●緊急連絡
「さて、一先ず先日はお疲れ様。結果的には私達の敗北ということになってしまったわけだけれど……皆の決死の奮闘の甲斐もあって、ガイオウガも深く傷つき今は回復に専念している状況のようね。つまり、まだ諦めるには早いということなのだけれど……まあ、それは改めて言う必要もなさそうかしら?」
四条・鏡華(中学生エクスブレイン・dn0110)はそう言ってその場を見渡すと、少しだけ口元を緩めた。
だがすぐに引き締めると、そのまま話の続きを語っていく。
「それで、今ガイオウガは回復の為に、日本各地の地脈からガイオウガの力を集めようとしているらしいわ」
もし日本中のガイオウガの力が、復活したガイオウガの元に統合してしまえば、ガイオウガは最盛期の力を取り戻してしまうだろう。
「今回皆を集めたのは、それを防ぐため、ということね。日本各地の地脈を守る、ガイオウガの力の化身……強力なイフリートの灼滅を、お願いするわ」
今回やるべきことは言ってしまえばそれだけのため、特に難しいことはない。
ただし今回は少しだけ特殊事項が存在しており――。
「強力なイフリートの周囲には、多数のイフリートが守備を固めているわ。ただでさえ苦戦が想定される相手にそれでは、正直勝ち目はほとんどないでしょうね……」
ただ、そのイフリート達に関しては、それほど心配する必要はない。
そのイフリート達は、垓王牙大戦で救出に成功した『協調するガイオウガの意志』の力で戦闘の意志を無くして、無力化する事が可能になっているからだ。
だがこの意志の力も強力なイフリートには影響を及ぼせない為、強力なイフリートについては灼滅者の手で撃破する必要がある。
「また、戦闘の意志を抑えるためには、イフリートの戦意を刺激しないように少数精鋭で戦いを挑む必要がある為、かなり危険な任務となることに変わりはないでしょうね……場合によっては、闇堕ちをしなければ届かないかもしれないわ。……できれば、皆で無事に勝利して帰ってきて欲しいとは、思うけれど」
それが叶うかどうかは、皆次第だ。
「戦闘が行われる場所は、地下の地脈周辺となっているのだけれど、その場所への誘導や、竜脈への移動については、協調の意志を持つイフリートが行ってくれるから、心配する必要はないわ」
その後、協調の意志を持つイフリートは、取り巻きのイフリートの無力化をすべく力を尽くしてくれるので、皆は全力で、強力なイフリートと戦うことだけを考えてくれればいい。
「やることは単純だけれど、その分と言うべきか、今回の敵は非常に強力よ。正直、無傷での勝利はほぼ不可能でしょうね」
先にも言った通り、誰かが欠けてしまう可能性も高い。
「けれど、この敵に打ち勝たなければ、復活したガイオウガを止める事は不可能となってしまうわ。……私はここで、待っていることしか出来ないけれど」
それでも、皆の勝利と無事とを祈っていると、鏡華はそう告げ、決意に満ちた顔をしている灼滅者達を、見送るのであった。
参加者 | |
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錵刄・氷霧(氷檻の焔・d02308) |
病葉・眠兎(奏愁想月・d03104) |
三上・チモシー(津軽錦・d03809) |
淳・周(赤き暴風・d05550) |
白金・ジュン(魔法少女少年・d11361) |
ルフィア・エリアル(廻り廻る・d23671) |
比良坂・柩(がしゃどくろ・d27049) |
ロベリア・エカルラート(御伽噺の囚人・d34124) |
●
薄暗い闇の中を、八つの人影が動いていた。
動くたびに足音が残響し、だがそれに迷いがないのは、その道先を照らす五体の獣が存在しているからだ。
灼滅者とイフリートである。
本来ならば敵対する両者が共に居る光景は、ある種異常ですらあるだろう。
だがそれを気にしている者は、その場には一人もいなかった。肩を並べ、共に目的地へ向かいひた走っていく。
そうしてその胸中を占めるのは、当然と言うべきかその先に待つモノだ。
案内してくれるのがイフリートならば、待ち受けるのもまたイフリート。しかも話によれば、通常の存在とは一線を画す強さだという。
しかしそれに臆している者は、その場には一人もいない。ある意味で、これは自分達の自業自得でもあるからだ。
(「サイキックリベレイターを使用すると決めてからこちら、良きにしろ悪きにしろ全ては私たちが自分で行動を起こした結果です」)
だが……或いは、だからこそ、白金・ジュン(魔法少女少年・d11361)は思うのである。
――最後までやり通しましょう、と。
(「きっとそれが責任を取るという事になるのですから」)
イフリート達の後に続きながら、その先に目を細め、ぎゅっと拳を握り締めた。
まあとはいえ、責任の負い方は人それぞれだ。それと正面から向き合う者もいれば、背負い力に変える者もいる。
(「先の戦いでは、あと一歩が届きませんでしたから。今回は、雪辱戦――勝ちましょう……!」)
病葉・眠兎(奏愁想月・d03104)はそう心の中で呟くと、前方を見据えた。
先に進むごとに少しずつ明確に感じ始めている熱と、何よりもその存在感が、それがどんな存在なのかを物語っている。
だがそれでも、やはり怯むことはない。さらに力強く足を踏み込み、蹴り出し、進んでいく。
そしてやがて、十三の影がそこへと辿り着いた。
視界に映っているのは、複数のイフリートだ。
しかし誰に言われるでもなく、一目で理解出来た。その中央で悠然と佇む、一匹の紅い獣。
それが、そうなのだと。
だがその姿をはっきりと見据えながら、錵刄・氷霧(氷檻の焔・d02308)は一つ息を吐き出した。そこに篭っているのは怯えではなく、戦意だ。
(「相手にとって不足なし 、ですね。全てを無駄に帰さないためにも、先の戦いでの雪辱……晴らさせて頂ます」)
合図はない。必要がない。
(「誰一人欠けることなく、帰りましょう」)
待つ者も、連れ戻さなければならない者もいるのだ。
「貴方の強さ、一つ残らず喰らい尽くして、我が糧とさせて頂ます!」
絶対に帰るのだという決意と共に、構える。
張り詰めた糸のような空気がその場に満ち……やはり合図はない、が……それでも敢えて言うのであれば――。
「よーし、がんばろうか」
三上・チモシー(津軽錦・d03809)の、そのマイペースな言葉こそが、それであっただろうか。
直後、それに合わせたかの如く、全員が一斉に動き出した。
「さて、希には真面目にやるのも面白い……か。というよりオーディエンスの反応がイマイチそうだからな……ま、死なない程度に頑張るさ」
ルフィア・エリアル(廻り廻る・d23671)はいつも通りに、それでも少しだけ真面目にも見えそうな様子で、嘯き――。
「マジピュア・ウェイクアップ! 希望の戦士ピュア・ホワイト、明日への希望をつなぎます!」
魔法少女的な登場で見栄を切ったジュンが勢いよく飛び出せば、眠兎は一瞬だけ協調側のイフリート達へと感謝と無事の祈りを込めて一礼すると、あとはもう振り返らずに、全力で走り出す。
彼我の距離は、元より僅か。瞬時に埋まり――轟音が、始まりを告げた。
●
互いの実力差など、最初から分かりきっていることであった。それこそ、眼前に迫る炎の壁を見るまでもなく、この話を聞いた時点で分かっていたことである。
故に、端から馬鹿正直に正面から殴りあうつもりはなかった。そんな真似は、それこそ馬鹿のすることである。力で劣っている事が分かっているのならば、それなりにやりようというものがあるのだ。
だから炎によって生じた影からそれが飛び出したのも、その一環であった。
茨の如き形状のそれが、敵に向かって伸び、絡みつく。
ロベリア・エカルラート(御伽噺の囚人・d34124)だ。
(「負けっぱなしは性に合わないからね……勝って、全員で学園に帰るよ」)
ビハインドのアルルカンに守られながら、炎の向こう側に居るその姿を見据え――瞬間、その身体が僅かに体勢を崩した。
否、衝撃によってよろめいたのである。
「却説(さて)――此処が、死線ですね」
眠兎より放たれた、飛び蹴りであった。
だが先にも述べたように、力の差は明白である。よろめいたのは本当に一瞬のみであり、眠兎が地面に降り立った時には、既にその腕が振り抜かれていた。
咄嗟の判断でチェーンソーを盾にするも、耐えられたのは刹那の時だ。即座に軋みを上げたそれに耐えるのを諦め、代わりとばかりに渾身の蹴りを放つ。その勢いを利用し、そのまま後方へと飛び退いた。
しかしそこで一息吐く暇もなかったのは、直後にその獣の口が開くのを見たからだ。そこには既に炎が溢れ、放たれる時を待つばかりであり――だがそれが訪れることはなかった。
それよりも先に、その横から音の衝撃が叩き込まれからである。
淳・周(赤き暴風・d05550)だ。
衝撃によって炎が霧散し、しかし瞬間、確かに周はその炎の如き瞳が自分に向いたのを感じていた。直後に訪れるであろう光景が一瞬脳裏を過ぎり、それでも目を逸らすことはない。
恐れず、臆さず、その姿を見つめ――剣閃が、煌いた。
振り抜かれたその名は、絶姫。
だが死角に回り込んでいた氷霧の次の動きは、早かった。即座にその場を離れ――それは果たして、どちらがどちらの動きを読んだが故の行動であったのか。
何にせよ、結果は一つだ。そちらに顔を向けたイフリートの口内には既に炎が溜められており、僅かな淀みすらもなく、放たれる。
人一人程度軽く飲み込むだろう炎の流れが、氷霧へと迫り――しかしそれがその身に届くことはなかった。
視界を横切ったのは、銀色の輝き。
比良坂・柩(がしゃどくろ・d27049)だ。
「一度負けたくらいで、ダークネスに屈する気はない。『殲滅』の意志だかなんだか知らないが、ボクたちを簡単に『殲滅』できると思うなよ、イフリート」
告げ、逸らした炎に沿うように、地を蹴る。正面から受けずとも、溢れた炎に身を焼かれるが、構わない。さらに踏み込み、飛び込んだ。
瞬間その身を癒したのは、チモシーによるものだろう。視線すらも向ける余裕はないが、代わりとばかりに足を振り上げる。そこに纏うのは、目の前のそれと同じ、炎。
構わず叩き込んだ。
直後、向こうからも叩き込まれた炎によって吹き飛ばれるも、何の問題もない。そもそも、最初に言った通りだ。
まともにやれば勝負にすらならないのは分かりきっている。だからこそ、足を絡め取り、止め、その動きを牽制し、本命を届かせるための道を作り出すのだ。
攻撃を放った後の一瞬の隙を違わず狙い、ジュンが飛び込んだ勢いをそのままに、刃を振り下ろす。
ほぼ同時、ルフィアから放たれたそれ――Proof of 7.D.C[code:H]が狙い通りに突き刺さり、貫いた。
それは確かな手応えであり……だが、それでもやはり相手は、強大な敵だ。
直後にその場を襲ったのは、激しい轟音と、衝撃。周囲の全てが吹き飛ばされ、即座に体勢を整えた皆が目にしたのは、炎の中で、傷つきながらも変わらず悠然と立つそれの姿であった。
しかし変わっていないのは、こちらとて同じだ。臆さず、怯まず、ただ真っ直ぐに見つめる。
負けぬと告げるかの如く、一斉に地を蹴った。
●
一進一退の攻防と、それはそう言っても構わぬものであっただろう。
火力の高い二人を軸に、他の皆が敵の足を止め、その動きを阻害する。格上の敵と戦う以上、まともに戦えば敵わぬのは道理であり、ならばそれは悪い戦術ではなかった。
基本とすら呼べるものであることを考えれば、当たり前のことではあるが……しかし。
「……っ」
咄嗟に敵の攻撃の前に割り込み、仲間を庇いながら、眠兎は薄く唇を噛んだ。
正直なところ、いつ倒れてもおかしくないぐらいに身体は傷ついている。今のを耐えられたのだって、半ばは運だ。それぐらい、ギリギリであった。
だがそれは眠兎に限った話ではない。アルルカンは既に消え、皆満身創痍状態である。誰が倒れたところで不思議はなく、むしろ誰も倒れていないのが不思議なほどだ。
とはいえそれはこちらに限った話ではない。敵だって身体は傷だらけで、確実にダメージは蓄積されているはずだ。
ただ――。
そこまで思考が及んだところで、視界から炎が途切れた。しかしそこで一息吐くことが出来なかったのは、さらに溢れ出る炎が見えたからである。
逡巡は一瞬すらも必要としなかった。考えるよりも先に身体が動き、身を差し出すようにしてその前に回り込む。
「私、あまり器用ではないもので……この身を盾とするのが、精一杯ですが――その攻撃は通しません……!」
熱と痛みに全身が悲鳴を上げるが、歯を食いしばって堪え、こちらを癒そうとしていたチモシーを、視線で制す。回復は攻撃役が優先であるし、既にそれは無意味である。
そもそも役割上、途中で倒れるのは覚悟のうえだ。
――それでも。
盾役としての意地がある。
何よりも――。
「好きな人に、どうか生きて戻ってきて欲しい、と……そう言われたのです」
約束したのだ。血を吐こうが、肉が削れようが、生きて帰ると。
全力を出すのに、それ以上の理由はなかった。
だから、狂おしいほどの愛を燃やして、笑って。冷気を纏った槍を叩き込み――直後に襲ってきた衝撃に、意識を絶たれた。
結局のところ、彼らの立てた作戦は、悪くはなかった、というだけでしかなかったのだ。多少の強敵相手であればそれでも十分ではあっただろうが、ここまで力の差があると、それだけでは届かない。一人の犠牲もなく勝つには、それ以上の何かが必要であった。
だがそれが分かったところで、諦めるかどうかはまた別の話だ。
攻撃直後で隙だらけのそこに、瞬間茨の如き影が、二つ、伸びた。
そのうちの片方――睦月を操りながら、周は地を蹴る。拳に纏うのは、紅い焔。
しかしそこにカウンター気味に炎が被せられ――構わない。
「敗戦はそこからどう動くか、それが重要だ。くよくよしたって未来は悪いまま、なら進むのみ! 託された信頼に応える為にも押し切る! 倒れてなんぞいられるか!」
焼かれたまま、殴り飛ばした。
だが直後、その場に膝をついたのは周の方であった。無茶をすればそのツケが身体に来るのは道理であり、対する獣は、殴られながらもその瞳がこちらを向いている。
開かれた口内には炎が溢れ、何をしようとしているのかは明白すぎることだ。
それでも言うことの利かない身体では、それを眺めていることしか出来ず――瞬間その前に、一つの背中が躍り出た。
氷霧だ。
そのまま炎を受け止めながら、強引にオーラを集束させた拳を叩き込む。
しかし咄嗟にそうして動いたものの、傷ついているという意味では氷霧も同じだ。即座にチモシーより癒しが飛ぶも、関係ないとばかりに、再度吐き出された炎に吹き飛ばされた。
その身体は、そのままチモシー達の近くにまで飛び……そこに慌てて癒しを放たなかったのは、単純に意味がないということを悟ったからだ。
もっとも、慌てなかったのは、単純に本人の性格故でもあるのだろうが……だからこそ、先に待つ結末が見えていようとも、やはり慌てることはなかった。
ただ、自身の役割を果たすため、展開した夜霧を前衛の仲間達の元へと向かわせ、瞬間視界に映ったのは、同じようなことを考えたのか、敵の身体が、ロベリアの放った影により斬り裂かれたところ。
そのことに、ほんの少しだけ口元を緩め――叩き込まれた炎に、諸共薙ぎ払われた。
そしてその光景を見ていたジュンは、ふと自然に、その手を胸元へと寄せていた。意識に上るのは、懐に仕舞われた一枚のカードだ。
逡巡したのは一瞬。勝てるのか否か。退くべきか否か。
だが直後にその瞳に映ったのは、口を開き、既に炎が溢れ出しているそれの姿であり――瞬間、それが思い切り吹き飛ばされていた。
その勢いは、今までで一番のものであっただろうが……その理由は、単にそれが傷ついていたからではあるまい。
先にそれがいた場所に降り立ったのは、一つの影。
柩だ。
柩のはずだった。
その両手に構えているのは、水晶片と死者の杖であり……しかし変わっていないはずのその姿が、既にそうではないのだと、何よりもジュンの本能が告げていた。
だがそこで呆けている暇はない。戦闘はまだ終わっておらず、直後に響いたのは何かが爆ぜるような音。
ルフィアが、その手に持つ剣の柄の宝玉を叩き込み、魔力を流したのだ。
勿論周もまだ諦めずに動いており、ならば自分のやることなど決まっていた。
皆に続くように、敵に向かって地を蹴った。
●
崩れ落ちていく獣を眺めながら、周は一つ深い息を吐き出した。正直に言ってしまえば、このまま倒れてしまいたいところだが、さすがにそういうわけにはいかないだろう。
何せ未だこの場には、他のイフリートが存在しているのだ。抑えられているとはいえ、出来るだけ早々に脱出するべきであった。
そうして何となくその場を見渡せば、そこにある人影は――六つ。再度、息を吐き出す。
ふと脳裏を過ぎるのは、ちらりと目にした報告書。それによれば、確か彼女は数ヶ月前にも堕ちたばかりであったはずだが……。
「やれやれ……堕ちるなら堕ちるで、事前のフラグ立てが必須だろうに。まったく、お約束というのを理解していないな」
これは戻ってきたらきちんと教え込む必要がありそうだと、そんな戯言を嘯くルフィアに、思わずジュンと顔を見合わせる。
だが直後に苦笑を漏らすと、同時に頷いた。
まあ、戯言の部分に関してはどうでもいいが……何を言うにしろ、それは、後で、だ。
三度息を吐き出すと、頭を切り替える。そう、今はそれよりも、先に考えねばならぬことがあるのだ。
この疲弊しきったボロボロの身体で、倒れたままの仲間達をどうやって運ぶのかを、である。
さすがにイフリート達には頼めないだろうし……というか、向こうは向こうで残った敵を脱出するまで牽制し続けるという役目があるのだ。こちらのことはこちらでやらなければならないだろう。
とはいえさてどうしたものかと、再度ジュンと顔を見合わせるのであった。
作者:緋月シン |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:比良坂・柩(がしゃどくろ・d27049) |
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種類:
公開:2016年10月12日
難度:難しい
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 0
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