、いいから! いや、いいから! やらなくていいから! お願い! やめて! アッ――!!」
次の瞬間、大量のナメクジが奈央に襲い掛かり、ネットリとした粘液を分泌させながら、穴と言う穴に潜り込んでいく。
「な、何これしゅごいいい!! も、もうダメ……私のエジプトがナメクジに侵略されちゃう……ナメクジの巣になっちゃう……!」
その途端、奈央がビクンビクンと身体を震わせ、全身で都市伝説達の愛を感じてグッタリとした。
「うふふ、みんな可愛い。みんな大好き! もっと、もっと、その顔……見せて」
都市伝説が興味津々な様子で、長い舌をにゅるりと伸ばす。
「はぁんっ! 触手よりずっと広い面積でヌルヌルされて、しかも指先で細かいところまで弄られて……すっごく、上手……! もっと……もっとヌルヌルのグチョグチョにしてぇ……!」
奏音もウットリとした様子で、自ら都市伝説にしがみつき、全身を弄られながら、感情の赴くまま腰を動かした。
その間に発情した奈央が、あるなに襲い掛かっていく。
「そ、そこ、入れちゃらめぇ……!」
あるなが恥ずかしそうにしながら、執拗に尻を責められ、自らの意志に反して声をもらす。
「うう……、体中ぬるぬるして……っ、せつない、です……っ」
レイアも上から下から涎が止まらなくなり、物欲しそうな表情を浮かべる。
「あははははっ! みんな安心して♪ お友達も呼んだから、もう大丈夫だよ♪」
都市伝説が満面の笑みを浮かべ、催眠下にある一般人達を呼び寄せた。
「みんな、イイモノを持っているね。それ、ボクにもちょうだぁい。で、でも、出来れば、ナメクジ女様にシテほしいなぁ……」
あるなが自らの尻を突き上げ、両手で捏ね回しながら、都市伝説達を誘う。
「指だけじゃ……足りないですッ! 前も後ろも……掻き回して欲しいんですッ!」
レイアも欲望の赴くまま、自らの感情を暴走させた。
「アタシ、素直な子って大好き! だから、いっぱい愛してあげる。他の人も、いっぱい、いっぱい愛してあげて♪」
都市伝説がニコッと笑って、まわりにいた一般人達を嗾けていく。
「……えっ? こんなに沢山の人を相手にするなんて……む、無理ですっ! そ、そんな、乱暴にしたら……んんっ! そ、そこは……もうやめ……っ! アッー!!」
そのため、湯里は成す術もなく一般人達に襲われ、ビクンビクンと身体を震わせた。
「あ、ああっ……!」
咲良も全身ヌルヌルになりながら、一般人達に胸や尻を揉まれ、全身で愛を感じるのであった。
●都市伝説
「みんな、とてもスッキリしていて幸せそう。でも、これ以上は身体に毒だね。バイバイ、またね!」
都市伝説が満足した様子で、その場から立ち去ろうとした。
「こんな事で屈するほど……、私達はヤワじゃありません」
それに気づいた咲良が、虚ろな表情を浮かべ、七不思議の言霊を使う。
そのおかげでグッタリとしていた仲間達が、次々と立ち上がっていく。
「ウフフッ! そういうの、好き! 大好き! だから、いっぱい! 今度は手加減なしに愛してあげる!」
都市伝説が瞳をランランと輝かせ、一般人達を引き連れ、傍にいたレイアを襲う。
「んっ、きもひ、きもちいひですぅっ!! あっ、イっちゃう、ああああーっ!!」
その途端、レイアが何度も絶頂を味わいながら、都市伝説達を受け入れた。
「こ、このままだと、また酷い目に……!」
千尋が色々な意味で危機感を覚え、都市伝説にDESアシッドを放つ。
「えっ? どうして、そんな酷い事をするの? どうして、どうして、なんでなの?」
都市伝説が信じられない様子で、粘液をビュビュッと飛ばしていく。
「……くっ、早い?! でも、この程度で私はやられませんよ?」
湯里がクッと唇を噛み締め、都市伝説に反撃を仕掛けようとしたが、その気持ちに反して、身体の自由が利かなくなってきた。
「アハハッ、それってビビッとするけど、もう少ししたら、気持ちが良くなってくるよ♪」
都市伝説が楽しそうに鼻歌を歌う。
「あ、いいものみっけ♪」
そんな中、奏音が都市伝説の弱点を見つけた。
それは両性具有であるナメクジだからこそ、持っているモノ。
一見すると、弱々しくて貧相だが、その見た目に反して、敏感に反応しているようである。
「あ、そこは駄目、駄目、ヘンになる。だから、やめて……。おかしくなっちゃうッ!」
都市伝説が潤んだ瞳で懇願するが、奏音はまったく話を聞いていない。
それどころか、執拗にそこばかりを狙い、都市伝説を天国へと誘っていく。
「こっちばっかり気持ち良くなったら不公平でしょ? 全身、ぐちょぐちょにしてあげるわ」
梓もそれに加わり、都市伝説を何度も天国に導いた。
「こ、これだけ気持ち良くなければ未練もないよね?」
あるながあられもない姿のまま、塩が入った袋を都市伝説の頭からバサーッとぶっ掛けていく。
「いやああああああああああああああああああああああ」
その途端、都市伝説が断末魔を響かせ、ドロドロに溶けて無くなった。
だが、仲間達は身も心もボロボロ。
まわりにいた一般人達も満足した様子で空を見上げ、真っ白に燃え尽きていた。
そのため、しばらくの間は、生まれたての小鹿の如く、両足を震わせる事だろう。
「都市伝説を倒せたけど、この火照った身体は……どうしよっか?」
そう言って奈央が乾いた笑いを響かせ、仲間達に視線を送るのであった。
作者:ゆうきつかさ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2016年6月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 0
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