●アフター5のサウナ
「んー! 生き返るぅー!」
「よっしゃ……これで明日も仕事ができる!」
年度末のくっそ忙しい仕事をどうにか終えて、サウナでリフレッシュ中の仲良しOL5人組。いろいろととっておきの遣り繰りを頑張ったお蔭で、今、他のお客さんのいない貸し切り状態を満喫中なのだっ☆
「ぐへへ先輩……先輩のいい匂いの秘訣を教えて欲しいっす」
ボブカットの後輩が手をわきわきさせながら、長い髪を後ろで丸めた先輩へと迫る。
「何オッサン臭い事してるんだか……お蔭で、そこはかとなくオッサン臭が漂ってるじゃない」
「マジっすか!? くんくん、いや……あたしじゃないっすね」
自分の腕の臭いを嗅いだ後、犯人は誰かと辺りを見回した後輩……その顔が、突如蒼白になり引き攣った。
「お……お……!」
「……お? ……何?」
つられて同じ方を向く先輩たち。直後、彼女らの顔からも後輩と同じく血の毛が引く!
「オッサン!?」
「しかも何!? 目が死んでる!?」
サウナ出口は5人もの、恰幅のよい男たちにより塞がれている……。
「くーるセンパイ……」
「ワンココウハイ……」
「オミアシ……」
「ウナジ……」
「おふぃすらぶ……」
「「「「「い……いやあああああ!?!?!?」」」」」
●武蔵坂学園、教室
「皆さん大変です! さっき、新しい歌の詞を考えていたら、ゾンビが女性たちにエッチなことをする歌詞が思い浮かんじゃったんです!」
エッチは封印するアイドルになったはずなのに、としょげ返るラブリンスター・ローレライ(高校生エクスブレイン・dn0244)によればその歌詞は、ノーライフキングの迷宮から現れた男性ゾンビ5体が、5人のOLを求めてサウナルームに現れる未来予測を表すものだった。
「どうやらそのゾンビは、以前、白の王セイメイが研究していた『生殖型ゾンビ』を模造したものみたいですね。白峰・歌音(嶺鳳のカノン・d34072)さんが心配してた通りです!」
もっともラブリンスターによれば、それらには本物のように『傷つけた一般人を同族にする能力』はなく、単に『異性との生殖欲求を持つ』だけの紛い物。子供を作れるわけでもないのに、彼らは女性らを襲うのだ。
「そんな無理矢理で恐ろしいエッチ、絶対に許しちゃダメですよね!」
ラブリンスターの話では、腰にタオルを巻いただけのおっさんゾンビ5体は、屍王のダンジョンから現場のサウナへと、空間を歪めて一方通行で送られてくるようだ。
つまり、事前に妨害するタイミングはない。が……彼らは現場に5人程度の『襲いやすい格好の女性』がいれば現れるので、代わりに灼滅者たちが囮になるのであれば、OL達を人払いしてしまってもゾンビが未来予測と異なる場所に出たりはしない。
「ゾンビはいやらしい手つきで攻撃してきますけど、まだ実験段階みたいでそこまで強くはないみたいですね。彼らはデータを取るのだけが目的で、回収するつもりもないみたいですから、逃げられたりする心配もありませんよ!
ちょっと気持ち悪いかもですけれど……こんな卑劣でエッチなゾンビは、皆さんの力で灼滅しちゃって下さい♪」
参加者 | |
---|---|
ミルドレッド・ウェルズ(吸血殲姫・d01019) |
星野・えりな(スターライトエンジェル・d02158) |
日野森・翠(緩瀬の守り巫女・d03366) |
黒乃・璃羽(ただそこに在る影・d03447) |
荒谷・耀(一耀・d31795) |
ウィルヘルミーナ・アイヴァンホー(白と黒のはざまに揺蕩うもの・d33129) |
白峰・歌音(嶺鳳のカノン・d34072) |
ソラリス・マシェフスキー(中学生エクソシスト・d37696) |
●嵐の前の羽伸ばし
「サウナだぜー!」
誰もいない、広いサウナ。発育はよくともまだまだお子様な体に大きめのバスタオルを巻いて、白峰・歌音(嶺鳳のカノン・d34072)は木の床に小さな足跡を残し……。
「耀姉、暑いー!!」
……すぐに入口まで駆け戻ってきた。それから荒谷・耀(一耀・d31795)の周囲に纏わりつくと、即興のメロディを口ずさみながら彼女を引っ張ってゆく。
「耀姉と一緒♪ 耀姉と一緒ー♪ うーれしーいなー♪」
「もう……仕方ないですね」
はしゃぐ歌音を宥めて隣に座らせた後、ふー、と幸せそうな溜め息をつく耀。
首筋に落ちてきた髪を持ち上げ纏めなおす姿からは、クールな色気が薫り立つ。が、甘える歌音をぴったりと引き寄せて、優しく撫でてやっている手つきをよく確かめたなら、最初の印象とは裏腹に、単に振り回されているだけのようにも見える。
そんな二人がよく見える反対側の壁際に、ミルドレッド・ウェルズ(吸血殲姫・d01019)の姿はあった。じっと二人を眺めていると……ふと、自分もすぐ傍から見つめられている事に気づく。
「な、なに……?」
「だってミリーさん、羨ましそうだったのです」
吐息がかかるほどの距離にてささめいたのは、紛れもない、大好きな日野森・翠(緩瀬の守り巫女・d03366)の声だ。バスタオル一枚だけを身に纏う、無防備で小さなミリーの姿を存分に目に焼きつけた後……翠は急に悪戯っぽい顔になり、ここまで近づいた地の利を存分に生かして脇腹をつつく! そして、そのままくすぐってやる!
「な……」
思わぬ攻撃を受けたミリーの顔が耳まで真っ赤に染まっているのは、サウナの照明と熱のせいだろうか? それとも……果たして別の理由?
そんな彼女をいっそう堪能せんと、翠が、ミリーのバスタオルの隙間に手を差し込んだ途端、目だけを丸くして慌てて身をよじったミリー。拍子に横に倒れてしまった彼女の脚が、反動で高く翠の顔の前まで上がる。
すると……今度は翠の指先は、優しくそちらを受け止めて。
「ミリーさん、もっと綺麗になりましょうですよ?」
「ん、んっ……」
愛おしそうにミリーの脚をさする翠の手つきの気持ちよさに、ミリーの口から変な声が洩れた。これは……ちょっと、タダでは済まされない。
「他の人もいるのに、恥ずかしい……。翠にも、お返し」
ようやく起き上がったミリーが逆に覆い被さって、翠のふくらはぎを揉み始めると……びくりと反応する翠の脚が、心地よさそうに震えるのだった。
流れてゆく、くつろぎの時間。
だけど灼滅者たちは決して、そのためにサウナに来たわけじゃない。
だからソラリス・マシェフスキー(中学生エクソシスト・d37696)の脳裏には、ふと、恐ろしい想像がよぎるのだった。
すなわち……スキンシップされるのが自分になって、するのがゾンビのおっさんという光景が。
(「いわゆる……あれですよね。ちょーくさそうですね……」)
言葉をかなり選んでその表現。なら、作詞中にふと酷いシーンが浮かんできたラブリンスターは、どれほど気まずい気分だったのだろう?
「ラブリンスターさんも大変ですね……」
「本当ですね……想像するだけで、とても恥ずかしいです……」
かつての彼女であればともかく、今は、自分と変わらぬ嫌悪を抱いたのではないか? 星野・えりな(スターライトエンジェル・d02158)はその心中を慮って……でも、すぐに気持ちを切り替える。
「ですから……こんな嫌な気持ちになる人が少しでも減るように、できる範囲でがんばりましょう♪ そういえば……」
何か明るい話題を切り出して、少しでも楽しい待ち時間にしてしまえばいいのだ。更衣室で量った体重の事も、少しの間忘れ去り。
だからウィルヘルミーナ・アイヴァンホー(白と黒のはざまに揺蕩うもの・d33129)も今は、上も下も極限まで短くしてタオルを巻いている恥ずかしさを耐えておける。
自分でタオルを短く巻いて、脚を見せつけるように優雅に組んで歓談しておきながら、それらを隠さなければと思ってしまう矛盾。一方で彼女の中に潜む何かが、もっと開放的になれと誘っている。
光と闇のせめぎ合い。けれど……そんな苦悩に挟まれている時間は、すぐに終わりを告げるのだった。
わざとらしく黒乃・璃羽(ただそこに在る影・d03447)が見ないようにしておいた部屋の隅を……複数人の集団が、足を引きずり進む音。
(「結局、OLらしい会話というよりただのガールズトークになってしまってますが……誘き寄せ自体は成功ですね」)
18歳になった璃羽のわがままボディを包み込む、黒いバスタオル。その隙間に挟んだスレイヤーカードを解放すれば……豊満な肢体を包むには少しばかり小さめなスーツが、璃羽を瑞々しい新人OLへと変えてゆく!
●クールな先輩はクールに殴る
「な、何者だー!?」
耀の後ろに隠れるようにして、歌音はゾンビの群れに威嚇していた。もちろん半分くらいは演技だけれど、半分くらいは本気かもしれない。
(「だって、セイメイのゾンビが出てくるかなーって思ってたのに、代わりにこんなのが来るとは全く想像してなかったぞ!?」)
ま、それでも先手が取れたんだから結果オーライ! このマギステック・カノンが閻魔様に代わって、こいつらの根性を叩き直してやるぜ!
「食らえっ! 欲望丸出しの変態ども……ってうわっ!? どこ触ろうとしてやがる!!」
ゾンビどもの手を片っ端から跳ね除けつ、サウナの中を駆けずり回る歌音。敵がそちらに気を取られた瞬間が……『クールな先輩』の舞台の始まりだ。
「大丈夫、護ってあげるから」
一周して戻ってきた歌音の前に立った耀の拳が、音もなく唸ってゾンビに刺さる。
ぶよっとした、奇妙で不快な感触――けれど、クール先輩萌えゾンビをこちらに惹きつけ続けるために、耀は努めて感情を押し殺す。
ちょうど偶然、クールなお姉さんが一瞬だけ顔をしかめた図になった。出てきた隅まで吹き飛んでいったゾンビが、それを見て顔をだらしなく歪ませている。
わざわざ今日のために開発した殲術バスタオルが落ちないように、しっかりと片手で抑えつつ。耀は、性懲りもなく襲ってくるクール先輩萌えゾンビの顔面を、もう片方の手を引いて迎え撃つ!
●すらりと白く美しく
嬉し恥ずかしデートは終わり。ミリーと翠の二人の絆は、次はゾンビ灼滅のため力を発揮する。
「どう? 折角翠にマッサージしてもらったこの脚を、気にならないとは言わせないよ」
ミリーが片脚を半歩出して見せれば、おみあしゾンビはそれに釘づけに。直後……動きを止めたゾンビの体を、翠の御幣が打ち清める!
「ミリーさんはわたしのものなのです!」
「アシ……コッチニモ……」
当然その際、ゾンビはミリーが揉んだ脚の価値にも気づいたようだった。翠の脚を求めて伸ばしたゾンビの腕は……けれども全身を振るわせる翠の霊力には勝てず、よろけて本来の目標を外す。
これでようやく一安心……とは、いかなかった。直後の翠を、脚に触れられる以上に耐え難い、気色悪さと恥じらいが襲う。
だって、狙いがずれたゾンビの手は……あろう事か彼女の一枚きりのバスタオルを引きずり下ろしたんだもの!!
けれど、翠が悲鳴を上げるより早く。そして、ゾンビが残念そうに見上げた視線が、彼女の全てを捉える前に。
「翠の体の大切な所は……他の人には見せないからねっ?」
膨れたミリーの影が伸び、おみあしゾンビの視界を覆う。さらに、ミリー自身が翠の体に重なって……愛する恋人のありのままの姿を、決して他の人に晒さない。
そして……ミリーがバスタオルの隙間に仕込んでいたダイダロスベルトが、優しく翠に巻きついた時。
影は、不埒者を永劫の闇に閉ざすのだ。
●OLはオフィスラブの略(嘘)
「おふぃすらぶ……」
脂肪の垂れ下がる腕をゆっくりと持ち上げて、にやけた顔を璃羽に向ける敵。白目を剥いたバーコード頭の中年男性の冴えない顔は、死んでからはますます中間管理職の悲哀を帯びている。
ゾンビ特有のぎこちない歩み。けれども彼の手首から先は……まるで生前の業を物語るかのごとく、別の生き物のようにいやらしく動き続ける!
「課長……また手つきが上達しましたね。そんなに私に興味があるのなら……いつ奥さんと別れてくれるんですか」
璃羽、無表情で淡々と誘いつつ、じゃれ返したフリをしてトラウナックルで先制の一撃。ただでさえ歪んだ頬をさらに歪めたセクハラオヤジゾンビは……けれども怯んだ様子もなしに、その手で璃羽の胸元へと振り下ろす!
……けれど、その手が鷲掴んだのは、割り込んだウィルヘルミーナのタオルの端。
刹那、恐怖が込み上げる。
(「ああ……このままタオルを解かれてしまったら……」)
その一方で、彼女は全く別の衝動にも襲われるのだ。
『さあ、もっと露出して。見られる事を楽しむの』
(「そ、そんなこ……」)
一度は抗わんとは願う。けれど、その目元には次第に艶めかしさが浮かび。
(「……と、ありますわ……。もっと、私を見せつけないと……」)
まるでゾンビを誘うような手つき。でも……実際にゾンビが手を伸ばした時は。
「ふふふっ……ほら、掴まえてご覧なさいませ?」
流し目でゾンビの手を払い、誘う踊りで惹きつけて……そこを、璃羽の槍が真っ直ぐに貫くのだった。
「いくら先輩が美人だからって……浮気者! 私とは遊びだったんですね」
璃羽はウィルヘルミーナと同学年だし、今の姿に至ってはより年上なはずだがそれはともかく、ゾンビは愕然としたような、それでいて満更でもないような複雑な表情を浮かべつつ、そのまま物言わぬ死体へと戻っていった。
●うなじの魅力
……その直後。
「あの……その汁は……!」
別のゾンビが飛ばしてきた謎汁を何とかぎりぎり避けながら、えりなの顔が真っ赤に変わる。だって……いくら水色のバスタオルの下にはビキニの水着を着ているといっても、あんなに下卑た表情をされれば、裸でいるのと変わりない!
「お父さん……助けて~!」
いつもすぐ傍で護ってくれる父の霊を呼んだなら、彼は不埒なファンを毅然と睨む。それでもゾンビはえりなのうなじの、サイドテールを作るために持ち上げた髪の生え際にご執心らしい。
「私は……平凡で助かりましたね」
決死の追いかけっこを遠目から眺めるソラリスの手の中で、弓が大きく引き絞られた。狙うは、戦いの混乱に行く手を妨げられて、逃げ回るえりなに汁を飛ばすのがやっとのうなじゾンビ。
サウナの熱でぼーっとする頭。それでも撃つのが動きの鈍いゾンビなら、決して遅れを取る事はない……はずだったのに。
(「こうも熱いと、ゾンビの方がひんやりしてそうですね……触りたくないですけど」)
不意に途切れた集中が、弦を離すタイミングを僅かに乱す。練習の時よりずっと大きく跳ねた弦は、ソラリスの身体から一枚だけのバスタオルを巻き取って……!
「!!!」
声にならない大きな悲鳴が、サウナの木の肌にこだました。
「マシェフスキーさん……どうかしましたか?」
思わずえりなも足を止め、悲鳴の主へと振り向いた。それを追っていたはずのうなじゾンビも、つられてにやけた顔をゆっくりと向けると……。
果たしていかなる主の慈悲か。後ろからソラリスを照らす聖なる十字が、呆然と佇む彼女の姿を、全て、シルエットの中に隠してしまっていたのだった。
●そして、残るは……
最早、5体のゾンビも残り1体。
今更説明するまでもないが……こいつがわんこ系後輩好きゾンビのはずだ。
「なのに……なんでオレを見ないんだー?」
ラブフェロモンを全快にしながら、耀の腕にしがみついてアピールする歌音。だがゾンビは一瞥してから首を振った。
「チガウ……コヅクリ、デキナイ。デキル……ワンコ……ホシイ……」
心なし、寂しげに映ったゾンビの背中。けれど、すぐに彼は大きく口を開け、もう誰でもいいやとばかりに腕を振り上げる!
あまりに単調なその仕草。拳一つが使えれば、弾き飛ばすのは容易い仕事。
けれども耀が出そうとした腕は……ちょうど今、歌音が引いているところなのだ。前に出る体を引き戻されて、慌てて逆の手を突き出したなら……。
急制動を受けて揺れたたわわな果実が、抑える手を失ったタオルから解き放たれた。気づき、中途半端な位置で固まる耀の腕を、ゾンビの太くて青白い腕が掻い潜る!
「えっと……大丈夫ですか荒谷さん! お父さんは後ろ向いて下さい!」
えりなのお願いと同時に顔を逸らす父。でも……。
「ひっ……い、嫌あああっっっ!!!」
子供のように大泣きする耀に驚いて、どうにかバスタオルを拾ったはずのソラリスの手から、再びタオルが床へと落ちた。果たしてこの世の幸いは、天にまします主の恩寵が、いまだ彼女を背から照らしたままという事であろう。
耀よりは小さな悲鳴を上げて、とにかくもう一度拾おうとするソラリス。混乱が彼女の足をもつれさせ、倒れた拍子に璃羽のジャケットに触れる!
むっちりとした肉体を包んでいたスーツが、ついに内圧に耐え切れずにはち切れた。溢れ出る破廉恥な体型は、後輩好きゾンビの本能をも凌駕して……。
「皆が見てるのに……先輩、えっちです」
ゾンビの謎汁、超大放出。ミリーさんは護るのです、と目を瞑って立ちはだかった翠が恐る恐る目を開けると……護るどころか逆に護られてる始末!
「あら……私のことも見て下さって構わないのですよ?」
汁の大量放出を終えて疲れ果てた様子のゾンビの目の前で、ウィルヘルミーナが完全に闇の誘いに身を委ねて脱いだ。
「アナタ……その程度で満足なさいますの? もっと激しく……そう……あんっ、お上手ですわね」
あっ、これはお子様に見せちゃダメなやつ。えりなも自分でわかるほど赤面し、もじもじと顔を背けながらゾンビに指を突きつける!
「お父さん……お願いします!」
霊撃を喰らって盛大に顔を歪まされる、今回ばかりは何の罪のないゾンビ。
そこへと、これでもかと皆の攻撃が殺到! そして……。
「よ、よく解らないけど変態を倒せばいいんだな! カノン……百! 烈! 拳ー! ……成敗っ!」
歌音の怒りの一撃が炸裂し、最後のゾンビは壁の染みと化す……。
それは……全てを撒き散らすという事だった。
すなわち……皆が、腐汁まみれになるという意味。
「サウナの後は、水風呂と相場が決まっています」
そんな璃羽の呟きは……とりあえずこの惨状を片付けてからでなければ、どうにも実現しそうには思えなかった。
作者:るう |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
|
種類:
公開:2017年3月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
|
||
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 3
|
||
あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
|
||
シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
|