●武蔵坂学園、教室
「皆さん、巨大都市伝説との戦い、お疲れさまでした♪」
先日のタタリガミ幹部たちとの戦いが成功裏に終わったことで、ラブリンスター・ローレライ(大学生エクスブレイン・dn0244)の笑顔は綻んでいた。
タタリガミの首魁『ラジオウェーブ』の、『一般人に都市伝説を認識させ、ソウルボードを弱体化させる』という計画は、戦いの結果『一般人にダークネスの危険を訴え灼滅者の力を知らしめる』ための民間活動という形に変化したのだ。
その結果、ソウルボード内部に幾つかの綻びが生まれたことが、文月・咲哉(ある雨の日の殺人鬼・d05076)、新沢・冬舞(夢綴・d12822)、ラススヴィ・ビェールィ(皓い暁・d25877)、御鏡・七ノ香(小学生・d38404)の調査によって判明した。
「亀裂からは、何かの力が溢れかけてます……そして、まるでその亀裂を縫いつけるかのように、鎖のようなものが現れはじめました。もしかしたらこの鎖こそが、『バベルの鎖』なのかもしれませんね」
様々な調査から、この『力』があふれ出たならば、ダークネスを活性化させ、人々の闇堕ちを誘発する危険があることが明らかになっている。もちろん、『鎖』が亀裂を修復するまで待てばその心配はなくなるわけだが、それは民間活動そのものの後退を意味する恐れもある。
どちらが好ましいことなのかは判らないと、ラブリンスターは言った。だが……たった1つだけ言えることはある。
「それは、タタリガミは『力』を手に入れたがっている、ってことです。どちらの選択をするにしても、まずはタタリガミがソウルボード内に喚びだした都市伝説たちを、ちゃちゃっと蹴散らしちゃってください♪」
ソウルボード内に現れる都市伝説は、10体前後の口裂け女たち。
大きく裂けた自身の口を呪い、普通の人間に嫉妬する彼女らは、力を手に入れれば普通の人間になれると信じているが、もちろん都市伝説が人間になどなれるわけがない。普通の人間(つまり灼滅者たち)の姿を見れば襲いかかってくるほど嫉妬深い彼女らを、劣等感による苦しみから解放するには、彼女らを灼滅する以外の道はない。
そして、彼女らを灼滅したら……灼滅者たちの選択次第では、『鎖』との戦いになるだろう。『鎖』は鞭のように暴れ、雷のような強力なエネルギーを発するが、こちらから攻撃するまでは攻撃してこない。
「でも、もし『鎖』を壊さないことを皆さんが選ぶんだとしても、私は信じてますよ! いつか皆さんは力をコントロールしながら『バベルの鎖』を破る方法を見つけて、皆さんの活躍が世界じゅうに知れわたる日が来るって!」
それから彼女は控えめに、あと、私のCDも売れるようになるって、とつけ加えるのだった。
参加者 | |
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神虎・闇沙耶(罪と誓いを背負う獣鬼・d01766) |
神虎・華夜(天覇絶葬・d06026) |
竹尾・登(ムートアントグンター・d13258) |
火土金水・明(総ての絵師様に感謝します・d16095) |
片倉・純也(ソウク・d16862) |
富山・良太(復興型ご当地ヒーロー・d18057) |
迦具土・炎次郎(神の炎と歩む者・d24801) |
チセ・ネニュファール(星彩睡蓮・d38509) |
●私、綺麗?
伽藍堂の世界。
その中に唐突にぽっかりと開いた巨大な『裂け目』の周囲で、まるで大蛇が絡みつくかのように蠢く『鎖』。
「こいつが……」
鎖をじっと凝視する片倉・純也(ソウク・d16862)の脳裏を、超常の力を得る前の記憶がよぎった。しばし目を瞑り黙想し、密かにかつての感情を反芻する。
けれども、柄にもない感傷に浸れる時間がそう長くないことも、彼は十二分に承知していた。
裂け目を目指して駆けてくるのは、一様にマスクで口を隠した、血走った目で髪をふり乱す女性たち。
「う~ん、いつの間に潜り込んだのかしら」
神虎・華夜(天覇絶葬・d06026)の声は冷たかった。口裂け女たちが幼女であれば可愛げもあっただろうに、あれでは彼女の食指は動かない。
「鎖との戦いもあるし、神命。パパッと片付けなさい」
華夜が霊犬『荒火神命』に命じれば、同時、口裂け女たちも一斉にこちらをふり向き口々に叫ぶ!
「私、綺麗?」
「私、キレイ?」
「ワタシ、キレイ!?」
大の大人の女性が10人かそこら。最初は鬼気迫る軍勢に面食らった富山・良太(復興型ご当地ヒーロー・d18057)だったが、手をこまねいている時間はないようだった。何故ならそうこうしている間にも、敵の先陣はこちらに喰らいつかんとしているところなのだから!
「わタシ、キれイ?」
「その答えは……『いいえ』、だ」
口裂け女の1人の鉈が自身を捉えるより早く、仮面の男、神虎・闇沙耶(罪と誓いを背負う獣鬼・d01766)は『無【価値】』に炎を纏って薙いだ。お仲間を巻きこみながら倒れる女へと、彼は仮面の下から哀れみの視線を向ける。
「だが……勘違いするな。貴様は顔が醜いのじゃなく、心が醜いのだ」
「キィーッ!!」
すると、怒った口裂け女たちの反撃! 闇雲に刃物を振りまわすだけの攻撃は、歴戦の灼滅者たちからすればみすぼらしい限りだが、それでも数で攻められれば全てを躱せるわけもない。
「もの凄い数です……と言いたいところですが、昔は全国的に広まった噂ですからこれでも少ないのかもしれませんね」
「らしいね。小学生の頃に流行って、お昼に『口裂け女は存在しません』って校内放送が流れるまでみんなパニックになってた、って父ちゃんから聞いたよ」
口裂け女たちの攻撃を『中君』に宥めさせつつ呟く良太へと、竹尾・登(ムートアントグンター・d13258)が補足した。それから……しみじみと。
「リアルタイム世代の言葉は重かった……って、そんな話してる場合じゃないや」
そうだった。今は口々に「私、綺麗?」と訊いてくるリアル口裂け女たちを、どうにかしなくちゃいけないんだ!
●口裂け女の動揺
「う~ん……髪は綺麗やし、スタイルも悪くなくて服もお洒落でええんやけどね……顔がいまいちやな」
まだるっこしい言い回しで煙に巻こうとしているが、つまりは迦具土・炎次郎(神の炎と歩む者・d24801)の答えは紛うことなきNOだ。
結局、余計な一言のせいで怒りだし、ナイフをふり上げる口裂け女。そんな怒りを宥めるために、炎次郎は普段よりちょっぴり格好つけたポーズで決めゼリフを贈る。
「あんた、人間の顔やないで」
「キェーーーッ!!!」
「ま……間違えた! に、『人間は顔やないで』、って言いたかったんや!」
言いなおしたけれども後の祭り。口裂け女の群に呑みこまれてゆく炎次郎を見かねてか、火土金水・明(総ての絵師様に感謝します・d16095)が彼女らを褒めてやる。
「良さそうなマスクですね。やっぱり、花粉とかPM2.5とかを防ぐ高性能なマスクなんでしょうか?」
……残念ながら、それは口裂け女を褒めたとは言わないんだけどね。
けれども顔を貶す一言をつけ加えてしまった炎次郎とは違い、彼女には本題である顔には触れない配慮があった。しかもやけに目が血走って鼻水と涙でぐしょぐしょな明の顔を見れば、彼女が本気で羨ましがっている様子は口裂け女たちにもひしひしと伝わる。
「今の時期は本当に大変なんですよ……」
たっぷり5秒くらいは口裂け女たちが止まった。でも、よく考えたらNOと言われているのと同然と気づき、何事もなかったかのようにまた炎次郎を攻撃しはじめる口裂け女たち。
そんな中、チセ・ネニュファール(星彩睡蓮・d38509)の言葉だけが口裂け女たちを癒すのだった。
「皆さん、お声が綺麗なんですね」
そう呼びかけた後、チセは、星に祈る少女のように。
「たとえ光なき暗闇の中でも、その声を頼りに貴女を見つけられますね」
デリカシー不足な炎次郎や何かがズレている明とは対照的に、純粋な好意をぶつけて口裂け女たちの狂気と悪意を癒したいという願い。台詞自体は方便であるかもしれないが……少なくとも今だけは、口裂け女の荒んだ心に、幾ばくかの動揺をもたらしている。
しばし、彼女らの手は止まっていた。もっとも、彼女らが再び狂った想念に支配されるまで、そうは時間はかからない。
ちらほらと操り人形のごとく動きだす口裂け女たち……でも。
「遅すぎるわ?」
その時には華夜の『黒影刀』が口裂け女の1体を、胴体まで真っ二つに裂いている。
「お手入れしないから肌が荒れてるわ。ケアはしているの? あと、食事や睡眠時間もよ? ……綺麗になりたいなら、ちゃんと栄養バランスを考えなさい」
それでも残りの口裂け女たちが自らを顧みようとしないなら、今度は闇沙耶が断罪する番だ。彼の刀は彼女らを刻む……あたかも、口が裂けている程度は誤差だと言うかのように!
ヒット&アウェイ。距離を取る闇沙耶を口裂け女たちは追うが、その刃物は届かない。何故なら辺りに炎次郎の祝詞が響き、悪しき魂を寄せつけぬゆえに。
「火を生み給ひて、御保止を所焼坐しき、如是時に吾が名の命の吾を見給ふなと申す」
そしてその結界にさらに重ねて、明も魔力を結界に注ぎこんでいるために!
「ヷダジ……ギレ゙……ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」
マスクをつけたままで狂乱する口裂け女を冷ややかに眺めつつ、登もとりあえず手近なやつをはじき飛ばしておいた。
(「マスクつけてたら判るわけないよなぁ……まあ、そういう都市伝説だから仕方ないんだけどさ」)
ちなみに登の答えは『いや別に』。無関心を装ってはいるが紛うことなきNOだ。すぐさま口裂け女たちがカッターやら剃刀やら持って斬りつけてくるが、そんな攻撃は楽にあしらえる。
見た目こそ大人の女性であっても、狂った口裂け女たちは皆、灼滅者たちに翻弄される側だった。そうこうしている間にも、口裂け女たちは次々に、灼滅者の迎撃を受けて消滅してゆくばかり。
「では、この辺で一気に畳みかけるとしましょうか」
にやり……と不敵な顔を作った良太がその言葉を唱えた途端、恐ろしい絶叫がソウルボードに響きわたった。
その言葉とは、『ポマード、ポマード、ポマード』。口裂け女が嫌うと言われる呪文は、この都市伝説たちにもやはり絶大な効果を発揮する!
「ヤメテェェェ!?」
「ニゲロォォォ!!」
発狂する口裂け女たちのうち幾人かは出鱈目に鋏や包丁をふり回し、他の幾人かは脇目もふらず逃げだしてゆく……逃げたとて、再びソウルボードの綻びから漏れる力に惹かれて、知らずのうちに再び同じ場所に戻ってくるのだが。
憐れだな、と純也は独りごちた。
(「この力はお前の口を直すどころか、さらに怪物じみさせるだけだろうに。ソウルボードは噂にすら夢を見せたか」)
憎悪に支配された最後の口裂け女へと、純也はべっこう飴をほうり投げてやった。女は餓えた獣のようにそれに飛びつくと、満足げにその場で舐めはじめる。
少しの間だけ害意を忘れた口裂け女を……純也は容易く葬った。
「残るは……あの鎖か」
鎖はいまだ、裂け目をとり巻くように生えていた。
●横たわる鎖
「以前、『口裂けおとこのこ』という都市伝説さんと戦ったこともありますが、今回は普通でしたね」
「心配するなら、口裂け女との戦いで消耗して鎖を壊せないほうだったんじゃないかな?」
不思議な安堵をしている明にツッコむ登。もっとも登の心配も、結局は様々な答えが功を奏したか、結局は杞憂に終わったわけだが。
でも、何もかもの不安がなくなったわけじゃない。
「さて、鎖を壊したら何が起きるか……」
何が起きてもその責任を背負いこむ覚悟で、良太はじっと鎖を観察しはじめる。
灼滅者たちが受けた印象は、『悪意ある蛇』とも言うべきものだった。
鎖はソウルボードから生えてこそあれど、ソウルボードの本質的なあり方とは、何かが異なるようにも感じられる。
どこから伸びている、とも言えぬ。それはソウルボードそのものと繋がってはいるが、その先がどうなっているのかも、何故そのような形をしているのかも判らない。
ソウルボードを今の形に閉じこめて、力が逃げぬよう縛りつけているのだろうか? 鎖に意識があるとは思えないというのに、灼滅者たちが感じるものは、悪意と形容すべき何かであるのだ。
「次はこの鎖が相手か……この鎖を造った者は誰だ? 目的は何なのだ? ……力が現実世界に溢れるのを恐れたのか?」
いくら闇沙耶が睨みつけても、鎖は何も語らない。けれども、チセは思うのだ……だからといって何もしなければ、先送りすることにしかならないのでは、と。もっとも、たとえ灼滅者たちが世界を変えるきっかけを作っても、すべての人が動かなければ運命は切り開けないのだが……。
最後に純也が、いくら鎖を引っぱったところで、何かが根元から出てくるわけではないことを確認した。なら後は、鎖を壊して様子を見るだけやな、と炎次郎。
「そうね」
華夜の足元で影が鎌首をもたげた。
「貴方が何を縛ってるのかは知らないけれど……鎖は獣を縛るためだけにありなさい」
瞬間……鎖もまた攻撃に反応し、大蛇のように伸びあがった後に自身をふり下ろす!
●のたうつ悪意
華夜を守るためスキール音を響かせた『ダルマ仮面』が、装甲を大きく凹ませた。
「重い……!」
一見してそうと判る傷を目の当たりにし、そんな言葉が登の口をつく。
だが、そんな程度で怖気づくわけもない。確かに重くはあるものの……登がかつて対峙した、より強力なダークネスとの死闘と比べれば易しい相手だ。
とはいえ、それは鎖が強敵でないことは意味しなかった。
華夜の刀が畳みかけてくる一撃を刀で受ければ、鎖は刀に巻きつくように変形し、華夜の背を強かに打つ。まるで、圧倒的な暴力の前には、技術などという小細工は灰燼にも等しいとでも言うかのように。
「鎖なのにやるわね」
華夜の眼差しが剣呑さを帯びた。完全に鎖に巻きつかれる前に鎖を刀からふり落としたならば、闇沙耶に一言、忠告を発する。
「闇沙耶、油断するんじゃないわよ」
「無論だ」
答えた闇沙耶の巨刀が、みるみる炎に覆われる。仮面の奥で闘志が燃えて、無【価値】は鎖の存在価値を無に帰さんとす!
「退け鎖よ! 貴様に俺の路は遮れんぞ!」
灼熱! 巨刀と交わったところから赤熱しはじめた鎖は、苦しむかのように全身を暴れさす! 無闇な動きがサーヴァントたち、闇沙耶自身、そして純也まで巻きこんでゆくが……その時純也の寄生体が不意に肥大化し、鎖に切れこみを作る刃へと変わる。
「この鎖……壊せば一時的に害が生まれるだろう」
鎖を弾きとばしつつ、しかし純也はこうも続ける。
「が、サイキック・アブソーバーの寿命も近い。代わりとなるものを作るには、『バベルの鎖』を破壊し、サイキック技術を集積できるようにならねばならん」
すると、布帯を幾度も幾度も舞わせながら願うチセ。
「たとえ、それで起こることがとってもとっても、どう見たって悪いことだとしても。変えようとしなければ、ずっとそのままなのですから」
そんな『変えるための試み』の積み重ねが地球(ほし)を変えるというチセの信念を証明するかのように、布帯はその度に、鎖に少しずつ新たな傷を増やしてゆく……。
そして何かを変えようという流れは、ある時、一気に堰を切って濁流となるものだ。赤熱する鎖の輪が増える度、熱は次々に隣の輪へとなだれ込んでゆく。
その熱は、決して闇沙耶の炎だけで生んだわけじゃない。幾つもの力が重なりあってようやく生まれたものだ。
明の蹴撃が鎖の表面を撫ぜれば、それだけでも鎖は軋みを上げて、互いに擦れあってはさらなる熱を帯びた。反撃の鎖が伸びて彼女の足を捉えんとするが、良太の放った光がそれを阻んだために、それなりに強く足を叩いただけに終わる。
そして、鎖の注意が明へと向けられている隙に……炎次郎がさらに強烈な炎を、鎖の別の部分に擦りつけるのだ。レディを褒めるのと比べれば、こちらのほうが数倍も容易い話。
「さて、そろそろ僕も攻めに回ったほうが早そうですね」
着地と同時に溜めていた術式詠唱を開放し、幾本もの魔法の光矢を浴びせかける明に代わり、今度は良太が鎖を蹴る番だ。今やビハインドという形でしか存在しない友とともに、柔道を学んだ故郷。そこでの教えを両足に篭めて……大きく踏みこんだ後に根元から刈る!
「貴様の役割はここで終わりだ」
闇沙耶が巨刀を叩きつけると、鎖の一部が粉々になった。
「でも、まだ動くのか!」
直後、登が驚愕の声を上げる。たとえ一部が砕かれたところで、鎖は残る部分で抵抗しつづけている。
「散り際の美学というものを知りなさい」
また別の部分を黒の刃にて断った華夜。鎖がさらに暴れるのなら、純也の『透徹』が澄んだ冷気を放ち、過熱した鎖を一気に砕く。
それから少し離れた場所では、炎次郎の影が鎖を呑んでゆく。はたまた明の槍が輪に食いこんで、鎖を巻きとって引き千切らんとする……。
●真実は何処に
そしてついに、ソウルボードの裂け目を縫いつけようとしていた鎖は砕かれた。同時にソウルボードの亀裂が反動的に広がって、ここではないどこかへと向かって落ちてゆく。
鎖が確かに消滅したことを、明は確かに感じとっていた。けれども……あの鎖は何だったのだろう?
「この鎖は、何が何を捕縛するために生まれたのかしら? 鎖だからバベルの鎖って、安直のような気がするのだけれど……」
独りごちるチセ。世界は判らないことばかり。
「『理』……と呼ぶには意図が透けるな」
純也が目を遣る亀裂の先には、はたして何があるのだろうか?
「ソウルボードの他の場所には、どんな変化が起こっているのかしらね」
「『力』が溢れた先の現実世界も、調査が必要そうだ。これでラブリンCDが売れるようになったかはともかく」
華夜と闇沙耶が口々に疑問を口にし確かめる……これから、何を調査すべきかを忘れぬために。
その疑問をどうすれば確かめられるのかはまだ判らない。だが……それを確かめ世界を変えるため、灼滅者たちは歩むのだ。
作者:るう |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2018年4月17日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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