ところてん怪人なんかに負けたりしないッ!

    ●都内某所
     九条・泰河(祭祀の炎華・d03676)が調査した結果、繁華街でところてん怪人が暴れていると言う情報が入った。
     ところてん怪人は、ドレッドヘアのナイスガイ。
     ところてん状の触手を使って、あんな事やこんな事。
     戦闘員達も入り乱れて、欲望の限りを尽くしているようだ。
     そんな状況をこれ以上、拡大させないため、泰河がその場に仲間達を集めた。
     ところてん怪人は、かなり陽気なテクニシャン。
     しかも、髪の毛がところてんのようになっており、それをニョロニョロと伸ばして、ターゲットを天国に導き、自分の思い通りにしているようだ。
    「戦闘員って女の子もいるのかな?」
     そんな事を考えながら、泰河が仲間達に対して協力を求めるのであった。


    参加者
    剣部・美夜子(剣の巫女・d02295)
    九条・泰河(祭祀の炎華・d03676)
    シノミ・マールブランシュ(恍惚なる白金・d08503)
    野老・ヒナ(ブラックハニー・d36597)

    ■リプレイ

    ●繁華街
    「何だか都市伝説っぽい怪人だね」
     九条・泰河(祭祀の炎華・d03676)は事前に配られた資料に目を通しながら、仲間達と共にところてん怪人が確認された繁華街に向かっていた。
     どうやら、情報が錯綜しているらしく、都市伝説なのか、怪人なのか、分からない事になっているようだが、実際には似たような存在がおり、その情報が混ざってしまっていたようである。
     そのため、正確には『似たような都市伝説の噂が流れた、ところてん怪人が繁華街で暴れ回っている』という事のようだ。
     どちらにしても、非常に分かりづらくなっているため、ところてん怪人が暴れている事だけ頭に入れておけば問題はないだろう。
    「確か前もこんなことがあったよね? ……しかも、またデート中にとか……何だかなぁ……」
     剣部・美夜子(剣の巫女・d02295)が胸の先端と股間が隠れる程度のマイクロビキニ姿で、シノミ・マールブランシュ(恍惚なる白金・d08503)を後ろに隠すようにして前に出た。
     先程までシノミとデートをしており、試着していたマイクロビキニを着たまま、現場に来てしまったらしい。
     そう言った意味で、色々とヤバイ感じもするのだが、とりあえず会計は済ませているようだ。
    「はぁ……またですのね。もう……二人っきりの時に着るつもりの水着でしたのに……」
     その横でシノミもゲンナリとした様子で、深い溜息をもらす。
     美夜子とデートで危ない水着の試着を楽しんでいたせいか、彼女も豊かな肢体が溢れそうなピッチリとした極薄の白い水着を着たまま、着替えする間もなく現場に来てしまったらしく、何処となく不機嫌モード。
     ところてん怪人を見つけ次第、フルボッコにいそうな勢いである。
    「……あの、ところてんっぽい触手生やしてるドレッドヘアがメインターゲットかな? 周りに戦闘員っぽいのもいるみたいだけど……」
     野老・ヒナ(ブラックハニー・d36597)が、警戒した様子で物陰に隠れた。
     ところてん怪人は戦闘員達を引き連れ、陽気にダンスを踊っており、完全に無防備。
     背後から攻撃を仕掛ければ、一瞬にしてカタがつきそうな雰囲気である。
    「うん……間違いないね」
     泰河も息を殺して、物陰から物陰に移っていく。
     ところてん怪人はまだ灼滅者達の存在に気づいていないようだが、あからさまに油断をしているため、罠っぽい感じである。
     だからと言って、このチャンスを逃せば、苦戦は必至ッ!
     そう言った事も踏まえた上で、不意打ちを仕掛ける事が得策ではあるのだが、この時点で嫌な予感しかはなかった。
    「すぐにやっつけてやるんだからね!」
     美夜子が殺気立った様子で、ところてん怪人に近づいていく。
    「そこにいるのは誰だYO!」
     次の瞬間、ところてん怪人が、灼滅者達の存在に気づき、カタイリッシュな動きで、その場から飛び退いた。
     まわりにいた戦闘員達も『イーッ! イーッ!』と叫びながら、ファイティングポーズを決める。
    「……ちょっと! こっち見ないでよ!」
     その視線に気づいたシノミが、この危険を感じて体を隠す。
     ところてん怪人達は下心丸出しで、シノミ達の身体を舐めるようにして、ガン見していた。
     おそらく、頭の中でイケナイ妄想を膨らませているのだろう。
     そのせいか、ところてん怪人達の下半身が大変な事になっており、今にも爆発寸前であった。
    「被害が広がる前に、さっさと倒しちゃおう」
     すぐさま、ヒナがところてん怪人達めがけて、勢いよく突っ込んでいく。
    「おおっと! 簡単には当たらないYO!」
     それと同時に、ところてん怪人が華麗にステップを踏み、ヒナの攻撃を軽々と回避ッ!
     戦闘員達も無意味にポージングを繰り出し、その場を盛り上げた。

    ●触手状のところてん
    「どうやら、随分と甘く見られたようだNE。だから、ミー達の本気……見せてあげるYO!」
     次の瞬間、ところてん怪人がイラついた様子で、ドレッドヘア状の触手をニュルニュルと伸ばしてきた。
    「黒蜜の化身ブラックハニー、推参!」
     その間にヒナが物陰に隠れて変身し、自ら名乗りを上げて見得を切る。
    「ンァァァァァア! い、いつの間に!」
     それに驚いたところてん怪人が、動揺した様子で触手を引っ込めた。
     戦闘員達も予想外の変身に驚き、警戒ムード。
     何やら恐ろしい存在のように思えたのか、ところてん怪人達が何やらピリピリとしていた。
    「と、とりあえず、人払いをしないと……!」
     すぐさま、美夜子が泰河に声を掛け、殺界形成を使わせる。
     そのおかげで、一般人達を遠ざける事が出来たものの、ところてん怪人は殺る気全開デストロイモード。
    「お前達、サイアク! ダメダメYO! せっかくのギャラリーを遠ざけるなんて! だから、ミー達が教育的指導をシテあげるYO!」
     それにイラっとしたのか、ところてん怪人が再び触手を伸ばしてきた。
    「本当にまずそうな、ところてんだね! 黒蜜掛けたって食べられそうにないや!」
     ヒナが嫌悪感をあらわにしながら、ところてん怪人の触手を避ける。
     だが、戦闘員達が小賢しく動いているせいで、避けるだけで必死のようだ。
    「邪魔はさせないんだよッ!」
     それに気づいた泰河がヒナを援護するようにして、背後をガード!
     そのおかげで最悪の事態を、何とか回避。
    「さっきから余計な真似ばっかりしやがって! いい加減に腹が立ったYO!」
     それが原因でところてん怪人がさらにブチ切れ、八つ当たり気味に触手をニュルニュルと伸ばしてきた。
    「……んっ! もぉ、美夜子に見せるために着てきましたのにぃ……。ふぁ、いけませんわ!?」
     その途端、シノミの身体にヌルヌルとした触手が絡まり、水着がしっとりと濡れて、胸の先端が徐々に透けていく。
     戦闘員達もピョンピョンと飛び跳ね、ヒット&アウェイを繰り返しつつ、シノミの服を引き千切り、あっという間に局部を露出させた。
    「シノミの大事なところは私のなんだから、そんなモノに奪わせないんだよ」
     その攻撃を防ぐようにして、美夜子がシノミの大事なところを守る様にして、ピタッと密着!
    「HAHAHAHAHAッ! これこそ、まさに飛んで火にいる何とやらだYO!」
     ところてん怪人が高笑いを響かせ、美夜子の秘部を激しく責める。
    「こ、これは……とても……大変な事になっているんだよ……!? は、早く何とかしないと……んんっ!」
     それを目の当たりにした泰河が、本能的に右手を股間に滑らせた。
     もちろん、それがイケナイ事だと分かっているため、行為に至る事はないものの、股間が大変な事になっているため、理性を抑える事が出来ないようだ。
    「早く何とかしないとイケナイのは、君のリトルボーイなんじゃないのかYO!」
     ところてん怪人が泰河の股間を見つめ、色々と察した様子でからかいつつ、触手を使ってシノミの股間をくばぁと広げていく。
    「それ以上はダメ! ダメ……なんだからっ!」
     それを邪魔するようにして、美夜子がところてん怪人の触手を自らのナカに迎え入れるのであった。

    ●ところてん怪人
    「自らを犠牲にして、大切な仲間を守る心意気……。ミーは嫌いじゃないYO! むしろ大好物ッ! だからと言って容赦はしないから、覚悟してもらうYO!」
     ところてん怪人が興奮した様子で、再びニュルニュルと触手を伸ばす。
    「……ちょ! 僕は健康優良男子なんだよ!? みゃああああ!? ちょ……だめっ……変になっちゃっ……!」
     それに驚いた泰河が、転がるようにして、触手から逃げていく。
    「HAHAHAッ! 冗談ッ! 冗談ッ! ミーの狙いは彼女だけYO!」
     ところてん怪人が笑い声を響かせ、自らの触手を美夜子の秘部に滑り込ませた。
    「こ、この程度の事で……ん……ああっ! んんっ! こ、この触手なんか上手い……じゃなくて、ぬるぬるも熱くなってくるんだけど……そのせいか……凄く……イイかも……」
     美夜子も最初は気にせずシノミとの行為に没頭していたものの、だんだん触手がシノミのモノに思えてきたため、だんだん息を荒げて腰を振る。
    「何だか、だんだん激しく……んんっ!」
     シノミも美夜子と舌を絡ませ、胸の谷間に触手をむにゅっと挟み込む。
     その影響で触手からドロドロとした白濁液が溢れ、辺りにもわんと濃厚なニオイが漂った。
     戦闘員達も興奮した様子で自らを慰め、次々と間の抜けた声を上げていく。
    「HAHAHAHAッ! ミーが本気を出せば、こんなモノ! 何も怖いモノなどナイYO!」
     ところてん怪人が自信満々な様子で、高笑いを響かせた。
    「だったら、本物のところてんの加護ってもんを見せてあげるよ!」
     それと同時に、ヒナがところてん由来の力を持つ者の意地として、ところてん怪人に黒蜜ビームを放つ。
    「んあっ! し、しまったァァァァァァァァァ!」
     すぐさま、ところてん怪人が黒蜜ビームを避けようとしたものの、美夜子達に触手を掴まれて身動きが取れない。
    「逃がすと思った? いまさら、甘いから……」
     美夜子がところてん怪人の触手をむんずと掴み、乱暴に先端ばかりを狙って搾り上げていく。
    「そ、そんな事をしたら、ミーはジュニアが大変な事に……!」
     その途端、ところてん怪人が動揺した様子で、表情を強張らせた。
    「ふふ、そんな事を知ったら、余計にイジワルしたくなりますわ」
     シノミも含みのある笑みを浮かべ、触手の中に詰まった白濁液を何度も搾る。
     それはまるで乳搾りのようであったが、何度も搾り取ったせいで、辺りが真っ白に染まっていた。
    「ハアハア……だ、駄目だYO! も、もう……うくっ!」
     ところてん怪人が情けない声を上げ、命乞いにも近い台詞を吐く。
    「んんっ! もう駄目だあああああああああああああああ!」
     戦闘員達も次第に行為をエスカレートさせ、勝手に果ててグッタリと倒れていった。
    「それじゃ、そろそろ終わりにするよッ!」
     次の瞬間、ヒナがドリル状の黒蜜オーラを足に纏い、ところてん怪人の飛び蹴りを仕掛ける。
    「ぐわあああああああああああああ!」
     その一撃を食らったところてん怪人が断末魔を響かせ、大爆発を起こして消滅した。
    「でも、まだ物足りないんだよ……。こ、このままじゃ、何かが爆発しそうなんだよ……」
     そう言って泰河が自らを慰めつつ、瞳を潤ませるのであった。

    作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年6月13日
    難度:普通
    参加:4人
    結果:成功!
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