●豚まん祭り
深夜のゲームセンターにて。
「おい、この景品はどう言う事やねん。カステラが並んどるやないか」
「あっか~ん!! 景品は全部豚まんに変更や! さっさと動け!!」
『豚まんラブ』と書かれたTシャツを着た男が、ゲームセンターを占拠していた。
店員を脅し、ゲームの景品を全て豚まんに変更させているようだ。店内の自販機は取り壊し、豚まんの配布も始めている。ゲームを楽しみにして来た客も、否応なしに豚まんを試食させられているようだ。
「この作戦は、理論的にどう説明すれば良いのだ? なぜ僕がこんな肉体労働をしなければならないのか……」
その店内で、一人の男がぶつくさと文句を言いながら豚まんの詰まった発泡スチロール箱を運んでいた。
「ヴタマンタイ様、カウンターで配布する豚まんをこちらに運んでください。さあ、ご当地怪人様にご恩をお返しするためですよ」
「はあ、分かったよ」
「さあさあ、豚まんを食べて元気を出してください。肉汁たっぷり、うまみが口いっぱいに広がりますよ」
ヴタマンタイは少し休憩し、配下の者が差し出した豚まんを食べる。
「ふむ。確かにこの豚まんは美味しいと思うよ」
「せやろせやろ。さあ、豚まん祭り強制開催です」
「はあ、仕方ないか」
ゲームセンター内には、ジューシーな豚まんの香りが充満していた。
●依頼
刃渡・刀(伽藍洞の刀・d25866)の調査によりご当地怪人の事件が確認されたと、千歳緑・太郎(高校生エクスブレイン・dn0146)が説明を始めた。
「今回分かったのは、ゲームセンターを占拠して勝手な豚まん祭りを開催しようとしている集団がいるということなんだ」
「そして、その事件を起こしているのが、ご当地怪人ではなくソロモンの悪魔だ、ということでしょうか?」
刀が首を傾げると、太郎がそうだと頷く。
「ご当地怪人の勢力にソロモンの悪魔が合流しようとしている予兆と思われる事件なんだ。そこで、みんなには、このゲームセンターに向かって速やかに敵を撃破して欲しいんだよ」
敵の戦闘能力については、予知が無いので不明としながら、太郎はこのように言った。
「おそらくだけど、魔法使い相当のサイキックに加えて、豚まんに見立てた何かを投げつけてきたりとか? 手裏剣甲が近いかな?」
「あとは、配下の者がいるようですね」
「うん。配下の一般人だね。戦闘能力はなさそうだから、戦いになったら逃げ出すんじゃないかな」
また、ゲームセンターには一般客の姿もあるようなので、うまく逃がしてやれば良いだろう。
「豚まん祭りって、いっぱい豚まんくれるのかな? きっと美味しいだろうね。ええと、ううん、とにかく事件現場に向かって事件を阻止してね。みんな、よろしくお願い!」
そう言って、太郎は説明を終えた。
参加者 | |
---|---|
東当・悟(の身長はプラス三センチ・d00662) |
古海・真琴(占術魔少女・d00740) |
華宮・紅緋(クリムゾンハートビート・d01389) |
若宮・想希(希望を想う・d01722) |
雨月・葵(木漏れ日と寄り添う新緑・d03245) |
紅羽・流希(挑戦者・d10975) |
備傘・鎗輔(極楽本屋・d12663) |
栗須・茉莉(助けてくれた皆様に感謝します・d36201) |
●壱
その日、その夜、ゲームセンターからジューシーな肉汁の匂いが漂ってきていた。
集まった灼滅者たちが中の様子を窺う。
「ソロモンの悪魔がご当地怪人に使われるなんてこと思ってもなかったな……」
雨月・葵(木漏れ日と寄り添う新緑・d03245)が呟く。
それを聞いていた紅羽・流希(挑戦者・d10975)は腕を組んで小首を傾げた。
「ソロモンの悪魔、案外、義理堅いといいましょうか、なんといいましょうか……」
「ソロモンの悪魔じゃなくて、ブタマンの悪魔、か」
備傘・鎗輔(極楽本屋・d12663)が肩をすくめる。
「ソロモンの悪魔さんも大変ですね」
一体どのような恩を受ければ、こんな活動をする羽目になるのだろう。栗須・茉莉(助けてくれた皆様に感謝します・d36201)も、思わず頬に手を当てて同情するように言った。
中の様子を探っていた東当・悟(の身長はプラス三センチ・d00662)と若宮・想希(希望を想う・d01722)が皆のほうを向いた。
「中には一般客もいるようやな」
「やはり、敵を引き付けながら、一般客を逃がしたほうが良さそうですね」
二人の言葉に、異を唱える者はいないようだ。
「人が来ちゃったら大変ですからね!」
そう言って、古海・真琴(占術魔少女・d00740)が人払いの方法などを確認する。
「それで、一般客は誰が避難させましょう?」
「わたしは、皆さんが避難誘導をする時間を稼ぎますね」
華宮・紅緋(クリムゾンハートビート・d01389)が手を上げた。
「僕も豚まんをもらいに行こうかな。人払いは任せるね」
「豚まんを一つ頂き、味の感想とどの様に作るのか、秘訣などを聞いてみましょう……」
葵と流希も時間を稼ぐ側。
鎗輔、茉莉と続いて挙手する。
「俺らも、豚まんをご馳走になろ。その間に殺界形成で追い払ったらええやろ」
「そうだね」
悟と想希はお揃いの、手作り『豚まんらぶ』Tシャツを着用してきていた。豚まんをいただきつつ、悟が殺界形成を担当するようだ。
続いて真琴が確認するように言った。
「それでは、私が追ってサウンドシャッターを発動させます」
それで新たに店に入ってくる客もいなくなるだろう。
方針を決め、灼滅者たちは店内に足を踏み入れた。
●弐
「おい、この景品はどう言う事やねん。カステラが並んどるやないか」
「あっか~ん!! 景品は全部豚まんに変更や! さっさと動け!!」
ゲームセンター内は異様な雰囲気に包まれていた。
『豚まんラブ』と書かれたTシャツを着た男たちが店内を闊歩し、本来ゲームを楽しむ客たちは萎縮しながら豚まんを押し付けられている。
豚まんを配っている怪人配下の一般人を見つけ、さっそく葵が声をかけた。
「へえ、それが豚まんかー。僕ちょっと食べてみたいな」
「その通りやで!! さあ、ここに来たからには豚まんを!! 豚まんを、山ほど味わうんや!!」
豚まん男たちが葵に押し寄せ、豚まんを次々に差し出す。
その波に乗るように灼滅者たちが次々に豚まんに手を伸ばした。
「このかぐわしきにおい! 豚まんやないか! 豚まん大好きや! 俺にもご馳走したってや!」
「深夜のゲームセンターで豚まん……何て心温まるんでしょうか……。あ、俺にも1つ下さい」
悟と想希も揃って手を出す。
「ええで、ええで。ほら、いっぱいあるさかいなー!」
豚まん男たちがニコニコと豚まんを差し出してきた。
「豚まん、もらうね。えっと、クレーンゲームとか、あるのかな?」
茉莉も豚まんを手に取り、店内をきょろきょろと見回した。お菓子のゲームもあると良いのだけれど、ほとんど全てのゲームの景品が豚まんにすげ変わっている。
それを見ていた葵が言った。
「ところで景品を豚まんにするなら蒸した物だけじゃなくて、冷凍とかもあった方がいいんじゃないかな? 蒸すとあまり日持ちしなさそうだし」
「景品はその場で全部食べたらええやん? ほら、いくらでも次の豚まんがあるで!」
豚まん男たちは二人に追加の豚まんを手渡し、とにかく数を食べさせようと力説した。。
紅緋も豚まんを口に含み、豚まん男たちの注意を引き付ける。
「わ、美味しい!」
それはそうと、豚まんは確かに美味しかった。
ふっくらとした生地を二つに割ると、中にぎっしりと詰まった餡が見える。湯気が立ち上り、肉汁の濃厚な匂いが鼻をくすぐった。
熱々のところを一口噛むと、口いっぱいに豚まんの旨みが広がっていく。
鎗輔は買ってきた肉まんともらった豚まんを交互に食べ比べながら首を傾げた。
「僕よく解らないんだけど、豚まんと肉まんって何が違うのさ?」
「あー! 持ち込み、持ち込み禁止やで!!」
「しかも、それ、肉まんやないかい!!」
豚まん男たちが悲鳴を上げる。
「豚まんと肉まんは味が違うのでしょうかねえ?」
流希も首を傾げた。
「せやかて、豚まんは豚まんやん?」
男たちは戸惑いながら更に追加の豚まんを配る。とにかく豚まん豚まん、と、豚まんをプッシュしてきた。
「いえ、いただいた豚まんはとても美味しいと思いますよ。この濃厚な肉の旨みは流石ですし」
「「せやろ」」
「何か特別なレシピでもあるのでしょうか?」
そう言う流希に、気を良くした男たちが豚まんのレシピなどを伝える。
さて、悟と想希は豚まんを褒め称えながら、二人で食べる量の豚まんを確保していた。
「想希あーん!」
「ふふ」
悟から差し出された半分をぱくりと口にし、想希が笑う。
二人で有名なCMをなぞり、ニコニコ笑顔になった。
「うん、ジューシー……! 疲れた心と体に豚まんが染み渡ります。あ、辛子はありませんか?」
「マイカラシあるで。これつけんと豚まんちゃうやろ」
「さすが悟。やっぱり豚まんには辛子ですよね」
二人の様子を豚まん男たちが少し離れた場所で見ている。
「な、なんや、入りづらいで」
「せやなあ」
さて、ずいぶん豚まんを味わった。
悟が豚まんを味わいながら、殺気を立ち上らせる。
豚まん男たちは灼滅者たちにかかりきりになっていたので、一般客はわりとすんなり店の外に出始めた。
「頃合でしょうか」
真琴は店内を確認しサウンドシャッターを発動させる。これで戦いの音が外に漏れることもない。
店の中に一般客がいなくなり始めた頃、奥から発泡スチロールを抱えた男が姿を現した。
「おい! 今殺気を感じなかったか?」
「ああ、ヴタマンタイ様。ご覧くださいよ、こんなにも豚まんに興味を持った者たちが!!」
豚まん男たちが笑顔でヴタマンタイを出迎える。
「ばか者! この殺気が分からないのか!!」
対して、ヴタマンタイは険しい顔で発泡スチロールを床に置いた。
●参
「貴様たち、何をしている?」
ヴタマンタイが低い声で問うた。
「とりあえずは、食べ比べかな。はい、君の分もあるよ」
鎗輔が持参した肉まんをヴタマンタイに差し出す。
「違い、分かる?」
「は? 豚でも肉でも、どっちも同じだろう?」
差し出された肉まんを思わず受け取り、ヴタマンタイが首を傾げた。
「ええ?! 違いますよ、ヴタマンタイ様!!」
「なんや、そんな事も分からんのかい!!」
いっせいに、豚まん男たちからツッコミが入る。
「な、なにを……って、そうではないわ!!」
流されそうになっていたヴタマンタイがはっと顔を上げた。
真琴が会話に割って入る。
「でも、キチンとせいろ蒸ししないと、美味しくないような……? ゲーセンでは、流石にコンロは無いでしょうし」
「なに?」
「ほら、いろんな所には行ったけれども、関空へ行く電車というと『あの』香りがついてくる、と言いますし、これだけ冷めちゃうとそれだけでも興ざめ、ってモンですよ!」
真剣に配られた豚まんを観察しながらの言葉だ。
「何や、この姉ちゃん、喧嘩売っとるんか?」
イラっとしながら豚まん男たちが睨みを効かせ始める。
その彼らの前に、ヴタマンタイが出た。
「つまり、僕の活動を邪魔しに来たんだな? 豚まんを世界に広めるという豚まん祭りを!」
一瞬で、雰囲気が変わる。
言っていることはちょっとアレだが、ヴタマンタイの表情は引き締まり、戦う雰囲気が増してきた。
灼滅者たちは即座に散り、戦いの体制を整える。
「豚まん祭りって……。ソロモンの悪魔もみすぼらしくなったものですね。さっさと灼滅してあげるのが、せめてもの慈悲でしょうか」
紅緋が片腕を異形化させて前へ出る。
「華宮・紅緋、これより灼滅を開始します。さあ、ソロモンの悪魔。せめて最後を飾るにふさわしい力を見せてください」
ヴタマンタイが動く前に、勢い良く腕を振り下ろした。
真琴もエアシューズを走らせ後に続く。
「魔法使いの私にとって、宿敵のハズのソロモンの悪魔……ここまで落ちぶれようとは、なんというか」
武蔵坂に来た頃は、結構苦戦もしたハズなのだけれども。
そう思いながら流星の煌めきと重力を宿した足で敵を蹴り上げた。
仲間たちも順に続く。
「迷惑をかけることを見逃すわけにはいかないからね!」
葵はウイングキャットの遥陽に指示を出しながら、影で作った触手を放った。
影がヴタマンタイを絡め取る。
「くう、豚まん、豚まんの力を解放しなければ」
影を振り払い、ヴタマンタイがよろよろと地に立った。
そこへ武器を構えた流希が滑り込む。
「ソロモンの悪魔がブタマンの悪魔にジョブチェンジってか? まぁ、色々と事情が有るんだろうが……。これも宿命ってな」
まっすぐ日本刀を振り下ろし、重い斬撃を放った。
「あ、戦闘中は無理にご当地っぽくせず、素のままでいいぜ?」
言い捨てた言葉に、ヴタマンタイが表情を硬くする。そして、ぷるぷると肩を震わせた。
鎗輔がすぐにその様子に気づく。
「あー、やっぱり無理して作ってたのかい?」
言いながら両手にオーラを集中させ、放出した。霊犬のわんこすけには仲間を守るよう指示を出す。
「ソロモンの悪魔さんも大変なんですね……よかったらどのようなご当地怪人さんに恩を受けたんですか?」
茉莉は、さも気の毒そうにヴタマンタイを見た。ウイングキャットのケーキは指示通りディフェンダーの位置に飛び、猫魔法を放った。続けて茉莉が螺穿槍で敵の体を抉る。
「うるさい! 大変とか言うな。あと、僕のこと今ブタマンの悪魔って言ったのか?!」
ヴタマンタイは涙目で叫びながら体を捻り、魔法陣を書き始めた。
敵の魔方陣が完成する直前に悟と想希が仕掛ける。
「え? ヴタマン怪人さんじゃなかったんですか?」
眼鏡を外した想希は帯を噴出し、ヴタマンタイを貫いた。
想希の攻撃に気を取られた敵の背後から、悟が黒死斬を放つ。
「ほら、こっちにも居るで」
言った時には、すでに敵の体を斬っていた。
●ほしいまま豚まんを
何度か撃ち合い、戦いは続いていた。
「僕の邪魔をする者は、豚まんに埋もれて消えてしまえ!!」
ヴタマンタイの周辺に、豚まんらしき物体がいくつも浮かび上がる。
それが一斉に解き放たれ、前衛の仲間に降り注いだ。
「豚まんを武器にするなんてもったいない! 所詮ご当地愛は仮初めのものということですか」
紅緋は異形化させた腕で豚まんらしき物体を打ち砕き攻撃を相殺させた。
盾役の仲間たちが庇い合い、ダメージを分散させる。
降り注いだ豚まんらしき物体は、仲間たちを貫き消えていく。やはり、本物の豚まんを使用しているわけではないようだ。
敵の攻撃が終わると、灼滅者たちが一斉に飛び出した。
「傷は僕が回復する。安心して戦ってね!」
そう言って、葵は浄化をもたらす優しき風を招き、前衛の仲間たちを回復させた。今はこれで十分だと鎗輔に合図を送る。
鎗輔は頷き、天星弓を構えた。
「でさ、ガイアパワーで蘇ったって事は、半分ぐらいご当地怪人なのか、それとも、ソロモンの悪魔のままなの?」
敵の状態が気になるところである。
一応問いかけてみたが、それに対する返答はなかった。
ヴタマンタイを良く見ると、激しい戦闘に翻弄されとてもそれどころではないようだ。
返事を待たず強烈な威力を秘めた矢を放ち、敵の体を貫く。
ヴタマンタイの体が傾ぎ、悲鳴が口から漏れた。
だが、灼滅者たちは攻撃の手を緩めない。
炎を纏った激しい蹴りを繰り出したのは想希だ。
「焼小籠包ならぬ焼き豚まんはどうでしょう?」
「焼き豚まんうまそーや! 炙りなおしいっちょあがりやで」
間髪いれず悟が続く。炎を武器に這わせ、そのまま勢いをつけて炎と一緒に叩きつけた。
二人はタイミングを合わせ攻撃した後、後続の射線を確保するように左右に分かれて飛び退く。
「見えたよ! ここです」
茉莉が真っ直ぐ見えた敵と自分を結ぶ線を狙い冷気のつららを一気に打ち出した。
「ぐ、くそ!」
ヴタマンタイはもはや踏ん張ることもできず、吹き飛ぶ。
それに合わせて動けるサーヴァントたちも攻撃を集中させた。
「あと一息、いきます」
あと一押しだと感じた真琴は、皆に声をかけながら符を放つ。
自分の周囲に放った符で五芒星を作ると、五星結界符を発動させた。
やはり、魔法使い。符を放つ表情はいきいきと輝いている。
最後に流希が刀を抜いた。
「ここで沈め」
一瞬の抜刀で、敵を斬り捨てる。
「あ、そんな。僕の世界征服が……」
ヴタマンタイはそう言って消えた。
ぽとりと、彼が手にしていた豚まんが床に落ち、むなしく崩れた。
全てが終わった店内で、真琴が言う。
「これだけ豚まん豚まんと繰り返されると、お腹が空いてきちゃいました」
幸い周辺には取り残された豚まんが山ほど残されている。
流希がそれらを指差した。
「豚マン、もったいないですよねぇ……?」
「悪魔を憎んで豚まん憎まず。残った豚まんを回収するのはどうでしょう」
紅緋が言うと、悟は力強く頷いた。
「蒸し直してあんじょう頂くさかい成仏するんやで」
いつの間にか豚まん男たちも逃げてしまったようだしと、少し冷めてしまった豚まんを回収する。
「しかし……ソロモンの悪魔も意外と義理堅い。恩返しとはなかなかあっぱれです。まぁこれだけおいしい豚まんなら分かる気がしますが」
言いながら想希も回収を手伝った。
「動いたらお腹が空いたよ。もったいないし」
鎗輔もそう言って、残された豚まんに手を伸ばす。
葵は店内を見回り、皆の元に戻ってきた。
「被害は出てないようだよ」
片づけをしていた茉莉は、クレーンゲームに気づき近寄る。
「あ、ちょっとだけクレーンゲームをしてみたいかも」
そう言って、コインを入れてみた。
しばしの休息。
その後、灼滅者たちは学園に帰還した。
作者:陵かなめ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2017年10月1日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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