臨海学校2016～別府湾の海底に巨大イクラを見た！

■リプレイ

●おいでませ別府湾
　別府市内の観光を終えた灼滅者たちは、午後になって海浜公園へと到着した。
　真正面が海という申し分のないキャンプ場に足を踏み入れ、焔月・勇真（フレイムエッジ・d04172）は陽炎に揺らぐ別府湾を眺めやった。
「今年もまた二度と味わえない臨海学校になりそうだな」
　味覚的な意味でもそうであろうと思われる。
　今年あつらえた白いハーフパンツの水着にオレンジ色のネコミミパーカーを羽織った城・漣香（焔心リプルス・d03598）もうんうんと同意した。
「このガッコがまともな臨海学校をする訳ないよな！　でもいいやー海好きだし。巨大魚釣るぞー！」
　それから、鮮やかな青いパレオを翻して砂浜のすみっこにパラソルを突き立て、水着姿でうきうきと日光浴を始めるビハインドの煉にジト目でツッコんだ。
「いやお前ははしゃぎすぎだぞ」
　唸るような声をよそに、朝山・千巻（青水晶の風花・d00396）が目を輝かせる。海面でびしゃんと音をたてて跳ねる魚を前に宣誓一発。
「お魚たくさん食べるぞ！！」
「でっかいお魚楽しみだネ！」
　期せずして同じ感想へ行きついた堀瀬・朱那（空色の欠片・d03561）も高らかに声をあげ、一緒に来た黒谷・才葉がどこどこと同じ方向へ目をやった。
「うわー！　見たいっ！　おいしいかな？」
「『遊びも仕事も全力』がモットーです」
　足ヒレに水中ゴーグルを装備、モリを手に一分の隙もない勿忘・みをき（誓言の杭・d00125）である。ほぼ同じ装備で揃えて並んでいるのは、いつも彼と一緒にいる風宮・壱だ。二人の後ではみをきのビハインドが、やはり海パンでびしっと控えている。
「楽しむ事は出来るが、遊びが不得手で申し訳ない」
　事前に断っていくスタイルの片倉・純也（ソウク・d16862）がぽつりと呟く。楽しむことは問題ない、充実した時間には学びがある。遊びが得意かと言われると違うだけだ。
　標準的かつタイトな紺の競泳水着をまとった稲垣・晴香（伝説の後継者・d00450）が、目の上に手で庇を作って海へ目をやる。
「まあ漁師さんも困ってるし、お仕事と遊び、両取りしちゃいましょ」
「まずイクラの位置を確認しようや。ひと狩りすんならその周辺を狩っておきてェし」
　万事・錠（ハートロッカー・d01615）に頷いたものの、【武蔵坂軽音部】の興守・理利はそこらじゅうで跳ねる巨大魚に唖然とし、青和・イチはこくんと首を傾げた。
「ほんとは、イクラが好きなんだ、けど……例のアレは、食べられないんだ……残念」
　醤油漬けでお出しできず誠に遺憾です。
「俺は炭の準備とかしとくから、気をつけてくれな」
　カナヅチの宮之内・ラズヴァン（大学生ストリートファイター・dn0164）がバーベキューコンロを運びながらのんびり声をあげる。
　ともあれ、勇真は未明の搬送に備えて仮眠をとっておくことにした。

　一行はゆっくり海底へ向かった。
　ほどなく海底に赤いぼんやりとした輝きが見えてくる。それは十や二十ではすまない、膨大な数があるのがわかった。
　サイキックには反応するそうだが、ESPはどうなのか。晴香が水中呼吸を使いながら近寄ってみたが反応はない。持ってきた棒でつついても全く変化はなかった。熱やサイキック以外ではなんら影響はなさそうだ。
　引き上げ時の潜水点や浜への船の搬送ルートの相談をすませると、参加者はそのまま海水浴へと移行した。

「トレーニング以外で泳ぐのって久しぶりだわ」
　砂浜にマットを敷いた晴香は、水着の肩紐を外して寝そべり日差しを楽しんでいた。水着のデザインでスタイルの良さがやたら引き立っている。
　普通の海岸なら砂浜でナンパのお兄さんをからかうのもアリだが、なにぶん今回は貸し切り。ハプニングはなさそうだ。
「まぁ、私の隣の指定席は随分前にSOLD OUTだけど」
　うつ伏せとはいえうっかりすれば胸が見えかねない状況、立ち位置に気を遣うラズヴァンが苦笑する。
「先輩、頼むからちゃんと水着着といてくれって」
「ねえラズくん、サンオイル塗ってくれる？　良ければ前の方も♪」
　おうと言いかけたラズヴァンが首がもげるほどの勢いで振り返った。
「前はダメだろ先輩！　SOLD OUTだろ？！」

●ひと狩りしましょう
　さて、午後である。陽が傾く前に夕食の材料を獲らねばならない。
　ちなみにどうやら漁は素潜り前提、モリや刃物を持ってきていないのは漣香と千巻、理利ぐらいのものだった。なんならサイキックを撃つつもりすらある。
「サイキックとか言ってるのが怖いですね、ガチの奴じゃん」
「ふふん、装備は完璧でしょう？　魚は岩場とかに隠れてるってテレビで見ましたよ」
「完璧すぎるって話なんですけどイイデス」
「や、別に俺はTVそんなに見てたわけじゃないんだけど……一回ぐらいならやってみてもいいかなーって思うじゃん？」
「いや止めませんよオレ」
　みをきと壱の返答に漣香がぶんぶん首を振った。イチが漣香の竿不思議そうに見やる。
「……あれ？　素潜りじゃない、です？」
「ルアーもばっちり、巨大魚を釣る海釣りのロマンを堪能するぜ！」
「よっしゃ、そんじゃひと狩り行こうぜ！」
　力説する漣香。ナイフ装備の錠が声をかけ、彼らは二手に分かれた。

　水深浅めの岩場へ向かいながら、みをきは辺りを見回した。案外深い。
「海に潜るのなんて久々です。少し緊張しますが……」
　振り返り、壱の耳元でそっと囁く。
「壱先輩となら安心です」
　それから沸いた羞恥を誤魔化すように、壱に親指を立てて見せた。
「壱先輩、良くお似合いですよ。ザ・海の男って感じです」
「いやいや、海の男になるのはこれからでしょ。立派な獲物捕らないとね！」
　囁きに思わず口をつぐんだ壱も、くすぐったげに笑って親指を立て返した。
　きなこにもお魚をあげないといけないので一尾というわけにはいかない。
　潜ったみをきは岩陰の隙間の魚影に気付いて、壱を手招いた。水を蹴って壱が傍へ。
　ジェスチャーだけで意志疎通した二人が「せーの」で放ったモリは獲物を捉えた。とんでもない勢いで暴れだし、逃げられないよう二人がかりでしっかりと押さえつける。
「……どうでしょう？」
　桜色のマダイが、二本のモリに貫かれていた。

　モリを掲げた朱那が海を覗きこみながら気勢をあげた。
「料理はできないケド仲間が上手に捌いてくれるいうし、丸焼きなら出来る！　夕飯に超期待だネ！」
「へへっ、一番おっきな魚捕まえようぜー！」
　才葉も勢いよく海へバシャバシャと入っていく。潜ってみれば目の前を、桜色のマダイが泳ぎ去るところだった。頭だけで１メートルあったけど。
　マダイを見送り振り返ると、メタリックな青緑色のアジに素手で掴みかかっていた。思わず笑ってしまう才葉のほうへアジを追いたて始める。ここは連携プレーの見せ所だ。
「任せてー！」
　無意識に繰り出す殺人技巧はモリを操り、魚の延髄を見事貫いた。
「やったー！」
「素手で捕まえようとするとこがシューナらしいな？」
「鋏でちょーんてしようかと思ったけどネ！」
　もちろん海底のイクラに当たらないよう細心の注意を払ってです。豪快さに思わず笑った才葉は、もう一度朱那をを海へ誘った。
「もう少し夏の海を楽しもう」
「うん！」

　そのころの【武蔵坂軽音部】。水中呼吸でスタンバイＯＫのイチが、ひとかかえもありそうなブリを見つけて先陣を切る。
「僕、魚の気を引くので……その隙に……」
「わっ、そっち行きましたよ！」
　水中の魚は方向転換や加速がただでも素早い。翻弄される理利が思わず声をあげた。普通に泳げはするものの、運動神経に自信がないから不安がよぎる。
（「とはいえ、でかいなあ……顔、恐い……」）
　目つきが悪いブリだわで緊張するけれど、イチもブリの前で手を広げた。
　すり抜けようとするブリと一気に距離を詰めた錠が、延髄にナイフを突き立てる。即シメられたブリがぽかーっと水面に浮いた。
「よっしゃ、仕留めたぜ！」
「……錠さん、すごい海の男が板に付いてますよね」
　拳を突き上げる錠にしみじみと感心した声で理利が頷く。と。
「……先輩、助けて……」
　水音混じりのイチの声に振り向けば、彼がダイオウイカかってぐらいのイカにぐるぐる巻きにされていた。吸盤が顔に吸い付いている。
「アオ？！」
「しっかりして下さい！」
　錠と理利がイカに飛びついた。

　一方、うきうきと釣り糸を垂らした千巻と漣香。
　なかなかかからない。小さくあくびをした千巻が横目で漣香を見る。彼はうきうきと水面を見下ろしていた。
「釣れるかなー美味しいお刺身食べた……」
「どーん！」
　景気のいい号令と同時に、千巻が漣香を海にポイ。
「アイター？！」
　頭から落ちる漣香を追って千巻も身を躍らせる。
「ぶはあ……ちょっと！　ちろるさん！　オレが灼滅者じゃなくて泳げなかったら死んでたよ！」
「まぁまぁ、折角の海だもん。泳いで獲るのも楽しいじゃない？」
　輝くような笑顔で言われてしまったら、漣香に言い返すことはできない。
　二人で潜っていくと、やたら鋭い槍が何本も海底から突き出しているのが見えた。
（「……あのトゲトゲ、まさかウニ……？！」）
　ちぃちゃんはお高い魚貝類が大好きである！
「うわでかい、なにあれ怖い。モンスターじゃない？　あれ食う気なの？」
「灼滅者にそのトゲが通用すると思うなよっ！」
　そう言ったつもりの両者だったが、もちろんがぼがぼいっただけだった。明らかに食う気の千巻に続いて、漣香も突貫する。
「うおりゃー！　あっトゲ痛ぇ！？」

　結構な漁の魚が水揚げされる中、壱とそう大きさの変わらないコノシロにきなこがかじりついて尻尾をぴんと立てていた。トホホって顔で壱が肩を落とす。
「きなこ、それ俺じゃないよ？」
「うわでっかいな！　このマダイ３メートルはあるんじゃないか？！」
　みをきと壱の獲物がどうやら一番大きいようで、勇真が驚いた声をあげる。
　魚は切ればいいかなって顔のイチが茫洋と首を傾げた。
「……興守くん……これ、チェーンソーとかで、切るべき……？」
「チェーンソーはちょっと」
　さばくぐらいはできるから、包丁を取り出しながら理利が止める。
「男料理でよけりゃ味付けも頑張るぜ？」
　祖母仕込みの和食が得意の錠が包丁をふるい始めた。まずは手早く刺身を造りながら、貝やイカは網焼き開始。
「ラズ、よかったらこっちで料理手伝ってくれや！」
「おう引き受けた！」
　ラズヴァンも下ごしらえや付け合わせの野菜を刻み始める。
　手早く魚をさばく錠の手元を漣香は期待の眼差しで見つめていた。綺麗なお造りになると歓声をあげる。
「やったー！　刺身、刺身！　錠さんさすが！」
「漣香くん、焼きウニあげるからお刺身ちょうだい！」
　千巻が目を輝かせて身を乗り出す。
　理利が生魚が苦手と知っている錠はバーベキューコンロで藁焼きも始めていた。生臭さがなくなって、表面がパリっとしたら下ろして削ぎ切り。
　口に運んだ理利が目を瞠る。
「！！　すごく美味しいです……！　こんな美味しい魚料理、食べたの初めてだ……！」
「獲れたてとかマジで贅沢だよな」
　称賛に嬉しそうに目を細める錠へ、千巻からの絶賛も贈られた。
「んまぁ～い！！！」
　軽く塩を振って焼いたアジ半身の美味しさよ。そのアジを獲ってきた朱那と才葉もほろりと崩れる身を噛みしめて悶絶した。

　そんな中、純也が開いた魚を土産用に一夜干しにする処理をしていた。彼の様子を眺めていたみをきより早く、壱が声をあげる。
「あれ、センダツ、食べてないよね？」
「……先達各位は食事に専念して貰って構わない」
　顔を見合わせたみをきと壱が立ち上がった。手には藁焼きのアジと刺身のマダイ。
「せっかくですから一緒に食べませんか？」
「脂のってて美味しいよ」
　たいへんな偏食家である純也にとって、脂のりのりの巨大魚などハードルが高すぎてチャレンジする気にはなれない。学園祭のかき氷とはわけが違う。
「……勿忘と風宮は連携が冴える様子で何より、だ」
　一拍おいて純也が脱兎のごとく駆け出し、みをきと壱が追っていく。残された仲間たちの間で爆笑が弾けた。

●イクラは醤油漬け多数派
　ガイオウガの力の塊の引き上げが始まった。
　夜も明けきらぬ中、みをきが手配しておいたボートを湾に出す。力の塊を海底からボートへ、ボートから岸へとピストン輸送の構えだ。純也が軽トラックをなるべく浜の近くまで寄せて停め、荷台から網をとって仲間へ配る。
　足ヒレ着用で潜ったみをきが、転がるイクラのような力の塊に網をうつ。網を手に追って潜ってきた朱那も手早く力の塊をまとめ始めた。海中とはいえかなりの数だ、怪力無双は役に立つ。
　力の塊を出来るだけ多く包み海面へ向かって泳ぎだした漣香は、目の前を優雅によぎった煉にがぼっとかなりの空気を吐いた。
「お前も仕事しろ！」
　先んじてボートへ着いていた勇真が網を受け取った。すべり止めのついた軍手で慎重に力の塊をボートへ移す。みをきの発案の遮光シートで力の塊を覆っていると、晴香が海面に顔を出した。錠が思わず声をかける。
「稲垣先輩大丈夫か？　男子で運ぶんで心配ないっすよ」
「プロレスラーの鍛え方、舐めてもらっちゃ困るわよ！」
「余計な刺激を与えない為にも手早く終わらせよ！」
　再び網を手に勢いよく潜って行かれては、錠も笑うしかない。朱那の言葉も尤もだ。
　やがていっぱいにイクラを乗せた船は、岸へ寄せて停泊した。
「うっわコレ結構重いよ！」
　ボートを岸に寄せて力の塊を持ち上げた漣香が驚きの声をあげる。ビハインドの煉が中継し、受け取った千巻は少し離れた軽トラックまで駆けた。
「ふぃー、これ結構な一仕事だねぇ」
　溜息をつく千巻の声は弾んでいた。夜の海と軽トラックをエアシューズのブレードで素早く往復しながら、秘密裏の運搬作業。普段とは違った感じが楽しい。
　これだけの湾が温泉ほどに温まるほどの熱量をこの力の塊が放っていると思うと、勇真はつい溜息をついた。
「すごいよな、そこに力があるだけでこれって。本体はどんだけなんだろうな」
　頷いた千巻もイクラにしか見えないそれを眺める。
　ダークネスのことは嫌いではない。互いに何か必然があって存在しているのではないかと思うから。
　一方でガイオウガの力の発露に、しみじみと晴香も首を傾げた。
「これだけの熱エネルギー……何かに使う方法を考えたいわよね……」
　用意した軽トラックにイクラを次々と積み込み、シートをかぶせてロープをかける。
　あとは鶴見岳に搬送するだけだ。ロープウェーを動かせないか事前に学園側に打診したが無理のようだった。一般人が紛れ込みかねず、うまく封鎖し運用しても動かしていれば目立つという事情もある。
「運転気ィつけろよ？　無事に全員で帰るまでが臨海学校だからな」
「忠告に感謝する。気をつけて行こう」
　運転を担当する純也はそう請け合うとエンジンをかけ、出発していった。
　仲間たちとログキャビンへ戻る漣香の足が止まる。父方の田舎が海のある町で、昼の賑やかさと違った夜の海も好きだった。

　さざ波が、命の生まれる音がする。
　イフリート達もそうやって生まれてきて、ガイオウガの元に還りたいんだろうか。

　そんなことを、ふと思った。

●イクラ完納致します
　無線のスイッチを入れると、警戒にあたっている他の輸送担当者たちの『異状なし』との定期連絡が入る。つい先日も鶴見岳へ来た二人は目を見かわした。
「シラミネが本能を越えて、灼滅者の伸ばした手をとった事に驚かされた。望外の驚きの借りの一部は、力の流出阻止で返そう」
「オレも驚いた。帰ったらシラミネにきちんと吸収されたって伝えたいし、今日はちゃんと見届けておきたくってさ」
　純也に水を向けられた勇真が笑みを浮かべる。
　登山口についた軽トラックを下りながら純也はＤＳＫノーズで警戒を続けていたが、幸い業の深いものは付近にはいなさそうだ。
　力の塊を手持ちと背負子に分け、『隠された森の小路』で迷わぬように登りはじめる。するとほどなく、しっかりかけたロープが緩みだした。
「……これ、小さくなってないか？」
「そのようだ」
　力の塊はひとまわり小さくなっていた。ガイオウガへ吸収され始めたのだろう。火口まで登る必要はなさそうだ。転がり落ちないよう窪地へ力の塊を集めてどんどん運びこむ。
　全ての運搬が終わるころ、山の端からまばゆい光が差してきて勇真は眼を細めた。
「ご来光ってやつだ」
　陽光が緑深い森を照らし、凝る闇を駆逐して鮮やかな色彩を明らかにしていく。昏かった空も見るまに青い色を取り戻し、世界は新しい一日へと塗り替わった。
　振り返って見れば、最後の力の塊が消えていこうとしている。
（「シラミネやガイオウガと共に戦えるように」）
　勇真のこめた祈願はガイオウガまで届いているのだろうか。
　それとて、今はわからないけれど。

　ご来光を堪能した二人は下山の途についた。
「さっ、戻ったら朝飯だなー」
「食欲旺盛なのは体調維持に重要だ。とても良い」
　伸びをする勇真に応じながら、純也はどう食事を回避したものか考えていた。

　ガイオウガは灼滅者とどのような関係を築くのか。
　灼滅者たちは仲間たちとの思い出と純也手製の魚の一夜干しをお土産に、臨海学校を終えて帰途についたのだった。

作者：六堂ぱるな	重傷：なし 死亡：なし 闇堕ち：なし
種類： 公開：2016年8月23日 難度：普通 参加：8人 結果：成功！
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