バレンタインデー2017~フラワー・バレンタイン

    作者:ライ麦

     バレンタインも近づく、ある日のこと。教室で、とあるチラシに目を通していた桜田・美葉(桜花のエクスブレイン・dn0148)がへぇ、と声を上げた。
    「バレンタインって、欧米とかだと男性から女性に花を贈るのが定番なんですねー」
    「そうなの?」
     初耳だったらしい榛原・七月(廃墟と悪戯・dn0228)が問い返す。
    「そうらしいですよ? 日本のバレンタインとはまた違うんですね。……あ、別にだからくれって言ってるわけじゃないですよ! ただ、このお店でフェアやってるみたいだから、行ってみようかなって……」
     慌てて首を振りつつ、美葉は手に持っていたチラシを見えるように広げ、指差す。そこには、赤いバラを背景に『フラワー・バレンタインフェア』の文字が躍っていた。どうやらとある花屋で、バレンタインにかこつけたフェアを行っているらしい。
    「定番のバラの花とか、チューリップとか、ラナンキュラスとか、あるいはそういった花を使ったフラワーアレンジメントとか、プリザーブドフラワーとか……色んな花を売ってるみたいです。あっ、桜なんかも売ってるんですね!」
     チラシの裏面に見つけた大好きな花の写真に顔を綻ばせつつ、美葉は
    「よかったら、皆さんも一緒にどうでしょうか? きっと、大切な人に贈るのにピッタリな花が見つかると思うんです」
     と皆を誘う。
    「……あれ、でも」
     七月が首を傾げた。
    「さっき『男性から女性に花を贈るのが外国の定番』って言ってたじゃん。その理屈だとみよさんとかの女子はあげる方じゃなくてもらう方じゃないの?」
     その問いに、美葉は確かに外国ではそうかもしれませんが、と言葉を紡ぐ。
    「ここは日本ですし、無理にそれに合わせなくていいと思うんですよ。女性から男性に花を贈ってもいいと思うし、同性の方に贈ってもいいし、友達同士で花を贈り合ったりするのもステキだと思います」
     まぁ、かく言う私はお父さんぐらいしか渡す相手がいないんですが、とはにかむ美葉に、
    「ふ~ん……そんなもんか」
     と七月はとりあえずは納得したようで、けど、と続けて疑問を口にする。
    「けど、一口に花っていっても色々あるし。あげるにしても何あげていいか分かんなくない? 特に男子はさぁ……」
     と。彼自身にあげる予定があるかはともかくとして、確かに花に詳しくない人などは、いざ花を贈ろうと思ってもどんな花を贈ったら良いものか、悩むかもしれない。
    「う~ん、そうですねぇ。そういう時は、例えばその方の誕生花などを調べて贈ってみる、とか? あぁ、花言葉から選んでみても良いかもしれませんね! 花に気持ちを託して贈るとか、なんだかロマンチックな気がします!」
     そのシチュエーションに瞳を輝かせつつ、そうそう、と美葉は言う。
    「このチラシに書いてあったんですが、花、特にバラの花なんかは渡す本数によっても意味が変わってくるそうです。例えば一本なら『一目ぼれ』『あなたしかいない』とか。3本なら『愛しています』『告白』、5本なら『あなたに出会えて心から嬉しい』とか。特におススメなのはダズンフラワーだそうです」
    「だず……? 何、それ」
    「ダズンフラワー、ですよ。12本の花にそれぞれ、『感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠』の意味を込めてブーケにしたもので、『すべてをあなたに誓う』ことを意味するんですって! 素敵ですよねー!」
    「……へー……なんか……小難しいねぇ」
     ウットリとした美葉とは対照的に、七月は覚えるのを放棄した顔をしていた。本数によって意味が変わるとか、いちいち覚えたり用意したりするのは大変そうだし面倒くさそう、そんな気持ちが窺える。まぁ、そういう人もいるだろう。美葉もそれは分かっているようで、肩をすくめた。
    「……まぁ、一から花を選んだり、花束を用意するのは大変だっていう人もいますよね。そういう人は、フラワーアレンジメントとか鉢植えとか、プリザーブドフラワーを贈ってみるのもいいかもしれません。まるでケーキみたいな、可愛いアレンジメントもあるみたいですし」
     何にしても大事なのは気持ちだと、美葉は言葉に力を込める。
    「想いを込めたものって、必ず相手に伝わると思うんです。チョコレートに添えて花を贈ってみるのもいいと思いますし、よければバレンタインに花、贈ってみませんか?」
     様々な想いを込めて。


    ■リプレイ


    「本当にいろんな花が置いてあるんだね」
     季節の花々で花であふれる店内を見回しながら、冬人は
    「二人のお目当ては?」
     と共にやってきた彩希と天狼に尋ねる。
    「そうねー、折角素敵な男の子達と一緒に来てるのになんだけど、恋人に送るもの、選んでみるわ」
     ……ただ、花より食い気だと思うのよね~、彼は、と彩希は苦笑を零す。一方、天狼は
    「特にはー」
     ……決めてない、な、と呟いた。折角だし、感謝を伝えに行こうかと思うけれど。
    「そっかー、俺は……」
     そう言った冬人の脳裏に浮かぶは、付き合い出して間もない年上の……恋人。真剣に選ぶ彼の横顔を、いいわねぇと彩希は少しばかりニヤニヤしながら見やる。
    「思われる子は幸せね」
     赤くなる冬人を、からかうように天狼は言う。
    「……それ、意味深な花選びですか? 冗談ですけどー……まるで『乙女』ですね、なんて」
    「……あげるのは女性だから、乙女で結構」
     ふい、と拗ねたようにそっぽを向きつつ、冬人は彩希に訊いてみた。
    「先輩はもう決まりましたか? できれば、女性のセンスを参考にしたいなあ……なんて」
    「私? 私はそうね、これにしようかしら」
     彼女が指したのは、白籠に飾られた、ピンクの薔薇を中心にしたプリザーブドフラワーのアレンジメント。
    「彩希先輩は流石、女性と言うか。センスが綺麗ですね。そんな先輩にはカスミソウを。白くて小さくて……繊細な先輩には似合いませんか? なんて」
     カスミソウを差し出す天狼に、彩希は胸キュン。
    「って、天くんそんな風に思ってくれてたなんて……えへへ、すごく嬉しいわ……!」
     受け取り、思わず抱きしめてしまう。
    「天こそ天然タラシというかなんというか……」
     呆れたように呟く冬人にも、天狼は花を差し出した。
    「あ、先輩には黄色のガーベラを。今年卒業ですよね? 少し早めの祝辞ってことで」
     目を丸くする冬人。
    「……って、これ俺に? ……なんだか照れるけど、ありがと。大事に生けるよ」
    「私からも二人に。よくお世話になってるから……はい、どうぞ」
     彩希もお返しというように、ピンクのガーベラにリボンを結んだものを一輪ずつ渡す。お礼を言って受け取った二人は、改めてプリザーブドフラワーの棚に目をやった。その時、ふとあるアレンジメントが冬人の目に留まる。黄色の花に緑の葉。手のひらサイズのプリザーブドフラワー……その色合いがなんとなく、彼女を思い起こさせて。これにしようと決めて、会計へ。
     残った天狼は、一人でプリザーブドフラワーを眺めていた。色んな種類があるけれど、感謝と尊敬と思い出と、込めたい言葉は決まっていて。
    (「もう、言葉じゃ伝えられないからね。……兄貴分達に届くと良いな」)
     そう、心の中で呟いた。


    「花屋っていいよね。ここだけ春みたいでさ」
     店先に並んだカラフルな花々にテンションを上げつつ、希はニコニコと厳に話しかける。
    「今日は厳に花を選んであげるねー」
     厳は肩をすくめた。『花を選んで貰う』意味がそもそも分からん……そう言葉にするのは些か野暮かと、黙すに留めておいたけれど。それでも、色彩溢れる花々は見ている分には好ましく。僅かに目元を和ませ、希と共に緩く歩いていく。そんな中ふと、一つの鉢植えに目が留まった。
     一方。ぐるっと切り花のショーケースを眺めていた希は、フリージアの花に目を留めた。
    「俺、この花すごい好き。花言葉とかは分らないけど、すっげー良い香りするの」
     そう言って店員さんを呼び止めて、黄色と白のフリージアで花束をオーダー。
    「アレンジも可愛いけどね。厳のアパート、殺風景だから。すごい浮きそうだしね。これなら、小分けにして部屋中飾れるじゃん?」
     ね? と笑みを浮かべる希に、
    「殺風景か? ゲームと卓袱台があるだけ上等だろ。それに部屋中になんざ飾ったら今度は俺が浮くだろうが」
     そう言いつつ厳は、随分と明るい色彩のフリージアと、部屋で能天気に寛ぐ目の前の友人を次いで脳裏に浮かべる。なんだか、妙に似ている気がして。まぁ良いかと息を吐いた。
    「まぁ、どーも」
     礼とばかりに、無造作に押し付けたのはアイビーの鉢植え。どんな花が咲くのか、あるいは咲かないのか。そんなことは知らないが。コイツならきっと、先々まで真っ当に育てていける。
    (「それを楽しみに待つのも悪くない」)
     受け取った希は嬉しそうに目を細めた。
    「え、俺も貰っていいの? ありがとーっ! アイビーってさ、ちゃんと育てれば増やせるんだって。増えたら、厳にも分けてあげるねっ」
    「……ああ」
     応えるその声色には、仄かな上機嫌が滲んでいた。


    「お花、こんなにたくさん種類があるのですね……っ」
     鮮やかな色から、落ち着いたトーンの色まで。店先に並んだ花々に、陽桜は歓声を上げる。
    「眺めてるだけですごく楽しいのです♪」
    「そうですね、一足先に春が来たみたいです」
     楽しげに相槌を打つ美葉に、ところで、と陽桜は尋ねる。
    「美葉ちゃんはどんなの考えてます? 桜のとか?」
    「そうですねぇ、桜の……切り花とかかなぁ?」
     苗木は育てられるか心配で、とはにかむ美葉に微笑み、
    「あたしはですね、プリザーブドフラワー使ってるのでアレンジお願いしようかなぁって」
     と花々を眺めながらプランを語る。
    「土台の雰囲気はティラミスみたいな感じのフラワーケーキだとバレンタインぽいかなぁと思うの」
    「ふむふむ、確かに」
    「それで、お花は白のバラで……シナモンとか、フェイクベリー? っていうのかな、ホントのケーキにもある感じのベリーっぽい飾りとか使ってもらったら、可愛くなりそうですよねっ」
     頷きながら聞いていた美葉の瞳も輝く。
    「すごい、本物のケーキみたいになりそうです!」
     そうなったらいいなぁ、と笑って陽桜は言う。
    「お店の人に今からお願いしちゃうのですよ。どんな感じになるのかすごく楽しみです♪」
    「私も!」


     ミルドレッドは翠と共に、フラワーケーキに挑戦してみようと花を選ぶ。
    (「ボクと翠ってば誕生日一緒だから、誕生花で考えるとネタ被っちゃうんだよね。だから、翠をイメージして花を選んでみよう」)
     そうは思ったものの、大切な恋人がいつも付けている髪飾りの花は、さすがに時期外れなのか見当たらず。じゃあ、とミルドレッドが選んだのは、黄色い薔薇にパンジー、プリムラ。
    (「あとは、緑のリボンで巻いてアレンジして……カットしたショートケーキ風にまとめてみよう」)
     一方、傍らの翠が選んだのは赤とピンクの薔薇に、姫リンゴ、かすみ草。
    (「これで、ブラウンのオアシスに、ミリーさんの髪をイメージした銀のリボンを巻いて……チョコケーキをイメージしたアレンジしてみたいと思うのですよ」)
     チラチラと、隣にいてくれる彼女を見つめながら準備する。愛をめいっぱいこめて、目指せチョコより甘いフラワーケーキ。時折見惚れて、手が止まってしまうけれど。それはミルドレッドとて同じ。ふと合った目線に、つい手を止めつつ、にこっと笑顔返して作業を続ける。手先は不器用だから、綺麗に作れるかはわからないけど。翠に負けないように愛情込めて作ろうと思う。明日、チョコに添えてプレゼントするために。


    「毎年、花束は贈っているけど。そういえば一緒に選ぶのは初めてだっけ? これはこれで楽しいね」
    「うんっv」
     大好きなエアンと一緒にフラワーショッピング。百花は独特の青く甘い香りにわくわくしながら店内を見回し、図鑑で下調べした薔薇の品種を探す。暫しの後、目当ての花をショーケースに見つけた百花はふわりと微笑んだ。
    「……あったv」
     チョコ・フィオーレと、ウォンカ。この季節に相応しいチョコレート色の薔薇。
    (「……色だけでも、やっぱりチョコも贈りたいんだもん」)
     頬を染めて、店員さんにオーダー。
    「あの……これと、これを混ぜて。本数は……やっぱり12本で!」
     ダズンフラワーに込められた意味。ぜんぶ、彼に贈りたいから。
     同じ頃。
    (「やっぱり、薔薇だよな……」)
     そう思いつつ、他に何か相応しい花はないか物色していたエアンの目にふと入った濃色。
    (「……ああ、これは」)
     添えられた花言葉は『移り変わらぬ気持ち』。菓子好きの誰かさんが好きそうな色と甘い香りを持つそれは、チョコレートコスモス。
    「ぴったりじゃないか」
     思わず呟き、頬が綻ぶ。これに決めた。彼女の好きな花の中に一輪だけ忍ばせて。
    「ももは決まった?」
     掛けた声に肯定の返事。二人は向き合って、同時に花を差し出す。
    「はっぴー・ばれんたいん!」
     笑顔で差し出されたチョコレート色の薔薇。エアンは少しだけ目を丸くして、それから目を細めた。似たような考えだった事がとても嬉しくて。
    「俺からはこれ、変わらぬ愛を君へ」
     毎年変わらず贈ってくれる花束。今年の分を嬉しそうに受け取った百花は、そこにちょこんと収まったチョコ色に気づき、感激する。もう目はハート! 添えられた幸せな花言葉をかみしめて。
    「えあんさん、あいしてる……ずっといつまでも」
    「ありがとう、俺も愛してるよ」
     うっとりと見上げる百花の頬に、エアンは言葉と共にキスを落とした。


     互いに花を贈り合おうと、拓馬と樹は花屋に足を運んだ。拓馬は色々と考えて悩んだ末、やはりここはダズンフラワーにしたいと、12本の薔薇をセレクト。ハート型のブーケを拵えて、樹にプレゼントする。その背後にある気持ちも、彼女に届けばいい。それにしても。
    「バレンタインに花を贈るというのは何だか新鮮な感じがするなぁ」
     ふと呟いた言葉に、樹もそうね、と頷く。
    「こうして花束に触れるのは久しぶりだし、拓馬くんの言うとおり新鮮ね」
     そう言いつつ、お返しに差し出したのはフェニックス・ロベレニーを添えたアングレカム。白く美しい花を咲かせる、やや珍しい種類のランだ。
    「アングレカムは香りがいいし、花言葉もいいのよ」
     そういって告げる花言葉は『いつまでもあなたと一緒』。
    「わたしの気持ちそのままね」
     微笑む樹に、拓馬は感嘆する。
    「前々からだけど、樹は本当に花についてとても詳しいね。すごく勉強になるし、心を込めて選んでくれているのがよくわかるからすっごく嬉しいよ」
     そう言う拓馬に、樹はこちらこそ、と改めてハート型のブーケを確りと抱く。
    「拓馬くんの気持ちはしっかり入ってる、いい花束になってると思うわ」
     胸いっぱいに薔薇の香りを吸い込んで。


     誘ってくれた少女へ礼を告げ、伊織は早速大切な人に贈る花選びに取り掛かる。共に生きる小さな友人に、妹の様な彼女へはカスミソウとピンクのスイートピーで花束を。そして己の最も大切な、共に在ると契りを交わした相手には12本の花を。
    (「気づくか、気づかんか。どっちでもえぇ。オレが贈りたいんや」)
     そんな想いを込めて選んだのは、ベルフラワー、矢車菊、アゲラタム、雛菊、朱赤と赤の薔薇、マーガレット、月桂樹とコデマリを一枝ずつ、スターチス。桔梗とセージは時期が合わなかったのか、見当たらなかったけれど……代わりに千日紅と白い薔薇で。なんだかチグハグな感じになってしまったけれど。こうやって選んで作るのも、謎かけの様で楽しくて。さて、後は、と楽しげに、祝の準備を進めていく。


     お互いをイメージして贈りあおうと、小太郎と希沙は互いに花を買い求め、店の近くで落ち合う。内緒の花を背に照れ笑いしたり、そわそわしたり。いざ、せーので渡せば、浮き立つ心が一息に花開いた。
     希沙が差し出したのはカランコエの花鉢。肉厚な葉は彼の格好良さ、太い茎は逞しさ。星型の花は可愛さと、闇を照らしてくれる優しさ。黄色、橙、赤の彩りはこころに灯される彼の温もり。そして沢山の花が集まって咲く様は、彼が日々くれる愛情と重ねて。
    「花鉢やで、一緒に育ててもいけるな」
     照れつつこれからの日々を想い、希沙は微笑む。受け取った鉢を彩る鮮やかな息吹。この花々と緑に己を重ねてくれた、彼女のこころ模様が伝わって。小太郎はぎゅ、と鉢と喜びを同時に抱く。
    「うん……家の福寿草も喜びます。家族が増えた、って」
     入れ替わりに渡すのは、乙女色や杏色の薔薇を束ねたダズンローズ。柔い輪郭の花達は愛らしく、彼女によく似ている。陽だまりのような優しさと愛情、日々一途に注がれるそれらを、花弁の丸みと温色に重ねた。その綺麗さに、希沙は目を瞬かせる。
    (「きみにはきさがこんな風に映ってるの?」)
     勿体無いくらいの幸福感が胸に溢れ、眸が潤んだ。それも厭わず、感謝を告げる。
    「ありがとう……嬉しい」
     頷く小太郎は頬を染めて。
    「えっと……12本、あります」
     はにかみ、由来を口籠る。そんな彼にはにかみ返し、希沙はその中の1本を彼の胸元に挿す仕草をした。全て受けとめ、返事の仕草をくれる彼女に、溢れる幸福を湛えて頬が綻ぶ。
    「ありがとう、ずっと大切にします……お花も、あなたも」
    「きさも全部、大切にする」
     頷く希沙の髪を、早春の風が撫でていく。
     心ときめく春は、もうすぐそこに。

    作者:ライ麦 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年2月13日
    難度:簡単
    参加:15人
    結果:成功!
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