殺したいから正義を称した

    作者:飛翔優

    ●彼らは無邪気な殺戮者
     剣が閃く、太刀が裂く。
     刃が突き刺し矢が射抜く。
     物言わぬ躯へと回帰したアンデッドを足蹴にし、彼らは石造りの迷宮を歩いて行く。
    「やっぱ、死体じゃ物足りないな」
    「ま、これもせーぎのおしごと、ってやつ?」
     剣を持つ中学生くらいの少年が唇を尖らせれば、太刀を鞘に収めた高校生くらいの少年が軽い調子でなだめていく。
     一方、剣を握る高校生くらいの少女は弓を構える中学生くらいの少女に語りかけていた。
    「これが終わったらまた殺しに行けるのかなー。殺すのって気持ちいいよね!」
    「ええ、それが悪人ならば後腐れもないですし。正義のために頑張りましょう! ……あ!」
     弓の少女が立ち止まり、道の先を示していく。
     スケルトンの群れが隊列を組んでやって来た。
     戦いに備え身構える中、刀の少年が口の端を持ち上げていく。
    「んじゃ、殺ろうか。正義は俺たちにある! なんつってな」
     頷き戦い始めていく彼らの表情は、一点の曇りもない笑顔に満ちていて……。

    ●教室にて
     灼滅者たちを出迎えた倉科・葉月(大学生エクスブレイン・dn0020)は、メンバーが揃ったことを確認して説明を開始した。
    「暗殺武闘大会決戦で闇落ちした久遠・翔さんが動いているみたいです」
     久遠・翔(悲しい運命に抗う者・d00621)はミスター宍戸の計画に協力しており、ミスター宍戸プロデュースによって闇落ちした中高生を引率して、現存するノーライフキングの迷宮で探索訓練を行わせているようだ。
    「探索を行う中高生は六六六人衆になったばかりですが、サイキック・リベレイターの効果もあり、ノーライフキングの撃破は問題なく成功するみたいです。彼らがそんな経験を積み重ねていけば、有力な敵となってしまうかもしれません」
     そうなってしまう前に対処する必要がある。
    「皆さんには、彼らがノーライフキングを撃破して意気揚々と迷宮から出てきたところを奇襲し、灼滅してきて欲しいんです」
     彼らは完全に油断している。そのため奇襲は容易に成功するだろう。その際、戦闘態勢を整えるために時間を要する可能性も高い。
     また、ノーライフキングの迷宮の戦いでの消耗もあるため、数は多いものの勝機は十分にあると思われる。
    「続いて、戦うことになる新人六六六人衆の戦闘能力などについて説明しますね」
     個体数は四体。内訳は、剣を持つ中学生男子・チョースケ、同じく剣を持つ高校生女子・シオン、刀を持つ高校生男子・マサ、弓を持つ高校生女子・アサクラとなっている。
     チョースケとシオンは攻撃特化。
     得物は双方ともにクルセイドソードに似た性質を持っている。技も、相手の足取りを鈍らせる黒死斬、防具ごと切り裂くティアーズリッパー、そして加護を切り裂く神霊剣に似た性質のものを用いてくる。
     マサは命中精度・回避の両面がそれなりに高水準。
     刀の性質は日本刀に似ており、ティアーズリッパーの他、武器ごと断ち切らんとする雲耀剣やトドメを差すための居合い斬りに似た性質を持つ技を用いてくる。
     アサクラの攻撃は、おそらく避けることは難しいだろう。
     弓の性質も天星弓に似ており、黒死斬の他、加護ごと貫く彗星撃ちや複数人の頭上に矢を雨あられのごとく降り注がせる百億の星に似た性質の技を用いてくる。
     彼らはそれなりに仲が良いのか、連携を取ってくることも予想される。その点に関しても注意が必要だろう。
    「また、戦闘が長引いた場合、引率者である翔さんが救援にやって来る可能性があります」
     翔は強力な六六六人衆であるため、救援に来られた場合は勝ち目がなくなってしまう。幸い、翔は灼滅者の撃破よりも新人の回収を優先するため、無理に戦わずに撤退すれば危険はないと思われる。
    「そのため、翔さんの救援が来る前に、可能ならば全員を灼滅。それが不可能でも、可能な限り多くの六六六人衆を灼滅できるように、作戦を組み立てて下さい」
     最後に……と、葉月は地図を取り出し山の中を指し示す。
    「戦場となるのはこの山中の山道を外れて進んだ先にある崩れた祠。ここで待機していれば彼らは現れるため、奇襲を仕掛けて下さい」
     幸い、木々が多く隠れる場所には事欠かない。最良のタイミングで戦いを仕掛けることができるだろう。
     葉月は地図などを手渡し、締めくくりへと移行した。
    「新人で消耗しているとはいえ、強力なダークネスである六六六人衆が四体も揃っている案件です。厳しい戦いになるかもしれませんが……どうか、よろしくお願いします。何よりも無事に帰ってきてくださいね? 約束ですよ?」


    参加者
    皇・銀静(陰月・d03673)
    長門・睦月(正義執行者・d03928)
    幸・桃琴(桃色退魔拳士・d09437)
    火土金水・明(総ての絵師様に感謝します・d16095)
    葦原・統弥(黒曜の刃・d21438)
    エリザベート・ベルンシュタイン(勇気の魔女ヘクセヘルド・d30945)
    貴夏・葉月(紫縁は希望と勝利の月華のイヴ・d34472)
    立花・誘(神薙の魔女・d37519)

    ■リプレイ

    ●正義を称する殺戮者
     真っ直ぐに降り注ぎ、木々に隠れていた草花たちが伸び伸びと成長し続けている。かつて主として君臨していただろう祠を押しのけて。
     今となっては、その祠で何が祀られていたのかはわからない。ただ、木々に囲まれながらも陽射しが差し込む場所だからこそ選ばれたのだろう事はうかがえて……。
    「……今となってはノーライフキングの隠れ家へ繋がる道、ですか」
     大樹の影に身を隠している皇・銀静(陰月・d03673)が、牙狼のなおを持つベルトを指でもてあそびながら目を細める。周囲に潜んでいる仲間たちの息遣いを聞きながら、精神を研ぎ澄まさせていく。
     ――これより祠を起点に現れるのは、四体の六六六人衆。名を、チョースケ、シオン、マサ、アサクラ。新人として、ノーライフキングを倒してきたばかりという人員だ。
     最初に木々のざわめきが消えた。
     風も失われ、己の鼓動すらも遠くに聞こえる。
     それすらも闇の中へと消した時、景色が歪み――。
    「っ!」
     ――歪みの中心めがけ弄んでいた帯を放つ。
     形をなしていく四つの人型のうち剣を握り締めていた少年・チョースケを掠めた時、その眼前に幸・桃琴(桃色退魔拳士・d09437)の足が迫っていた。
    「なっ!?」
    「さぁ、桃の八極拳、受けてみて!」
     チョースケの顔を踏みつけた桃琴が飛び退く中、懐に潜り込んでいた葦原・統弥(黒曜の刃・d21438)が雷を宿した拳を放つ。
    「速攻で……押し切る!」
    「っ!」
     みぞおちを捉え祠へとふっ飛ばした時、他の三名……剣を握る少女・シオン、日本刀を差す少年・マサ、弓を持つ少女・アサクラが身構えた。
     彼らの唇が何かを紡ごうとした時、祠を中心に数多の光弾が駆け抜ける。
     光弾の担い手たる立花・誘(神薙の魔女・d37519)は反応が間に合わない様子で体で受けていく光景を見つめながら、どことなく冗談めかしたニュアンスを交えて問いかけた。
    「引率の先生に連れられて、遠足にでも行ってきたんですか?」
    「……はっ!」
     さなかにも光弾を浴びながら、マサが叫ぶ。
    「そうだ。先生に言われてここに来た。正義を成すためにな!」
    「あなたたちは正義なんかじゃない。ただの……悪よ!」
     エリザベート・ベルンシュタイン(勇気の魔女ヘクセヘルド・d30945)が告げ、立ち上がろうとしているチョースケに青白い光を浴びせかけた。
    「勇気の魔女へクセヘルド、ここに参上!」
     強い想いにも打ち据えられたか、チョースケが再び座り込む。
     六六六人衆たちの反撃を許さずに追撃が行われていく中、銀静が足に炎を宿して距離を詰めた。
    「お前達は正義の味方なんですよね。僕らは多くの命を奪い殺し尽くしてきてる。まさに邪悪!」
     チョースケの眼前に踏み込み、足を大きく振り上げる。
    「さぁ! 血に飢えた狂犬はお前達からすれば悪だろう! 殺してもいい悪が此処に居る! ならやる事は一つだ!! だが……ヴィランが常にヒーローにやられるとは限らない!!」
     見下すような笑みを浮かべながら、チョースケの顎を蹴り上げる。
     砕けていく白き破片を横目に捉えながら、銀静は笑い続けていく……。

    ●正義と殺戮と
     顎を砕かれ話すこともできなくなったチョースケをかばうためか、シオンとマサが構え灼滅者たちを牽制し始めてきた。
     すかさず火土金水・明(総ての絵師様に感謝します・d16095)がシオンの間合いに踏み込んで、銀色の刃を横に薙ぐ。
     ぶつかり合い、火花を散らしながら鍔迫り合いへと持ち込んでいく。
    「彼の元へはいかせませんよ」
    「お前の相手は俺が務めよう」
     一方、マサの元には長門・睦月(正義執行者・d03928)がいた。
     オーラで固めた拳を間断なく振るい続け、右へ、左へと避けるマサの自由を奪っていく。
    「ちっ!」
     舌打ちと共に、マサは抜刀。
     睦月はオーラで固めた左腕で受け止めていく。
    「正義も安っぽい言葉になったもんだ。お前らみたいなのが口にするとはな」
    「何だと!」
    「……」
     僅かに体を沈ませながらも蹴りを放ち一歩後ろへ下がらせた。
     互いに姿勢を正す中、ただ淡々と告げていく。
    「正義とは護る事だ。お前達に護りたいモノはあるか?」
    「もちろん!」
     アサクラが叫んだ。
    「私たちが殺すことで、善良な人々が護られる。殺して護る。それが、私たちの正義よ!」
     一瞥し、睦月は告げる。
    「悪人なら後腐れがないというのには同感だ。だから……死ね」
     視線を戻しマサを抑えにかかる中、残る仲間たちはチョースケへと雪崩れ込む。
     たとえ反撃を受けたとしても、貴夏・葉月(紫縁は希望と勝利の月華のイヴ・d34472)が帯や矢、煙を用いた治療を行っていた。
    「……合流を最優先にしているのでしょうか。随分と焦っているように思えます」
     気配を探る先、明ら防衛役の動きによって完全に分断されている六六六人衆。
     ビハインドの菫さんがアサクラの放つ矢を弾いた時、明がシオンの体を炎の脚で蹴りのけた。
    「何か、ひとかけらでも希望があれば、助けてあげられたかもしれませんが……」
     話に聞く限り、彼らは殺すために正義を称しているだけ。決して、正義の心を宿しているわけではない。先程の言葉や今の行動から、それはきっと正しいのだろうとも思われた。
    「灼滅するしかないのであれば……」
     よろめきながらも姿勢を正していくシオンに肉薄し、銀の剣を突き出した。
     火花散らす打ち合いへと持ち込んで、合流を妨げ続けていく。
     連携を封じられた六六六人衆はもろく、チョースケは――。

     言葉紡げぬまま、地面に剣を刺し立ち上がろうとしていくチョースケ。
     迫るは誘の放つ数多の魔力の矢。
     反射的に振るったのだろう地面を鞘に見立てた切り上げを巨大な十字架で受け止めたなら、チョースケは体勢を保てずすっ転ぶ。
     数多の矢が、身を守ることもできない体を貫いていく。
    「もうすぐ倒せるはずです。ですから、より一層のの力を込めて」
    「させません!」
    「それはこっちのセリフよ! シュトラーレンカノーネ!」
     アサクラが矢をつがえた時、エリザベート……へクセヘルドが青白き光を浴びせかけた。
     光を貫き飛んできた矢を防衛領域を用いて弾く中、桃琴がチョースケの懐へと入り込む。
    「勝負だっ……これでふっとベーっ!」
     勢いのまま体を捻り、ヒップアタック。
     剣の腹に受け止められ、力任せに跳ね除けられた。
     追撃とばかりにチョースケが剣を振り上げる。
    「おっと」
     桃琴が地面を転がり離脱した。
     切っ先は地面を砕く。
     チョースケは足を滑らせ地に伏せる。
     土を掴み立ち上がる兆しを見せたから、統弥が高く高く跳び上がった。
    「畳みかけましょう」
     太陽を背負いながら金の王冠を戴く黒き剣を振り下ろす。
     震える腕で掲げられた剣を叩き落とせば、銀静が倒れ込むかのような軌道で拳を振り下ろした。
    「無様ですねぇ! 殺したいのにろくに動けず、土を噛み続けるなんて!」
    「おっと、邪魔はさせないよ」
     さなかにアサクラが新たな矢を番えたから、ヘクセヘルドが影刃を解き放つ。
     影刃を避けたアサクラは再び矢を番え――。
    「さあ、これで終わりだよ!」
     ――それよりも早く、桃琴がチョースケの眼前へと踏み込んだ。
     震える視線を浴びながら、炎を宿した脚を振りかぶる。
    「これで……トドメ!」
     勢い良く振り抜いて、チョースケを大樹へと叩き込んだ。
     大きな音を立てながら、チョースケは地面に落ちていく。
     それきり動かぬ、躯と化す。
    「くっ」
    「他人は殺しても仲間が殺されるのは勘弁、か」
     マサがうめく中、睦月は吐き捨て蹴りを放つ。
     刀とぶつかり甲高い音色が響く中、ヘクセヘルドはシオンへと視線を向けた。
    「さ、どんどん片付けていってしまおうか!」
    「うん!」
     頷き、シオンのもとへと向かっていく桃琴たち。
     横目にヘクセヘルドはアサクラへと向き直り、牽制を続けていく……。

    ●正義の在り処
     刃を滑り軌跡を描く月光の輝きが、シオンの体を貫いた。
    「あ……」
    「……二人目、だな」
     瞳を見開き倒れていくシオンから剣を抜き、統弥はマサへと向き直った。
    「次はお前だ」
    「くそっ!」
     悔しげな表情を浮かべるも、マサは動かない、動けない。
     睦月に抑え込まれていたから。
     明が刃を向け続けていたから。
     二人を突破する隙をうかがっているかのように視線を走らせたマサの懐に、明が涼しい表情で踏み込んだ。
     すかさず振るわれた刀を、銀の剣で受け止める。
    「力は強い……ですが、まだまだ未熟みたいですね」
     力の軸をずらし睦月の方へと受け流す中、ヘクセヘルドは自らに向かってきた一本の矢を叩き落とした。
    「おや、無理に連携しようとするのは止めたのかな」
    「……」
     連携さえ取れれば……と、表情を固くしていくアサクラ。
     さなかには葉月が煙を立ち上らせる。
     前衛陣を治療するために。
     急ぐ必要はない。連携を封殺し、優位を保ち続けることができているのだから。
     耳に届く剣戟も、風が何かを貫く音も、きっと仲間たちが攻撃に周り続けている証。
     余裕のある状況で、葉月は……。
    「正義を称さなくても、殺したいなら殺せば良いのに。くだらない」
     ……吐き捨てるかのように告げたけれど、戦いの音色に紛れたか反論は帰ってこない。
     仮に届いたとしても、彼らが反論する余裕はなかっただろう。
     すでに二人が倒れている。
     残る二人も分断されたまま、連携を取ることもできていないのだから。
    「……」
     焦ることおなく治療を施す中、菫さんが振り下ろされた刀を受け止めた。
     すかさず間合いの内側へと踏み込んだ統弥が、雷を宿した拳をマサに撃ち込んでいく。
    「がっ!」
     マサは体をくの字におり、体重の殆どを統弥に預けた。
    「今だ」
     勢い良く、統弥はマサを放り投げる。
     待ち構えていた銀静が、黄金の柄の宝剣を掲げ――。
     ――一刀両断。
     真っ二つになったマサが地面へと落ちていく。
     銀静は視線を外し、アサクラへと向き直り……。
    「無様! 無様無様無様ぁ! それで六六六だぁ? 僕を爆笑させるつもりですかお前らぁ! まだ僕は生きて居る! 代わりにお前らがぶち殺されてるというのは笑えますねぇ!」
     嘲笑は高く、遠く響き渡る。
     それでもなおアサクラは新たな矢を弓に番え……。

     虚空を、一本の矢が貫いた。
     すれ違い飛ぶ無数の魔力の矢はアサクラの体を貫いていく。
    「……」
     誘が操る最後の矢は、誤ることなくアサクラの左胸を貫いた。
     弓を地面につきたて一瞬だけ体を支える素振りを見せたものの、半ばにて手放し倒れ伏した。
     不意に静寂の訪れた戦場で、誘は警戒を解かぬまま周囲を伺っていく。
     木々のざわめき、小鳥のさえずり風の音。
     自然の奏でるメロディの他に、意味を持つ音色はない。
     一分待っても、生まれることはない。
    「……来ないみたいですね。皆さん、お疲れ様でした」
     誘は構えを時、仲間たちへと向き直った。
     桃琴は体全体を使って飛び跳ねていく。
    「やったね、お仕置き、完了! ぶい!」
     Vサインで勝利の喜びを表す中、明は六六六人衆だった者たちを見つめていた。
    「死体はきちんと埋めてあげたいのですけど、久遠さんと遭遇しても困りますので、このままにしてごめんなさい」
     背後からの奇襲を防ぐために少しの時間気配を探ったが、これ以上は待ち続けるほうがリスクが高くなってしまうだろう。
     だから、誘は祠に背を向けた。
    「それでは、帰りましょう。その際も背後に気をつけて……」
     ――いざとなれば、自分が無理してでも皆を逃がす。これからも長く続いていく戦いのために。
     灼滅者たちは様々な思いを抱きながら、一人、また一人と山林を歩きはじめた。
     殿を務める睦月は歩を進めながら、肩越しに祠へ視線を送っていく。
    「先輩、次に会ったときにはアンタを取り戻す」
     巡りゆく自然に誓いを立てていく……。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年7月4日
    難度:やや難
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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