戦神アポリアの提案~灰色の世界

    作者:麻人

    「これは、六六六人衆側から持ちかけられた共存のための提案だ」
     村上・麻人(大学生エクスブレイン・dn0224)は淡々とした口調で今回の経緯を語り始める。
    「接触してきたのは元武蔵坂学園の生徒である狐雅原・あきら(戦神アポリア・d00502)。今は六六六人衆第七一位『戦神アポリア』を名乗っている。これは彼による独断ではなく、ミスター宍戸及び六六六人衆の上層部も承知しているれっきとした交渉だ。灼滅者と六六六人衆が全面的に争えば人間社会に甚大な被害が出るだろう。その未来を避けられるならば、武蔵坂学園側にも同盟を受け入れるメリットはあるのではないか? 六六六人衆は序列を争う事で常に一定の数が保たれることから他のダークネスとは違い『唯一人類と共存が可能なダークネス組織』なのだから、と」
     エクスブレインは小さく笑って、どう思う、と灼滅者達を見渡した。
    「すごく驕傲な申し出だよね。でも、理屈は通るんだ。ある条件に合致する人間を生贄に捧げることで六六六人衆はそれ以外の人間を襲わないと申し出ている。その犠牲は全面戦争によって失われるだろう人命よりははるかに少なく、その条件は武蔵坂学園側の意向に従う用意がある。これが、六六六人衆側の提案だ」
     ざわ、と教室内の空気が揺れた。
     彼は軽く頷いてから、話を続ける。
    「本気っぽい提案だよね。どこがって、その条件をこちらに任せるという部分さ。彼らの殺戮欲を満たし、他の人間たちの安全を保障し、共に手を組むために犠牲とする人間を誰に決めるか。人の命を選別するような真似を君たちにやれと、狐雅原・あきらこと戦神アポリアは言っているんだよ」

     もしも六六六人衆との同盟を望む場合、『戦神アポリア』の指定した受け取り場所に『六六六人衆が殺戮しても良い人間を10名連れてくる』こと。
     1カ所だけではそのチームの独断であって、武蔵坂の総意では無い可能性が高いと考えたのかもしれない。過半数の受け取り場所において10名の一般人が引き渡された場合、武蔵坂学園に同盟の意思があるものとして次の交渉に入るという。
    「引き渡しが過半数を超えた場合、他の引き渡し場所でそれが為されなかったとしても構わないということらしいね。つまり、単純な多数決だ。一般人を引き渡した班の方が多ければ同盟の交渉が進み、一般人の引き渡しを行わなかった班が多ければ同盟の提案は取り下げられる。一般人の引き渡しを拒んだ場合は戦争が不可避となる以上、敵戦力を削るためにも受け取り場所に現れる六六六人衆の撃破を頼むよ」

     受け取り場所にやってくるダークネスは六六六人衆としては戦闘能力が低く、現場へ赴く灼滅者たちの手で倒すことも可能である。
     浅黒い肌をした巨漢を黒服で包み、手裏剣甲に似た籠手を右腕に装着している。口が悪い男で常に獲物を探して舌なめずりしているようなガラの悪い六六六人衆だ。
    「引き渡しの場所は、今はもう使われていない地下水脈の貯水池。よほど早く向かわない限りは相手の方が先に来て待っているはずだ。地図があるから、よく見ておいてくれるかい? この穴から梯子を下りると、僅かに水の張った地下に到達する。六六六人衆が待っているのはそこから100mほど北に向かったこの辺りだね。ちょうど開けた場所だから、戦うのに支障はないだろう」
     内部は迷路のようになっているが、外との連絡口は地図にある梯子のみ。万が一、六六六人衆が逃走を企てようとここを押さえておけば退路は断てる。

    「つまりは君たちの選択に未来が委ねられているということさ。でも、委ねると言ってきたのはあちらなんだから、遠慮なく選んでやればいい」
     エクスブレインは真っ直ぐに灼滅者たちを見据える。その瞳に迷いのないことを、確かめようとするように。
    「心が決まったら、いってらっしゃい。貯水池は気温が低いから体を冷やさないようにね」


    参加者
    緋桜・美影(ポールダンサー系魔法少女・d01825)
    椎那・紗里亜(言の葉の森・d02051)
    氷上・鈴音(去りゆきし紅雪の友に誓う・d04638)
    西院鬼・織久(西院鬼一門・d08504)
    黎明寺・空凛(此花咲耶・d12208)
    壱越・双調(倭建命・d14063)
    七瀬・麗治(悪魔騎士・d19825)
    狼川・貢(ボーンズデッド・d23454)

    ■リプレイ

    ●地下にて巡る思惑
     昼間あれだけ地表を照りつけた太陽の熱すら、コンクリートで覆われた地下深い水道までは届かないようだ。梯子を降りきった壱越・双調(倭建命・d14063)と黎明寺・空凛(此花咲耶・d12208)が顔を上げると、頭につけていたヘッドライトが冷えた空気の先にある通路を照らした。
    「地図を見て分かってはいたが、広いな」
    「ええ。取引場所は確か、あっちだったよね」
     こちらも両手を空けたハンズフリーのライトで周囲を照らしながら、狼川・貢(ボーンズデッド・d23454)は慎重に歩を進め、氷上・鈴音(去りゆきし紅雪の友に誓う・d04638)はそっと懐に忍ばせた方位磁石に触れて祈った。足首まで浸かる地下水はじんわりと冷たく、寒気が背筋を這い上がる。
    「念のため、ですね」
     椎那・紗里亜(言の葉の森・d02051)はアリアドネの繊細な糸を梯子へと結わえ付ける。こうしておけば万が一の場合にもすぐにこの場所へ戻ることができるはずだ。
    「奥に明かりが見えますね」
    「距離的にも合ってる。あいつが、捨て駒として送り込まれてきた六六六人衆か」
     緋桜・美影(ポールダンサー系魔法少女・d01825)の言葉に七瀬・麗治(悪魔騎士・d19825)は目を細め、仲間の背中に続いて取引場所へと足を踏み入れた。
     事前の説明通り、そこは梯子から100mほど北に移動した先に開けた貯水槽。にやにやと殺戮衝動を隠しもせず、黒いスーツを着た大男が佇んでいる。
    (「他に仲間はいないようですね」)
     西院鬼・織久(西院鬼一門・d08504)は周囲を探ってみるが、特に不審な点も見当たらない。六六六人衆は確かに通告通り、あの大男――百我という六六六人衆ひとりだけを取引相手として送り込んで来たらしい。
     彼は灼滅者たちが一般人を連れていないのを見て、かったるそうに首を回した。
    「ああん? てめェらだけかよ。ちっ、せっかく譲歩してやったのに交渉決裂か」
     紗里亜は一歩前に進み出て、百我の言葉に毅然として頷いた。
    「その通りです。私たち八名は、この交渉に応じるつもりはありません」
    「はっ! 悪い話じゃねェと思うがねえ」
    「大体、あなた方が約束を違えないと言う証左をどの様に示されるおつもりですか?」
    「そりゃあ……」
     百我は言いかけて、歪んだ笑いを浮かべた。
    「ま、なかには我慢しきれずに襲っちまう下っ端がいてもおかしくはねェよな? くくっ、人間の中にだって犯罪者はいるんだ。六六六人衆だってその意思は一枚岩じゃあねえ。だがな、宍戸は約束を守るつもりだと思うぜ? それを信用できねえっていうなら、仕方ねえ」
     その物言いにはぐらかすような響きはなかった。六六六人衆内での意思統一がなされているのかというのは麗治も疑問に感じている点だった。
    (「それに、アンブレイカブルの処置にも釈然としない部分が残る……」)
     双調は気を緩めず、百我を問い詰める。
    「そう、確実に差し出した一般人で我慢できる保証はない。それに、私達は学生に過ぎません。一般人の命を取捨選択出来る程の大仰な事は出来ませんね」
    「ふん、殊勝なことを言いやがる。この機会に人間の社会から死ぬべきやつらを排除することができるんだぜ? それこそ死刑囚とかなら心も痛まず差し出せるんじゃないか。どうせ、死ぬやつらさ。交渉に使ったって問題はなかろうよ」
    「――たとえ、罪ある一班人とて、ダークネスが断罪していい理由はどこにもありません。今、あなたがそう言ったことでやはりこの提案を受けるべきではないと改めて思いました。あなた達は、一般人の命を軽視し過ぎている」
     空凛は厳しい表情で百我を見据え、口を引き結んだ。
    「義理とは言え、平安より退魔の任を担ってきた神凪の意に反することは致しません」
     同じく、と双調が引き継いだ。
    「神凪家が祓ってきたのはダークネス。守ってきたのは貴方達がサンプルとか言っている一般人です。同盟を容認することはできませんね」
     すると、百我は大仰に肩を竦めてみせた。
    「お堅いこって。……ま、こうなっちゃあ仕方ねェ。一般人の代わりにてめェらを八つ裂きにしてやるまでよ」
     百我の籠手から杭のような手裏剣が刃を覗かせる。
     ざっ、と灼滅者達もまた布陣を整えて各々の力を封じたカードを翻した。貢はなおも百我に問いかける。それは情勢とはまるで関係のない個人的なものだった。
    「お前は一体、何を思いながらこの任を引き受けた?」
     捨て駒も同然なのだろう、と言わないでも伝わったらしい。その瞬間、百我の全身に殺気が満ちた。麗治はその業を匂いで感じ取る。
     こちらが言われるままに生贄を差し出し、殺戮を見逃すような条件を呑むと思っていたのかという疑問の答えをこれで得た。
    「己の殺戮衝動を満たせればそれでいい、か」
     百我は交渉が決裂して灼滅者たちと戦えることを心の底から悦んでいる。ならば、と麗治もまた迷いなく解除コードを呟いた。
    「ディープブルー・インヴェイジョン」
     同時に全身が青い光に包まれ、足下から順番に磨き抜かれた甲冑が装着されてゆく。
    「それが、あなたの答えというわけね」
     鈴音はカードを掲げ、その表面に触れるだけの口づけを与える。
     菫色の風が吹いたように、浅葱の袴姿の肩へと狩衣が舞い降りた。
    「私達は灼滅者である以前に一人の人間よ。相手が救いようのない残忍軽薄な重罪人であろうとも、生殺与奪の権利を振り翳す事は出来ないし許されない」
     帯刀した日本刀を抜き払い、正眼に構えながら告げる。
    「祖父から贈られたこの刀に誓って、絶対に」
    「うん。だって、一人を救うためにだって戦って来たんだよ」
     頷く美影の脳裏にこれまでの戦いで救ってきた人々の姿がよぎる。
     ここで誰かを犠牲にできると言うのなら、助けた彼らに対して胸を張れはしないから。
    「あんな条件、受け入れられるわけ無い」
    「ハハハハァ!! 話が早くていいぜ、ぐだぐだと話し合いだの交渉だのとごねるよか、俺好みってやつよ!!」
     脇目も振らず、戦略もなにもなくただ真っ直ぐに突っ込んでくる百我の周囲に紗里亜がケミカルライトをばら撒いた。
     サイリウムの輝きと相まって、水底から輝く光が地下水路を幻想的に染め上げる。
    「ク、ククク……人との共生など、笑わせてくれる」
     それは古くから六六六人衆を怨敵とする一門始祖の業と怨念を宿した、闇器を受け継ぐ織久の嘲笑。
    「我等の望みは怨敵の血肉、怨敵の死。餌が欲しいならば我等と喰らい合うがいい」
    「上等よ!!」
     己のそれと拮抗するほどの殺気を前にして、百我の双眸が爛々と光った。
     互いに特攻を是とする者同士、織久の槍と百我の自らを手裏剣に見立てての突撃は激しい鍔迫り合いとなって戦いの幕を開けた。

    ●殺戮は悦楽
     双調の鬼化した腕の一振りを百我の手裏剣甲が受け止め、そのまま手裏剣を放ち至近距離からの迎撃を試みる。
    「させません」
     霊犬である絆を共にして、空凛はたおやかな帯を自在に操り戦場を舞う。夫である双調を狙う手裏剣を帯で叩き落として、すぐさま癒しの風で戦場を薙ぎ払う。
    「ちィっ、邪魔すんじゃねェッ!!」
     再び己を武器として突っ込む百我の眼前へと、貢は剣を手に躍りかかった。
    「く……」
     宍戸からすれば捨て駒。
     だが、灼滅者からすれば十分な強さを持つ相手だ。
    「ひゃはははははッ!!」
     真っ向から刃を交えるのが楽しくてたまらないのだろう。百我は哄笑しながら、更に回転数を高めて踏み込んでくる。
    「抑えて、みせる。――七瀬」
    「後方支援は任せろ」
     戦場で気を使ってはいられないとばかりに呼び捨てた相手は、承知しているとばかりにすぐさま帯状の鎧を貢の剣を持つ両腕へと捲きつかせた。頼もしい騎士の援護に貢は微かに笑みを浮かべる。
    「盾にばかり気を取られ、背中が留守だぞ」
     低い囁きは織久のものだ。
     彼は貢と鍔迫り合いを演じる百我の死角に潜り込み、影業を解放してその体を引き裂きにかかる。更にその背中へと癒しの矢を投げかけて援護するのは洋弓を携えた麗治だ。
    「おっと」
     すんでのところで百我は身を引くが、狙撃手である紗里亜はその動きを読んでいた。
    (「動きは直線的。あまり先を考えたり相手を翻弄するような小細工はせず、その場で対応するまるで獣のよう」)
     百我の動きを注意深く観察していた紗里亜は同じく狙撃手として後衛を担う鈴音に伝えていた。
    「おそらく、すぐにまた攻撃へ転じます。その隙を狙いましょう」
    「わかった!」
     サウンドシャッターと殺界形成によって外界から遮断された空間には剣戟の音と水飛沫の上がる音がコンクリートに反響してこだまする。
    「いまです」
     再び前へと踏み出した百我の重心が動いた瞬間、紗里亜と鈴音は同時に滑り出した。
    「なに!?」
     左右をとられた百我が叫ぶ。
     狙撃手かつ既に命中精度を高めた帯をその頭上に翻す紗里亜の一蹴は確実に百我の急所を抉り、鮮血を迸らせた。
    「ぐはっ……!!」
     そして、息をもつかせず鈴音の蹴りがこめかみを襲う。摩擦熱によって生じた炎が百我の皮膚を焦がして鼻につく匂いが漂った。
    「ちィ、しくじったか」
     だが、百我は怯むどころかさらにテンションを上げて攻撃を仕掛ける。乱舞する勢いで投擲される手裏剣から顔を庇いながら、美影は水飛沫を上げてバス停を突き立てた。色は黄。仲間達に警告を促して地力の底上げを図る――!!
    「知らないとは思うけど、何処に行ったらあきらとあえるかな?」
    「あん?」
     眉をひそめる敵へと、美影は真っ直ぐに言った。
    「お前達の呼び方では七十一位……だったかな」
     なるほど、と百我が笑った。
    「アポリアか。あいつは元々てめェらのお仲間だったようだしな? だが、残念だったな。てめェらの言うように俺はやつらにとっちゃ捨て駒ってェやつなのよ!!」
    「気を付けてください」
     紗里亜の声かけに応じて、前衛に布陣する4人が身構える。
    「爆ぜろっ!!」
     百我の投げ込んだ手裏剣が一際激しい音を立てて爆発した。麗治は舌打ちをして白炎を生み出し、蜃気楼によって爆風を相殺する。続けて貢と空凛がほぼ同時に癒しの清風を巻き起こした。嵐の内側から放たれたのは鈴音の引き絞った彗星の如く飛来する弓矢である。
    「ぐっ!?」
     エンチャントを解除されて、百我が呻いた。
    「……殺されていい者など、本当は誰もいない」
     誰に伝えようとするものでもない。まるで自分に言い聞かせるような呟きが貢の唇からこぼれた。
    「そろそろ佳境だ。後ろは頼むぞ」
    「わかってる」
     洋弓を構えたまま、麗治は道を塞ぐように端へとずれた。反対側には鈴音と紗里亜が立ちふさがり、梯子への道を閉ざしてしまう。
    「ちッ!!」
     退路を断つ意図を察知した百我は防衛ラインが完成する前に突破しようと疾駆するも、ナノナノを引き連れた美影がその最短距離に割り込んだ。
    「絆」
     自らは清風のただ中で縛霊手を展開しながら、空凛が霊犬の名を呼ぶ。すると絆は浄霊眼による援護からすかさず攻撃へと移った。美影に追いつき、百我の足下に向かって飛びかかる。
    「どきやがれ!」
    「そんなにかっかすんなよおっちゃん。最後まで相手してくれよな」
    「ナノっ」
     美影の瞳に走る、無数の演算。
     同時に放たれた双調の冷弾が百我の足下に着弾。凍りつく四肢に歯ぎしりする音がここまで聞こえるかのようだ。
    「そろそろきついのではないですか?」
     微笑む紗里亜は知っている。
     丹念に重ねた足止めの数々。それはもう、ひと息では振り切れないほどに蓄積しているはずだ。百我の顔色が変わるのを見て、その手に妖槍を持ち替える。
    「畳みかけます」
    「ああ」
     頷く織久の瞳には狂気。
     百我の懐に潜り込み、引き裂く動きから流れるようにして持ち替えた闇器――大鎌による一閃が重い手ごたえをその手に伝える。
    「ぐはっ……」
    「クク、我等と彼奴等滅ぶのはどちらだろうな」
     返り血に舌を這わせ、織久は後ろへ跳んだ。引いたのではなくそれは、仲間が撃ち込むための場所を空けるため。
    「あなたを灼滅します。お覚悟を」
     紗里亜の螺穿槍が深々と百我を貫くが、彼はまだ倒れない。血を吐きながら飛びかかった巨躯を受け止める貢の後ろから、鈴音が跳躍した。振り下ろすのは闇を纏いし刀の一閃。一刀両断された百我の体は輪郭をなくして一瞬のうちに灼滅されていった。

    「どうぞ」
     紗里亜の差し出したタオルとコーヒーを受けとった美影の横顔には、未だ晴れぬ想いがある。
    「これから、ですよ」
    「そうだね」
     頷く美影の肩に手を置いて、鈴音も励ますように微笑んだ。
    (「彼を救えても貴女が死んだら何にもならないよ」)
     その気持ちが通じたのか、美影の表情が和らいだように見えた。
     織久はいつもの彼に戻って、今は能面のような無表情でコーヒーに口をつけている。
    「結局、戦争と六六六人衆の活動とどちらの被害が大きいのか実測できない時点で無意味な相談だった。俺はそう思う」
     貢と肩を並べた麗治は指先でカードを弄ぶ。
     結局、答えは決まっていたのだ。
    「六六六人衆がダークネスであるならば、灼滅者は人間社会で人間として生きる存在だ。そんな俺たちが生殺与奪の権をダークネスに与えるなんてあり得ないのさ」
     六六六人衆からの提案を拒否する。
     それが一般人を連れて行かず、百我を灼滅したことで彼らの示した結論だった。

    作者:麻人 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年7月11日
    難度:やや難
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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