白く濁った怪しい『甘酒』なんかに負けたりしないッ!

    ●都内某所
     不知火・桂花(幻双鏡・d32619)が調査した結果、とある神社で巫女の都市伝説が確認された。
     この都市伝説は色気ムンムンの巫女で、白く濁った怪しい『甘酒』っぽいモノで人々を惑わせているらしい。
     そのため、神社ではイケナイ宴が繰り広げられており、色々な意味で問題になっているようだ。
     そんな状況をこれ以上、拡大させないため、桂花がその場に仲間達を集めた。
     都市伝説は常に酔っ払ったような状態だが、辺りに漂う甘酒っぽいモノのニオイを嗅いだだけでもイケナイ気持ちになってしまうため、色々な意味で注意が必要である。
     ちなみに、この甘酒っぽいモノは実際には似て非なるモノなので、同じようなモノだと考えて対応すると、酷い目に遭ってしまう可能性もあるようだ。
    「まあ、甘酒っぽいモノのニオイさえ嗅がなければ大丈夫だから……」
     そう言って、桂花が何となくフラグを立て、仲間達に対して協力を求めるのであった。


    参加者
    墨沢・由希奈(墨染直路・d01252)
    銀・ゆのか(銀屋の若女将・d04387)
    綾瀬・一美(蒼翼の歌い手・d04463)
    黒岩・いちご(ないしょのアーティスト・d10643)
    一条・京(爽涼雅遊・d27844)
    不知火・桂花(幻双鏡・d32619)
    非道岩・りんご(間隙に注ぐ紅月・d37335)

    ■リプレイ

    ●都内某所
    「甘酒でエッチな気分って……何をどう解釈したら、そんな都市伝説が……」
     銀・ゆのか(銀屋の若女将・d04387)は仲間達と共に、都市伝説が確認された神社に向かっていた。
     都市電苦節は色気ムンムンの巫女で、白く濁った怪しい『甘酒』っぽいモノで人々を惑わせているらしい。
     そのため、神社がある方向から、男女の甘い声が響いていた。
    「つまり、酔っぱらって理性飛ぶって事ですかね? 私もお酒強くないですけど、甘酒で酔う事は流石に……。まあ、これがまともな甘酒ならですけどね」
     黒岩・いちご(ないしょのアーティスト・d10643)が、苦笑いを浮かべる。
     おそらく、白く濁った怪しい『甘酒』と言う時点で、甘酒と似て非なるモノ。
     同じモノだと思って口にしたら、酷い目に遭う事は確実だろう。
    「そもそも甘酒って、度数ほとんどないんだけど……。だから酔っぱらう事なんて、ほとんどないと思うけど……。一体、どこから、こんな話が……?」
     墨沢・由希奈(墨染直路・d01252)が、不思議そうに首を傾げた。
     おそらく、噂を広めた本人は、甘酒で酔っぱらってしまうほど、酒が弱かった可能性が高そうである。
    「巫女さんの都市伝説なんて……ステキ……。も、もとい、お色気ムンムンな巫女さんなんていけないと思います!」
     綾瀬・一美(蒼翼の歌い手・d04463)が、小さくコホンと咳き込んだ。
     何やら妙な魅力を感じてしまうのだが、迂闊に身を委ねれば酷い目に遭う事は確実だろう。
    「でも、こういう都市伝説って寂しくないかな? 愛されるわけでもないのに……。こんな事をして、何の意味が……」
     一条・京(爽涼雅遊・d27844)が、複雑な気持ちになった。
     しかし、都市伝説は噂から生まれた存在。
     自らの意志で誕生した訳ではないため、仕方がない事なのだろう。
    「どちらにしても、甘酒でしょ? ガッツリ嗅がなきゃ平気よね」
     そんな中、不知火・桂花(幻双鏡・d32619)が、元気よくフラグを立てた。
     それが原因で自分達の退路が断たれているものの、無意識でフラグを立てているため危機感はゼロである。
     そのせいか、辺りには甘いニオイが漂っており、少し嗅いだだけでも、頭がクラクラし始めた。
    「そんなに酷く酔っ払うワケじゃないし、ちょっとくらいは大丈夫……だよ、ね。それにしても……ふぅ、暑いね……? なんか喉が渇いてきちゃったし、甘酒飲ませてもらおっか。ほんのちょっとだけ……ちょっとだけなら……大丈夫……」
     フィヒティミト・メーベルナッハ(媚熱煽姫・d16950)がトロンとした表情を浮かべ、足元に落ちていた甘酒っぽいモノが入った酒瓶を、ぐいっと一気に飲み干した。
     そんなモノが落ちている事自体、おかしな話ではあるのだが、ピンク色の霧を浴びたせいで、冷静な判断力を失ってした。
     しかも、甘酒っぽいモノを飲んだ事で、全身がほんわか熱くなり、イケナイ事しか考えられなくなってきた。
    「……あら、由希奈さん。お顔が真っ赤ですわよ? それって、今ならどんなことも受け入れるということですのね? うふふふ、想い人の前でサワサワされる、お気分はいかがですか?」
     そんな中、非道岩・りんご(間隙に注ぐ紅月・d37335)が含みのある笑みを浮かべ、由希奈にジリジリと迫っていく。
    「ひどいわちゃんっ、だめぇっ……! いちごくんが見ているから……! いちごくんに見られているのに……はあああん!」
     それに驚いた由希奈が一瞬たじろいだものの、股間を弄られて、敏感に反応。
     背中をビクビクと震わせながら、恥ずかしそうに声を上げた。

    ●神社
    「あ、あの……皆さん、冷静に……! 冷静になってください。これはすべて匂いのせいですっ! きちんと理性を保っておけば、退ける事が出来るモノなんです。だから、皆さん、落ち着いて……ください……」
     その間も、いちごは口元を手で覆いつつ、甘酒っぽいモノのニオイを嗅がないように心掛けた。
     しかし、神社の周辺にはピンク色の霧が立ち込めており、まったく吸わずに進む事など不可能だった。
     だからと言って、ずっと息を止めている訳でもないため、理性を失ってしまうのは時間の問題だろう。
    「はわわ~、なんだろ~。なんだかいい気分になってきちゃいましたよ。あれ? あれれれれ? あんなところに巫女さんが……よーくみれば可愛い巫女さんじゃないですかぁ~」
     一美も甘酒っぽいモノのニオイを嗅ぎ、都市伝説にフラフラと近づいていく。
     都市伝説は含みのある笑みを浮かべ、一美に口移して甘酒っぽいモノを流し込んできた。
    「なんか身体が熱くて……、おっぱいも張ってきて……ウズウズしてきちゃ、はぅぅぅんっ♪ もう駄目えええええええええええええええん!!」
     フィヒティミトも恍惚とした表情を浮かべ、甘酒っぽいモノを全身に塗りたくっていく。
     その影響で身体が燃え上がるように熱くなり、だんだん息遣いも荒々しくなってきた。
    「ねぇ、百合百合しよう。いいでしょ、悪い事じゃないし……」
     京も虚ろな表情を浮かべ、都市伝説と口づけをかわす。
     そのままガクッとへたり込み、倒れるようにして桂花に抱き着いた。
    「はぷ、んんぅ……みや、こぉ……。アタシも、アタシもすきぃ……大好きぃ……んぅうっ。京のココ、キレイだし……あぁぅっ、我慢できなぁい……」
     それを迎え入れるようにして、桂花が京とディープに舌を絡ませた。
    「桂花さん、たのひぃ? 幸せ? わたしも桂花さん、大好きぃ。凄く……好きぃ……」
     京も桂花に甘酒っぽいモノを塗りたくり、丹念に舌を這わせていく。
    「あ、いちごちゃん、逃げちゃ、だめ……すっ……♪ もっと楽しまないと……いい事をしないと……駄目ぇ……」
     ゆのかもいちごに飛びつき、口移しで甘酒っぽいモノを、お裾分け。
    「そうだよ、にげちゃだめ、だよぉ……♪ まだ途中だし……と言うか、始まったばかり……だからぁ……」
     由希奈もいちごの唇を奪って、甘酒っぽいモノを吸い上げた。
    「……あら? 由希奈さん、結局いちごさんやゆのかさんの元に行ってしまいますの?ずるいですわ、私も混ぜてくださいな。ほらほら、皆さんもいつものように、くんずほぐれつになりましょう、さあ、さあさあ」
     りんごもそれに加わって、いちご達の宴に混ざる。
     それに誘われるようにして、催淫状態に陥った男女も、次々と集まって来た。
    「……って、そんな事をされたら、私の甘酒が……うくっ! うわああああっ!」
     いちごも本能の赴くまま、ゆのかを押し倒し、袴をズラして甘酒っぽいモノを注ぎ込んだ。
    「はぁ、あたしもお腹空いてきちゃった……。いちごさんの甘酒、いっぱい飲ませて……♪ あたしの甘酒も飲んでいいから……♪」
     フィヒティミトもいちごに胸を押し付け、いちごに跨ると甘酒っぽいモノを飲ませあった。
    「いつもいちごさんはゆきなさんとあまあま、いちゃいちゃ、すっごくうらやましいんです、よぅ……? だから、一緒に……混ぜて……はぁん……そんなトコ……かき混ぜたら……!」
     ゆのかも甘えるようにして、いちごから甘酒っぽいモノを貰う。
    「んぅっ、いちごくんはわたしのものなんだからぁっ……♪」
     由希奈もいちごを取り返すようにして、自慢の胸でいちごのモノを挟み込む。
    「ふふ、ゆきなさんにまけないくらい、いっぱいごほうしして……ごほうび甘酒、もらいたいから……まけません♪」
     ゆのかも競い合うようにして、いちごのモノを挟み込み、甘酒っぽいモノを大量に浴びた。
     その傍で、フィヒティミトも穴と言う穴に甘酒っぽいモノをどっぷりと注ぎ込まれ、恍惚とした表情を浮かべて崩れ落ちた。

    ●都市伝説
    「あ、あの……これ以上、搾ったら……あ、ああっ! ううっ!」
     いちごが険しい表情を浮かべ、自分の意志に反して、激しく腰を動かした。
     そのせいで、辺りは甘酒っぽいモノにまみれ、とてもイケナイ匂いがもわんと漂った。
    「んん……この程度で、満足しちゃ……駄目ぇ……」
     それでも、由希奈は容赦せず、さらにいちごを攻めてあげていく。
    「うふふ、みんな美味しそう……」
     都市伝説が一美の局部を弄りながら、いちご達を見つめて舐めずりをする。
    「ひゃう~、はわわ~……だ、駄目です! はうううう!」
     その途端、一美が甘い声を響かせ、グッタリとした。
     だが、都市伝説の欲望は尽きる事無く、底知らず。
     それどころか、イケナイ気持ちが奥底からムクムクとそそり立っているようだ。
    「どうやら、まだ物足りないようねぇ。だったら、文句はないでしょ? こうなっても……」
     桂花が含みのある笑みを浮かべ、影縛りで都市伝説の動きを封じ込める。
    「……知ってる? こういうこと以外に楽しいこともあるよ。普通の娯楽もあるのにもったいない。だからさ、わたしと一緒の来ない?」
     京が都市伝説の耳元に囁き、七不思議に取り込んだ。
    「お、俺達は一体……うわあああ! なんだ、こりゃ!? 一体、何が……うぐぐ……」
     それと同時に、まわりにいた男女が我に返り、あられもない姿をした自分達の姿に気づいて、辺りに悲鳴を響かせた。
    「うふふ、皆さんの夢中なお姿、素敵でしたわ。甘酒の効果かどうかもはやわからない程でしたわね。なんでしたら、もっと楽しみませんこと?」
     りんごが色々と察した様子で、仲間達に視線を送る。
     都市伝説が消滅した事でモンモンとした気持ちも晴れたはずなのだが、仲間達に限ってはそうも言えないようだった。
    「……ねえ、せっかくだから……ゆのかさんの温泉宿で醒まさない?」
     桂花も潤んだ瞳で、仲間達に提案をした。
    「まだ身体がウズウズしてるし……、このまま帰る訳にもいかないし……。ゆのかさんの温泉宿で一休みするなら、あたしも行く……。そこでじっくり続きをしちゃう……?」
     フィヒティミトも納得した様子で、ゆのかに視線を送る。
    「それじゃ……いつも通り手配しないと……」
     そう言って、ゆのかも仲間達を見つめ、身体をモジモジさせるのだった。

    作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年7月5日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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