荒ぶるざるそばなんかに負けたりしないッ!

    ●都内某所
     華上・玲子(甦る紅き拳閃・d36497)が調査した結果、とある住宅街で都市伝説の存在が確認された。
     都市伝説は、ざるそばのような姿をしており、獲物を蕎麦状の触手を絡ませ、完全に自由を奪った上で、身も心も骨抜きにしてあんな事やこんな事をしてくるらしい。
     そんな状況をこれ以上、拡大させないため、玲子がその場に仲間達を集めた。
     都市伝説にとって、人間は獲物。
     そのため、情け容赦なく蕎麦状の触手を絡ませ、自らの欲望をぶち撒けているようだ。
     しかも、被害に遭った一般人達は、メロメロ。
     そのため、都市伝説の言いなりになってしまうらしい。
    「まあ、大丈夫だよね」
     そう言って、玲子が何となくフラグを立てつつ、仲間達に協力を求めるのであった。


    参加者
    戸森・若葉(のんびり戦巫女・d06049)
    赤城・碧(強さを求むその根源は・d23118)
    ジェルトルーデ・カペッレッティ(幼きアッセディグイーダ・d26659)
    咲村・菫(ハナの妖精さん・d28400)
    イヴ・ハウディーン(ドラゴンシェリフ・d30488)
    晴紗季・こより(高笑いするふぁいあーばにー・d36380)
    華上・玲子(甦る紅き拳閃・d36497)
    中板・睦月(高校生七不思議使い・d37498)

    ■リプレイ

    ●都内某所
    「今回は……ざるそば! 都市伝説にざるそば……ご当地怪人なら分かるけど、都市伝説となると……なんというか……。まあ、玲子姉ちゃんが噂に聴いた奴なら、未来は見えたな」
     イヴ・ハウディーン(ドラゴンシェリフ・d30488)が無駄にイケメンな雰囲気を漂わせ、都市伝説が確認された住宅街に向かっていた。
     都市伝説は、ざるそばのような姿をしており、獲物を蕎麦状の触手を絡ませ、完全に相手の自由を奪った上で、身も心も骨抜きにして、あんな事やこんな事をしてくるらしい。
     そのため、辺りにはほんのりめんつゆのニオイが漂っており、色々な意味でイケナイ雰囲気が漂っていた。
    「七不思議使いが申すのもなんですが、都市伝説は変わったものが多いですな。それだけ、変わった噂ほど、都市伝説になりやすいのかも知れませんが……」
     中板・睦月(高校生七不思議使い・d37498)が、しみじみとした表情を浮かべる。
     それだけ噂が広まりやすく、都市伝説になる可能性が高いのかも知れない。
    「しかも、時期的にざるそばは終わる季節なりが……都市伝説には関係なしね。まあ、ざるそばは好きだけど……」
     華上・玲子(甦る紅き拳閃・d36497)が、何処か遠くを見つめる。
     おそらく、それは噂が流れてから、都市伝説になるまでの期間が影響しているようだ。
    「……ですが、ざる蕎麦の都市伝説であれば、きっと美味しいお蕎麦を食べさせてくれるんでしょうね♪」
     咲村・菫(ハナの妖精さん・d28400)が勘違いをした様子で、期待に胸を膨らませる。
     ある意味、美味しいモノを食べさせてくれるかも知れないが、それは予想しているモノとは似て非なるモノだろう。
    「それよりも、ぱすたは、いないのかな? ぱすたが食べたいな、ぱすたが……」
     ジェルトルーデ・カペッレッティ(幼きアッセディグイーダ・d26659)が、不思議そうに首を傾げた。
     仲間達の話では、そう言った都市伝説も、現れた事があるようである。
    「何と言うか……もう、つっこみどころが満載なんですが……。これはツッコむべきなのか、それとも放っておくべきなのか……うーん、放っておいた方が良さそうですね……」
     戸森・若葉(のんびり戦巫女・d06049)が、深い溜息をもらす。
     ツッコミたい事は山ほどあるものの、言いたい事が頭に浮かんでは、消えていくようである。
    「……とは言え、蕎麦とは温かく召し上がるべき物ですわ。睦月ちゃんの都市伝説を増やす為にも、頑張りますわよ」
     晴紗季・こより(高笑いするふぁいあーばにー・d36380)が、自分自身に気合を入れた。
     都市伝説を手に入れられるかどうかは別として、気合を入れておいた方が何かと良さそうな雰囲気だ。
    「まあ、流石に男は襲われる訳がないし、気楽に行くか、気楽に……。例え、襲ったとしても、何の旨味もないものなぁ……」
     そう言って赤城・碧(強さを求むその根源は・d23118)が、フラグを立てる。
     そんな事を口にすれば、都市伝説に狙ってくださいと言っているようなモノだが、本人はその事実にまったく気づいていなかった。

    ●住宅街
    「あ、あの~、ここでお蕎麦を食べさせてもらえると聞いたんですけど~? 誰かいますか~? いたら返事をしてくださぁ~い」
     菫が申し訳なさそうにしながら、路地裏に入っていく。
    「ソバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
     次の瞬間、都市伝説が物陰から現れ、艶めかしくそば状の触手を揺らす。
    「こ、これは……ざるそばと言うより……」
     それを目の当たりにした若葉が、ゲンナリとした様子で肩を落とす。
     先程から嫌な予感はしていたものの、何処から何処までツッコミどころが満載。
     そのため、ざるそばと言うよりも、触手のオバケであった。
    「都市伝説の噂を聴いた鏡餅よし子さんは、ざるそばが一番と申しあげてますが、蕎麦とは温かく召し上がるべき物……。それを冷で食べるなんて……あり得ませんわ」
     こよりが呆れた様子で、やれやれと首を振る。
    「冷たいから、ざるそばなりよ。温めたら只の蕎麦なり! ご当地ヒーローとして、赦せないなり。其所に直れ!」
     玲子がムッとした様子で、こよりをジロリと睨む。
    「都市伝説が荒ぶる前に、先輩方が荒ぶりはってますな。まあ、どっちでもいいでしょ。あ、いや、今のは独り言……。気にしないでください」
     睦月が愛想笑いを浮かべ、ジリジリと後ろに下がる。
     それと同時にイヴが二人の胸に挟まれ、絶体絶命の大ピンチ!
    「何だろう……今回は無駄に疲れる……。しかも、この状況……一体、どうすれば……」
     イヴが睨み合うふたりの胸に挟まれながら、困った様子で汗を流す。
     この状況でどちらか片方の味方をする訳にもいかないため、色々な意味でタジタジモード。
     しかも、都市伝説が品定めをするようにして、そば状の触手をウネウネとしているため、のんびりしている暇はない。
    「喧嘩するのは後です。それよりも、今は酷い目に遭ってしまう前に、都市伝説を倒してしまわないと……!」
     若葉が色々な意味で危機感を覚え、先手必勝とばかりに、都市伝説を攻撃ッ!
     大量の砂煙が巻き上げ、都市伝説の姿が見えなくなるほど攻撃を仕掛け、一気に消滅を狙う!
    「お蕎麦なんて、旋風輪と、ブレイドサイクロンで、パスタみたいに巻き取っちゃうよ! ぐーるぐーる!」
     それに合わせて、ジェルトルーデが次々と攻撃を仕掛け、都市伝説を追い詰めていく……はずだった。
    「ザルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
     だが、都市伝説は無傷。
     まるで何事もなかった様子で、そば状の触手をウネウネさせた。
    「……って、あれ? 何か防がれたっぽい!? まさか、サイキック!? で、でも、そんな訳が……。じゃあ、どうして、さっきの攻撃を……。それ以前に、都市伝説って、もっと弱いって聞いたんですが……。なんだか反則ですよ、この状況~!」
     若葉が信じられない様子で悲鳴を上げる。
     正確には、サイキックに似た何かである可能性が高いものの、この状況では些細な事。
     とにかく、身を守らなければ、酷い目に遭う事は確実だろう。
    「この状況で、不毛な争いをしても仕方ないなり……。ならば都市伝説を魅了して、蹴りをつけるなりよ! いざ、出陣っ!」
     すぐさま、玲子が勢いよく駆け出し、都市伝説に突っ込んでいく。
    「……ええ! 如何に都市伝説をメロメロにするか、競争ですわ!」
     それに合わせて、こよりも玲子と並ぶようにして、都市伝説に突っ込んでいった。
    「ザルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウッ!」
     次の瞬間、都市伝説がケモノのような唸り声を響かせ、そば状の触手でこより達の動きを封じ込める。
    「ひゃぁっ! ど、どこを揉んで……ぁん!! だ、駄目ッ! そんな事をしたら、んんっ……くうっ……!」
     菫も都市伝説に襲われ、まるで蕎麦粉を練るようにして、そば状の触手で胸や尻を揉みしだく。
    「……って! や、止めろー! 俺をやったところで(絵面的に)美味しくないぞ――!! な、だから、冷静になれって! こ、こら! そこはそう言う事に使うモノじゃ! あ、いや、離せ! 撫でるな、舐めるな! それ以上は止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
     その巻き添えを食らって碧も都市伝説の触手に捕まり、色々な意味で身の危険を感じて、辺りに悲鳴を響かせた。

    ●都市伝説
    「ふっ……捕まっても如何に美しく要られるか……て言ってはいられませんわね。んああ、そんないきなり……!」
     都市伝説に捕まったこよりは、執拗に尻を責められ、だらしない表情を浮かべ、甘い声を響かせる。
     それがイケナイ事だと分かっていても、声を上げられずにはいられないほど、都市伝説はテクニシャンであった。
    「で、でも、身体がすごく火照って……疼いて……何も……考えられ……な……」
     若葉も服を切り刻まれ、恥ずかしい格好のまま、都市伝説に責められていく。
     それでも、身体の中から溢れてくるのは、気持ちイイと言う感情だけ。
     頭の中がそれでいっぱいになるほど乱れ、自然と声を上げていた。
    「そ、そこは駄目なり!」
     玲子も執拗に胸を責められ、母乳的なモノを撒き散らす。
     それでも、都市伝説は満足しておらず、そば状の触手を撒きつけ、胸を絞るようにしてこね回した。
    「も、もう無理……こんなに食べられな……んふぅぅぅっ!?
     菫もそば状の触手で上と下の穴を責められ、どぷっと白濁した蕎麦湯を垂れ流す。
    「や、やだ、この触手、なんかえっちだ!」
     ジェルトルーデが警戒した様子で、ジリジリと後ろに下がっていった。
    「さっきはよくも……よくも……よくもおおおおお!」
     そんな中、碧が涙目になりながら、都市伝説に攻撃を仕掛けていく。
    「ソバァァァァ……」
     だが、都市伝説はヘトヘト。
     出すものを出し切ってしまったためか、完全に逃げ腰。
     灼滅者達に背を向け、逃げる事に全力を注いでいた。
    「今だッ! 都市伝説を吸収しろ!」
     それに気づいたイヴが、睦月に対して合図を出す。
    「……えっ? あ、はぁ……い……んん……」
     睦月が呆けた表情を浮かべたまま、都市伝説を吸収する。
     都市伝説はまったく抵抗する事無く、まるで逃げるようにして、睦月に取り込まれたものの、それに伴い下腹部がほんのり熱くなってきた。
    「うぅ……今回も、酷い目に遭いました……」
     菫が放心状態のまま、グッタリと座り込む。
    「だが、こっちはまだのようだな」
     イヴが色々と察した様子で、玲子と睦月とこよりを並べていく。
     三人とも催淫状態に陥ったまま、我に返る事が出来なくなっており、足元には淫らな水溜りが広がっていた。
     そんな気持ちを発散するため、イヴが彼女達を責めまくる。
    「んあっ! もうっ! 駄目ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
     それと同時に玲子達が甘い声を響かせ、ビクンビクンと身体を震わせるのであった。

    作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年9月21日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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