「みんな、あの強力なガイオウガとよく戦ってくれた! アツかったぜ、あのバトル!
確かに垓王牙大戦は事実上敗北したが、ガイオウガを思い切りたたきのめしたことで奴も今は回復に専念してる状況だ。
ということで、最盛期の力を取り戻させないように、俺たちも動くことにしよう」
ガイオウガは日本各地の地脈から自らの力を結集することで復旧をはかっている。
それが成される前に、日本各地の地脈を守るガイオウガの化身を灼滅するのだ。
「といってもガイオウガの化身だ。メチャクチャ強いぞ。しかも周囲にはひとつやふたつじゃないイフリートが守備を固めてる筈だ。本来なら近づけないが……ここで役に立つのが、皆が先の戦いで切り離した『協調派の意志』だ」
尾を切り落とすことで協調派を確保した武蔵坂学園。
その『協調派の意志』は今回、防衛イフリートたちの戦意を無くすという形で協力してくれるのだ。強力なイフリートには影響を及ぼせないが、充分な助けだろう。
「だから、俺たちが戦うのはボスにあたる『ガイオウガの化身』だけだ。周囲の戦闘の意志を押さえるためにも少数精鋭で戦いを挑む必要があるってコトも忘れちゃいけねえな」
そこまで説明したところで、ニトロは腕を組んで唸った。
「しかし……今回はいつもより厳しい戦いになりそうだ。場合によっては闇堕ちを視野に入れる必要もあるかもしれない。けど、俺は信じてるぜ。これまでもつらい戦いを勝ち残ってきた俺たちだ。こんな所で負けはしない」
戦闘が行なわれるのは地下の広い空間だ。崩落や、現地への移動については問題ない。『協調派の意志』から生まれたイフリートが案内してくれる。
「ここで戦うべきイフリートはたった一体。しかしこの場で最強の一体だ。見てくれ……」
ニトロが描いたスケッチには、『アンリミテッドヒート』という名称と共にいくつかの能力について触れられていた。
見た目は燃えさかる巨大な肉食恐竜を思わせ、背中からは炎のように紅蓮のオーラが無数に立ち上っているが、その全てが彼の武器だ。
「口から吐く熱光線。背中から伸びるオーラ。そして何よりこの巨体から放たれる怪力。すべてが驚異となるエリアボスクラスのイフリートだ。」
一拍おいて、ニトロは皆へ向き直る。
「かなりの強敵だ。無傷での勝利は難しいだろう。だが、あえて……あえて言わせて貰おう! 気持ちよく戦ってこい! 皆の掴んだ未来なら、俺は全力で肯定するぞ!」
参加者 | |
---|---|
ティセ・パルミエ(猫のリグレット・d01014) |
神虎・闇沙耶(鬼と獣の狭間にいる虎・d01766) |
待宵・露香(野分の過ぎて・d04960) |
皇樹・零桜奈(漆黒の天使・d08424) |
ナタリア・コルサコヴァ(スネグーラチカ・d13941) |
天枷・雪(あの懐かしき日々は・d28053) |
白藤・幽香(リトルサイエンティスト・d29498) |
高原・清音(白蓮の花に誓う娘・d31351) |
●煙
靴底が岩を踏むたびに、ゴムの焼ける臭いがした。
空のドリンクボトルから落ちる滴が、一瞬で消えていく。
天枷・雪(あの懐かしき日々は・d28053)はぐつぐつと鳴る地下空洞の岩場を、まっすぐに歩いていた。
周囲には無数のイフリートが、警戒姿勢のままこちらを目で追っている。
襲いかかってこないのは、味方の猫型イフリートが抑制しているからだ。
「認めるわ」
深く息を吐く、待宵・露香(野分の過ぎて・d04960)。
「わたしの中に奢りがあったこと。それが今につながる一因になったこと。だから……」
「……乗り越えないと……これは……結果だから……」
目を開ける高原・清音(白蓮の花に誓う娘・d31351)。
高さも幅も、今までとは比べものにならない程に広い空間へと出た。
「戦争での雪辱……晴らさせてもらうぞ……」
皇樹・零桜奈(漆黒の天使・d08424)はポケットに手を入れ、カードを滑り出した。
雪も、露香も、清音も、皆一様にカードを取り出し、顔の前に翳す。
自らのカードを翻し、ナタリア・コルサコヴァ(スネグーラチカ・d13941)は目に力ある光を浮かべた。
「誇りのために、守るために。私たちの戦いを始めます」
エネルギーが渦巻いていく。
ティセ・パルミエ(猫のリグレット・d01014)と神虎・闇沙耶(鬼と獣の狭間にいる虎・d01766)もまた、エネルギーの渦を取り込んでいく。
「負けられない時。それが、きっと今」
「慎重かつ大胆に攻めよう」
「それにしても」
目の前の巨大な岩が、ゆっくりと『開眼』した。
これは岩などではない。
生き物だ。
巨大な生き物だ。
白藤・幽香(リトルサイエンティスト・d29498)は目を細め、カードを強く握った。
「可愛くないわね。いいわ、可愛いと本気が出しづらいもの」
起き上がり、こちらを見下ろす、イフリート――アンリミテッドヒート。
空間をゆるがすほどの咆哮と共に、アンリミテッドヒートは巨大な炎の翼を広げた。
自らを照りつける熱気を押し返すように、灼滅者たちは走り出した。
戦うために。
●灰
推定戦闘力は今のチームの総合戦力を超えるとみて間違いない。
この戦いに挑んだ八人は、それゆえの覚悟をもち、それゆえの策を立て、それゆえの気持ちで挑んでいる。
その一つが、清音の第一射であった。
「……隙を作るわ……お願い……」
アンリミテッドヒートを囲うように左右へ走る仲間たちとは別に、清音はその場から動かずに腕を振り上げた。
手には一冊の手帳。
ページの間に潜む影業が波のようにあふれ出し、巨大な龍となってふくれあがった。
影業は即座に分解。アンリミテッドヒートの身体各所へ巻き付き、周囲の岩へとピックを打ち込むようにして次々と拘束していく。
「掴んだ! 畳みかけて!」
露香がロッドを地面に叩き付けると、アンリミテッドヒートの周囲に不思議な霧を発生。視界を覆っていく。
「『ソノ死ノ為ニ、対象ノ殺戮ヲ是トスル』」
霧を割くように帯を解く零桜奈。
と同時に、幽香もまた大きな包帯を放り投げた。
「涼しい季節になってきたのに、この暑さは無粋よ」
射撃姿勢。
二人のレイザースラストは霧を貫いてアンリミテッドヒートへ命中。
ラインをたどるように走って次なる攻撃を――とそれぞれの武器を取り出したその瞬間、霧の向こうから淡い光がさした。
光は一瞬で膨らみ、爆発し、膨大な光のラインとなって零桜奈を包み込んだ。
「……!」
咄嗟に刀を翳し、防御姿勢を固める零桜奈。
これが常人であれば灰も残らず消え去っていた所だ。高度な灼滅者であるところの零桜奈でさえ、手足が焼けて千切れるのではと思うほどの熱量と衝撃である。
彼女を助けていた霧も、狙いをつけるためのレイザースラストの学習情報もまるごと消し飛んでいく。
それだけではない。
アンリミテッドヒートは口から吐き出したであろう熱光線を右から左へ薙ぎ払うかのように振った。
一瞬、キュンという空気のねじれたような音がしたかと思うと、途端に周囲の岩壁から地面から天井からなにからなにまでが爆発した。
更に全身から伸びた大量のオーラがそのまま破壊光線となり、周囲の壁という壁に突き刺さって爆発していく。
仲間を庇うように防御姿勢をかためるナタリアやティセたちが、まるで小さな紙切れを息で吹いたかのように舞い飛んでいった。
「なんて破壊力……」
幽香は視界を腕で覆うようにして光を遮り、そして歯噛みした。
エンチャント効果などつけている場合ではない。
格下の眷属や、対等かそれ以下のダークネスが相手ならそういった余裕を灼滅への近道へと利用できたりするが、アンリミテッドヒート相手にそんな余裕はまるで無かった。
判断を誤れば負ける。
「やっぱり、当初の作戦でいかないとだめかしらね……」
一方でナタリアとティセは、激しく損傷した前線の維持を要していた。
簡単に言うと、ディフェンダーで固めまくった前衛チームがいきなりへし折られかけたのだ。
相手との戦力差は激しく、アンリミテッドヒートはパワーでのゴリ押しが得意なタイプだ。これまでの戦いと同じ尺度で考えていたら全てが崩壊する。
「手伝って、ナタリアちゃん! すあま!」
「勿論です! これ以上は通しません!」
剣を握って風を混ぜるナタリア。
ティセは両手を虚空に翳して強く唱えた。
「風よ、力よ、みんなに癒やしを!」
二人の風とウイングキャット・すあまのリング発光が混ざり合い、焼け焦げた身体を表面だけでも修復していく。
無理矢理にでも動けば充分だ。
「ジェド……!」
ビハインドが後ろから浮かび上がり、霊障波を乱射。
その中を、闇沙耶と雪がジグザグになって駆け抜けていく。
「行くぞ、限界を知らぬ焔よ!」
闇沙耶は全身から大量の影業を開放。それらを剣に纏わせ巨大な十字架型に練り上げると、アンリミテッドヒートめがけて叩き付けた。
闇沙耶の肩と巨大十字架を足場にして駆け上がる雪。
アンリミテッドヒートの頭上をとると、袖や裾の間に潜ませていた影業をシャワーのように浴びせにかかった。
恐竜のような硬い鱗にざくざくと突き刺さっていく影業。それらが徐々に膨らみ、全身をゆっくりと覆っていく。
それを嫌がるかのように、アンリミテッドヒートは雪へと食らいついた。
ロッドを打ち込み、噛みつきを回避する雪。影業で覆った弾頭がアンリミテッドヒートの顎側面に命中。ナイフのように鋭く変形した影業の威力と発射の衝撃で雪は攻撃圏外へと離脱。
その一方で闇沙耶は叩き付けていた十字架を解放。無数の腕にかえて広げると、アンリミテッドヒートを次々に掴んでいく。
「戦力差は開ききっている。だがしかし……勝機はある!」
●炎
闇沙耶の言う勝機とは。
「全体的に隙が無く攻撃力の高いイフリート。しかし……」
「エクスブレインの説明が確かなら、彼にはキュアソースがないはず」
闇沙耶と幽香は連携して左右へ回り、次々に斬撃を叩き込んでいく。
アンリミテッドヒートの足を両側から切り裂き、転倒を狙う。
巨大な岩のごとく硬い足を切断するにはいかに彼女たちといえども難しい。
だが雨粒が岩を穿つように、蓄積した力は形となって現われるのだ。
「私たちの布陣は半数を占めるディフェンダーによる持久戦仕様。もう半分はCMJSを揃えたバランスタイプだけど、大抵の敵からは攻撃をしのぎ続けることができるわ。その間にバッドステータスを蓄積させて敵の能力ランクを下げていくのが狙い……できれば命中回避を対抗充分なレベルにまで下げたいわね」
アンリミテッドヒートのゴリ押しが上回るか、押し止める力が上回るか。
例えるなら全速力で突っ込んでくる自動車に両手を突っ張ってブレーキをかけている状態だ。
「けど、ちょっとばかり選択ミスを起こしてるみたいね……」
幽香の繰り出したナイフが、アンリミテッドヒートのオーラ腕によってはじき飛ばされる。
バックジャンプで距離を取る幽香にかわって、闇沙耶が巨大な剣でもって突撃した。
剣が無数のオーラ腕に掴まれ、皮膚に届く前に止められた。
「ぐ……っ!」
「深追いしないで、飲み込まれるわ!」
露香が咄嗟にラビリンスアーマーを展開。
闇沙耶を幾重にも連なる透明なカーテンが覆うが、それを貫く勢いで炎の渦が闇沙耶を飲み込んでいった。
大粒の汗が露香の額から流れ落ちた行く。
「バッドステータスがブレてる……」
露香、ティセ、ナタリア、加えてすあまは回復に専念しているので除外するが、BSを意識して攻撃しているのは(ジェドの霊障波も含めて)闇沙耶の十字架戦闘術と影縛り、零桜奈の雲耀剣と妖冷弾、侑紀の殲術執刀法と影喰らい、清音のフリージングデスと影喰らいである。
超格上との戦闘でネックになってくるのはなんといっても命中率で、当てないことには話にならない。
命中率をかろうじて確保できる清音を起点にしてBSツリーを組み立てていくことになるのだが、この場合かかっているのが氷とトラウマ。
他のメンバーへの影響はあまりないBSである。
どちらも命中率を確保できないと効果の薄いBSだとも言えるだろう。
次になんとか入っているBS類をあげていくと足止め、捕縛、武器封じ、パラライズ、氷、トラウマ、毒……といった具合だ。
このうち重要になってくるのは闇沙耶の与えている足止めと捕縛。幽香は途中からジグザグによるBS増加に努めているのでパラライズは少なめと考えていくと、アンリミテッドヒートとの戦力差が縮まるまではかなり時間がかかると見るべきだろう。
追加ダメージ系のBSがかなりかかっているので、戦力差が縮まってからは畳みかけるようにトドメまで持って行けるが、そこへ行く前に潰れる可能性が大いにあった。
「大丈夫!? 闇沙耶ちゃん!」
吹き飛ばされた闇沙耶をキャッチしてオーラを漲らせるティセ。
なんとか壁に激突するまえにブレーキをかけるが、闇沙耶の身体は既にボロボロだった。
「ここが、今こそが頑張りどころ!」
アンリミテッドヒートの攻撃はまだ前衛へのバニシングフレアとオールレンジパニッシャーに絞られている。ディフェンダー同士で(『庇い』がランダム発生なので制御はあまりできていないが)ダメージが複雑に偏っているため、列回復だけでは補えない。たまに今のティセのように単体回復で埋めていくが、回復量よりもダメージ量の方が多いのが現状だ。その上アンリミテッドヒートがかなりの確率でクリティカルやダブルアタックを発生させるので戦線崩壊は時間の問題と言えた。
「すあま……後ろは任せるからね!」
耳をぴんと立て、突撃をしかけるティセ。
「心だけは、絶対に負けないんだから!」
「ティセさん!」
一人だけの突撃ではなかった。
ナタリアがジェドの援護射撃を受けながら共に突撃を仕掛けてくれていた。
それぞれをにらみ、一斉に薙ぎ払おうと破壊光線を乱射する。
無数の光線が入り乱れる中を、二人はまっすぐに駆け抜けた。
頬を掠める。血が吹き出る。
腕を貫く。飛んでいく腕。
「このくらいの、いたみ……!」
ナタリアは目を見開き、歯を食いしばって飛んだ。
剣を握りしめ、アンリミテッドヒートの喉元へと突き立てる。
半分まで刺さり、止まる剣。
「まだまだぁ!」
激しく跳躍したティセが、ナタリアの剣の柄頭を思いきり蹴りつけた。
根元まで突き刺さり、光をあふれさせる剣。
喉元の爆発を起こし、アンリミテッドヒートは初めて悲鳴のような声をあげた。
と同時に、莫大な炎がティセとナタリアを包み込んでいく。
吹き飛ばされ、バトルフィールドの外へと放り出される二人。
一瞥して、清音はさらなるエネルギーを練り上げた。
清音の周囲に無数の水滴が発生していく。
「……ルナ……借りるわ……」
記憶の中から呼び覚ました呪文詠唱にあわせ、水滴が水泡に、水泡が水流に、水流が激流に、激流は巨大な渦となってわき上がった。
無数の睡蓮の花をかたどった冷気を帯びて、アンリミテッドヒートへ殺到する。
「グウ……!」
清音の放つ迫力に、さしものボスクラスイフリートも気圧された。
うなりを上げ、半歩退くアンリミテッドヒート。
たちまち全身の表皮が氷結し、ばりばりと音を立てて崩れていく。
だがここで『やったか』などと述べる者はいない。
仮にセオリーを無視したとしても、ここまであっさりとした敵ではあるまい。
「追撃だ、続け……」
零桜奈は虚空から槍を抜き、おもむろに投擲。
更に刀を構えると、一気に距離を詰めるべく走り出した。
対して、氷結し崩壊しはじめた表皮を内側から破るように一人の少女が飛び出した。
竜を思わせるチャイナドレスを纏った、零桜奈と同年代ほどの女である。アンリミテッドヒート、ヒューマンフォームである。飛来する槍を打ち払い、零桜奈へと突撃。
形が変わったとてひるみはしない。
零桜奈は全力で雲耀剣を叩き込んだ。
それを、素手で掴むアンリミテッドヒート。余った衝撃がほとばしり、背後のぬけがらを吹き飛ばしていく。
零桜奈は零距離から妖冷弾を連射。
アンリミテッドヒートの胸を無数の氷槍が貫くが、彼女はそれを無視して零桜奈を殴りつけた。思い切り吹き飛んでいく零桜奈。
空中をきりもみ回転し、バウンドしながら岩の壁へと激突。そのまま岩を貫いてフィールド外へと転がり出る。
「……」
ロッドを強く握りしめる雪。
状況は既にデッドラインだ。『あれ』を使うにしても、確実に盛り返し、その上で叩きつぶせるだけの状況まで持って行かなくてはならない。
包帯を布槍に変えて発射。
アンリミテッドヒートの腕を貫き、ぐるぐると固定していく。
引っ張るように走り出し、超高速で距離を詰める。
「落涙、アンリミテッド」
相手の額にロッドを押し当てる。魔力を装填。レバーを握り込み、全力で魔術を叩き込んだ。
ドガンという爆発音と共にのけぞるアンリミテッドヒート。
雪は更にレバーを引きまくった。
アンリミテッドヒートの拳が雪の胸を貫いていく。
知ったことでは無い。
全身を激しく結晶化させ、雪は相手のマウントをとった。
地面に押し倒し、額にロッドを押し当て……。
雪は無言で、全エネルギーを叩き込んだ。
爆発音。そして崩壊。
アンリミテッドヒートをギリギリで灼滅した灼滅者たちは、互いに肩を貸し合い、地下空洞を出た。
誰も喪うこと無く。
勝利した。
作者:空白革命 |
重傷:ティセ・パルミエ(猫のリグレット・d01014) 皇樹・零桜奈(漆黒の天使・d08424) ナタリア・コルサコヴァ(スネグーラチカ・d13941) 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2016年10月12日
難度:難しい
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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