女性の夢は結婚式。
でも、どんな結婚式がいいのか、は人それぞれで。
「あれいいよね、あれ。結婚式に本命の男が乗り込んで来るやつ」
「あ、分かる分かるー。誓いの言葉を言う直前とかでさ」
「扉をバーンって開けて、そんな奴と結婚なんかするなよ、とか叫んじゃって」
「女の方も、待ってたの、みたいな感じで駆け寄るやつね」
「ドラマとかでしかないけどさー。そんな展開」
「結婚式の費用とか親族友人とのその後の気まずさとか考えたらできないよね」
「そもそも結婚式の前に駆け落ちでもしとけよって話だし」
「結婚式になっちゃった時点で諦めるのが普通だしね」
「そーそー。夢のまた夢」
「……でも、やっぱり憧れるよね」
「そりゃ……まあ、ね」
そんな非現実的な話が、いつしか都市伝説となる。
「だから、皆で結婚式……」
噂のある式場を借りたシャオ・フィルナート(猫系おとこのこ・d36107)は、集まった灼滅者達の前で話を切り出した。
緩くウェーブのかかった藍色の髪は肩の辺りで儚く揺れて。
リボンのようなヴェールの舞いを、青みがかったコサージュが彩る。
袖は短いけれども手袋は長く、胸元も薄いレースで覆い露出を押さえ。
ふんわり広がる真っ白なスカートには清楚なレースと真珠が輝き。
纏められた生地が大輪の薔薇のように咲き誇っている。
そんな白いドレスに映える青薔薇のブーケを手にして。
シャオ(注釈:高校生男子)はぼんやりとした視線を皆に向けた。
……まあ、つまり、花嫁の囮をたてようね、ってことですかね。
偽とはいえ結婚式を行えば、都市伝説は花嫁を攫いに現れる。
連れ去らんとするならば 【捕縛】とか【催眠】とかで攻撃してくるのだろう。
とはいえ、噂からすると相手は1人。
さほど苦戦するとは思えないから。
「……都市伝説が予想しない事態、起こしてみてもいい、かも?」
こくんと首を傾げて言いながらも、まだ具体的な案はないのだけれども。
いろいろ考えるのも楽しいだろうとシャオは皆の様子を伺った。
参加者 | |
---|---|
アリシア・ウィンストン(美し過ぎる魔法少女・d00199) |
竹尾・登(ムートアントグンター・d13258) |
黒絶・望(運命に抗う果実・d25986) |
シャオ・フィルナート(猫系おとこのこ・d36107) |
水燈・紗夜(月蝕回帰・d36910) |
高城・牡丹(高校生七不思議使い・d37764) |
エリカ・バターフィールド(封印教会・d37830) |
榎・未知(浅紅色の詩・d37844) |
●結婚式に飛び込んで
通路と式場とを隔てる大きな両開きの扉。
その向こうから漏れ聞こえてくる華やかな祝いの音楽に導かれるように。
すぅ、っとその男は姿を現した。
街中で出会ったなら誰も気に留めない平凡な男。
だが、場違いな私服姿と唐突なその出現は、驚きや疑問と共に目を惹いただろう。
誰かが見ていたならば。
誰にも見咎められず、無人の通路に1人立つ男は、そのまま静かに耳を澄ませる。
音楽が盛り上がるように大きくなり、凛とした女性の声が誓詞を奏で始めた。
新郎新婦が互いに誓い合う、そのための定型句を、男はじっと聞いて。
『……共に在ることを、誓いますか?』
神父の言葉が終わったその瞬間、扉を力一杯開けると大きく声を上げた。
「ちょっとまったぁ!」
そして、花嫁に向かって手を伸ばそうとして……。
その動きがぴたっと固まる。
男が見据える祭壇には、花嫁が4人、いた。
大きなフリルが縁取るオフショルダーに銀色の長い髪とショートベールを揺らし、純白のベルラインのスカートをふわりと広げた黒絶・望(運命に抗う果実・d25986)。
背中を大きく開けたビスチェに、Aラインスカートの前面だけをミニ丈にした白いデザインドレスから脚をすらりと伸ばし、2つに結った金色の髪と白レースのリボンを長く揺らすエリカ・バターフィールド(封印教会・d37830)。
真っ白なプリンセスラインのドレスを、薄青のコサージュと青薔薇のブーケ、柔らかな藍色の髪と愛らしい藍色の瞳で彩るシャオ・フィルナート(猫系おとこのこ・d36107)。
そして、ボレロとショートグローブと共に、真白いスカートに幾重にもレースを重ねたエンパイアラインドレスを着こなした竹尾・登(ムートアントグンター・d13258)。
「違うよ。緋月いなづまだよ」
……ええと。
長い黒髪に添えたリボンのように揺れるベールを、薄赤のコサージュで彩る竹尾・登。
「いなづまだよ」
…………。
ノースリーブの胸元を、レースと刺繍で縁取るボレロで可憐に覆う緋月・いなづま。
「うん。いなづまが花嫁衣裳を着れるなんて、夢のよう!」
……やっと満足いただけたようです。
そんな花嫁4人を前に、乱入してきた男は、誰を連れ去ればいいものやらと困惑の視線を神父に投げる。
でも神父も男性ではなくアリシア・ウィンストン(美し過ぎる魔法少女・d00199)で。
スタイルのいいアリシアにかかると、ゆったりとしているはずの神父服がものすごく窮屈そうです。特に胸と尻。
というかそもそも、神父と花嫁しかいない式、という状況にもやっと気づいて、男の混乱がより増していく。
そこに。
「ちょっと待ったぁー!」
音響機材のあるバックヤードから、白タキシード姿の榎・未知(浅紅色の詩・d37844)が飛び込んできた。
その傍らには、サングラスで顔を隠した黒スーツのビハインド・大和が付き従っている。
「エリカ! 俺のとこに戻ってこい!」
「……先輩っ!?」
真っ直ぐに視線と手と、そして想いを向けてくれる未知に、エリカは揺れる心を示すように海色の瞳を惑わせて。
はっと気づいて傍らの望を、今まさに愛を誓おうとしていた相手を振り返る。
ドレスと同じ真っ白な布で隠された望の瞳がじっと自分を見ているのを感じて。
「俺にはエリカしかいないんだ!」
重ねられる未知の強い想いも響いて。
そしてエリカは。
「わ、たしも……っ!」
迷いを振り切るように、未知の胸へと飛び込んでいった。
嬉しそうに抱き止める未知と、真っ赤な顔のエリカ。
その傍らで、手にした玩具の銃をどう構えたらいいのかこっそり戸惑う大和。
男は、本来なら自分がやるはずだった光景をぽかんと見つめて。
はっと我に返ると、残る3人の花嫁へと振り向き、駆け寄ってきた。
「さあ、一緒に逃げよう!」
言ってぎゅっと掴んだのは、長手袋に覆われたシャオの細い左手首。
振りほどこうと思ったシャオだが。
「あ、れ……? なんだか、ぼーっとして……」
元々ぼーっとしている藍色の瞳がさらにぼんやりとなり、抵抗をやめる。
都市伝説たる男の能力によって魅了されたシャオは、愛しい人といるかのようにそっと甘く寄り添って。
「あの……連れ去ってくれる、なら……だっこ、が、いいなぁ……」
男にしか聞こえないくらいの可愛い声で、恥ずかしそうにおねだりする。
「ダメ……?」
上目遣いで問いかけるこの可憐な表情に、NOと言える人はいるでしょうか?
魅了したはずの男も逆に魅了されたかのように、思わず赤面して目を反らしました。
「その手を放しなさい、乱入者」
でもそんなシャオに望が駆け寄り、男から離すように左手を引く。
「シャオ姉様、やっぱり諦められません! 私、シャオ姉様と寄り添いたいのです!」
「黒絶さん……」
ぎゅっと両手で包まれた左手に、シャオはぼうっと視線を向けて。
「駄目! シャオはわたしと結婚するのよ!」
さらにそこに、元々の相手であるいなづまも飛び込んできた。
望に対抗するように右手を両手で包み、男から引き離す。
「シャオ先輩、催眠になんて負けないで!」
そこにエリカからのキュアが飛んで、シャオは男から数歩距離を取った。
「ええと……」
「君もわたしからシャオを攫おうとするの!?」
展開についていけず困惑していた男に、いなづまが鋭い視線を向ける。
攫おうとしていたはずの花嫁からの思いもよらない敵意に固まっている間に、いなづまは左の手袋を取ると男に向けて投げつけて。
「それなら決闘だよ! 攫うならわたしを倒してからにしてね」
予想外の宣戦布告にさらに男は硬直する。
「ちょっと待った!」
そしてさらに響く乱入の声。
右側に目立たないようにあったスタッフ用の扉をばんっと開けた高城・牡丹(高校生七不思議使い・d37764)は、びしっと決めた黒タキシード姿も凛々しく真っ直ぐに騒ぎの渦中へと進んできて。
花嫁達ではなく男に迫ると、その手を紳士のように取った。
まるでプロポーズをするかのような構図ですが、男女が逆です。
でも牡丹は気にも留めずに、男を真っ直ぐ誠実に見つめる。
「私の一部に、いや、吸収させて……」
言い直せてませんよ。
「ええと……私の嫁に来ない?」
「……は?」
何だか色々台無し感が途中にありましたが、七不思議使いの牡丹からの思わぬ求婚に、男は至極間抜けな表情で目を瞬かせて。
はたと気づいてその手を振り払った。
そこにさらに、左側にもあったスタッフ用扉が壊れる勢いで開かれる。
「来てくれたんだね僕だけの王子様!」
マーメイドラインの長い裾を翻して飛び出したのは水燈・紗夜(月蝕回帰・d36910)。
艶やかな黒髪をロングベールと共に揺らし、大粒パールの装飾を輝かせて、真っ直ぐに男へと駆け寄る。
求めるように伸ばした両手の先から、鋼の糸が煌めき。
「もう逃がさないよ」
にやりと笑いながら紗夜は男を縛り捕えた。
「いや、これは私が吸収……いや、嫁だから」
「シャオ姉様は私のものです」
「いいえわたしのよ」
「あぅ……私のために、争わない、で……」
「エリカは誰にも渡さないからな」
「や、やだ……榎先輩カッコいい……」
「ふふふ。キミはもう僕だけのモノだよ」
何かわちゃわちゃしている一団からはぐれたアリシアは、こくりと首を傾げながら、宣誓の為に持っていた聖書を傍らの台に置いてゆったりと祭壇を降りる。
「誰と誰を祝福すればよいのか分からんのぅ」
どこか呑気にそんなことを呟いて、騒ぎの渦中を眺めれば。
「これは一体何なんだ!?」
男が頭を抱えて絶叫していた。
●結婚式から大騒ぎ
大混乱な状況の最中、どさくさ紛れに灼滅者達は本来の役目を果たし始める。
「ちょっと、男性はお呼びじゃないよ。邪魔しないでね」
シャオを取り合ういなづまは、男を突き飛ばすかのような仕草で雷を宿した拳を振るい。
その傍らに現れたライドキャリバーのダルマ仮面が機銃を斉射する。
「シャオ姉様は私が貰います。積み重ねた思い出もない貴方には渡しません」
負けるものかと望は片腕を異形巨大化させ、振り払うように男を凪ぎ飛ばした。
「い、いや、確かに取り合いたいくらい可愛い子だけど……」
よろよろしながら男が反論するのは、そもそも花嫁を取り合う相手が花嫁な筈じゃなかった、という点なのだけれども。
「はっ、恥ずかしい事言わないで下さい……っ」
褒められた部分だけを拾ったシャオが、両手で顔を覆って左右に振る。
「あぅ……もー、ばかぁーっ!」
照れ隠しのように広がったのは九尾の尾、の形をしたダイダロスベルトで、もふもふした外見とは裏腹に鋭く男を貫いた。
「黒絶先輩……」
未練を向けるような視線と共に回復の手を伸ばし仲間を支えるエリカを、未知はぐいっと引き寄せて。
「エリカ、もう一度俺とやり直……お前邪魔!」
視界に入っただけの男に、両手に集めたオーラをぶちかます。
さらに、SPのように傍らに立った大和が玩具の銃をびしっと構え、雷撃を飛ばした。
あ、でもそれ、持ってるとこ銃身です。銃把持ってください銃把。
倒れ込んだ男が顔を起こすと、出迎えたのは暗い笑みと共に見下ろす紗夜の赤い瞳。
「そんな女となんて、許さないよ」
嫉妬のように刻まれる真紅の逆十字に跳ねる男を、紗夜は光悦の表情で見つめてみせる。
「ふむ。どこもかしこも忙しないのぅ」
外から騒ぎを眺めるアリシアも、しっかり護身刀「熾」から光刃を飛ばした。
混乱が解ける間もなくボロボロにされていく男は、それでも反撃とばかりに手を伸ばし。
催眠の術が向かったのは、男装の麗人たる牡丹。
瞳の橙色がぼんやりとどこか曇ったように見えたかと思うと。
「誰か私と結婚を前提に付き合ってくださぁい」
唐突にそんなことを叫びながら、花嫁集団に向かって突っ込んでいきました。
何だか変な風に催眠がかかったようです。
「うーん、それはできないかな。ごめんね」
苦笑しながらいなづまが指先に霊力を集め、牡丹を元に戻すけれども。
「やっぱり、私に魅力がないからか……」
断られたことに落ち込み、独りしゃがみ込む牡丹。
いや、こんな状況だから断られて当然な流れですよ。元気出して。
そんな混沌の最中、アリシアは、わざとらしく置かれた眼鏡を今気づいたというように拾い上げた。
「何じゃこの眼鏡は。落とし物かえ?」
「それ僕のだよ」
棒読み台詞で受け取った紗夜は、その眼鏡をかけると男をじっと見て。
「あー……ごめんね見間違い。人違いだったねキミ」
先ほどまでのヤンデレな執着からは一転、男から逃げるように距離を取る。
尚、この眼鏡は伊達ですし、紗夜の視力は矯正の必要は欠片もありません。
「神様この縁切っちゃってー」
勘違い演技をしながら、紗夜は冷淡に奇譚を紡いだ。
傍らに現れた中性的な神様は、金の瞳を呆れたように細めながらも、白髪を翻して男ごと縁を切り裂いていく。
その掌返しに倣うかのように、他の皆も、次第に男を誘い出し混乱させるための設定を外して戦いに傾いていった。
「ロマンなのは分かるけど……やっぱり神聖な式を邪魔するのはダメよね!」
エリカも女の子だから、都市伝説の元となった噂に理解も共感もできるけれども。
シスターとしては許せないと、鋭い裁きの光条を放ち。
「大体、あの映画の男はろくなもんじゃないし」
有名な元ネタを思い起こしながら、結局全員不幸、と断じたいなづまは、この話だけでも面白いエンディングにしようと、鍛え抜かれた拳を握りしめる。
「だから、代わりに君をぶっ飛ばすよ」
撃ち抜く拳に呼応するように、ダルマ仮面も突撃して男をはね飛ばした。
「というか、乱入するにしても私服は無くない? ビシッとキメて来てよ」
そもそものダメ出しをする牡丹は魔法の矢を撃ち放ち。
「確かに。服装は大事だな」
未知は大和と共に、白と黒の正装を見せつけるように並び立ち、指鉄砲と今度はちゃんと銃把を持った銃とで仕草を揃えると、魔法弾と霊障波を重ね撃つ。
「男の人は男の人同士で、女の人は女の人か男の娘と結婚すれば良いってお母様が言ってました」
すごい理論を当然のように言い放つ望は、指輪が輝く手を見せつけるように男に向けて。
「ですから、邪魔しないでください!」
指輪を彩る純白のアネモネが輝くと、その指先から魔法弾が放たれた。
同意するかのようにこくりと頷いた紗夜は、その拍子にずれた眼鏡を邪魔そうに直しながら、その足元から影を伸ばす。
「そもそも、教会で騒ぎは禁止されておる」
至極真っ当な意見と共にアリシアが振り下ろしたマジカルロッドangelは、男に魔力の爆発を盛大にもたらして。
男が仰向けに吹っ飛ばされたのは、シャオの足元。
「うう……俺と、一緒に……」
低く呻きながら手を掲げるも、男は起き上がることすらできず。
シャオは自身へ伸ばされた手をじっと見下ろすと。
「俺、男、だけど……いい?」
「え……?」
問いかけの形で明かされる衝撃の事実。
男の手はぱたりと、力なく床へと落ちた。
そんな男にシャオはぺこりと頭を下げて。
「……ごめんなさい」
断罪の剣を、振り下ろす。
●結婚式へ思いを馳せて
「さて、無事だったかぇ?」
都市伝説の男が消えた式場で、そう問いかけながらアリシアは仲間を見渡した。
混乱した男の攻撃が精彩を欠いていたこともあり、皆に大きな負傷はなく。
むしろ演技続きで気疲れしたというように、紗夜がふぅと息を吐く。
「本当に望んでいない結婚をさせられる人だけの前に現れる都市伝説だったなら良かったのかもね……」
無差別でなければヒーローにもなり得た噂話に、エリカはどこか寂し気に呟いた。
静まった式場に、華やかな音楽だけが小さく流れていく。
「さて、私は帰ります。
私が本当に愛する彼にご飯を作ってあげたいので」
その空気すら断ち斬るように、すぱっと宣言した望は、言うが早いか踵を返す。
続くように皆も順に扉へ続くヴァージンロードを歩き出した。
「結婚式は、誰にも邪魔されない場所で2人きりで、がいいな俺は」
「でも、せっかくの綺麗なドレス姿、みんなに見てもらいたいよ」
後ろ頭に手を組む未知に、いなづまがくるりとその場で回ってスカートを広げ。
「はぁ、すごかった……どこまでが演技だか分からなくなるくらい」
榎先輩カッコよかったあ、と思い出してまた赤くなるエリカに。
「好きな人……ちゃんと、別にいるもん……」
スカートの裾をぎゅっと握って、むぅ、と可愛く膨れるシャオ。
改めて見てみれば、灼滅者の男女比は見事に半々で、4組のカップルで偽の結婚式を挙げて囮としてもいい状況だったのですが。
繰り広げられた大混乱を牡丹はしみじみと思い返す。
「世界って広いなぁ……」
そんな小さな呟きが、流れ続ける音楽と共に、式場に残された。
作者:佐和 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2017年7月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 4
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