剣閃、冷涼に煌めく月の下

    作者:飛翔優

    ●細雪からの果たし状
     ――機は熟した。月下にて貴殿らを待つ。いつまでも、いつまでも……。

     夕刻を迎え、少しずつ活気が静まっていく街中から離れた場所にある大きな野原。道路の方角に設けられているベンチに腰掛けながら、月村・アヅマ(風刃・d13869)は一通の手紙を提示した。
    「公園の物陰で見つけたのは偶然。けれど、恐らくは必然。細雪からの……果たし状だ」
     細雪。細身の体を持ち刀を携えている、研ぎ澄まされた氷のような剣術を操るアンブレイカブル。
     かつて灼滅者たちが戦った相手。
    「記されていた時間帯は、月が昇る時。場所は、この野原だ」
     文面を素直に取るのなら、細雪は灼滅者たちがこうしてやって来るまで、毎晩毎晩この野原で待っていたのだろう。けれども、こうして手紙を見るまで噂などを聞かなかったのは……あるいは、何も事件を起こしていないからかもしれない。
    「そうであることを期待する……って感じだが、まあ、それは今は置いておく。俺たちのやることは、一つだ」
     今宵、細雪との再戦を果たし……撃破すること。
    「相手は、すでに達人の域に至っている剣士。当然、修練は重ねていただろうが、型を大幅に崩すことはないと思う」
     すなわち、戦い方は以前とそう変わらない。
     剣で相手の攻撃を裁き守りを固めながら、鋭き剣閃で確実に癒やしきれぬ傷を増やしていく。
     技は治療を封じる一閃、全身を切り刻み動きを封じる雹閃、近づいてきた者を無差別に切り裂き足を止めさせる領域斬となるだろう。
    「もちろん、型を崩さない形での剣を……新たな技を習得してる可能性はある。が、それは今の段階じゃ分からない。だから……そういったことも頭に入れながら、作戦を考えていこう」
     以上で説明は終了と、アヅマは立ち上がる。
    「以前、撃退することしかできなかったように……細雪は強い。だが、俺たちも遊んでいたわけじゃない、十分に強くなっている、そのはずだ。だから、全力で戦おう。今度こそ、打ち倒すことができるように……」


    参加者
    アイスバーン・サマータイム(精神世界警備員・d11770)
    備傘・鎗輔(極楽本屋・d12663)
    月村・アヅマ(風刃・d13869)
    九葉・紫廉(稲妻の切っ先・d16186)
    狂舞・刑(その背に背負うは六六零・d18053)
    フェリス・ジンネマン(リベルタカントゥス・d20066)
    アリス・ドール(断罪の人形姫・d32721)
    栗須・茉莉(助けてくれた皆様に感謝します・d36201)

    ■リプレイ

    ●月下の死合
    「吸血鬼ならぬ、吸生鬼。やる気に満ち満ちた人の生気に引き寄せられては、その生気を少しずつ吸い取って怠けさせていく。そして生気を吸い取られ続けると死に至るという」
     静寂に抱かれた野原を飾る言の葉は、栗須・茉莉(助けてくれた皆様に感謝します・d36201)が紡ぐもの。
     常人を決闘の場から遠ざけるためのもの。
     準備が整っていくのを感じながら、アイスバーン・サマータイム(精神世界警備員・d11770)は道路の方角を見つめていく。
     今回の相手は、月村・アヅマ(風刃・d13869)らに因縁のある侍……アンブレイカブル・細雪。刀狩と言ったところだろうか?
    「……」
     いずれにせよ、可能な限り力になる。
     一方の備傘・鎗輔(極楽本屋・d12663)もまた、思い抱く。
     不意打ち、騙し討ちは恐らくない。けれど、正々堂々戦う事と命のやり取りは違うから、警戒だけは怠らない。
     こういう敵は嫌いじゃない。きっと、敵同士じゃなかったらと思うけれど……。
    「……」
     半ばにて思考を打ち切り、霊犬を呼び出した。
     入り口の方角から、近づいてくる影が一つ。
     迎えるため、アリス・ドール(断罪の人形姫・d32721)が歩み出た。
    「……久しぶり……だね……。……別に……アリスを忘れてても……いい……。……今度こそ……その刃ごと……斬り裂く……」
    「……」
     影は……腰に刀を差している剣士・細雪は、静かな息を吐き出した。
    「忘れたことなどないさ。待ちわびたぞ、貴様等と再び相まみえる日を」
     腰を落としていくさまを前に、アヅマは帽子をかぶり直す。
    「……うん、まぁ、ずいぶんとお待たせしたみたいだし、そろそろ始めようか? こっちは前回とはだいぶ面子が変わってるけど、強さは保証するよ」
    「元より、心配はしていない。貴様等とやりあえるのならば、な……」
     視線が交わり、言葉は消える。
     互いの隙を探りあう中、狂舞・刑(その背に背負うは六六零・d18053)は思い抱く。
     武人としての生き方は否定しない。しかし、今生きているという事実。それに関しては灼滅者として……否、殺人鬼として……否定する。
    「これより……宴を開始する!」
     左腕に影で編んた鎖を巻きつけるとともに大地を蹴り、瞬く間に懐へと入り込んだ。
     突き出した十字架と軽く持ち上げられた柄がぶつかり合った時、どちらかが倒れるまで終わらない戦いが開幕する……!

    ●剣閃、氷のごとく
    「さて、やるか。その剣さっさと見切って叩き折ってやるよ!」
     細雪の力量を見極め、手札を全て晒させると、九葉・紫廉(稲妻の切っ先・d16186)は高く。高く飛び上がった。
     月を背負う形で足を伸ばし、胸元へとジャンプキックを放っていく。
     足は、半身をずらす細雪の胸元をかすめるに留まった。
     直後、背後へと回りこんでいた茉莉が放つ。
     槍による螺旋刺突を、背中に向けて。
    「っ!」
     穂先は、後ろへと持ち上げられた鞘に阻まれ肉へは届かない。
    「刀を使うアンブレイカブルさんですか、気をつけないと」
     構わない、攻撃だけが目的ではないのだから……と、ウイングキャットのケーキに前に出るよう視線を送りつつ腕を引き退く中、後を追うかのように細雪は振り向いて――。
    「おっと、俺の相手をしてくれないか?」
     ――視線を遮るかのように、アヅマが防衛領域を広げた盾を掲げて突撃した。
     横に掲げられた鞘に収められたままの刀とぶつかり合い、硬質な音が響き渡る。
     刹那、一筋の剣閃がひらめいた。
     刀が抜かれている事に気がついたのは、左肩に鋭い痛みを感じた時。
    「っ……」
     唇を強く結んでいくアヅマ。
     瞳の中に映したまま、細雪は距離を取り刀を鞘に収めていく。
     息をつく暇は与えぬと、紫廉が再び飛び込んだ。
     巨大な十字架を突き出した。
     掲げられた柄に当たる直前で動きを止め、トリガーを引いていく。
     零距離から、凍てつく光弾を浴びせかけた。
     体をひねる細雪の左肩へとぶつかって、薄く霜を走らせた。
     されど動きを鈍らせず、再び灼滅者たちの攻撃をさばいていくさまを眺め、フェリス・ジンネマン(リベルタカントゥス・d20066)は静かな息を吐き出した。
    「アヅマ先輩の見つけた、ダークネスですですか……戦闘スタイルが、なんだかお兄ちゃんに似てますですね?」
     紫廉へと視線を送り、瞳を細めた後にアヅマへと意識を向けていく。
    「リオ、治療をお願いしますです。リオだけで治療が間に合うようなら……私は、他の人のサポートを行うのですです」
     治療が行われていく中、アリスは踏み込んだ。
     細雪の懐に、腕を獣化させながら……。
    「……引き裂く……」
     斜め上から振り下ろした爪は、掲げられた刀によって阻まれる。
     構わぬと力比べに持ち込みながら、氷のように冷たい瞳を覗き込んだ。
    「……確か……前に出ろ、何かを成したい語りたいなら。さもなくば、恐れは恐れでしかない……だっけ。……覚えたよ……負けたままは……いやだから……」
    「……ふっ」
     瞳が、楽しげに細められたのは気のせいだっただろうか?
     押し返されたアリスが距離を取っていく中、細雪の言葉は続いていく。
    「楽しみにしよう。貴様がもたらす、恐怖を」
     笑うかのように瞳が閉ざされた時、細雪は踊るかのように体を捻った。
     鞘から刀を引き抜き、一閃。
     氷の塊を二つに、両断した。
    「……」
     担い手たる茉莉は氷の塊の行く末を見届け、口の端を持ち上げていく。
     両断された欠片がたどり着いたのは、霜の降った左肩。
     氷は更に厚みを増し、細雪を蝕んでいくことだろう。

     リオに先だって治療させ、その結果を見てサポートと治療を切り替える。
     体力を安全域に保ち続けるための戦術で、今のところ万全を保つことはできている。でも……と、フェリスは唇を結んでいた。
     聞いていた通り、一撃一撃が鋭く刻まれる。癒やしきれぬ部分の方が多いほどに、深く、重く。
    「何時からか追う始まりの歌 あなたにこの歌が届けば良いのだが……約束のスペルを。――clavis cantus――」
     支えていくのだと、高らかなる歌声を響かせる。
     リオと共に、前衛陣を支えていく。
     それでも、細雪の剣は的確な軌跡を描いた。
     ダメージの重なっていたケーキが、剣閃に切り裂かれて一時的な消滅を迎えていく。
     返す刀で、斬撃を打撃を刺突をさばいていく細雪。カゲロウを押し返し一拍の余裕が生まれた時、描かれたのは無数の軌跡。
     近寄ることすらも許さぬと言うかのような斬撃の群れを前にして、アイスバーンは唇をとがらせる。
    「なんです、その技!? 絶対に詐欺です!!」
     頬に、腕に足に鋭い痛みを感じながらも、腰を落とし槍を握る腕を軽くひねった。
     刃と刃の間を見切り、まっすぐに跳躍。
     中心めがけ。螺旋刺突を繰り出した。
     引き戻された刀に弾かれて、アイスバーンは距離を取る。
     フェリスとリオが、そして鎗輔の霊犬も治療へと奔走する中、鎗輔自身は細雪との距離を詰めた。
    「っ!」
     鞘に収められていたはずの刃が煌めいた。
     全身に痛みを感じながらも、鎗輔は懐へと押し通る。
     鉞を、横に振るっていく。
     身をひねり、避けようとした細雪の横っ腹を斬り裂いた。
     軽く体を曲げながら、細雪が後方へと下がっていく。
    「……」
     静かな息を吐きながら、細雪は瞳を閉ざした。
     直後の斬撃も、打撃も、鞘に柄に阻まれ届かない。
     紫廉のライドキャリバー・カゲロウは背後に回る。
     エンジン音を唸らせながら、最高速度で突撃し……。
    「……」
     振り向く細雪とすれ違い、数メートルほど駆け抜けたところで消え去った。
     遅れて、何かを切り裂く音が数回、聞こえてきて……。
    「……あれが、新たな技。でも……」
     とどめを刺すための技なのだろうと算段しながら、アイスバーンは紫廉とフェリスに目配せする。
    「あの、準備は大丈夫です?」
     紫廉は頷いた。
    「ああ、大体把握した。って事で、そろそろ攻めていくとするか!」
    「頑張りますです!」
     フェリスの返事も聞きながら、アイスバーンは羊の形をした影を浮かべ始めていく。
    「では、行きますよ……ジンギスカンさん細雪さんを捕まえちゃって下さい」
    「リオもお願いしますです!」
     四匹の羊が、怒涛の如き勢いで細雪へと向かっていく。
     紛れリオも駆けて行く。
     二匹、三匹と刀に切り裂かれて霧散するも、四匹目が足を絡めとる事に成功した。
     斬魔刀が、細雪を斜めに斬り裂いた。
    「囚えました!! 今です、九葉さん。フェリスちゃん」
     紫廉が大地を蹴り走りだす。
     フェリスが背中を追いかける。
     羊を振り払ったばかりの細雪を間合いに収め、紫廉は巨大な十字架を突き出した。
    「――フッ! っ、次!」
     鞘に阻まれ硬質な音が響いた瞬間、フェリスが高く、高く飛び上がる。
     紫廉の頭を飛び越え、ギターを高く振り上げた!
    「っ!」
     力任せに紫廉をはねのけ仰け反る細雪の左肩を、力強く打ち据える。
     硬質な音が、氷が砕けたことを伝えてくる。
     破片は細雪の皮膚に突き刺さる。
     表情が変わることはない、構えが変化することもない。
     細雪は落ち着いた調子で姿勢を正し、再び灼滅者たちの攻撃を捌き始め……。

     戦いが長引くにつれて、灼滅者たちの傷は増えていく。
     されど、細雪の傷も同様に増えている。動きを乱す気配こそないけれど……少しずつ、反応が遅れているようにも感じられた。
     ならば、より大きな一撃を叩き込める者を守るのが自分の役目。
     鎗輔は細雪とアリスの間に割り込んで、その体で鋭き刃を受け止めた。
    「っ……」
     表情を歪めながらも人の身長ほどもある巨大な巻物に魔力を送り、大上段から振り下ろす。
     右型へと叩きこみ、魔力を爆破。
     爆風に乗り退く中、刑が爆煙に紛れる形で側面へと踏み込んでいく。
    「……」
     音もなく、巨大な十字架を突き出した。
     気配で悟っていたのだろう。先端は、鞘に阻まれ届かない。
     反撃の気配はなく、細雪は灼滅者たちから距離を取る。
     爆煙が晴れると共に、満身創痍な姿が顕になった。
     されども消えることのない闘志を感じながら、フェリスは歌う朗らかに。
     リオらが行う治療を補うため。
     すでに、満足に癒やしきれぬ者も多いけれど。
    「……このままではジリ貧にもなりかねませんです。ですので、皆さんは攻撃を……」
    「……」
     頷き、茉莉は足に炎を宿しながら走りだす。
     削りきられる前に削り切ると、右側後方へと踏み込み後ろ回し蹴り!
    「っ!」
     柄に阻まれるも、蝕む炎を与えることには成功した。
     氷と炎……数多の力に蝕まれ始めていく細雪を横目で捉えながら、再び距離を取っていく。
     幾多の呪縛を刻んでなお、細雪の攻撃は鋭く深い。
     受け止められる機会も増えてきているものの、それでも衝撃は骨身を軋ませた。
     両肩を切り裂かれた鎗輔は、フェリスを手で制していく。
    「次で、終わりだ。だから……」
     右目に入り込んでくる血を拭うこともなく、跳躍。
     懐へと入り込み、しゃがみ込む。
     サマーソルトで、細雪の刀をぶつかり合い――。
    「っ……」
     ――硬質な音が響き渡り、鎗輔は笑った。
     次の瞬間には全身から血を流し、着地もできずに倒れていく。
     遅れて、刺さった。
     地面に、刀の欠片が。
     細雪の持つ刀の、一割ほどが。
    「……」
     驚く様子もなく刀を鞘へと収めていく細雪の横を、刑が駆ける。
     すれ違うとともに振り向いて、鎖影を横に薙ぎ払った。
     右ふくらはぎへと叩きつけ、細雪の姿勢を僅かに歪ませていく。
    「……ようやく、か」
    「……そうだ。だが、これでこそ……死合というもの」
     細雪は笑い、灼滅者たちから距離を取る。
     折れたままの刀へと手をおきながら、静かに腰を落としていく……・

    ●次もまた……
     きっと、あのまま続けていたら負けていた。
     警戒して相対したこの戦い。前衛を務めていたサーヴァントが、鎗輔が倒れてしまったけれど、自身もまた無視できないほどのダメージを負っているけれど……前回と違い、細雪の側にも余裕はない。
     二度も負ける訳にはいかないと、悲鳴を上げる全身を叱咤し高く、高く跳躍した。
    「あの時の再現には、させない!」
     月を背負い、放つは流星の如きジャンプキック。
     掲げられた刀の、欠けた刃の横を抜け、左肩を踏みつけた。
     直後にアリスが踏み込んで、刀身が異常に長く硝子のように透けている大太刀を横に振りかぶる。
    「……全力で……斬り裂く……」
     引き戻されていく刀と打ち合い、力を込めて横合いへとふっ飛ばした。
     後を追いかけるかのように、紫廉がオーラの塊を撃ち出していく。
    「砕いてやるよ。氷のように鋭い……脆い、お前の剣を!」
     オーラの塊は突き出された鞘の横を抜け、右肩へと突き刺さる。
     氷が砕ける中、細雪は刑へと向き直っていく。
    「……」
     前衛陣同様、傷が多い。
     後一撃、耐えられるかどうかわからぬ程に。
     だから、刑は踏み込んだ。
     止めへの楔を打ち込むのだと。
    「……」
     腰元に刀に手が置かれていくさまを見ても、速度を緩めることはない。
     細雪の左斜め後ろを取った後、振り向きざまに影鎖を振るう。
     鋭き影鎖は、左足を半ばまで断ち――。
     ――遅れて降り注いだ、散りゆく雪の如き斬撃を前に、刑もまた地面に倒れた。
    「これ以上は……!」
     させないと、アイスバーンが一匹の羊を差し向けていく。
     避ける様子のない……あるいは避けることのできない細雪を、その黒き体毛で包み込んでいく。
     中心めがけ、茉莉が螺旋刺突を繰り出した。
     影の内側から硬質な音が聞こえてきた時、アリスが大地を蹴って跳躍した。
    「……斬り裂く……」
     光り輝く剣を天に掲げ、月明かりを導くかのごとく振り下ろす。
     影を照らし、細雪の体を斜めに斬り裂き……。
    「これで……」
     直後、アヅマが踏み込んだ。
     足に熱き炎を宿し。
     細雪の瞳をまっすぐに見つめたまま。
    「……終わりだ!」
     足元へ踏み込むと共に放つ、炎のハイキック。
     側頭部を捉え引き倒し、細雪を地面に伏せさせる。
     両肩が砕けていくさまを、炎が消えていくさまを見て、アヅマはその場に留まった。
     帽子を、目深にかぶり直した。
    「……ずいぶんとお待たせしたこの戦い、どうだった?」
    「……言うまでもない。良き、戦いだった……」
     笑う細雪の体が、氷のように透き通り始めていく。
     アリスが、静かに歩み寄る。
     言葉を投げかけていく。
    「……細雪……これで一勝一敗……続きは……アリスが……そっちにいったら……ね……」
    「……ふっ、楽しみにしていよう。その時までに……互いに修練を……積み……より楽しき……戦いを……」
     言葉を途切れさせた後、氷が砕け散るような音とともに細雪は消滅した。
     後に残された灼滅者たちは静かな息を吐き出して、各々の治療や倒れた者たちの介抱を行っていく。
     月が優しく見守る中。
     穏やかな風に、抱かれながら……。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2016年6月22日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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