エッチな恵方巻なんかに負けたりしないッ!

    ●都内某所
     十六夜・朋萌(巫女修行中・d36806)が調査した結果、繁華街で都市伝説の存在が確認された。
     都市伝説はスーパーで大量に破棄された恵方巻がバケモノと化したという噂から生まれた存在で、触手状の具を巧みに操り、暴れ回っているようだ。
     一応、触手のような具をすべて食べれば成仏すると噂されているようだが、いくら食べても触手のような具がなくなる事はないらしい。
     そのため、間違った噂を信じた一般人が、触手のような具を頬張り、イケナイ気持ちになっているようである。
     そんな状況をこれ以上、拡大させないため、朋萌がその場に仲間達を集めた。
     都市伝説の触手には催淫効果があり、頬張れば頬張るほどイケナイ気持ちになってしまい、まわりの人間を襲いたくなってしまうようである。
     そのため、催淫状態に陥った一般人が、襲い掛かってくる可能性もあるので注意しておく必要があるだろう。
    「ま、まあ、触手なんかに負けたりしません……よね?」
     そう言って朋萌がイケないフラグを、ぴこんと立てるのだった。


    参加者
    タシュラフェル・メーベルナッハ(白茉莉昇華セリ・d00216)
    九条・泰河(祭祀の炎華・d03676)
    松苗・知子(吸血巫女さん・d04345)
    皇樹・零桜奈(漆黒の天使・d08424)
    マリオン・フレンツェン(羞恥心は生死不明・d12588)
    山城・榛名(白兵隠殺の姫巫女・d32407)
    音鳴・奈央(クレピトゥスの巫女・d34224)
    十六夜・朋萌(巫女修行中・d36806)

    ■リプレイ

     ●都内某所
    「また……こういった……依頼か……。とにかく……催眠に……かからないように……注意しなきゃ……。知り合いも……参加してるし……頑張らないと……」
     皇樹・零桜奈(漆黒の天使・d08424)は元気よくフラグを立てながら、仲間達と共に都市伝説が確認された繁華街にやってきた。
     都市伝説はスーパーで大量に破棄された恵方巻がバケモノと化したという噂から生まれた存在で、触手状の具を巧みに操り、暴れ回っているようだ。
    「これはまた美味しそうな都市伝説ねぇ。この具とかいかにも食べやすそうだし……」
     タシュラフェル・メーベルナッハ(白茉莉昇華セリ・d00216)が、含みのある笑みを浮かべた。
     そのせいか、想像しただけでも、興奮しているらしく、色々な意味で悶々としているようだ。
    「縁起の良い食べ物なのに、どうして……」
     山城・榛名(白兵隠殺の姫巫女・d32407)が、気まずい様子で汗を流す。
     なんだかんだで、こういう状況には慣れたものの、それでもツッコまずにはいられなかった。
    「まあ、恵方巻自体えっちなイメージを持たれる事があったし、こうなる事は必然だったのかな」
     九条・泰河(祭祀の炎華・d03676)が、納得した様子で口を開く。
     ある意味、予想の範囲内。
     恵方巻ならば、十分に想像できた事である。
     そう言った意味でも、現れる事が運命づけられていた都市伝説という事だろう。
    「確かに、この手の都市伝説にも慣れましたね。まあ、慣れちゃいけない気もしますが……」
     十六夜・朋萌(巫女修行中・d36806)が、苦笑いを浮かべた。
     それに、食べ物系の都市伝説を倒すのなら、食べるのが一番。
     そう思っているせいか、怖いものは何もないようである。
    「触手にぐっちょんぐっちょんにされた上、男の人によってたかってヌルドロに……ぐへへへ……。おっといけない、願望が漏れたわね」
     そんな中、松苗・知子(吸血巫女さん・d04345)がハッとした表情を浮かべて、口元に浮かんだ涎を拭う。
     思わず妄想を垂れ流してしまったが、おそらくこれは辺りに漂っている催淫効果のある匂いのせい。
     もしかすると違うかも知れないが、とりあえずそう言う事にしておいた方が、色々な意味で幸せになれそうである。
    「そういえば、しばらく食べてないな、恵方巻。……あ、都市伝説!」
     そう言って音鳴・奈央(クレピトゥスの巫女・d34224)が、都市伝説を指差した。
     都市伝説は具状の触手で一般人達の動きを封じ込め、完全に動きを封じ込めた上で、イケナイ事をしている最中だった。
    「触手を食べれる依頼があるって聞いたけど、思ったより楽しそうね♪ ギャラリーも居るみたいだし、張り切っちゃおうかしらね」
     それと同時にマリオン・フレンツェン(羞恥心は生死不明・d12588)が透明なレインコートを脱ぎ捨て、黒のショーツ姿で都市伝説の前に立つのであった。

    ●繁華街
    「グ、ギ、ギギギギィィィィィィ! ガァァァァァァァァァァァァァ」
     次の瞬間、都市伝説が具状の触手をクネらせ、一斉に襲い掛かって来た。
    「ヤラセロおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
     まわりにいた一般人達も全裸に近い格好で、興奮した様子で飛び掛かって来た。
    「ちょっと痛いかも知れませんけど、恨みっこなしですよ」
     それを迎え撃つようにして、榛名が一般人達に手加減攻撃!
    「ぐえっ!」
    「ぐおっ!」
    「がはっ!」
     その一撃を食らった一般人達が呻き声を上げて、次々と倒れていく。
    「こ、こんなトコロで……倒れて……たまる……かァ……!」
     それでも、欲求不満のためか、一般人達が何度も起き上がろうとした。
    「そこまで御望みなら、この身体を好きに攻めさせてあげるわ。このおっぱいも、お尻も、勿論、ここの穴も……♪ ここまで来たら、挟んであげたり、吸ったり、舐めたり、色々な事をしてあげるわよ♪」
     タシュラフェルが思わせぶりな態度で、まわりにいた一般人達を誘う。
    「ほ、本当だな? イイんだな? 何をやっても……イイんだな?」
     それに応えるようにして、一般人達が荒々しく息を吐きながら、暴走気味に地面を這って来た。
    「あぶなっ……んぐ……」
     すぐさま、零桜奈が女性達の前に陣取り、一般人達の行く手を阻む。
    「キシャアアアアアアアアアアアア!」
     しかし、都市伝説の触手がいきなり伸びてきたせいで、攻撃を避ける事が出来ずに具状の触手を頬張った。
    「チャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンスウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
     その隙をつくようにして、一般人達がカエルの如く、次々と飛び跳ねた。
    「あ、暴れちゃダメよ。……もう、胸に挟んで固定して、ゆっくりと味わって……あ、下の方もいいわぁ♪ ふふっ、他の人も参加したそうね? いらっしゃい、何人でも大歓迎よ♪」
     マリオンがウットリとした表情を浮かべ、まわりにいた一般人達を誘う。
    「キシャアアアアアアアアアアア!」
     都市伝説の触手も蛇の如くウネりながら、空いている穴と言う穴に入っていこうとした。
    「んぐぐっ!(訳:ふ、太いですぅ。で、でも、これなら食べきれるはずです!)」
     朋萌が具状の触手を頬張りながら、そのまま噛み千切ろうとした。
     その拍子に具状の触手から大量の汁が飛び、とてもイケナイ気持ちになった。
    「もが、もがが……(訳:と、とにかく、両サイドからかぶりつけば逃げられないし、触手攻撃も怖くない!」
     しかし、奈央はその異変に気付かず反対側から齧りつき、朋萌と同じように濃厚な汁を浴びた。
    「うう、何だかヘンな気持ちに……」
     最初は抵抗していた知子も巻き添えを食らって、濃厚な汁を大量に浴び、高露出巫女服の隙間から次々と具状の触手が入り込んできた。
    「も、もう我慢できないんだよー」
     泰河も興奮した様子で知子に飛び掛かり、濃厚な汁を身体中に擦りつけ、胸を揉みあげながら、燃えるように熱くなったモノを押し当てた。
    「俺達も……我慢の……限界だあああああああああああああ」
     まわりにいた一般人達も同じように熱いモノを押し付け、どっぷりと濃厚なエキスを知子の身体にぶち撒けた。
    「くぅお! おう! 良すぎてヘンになっちゃうのお! も、もっと奥まで掻き回して! 皆、あたしで気持ちよくなってぇ」
     知子も理性の留め金が完全に外れ、M字開脚のまま肉欲に身を任せ、積極的に腰を振り始めた。
    「あぁ……んんっ! 気持ちよいの、止まらないの……っ♪」
     それに応えるようにして、泰河が知子の身体を真っ白に染め上げた。
    「体……熱い……」
     零桜奈も何かに取り憑かれた様子で、榛名とタシュラフェルに飛び掛かった。
    「……えっ!?」
     榛名が驚いた様子で声を上げ、その場にペタンと尻餅をつく。
    「無理をしたら駄目よ。悪いモノはすべて搾り出しておかないと……」
     タシュラフェルが胸の谷間で、熱く滾ったモノを挟み込み、舌でねっとりと刺激を重ねて、吸い上げるようにして絞り上げた。
    「今度はこっちのお口で、ね……?」
     奈央もトロンとした目で、自ら舌を使い始め、下の口で具状の触手を迎え入れた。
    「中で具が暴れて……んんっ! これ凄いですぅ!」
     朋萌も同じように具状の触手を迎え入れ、濃厚なエキスをドクドクと注ぎ込まれて、幸せそうに甘い声を響かせた。
    「あぁ、やっぱり見られるって素敵……あんっ、んぅっ……大丈夫よ、いっぱい触っても、イレてもいいから……! それにしても、恵方巻きの元気がないわね? まだまだイケるでしょ?」
     そんな中、マリオンが物足りない様子で、具状の触手を絞り上げていく。
     しかし、具状の触手は打ち止め状態。
     まわりにいた一般人達も、出すものを出して、スッキリしているようだった。

    ●都市伝説
    「こ、こんな恵方巻は、この世から滅しておかないと……!」
     榛名が朦朧とする意識の中、都市伝説に対して危機感を覚えた。
     だが、都市伝説は既に戦意喪失状態。
     完全に出すモノを出し切ってしまったせいか、サイズ的にもかなり小さくなっていた。
    「そうねぇ……。まだまだ、これからって時に、呆気なく果てちゃったんだから、その責任は取って貰わないとね」
     マリオンも含みのある笑みを浮かべ、都市伝説に迫っていく。
     しかし、都市伝説にその気がないため、色々な意味で逃げ腰だった。
     まわりにいた一般人達も、『もう無理ッ! 勘弁してくれィ!』と言わんばかりに、フラフラと逃げていく。
    「こんな気持ちにさせた責任も取ってもらうんだよ。そ、そうしないと、熱いお汁が……と、止まらない……!」
     泰河も具状の触手を食べながら、都市伝説を追い詰めた。
    「グルルルルゥ!」
     都市伝説が 身の危険を感じて、具状の触手で威嚇し始めたものの、ほとんど干からびて使い物にならなくなっていた。
    「だから私達の前から消えてくれるかな? 早く、続きがしたいから……」
     次の瞬間、零桜奈が居合斬りを仕掛け、都市伝説の身体を真っ二つに切り裂いた。
     そのため、都市伝説は断末魔を上げる余裕すらなく、弾け飛ぶようにして消滅した。
    「恵方巻も美味しかったけど朋萌ちゃんも美味しかったなぁ。おかわり……いい?」
     奈央が朋萌のエッチな顔に欲情しつつ、ゆっくりと唇を近づけていく。
    「ええ、もちろん。もっと激しくて、凄い事をしたいですぅ……」
     それに応えるようにして、朋萌が奈央と唇を重ね合わせた。
    「た、確かに、こんな目にあったっていうのに物足りないのだわ! こ、この後……わかってるわよね?」
     知子が念を押すようにして、男性陣に視線を送る。
    「はぁぁぁ……確かに……まだ……身体が……熱い……。さっきの続きをしておかないと……大変な事になりそう……」
     タシュラフェルも物足りない様子で、瞳を潤ませた。
    「それじゃ、行こうか」
     そんな空気を察したのか、零桜奈がタシュラフェルと榛名を連れ、その足でホテルに向かうのだった。

    作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年3月30日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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