●
「元朱雀門高校の会長、ルイス・フロイスから、以前の事件とは違う情報が入った」
神崎・ヤマト(高校生エクスブレイン・dn0002)は眉間にしわを寄せ、厳しい、を通り越した表情で灼滅者たちに告げた。
「爵位級ヴァンパイアに従うデモノイドロードの一体、ロード・クロムが、朱雀門高校の生徒全てをデモノイド化するという暴挙に出たらしい」
表情の理由は、そういうことだ。情報は、朱雀門高校に留まりつつも、ルイス・フロイスのスパイを行っていた生徒の一人が命からがら脱出した事で得られたらしい。
「朱雀門高校の組織はな、ロード・クロムが掌握したことになってたんだが……組織の重要な部分は、あえて朱雀門に残ったルイス・フロイスのシンパが掌握しててな。ロード・クロムの情報収集を邪魔してたんだ。結果として、武蔵坂学園がノーライフキングと決戦を行った『胎蔵界戦争』の時期を察知できなくなった。
爵位級ヴァンパイアは、武蔵坂学園を攻撃する絶好の機会を逃すことになった訳だ」
ヤマトは続ける。
「ロード・クロムは、その原因が『朱雀門内部にルイス・フロイスのスパイがいる』からだと考え、その対策として……自分に忠実な生徒も含め、全生徒をデモノイド化するという暴挙に出た。まあ、ダークネスらしい考え方だな、誰かわからないから全員殺すって考えだろう」
眉間のしわは深くなる一方だ。
話を聞いている灼滅者たちの表情も、険しく、あるいは暗くなる。
一人の灼滅者がある疑問を口にした。
「そうだ。すべての生徒がデモノイドになる素質を持っているわけではないな。だから、デモノイド化せずに死亡するものも多いだろう――が、このまま放置すれば、デモノイドの戦力が増強されるのは間違いない。朱雀門高校に攻めるなら、今だ」
確かに、今攻め込めば、調整中のデモノイドが動く前に灼滅が可能だろう。
「俺の脳に秘められた全能計算域(エクスマトリックス)が、お前達の生存経路を導き出す!といってやりたいところだが、今回は予知がない状態だ。情報だけが頼りだな」
予知がない状態での突入作戦になるが、情報が正しければ、朱雀門高校内部の戦力はデモノイドのみ。
力押しで制圧することが可能だろう。
「できることなら、デモノイドを撃破して、首魁の一人『ロード・クロム』の灼滅を目指したいところだが、居場所が特定されてないからな。高校内にいるかは、賭けだな」
状況はそんなところだ、としめた後、ヤマトは黒板へと文字を書き始めた。
「じゃ、作戦の説明にうつるぜ。今回の目的は、朱雀門高校のデモノイド勢力を打倒する事だ。調整中のデモノイドを灼滅する事ができれば、戦力の増強に歯止めをかける事が出来るだろう」
それから、確実とは限らないが、と注釈をして。
「『ロード・クロム』が朱雀門校舎内に居る可能性もある。発見した場合は、可能な限り灼滅を目指してくれ。倒すことができれば、爵位級ヴァンパイアの勢力に少なくない打撃を与える事ができるからな」
なお、予知がないため、朱雀門の校舎内の何処にデモノイドがいて、何処に調整中のデモノイドがいて、どこにロード・クロムがいるかは判っていない。
「闇雲に歩き回ってる余裕はないだろう。どこを主に捜索するか、方針はどうするか、指針を決めて動くことが必要だと思うぜ。時間をかけすぎれば、爵位級ヴァンパイアの軍勢が増援に現れるかもしれないしな」
灼滅者の一人が首を傾げた。1チームでこなすにはあまりに無理がある、と。
「その通り。1チームだけですべてはできないぜ。ほかのチームと連携できるのが理想だ」
ヤマトは頷いて、続ける。
「目的は調整中のデモノイドの灼滅だが、ロード・クロムがいれは是が非でも灼滅するべきだ。そのあたりの方針も含めて、他に『朱雀門高校攻略戦』に参加しているチームとよく相談してくれ」
ヤマトはそっと目を閉じた。先日の事件を思い出しているようだ。
「クロムナイトを利用して、シャドウのサイキックエナジーを奪おうとした事といい……ロード・クロムは、手段を選んでいられない状況なのかもしれねーな」
いずれにしろ、彼の暴走を許すわけにはいかない。
「苦しい依頼になるが、お前達ならかならずやってくれると信じてるぜ」
ヤマトは真直ぐな目で、灼滅者たちを励ました。
参加者 | |
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色射・緋頼(生者を護る者・d01617) |
迅・正流(斬影輝神・d02428) |
咬山・千尋(夜を征く者・d07814) |
紅羽・流希(挑戦者・d10975) |
灰慈・バール(慈雨と嵐の物語・d26901) |
九条・九十九(クジョンツックモーン・d30536) |
媛神・白菊(にくきゅうぷにぷにのおおかみ・d34434) |
オリヴィア・ローゼンタール(蹴撃のクルースニク・d37448) |
●潜入開始!
8人の灼滅者たちは、それぞれの思惑を抱え、戦いの時を待っていた。
迅・正流(斬影輝神・d02428)は、そびえたつ朱雀門高校の建屋を見上げながら、唇を噛んだ。過去の、自分の言葉を思い出す。ロード・クロムは自分のことは覚えていないだろうが、あの時、自分は彼にこう叫んだのだ。
(「量産など……許さない」と……忘れようがない)
笑うゲシュペンストに、その言葉が届かなかった。だから、今日、この日に。『クロム』が起こしてきた数々の悪事の連鎖を終わらせると、正流は静かに誓った。
(いつか敵として乗り込む覚悟は、していましたが……)
こんな形になるとは。嘆息する色射・緋頼(生者を護る者・d01617)の手には一枚の地図があった。ルイス・フロイスより手に入れた学園の見取り図だ。学園の裏門付近に、緋頼のスーパーGPSによる現在地のアイコンがきらめいている。
緋頼たちのチームは裏門から突入し、調整カプセルを探すために、まっすぐにクラブ棟に向かう手はずだ。
作戦開始の連絡を確認しようと、通信機を操作していた咬山・千尋(夜を征く者・d07814)は、はあ、とため息をつき肩を落とした。
「あたしの通信機はダメか。白菊は?」
「だめじゃの。電波が届かないようじゃ」
媛神・白菊(にくきゅうぷにぷにのおおかみ・d34434)も困り顔だ。
これでは正門の突入のタイミングがわからない――と、どぉん!と敷地の対極にまで聞こえるほどの大きな音が響き渡った。
「はは、始まったみたいだぜ!」
灰慈・バール(慈雨と嵐の物語・d26901)が先陣を切り、正門よりも小さな裏門をひらり、と乗り越えていった。暗闇の向こう側でも、他のチームも次々と壁を乗り越え侵入していく気配を感じる。予知のない、通信もできない厳しい状況だが、頼もしい仲間たちが近くにいる――緋頼たちは力強く頷きあって、バールに続き壁を乗り越えた。
●クラブ棟での出会い
たどり着いたクラブ棟は二階建ての建物だった。事前に収集した情報によると、地下部分が存在することがわかっている。まずは地上の敵の灼滅を目標すべく、8人は外から内部の様子を偵察することにした。
九条・九十九(クジョンツックモーン・d30536)が、窓越しに部屋を覗き込む。
ぎゃあぎゃあと喚く声。ぐちゃぐちゃの狭い室内では、2体のデモノイドが取っ組み合っていた。
(喧嘩……か?)
視界に入ったデモノイドに、DSKノーズを使用すると、ほとんど業を感じなかった。デモノイドになって間もないか、あるいは。
次の部屋も同じように偵察する。今度は大きな咀嚼音だ。窓越しでもわずかな異臭を感じる。やはりDSKノーズには殆ど反応がない。
(ダークネスに食事は不要なはず……知能がないのか?)
非人道的な行為を受けた後の末路としては、あまりにも。
(せめて業を背負う前に仕留めるのが、最善、か)
九十九は無表情に見える顔を僅かにゆがめて、離れた位置でまつ仲間の元へ戻った。
「あたしが見たのも同じようなモノだったよ。10体くらいいたかな」
壁歩きを駆使し、2階を視認し終えた千尋の報告によると、室内には九十九が確認したのと似たような行為をしているデモノイドが蠢いていたようだ。
1階の小部屋にそれぞれ2体ずつ、計10体。2階はレッスンルームだろうか、大きな部屋になっており、そこに10体。
「ここは慎重に探ろう。不意打ちが怖いからな」
バールは腕を組み、真剣な声で提案する。正流が頷き、白菊に問う。
「白菊嬢、通信の状況はどうですか」
「かわらぬ……使えぬもの、と思った方がいいかもしれんの」
救援は期待できないかもしれない。かといって、目の前のデモノイドたちも、怪しい地下部分も放置するわけにもいかない。みな、一様に組み考え込んだ。
その静寂のなかで。
さく。土を踏む僅かな音に、紅羽・流希(挑戦者・d10975)が顔を上げる。仲間たちの警戒が一気に高まるが、緋頼は、「あら」と表情を緩ませた。
「救援が頼めるかもしれません」
人影は、タシュラフェル・メーベルナッハ(白茉莉昇華セリ・d00216)たちの探索班だった。旧校舎を探すうちに、別棟であるクラブ棟に偶然たどり着いたらしい。
状況を尋ねる彼女らに、クラブで面識のある緋頼が、手短に説明を始める。
「クラブ棟の地上部分は、先ほど窓から偵察し終えました。見た限り、地上部分は重要な施設ではなさそうだったのですが、この棟には地下部分があるのです。地下探索で背後を突かれないよう、地上のデモノイドを灼滅してから向かいたいのですが……」
タシュラフェルはクラブ棟を確認したのち、緋頼へ向き直る。
「それで、ここでは何を」
「一階、二階それぞれ十体程の気配が蠢いていました。万が一、戦闘中にすべてに乱入されると、わたしたちだけでは危険だと、救援を探していたところだったのです」
「なるほどね。なら……ちょっと待ってね。今、相談するから」
タシュラフェルは背を向けて、後方の仲間たちと軽く打ち合わせをした。
結果は。
「わかったわ。一緒に戦いましょう」
快諾の言葉に、8人は胸をなでおろした。突破口が見えてきた。
「ありがとうございます。では、階で分担して頂けますか。各階の状況は――」
緋頼が手短に状況を報告し、お互いの戦力を確認し合った結果、ディフェンダーの多いタシュラフェルの班が多数を一度に相手取る2階を担当することになった。
緋頼たちは1階だ。接敵数はすくないものの、手間取れば隣室から背後を取られる危険がある――ディフェンダーであるオリヴィア・ローゼンタール(蹴撃のクルースニク・d37448)は、自分たちの動きが重要だろうと、思考を巡らせた。
その間に、緋頼たちの会話はまとまったようだった。
「掃討後は、向こう側の地下階段前で落ち合いましょう」
「ええ。それじゃ、一階はよろしくね」
背を向けたタシュラフェルへ、緋頼は念のため、声をかける。
「見ればわかると思いますが……あまり気分のよい場所ではないようなので、手早く片付けましょう」
●ヒトならざるモノ
「行くぜ!」
気合の声と共に、バールは勇猛果敢にクラブ室の戸を蹴破り突撃する。喚きながら取っ組み合いの喧嘩をしていたとおぼしき2匹のデモノイドは、乱入者に驚いたように動きを止めた。
「先手必勝ってな!」
目標を視認し、DSKノーズを使用するが殆ど匂いがない。意味の分からない言葉で叫ぶさまからも、知能の低い個体であることがうかがい知れた。状況を把握する隙を与えず、殲術執刀法を叩き込む。動きの止まったところへ、流希と正流が攻撃を重ね、千尋の螺穿槍が命を刈り取っていく。
残る一体を雲耀剣で緋頼が牽制し、白菊が斬影刃で仲間の攻撃を補助する。
「ぎゃあああああっ!」
真っ先に突撃してきたバールへ、残る一体が雄叫びを上げながら巨大な腕を振り上げた。
「私がひきつけます」
赤い稲妻のようなオーラを纏ったオリヴィアが、両者の間に割り込み、顔面に裏拳を叩き込む。怒り狂ったデモノイドは、攻撃の矛先をオリヴィアへあっさりと変えた。裏拳から腕を翻し、立て続けに手刀を叩き込む。
(哀れな……)
垣間見えた朱雀門高校の結末に、オリヴィアは一つ溜息をついた。
不倶戴天の敵であるはずの場所が、このような状況に成り下がるとは。
目の前の生き物は、もはや人とは言えないのは勿論のこと、ダークネス、と呼ぶのもはばかられる程だった。
どの部屋も同様に、ひどい有様であった。異臭の放つ食べ物を一心不乱に食べている個体。意味のない繁殖行為を試みている者たち。ダークネスとして、全く意味のないそれらの行為にふけるデモノイドたち。おそらく、クラブ棟は知能が低すぎ使い道の少ないデモノイドを押し込めるために使われているのだろう。
8人は、流希のサウンドシャッターで音を遮断して隣室からの乱入を封じつつ、慎重に1室ずつ制圧していった。バールが突撃し、オリヴィアが入れ替わって敵を引き受け、仲間たちが集中攻撃で、本能のまま襲い来るデモノイドたちを1匹ずつ灼滅していく。
気配で悟った個体から背後を突かれかけたが、あらかじめ後方をカバーできるように相談し合っていたオリヴィアとバールのコンビネーションで事なきを得た。オリヴィアが敵を引き付けることで、もう一人のディフェンダーのバールは自由に動けるようにしていたのだ。攻撃が集中するオリヴィアは深手を負っていくが、九十九がヒールサイキックを駆使して彼女を支えた。
最後の一室を制圧し終え、ほっと息を、つきたいところであったが。
その部屋はひと際雑然としていて、大物、小物問わず荷物の量が多く、体を休める場所などなかった。さらに異臭が酷く、白菊などは目まいを起こしたかのようにふらふらとするほどだ。
口を覆いながら、千尋がもはや汚物に近づいている、得体のしれないもので汚れ果てた荷物が積みあがった室内の一角を指さす。
「……これ、漁らなきゃだめか?」
しかし無情にも、緋頼が手にした地図が示す地下へ続く階段は、この部屋の奥だった――。
●地下室の共闘
地下階段を塞ぐ雑多な荷物を片付け終えたころ、2階の掃討を終えたチームが階段を下ってきた。
「そちらも全員無事のようですね」
全員の姿を認め、オリヴィアは微笑んだ。
「状況はいかがでしたか? 1階は重要そうなものはありませんでしたので、このまま地下に向かいます。ご協力のお陰でこちらの戦力の消耗は少ないですが……」
神凪・燐(伊邪那美・d06868)が進み出て答える。
「こちらも万全……とはいいがたくも、余裕はあります。おそらく、互いに補い合えば先ほどと同等の戦力が相手でも十分に戦えるでしょう」
「引き続きご協力をお願いしてもよろしいでしょうか。とはいえ、地下空間の情報はありませんので、分担は難しいかと」
「では、今度は二つのチームを混ぜる形で陣を組み、進みましょうか」
オリヴィアは、視線で他の仲間たちに確認をとる。堅実な申し出に、反論はない。
大所帯になった灼滅者たちは、お互いに声を掛け合いながら陣形を整える。
「地下探索ならば、わらわの出番じゃの!」
白菊がくるりと周り小柄なニホンオオカミに姿を変える。ライト付きのヘルメットを装着したナノナノを従えて、軽快な足取りで階段を下りていく。
その愛らしい様子に、九十九の心がふわりと軽くなった。連戦続きで、戦線を一人支えるメディックとして緊張し続けていたのだと自覚する。
その間にも、白菊はとん、とんと階下まで降りて、再び戻ってきた。
「階段下までは危険はなさそうじゃ。足場もしっかりしておるの」
白菊の言葉に頷くと、オリヴィアがまず彼女に沿うように階段を下り始める。
残りの仲間たちもやや狭い下り階段を、慎重に進んでいった。
たどり着いた地下には、簡素ながらも、いくつかの灯りと布、毛布らしき物体が供えられた部屋が連なっていた。流希は小さなライトで周囲を確認する。
「寝床、といったところか」
危険な物体はないようだが、彼は警戒を解かずに白菊の側を進む。
ぴくり、と白菊の鼻が動いた。流希の耳も小さな音を捉える。
ライトは向けず、音源に視線を動かすと、そこには5つの蠢く影があった。
寝床で休んでいた敵が、おそらく物音に気が付き、起き上がってきたのだ。
流希はすかさずサウンドシャッターを展開し、音を遮断する。
寝ぼけ眼のデモノイドたちは、不思議そうにのろのろとあたりを見渡していた。
不意打ちの決定的なチャンスだ。灼滅者たちは視線で意思を確かめ合う。
「……行くわよ」
全体攻撃を得意とする友軍のタシュラフェルと燐がが、地下室内を一気に凍り付かせ、梨乃が炎を纏い地下室へ突撃していく。
「まずは右奥のデモノイドから片付けよう!」
跳躍した梨乃が胸元を蹴り、良太が杖を振り魔力を爆散させる。
「畳みかけるよ!」
梨乃たちの攻撃で大きく揺らいだ巨体に、千尋が紅蓮に輝く光の短剣を投げつけた。その輝きを追うように、正流らが攻撃を重ねていく。攻撃の渦の中を、愛刀を携えた流希が疾走する。
「これで……とどめだ!」
気合の声とともに放った居合切りが、デモノイドの体を二つに裂いた。
青い巨体はそのまま、どん、どんと二度音を立てて地面に堕ちた。
残り4体。
一度後方へ引いた攻撃役と入れ替わるように、ディフェンダーたちが突撃していく。バールとオリヴィアは友軍の後を追い、手薄な左に展開してデモノイドの進路を阻んだ。
彼らを襲うだろう反撃に備えながら、メディック二人――鎗輔と九十九は静かに言葉を交わし合う。
「これだけの回復量があれば、そうそう万が一が起きることもなさそうだね」
「そうだな。……頼りにさせてもらおう」
答えながら、まずは前衛の強化をと、九十九はイエローサインを行使した。
地上での戦いで消耗しているとはいえ、数の差は圧倒的だった。
灼滅者たちは地下室を瞬く間に制圧し、地下の探索を再開するが、最初に受けた印象通り、外で活動するデモノイドたちの寝床として用意されている場所で間違いないようだった。部屋の小物に正流が断末魔の瞳を使って確認したが、特に人が殺されたり実験がされた様子もなさそうであった。
共闘した梨乃たちの背を見送り、自分たちも探索を打ち切って他のチームの支援に向かうことを決め、地上に出て、まもなく。
「こちら放送室、平・和守だ。皆、聞こえるか? 放送室の制圧、並びに通信機器の電波を妨害していた装置の停止に成功した。そしてたった今、ロード・クロムと交戦していたチームより、ロード・クロムを灼滅したとの報せが入った――」
灼滅者たちの勝利を知らせる放送が、朱雀門高校へ響き渡った。
作者:東加佳鈴己 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2017年7月4日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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