緑の嵐

    作者:牧瀬花奈女

    「皆さん、集まって頂いてありがとうございます」
     五十嵐・姫子(大学生エクスブレイン・dn0001)は、空き教室に集まった灼滅者達に一礼すると、そう言った。
    「実は、グラン・ギニョール戦争後、群馬県の山中の一部が、密林化している事が分かったんです」
     朝晩は冷え込む事も多くなった季節だというのに、密林化した地域の気温や湿度は上昇している。周囲は大ぶりな葉を持つ木々や鮮やかな花に彩られ、じっとしていても肌が汗ばむほどだ。アガルタの口の戦場に近い環境になっているようですねと、姫子は呟いた。
     密林内部には、多数の六六六人衆の存在が予測されている。
    「皆さんには、この密林内部の調査と、密林内の六六六人衆の灼滅をお願いしたいんです」
     しかし、密林内部のどこに六六六人衆がいるのか、そしてそれがどのような六六六人衆であるのかは、全く分かっていない。密林内の探索は慎重に行う必要があるだろう。
     探索が巧く行ったなら、単独行動を取っている六六六人衆に先制攻撃を仕掛ける事が出来るかもしれない。逆に言えば、灼滅者達が不用意な行動を取った場合、六六六人衆の奇襲を受ける可能性もあるという事になる。
    「仮に、複数の六六六人衆と同時に戦闘になった場合は、撤退する必要があります。密林の奥深くへ進むのは避けて下さい」
     まず考えるべきは、密林の奥で敵に囲まれて壊滅、という状況を避ける事だ。
     密林内部の調査と、外縁部の六六六人衆の撃破により戦力が低下すれば、密林奥地への探索の成功率も上昇して行くだろう。
    「密林化した山中には、どんな危険があるか分かりません。どうか、慎重に行動して下さい」
     密林内では携帯電話等で連絡する事が出来ない。別行動を取れば、再び合流する事は難しくなってしまうだろう。その状況で六六六人衆に遭遇した場合、まず勝ち目は無い。全員が揃って探索を行うようにした方が良さそうだ。
     気を付けて下さいねと、姫子は灼滅者達を見送った。


    参加者
    ヴォルフ・ヴァルト(花守の狼・d01952)
    黒鐘・蓮司(グリムリーパー・d02213)
    ミカエラ・アプリコット(弾ける柘榴・d03125)
    紅羽・流希(挑戦者・d10975)
    黎明寺・空凛(此花咲耶・d12208)
    山田・透流(自称雷神の生まれ変わり・d17836)
    志穂崎・藍(蒼天の瞳・d22880)
    饗庭・樹斉(沈黙の黄雪晃・d28385)

    ■リプレイ


     濃い緑の匂いと、真夏のような高い気温。密林に足を踏み入れた灼滅者達を最初に襲ったのは、その二つだった。加えて湿度も高いせいで、何もせずともじっとりと汗が滲む。
    「全く、群馬を迷宮化とは迷惑ですねぇ……」
     紅羽・流希(挑戦者・d10975)は持参した群馬県の地図を広げ、小さく息を吐いた。地図上では、現在地を示すマーカーがくるくると回転している。
    「本当に、なんで? だよね」
     マッピング用の紙とペンを取り出しながら言うのは、狐の半獣人姿の饗庭・樹斉(沈黙の黄雪晃・d28385)。密林には多数の六六六人衆の存在が予測されているというエクスブレインの言葉を思い出せば、自然と身が引き締まる。生きて帰るまでが調査だ。
    「あの戦いで序列がなくなってから、六六六人衆が妙に活き活きと……いえ、活発に動いているようですね」
     筆談用のノートを捲る志穂崎・藍(蒼天の瞳・d22880)に、迷彩柄のレインコートを着た山田・透流(自称雷神の生まれ変わり・d17836)が頷く。
    「たくさんの六六六人衆さんがいるってことは、きっと六六六人衆さんたちの拠点……凄いドキドキする」
     落とした声で囁き、透流は首から下げた双眼鏡に触れた。気分を落ち着けるために深呼吸をする。幾分か平静になった後で、呼吸をするように人を殺す六六六人衆が、人がいないと思われる密林の中に何日もいて耐えられるのだろうかと、ふと疑問に思う。
    「それじゃ、行きましょーか」
     黒鐘・蓮司(グリムリーパー・d02213)が一歩を踏み出した途端、足元の草や体にぶつかる位置にあった枝等がひとりでに曲がり、灼滅者達のための道を作ってくれる。
    「アリアドネの糸は、あまり役に立ちそうにありませんね」
     糸を紡ぎかけた手を止め、黎明寺・空凛(此花咲耶・d12208)は少し残念そうに呟いた。密林には明確な出入り口は存在しない。窮地に陥って脱出する必要に迫られた時も、糸を手繰るより何処か一点を突破した方が良いかもしれない。
     霊犬の絆へ声を掛け、空凛は森の小路で開けた通路へ絆を先行させる。ふわふわした茶色の毛を揺らす絆を見て、ヴォルフ・ヴァルト(花守の狼・d01952)とミカエラ・アプリコット(弾ける柘榴・d03125)は狼に姿を変えた。体高の低いこの姿ならば、狭い場所に出くわした時も、先の様子を窺えるだろう。
     今回は、こっちが狩人だ。そう思うと、ミカエラの心は自然と浮き立った。それに、と金色の瞳をヴォルフに向ける。不思議そうに見返す黒狼へ、灰の尻尾を振って見せた。同族がいるというのは、良いものだ。
     絆と並んで進む二人の後を、灼滅者達は足音を忍ばせながら歩く。蓮司のジャングルブーツは頭を垂れた植物の隙間をしっかりと踏み締めつつも、その痕跡は欠片も残さない。時折ちらと上空に目を向ける彼と同じく、迷彩服を着込んだ空凛の姿は、緑に染まる世界の中に巧く溶け込んでいた。
     藍は油断無く周囲の様子を窺っている。その瞳は、皆の目と耳となれるよう、僅かな異変も見逃さない決意を湛えていた。遠方は透流が警戒している。
     紙にマッピングをしていた樹斉は、流希と自分の描いた地図を見比べた。む、とその眉が寄り、空凛の持つ方位磁石を見て歩みが止まる。
     どうかしましたか? そう紙に記した空凛に、樹斉は難しい顔をしたまま返事を余白に書いた。
     紅羽センパイの地図と比べると、大分様子が変わってるみたい。もしかしたら、僕達がいる間にも、密林の様子が変化してるのかも。
     次にペンを手に取ったのは藍だった。
     今回の私達の行動範囲を考えると、次に来た時には様子が全く変わっている可能性もあるでしょうか?
     流希の地図に浮かんだマーカーと樹斉の描いた地図とを見比べて、灼滅者達はその可能性は高そうだと感じた。
     それでもマッピングが全くの無駄ってこたぁねーと思います。気にかかることがあれば、メモして行きましょう。
     蓮司がそう記せば、今度は流希がペンを手に取る。
     私達や、他の班が持ち帰った情報を纏めれば、何か分かるかもしれませんしね。
     紙の上に残された言葉に頷いて、灼滅者達は再び歩き始めた。


     密林に潜んでいる六六六人衆を見付け出して仕留めるなんて、まるで山狩りだ。そう考えるミカエラの動きは、狼の外見の割には猫に似たしなやかさを持っている。隣を歩くヴォルフと共に、時折立ち止まって耳の角度を変えたり、鼻を動かしたりしてみる。
     二人の姿を見失わないようにしながら、樹斉は人の肌を残した部分に流れた汗を拭った。マッピング用の紙に図を描きつつ、アフリカンパンサーの事を思い出す。密林はアガルタの口に似た気候になっているというから、何か関係があるのだろうか。
     すぐ側まで来た流希がペンを掲げ、書いてもいいかと仕草で示す。頷いたのを確認してから、流希は地図の余白にペンを走らせる。
     アフリカンパンサーが絡んでいるなんて事は無いでしょうかねぇ。書かれた文字の横に、出自は近そうだけど、と樹斉は付け足した。やはり、同じ事を感じる人はいるのだ。
     遠方を注視していた透流が、不意に双眼鏡を下ろして藍のノートを借りに来る。笑顔で応じてくれた彼女にハンドサインでお礼を言ってから、透流はヴォルフとミカエラの方へ足を向けた。小路を作りながら、蓮司がその後につく。
     二人の側まで行くと、透流はしゃがんだ膝にノートを広げた。二組の視線が彼女の紡ぐ文字を見詰める。
     5メートルくらい先に、何か光ってるものが見える。二人で見て来て貰えるかな?
     頷いた二人が、絆を連れてそろそろと進んで行く。戻って来たのは1、2分も経った頃だろうか。
     どうだった? と文字で尋ねる透流に、二人は狼変身を解除する。先にペンを取ったのはミカエラだった。
     幅の細い川があったよ! 元気いっぱいのミカエラの文字の隣に、ヴォルフの字が続く。
     人ひとりくらいなら身を隠せそうです。六六六人衆が潜んでいるかもしれません。
     六六六人衆、の文字に、灼滅者達は改めて気を引き締める。森の小路をたどりながら、慎重に川へと近付いた。
     やがて誰の目にも川のきらめきが映る距離になると、空凛が絆を先行させてみます、と記し、絆の背中をそっと押した。
     灼滅者達が見守る中、絆が川めがけて、まっすぐに歩いて行く。ふわふわの茶色い体が川のほとりまで達した途端――大きな水飛沫が上がった。続けざまに銀色の光が閃き、絆がきゃんと悲鳴を上げる。
    「あら……人間じゃないんですね」
     川の中で立ち上がった人影が、絆を見てそう言った。残念です、と呟いて川から上がって来たのは10代後半に見える少女だった。髪は肩で切り揃えられ、滴るしずくに色が溶け出しそうなほど黒い。肌は白く、黒いセーラー襟のワンピースを着ている。
     彼女がぽいと放り捨てた物を見て、灼滅者達は絆を襲ったものが解体ナイフである事を知った。六六六人衆だ。小路の中を駆け、少女との距離を一気に詰める。
    「ああ、良かった。人間もいるんですね」
     灼滅者達の姿を見て、少女は髪と同じ色の瞳を細めた。
     瞬く間に完全なる狐の獣人へと変じ、樹斉はサウンドシャッターを展開する。次いでミカエラが、絆にラビリンスアーマーをまとわせた。ヴォルフの指輪から放たれた魔法弾は、少女の腕をかすめて消えて行く。
    「わたしと遊びたいんですか? いいですよ」
     微笑む少女の足元から、瞬時に無数の茨が伸びた。鋭い棘を生やしたそれが、籠のように少女を取り囲む。
     滲み出る殺気に、透流は息を呑んだ。ガントレットの雷模様に触れ、怯みそうになる心を抑える。人を殺す事が大好きな六六六人衆を放っておけば、透流の大切な人達の命まで奪われてしまうかもしれないのだ。
    「ん……他の六六六人衆さんたちが気がついてしまう前に、頑張って倒す!」
     鉄の巨人の豪腕をもう一度突き出した時、透流の目に恐怖の色は無かった。
    「それじゃ、始めましょう」
     蓮司の足が大地を蹴り、細身の体躯が少女の死角へと回り込んだ。


     掌に触れる日本刀の柄の感触が、流希の心を冷酷と呼べるまでに冷ます。
    「お前はここで何をしていた?」
     流希は鞘を払った刀身で少女の足に切り付け、疑問を一つ口にした。その声音も、戦闘前とは別人のように冷やかさを帯びている。
    「さあ、何でしょう」
     微笑を崩さない少女に、空凛の祝福を表す剣が迫った。眩い白光の後を、絆の斬魔刀が追う。
     少女の周囲を覆う茨の一つが、捻りを帯びて鋭く尖った。真横からの襲撃をすんでのところでかわし、藍は妖の槍を繰り出す。
    「どうしてここは密林化しているんですか?」
     螺旋状に捻れた刺突と共に、疑問が少女へ突き刺さる。槍の穂先が抜け血が溢れても、彼女は笑みを崩さなかった。
    「わたしが本当の事を言っているかどうか、あなたたちには分かるのでしょうか」
     半獣化したミカエラの腕を、少女は軽く後退って避ける。
    「確かに、嘘か本当か判断できる材料は無いね」
     むう、と眉を寄せたミカエラにこくりと頷いて、樹斉はエアシューズの底で軽く地面を叩いた。振り抜いた爪先が流星のきらめきを宿し、少女の足取りを重くする。
     ヴォルフの右腕に生まれた銀爪が少女の脇腹を抉って、茨が微かにたわむ。その隙間を縫い、蓮司は真っ赤に色付いた交通標識を叩き付けた。
     流希の日本刀が上段から振り下ろされ、茨の一つが折れて下を向く。透流は豪腕の片方に影を宿し、少女の腹を殴った。その後に続いたのは、絹糸で編まれた空凛の帯。星のごとく輝いたそれが、少女の肩を正確に貫く。
    「何も語らないのであれば、静かに速やかに殲滅させていただきます」
     少女を凛と見据え、藍は右腕を軽く浮かせた。しなやかな腕は瞬く間に異形と化して、少女を屠る武器となる。
     少女が両手を軽く上に挙げた。灼滅者達の頭上で木の葉がざわめき、一瞬の後に茶色い枯れ葉が前衛に降る。突き刺す痛みと傷口の奥深くに入り込んだ葉の欠片とで、透流はアンチヒールを受けた事に気付いた。
    「ジャマーとは、やってくれますね……!」
     愛用の戦闘衣の様子を見て、空凛が小さく息を吐く。
     樹斉が喉を震わせ、歌を紡ぎ上げる。その歌が響く間に、ミカエラは仲間達を白い炎で優しく包んだ。ヴォルフと蓮司の持つ契約の指輪が、続けざまに光を放つ。ヴォルフの弾丸は少女の足首を貫き、蓮司のもたらす呪いは細い指先を微かに灰色に染めた。
     大鎌の形を取った楽器へと武器を替えた流希の一撃を茨が受け止め、大きくたわむ。枯れ葉の取り切れなかった彼に、空凛から祭霊光が飛んだ。透流が少女との距離を詰め、雷の闘気を宿した拳で顎を打ち上げる。入れ替わりに藍が懐へと飛び込んで、オーラを集束させた拳を幾度もぶつけた。
     茨が音も無く地を滑り、蓮司の足に絡み付く。防具越しに肌を刺す棘は思いの外鋭く、絡む茨の量は多かった。
    「捕縛ですか。重なると厳しいっすね」
     ミカエラの伸ばした帯に包まれながら、蓮司は仲間に注意を促すように呟く。ヴォルフのガンナイフが火を噴いて、樹斉は儀礼用の大剣で少女の背中を切り開いた。
     空凛のエアシューズが大気を裂き、摩擦の熱を受けた少女が炎に包まれる。藍は槍を捻る動きで突き出して、少女の腹を突いた。
     茨の一部が持ち上がり、冠のような形を取って少女の頭に被さる。彼女にまとい付く炎がかき消えた。
     キュア付きの回復持ちとか厄介。樹斉は胸中で独り言つと、大剣を大きく振るった。


    「バッドステータスが解除されたと言っても、全てではありませんね」
     ヴォルフが指輪から光弾を放ち、解除された足止めの幾つかを付け直す。こちらの命中率がさほど落ちていない事に気付いた蓮司は、エアシューズの駆動音を響かせ少女を蹴り飛ばした。細い体が再びの炎に包まれる。
     草を踏む微かな足音は少女の死角から聞こえた。流希の刃が黒死の力をまとい、血を散らす。すかさず距離を詰めた透流が拳で顎を打ち上げ、少女が後ろ向きに倒れかかって踏み止まる。空凛の帯がきらめきながら肩を貫いて、藍の拳は輝きを得て少女の腹を連打した。
     茨の一つが捻れ、尖りを帯びてヴォルフの胸を深く抉る。思わず呻きを漏らした彼に、少女は小さく声を立てて笑った。
    「あっは。人の呻き声って最高ですね」
     悪趣味だ、と思いつつ、ミカエラはヴォルフに白い帯の鎧をまとわせる。援護射撃の音を聞きながら、蓮司は赤い交通標識の角で少女を殴り付けた。
    「まったく、面倒な茨だな」
     流希が体重を乗せた重い斬撃を振り下ろし、茨の一つをまっすぐに断ち切る。透流はガントレットに影を宿して、少女に新たなトラウマを刻んだ。
     空凛のエアシューズが炎を呼び、茨の一つが焼け焦げる。絆の斬魔刀をするりとかわして、少女は掌を上に向けた。
     舞い落ちる枯れ葉の下を潜り、藍が槍で少女を穿つ。直後に響いたのは、樹斉の歌声だ。大剣の雲めいた刻印を輝かせるその歌は、樹斉が戦場で紡ぐ唯一の声だった。
     ミカエラが前衛を白い炎で包み、ヴォルフの銀爪が少女の胴に幾筋もの掻き傷を作る。摩擦の熱を帯びた蓮司の蹴りは、少女を苛む炎を厚くした。
     音を鳴らさぬ流希の大鎌が、断罪の一撃を斜めに刻む。その少し後ろで、透流から癒しのオーラを受けた空凛は、前衛に祝福の風を吹かせた。オーラを込めた藍の拳が少女の腹を打ち据え、その体をよろめかせる。
     少女は新たな炎を噴出させ、血のしずくを地面に落とした。茨がその上を走り抜け、樹斉の胴を締め上げる。厚い毛皮に血が滲んだ。ミカエラから癒しを受けて、樹斉は瞬時に見出した弱点を、大剣の切っ先で摘出した。先程よりも多くの血が少女から滴る。
     ヴォルフの指輪から放たれる光弾を、足取りの鈍った少女は避けられない。透流が雷の拳を打ち込む傍ら、藍は槍を捻って少女の腹に穴を開けた。
     茨が捻れ、流希を貫く。攻撃の勢いは衰えていないが、少女の出血量は無視出来るレベルではない。
    「押し切りましょう」
     静かに告げた蓮司に、頷いた樹斉が大剣を振るう。今まで仲間を癒していたミカエラの帯が刃となり、鋭く少女を貫く。
     冷やかな金属音は流希の日本刀の鞘から響いたもの。納刀状態から一息に抜かれた刃は、少女の腹を真横に裂いた。たたらを踏んだ少女に蓮司が迫る。
     炎の勢いを得たエアシューズの踵が、少女の脇腹に叩き込まれる。炎が一際強く燃え上がり、茨ごと少女を押し潰す。
     数秒の後、少女は炎の欠片と共にその場から消え去った。
     ほっと、灼滅者達の間に安堵が広がる。
    「これで一段落ですね」
     武器を下ろす空凛に、藍が柔らかな笑みを浮かべる。
    「そうですね。武蔵坂に戻りましょう」
     今回の成果と、他の灼滅者達が得た情報を合わせれば、何か分かる事もあるだろう。思い出したように噴き出した汗を拭い、灼滅者達は密林から出るために歩き出した。

    作者:牧瀬花奈女 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年10月18日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
     あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
     シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
    ページトップへ