タタリガミの最期~蝶々の羽を引き裂く鎖

    作者:鏡水面

    ●タタリガミの最期
     公園の隅にある雑木林で、そのタタリガミは息を潜めていた。様々な噂が飛び交う曰く付きのそこは、彼女にとって唯一の安全地帯のはずだった。敵に見つかってはならない。月の光を浴びて虹色に光る己の羽を茂みに隠しながら、ジッと動きを止める。人の生き血を吸う『吸血蝶々』の噂を流し、それによって生み出した都市伝説を食らうことで生やした羽が、今は邪魔くさい。
    「今はラジオウェーブの指示を待つしかないよねぇ……めっちゃしんどいんだけど~」
     スマートフォンの画面に指を走らせながら不安を紛らわせる。蝶々の羽を背負った女子高生が、暇つぶしにスマートフォンを眺めているようにすら見える。その奇妙な光景を、空から伸びてきた何かが引き裂いた。
    「ぎゃっ……!?」
     攻撃を仕掛ける余裕もなく、羽を引き裂かれ、体を引き裂かれる。ほんの十数秒程度で、彼女は原形をとどめないほどの肉片と化していた。
     タタリガミの残骸を見下ろすように、夜空の中を巨大な鎖が浮遊している。

    ●鎖の謎
    「ソウルボードで活動していた都市伝説の撃破については成功した。よくやってくれた」
     新妻・教(大学生エクスブレイン・dn0218)は、灼滅者たちを労わるように笑みを浮かべる。
     ラジオウェーブの勢力はソウルボードの電波塔を失い、切り札だったであろう巨大七不思議を撃破された。最後の望みをかけたと思われる今回の作戦も阻止され、壊滅状態といって良いだろう。ラジオウェーブの行方は掴めていないが、勢力として大きな事件を起こす力は残っていないはずだ。
    「ラジオウェーブ配下のタタリガミ残党も、自分1人の拠点に引きこもって守りを固めているだけだったのだが……そのタタリガミが襲撃される予知があってな」
     『突如現れた巨大な鎖』がタタリガミを襲撃するらしい。落ち目のダークネス組織が他のダークネス組織に潰されるのはよくあることだが、普段とは違う様相に警戒しているのだという。
    「この『鎖』は間違いなく、ソルウボードで都市伝説が攻撃していた『鎖』と同質のものだろう。ソウルボードへの攻撃に対する報復と見るのが妥当だが、あの鎖が『好きな場所に出現できる』としたら脅威となるかもしれない。お前たちには鎖の撃破、もしくは鎖について情報を持ち帰ってきて欲しい」
     ソウルボードでの事件の情報から考えると、鎖との会話などは行えないが、その他の要素から情報を得る事も不可能ではないだろう。
     鎖は、全長7m程度と少し短めな分、動きが早く、多彩なサイキックを使用して攻撃を行なってくる。ソウルボードを守っていた鎖よりも、戦闘力は間違いなく上だろう。
     それを証明するように、鎖は、タタリガミを終始圧倒して撃破、その後、何処へともなく消失してしまう。
    「タタリガミや鎖と接触できるタイミングは、タタリガミが雑木林に身を隠した直後になる。鎖がタタリガミを襲撃する直前ともいえるな」
     タタリガミのポジションはディフェンダー。鎖のポジションは不明だ。
     ただ、鎖は、戦闘中は撤退する事はできないようだが、灼滅者との戦闘は望んでいないようだ。タタリガミが逃走するか灼滅された後に、灼滅者が撤退すれば、鎖も撤退し戦闘は終了となるだろう。
     一通り説明を終えて、教は念を押すようにゆっくりと言葉を紡ぐ。
    「鎖の目的はわからない。灼滅者との戦闘が目的ではないように思えるが、お前たちを攻撃しないともかぎらない。多くの灼滅者が『鎖の破壊』を行っているからな……十分に注意を払いながら任務にあたってくれ」


    参加者
    ゲイル・ライトウィンド(カオシックコンダクター・d05576)
    黎明寺・空凛(此花咲耶・d12208)
    神乃夜・柚羽(睡氷煉・d13017)
    蔵座・国臣(殲術病院出身純灼滅者・d31009)
    平・和守(国防系メタルヒーロー・d31867)
    クレンド・シュヴァリエ(サクリファイスシールド・d32295)
    陽乃下・鳳花(流れ者・d33801)
    チセ・ネニュファール(星彩睡蓮・d38509)

    ■リプレイ

    ●タタリガミとの戦闘
     灼滅者たちは目的の雑木林へと訪れた。奥へと足を踏み入れれば、予知どおりタタリガミが茂みに潜んでいる。既に出現していた鎖が、彼女に向けて攻撃を仕掛けようとしているところだった。
     クレンド・シュヴァリエ(サクリファイスシールド・d32295)が、挨拶でもするように話し掛ける。
    「やあ、君が噂の吸血蝶々さん?」
    「うわっ灼滅者!? っとあぶな! 何コイツ!?」
     タタリガミが慌てながら戦闘態勢を取った。間一髪、鎖が彼女のすぐ横の地面を貫く。神乃夜・柚羽(睡氷煉・d13017)は槍の矛先をタタリガミへと向けながら、淡々と告げる。
    「寿命が少しだけ伸びましたね。どのみちこの場で死ぬことには変わりありませんが」
     槍を素早く回転させながら、柚羽が鋭い一撃を繰り出した。その攻撃はタタリガミへと突き刺さり、羽の一部を引き裂く。
    「ホントあんたらっていきなり現れるよねっ!? 勘弁して~!」
     嘆くタタリガミを尻目に、柚羽は鎖へと視線を巡らせた。
    (「鎖は……こちらに対しては無反応ですね」)
     鎖のターゲットが変わった様子はない。
    「こーなったら、足掻くしかないじゃん……!」
    「足掻きたいのならお好きにどうぞ。あまり粘られても面倒ですが」
     ゲイル・ライトウィンド(カオシックコンダクター・d05576)は縛霊手にエネルギーを纏わせ、タタリガミへと接近した。巨大な武器を振るうことで放たれた衝撃が、タタリガミの体を揺らし、動きを鈍らせる。
    「悪いが、これも仕事なんでな。撃破させてもらう」
     動きを鈍らせたタタリガミに狙いを定め、平・和守(国防系メタルヒーロー・d31867)がナイフを模った影を投擲した。鋭い刃が、タタリガミの体を鋭く引き裂く。仲間の攻撃に重ねるように、クレンドがギターから音波を発生させた。激しく掻き鳴らされた旋律が衝撃となってタタリガミを襲う。
    「こうして戦っていても、鎖はタタリガミを狙うだけのようだね」
     攻撃の合間を見計らい、クレンドは鎖の状態を確認する。和守も注意深く観察するように鎖を見つめ、言葉を返した。
    「こちらのことなどまるで眼中にないな」
    「さっさとタタリガミを処理して、鎖の動きに集中すべきですね」
     飄々と言いながら、ゲイルはバスターライフルの照準をタタリガミへ合わせる。ゲイルの言葉に、蔵座・国臣(殲術病院出身純灼滅者・d31009)は力強く頷き、巨大な十字架を地面にどっしりと構えた。
    「同感だ。害虫は早急に駆除してしまおうか」
    「物騒なこと好き勝手言ってくれちゃって!」
     喚くタタリガミに、陽乃下・鳳花(流れ者・d33801)がさらりと返す。
    「まあ、キミみたいな子に遠慮はいらないからね」
     鳳花はタタリガミが放った魔法弾をひらりとかわした。
    「キーッ! 避けるな~!」
    「避けるなと言われて避けないなんて八百長、ボクは好きじゃないんでね」
     避けた先でモノリスの銃口を開く。同時に展開した国臣の十字架が、聖歌を奏でた。
    「その破れた羽では逃げることもままならないだろう。諦めろ」
     鳳花と国臣のクロスグレイブから、聖歌が二重奏を奏でるように響き渡る。同時に放たれた光の砲弾が、タタリガミへ撃ち込まれた。
    「うう、最悪……」
     苦しげに呟くタタリガミに、チセ・ネニュファール(星彩睡蓮・d38509)が弓を構える。
    「鎖だけでなく私たちに見つかったことも、あなたにとっては最大の不運でしたね」
     放たれた矢は星のようにきらきらと輝きながら飛翔し、タタリガミの胸部へと突き刺さった。羽も体もボロボロになった状態で膝を付くタタリガミを、黎明寺・空凛(此花咲耶・d12208)が静かに見据える。空凛の体を包むように桜色の光が溢れた。
    「痛々しい姿ですが、こちらも手を抜くわけにはいきませんから。ご容赦くださいね」
     纏う光が桜吹雪のように舞い上がる。吹き荒ぶ桜がタタリガミに残された体力を奪っていく。タタリガミは力尽き、地面へと崩れ落ちた。
     タタリガミが消滅したのをしっかりと確認し、チセが皆に言葉をかける。
    「タタリガミ、何とかこちらで倒せましたね」
    「そうですね。これで残っているのは鎖だけです」
     空凛は残された鎖へと視線を向けた。タタリガミのトドメを横取りしたにも関わらず、鎖には灼滅者に対する敵意は見られない。

    ●鎖との戦闘
     柚羽はエネルギーを己の武器へと集中させる。髪を彩っていたリボンが生き物のようにうねり、夜空へと舞い上がった。
    「そのまま帰ってもらうわけにはいきませんから。私たちと戦ってもらいますよ」
     紅色の軌跡を描きながら、リボンはまっすぐに鎖へと降下する。鞭打つような攻撃を受け、宙に浮いているだけだった鎖は戦闘態勢に入ったようだ。
     高速で動き始める鎖に、チセが困ったように眉を寄せる。
    「動きがとても速くて、目が回りそうです……」
    「タタリガミよりも手が掛かるでしょうね」
     リボンを自分の手元に戻しながら、柚羽はチセの言葉に頷いた。
    「探りを入れながら戦いましょう。あまり素早く動かれても観察しにくいですね」
     ゲイルはエアシューズに駆動力を与え駆け抜けることで、鎖の攻撃を回避する。鎖の後方に回り込み跳躍し、飛び蹴りを叩き込んだ。重力を宿した蹴りが、鎖の動きを鈍らせる。
     こちらが攻撃する度に反撃する鎖を、柚羽は注意深く観察する。
    「……この鎖は一体何なのでしょうね。こちらに何の感情も向けられていないような」
     柚羽の言葉に、クレンドが頷いた。
    「なんというか、自動的に攻撃しているような気がする。まるでそういう指示をあらかじめ受けているみたいに……」
     クレンドの意見にゲイルが同意するように返す。
    「確かに機械的な動きのように思いますね。生物の意思が感じられない」
     鎖の苛烈な攻撃は続く。ギリギリのところで、クレンドが攻撃を避ける。
    「鋭い攻撃だね……まともに食らったら体に風穴が開きそうだ」
    「風穴が開いたらヒールでも差し上げましょうか」
     縛霊手をとん、と指で示すゲイルに、クレンドはニヤリと笑みを返した。
    「そうならないことを祈っていてくれると嬉しいかな!」
     紅色の盾にエネルギー障壁を展開し、鎖を殴りつける。同時に白銀色の髪をふわりと靡かせて、プリューヌが舞い上がる。直後、毒を内包した霊力の波動を放った。
     灼滅者たちの攻撃を受けながらも、鎖はなお激しい攻撃を繰り出し続ける。
     チセは蝋燭を両手で握りしめ、エネルギーをそこに集束させた。
    「体に穴が開く前に回復します!」
     黒い炎が蝋燭から立ち上り、炎から発生した煙が仲間たちへと広がっていく。煙は癒しの力となり、仲間たちの傷を癒した。さらに回復を厚くすべく、空凛が絆へと呼びかける。
    「絆、回復をお願いします」
    「ワン!」
     一声鳴いたあと、絆は紫の瞳を柔らかに光らせて癒しの光を放った。
    「ボクも回復役に回るよ。この鎖、一撃がすごく重たいんだよね」
     鳳花が意志を持つ帯を大きく展開し、最前線に立つ味方を防御の力を宿した帯で包み込んでいく。その間も鎖の攻撃が鳳花を襲うが、彼女のウィングキャットがその攻撃を阻んだ。
    「キシャーッ!」
     威嚇するように鳴いた後、飛んできた鎖をバシンと肉球で叩き落とす。
     チセが木陰に隠れて鎖の攻撃から身を守りながら、皆に向かって呼びかけた。
    「皆さん、体は大丈夫ですか? 穴があいてたりしませんか!」
    「大丈夫だ、十分に戦える。回復感謝する」
     国臣はバスターライフルを構え、鎖へと狙いを定める。高速回転する鎖が国臣を狙うも、鉄征が間に滑り込み、攻撃を防いだ。鉄征の後ろから銃口を鎖へと向け、エネルギーを凝縮させた光線を発射した。鎖に命中する様子を見ながら、国臣は思案する。
    (「攻撃こそしてくるが、害意や悪意は感じられないような気がする……鎖自体には感情がないのか?」)
    「しばらく戦ってはみたが……あの鎖、どう思う?」
     国臣は和守へと意見を求める。和守は鎖を観察しながら、感じたことを返した。
    「戦い方はダークネスと同じだが、ダークネスと違って知性を感じない」
    「戦って得られそうな情報は出尽くしたように思います」
     空凛がそう言葉を紡ぐ。その言葉に、異論を唱える者はいなかった。
    「鎖の攻撃のキレも落ちてきた気がする。そろそろ終わりにしよう」
     鎖をまっすぐに見据え、鳳花は淡々と言葉を紡ぐ。弱りつつある鎖へと、空凛が武器を構えた。モノリスに刻まれた漆黒の十字架に、薔薇色の輝きが灯る。
    「鎖が逃走を図るかはわかりませんが、念のため機動力を潰しておきましょう」
     空凛は鎖へと、モノリスを力のかぎり振るった。強烈な打撃は、鎖を地面へと叩き付ける。
    「さあ、任務の仕上げといこうか。最後にもう少し、検証させてもらうぜ」
     和守は日本刀を構え、地面を這う鎖へと接近した。抵抗するように、鎖が鞭のように体をしならせる。和守は鎖の攻撃を斬り払い、無力化した上で刀を振り翳した。
     己の使命が刻まれた刀を、重い斬撃と共に鎖へと振り下ろす。強力な一撃が、鎖を激しく揺らした。クレンドは体内の寄生体から強酸性の液体を生成する。
    「鎖が何の成分で構成されているかは知らないけど、この強酸で溶かしてみせよう」
     生成した液体をオーラに纏わせて、鎖へと打ち放った。赤い閃光と共に放たれた酸が、雨のように鎖へと降り注いだ。
     酸の雨でドロドロに溶けた鎖へと、国臣は巨大な十字架を突き立てる。
    「お前には私たちがどう映っている? ……と聞いても、話せるわけがないか」
     至近距離から、国臣は光の砲弾を撃ち込んだ。銃口から放たれた極寒の冷気が、鎖を凍り付かせていく。凍てつく鎖へと、ゲイルが銃口を向けた。
    「会話能力があれば、もっと別の調査ができたのでしょうけどね。意思の疎通ができないのは厄介ですね」
     長大な銃身から、魔力を凝縮した光線を打ち放つ。ゲイルの一撃が、凍り付いた鎖の一部を撃ち砕いた。空凛は鎖を静かに見つめたあと、緩く首を横に振った。
    「対峙すれば何か感じるものがあるのが常ですが……この鎖は、無機質ですね」
     空凛の足元から深い藍色の闇が広がる。星が彩る夜空のような影が鎖へと伸び、その鋭い先端で鎖を斬り刻んだ。鳳花はその身に畏れを纏わせ、鎖へと駆ける。
    「話は出来ないのは分かってるけど言わせて貰うよ。……ボク達は先に進む。だから邪魔な鎖は、破壊する」
     畏れは獣の爪のような形に変貌し、鎖を容赦なく引き裂いた。追い打ちをかけるように、チセが魔力を手のひらに集中させる。
    「あともう一押しですね。私も攻撃に回らせてもらいます」
     チセの手から、星が輝く夜空を凝縮したような球が生み出された。高純度の魔力球は弓矢の形に変形し、鎖へとその矛先を向ける。直後、高速で放たれたそれは、闇を裂くように飛び、鎖へと撃ち込まれた。
     衰弱しきった鎖が、フラフラと宙に浮き上がる。
    「逃がすつもりはない。捕まえるイメージは……こいつでどうだ!」
     和守の足元から湧き上がった闇が有刺鉄線状に変形し、鎖へと伸びる。闇は鎖を絡め取り、その動きを封じた。動けずにいる鎖を冷めた瞳で見つめる柚羽の周囲に、漆黒の蓮の花が咲く。
    「目的がどうであれ、脅威であることには変わらない。……ここで壊れてもらいましょう」
     蓮の花は風に流れるように、ふわりと鎖へ舞い降りた。広がった花弁が鎖を覆い尽くし、喰らうように包み込んでいく。
     花が散った後、力尽きた鎖は地面に溶け消えていった。その様子を眺めながら、和守は己の内側へと意識を向ける。
    「……ふむ、やはり癒しは得られないか」
     戦闘時の騒々しさは消え失せ、雑木林は夜の静寂に包まれた。

    ●見えない未来
    「結局、確信を得られるような情報は手に入らなかったように思う。感じる点はいくつかあったが」
     先ほどの戦闘を思い返し、国臣は静かに息を付いた。ゲイルはやれやれといった風に肩を竦める。
    「まあ、予想はしていましたよ。とりあえず、推測であれ何であれ、感じたことは持ち帰って報告しましょう」
     ゲイルの言葉に頷きつつ、鳳花は顎に手を当てて悩むように眉を寄せた。
    「ホント、いい加減答え合わせをさせてくれないかな。新たな灼滅者やら、ガイオウガやら、ハッキリしないことが多すぎる」
    「何もかも不透明ですけれど、根気強く立ち向かっていくしかありませんね」
     空凛は言いながら、鎖が消えた場所に目を向けた。鎖が消滅する際、単に地面に溶け込んだだけで、どこに向かって消えたのかは不明だ。クレンドは腕に纏う盾に目を落としながら、静かに息を付く。
    「問題は山積みだけど、何であれ少しずつこなしていくさ。たとえそれが間違った選択だとしても」
     チセはゆっくりと首を横に振り、そっと言葉を紡ぎ出す。
    「完全に間違っていることなんてないと思います。それは、時や人によって変わることですから」
     チセの言葉に、和守は力強く頷いた。
    「そうだな。状況は常に変化する。その都度、より正しいと思うことを見極め、選んでいくしかないだろう」
     風が雑木林の隙間を通り過ぎる。柚羽は木々の隙間から月を見上げて、静かに瞳を閉じた。
    「選択、ですか。……大切な人が無事に過ごせるのであれば、私は多くは望みません」
     どうなるか予想のできない未来に想いを馳せながら、灼滅者たちは帰路に就くのであった。

    作者:鏡水面 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2018年5月9日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 2/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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