爆乳カウガールなんかに負けたりしない!

    ●都内某所
     フィヒティミト・メーベルナッハ(媚熱煽姫・d16950)が調査した結果、この地域で都市伝説の発生が確認された。
     都市伝説は爆乳カウガールで、手当たり次第に女性達を襲って、おっぱいを搾り取っているらしい。
     しかも、都市伝説のミルクには催淫効果があるらしく、とてもえっちな気持ちになってしまうようである。
     そんな状況をこれ以上、拡大させないため、フィヒティミトがその場に仲間達を集めた。
     都市伝説はカウガールスタイルで辺りをウロついているため、見つけ出す事はそれほど難しくないだろう。
     ただし、都市伝説は大きな胸の割に動きが素早く、あっという間に背後を取られてしまうため、色々な意味で注意が必要だろう。
    「まあ、何とかなるよね。みんなで頑張ろう」
     そう言ってフィヒティミトが仲間達に協力を求めるのであった。


    参加者
    加奈氏・せりあ(ヴェイジェルズ・d00105)
    姫条・セカイ(黎明の響き・d03014)
    銀・ゆのか(銀屋の若女将・d04387)
    緋薙・桐香(針入り水晶・d06788)
    黒岩・いちご(ないしょのアーティスト・d10643)
    如月・水花(逆神の巫女・d13340)
    刑部・みさき(蒼星の夜凪を揺蕩うマーメイド・d20440)

    ■リプレイ

    ●都内某所
    「単なる噂かと思っていたけど、まさか、本当にいるなんて……。と、ともあれ皆、気をつけていこうね……」
     フィヒティミト・メーベルナッハ(媚熱煽姫・d16950)は仲間達と共に、都市伝説が確認された場所にやってきた。
     都市伝説は爆乳カウガール姿で、手当たり次第に女性達に襲い掛かり、搾乳をしまくっているようである。
     それが原因で都市伝説が確認された地域で女性達の姿が消え、代わりに赤ん坊の恰好をした男性達が、興奮した様子で辺りをウロついていた。
    「う、うわぁ……嫌な予感しかしないです……」
     加奈氏・せりあ(ヴェイジェルズ・d00105)が、気まずい様子で汗を流す。
     しかも、赤ん坊の恰好をした男性達は、母乳を吸う気満々!
     口がタコのようになっている時点で重症だろう。
    「こ、これはさすがに……、大丈夫ですの?」
     緋薙・桐香(針入り水晶・d06788)も色々な身の危険を感じ、仲間達に声を掛ける。
     その間も、赤ん坊の恰好をした男性達がハアハアと息を荒くさせながら、両目をギラギラさせていた。
    「その、すごく恥ずかしいことされる気がするけど……。みんながいるんだし、大丈夫だよ、ね?」
     如月・水花(逆神の巫女・d13340)が、不安げな表情を浮かべる。
     だが、仲間達は無言。
     誰も目を合わさず、何とも言えない微妙な雰囲気。
     みんな、本当は気づいているのだろう。
     決して、無事では済まない事を……!
    (「イヤな予感しかしないなあ……」)
     刑部・みさき(蒼星の夜凪を揺蕩うマーメイド・d20440)も怯えた様子で、ゴクリと唾を飲み込んだ。
     しかし、仲間達が無意識でフラグを立てているため、無傷で済むという事はなさそうだ。
    「都市伝説自体は退治しないといけないのは、判ってはいるのですけど……『また』えっちなタイプ、ですか~……。色々恥ずかしい思いをする前に、何としても仕留めましょう、ええ……!」
     そんな中、銀・ゆのか(銀屋の若女将・d04387)が諦めの境地に達し、自分自身に気合を入れる。
     いまさら逃げる訳にはいかないので覚悟を決めているものの、その背中には幾つもフラグが立っていた。
    「皆さんがひどいことにならないように守らなければ……」
     その横で、黒岩・いちご(ないしょのアーティスト・d10643)が、元気よくフラグをピンと立てる。
     それがドミノ倒しの如く他のフラグを倒しているが、その先に何が待っているのか、現時点では分からない。
     だが、仲間達は本能的に何かを悟ったのか、背筋の寒さが収まらないようだ。
    「前門の牛、後門の苺……身の危険を感じますね……」
     そんな空気を察したのか、姫条・セカイ(黎明の響き・d03014)が巫女服姿でたわわなましゅまろを守りつつ、乾いた笑いを響かせる。
     それからしばらくして、カウガール姿の都市伝説がセカイ達の前に現れた。

    ●都市伝説
    「ハァーイ! 皆サァーン! 今日も元気に揺らしてマスカァー? 女に生まれた以上ゥ! 揺らさなければ、損、損、損ッ! たっぷりミルクを貯め込んで、一気に放出するのがマナーデェース! そんな皆サンをヘヴンに導くため、ワタシが直々に絞ってアゲマァース!」
     都市伝説が陽気な笑みを浮かべながら、豊満な胸を惜しげもなく晒す。
     その途端、都市伝説の胸元から汗と混じったフェロモンが漂い、濃厚なミルクがブシュッと噴き出した。
    「……ダメです、皆さんを搾るのは私がやるんですから……!」
     それに気づいたいちごが、自ら盾となって、全身にミルクを浴びる。
     その影響で頭の中が真っ白になり、理性がボンと吹き飛んだ。
    「あ、あの……いちごさ……ちょっ!」
     桐香が心配した様子で、いちごに声を掛ける。
     次の瞬間、いちごがとろんとした目で、ふらふらと桐香に迫り、がしっと腕を掴むと、背後から胸を揉み始めた。
    「ちょ、あんっ、だ……駄目っ! そ、そんな、揉んでも……。な、何も……出な……!」
     そう言って桐香がいちごの手を振り払おうとしたものの、胸から大量のミルクが噴き出し、催淫状態。
     それが本物のミルクなのか、都市伝説が作り出した幻なのか分からないが、意識が朦朧としてまったく抵抗する事が出来なくなった。
    「あわわっ、い、いちごくん!? まさか暴走……って! わ、私の胸まで!? と、とにかく、落ち着いて! れ、冷静らなって! そ、そんな揉んじゃ……胸がきゅんきゅんして、私まで変な気持ちに……」
     水花もいちごに襲われ、同じようにミルクを飛ばす。
    「アハハッ! イイネ! イイネ! サイコォー! それこそ、エデン! パラダイス! ワタシが求める理想郷ネ!」
     都市伝説が高笑いを響かせ、セカイの胸を乱暴に揉む。
    「えっ? ど、どういう事!? ……って、いつの間に!? ひゃあ!? なんだか胸がジンジンと……くっ!」
     セカイがあっという間に服を脱がされ、胸を擦りつけられるようにして、ミルクをネットリと塗りつけられていく。
     それと同時にセカイの胸からミルクが噴出し、無意識の太腿を擦りつけた。
    「だ、だめ……こ、ここで流されては、だめぇ……。な、何とかして、冷静になら……ないと……!」
     そのミルクをせりあが大量に浴び、朦朧とする意識の中、自分自身を抱き締めて、激しく抵抗っ!
    「な、んで、ミルクかかっただけで、こんな、胸やお腹の奥、うずうずって……っ……! ふぁ、だめ、だめぇっ……絞っちゃ……だしちゃ、め、ぇ……! あ、頭……ヘ、ヘンに……なるぅ……!」
     ゆのかも同じようにミルクを浴び、後ろからいちごに胸を揉まれて、甘い声を響かせる。
     それが原因で、勢いよくぴゅっぴゅっびるるとミルクが噴き出し、腰からストンと崩れ落ちた。
    「お、お乳搾りなんてさせないんだから、あふぅぅんっ♪」
     すぐさま、フィヒティミトが助けに向かおうとしたものの、都市伝説に胸を揉まれて、大量のミルクを噴出させる。
    「ひっ……!?」
     そのミルクを浴びたみさきが、ヘンな感情に襲われ、胸が痛くなるほど張って来た。
     だが、その感覚が引き金となって、昔のトラウマを思い出し、涙を流して我に返る。
    「怖くないですよ、みさきさん。大丈夫、落ち着いて。ただ、流れに身を任せればいいだけです……」
     それに気づいたいちごが、朦朧とする意識の中で囁きかけた。

    ●快楽の向こう側
    (「そ、そんな事を言われても……この状況は……! やぁぁっ! イキたくないのに……皆と、一緒に!」)
     みさきの気持ちに反して、胸元から大量のミルクが噴き出し、熱く甘く苦い母性の塊をいちごにぶちまけ、ヘナヘナと崩れ落ちていく。
    「今度は私のミルクをご馳走しますね……」
     それを浴びたいちごが虚ろな表情を浮かべ、含みのある笑みを浮かべる。
    「そこっ! 何をやっているんですカァ! ミルクを御馳走するのは、このワタシ! ヒトの仕事を取るヒトは、馬に蹴られて、ヘルにゴー!」
     都市伝説がムッとした様子で、赤ん坊の姿をした男性陣を嗾けていく。
     それと同時にビハインドのアリカが、群がって来た赤ん坊姿の男性陣に当て身を放ち、素早い身のこなしで都市伝説を牽制した。
    「ぁは……熱くてとろとろで……美味しい……♪ もっと、もっと搾ってぇぇ……♪」
     フィヒティミトがいちごのミルクを浴び、その温かさと感触にうっとりしながら、甘えるように身体を擦り合わせていく。
    「ふぁ……ぅ、ううんんっ……! 固いのいっぱい、こすれ、てっ……! いっぱい……私もいちごみるく、ほしくなっちゃい、ますっ……♪ だから……いっぱいミルク……出して……? 貴方の願う、ままに……っ♪」
     ゆのかもフィヒティミトと一緒に、ちっちゃないちごを胸の谷間で挟み込む。
    「「いちごさん、何だかお辛そう。ですから……いちごさんの溜まったモノ、いっぱい出してしまってください」
     セカイもその中に加わって、Jカップの胸から噴き出したミルクを潤滑油にして、一気に絞り出そうとする。
    「うくっ……!」
     それに反応するようにして、いちごがビクビクと震わせ、大量のいちごミルクをビュビュッと勢いよく撒き散らす。
    「すっごく濃い……や、だめぇ……もっときゅんきゅんして、どうにかなっちゃう……♪ でも……、これは……都市伝説の影響……だからっ! 決しておかしいことじゃ……!」
     水花もたゆんたゆんの胸にいちごミルクを浴び、恍惚とした表情を浮かべ、自分がしている事を正当化し始めた。
    「うわ、み、みんな、えっち……そ、それに気持ちよさそう……ぼ、ボクも、だ、だめ、何考えてるの!? は、はぁはぁ、しゅ、集中しないと……! でも、ミルク……すごく……美味しそう……!」
     それを目の当たりにしたせりあも、その匂いに誘われるようにして、フラフラと近づいていく。
     こうなると何も考える事が出来なくなってしまい、理性の留め金が外れてケモノと化す。
    「あっ、ふぁっ、んっ、あ、きもち、イイッ! あ……ンッ、もっと……もっと、してぇ……! ふあぁぁっあぁぁぁぁっ!!」
     桐香も興奮した様子で仲間に加わると、されるがままにすべてを受け入れ、ビクンビクンと体を震わせ、歓喜の声を響かせてその場に蹲る。
    「ちょっ、ちょっと! なんでワタシ抜きで、楽しんでいるノ!? そんなの、不公平! あり得ない事だヨ!」
     都市伝説がアリカをようやく押し退け、再びいちご達の邪魔をしようとした。
     それでも、アリカが諦める事なく、全身ミルクでヌルヌルになりながら、都市伝説を押さえつける。
    (「こ、これで終わらせないと……。倒すのなら……今しかない……!」)
     次の瞬間、みさきが朦朧とする意識の中で、都市伝説にマジックミサイルを放つ。
    「ノオオオオオオオオオオオオオオオオゥ!」
     その一撃を食らった都市伝説が断末魔を響かせ、爆発するようにして弾け飛んだ。
     そして、みさきは眠るようにして、そのまま意識を失うのであった。

    作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2016年11月18日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 3
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