あったか鍋が終わらない

    作者:佐和

    「大分寒くなってきて、もうすっかり冬だよね。
     だから、お鍋、食べに行かない?」
     集まった灼滅者達を前に、ふんわり笑う水軌・織玻(水檻の翅・d02492)は、そのまま後ろのお店を指し示した。
     細い道の傍らにぽつんと1軒だけ、さり気なく目立たなくある店舗。
     その入り口には『鍋ならなんでも揃ってます』『寒い冬こそ鍋!』『全部残さず食べて無料』という張り紙が貼ってあった。
     何でも織玻には、似たような店を見たことがあるそうで。
    「出てくるお鍋を全部食べないと出ることができないお店だと思うんだ。
     あ、もちろん都市伝説だから」
     調べた成果を明るく披露する。
     お店はごくごく普通の店舗で、恰幅の良いおかみさんが陽気に仕切っているらしい。
     そのおかみさんの美味しい鍋を全部食べればいいのだが。
    「注文した以上にどんどん出てくるみたい」
     こんな鍋も……とちょっと考えただけでも、鍋が追加されるらしい。
     さらには、鍋を1つ空にすると、考えなくても次の鍋が運ばれてくるとか。
     恐るべしエンドレス鍋ですが。
    「おかみさんが中心みたいだから、おかみさんを倒したら消えると思う」
     対処方法は何となく分かるので。
    「あったか鍋、挑戦してみよっか?」
     灼滅者達ににっこりと微笑んで、織玻は店の扉を開けた。


    参加者
    東当・悟(の身長はプラス三センチ・d00662)
    白・彰二(目指せ百折不撓・d00942)
    若宮・想希(希望を想う・d01722)
    宮瀬・冬人(イノセントキラー・d01830)
    橘・彩希(殲鈴・d01890)
    逢坂・兎紀(嬉々戦戯・d02461)
    神威・天狼(十六夜の道化師・d02510)
    フリル・インレアン(中学生人狼・d32564)

    ■リプレイ

    ●いらっしゃい
     開けてもらった扉をくぐる東当・悟(の身長はプラス三センチ・d00662)に、店の奥からおかみさんの陽気な声が飛んだ。
    「たらふく食わしてくれるやなんて、なんてえぇおかみさんや。お神さんちゃうか?」
    「本当に、何て素敵な……倒すのが惜しいくらいです」
     食べる前から既に感動している悟に続いて店に足を踏み入れた若宮・想希(希望を想う・d01722)も、しみじみと深く頷いて見せる。
     それを追い越すように駆け込んだのは逢坂・兎紀(嬉々戦戯・d02461)。
    「最近めっちゃ寒いし、鍋いーよなーっ、鍋!」
     早く早くと言うように席へと向かう姿に、神威・天狼(十六夜の道化師・d02510)はくすりと笑って。
    「冬の風物詩だよね」
     ゆっくりとした足取りながらも期待を滲ませ、店に入った。
    「とりあえず鍋食って食って食いまくろーぜっ」
     やる気満々の兎紀に、はいはい、と適当に返事をしながらぐるりと店内を見回すと、壁には鍋メニューがずらりと貼られている。
    「本当、色んな種類があるね。1人から楽しめるし、鍋って汎用性高いなあ」
    「天狼は1人鍋かー。そっかー、寂しーやつだなー」
    「うわ。後輩を1人寂しく食べさせちゃう先輩とか怖いなー。後輩イジメかなぁ」
    「後輩とかそんなかわいー感じのやつじゃねーくせに」
     思わず零した感嘆の声から、何故かいつも通りの応酬になって。
    (「まあ……楽しんでも良いかな」)
     兎紀に不満げな顔を向けながらも、天狼はこっそり内心で微笑んだ。
     目の前でぽんぽん飛び交う言葉に、フリル・インレアン(中学生人狼・d32564)は立ち尽くしてしまったけれども。
     肩をそっと叩かれ振り向くと、宮瀬・冬人(イノセントキラー・d01830)の優しい微笑みが出迎える。
    「寒い季節に皆で暖まって鍋、最高だよね」
    「皆でお鍋囲むの、やってみたかったの」
     橘・彩希(殲鈴・d01890)もふわりと笑みを浮かべ、フリルに促すような視線を向けた。
     家族仲が良いとはいえなかった彩希にとって、大勢での鍋はいつぶりか分からなくて。
     だからこそこういった機会が嬉しいと、自然と笑みが零れていく。
     向けられた笑顔をおろおろ眺め、フリルは戸惑うように帽子を押さえながらも。
    「えぅ……あつあつのお鍋をみなさんと囲めば、身も心もポカポカですね」
     言って上目遣いに様子を伺うと、冬人が、そうだね、と頷いてくれた。
     ほっとした、そこに。
    「鍋! そう、鍋といえば! とうふ! あと肉!
     ……野菜? 知らない子ですね……」
     元気に飛び込んできたのは白・彰二(目指せ百折不撓・d00942)。
     豆腐大好き野菜嫌いな偏食を知っている冬人の笑みが苦笑に変わり。
    「鍋は野菜が摂りやすい料理だから、野菜不足の彰二はこの機会に……」
    「ぜってー食べないかんな! 特にネギ!」
    「彰二ー。俺の隣空いてるぜー。こっち座れよー」
    「無理矢理野菜食わせる気だろ!? うさぎちゃんの近くには座らねー!
     やられてばっかのオレじゃないんだぞ!」
     またしてもぽんぽんと始まった会話に、フリルはまた立ち尽くして。
    「さ、座りましょ」
     慣れた彩希の声に我に返ると、はわはわと席に着いた。

    ●全部残さず食べれたら
     ご注文は? と笑いかけてくるおかみさんに、反射的に悟と彰二が手を挙げる。
    「蟹鍋! この時期は蟹やろ!」
    「オレ豆腐! 鍋の中であったかくなってる豆腐は冬に食べるのが一番!」
     後者は鍋じゃなくて具材な気がしますが、おかみさんは気にもせず。
    「あー、俺は豆乳鍋が食べたいです」
     続けてすっと天狼が手を挙げれば。
    「豆乳鍋いいね。豆腐と白菜たっぷりのやつがいいなあ」
    「私も食べたいわ。ごま入れても美味しそう」
     冬人と彩希が微笑み賛同する。
    「あとは鶏白湯鍋かな」
    「おー、女子っぽい」
     天狼の追加注文に、にやりと笑うのは兎紀。
    「あっさりしてて美味しいって」
     怒った風を見せながら反論する横で、彩希がまじまじと天狼を見ていて。
    「……だから天くん、お肌モチモチなんじゃないかしら?」
    「え? 彩希先ぱ……」
     ぷにっ。
     振り返った天狼の頬に、確認するような彩希の指が触れ、ほら、と呟いた。
     楽しそうな皆をにこにこ眺めていた想希は、もじもじしているフリルに気付き、促すように首を傾げて見せると。
    「その……私は、しゃぶしゃぶ、というのをやってみたいです」
     小さな声でおずおずと、注文が増える。
     そして間髪入れずに机上に鍋が並び始めた。
     鍋から溢れんばかりの蟹の山、それと、湯豆腐の鍋がまず出てきて。
    「ドリームや! 俺、夢見てへんか?」
    「とうふー♪」
     悟がぴょんぴょん喜び、彰二が満面の笑みを浮かべる。
     早速、と悟は蟹の足を1本ずつ皆に配り渡して。
    「いただきま! さ、かにぱーいや!」
     自身の手のそれを掲げ、乾杯をするような仕草を見せた。
     一瞬の驚きから、察した皆に笑顔が広がり。
    「かにぱーい!」
     兎紀と彰二が大きく唱和して、おろおろするフリルのを中心に蟹の足を合わせて乾杯。
     天狼の蟹にも、冬人と彩希の蟹が合わさった。
    「んー! うまっ!」
     乾杯の後は一気と言わんばかりにぱくっと蟹にかぶりつき、途端に目を輝かせる悟を見た想希は、ほっこり微笑んで。
    「悟、足でいいんですか?」
     ふと浮かんだ疑問に首を傾げる。
     ぎっしり身の詰まった大きな甲羅も鍋に盛られているのだけれども。
    「最初から濃いとこいったら味が解らんようになるやろ? だから脚がえぇんや!」
    「足、爪、と味を楽しんで行くわけですね? さすが悟、蟹マスターですね」
    「さ、仕事するで!」
     褒められて有頂天の悟は、せっせと蟹の身を外しにかかる。
     マスターの称号に相応しく綺麗に素早く、想希の前に蟹の身の山が完成。
    「わ。ありがとう、悟」
     胸を張る悟に笑みを向けると、想希はありがたく手を伸ばした。
     その間に、豆乳鍋と鶏白湯鍋が運ばれてきて。
    「ふわぁ、おいしそうなお鍋です」
     フリルが鍋を見つめていると、目の前に鍋の中身を取り分けたお皿が差し出される。
     はわわと慌てるフリルに、冬人はどうぞと微笑んで、おずおずと伸ばされた手にお皿を渡し、すぐ次を手に取った。
    「彩希先輩も取りましょうか」
    「ありがとう。頂くわ」
     微笑みを交し合ってから、冬人はフリルにしたように豆乳鍋の具をバランスよく取って。
     温かくなったお皿を差し出せば、受け取る彩希は冬人をじっと見つめる。
    「冬くんもちゃんと食べて頂戴ね?」
    「はい」
     苦笑しつつも頷く冬人に満足そうに頷くと、彩希は箸を進めた。
     生野菜よりも火を通したものを好む彩希にとって、鍋はとてもありがたい料理。
     それに、と食べながら天狼を見やり。
    「これで天くんみたいなお肌になれるかしら?」
    「えー、彩希先輩は綺麗ですって」
     今度は天狼が苦笑して、彩希はくすりと微笑んだ。
    「とうふーお肉ーとうふー♪」
     ウキウキ歌う彰二は、お皿に好きなものだけよそってご満悦。
     だがしかし、いざ食べようと口を開けたそこへ。
    「ほーれ、彰二。野菜だぞー」
     花の形に飾り切りされた人参を箸でつまんだ兎紀が襲い掛かった。
    「いらねぇ! 席立ってまで来るなよヒキョーだぞ!」
    「いやほらこういう時の恒例だろ? 食わさないと」
    「何だその変な使命感!」
    「というわけで、突っ込むぞー!」
    「野菜なんか食べるかー!」
     せっかく離れた席に逃げていたのに、そんなことを意にも留めずに向かってくる兎紀と人参に、彰二は必死に応戦して。
     何とか振り切り、再び手にした自身のお皿には。
     豆腐と肉とを隠すように、白菜が盛られていた。
    「彰二先輩、野菜食べたいんですよね?」
     にっこり笑顔の天狼に、思わず彰二の動きが止まる。
    「隙ありっ」
     そこにチャンス到来と兎紀が人参を口に突っ込んだ。
     バタバタ暴れる彰二を上手く抑えながら、ふと、兎紀は天狼にも視線を送る。
    「天狼もぜんぜん食ってねーんじゃね? まだまだ出てくるんだから食えってほら!」
     ぽんっと投げられた花の形の人参は、見事に天狼の空のお皿に収まって。
    「ほらほら。天もいっぱいおかわりしな?」
     さらに冬人が、様々な具材をバランスよく盛り付けた新しいお皿を差し出した。
    「……冬人先輩、お母さんじゃないですか……」
     しぶしぶ受け取る天狼に、冬人は微笑むと。
    「こっちは兎紀のだからね」
     遊んでばかりいないで食べるんだよ、と言わんばかりに次の盛り付けを始めた。
     だが、冬人が摘み上げた濃い緑色の葉を見て、兎紀は慌てて声を上げる。
    「あっ、それ嫌い! うえーってなるやつだよなー」
    「春菊だよ。これ、味にくせあるもんねえ。
     でも出汁の味しみてるし、チャレンジしてみなよ」
     すごい顔をして見せる兎紀に、冬人は春菊だけ量を減らしながらもしっかりと1つは乗せて、どうぞと差し出した。
    「やだよ。他の食ってるし!」
     当然、兎紀はプイっと横を向くが。
     その横で、悶絶していた彰二が、ゆらり、と立ち上がる。
    「……なあうさぎちゃん。オレに野菜食わせようとしてるくせして、自分だけ好き嫌いが許されるなんて、本気で思ってねーよな?」
    「ほら、しょーじくんだって嫌いなもの食べたんだもの。兎ちゃんも一口くらい」
     がんばってー、と彩希が軽く応援する前で、攻防入れ替わった戦いが再開した。
     そんな騒ぎの横で、フリルは胸を高鳴らせて薄い牛肉を箸で摘まむ。
     持ち上げて移動させるのは、出汁が沸騰するお鍋。
     恐る恐る鍋に入れて、そこでゆっくり躍らせると、牛肉の色がさっと変わっていく。
    「ふわぁ……楽しいです」
     念願のしゃぶしゃぶに1人静かに感動しつつ、ごまとポン酢のたれの違いも楽しんで。
     添えられていたすぐに火が通る野菜も、さっと泳がせればまた赤瞳が輝いて。
     ふと、牛肉の横に並ぶ皿に気付いて首を傾げた。
    「これはお刺身……ですか?」
    「鯛かな? これもしゃぶしゃぶできるよ」
     気づいた冬人がお手本を見せるように切り身を泳がせる。
     白く色を変えていく鯛を見て、フリルは自身も早速と箸を動かした。
    「冬人、あれ、ぶらぶらしてるカニの身食いたい!」
    「もしかして蟹しゃぶ? そんな高級品まで出て……」
     兎紀のリクエストに、否定しかけた冬人だけれども。
     はいお待ち、とおかみさんがあっさり持ってきたのは、蟹。
    「……きた」
    「本当に何でもアリなんだ……」
     天狼もどこか呆然と、しゃぶしゃぶ用に準備された蟹を見つめた。
    「カニ食わせてカニ!」
    「カニ! オレも食べたい!」
     大盛り上がりの兎紀に、彰二も並んで手を挙げる。
     その姿に、ぴこんっ、と冬人の脳裏に作戦が浮かび上がった。
    「野菜と一緒でよければ、俺の目の前にある蟹、彰二に渡すんだけどなー?」
    「ええええ冬人そんな! 究極の二択!?」
     示された交換条件に頭を抱える彰二。
    「折角だし、俺も蟹食べよーっと」
     その目の前で、あっさりしゃぶしゃぶし始める天狼。
     たっぷり悩んだ彰二だけれども、結局蟹には勝てず。
    「……ちょ、ちょっとだけだぞ。ちょっとだけ」
     嫌々ながらも差し出されたお皿に、満足そうに冬人は微笑んだ。
    「んー。蟹しゃぶもうまっ!」
     悟も楽しませてもらって元の席へと戻れば。
    「ふぁっ!? 俺の前にも蟹が山盛りやと!?」
     食べやすくほぐされた蟹の身の山に、都市伝説の仕業かと驚くものの。
     すぐに、その山の向こうで微笑んでいる想希に気付く。
    「悟のおかげで毎年蟹を食べる依頼に行ってますからね」
     慣れもしますよ、と言う優しい瞳ににかっと笑い、早速悟は頂くことにする。
    「口の中ふりひりほっふほふでとろへるぅ」
     笑顔で悶える悟を、想希は幸せそうに眺めていたけれども。
    「ふふ、幸せおすそ分けもらってもいいですか?」
     言って伸ばされた手は、悟の頬についていた蟹の身の欠片をそっと取る。
     そのままぱくりと口にする想希に、悟は目を瞬かせて。
    「美味さが溢れだしとったで!」
     すぐに満面の笑みに戻った。
     楽しく美味しい皆を眺めるフリルは、小柄な身体相応に小食のため、しゃぶしゃぶを楽しんでいた箸が既に止まっていたけれども。
     はいどうぞ、とおかみさんが持って来たのは、1人用の小鍋に盛られたカレー鍋。
    「えぅ、その……」
     食べきれないと困り果て、周囲に視線を送るものの。
    「あら、チゲ鍋ね。身体が温まるわ」
     彩希の前にも追加の大鍋。
    「もつ鍋に、石狩鍋……どんどん出てくるね」
     続々と机上を埋めていく鍋に、冬人が感嘆の声を漏らした。
    「シメは玉子とろふわ雑炊や! 想希の好きなもんばっかやで」
     蟹鍋を食べ尽くした悟と想希は、残った出汁で次の調理。
     生麩、湯葉と三つ葉を添え、蟹の身もたっぷり入れて。
     出来上がった雑炊を早速掬い、はふはふと冷ましてから。
    「あーん!」
     差し出されたのを想希がぱくり。
    「蟹の出汁が……出汁がすっごく出てて……」
     その美味しさにじたばたする。
    「悟も、あーん?」
    「おう」
     お返しをして、幸せ倍増。
    「蟹味噌いれたらもっと濃厚なるやろか?」
    「ふふっ。味変、行っちゃいますか」
     さらに雑炊を楽しんでいく2人の元に、どんっと新たな蟹鍋が追加された。
    「チョコフォンデュも鍋だったかー。甘いのもいいなー」
    「一緒にチーズフォンデュも来たけどね」
    「こっちはアサリ……深川鍋だっけ?」
    「トマトはっ! トマト鍋だけは勘弁っ!」
     そして止まることなく増えていく鍋、鍋、鍋。
    「ふえぇ……」
     幾つもの小鍋に囲まれたフリルも頑張って食べ続けるけれども。
     減るよりも増える方が早いとなれば、エンドレス鍋。
     だから、トマト鍋から思いっきり目を反らした彰二が立ち上がり、声をかけた。
    「いっぱい食ったし、食後の運動といきますかー!」
    「これ以上は食えねーしなー。ごめんなっ」
     彰二にトマトを食べさせようとしていた兎紀も、さすがにお腹いっぱいなので、異議なく倣って立ち上がる。
    「いろいろご馳走してもらって若干申し訳ない気もするけど」
    「店から出れなくなる人とか出ると困りますしね」
     鎖ナイフを象った影を手にした冬人と、槍を構える想希も頷き合い。
    「ご馳走様でした」
     ぺこりと礼をしたフリルの足元から、刃を象った影が伸びた。
    「美味しかったですよ! ご馳走様でしたー」
     感謝の気持ちを込めて天狼が槍を振るえば。
    「でも、腹ごなしには丁度良いかしら」
     彩希も花逝の黒刃を舞い踊らせる。
    「遊び過ぎたー食い過ぎたー」
     ぶつくさと幸せな文句を言いつつも兎紀が足に炎を纏えば、想希もタイミングを合わせて蹴りを揃えて放った。
     回復の手を広げる悟の前で次々と攻撃は重なってゆき。
     冬人の影の鎖が捕えたところに、彰二の刃が深く切り裂いて。
     おかみさんが、そして店そのものが姿を掠め消えていく。
     その光景に、悟は、ぱんっと手を合わせて。
    「ごっとさーん! また美味い鍋食わしてな」
     都市伝説を吸収すると、皆の声が唱和した。

     ご馳走様でした。

    作者:佐和 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年12月30日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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