●都内某所
東雲・蓮華(ホワイトドロップ・d20909)が調査した結果、繁華街で都市伝説の発生が確認された。
都市伝説は、ずば抜けた歌唱力を持った歌姫で、その歌声によって一般人達をえっちな気持ちにさせてしまうようである。
そんな状況をこれ以上、拡大させないため、蓮華がその場に仲間達を集めた。
都市伝説は煌びやかなドレスを纏ったお嬢様風の歌姫で、例え耳を塞いでいても心に響くほどの美声を持っており、それを聞いた一般人達は自分の意志に反して、えっちな事をしてしまうようである。
そのため、都市伝説が確認された地域を歩けば、容易にその一団を見つける事が出来るだろう。
「最近、酷い目ばかり遭っているので、嫌な予感しかしませんが、とりあえずよろしくお願いしますね」
そう言って蓮華が仲間達に対して、協力を求めるのであった。
参加者 | |
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加奈氏・せりあ(ヴェイジェルズ・d00105) |
銀・ゆのか(銀屋の若女将・d04387) |
笙野・響(青闇薄刃・d05985) |
黒岩・りんご(凛と咲く姫神・d13538) |
東屋・桜花(もっちもち桜少女・d17925) |
東雲・蓮華(ホワイトドロップ・d20909) |
深夜白・樹(心は未だ薄氷の上・d32058) |
不知火・桂花(幻双鏡・d32619) |
●繁華街
「毎回毎回、何でこんな都市伝説現れるんですか……。しかも何故かそんな噂ばかり聞いてしまう私って……」
東雲・蓮華(ホワイトドロップ・d20909)は複雑な気持ちになりながら、仲間達と共に都市伝説が確認された繁華街に向かっていた。
都市伝説は美しい歌姫のような姿をしており、歌声によってまわりにいる一般人達の理性を狂わせているようだ。
そのせいか、あられもない姿のまま一般人達が地面に転がっており、虚ろな表情を浮かべて荒々しく息を吐いていた。
「最近、蓮華はこういう依頼が連続してるらしいし、いちご相手に色々ひどい目にあったらしいから、親友として、今日は守らないとねっ。……都市伝説だけじゃなくて、魔王とか響とかも危なそうだし……」
東屋・桜花(もっちもち桜少女・d17925)が、警戒した様子で辺りを見回した。
この時点で嫌な予感しかしていないのだが、そんな事をすれば間違いなくフラグが立ちそうな感じである。
「……こういうのって、人間の三大欲求の一つだからこそ、変な都市伝説って消えないものなのでしょうか……? 何だか、そう思えて仕方がないのですが……」
銀・ゆのか(銀屋の若女将・d04387)が、トホホっとした表情を浮かべた。
そう言った意味でも、この手の都市伝説が多いのも、仕方がない事だろう。
「もう、どうせですから、開き直りますよ、ええ! やってやりますとも! 今日ぐらい、りんごさんにリベンジしたっていいはずですよね! そのくらいなら、運命の女神さまだって許してくれますっ! きっと、喜んで協力してくれるはず……ですよね、きっと……。と、とにかく、大丈夫! 大丈夫です!」
そんな中、加奈氏・せりあ(ヴェイジェルズ・d00105)が、自分自身に気合を入れる。
別に都市伝説の事を忘れている訳ではないのだが、そんなモノはりんごにリベンジをする『ついで』である。
「ところで、理性の狂う歌……って、ヘンな歌詞なの? 思わず相手が怒っちゃうくらい酷い歌詞なのかな? そうじゃないと、理性が狂ったりしないよね?」
不知火・桂花(幻双鏡・d32619)が、キョトンとした表情を浮かべる。
肉体派のためか、いまいちピンと来ていないらしく、頭の上には沢山のハテナマークが浮かんでいた。
「どんな歌詞なのか分からないけど、聞いたらイケナイ気持ちになってしまうようですから、聞く訳にもいきませんね。しかも、耳を塞いでも効果があるみたいですし、なかなか厳しい相手みたいです……」
深夜白・樹(心は未だ薄氷の上・d32058)が、気まずい様子で汗を流す。
そのため、何をやっても無駄な事は分かっているものの、何か手を打っておかねばと言う気持ちが頭の片隅にあった。
「これでもサウンドソルジャーだし、歌姫の歌には抵抗できるはずっ。だから歌姫なんかに負けたりしないッ!」
そう言って笙野・響(青闇薄刃・d05985)が、元気よくフラグを立てる。
それに応えるようにして、何処からか歌声が聞こえてきた。
「まあ、えっちな気持ちになっても、花園だけですから問題ないでしょう」
しかし、黒岩・りんご(凛と咲く姫神・d13538)は臆する事なく、逆に開き直るのであった。
●清らかな歌声
「こ、この、ねい、ろ……っ、思った……よりも……ふぁ……ぅ、ぅ、耳塞いでも、あたまにひびい、てっ……身体が……ジンジン……する……うぅ……」
ゆのかが胸と腰の奥を押さえ、潤んだ瞳で身悶えする。
咄嗟に耳を塞ごうとしたものの、下着が擦れるだけで、自然に声が漏れて、過敏なほど身体が反応していた。
「た、多少でも……効果があれば……いいのですがっ……」
樹が妙な気持ちに耐えながら、イロエーサインを使う。
それと同時に催淫状態に陥った一般人達が、ゾンビの如くムックリと起き上がってきた。
「と、とにかく、魂鎮めの風で一般人だけでも……って、なんで男性だけ眠って、女性は眠らないんですか!?」
蓮華がサウンドシャッターを使い、ハッとした表情を浮かべる。
多少なりとも効果があったようだが、それよりも都市伝説の歌声が勝っているようだ。
「ところで……貴方達、最近兄と仲いいですよね?」
その間に、りんごが桂花とゆのかの背後に近づき、服の中に手を入れて生乳を揉み始めた。
「ひゃっ! り、りんご!? い、いきなり、何を……」
桂花が驚いた様子で声を上げる。
「ひゃぁあぁんっ!? りん、ご、さ……だめ……」
ゆのかも顔を真っ赤にしながら、内股をガタガタと震わせた。
「ところで、兄とはどこまでしたのかしら?」
りんごがふたりの胸を揉みながら耳元で囁き、服を脱がせながら、下半身に手を這わせて、下着の中に指を忍ばせた。
「今、それを、いわ、ないで……おもいだしちゃう……おにいさんの、かたいの、こすれるの、こするの、おもい、だし、ちゃ……! う、うくっ、んんんんんんんんんんんっ!」
ゆのかが火照る柔肌を弄られ、頭の中に硬いモノを思い浮かべ、その身を委ねる。
「……と言うか……む、胸を揉みつつ、質問するなんて……いちごと……その……!」
桂花も恥ずかしそうにしながら、甘えた様子で声を上げた。
「ふふ、可愛らしいこと♪ 大丈夫……ゆっくり……はっきりと説明してくれば……構いませんよ?」
りんごが満足した様子で、順々に唇を奪っていく。
「うう……、この前の思いがけず襲ってしまったので、我慢、がまんですっ」
それを目の当たりにした樹が、ラビリンスアーマーを使う。
「せっかくですから、花園を体験してもらいませんと♪」
りんごが含みのある笑みを浮かべ、樹も判断の花園に誘い入れる。
「ひゃうっ!? いちばんさきねらうの、だめですっ!」
樹が今にも爆発寸前の股間を刺激され、豪快にイケナイ液体を噴き出した。
「女には、そんなリスクなど物ともせずに挑まねばならない時があるのです! 今までに色々とされたあんな事や、こんな事を逆にやり返してやります! りんごさん、覚悟ー!」
すぐさま、せりあがりんごに飛びつき、普段の仕返しをしようとした。
「もう……意地張らなくていいのよー♪」
それに気づいた桂花が、せりあを羽交い絞めにして、完全に動きを封じ込めた。
「それじゃ、いただきまーす」
りんごが瞳をランランと輝かせ、せりあに襲い掛かっていく。
「えっ? あの……その……こ、こんなはずじゃ! ご、ご、ごめんなさあああああいいいいいぃぃぃぃぃいっ!」
そのため、せりあはまったく抵抗する事が出来ず、辺りに悲鳴を響かせた。
「蓮華はあたしが守るからね……」
そんな中、桜花が蓮華の顔に手を添え、不意打ちでいきなり唇を奪う。
しかも、いきなり舌を絡ませ、本能の赴くまま貪っていく。
「……って!? 桜花さんなにんんっ!? こ、こんな事……いきなり……!?」
蓮華は戸惑いつつも桜花を受け入れ、サウンドシャッターを発動させる。
「蓮華を守るには、これが一番なの……あたしがしてれば、りんごや響……、都市伝説だって……襲う事が出来ないから……!」
桜花も蓮華を独占勢いで、そのまま押し倒して服を脱がし、乱暴に胸を揉んでいく。
「もうみんなで楽しんじゃえばいいよね♪」
響も催淫状態にある女性達と肌を重ね、幸せそうに全身をビクビクさせた。
「だったら、もっと気持ちよくしてあげますね?」
りんごも都市伝説の歌声を聞きながら、自らの欲望を解放するのであった。
●都市伝説
「あ……う……身体の、色んなとこ、が、んぅ……いけないことっ、されたい、って……ぁぅぅ……あまりにも凄すぎて……と、止まらないッ!」
樹が立っているのもやっとな感じで、両足をガタガタと震わせた。
宴はまだまだ続いていた。
何度果てても終わらない宴。
すべてを搾り取られるほどの勢いで攻められても、性欲が衰える事はなかった。
それどころか身体の芯から燃え上がり、どんどん性欲が沸き上がって来た。
「蓮華、温かくて柔らかい……」
その横で桜花が蓮華の胸を舐めて、咥えて、吸い上げた。
「もっと、もっと気持ちよく、してぇ……っ! 桜花さん、好きです! 大好きですぅ!」
蓮華も瞳にハートマークを浮かべ、恍惚とした表情を浮かべて果てた。
「いっぱい、挟んで、こすれて……なかまでおちゅーしゃ、おもいだし、ちゃ……ぁぅんっ……!」
ゆのかもりんごに襲われ、とろとろのくちゅくちゅになりながら、蕩けるほど甘い声を響かせる。
「ふぁ、あっ……りんごぉ♪ アタシ……だめぇ、やぁあっ……♪」
桂花も美脚をスラリと伸ばし、りんごにギュッと抱き着いた。
「あらあら、みんなイイ感じにトロけてきたようですわねぇ。そろそろ、ワタクシの出番かしら」
それに気づいた都市伝説がニンマリと笑顔を浮かべ、その宴に加わろうとした。
「邪魔をするなら、叩きつぶしますわよ♪」
すぐさま、りんごが鬼神変を放ち、都市伝説を殴り飛ばす。
「うきゃ!」
予想外の一撃を食らった事で、都市伝説がブロック塀まで吹っ飛んだ。
「えっちな、ことは、これ以上は許しま、せんっ……!」
その途端、ゆのかが我に返って、都市伝説を睨む。
だが、それで限界……。
足のつま先から内股に掛けてゾクゾクと快楽が走り、崩れ落ちるようにして座り込んだ。
「ちょっと、お仕置きをしないとね」
響が都市伝説をジロリと睨み、フォースブレイクを放つ。
その一撃を食らった都市伝説が断末魔を響かせ、弾け飛ぶようにして消滅した。
「なんで、ボク、こんなことに……」
それを確認した後、せりあが蹲って泣きじゃくる。
「あ、あの、ごめん、あたし……」
桜花も顔を真っ赤にして、蓮華から顔を背けた。
だが、蓮華は虚ろな表情を浮かべ、だらしなく涎と涙と汗を垂れ流して意識を失っていた。
「わふぅ(訳:この百合ッ娘ども、結局こうですか?)」
そんな中、霊犬の鏡華が、やれやれと首を振るのであった。
作者:ゆうきつかさ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2017年2月21日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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