純潔の乙女だけを狙うイケないオジサン

    ●都内某所
     シノミ・マールブランシュ(恍惚なる白金・d08503)が調査した結果、夜の繁華街で都市伝説の存在が確認された。
     都市伝説は純潔の乙女だけを狙うオジサンだが、夜の繁華街に目当ての女性がいる訳もなく、『純潔の乙女はいねぇかあ~!』とばかりに、辺りをウロついているようだ。
     そんな状況をこれ以上、拡大させないため、シノミがその場に仲間達を集めた。
     都市伝説はイケナイ道具を沢山所有しており、それを駆使して相手をオトすらしい。
     しかも、都市伝説が現れるのは、夜の繁華街。
     まわりにはガラの悪いオトコ達もいるため、色々な意味で注意が必要だろう。
    「相手は変質者に毛が生えた程度の相手。何の心配もいりませんわ」
     そう言って、シノミが何となくフラグを立てつつ、仲間達に協力を求めるのであった。


    参加者
    室崎・のぞみ(世間知らずな神薙使い・d03790)
    シノミ・マールブランシュ(恍惚なる白金・d08503)
    枸橘・水織(あくまでも優等生な魔法使い・d18615)
    黒板・白亜(天然系ギャル・d30727)
    詞鳥・トリス(ベイバロンモデル・d38495)

    ■リプレイ

    ●都内某所
    「何だか嫌な予感が……と言うよりも、嫌な予感しかしませんね。何となくですが……今回は少々毛色が違うというか何というか……。手あたり次第……ではなく『純潔の乙女だけを狙う』……というところが……」
     室崎・のぞみ(世間知らずな神薙使い・d03790)は警戒した様子で、都市伝説が確認された夜の繁華街にやって来た。
     都市伝説は純潔の乙女だけを狙うオジサンだが、夜の繁華街に目当ての女性がいる訳もなく、『純潔の乙女はいねぇかあ~!』とばかりに、辺りをウロついているようだ。
     そのため、かなり飢えているらしく、純潔っぽい感じであれば、襲う事もあるらしい。
     しかし、のぞみは正真正銘の乙女。
     色々な事を経験しているものの、かろうじて乙女の純潔だけは守り通しているため、都市伝説にとっては待ちに待った獲物である。
    「純潔の乙女だけを狙うイケないオジサン……かぁ」
     枸橘・水織(あくまでも優等生な魔法使い・d18615)が、都市伝説の姿を思い浮かべた。
     よく分からないが、夜の繁華街に良くいるタイプ。
     もしくは、それに近い存在だと考えれば、イメージしやすいかも知れない。
     どちらにしても、のぞみに頼まれた依頼で、何かあった場合は真っ先に逃げても構わないと言われているため、あまり心配をする必要も無さそうだ。
    「純潔の乙女……あたしは違うから大丈夫だけど、他の人が襲われる可能性があるのだし、頑張ってやっつけよう!」
     そんな中、フィヒティミト・メーベルナッハ(媚熱煽姫・d16950)が、自分自身に気合を入れる。
     可能性的に考えれば、絶対に狙われる事はないのだが、都市伝説の噂が変化していた場合を考え、警戒しておいた方が身のためだろう。
    「ンンッ!? 匂うぞ、匂うぞ! これは純潔の乙女の香り。ふむふむ、この近くだ……間違いないッ!」
     次の瞬間、物陰からヤバげなオジサンが現れ、興奮した様子で鼻をヒクつかせた。
     おそらく、これが都市伝説。
     そうでなければ、速攻で通報してしまうほど、危険な香りが漂っていた。
    「残念、アタシはそんなウブじゃないんだから……んきゃ!?」
     黒板・白亜(天然系ギャル・d30727)が高露出のビッチ風ボンテージ姿でポーズを決め、都市伝説に飛び掛かるようにして押し倒された。
    「嘘をついても無駄だっ! 俺の鼻は誤魔化せない」
     都市伝説が白亜の身体から漂う生娘の匂いを嗅ぎつつ、拘束具で緊縛すると大股開きにしてスマホのカメラで撮影を始めた。
     しかも、騒ぎを聞きつけてやって来たオトコ達もスマホを構え、自分自身を慰め始めた。
    「わ、わかりました。言うことを聞きますから……ゆ、許して……」
     その途端、詞鳥・トリス(ベイバロンモデル・d38495)が怯えた様子で服を脱ぎ、潤んだ瞳で都市伝説を眺めて許しを請う。
    「うくっ……!」
     それだけでオトコ達は我慢の限界に達し、トリスめがけて真っ白なシャワーを浴びせた。
    「クククククッ、俺もそう言う態度は嫌いじゃねぇ! 素直に従えば、痛い思いをしなくて済むんだからな!」
     都市伝説がゲスな笑みを浮かべ、満足した様子でトリスの頭を撫でる。
     その間も、まわりにいるオトコ達は自分を慰め、第二波を放つ準備中。
    「わ、私の同意無く純潔を奪わなければ、好きに身体を使わせてあげますわ」
     シノミ・マールブランシュ(恍惚なる白金・d08503)も覚悟を決めた様子で貞操帯を見せつけ、自ら純潔の乙女である事を名乗り出た。
     これも被害を拡大させないためだと、自分自身に言い聞かせ、貞操帯のカギを外して、全てをあらわにしながら……。
    「だったら『ソコ』以外は好きにしていいんだよなァ!」
     しかし、それが逆に引き金となって、暴徒と化したオトコ達が襲い掛かって来た。

    ●夜の繁華街
    「あんまり抵抗しないでね、オジサンは君を傷つけることなく、オジサンのものにしたいんだから……」
     年配のオトコが無駄に爽やかな笑みを浮かべ、のぞみに貞操帯を取り付けた。
     そこだけ見れば紳士的ではあるものの、やっている事は煩悩全開。
     それを証明するように、年配のオトコのモノは、すこぶる元気であった。
    「そ、そんな、いきなり……」
     そりせいか、のぞみが戸惑った様子で悲鳴をあげる。
     だが、オトコ達はキチンと約束を守っており、純潔『だけ』は穢さないように心掛けているようだ。
     その代わり、身体のあちこちに自分のモノを擦りつけており、発射するたびミルフィーユのように白濁液の層が出来るほど行為自体は激しかった。
    「いや……や……やめて……」
     水織も消え去りそうな声で、オトコ達に抵抗を試みたものの、首輪をつけられて挙句、眩暈がするほど濃厚な香水を嗅がされ、頭をクラクラさせながら、貞操帯をつけられた。
    「こ、この人達って、人間……なんですよね? どうして、こんなに……うぷっ、けほ……」
     トリスも信じられない様子で、口から大量の白濁液を吐き出した。
     しかし、オトコ達は何かに取り憑かれた様子で行為に励んでおり、その精力も底なしであった。
     どうして、そんな事になっているのか分からないが、まるでリミッターが外れたように乱れ狂っていた。
    「それに、こっちは純潔じゃなくても、大丈夫だし……!」
     フィヒティミトも身の危険を感じで、ぶわっと全身に鳥肌を立たせる。
    「安心しろ。俺達は紳士だ。うっかり、可憐な花を散らしてしまわねぇように、後ろしか狙わねぇ。それが鉄の約束だからなッ!」
     チンピラ風のオトコがニヤリと笑って、規格外のモノをフィヒティミトの尻に突っ込んだ。
     そのせいで、フィヒティミトが悲鳴を上げそうになったものの、それを塞ぐようにして別のオトコのモノが口を塞ぐ。
    「は、はあんっ! べ、別に……処女なんて捨てようと思えばいつでも捨てれたしっ!? ……ちょ、ナニしようとしてんの……!?」
     そんな中、白亜が都市伝説に指で秘所をイジられ、驚いた様子で声を上げる。
     いつの間にか、オトコ達にすってスマホが奪われ、エロ自撮りの履歴を確認されながら、彼らのオカズにされていた。
     しかも、立ち上がった拍子に後ろの穴をモノで塞がれ、予想外に甘い声が漏れて顔が真っ赤になった。
    「みんな随分と具合がイイじゃねえか、乙女の割に……。まさか、一人遊びが激し過ぎて淫乱になっちまったってオチじゃねえだろうな?」
     都市伝説も行為に励みながら、思わせぶりな態度で白亜達の顔色を窺った。
    「前の穴以外は犯されて……いっぱい経験ありますの……おじ様達の白濁液たくさん頂戴しました……」
     シノミが卑猥な道具で調教を受けながら、口や手でオトコ達を奉仕しつつ、自らの性遍歴を告白した。
     これにはオトコ達も興奮し、祝砲の如く勢いで、シノミに白濁液をぶっ掛けた。
    「だったら、こっちはいつでもOKって訳か!」
     ハゲ頭のオトコがニカッと笑って、傍にいたトリスの尻を掴む。
    「い、いや、私は……!」
     トリスが弱弱しく抵抗したものの、ハゲ頭のオトコは気にせず、自分のモノを突っ込んだ。
     しかも、オトコのモノは、真珠が入った特別製。
     そのため、ナカに入った後も不規則に動き、あっと言う間にトリスの理性を吹っ飛ばした。
    「もっと……もっと……欲しい……!」
     それとは対照的にフィヒティミトは虚ろな表情を浮かべ、オトコ達に代わる代わる後ろの穴を攻められていた。
     そのせいで、後ろに穴がポッカリと開いており、それがヒクヒクと動いて、まわりにいるオトコ達を誘っていた。
     オトコ達もそれに応えるようにして、自分のモノを突き出し、口で奉仕されつつ順番を待っていた。
    「イ、イヤなはずなのに……撮られてる事を意識しちゃうと……熱くなっちゃって……」
     白亜もオトコ達のモノを咥えた姿をスマホで撮られながら、バケツをひっくり返すほど濃厚な白濁液を全身に浴びて放心状態になっていた。
    「わ、わたくしは……処女をさ、捧げ……ま……」
     そのため、シノミも都市伝説に向けて四つん這いのまま尻を突き出し、自分の秘所を見せつけながら、愛液を滴らせて懇願しそうになった。
    「も、もう……限界っ!」
     次の瞬間、水織の中で何かが弾け、全身白濁液にまみれながら、ブチ切れた様子で都市伝説を睨むのであった。

    ●都市伝説
    「な、なんだ、その目は……」
     それに驚いた都市伝説が腰を抜かす勢いで尻餅をついた。
     まわりにいるオトコ達も、身の危険を感じて、ションボリモード。
     うっかり元気だと股間を蹴られると思ったのか、みんな守りの姿勢になっていた。
    「みおは貴方みたいなのに、こんな事されたくないんだからっ!!」
     すぐさま、水織が魔力を込めた魔導書で、都市伝説達を徹底的に殴りまくる。
    「う、うわっ! お、落ち着け!」
     都市伝説が身の危険を感じて、水織を必死に落ち着かせようとしたものの、既にその声は届いていない。
     それどころか、物凄い勢いで魔力を込めた魔導書を振り回しているため、辺りどころが悪ければそのままポックリと逝きそうな勢いだ。
    「な、何とかしないと……」
     トリスも火照った身体で荒々しく息を吐きながら、身体に付着した白濁液を指ですくいつつ、都市伝説にマジックミサイルを放つ。
    「た、頼む! 落ち着いて……くれ!」
     そのため、都市伝説は受け身しかとる事が出来ず、まわりにいたオトコ達も身を寄せ合って、ガタブルモード。
    「みおの事好きにしていいのは、この世に一人だけなんだからっ!!」
     次の瞬間、水織が魔力を込めた魔導書を振り下ろし、都市伝説にトドメをさす。
    「あ、あれ……?」
     水織も本気で倒すつもりがなかったため、驚いた様子で都市伝説に視線を送る。
     しかし、都市伝説は予想以上に弱かったらしく、断末魔を響かせて消滅した。
    「今回の相手は……本当に色んな意味で危険で大変な相手でした……」
     のぞみが未だに興奮した様子で、恥ずかしそうに頬を染めた。
     何とか都市伝説を倒す事が出来たものの、水織と一緒に香水の匂いを嗅いだせいか、身体が火照ったままである。
    「……とは言え、これでまわりにいるオトコの人達も……」
     シノミも身体を火照らせながら、まわりにいたオトコ達に視線を送る。
     だが、オトコ達は先程とまったく変わらず。
    「さて、行こうか」
     それどころか、肥満気味の中年のオトコがシノミを抱きかかえ、夜の町に姿を消した。
    「うう、こんな姿撮らないでっ……おかしくなっちゃうよぉ……」
     白亜も怪しげなオジサンにスマホを向けられ、シノミと同じように夜の町に消えていく。
    「えっ? あ、あの……!?」
     フィヒティミトもオトコ達によって、神輿のように担がれ、白亜達の後を追うようにして、夜の街に姿を消すのであった。

    作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年11月13日
    難度:普通
    参加:6人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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