きのこえりんぎまーつたけ?

    作者:霜月零

    「鏡見てから言えよ、ぶーすっ」
     小学校の屋上で、祐介は目の前の少女に暴言を吐く。
     たった今告白してきた少女は、目に涙をためて走り去った。
     正直、少しもブスではなかったし、可愛い子だった。
     ポケットに手を突っ込んで、祐介はコンクリートの地面を蹴る。
    (恥ずかしいじゃん? 告白とか)
     クールを装うのが精一杯だった。
     別のクラスの子で、名前も良く知らなかったし。
     それに何より、祐介には気になる子がいたから。
     真っ赤な顔のほてりが冷めるまで、祐介は屋上で風に当たって過ごした。

    「うあっ? これ、何なのかなっ」
     6年2組の教室で、里加は素っ頓狂な声を上げる。
     その手首には、ちっこい茸。
     しめじだろうか。
    「目の錯覚だと思いたいけれど」
     里加と同じく、美春の手首にも茸が生えていた。
     こちらはマッシュルーム。
     周囲を見渡せば、どの少女の手首にも各種さまざまな茸が生えてきていた。
    「都市伝説だよ! 振られた女の子が悲しみに暮れると、手首から茸が生えてくるってやつ!」
     里加が興奮気味に手首をぶんぶんと振る。
     そうすると生えてきた茸も一緒に揺れた。
     心なしか、茸が育っているような気がする。
    「さとか、喜んでいる暇はないと思う。この茸、育ってるわ」
     美春が冷静に手首を見つめる。
     ゆっくりと、だが確実に、手首の茸は育っている。
     すでに笑えない事態だが、このまま育ち続けたらどうなるのか。
     考えたくもない。
    「都市伝説だと、たべるとおいしーらしいんだけど~」
     里加も解決策は知らないらしい。
     さて、どうしたものかと、美春はため息をついた。

    「サイキックアブソーバーが俺を呼んでいる……エクスマトリクスが茸を感知した!」
     神崎・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)は灼滅者に告げる。
     だが茸とは何だろう。
    「今回の敵は都市伝説だ。どうやらツイッター発の噂で、彼氏に振られたショックで手首から茸が生える。そしてそれを食すと美味いらしい。
     被害者は6年2組の少女達だ。
     放課後でだいぶ人数が減っていたようだが、8人の少女の手首から各種茸が生え出した。
     茸はゆっくりとだが、確実に成長し、やがて少女達を押しつぶす。
     茸が育ちきる前に都市伝説を倒しきるのが今回お前達に与えられた使命だ」
     手首から茸。
     みょうちくりんな状況だが、事態は結構切迫しているらしい。
    「そして被害者というか、この都市伝説が起きた原因となった振られた少女だが、彼女の茸が一番厄介だ。彼女は6年5組の少女なのだが、地下の用具置き場で泣いているうちに眠ってしまい、都市伝説に身体を乗っ取られている。
     お前達が到着するころには彼女の姿はエリンギとなっていることだろう。
     等身大エリンギだ。
     彼女は茸の胞子を撒き散らしながら、6年2組に向かうだろう。
     そこには振った男の気になる少女がいるらしい。
     彼女の目的はずばり、ライバルの消去だ」
     嫉妬は怖いな、とヤマトは少し眉をひそめる。
    「都市伝説にのっとられた彼女は、ライバルを消すべく邪魔者はすべて消し去ろうとする。
     無論、灼滅者のお前達もだ。
     まず、お前達は6年2組の少女達の茸を除去するんだ。
     手首の茸はバベルの鎖の効果で普通の人間には引っこ抜けないし、切り取ることも出来ないが、お前達は別だ。
     鋏でもいいし、茸の種類によっては引っこ抜けるものもあるだろう。
     問題は少女達にどうやって説明するかだが、そこはお前達に任せる。
     いざとなったら強引に押さえつけてでも茸を消せ。
     じゃないと少女達が押しつぶされるからな。
     少女達を茸から救ったら、今度は都市伝説本体との対戦だ。
     エリンギ少女はお前達が6年2組の少女達を救った頃に、教室にたどり着くだろう。
     教室に入れないように注意して、廊下で戦うことになる。
     エリンギ少女はさほど強くないが、中身に少女が入っている。
     中身ごと切り刻まないように注意してくれ。
     そうは言っても、エリンギ少女が倒れた後に追撃を食らわすようなことさえしなければ、中までダメージは通らないから、倒れるまで全力で戦え。
     少女は眠くなる胞子と、幻覚が見える胞子を撒き散らして攻撃してくる。
     眠くなるのは紫の胞子で、幻覚は黄色の胞子だ。
     狙った隊列の横一列の範囲攻撃となる。
     それと、各種茸が生える配下胞子とでも言うべき胞子を撒き散らしてくる。
     これは灼滅者には直接攻撃してこない。
     触れた地面や壁から各種茸が瞬時に生え、灼滅者に攻撃を仕掛けてくる。
     一気に成長して壁となったり、蠢いて足を絡めとったり。
     強度は然程ないから一撃で屠れるが、邪魔な存在だ。
     この胞子は他の胞子と違って一個一個が巨大だ。
     拳程もある。
     弾丸のように飛んでくるが速度も遅いし、目視しやすい。
     運悪く直撃しても生えてきた茸は即座に引きちぎれば問題ない」
     生えてくる茸の種類は多種多様のようだが、冷静に対処すれば問題なさそうだ。
    「お前達の健闘を祈る」
     ヤマトは一気に語り終えると、やれやれと肩をすくめた。


    参加者
    巽・空(白き龍・d00219)
    フィオレンツァ・アーデルグランツ(浄化の光宿す清廉の星・d01364)
    小藤・律(木漏れ日に咲く花・d01664)
    アシュ・ウィズダムボール(潜撃の魔弾・d01681)
    美坂野・美味大根(練れば練るほど色が変わるかも・d01986)
    十河・錐風(濡烏・d03005)
    ミトラス・ジェノー(小学生ダンピール・d05843)
    フィリオル・フリークス(蒼天烈風・d09621)

    ■リプレイ

    ●小学校
    「……手首からきのこ? いやうん、変わった都市伝説もあるものだな……」
     校門をくぐり、校舎に足早に向かいながら十河・錐風(濡烏・d03005)は自分の手首を見る。
     白く細い手首には、無論何も生えてはいない。
    「手首からキノコ……一体誰が考えたのやら。あ、マツタケがあったら貰うのじゃ」
     意味不明な都市伝説に首をかしげながらも、ミトラス・ジェノー(小学生ダンピール・d05843)はちゃっかりマツタケを狙う。
     教室にいるであろう女の子は8人。
     里加と美春の手首に生えたキノコは、シメジとマッシュルームだが、残り六人の中にマツタケをはやしたものがいるだろうか。
    (ヴァチカンから日本に来た瞬間、ダークネス絡みの事件に巻き込まれるとはね。これも神の思召しか……)
     フィリオル・フリークス(蒼天烈風・d09621)は口にこそ出さないものの、早速の事件に少々驚いているようだ。
     校舎に入ると、下校する生徒達とすれ違うが、皆無関心。
     バベルの鎖の効果か、灼滅者達はへんな注目を集めることはないようだ。
     それとも卒業生か、生徒の身内か何かと思われているのかもしれない。
    「秋は特に食べ物が美味しく感じる季節ですよね。もちろん茸も。手首から生えた茸……食べたら美味しいって本当でしょうか?」
     小藤・律(木漏れ日に咲く花・d01664)は長いスカートの裾を軽くつまんで、階段を上る。
     被害者の少女達はこの小学校の三階。
     六年二組だ。
    「失恋すると~、きのこが生える。ならそのきのこは失恋の切ない味がするのでしょうか」
     美坂野・美味大根(練れば練るほど色が変わるかも・d01986)は、手首から生えることよりも、その味に疑問を感じるようだ。
     都市伝説によれば、食べると美味しいらしいとの事だが、失恋の味が美味しいとは到底思えない。
    (一体どこでどう噂されれば告白から茸が連想されるんだろう……)
     失恋とキノコ。
     アシュ・ウィズダムボール(潜撃の魔弾・d01681)は、どうやっても関連性が思いつかなかった。
     恐らく、誰にもわからない謎だろう。
    「ボク、なんだか怖いです……」
     おどおどと、それでも急ぎ足で階段を上りながら、巽・空(白き龍・d00219)はキノコをイメージする。
     手首に生えてくるのも気持ち悪いし、等身大のエリンギもそう。
     同い年の少女達が犠牲になっているのだから、急いで助けないととは思うのだが、怖いものは怖い。
    「被害はこれ以上増やさない為に対応しましょう」
     フィオレンツァ・アーデルグランツ(浄化の光宿す清廉の星・d01364)が赤い瞳に決意を灯す。
     その目線は、目の前の六年二組の教室に注がれていた。

    ●教室。少女達を救え!
     灼熱者が飛び込むと、そこには育つキノコに混乱する小学生達が!
    「いきなりでごめんなさい、すぐに茸取っちゃいますからねー」
     小藤が、突如現れた灼熱者に驚く小学生達に、有無を言わせず魂鎮めの風を発生させた。
     爽やかな風に包まれた少女達は、一瞬にして眠りにつき、その場に崩れた。
     アーデルグランツ達が外できっちり見張っているから、安心して少女達のキノコを除去できる。
    「食べると美味しい理由は~、人間のエキスを吸って熟成するからなのね~」
     美坂野は眠りに落ちた少女を優しく支えながら、キノコを切り取る。
    「ふむ、すくすくと育っておるのう」
     ミトラスは少女の手に生えたマツタケに釘付け。
     もう少し育つと食べがいが増すのだが、育つのを悠長に待ってもいられない。
     床に横たわる少女の手首から、渾身の力でマツタケを引っこ抜く。
     マツタケはさしたる抵抗もなく、すぽっと抜けきった。
    「……これ、やっぱり引っこ抜く時、痛いんでしょうか? 出来るだけ素早くやりますので、我慢して下さいですっ!」
     巽はすでに涙目になりつつ、入り口の傍で眠りに落ちた少女の手をとる。
     少女の手首には、舞茸。
     うねうねと波打った舞茸は、今にも動き出しそう。
     触れるのも不気味なそれを、巽は根性で掴み、痛くないように根元を押さえながらゆっくりと引き剥がす。
     息を止めて引き抜いた舞茸は、欠けることなく綺麗な形を保ち、少女の手首にも一切のあとが残っていない。
     巽はほっと胸を撫で下ろし、少女の身体を起こして背後から脇の下に手を回し、出来るだけ入り口から遠い教室の端っこに引きずっていく。
    「キノコはキノコでも、ポルチーニ茸なら良かったんですが」
     フィリオルは苦笑気味に少女の手首からマッシュルームを除去し、ヴァチカンで食していたキノコを思い出す。
     一見、マツタケに良く似たそれは、自然栽培でしか収穫できない。
     日本で生の状態で流通するのは稀だった。
     スライスされた乾燥されたものなら比較的手にはいりやすいのだが。
    「まだおきないで下さいね?」
     小藤が再び魂鎮めの風を起こす。
     まだ時間はあると思うが、少女達が決して起きる事のないようにだ。
    「まずい……みんな、急いでっ!」
     教室の外で見張っていたアシュが、中のメンバーに叫ぶ。
     エリンギ少女が来たのだ。
     彼女はぴょんぴょんと飛び跳ねるように階段を何とか上りきり、ぴょこぴょことひざを曲げるような感じで六年二組の教室を目指してくる!
     教室の前で、錐風が構えを取る。
     いつでも刀で切り付けれるように。
    「こいつで最後なのじゃ!」
     ミトラスはシメジを引っこ抜く。
     その瞬間、教室の前にエリンギ少女がたどり着いた。

    ●エリンギ少女
     等身大のエリンギから、か弱い少女の手足が生えている現実というのは、こうまで不気味なものなのか。
     教室の少女達のキノコを、ぎりぎりで除去しきった灼滅者も合流する。
     無論、入り口はきっきり守っている。
     むしろエリンギ少女を取り囲むような布陣で、灼滅者に囲まれたエリンギ少女は、どこにももう逃げれない。
     エリンギ少女は、顔部分もキノコにすっぽりと包まれている。
     だが顔があるであろう位置から、とめどもなく涙が溢れていた。
    「護りの符よ、仲間をお守りください……」
     アーデルグランツの指先から、錐風に向かって護符が放たれる。
    (……それにしても、目にするとシュールだなぁ)
     アシュは生理的嫌悪感が背筋を這うのを感じる。
     エクスブレインから説明されていたが、間近でみると気持ち悪い。
     のぺっとした白い本体、平べったい板のように頭に乗っかっている傘。
     気軽に食卓に並ぶ食材も、巨大化すれば化物にしかならない。
     エリンギ少女は、最初こそ灼滅者は眼中になかったが、教室の入り口、窓といった進入経路を灼滅者達がきっちりと塞いでいる事に気づき、敵とみなした。
     ぶるっと震え、エリンギ少女は灼滅者達めがけて紫の胞子を飛ばす!
    「わしを眠らすきか?! くっ……」
     ミトラスの意識が途切れる。 
    「効かぬ!」
     錐風が胞子を避け、エリンギ少女に間合いをつめる。
     そのまま日本刀を真っ直ぐに打ち落とす。
     エリンギ少女の傘が裂け、苦しげに呻く。
    「異教徒と化け物は遠慮なく狩らせてもらいましょうか。フィリオル・フリークスの名に於いて」
     サイキックで剣を出現させ、フィリオルは苦しみながら迫ってくるエリンギ少女を切り裂く。
     キノコのせいか、その体は柔らかく、切り応えがない。
     斬りつけた傷跡から、中に囚われているはずの少女が覗く事もない。
     エクスブレインがいうように、都市伝説の効果でいくら派手に戦おうとも、中の少女を傷つけることは無いようだ。
    「しいちゃんが回復するのです~」
     美坂野が、清らかな風を舞うように発生させ、眠らされたミトラスを包む。
     紫の胞子に毒されていたミトラスは、悔しげに立ち上がる。
    「わしに膝をつかせるとは、いい度胸じゃ。わしも御礼をせねばのう?」
     ミトラスの静かな怒りは赤きオーラの逆十字を出現させ、焼印のようにエリンギ少女の白い身体に刻み込まれる。
     少女は涙をさらに流し、身体を大きく左右に振って、無数の巨大な胞子を撒き散らした。
     拳大ほどもあるそれは、壁に、床に、天井に。
     そして灼滅者達の身体に降り注ぐ!
    「ちょ……そこに生えるのは放送的にマズイ……」
     錐風は無論刀で切り捨てて避け切れたのだが、被弾した仲間の身体に生えたキノコが色々と危険だった。
    「うわっ、きもい!」
     自らの身体に生えたマツタケを、アシュが力任せに引っこ抜く。
    「うわああ?! きっ茸がーっ! だっ誰か取って下さいいぃぃーっ!」
     背中に被弾して生え出したエノキダケに、巽はじたじたと焦りまくる。
     ぐんぐんと伸びていくというのに、背中だから手が届かない。
    「大丈夫です、今とりますよ」
     アーデルグランツが駆け寄り、涙目の巽の背からエノキダケを取り除く。
     教室の壁から、廊下の天井から、床からそのまま。
     巽のキノコを取り除いても、次々と周囲からありとあらゆるキノコが生えてくる!
    「茸、色々ありますねー」
     緊張感を感じさせない口調だが、きっちり確実に周囲のキノコをむしりとる小藤。
    「凍りつけ、キノコども!」
     アシュが壁一面のキノコに冷気を走らす。
     見えない冷気は壁一面のキノコを根元から消し去った。
     エリンギ少女が、更に頭を振って黄色い胞子を撒き散らす。
     けれど胞子を浴びた仲間に、すぐさま小藤が清らかな風を送る。
     幻覚を見た瞬間に、風に癒される。
     天井と床のキノコが、勢いを増して成長しだした。
     グニャグニャと蠢く姿は不気味の一言。
    「我が一撃は風の暴君!」
     フィリオルの剣が、床のキノコを切り裂く。
    「守りの力……阻む壁となって下さい」
     アーデルグランツの護符が彼女を囲む。
     天井から一気に育ったキノコが彼女に触れそうになるが、五芒星型に放たれた符が一気に発動し、キノコを押し消した。
    「ちょっと痛いと思いますけれど、我慢して下さいっ!」
     巽が涙目のまま、エリンギ少女に全力で拳を叩き込む。

    ●新しい恋に生きてね
     都市伝説が消え去ると、囚われていた少女が横たわっていた。
    「気がついたようだな。彼は照れているだけで、決して脈が無いわけではない諦めずに思いが伝わるよう願っている」
     少女を助け起こし、錐風は慰める。
     今は少女を向いていない少年の心も、いつかは向くかもしれない。
    「主の愛は無限ですよ。ですから貴方もきっと立ち直れます」
     フィリオルも微笑む。
    「どうせなら次の恋も探しましょう。その方が強くなれるとしいちゃん思います」
     美坂野は少年を振り向かせることよりも、新しい恋を提案。
     少女は何が起こったのかわからないながらも、励まされていることは察したらしい。
     灼滅者達にお礼を言うと、ゆっくりと立ち上がる。
     きっともう、大丈夫だろう。
    「中の子達も、無事です」
     アーデルグランツが教室の中も再確認。
     きっちり扉を閉めて、エリンギ少女が入れないようにしてあったが、念のためだ。
     少女達の手首には、何一つあとが残らず、もう一本たりともキノコは生えていない。
    「わしのキノコが消えたのじゃ。どうなっておるのだ」
     ミトラスがポケットを探す。
     少女達から回収したキノコはもちろんの事、戦闘中に引っこ抜いたキノコもだ。
    「あ、もしかして……美味しいっていうのは都市伝説でそうなってるってだけで、都市伝説本体が消えたら、キノコも消えちゃうんじゃ……」
     巽が気づく。
     そう、都市伝説はダークネス。
     その影響で生えたキノコは当然、普通のキノコではなく、ダークネスの影響で具現化していたに過ぎなかったのだ。
    「カセットコンロと調味料は無駄になってしまったな」
     アシュが肩をすくめる。
    「楽しみにしていましたのに~」
     小藤もがっくりと肩を落とす。
    「手から収穫の収穫でしたしね……」
     仕方が無いことかもしれないと、アーデルグランツもあきらめる。
    「まあ良いではないか。都市伝説のキノコなど、食べても良いことはきっと無かったと思うぞ? それよりほれ、近所のスーパーで買って、皆で食べればよいではないか」
     口にこそ出さなかったが、都市伝説キノコを食べたくは無かった錐風は、皆を励ます。
     普通のキノコのほうが、何十倍も安心だろう。
     助かった少女達にお礼を言われながら、灼滅者達は小学校を去った。

     

    作者:霜月零 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2012年10月29日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 8/キャラが大事にされていた 2
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