
●都内某所
フィヒティミト・メーベルナッハ(媚熱煽姫・d16950)が調査した結果、繁華街で媚薬入りホワイトチョコをぶっかけてくる都市伝説の存在が確認された。
この都市伝説は一見すると紳士のようだが、ターゲットを見つけると態度が一変、媚薬入りホワイトチョコをぶっかけ、あんな事やこんな事をするようである。
そんな状況をこれ以上、拡大させないため、フィヒティミトがその場に仲間達を集めた。
都市伝説のホワイトチョコは肌に触れるとドロドロに溶け、相手をイケナイ気持ちにさせてしまうようである。
そうなると自分ではどうにもならなくなってしまうので、色々な意味まで注意が必要だろう。
「ホワイトチョコかぁ……」
そう言ってフィヒティミトが何となく意味深な雰囲気を漂わせ、仲間達に対して協力を求めるのであった。
| 参加者 | |
|---|---|
![]() 墨沢・由希奈(墨染直路・d01252) |
![]() 黒岩・いちご(ないしょのアーティスト・d10643) |
![]() パニーニャ・バルテッサ(せめて心に花の輪を・d11070) |
![]() フィヒティミト・メーベルナッハ(媚熱煽姫・d16950) |
![]() メラニィ・メランコリィ(クリーミィドリーミィ・d19890) |
![]() 刑部・みさき(蒼星の夜凪を揺蕩うマーメイド・d20440) |
![]() 東雲・蓮華(ホワイトドロップ・d20909) |
![]() ミラ・グリンネル(お餅大好き・d24113) |
●都内某所
「媚薬入りとか、また直球な……」
黒岩・いちご(ないしょのアーティスト・d10643)は何処か遠くを見つめながら、仲間達と共に都市伝説が確認された繁華街に向かっていた。
都市伝説は一見すると紳士のようだが、ターゲットを見つけると態度が一変、媚薬入りホワイトチョコをぶっかけ、あんな事やこんな事をするようである。
そのため、繁華街は必要以上に警戒ムード。
それが原因で紳士っぽい男性を見るだけで、女性達が逃げ出すほどだった。
「媚薬入りホワイトチョコですか~。なんだか美味しそうですねぇ~♪ うふふ、楽しみですよぉ♪」
メラニィ・メランコリィ(クリーミィドリーミィ・d19890)が、楽しそうに鼻歌を歌う。
何となく危険な感じがいるものの、おそらく許容範囲内なので、とても気楽なようである。
『白』『チョコ』『……♪』
刑部・みさき(蒼星の夜凪を揺蕩うマーメイド・d20440)も『媚薬入り』という枕詞を把握せず、単語帳代わりの古いスケブを抱えてホワイトチョコの味に期待した。
「良く分かりまセンガ、なんとかなるデスヨ! ……アレ? 前もこんな台詞を呟いたような気がしマスネ……?」
ミラ・グリンネル(お餅大好き・d24113)が、『はて?』と言わんばかりに首を傾げた。
何となくそんな気もするのだが、ほとんど思い出す事が出来なかったので、気のせいという事にしたようである。
「とりあえず……ひとつだけ言わせて。一体、こんな都市伝説、誰が作ったの!? ……人間の想像力って怖い」
墨沢・由希奈(墨染直路・d01252)が、全身に鳥肌を立たせた。
このまま人の想像力が膨らむと、魔王クラスの何かが誕生しそうなところが怖いところである。
「本当に、何処の誰が流したのやら……ていうか、これをラジオウェーブが流してるとしたら、とんだ変態よ、もぅ……」
パニーニャ・バルテッサ(せめて心に花の輪を・d11070)が、呆れた様子で溜息をつく。
可能性的に考えて、ラジオウェーブとはまったく無関係であるような気もするのだが、もしかするとあり得るかも、と思ってしまうところが怖いところである。
「……まったく、いちごさんはまたこんな都市伝説を見つけて……えっ? 違うのですか?」
東雲・蓮華(ホワイトドロップ・d20909)が、ハッとした表情を浮かべた。
いつもの事なので、てっきりいちごが絡んでいるかと思いきや、今回は無関係のようである。
「……何だか、今回もこんな都市伝説の話でごめん……。で、でも皆が一緒なら大丈夫、何事もなく終わらせられる、よね!」
そう言ってフィヒティミト・メーベルナッハ(媚熱煽姫・d16950)が元気よくフラグを立て、仲間達を連れて繁華街に足を踏み入れた。
●繁華街
「前は酷い目にあったので、今回は警戒していくデス」
ミラが警戒した様子で辺りを見回しながら、繁華街の中を歩いていく。
繁華街の中はまるで雪景色の如く、ホワイトチョコレートで汚れていた。
しかし、そこから漂うのは、ホワイトテチョコレートとは、似て非なるニオイ。
まるでケモノのようなニオイが漂っており、ほんの少し吸い込むだけでも頭がクラクラした。
蓮華もただならぬ気配を感じ取り、サウンドシャッターを使う。
「……皆さんにひどいことしないように自制心を強く持っておかないと……」
いちごも緊張した様子で、ゆっくりと辺りを見回した。
「ハッハッハッ! そんなに怯えているのかな? 大丈夫、怖くない! 怖くないッ! 痛いのは最初だけだからねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
次の瞬間、都市伝説が高笑いを響かせ、問答無用で灼滅者達にホワイトチョコをぶっ掛けた。
『きゃ……!』
その途端、みさきが古いスケブを持ったまま、ぺたんとその場に尻餅をついた。
「ふやぁぁっ!?」
由希奈も頭からホワイトチョコを被って、見ようによってはイケナイ姿になった。
「いきなり、ぶっかけるなんてひどいですよぉ~! ……あ、でもなんだか身体がぽかぽかして……はぁ、はぁ……♪ 何だか、うずうずしてきちゃってますぅぅ♪」
メラニィも大量のホワイトチョコを浴び、ウットリとした表情を浮かべて、指をペロリと舐めた。
「ふぁぁぁ、カラダ、熱いのぉぉ……っ♪」
フィヒティミトも発情した様子で荒々しく息を吐き、ホワイトチョコまみれになった服を脱ぎ捨てた。
「こんなどろどろなるまで熱いチョコ、やけどしたり、汚れ落ちなかったら……どう、するのよぉ……」
パニーニャもホワイトチョコまみれになったベストを、躊躇う事なく脱ぎ捨てる。
だが、ホワイトチョコは熱々と言うよりも、人肌レベル。
しかも、ホワイトチョコにあるまじき臭いが漂っているせいか、だんだん頭の中がぼーっとしてきた。
「それならば、舐め取ってもらえばいい」
都市伝説が色々と察した様子で、含みのある笑みを浮かべる。
「そ、そうですね。みんなのチョコを舐め取ってあげないと……」
それに応えるようにして、いちごがチョコの包装を剥くようにして、仲間達の服を脱がせていく。
「はあはあ……んぷっ! これ……美味しい……」
そんな中、フィヒティミトが胸や尻の間までホワイトチョコを垂れ流し、いちごの股間をひたすら奉仕し始めた。
「イチゴ! ミラのことをハメたですね! そんなにミラとハメたいデスカ!」
ミラも何に取り憑かれた様子で、いちごのモノを舐め上げ、物欲しそうな表情を浮かべた。
「こっちもっ、美味しそう……」
由希奈もトロンとした表情を浮かべ、いちごからミラに狙いを変えて、そのまま押し倒すようにして舐め上げる。
「ユキナも可愛く鳴いてみまショウカ?」
ミラも興奮した様子で由希奈と口づけを交わし、身体中のホワイトチョコを舐めていく。
「えっ、私はっ……ぁぅっ……やぁんっ!」
そのため、由希奈も荒々しく息を吐きながら、ミラの身体をくまなく舐める。
「あら? 新しいお客さん……?」
それに気づいた女性達が全裸姿で、物陰からフラフラと現れた。
「さあ、宴を始めよう! 決して終わる事のない永遠の宴を……!」
それと同時に都市伝説が上機嫌な様子で大声を上げる。
「こ、こんな時は魂鎮めの風で……って、なぜ女性だけ眠らないんですか!? い、いや! だ、駄目ですっ! そんな事をしたら! ど、どうして、そこばっかり……って、いちごさん、何を……っ! や、やめて! 今されると私――んんんんんんっ!?」
蓮華も魂鎮めの風を使った後、執拗に下腹部ばかりを女性達に狙われ、トドメとばかりにいちごも襲ってきたため、為す術もなくその場に崩れ落ちて好き勝手にされた。
「いちごさんのお股のホワイトチョコを舐め舐めしてあげますねぇ~♪」
メラニィも胸の先から股の奥まで女性達に舐められつつ、いちごの股間に舌を伸ばす。
「……あれ? こんなところにまだチョコが……。パンツの中まで、チョコでグッショリですね……♪ すぐに舐めてあげないと……!」
いちごも本能の赴くままパニーニャの胸を揉み、股を広げて自らのモノを擦りつけた。
「……ん、ぁ、そこ、チョコかかってないか、らっ……ひぁ……広げたら溢れちゃ……ぁ……♪ ふぁ、舌、そんなところも……ひゃぅ……!」
それが原因でパニーニャが思わずきゅんとなって、いちごを腿で挟み込んだ。
「うぐっ!」
次の瞬間、いちごがビクビクと身体を震わせ、大量の白濁液を辺りにぶち撒けた。
『んぶっ!? ……はぷ、んぅううっ、んぅああぶうっ!?』
それを大量に浴びたみさきが、口から溢れるほどの白濁液を浴びるのだった。
●都市伝説
「ハッハッハッ! みんなイイ顔をしているじゃないかッ! さあ、もっと、もっと楽しもう! 今度は私がお相手しよう」
都市伝説が満足した様子で高笑いを響かせ、身に纏っていたスーツを脱ぎ捨てた。
それと同時に引き締まった肉体があらわになり、その事を自慢するようにして筋肉をピクピクさせた。
「こんな辱め、受けた以上は……逃がせ、ないんだからぁっ……!」
その途端、何となく我に返ったパニーニャが、八つ当たり気味に攻撃を仕掛けていく。
「……おっと! これは酷い事をするじゃないか。せっかく天国に導いてあげようと思ったのに……。それに私がいなければ、こんな気持ちになる事も、ここまで幸せになる事も出来なかったというのに……」
都市伝説がやれやれと言わんばかりに首を振る。
「ぅ、ふ……ぁ~……!」
その言葉にイラッとしたのか、みさきも八つ当たり気味にマジックミサイルを撃ち込んだ。
「こ、こらこら、まだ話の途中だと言うのに……。一体、私が何をしたって言うんだ?」
都市伝説が信じられない様子で、ヒョイッと横に飛ぶ。
「はあはあ……こうなったのも……みんな……みんな……あなたが悪い……!」
その間に蓮華が荒々しく息を吐いて口から白濁液を吐き出し、両足をガクガクさせながら捨て身の覚悟で都市伝説に鬼神変を叩き込む。
「……うぐっ! なんて真似をするんだ。私は何も……何ひとつ悪い事をしていないと言うのに……」
これには都市伝説も腹を立て、両目を血走らせて、全身の筋肉を隆起させた。
おそらく、口で言っても分からないのであれば、身体に分からせてやろうと言う考えなのだろう。
まるで気を練るようにして、思わせぶりに両手を動かしている。
「言い訳しても、駄目デスッ!」
次の瞬間、ミラが一気に間合いを詰め、ご当地キックを炸裂させた。
「ま、まだ必殺技を出していないと言うのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!」
その一撃を食らった都市伝説が悲鳴をあげて、ブロック塀にぶち当たり、弾け飛ぶようにして消滅した。
「ひく、ぐすっ……うぅ……」
それを確認した後、みさきがボロボロと涙を流して、メラニィにひしっと抱き着いた。
「……その、痛かったですかぁ?」
メラニィもどう対応していいのか分からず、ズレた感じで声を掛けた。
「あ、あの……さっきは……その……ごめんなさい!
その途端、いちごが地面に頭を擦りつける勢いで、仲間達に対して謝った。
記憶が曖昧でハッキリとは覚えていないものの、とんでもない事をしたと言う自覚はあるようだ。
「いちごくんのチョコ、ちょおだぁいっ……! ねぇ、もっと……欲しいよね」
それでも、由希奈は身体を疼かせ、いちごにジリジリと迫っていく。
「まだチョコが中に残っているかも知れないし、取り返しのつかない事になる前に、掻き出さないと……♪」
そう言ってフィヒティミトも何やら使命感のようなモノを抱きつつ、仲間達に微笑むのであった。
| 作者:ゆうきつかさ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
![]() 公開:2017年5月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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