来世に希望と欲望を

    作者:飛翔優

    ●悪魔のささやき
     新学期を迎えた学生たちが少しだけ疲れた表情を見せながらも、友人らと共にかけがえのない放課後を過ごしていく商店街。お腹をくすぐる美味しそうな匂いを感じながら、白金・ジュン(魔法少女少年・d11361)は語りはじめた。
    「この街でソロモンの悪魔が活動している……そんな噂を聞いたんだ」
     ソロモンの悪魔。人間を闇の道へと誘う、伝説の悪魔たち。
     闇の道へと誘うため、人間の欲望を利用することも多い。今回も、利用しようとしている欲望は……。
    「来世への期待……って言うんだろうか。ソロモンの悪魔は学生が多く集う商店街に部下を放ち、冴えないやつを探しているらしい。そして、見つけたらこんな誘い文句を投げかけるのさ」
     ――僕と契約して異世界転生しようよ。
    「つまり、今が辛いなら来世に期待をかければいい。契約すればすごい力をもって異世界に転生させてやる……ってやつだ」
     胡散臭いことこの上ない。実際、そんなことはできないと思われる。
     しかし、学校という狭い世界に生きていることも多い学生たち。その世界に恵まれていないのなら、次に期待をかけてしまうことも無理のないことだろうか。
    「だから、今のうちに解決しとこうってわけだ」
     そのためにも、まずはソロモンの悪魔の部下であるスカウトマンと接触する必要がある。
    「奴らは冴えない学生をメインターゲットにしてるらしい。だから、冴えない風を装えば向こうから寄ってくるだろうさ」
     後は話に乗った風な演技を行い、根城へと案内させればいい。スカウトマンの目に止まらなかった者は、その後を追いかければ良い。
     そうすれば、ソロモンの悪魔との接触も叶うだろう。
    「つまり、ソロモンの悪魔ごとこの悪事を叩き潰せるって算段だ」
     もっとも、相手の戦闘能力他に関する情報は乏しい。
     分かることがあるとと言えば、ソロモンの悪魔が一体。そして、その部下であるスカウトマンたちは力を分け与えられていることが予想される点。また、ソロモンの悪魔に危機が迫れば、スカウトに出ている者たちも戻ってくるだろう点。そして……。
    「騙されてついていった奴らも、その根城にいるんじゃないかと思う。仮に戦いに加わるような力がないとしたら、どうにかして安全を確保してやる必要があるだろう」
     以上でわかってることは全部だと、ジュンは締めくくる。
    「確かに、学校しか知らねぇんじゃ狭い世界かもしれねぇ。けど、世界は広い、まだまだやれることは沢山ある。そんな奴らの未来を奪っちゃいけない。だから、ソロモンの悪魔をぶっ飛ばそう」
     若者の未来を守るためにも……。


    参加者
    アリス・バークリー(ホワイトウィッシュ・d00814)
    神楽・三成(新世紀焼却者・d01741)
    鴻上・巧(氷焔相剋のフェネクス・d02823)
    ルーシア・ホジスン(低俗霊祓い・d03114)
    白金・ジュン(魔法少女少年・d11361)
    戯・久遠(悠遠の求道者・d12214)
    枸橘・水織(あくまでも優等生な魔法使い・d18615)
    ニアラ・ラヴクラフト(宇宙的恐怖崇拝者・d35780)

    ■リプレイ

    ●次を夢見るその前に
     あつく手を組み街を歩いて行くカップルに、楽しげな喧騒を響かせながら店を巡っていく学生たち。商いの声、食べ物の香りと合わさり放課後の時間を迎えた街は幸せに満ちていた。
     それでもなお、心晴れぬ者はいる。
     ニアラ・ラヴクラフト(宇宙的恐怖崇拝者・d35780)はライトノベルを読みながら、傍らを歩く白金・ジュン(魔法少女少年・d11361)に語りかけていた。
    「世界は腐った果実。されど俺は莫迦だ。現実逃避から逃避不可能」
    「こんな風に毎日何となく過ごして、進学して就職して、もうなんか先が見えちゃってるよなーオレ等の人生。あーっ今すぐなんか起きねーかなっ!」
     どことなく噛み合わない会話ながらも、互いに頷き愚痴り合う。総じて幸薄く思える二人が声をかけられたのは、きっと必然。
    「――僕と契約して異世界転生しようよ」

    「この手の小説とか……みお嫌いじゃないんだけど……」
     スーツをパリッと着こなしたスカウトマンが導くままに歩きはじめていく二人を仲間と共に置い始めながら、枸橘・水織(あくまでも優等生な魔法使い・d18615)はため息を吐き出した。
     もっとも、嫌いではないという小説の内容に対しても思うところはある。だからこそ、投げかけることのできる言葉もあるだろう。
     考えているうちに、スカウトマンが人気のないビルの前で立ち止まった時、水織は拳をぎゅっと握りしめる。
     突入タイミングを測りはじめていく……。

     階段を登り、導かれたのはビルの三階フロア。ジュンとニアラの瞳に飛び込んできたのは並べられた机にコンピューターの数々。積み上げられた資料や書物、その前で作業を行っている少年少女たち。
     観察しているうちに、同様に連れてこられた学生が集い……説明が始まった。
     異世界へ転生するために、転生した後に与えられる力を存分に発揮するために、知識が必要。そのための準備、及び転生の対価となる労働を、この場所で行ってもらう。
     概ねそう纏められる言葉を、口調を声音を弄して言い含めてくるスカウトマンたち。中で作業している少年少女たちもうんうん頷いている様子を見て、連れてこられた学生たちも信用しはじめてしまった様子。
     対象的に……意図して目立つ形で、ジュンは盛大なため息を吐き出した。
    「散々こき使われて、準備ができたって言われて、来世へ旅立つってそれで大人しく死ぬんですか!?」
     フロア内がざわついていく。
     構わずジュンは続けていく。
    「今できないことは場所を変えたって出来たりはしませんよ? 今の自分を認めて出来ることからコツコツとやらない限り。何も変わったりはしません、いい加減に目を覚ましてください!」
     スカウトマンたちの表情に変化はない。
     学生たちは動揺していた。
     しかし、少年少女たちは呆れたようなため息を吐いた後に作業へと戻ってしまった。
     ジュンは拳を握っていく。
     状況を見定めていたニアラは口を開きかけ……最奥のしきりに気づき視線を移した。
     気取ったか、仕切りの影から異形が……胸にダイヤのスートを持つソロモンの悪魔が顔を覗かせてきた。
    「ふぉっふぉっふぉ、世の中はそうやってできておる。このまま生きておったとして、どうして誰かにこき使われて捨てられぬと言えようか」
     弱肉強食、ブラック企業、割に合わない仕事の数々……ソロモンの悪魔は語り、しかしと声音を変えた。
    「世界が変わればルールも変わる。現世を抜け出せば……貴殿らの望む世界もあろうものよ」
     頷き、熱っぽい視線を送りはじめていく少年少女たち。
     うつむき、考えはじめていく学生たち。
     一呼吸の間を置き、ニアラが冷水を浴びせかけるように冷たく告げる。
    「異世界での生活も滑稽と解く。既存の物語など嘲笑すべき。貴様等の望む世界は誰かの思考か。悪魔の囁きは退屈への誘いと想え。甘美な声は毒よ」
    「その通ーり!」
     直後、フロア内に入るための扉が吹っ飛んだ。
     ジュンとニアラを除く者たちが一斉に振り向く中、ルーシア・ホジスン(低俗霊祓い・d03114)は力強く拳を振り上げる。
    「旨いものを食べ現実を楽しむこと、現実を必死に生きたモノだけに来世へのパスポートがいただけるのだとわたしは信じるのです」
     ちらりと様子を伺う。
     あっけにとられているだけの様子だったから、一呼吸の間を置きつつ女子高生らしい太ももをちらり、ちらりとわざと見せ始めた。
    「ええい異世界来世とか考えるより現実をリアルに感じろ! 今生は根性だ! 生きたまえ学生諸君! 生きていればこそ道の開ける可能性の大海原へ乗り出そうではないか!」
     言葉を畳みかけていくと共に、力を放つ。
     心を奪おうと試みる。
    「若人がなすべきは来世を妄想することじゃなくてなぁ~愛しあう事だろ愛。来世でやんの? 今でしょ!」
     光を放ち、視線をおくれば学生たちは頷いていた。
     けれど、すでに作業を行っていた少年少女の変化は薄い。
     せいぜい、手が止まっただけ。
     それですら大きな進歩だろうと、続けて水織が語っていく。
    「……どんなにすごい力を貰って異世界に転生したとして、その人生に不満があれば、また異世界転生すれば良い……そういう風に考えるんじゃないのっ!?」
     不満などない世界などありえない。
     不満のない人生もまた、あり得ない。
    「運命は必死に生きようとしている人に味方するのっ!! ……簡単に今の人生を諦めるような人には絶対に味方しない」
     水織自身、そうだった。
     誰かを救おうとして、望まぬ力を手に入れた。
     迷いながら、人を堕落させる悪魔への道を選んでしまった。
     そんな時、見つけ出してくれたのが……武蔵坂学園。だから……。
    「例え、異世界転生しようとも、それはついてまわるんだよ」
    「さて、そろそろ目を覚ます時間だ」
     言葉を次ぐため、戯・久遠(悠遠の求道者・d12214)もまた喉を震わせた。
    「夢を見るなとは言わん。だが、それが叶った時、それは夢では無く現実となる」
     そして、例え違う世界に行ったとしても、そこで確実に上手くいくとは限らない
    「今という現実で竦んでいる者が、別の現実で竦まんと何故言えるのだ?」
     成功する可能性もあるだろうが、同様に失敗する可能性もあるだろう。
    「すぐには戦えないだろう。だが、今起こっている現実を見る事くらいは出来るはずだ」
     言葉が広がるとともに、フロア内は水を打ったような静けさに抱かれる。
     だからだろう。ソロモンの悪魔は、盛大なため息と共に言葉を響かせた。
    「はてさて……議論するのは吝かではないが、少々この者たちには刺激が強すぎる。そこでどうじゃ。ここは一つ、力で決めよう。さすれば……わしの力の証明にもなるじゃろう」
     ソロモンの悪魔が促せば、少年少女たちは席を立つ。
     灼滅者たちの横を抜け、フロアの外へと向かっていった。
     一方、三人のスカウトマンたちはソロモンの悪魔の元へ行き、守るような陣を敷きはじめていく。
     一般人が全員外に出たことを確認した神楽・三成(新世紀焼却者・d01741)は、無骨な斧を固く握りしめた。
    「ひとまず熱病は冷めたとして、あれだ。情勢無視して信者集めとは、度胸があるというかなんと言うか……」
    「Slayer Card, Awaken!」
     アリス・バークリー(ホワイトウィッシュ・d00814)は武装し、スカウトマンたちに視線を送った。
     彼らもソロモンの悪魔の甘言に騙されたのか、それとも別の理由から従ったのか。
     何れにせよ……と、アリスは魔力を集めていく。
     やるべきことに違いはないと、狙いを定めはじめていく。
     ジュンもまた、声高らかに響かせた。
    「マジピュア・ウェイクアップ! 希望の戦士ピュアホワイト、あなたの悪夢を終わらせます!」
     ピュアホワイトへと変身し、ソロモンの悪魔をびしっと指差した。
    「心の隙に付け込むのが悪魔の常套手段とは言え、あなただけは許せません! 人々の心を守るこのマジピュアが相手です!」
    「ふぉっふぉっふぉ、威勢が良いのう……」
     笑顔とは裏腹に、ソロモンの悪魔の瞳は敵意に満ちていて……。

    ●転生を騙るもの
     ナノナノのぜろに治療待機を命じながら、ニアラはソロモンの悪魔を指し示す。
    「悪魔の世界は井の蛙と説く」
     氷の塊を放ち、不可視の壁に阻まれていく様子を確認した。
     気を引くことはできたのだろう。ソロモンの悪魔の視線がニアラへと向けられていく。
     彼がソロモンの悪魔を抑えているうちに……と、アリスはスカウトマンたちに向き直った。
    「まずは取り巻きから始末よ」
     集めていた魔力を解き放ち、スカウトマンの周囲を凍てつかせた。
     冷たき世界に自ら飛び込んだ三成は、斧を縦横無尽に振り回す。
    「オラオラ支持待ち人間共、お前ら如きが俺に勝とうなんて百年早ぇんだよ!!」
     風圧に煽られたか、スカウトマンたちがたたらを踏み始めた。
     それでも……と手首のスナップを活かして投げられた名刺の数々が、鴻上・巧(氷焔相剋のフェネクス・d02823)に襲いかかる。
     両腕で顔を庇いつつ、名刺を掠めさせるに留めた巧。
    「この程度……」
     スカウトマンたちに強い視線を向けながら、虚空に無数の刃を浮かべていく。
    「刃には、刃です……」
     無数の刃がスカウトマンたちに襲いかかる。
     最も多くの刃を受けた右側のスカウトマンの懐にルーシアが踏み込んだ。
    「さあさあ、まずはこのスカウトマンからぶっ飛ばしちゃおう!」
     縛霊手をはめた拳を握りしめ、みぞおちの辺りにフックを撃ち込んだ。
     うつむき、よろめくスカウトマン。
     殺到していく灼滅者たちの刃、拳。
     瞬く間にボロボロになっていくスカウトマンに、巧もまた影を込めた拳で殴りかかった。
    「今から、あなたを殴ります……」
     右頬へと撃ち込んで、壁へと叩きつけていく。
    「幻覚……ではないですよ!」
     白目をむき倒れていくさまを見て、静かな息を吐き出した。
     残るスカウトマンたちも、力量そのものは非常に低い。ソロモンの悪魔の横槍をいなしながら攻撃を重ね……程なくして、総員地に伏せさせることに成功した。

     一人残されてなお、余裕を崩さぬソロモンの悪魔。
     睨みつけながら、アリスは魔力の矢を浮かべていく。
    「名前を聞いておきましょうか、ソロモンの悪魔」
    「貴様等に名乗る名などない。知りたくば……わしを倒してみせよ」
    「あら、それなら……」
     口元に笑みを浮かべるとともに、魔力の矢を解き放った。
     間に紛れ込ませるようにして、巧もまた幾つもの光輪をソロモンの悪魔に向けて放っていく。
    「幻覚には、幻覚です……」
    「はっ!」
     その多くを不可視の壁で叩き落とし、ダメージを最小限に抑えていくソロモンの悪魔。鋭く瞳を光らせながらニアラを指差し……。
    「……」
     不意にニアラの前に浮かんだ光景が何だったのか、他社が知ることはできない。
     ただ、ニアラは表情を変えることなく、心音を乱すことなく、ソロモンの悪魔を指し示し返していく。
    「大勢は決した。なれば、後は流るるままに解く」
     黒に染まった二枚貝の影を解き放ち、ソロモンの悪魔の前で口を開いた。
     不可視の壁に阻まれていく中、横合いを飛ぶぜろのシャボン玉がソロモンの悪魔の肌に張り付きはじめていく。
    「むっ」
     ダメージそのものは蓄積していたか、ソロモンの悪魔が軽く後ずさった。
     すかさず久遠が踏み込んで、手を伸ばせば届く距離で影刃を解き放つ。
    「我流・灰塵曲輪」
     影刃は二枚貝の下を通り、ソロモンの悪魔を斜めに斬り裂いた。
     弾きながら仰け反るソロモンの悪魔を目標に、ルーシアは脚に炎を宿して跳躍。
    「それじゃあ、また来世!」
     不可視の壁を蹴り破り、ソロモンの悪魔の顔を踏みつけた。
     炎上していくソロモンの悪魔の体を、水織の放つ光が貫いていく。
    「ぐ……」
     うめき声を上げながらも体勢を整えていくソロモンの悪魔に、水織は今ならば……と質問した。
    「あなたの後ろに……今回の件の黒幕がいるんじゃない?」
    「……何?」
    「大悪魔どもとか……ね」
     アリスもまた問いを放ち、ソロモンの悪魔の様子を伺っていく。
     一呼吸の間を置き、ソロモンの悪魔は笑い始めた。
    「ふぉっふぉっふぉ……何を言うかと思えば。そんなものはいない。わしはわしの力で上を目指す、そのためにこうして活動していたのじゃからな」
    「そう……」
     ならば、集めていた情報は全てこのソロモンの悪魔のためのものか。
     蓄えさせていた知識は、手足として使う為に必要だったものなのか。
     それは戦いの後に調べられるだろうと、アリスは影を解き放つ。
     影に飲み込まれていくソロモンの悪魔を前に、三成はピュアホワイトに視線を送った。
    「んじゃ、決めるか。なあ、ピュアホワイトぉ!?」
    「ええ……悪夢は、終わらせましょう」
     三成は無骨な斧に炎を走らせ、ピュアホワイトは爆霊手をはめた拳を握りしめる。
     呼吸を重ねながら走り出し、同時に間合いの内側へと踏み込んだ。
     炎の剣が上段から、拳が下段からソロモンの悪魔に襲いかかる。
     纏わりつく炎に邪魔されたか、ソロモンの悪魔は避けることもできず上下からの衝撃に晒された。
     空を仰ぐ形で倒れながら、ソロモンの悪魔は口を開く。
    「……ノイタン・ラカニエラ……それが、わしの名じゃ……」
     約束通り名を告げた後、姿を薄れさせはじめていく。
     消滅していくさまを見つめながら、ピュアホワイトは言い放った。
    「貴方の悪夢、終わらせました」
    「こんな連中に負ける訳はねぇよ! なあ、ピュアホワイトぉ!?」
     三成もまた勝鬨をあげ、笑顔を仲間たちへと向けていく。
     大きな怪我を負ったものはいない。
     外で待っている学生たちの心も、きっともとに戻っていることだろう。

    ●ただ、今を全力で
     緊張を解くとともに、久遠は改めて仲間たちを労った。
    「皆、お疲れ様」
     治療もまた施されていく中、倒れたままのスカウトマンたちへ視線を送っていく。
    「現実逃避も偶にするのは効果的だが、いつも逃げてばかりでは強くなれん」
    「退屈で変わり映えのしない日常、それもまた貴いもの。それに、今を精一杯生きていないのならば見えていないものもある。そう思います」
     巧は拳をギュッと握りしめ、一人、また一人と立ち去っていく気配を伝えてくる学生たちへがいる方角へと視線を送った。
     彼らのその後を案じながら、灼滅者たちは各々の作業を続けていく。
     やはり、資料は全てソロモンの悪魔……アカニエラのためのもの。大悪魔とのつながりを匂わせるものはなく、純粋に信者を手足として使うためのものだったのだろう。
     放置すれば、あるいは大悪魔に比肩する存在へと成ったかもしれない。その前に叩き潰すことができたのは僥倖だった。
     灼滅者たちは全ての作業を終えた後、ビルを後にする。
     今日を精一杯生きるため、明日も精一杯生きるため。
     今という人生を、全力で生きていくために……。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2016年9月21日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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