「まずは、サイキックハーツ大戦での勝利おめでとう」
村上・麻人(大学生エクスブレイン・dn0224)は戦争での活躍を労ってから本題に入る。
「サイキックハーツの力によって本来の性能以上の力を発揮していたアブソーバーなんだけど、ついに限界を迎えて校長の超機械創造でも制御が不可能になってしまったんだ。このままじゃ、暴走か崩壊か……それを防ぐためには、残ったエネルギーを消費して暴走を食い止めなければならない」
そこで、とエクスブレインは今回とられることになった対策の内容を説明した。
「簡単に言うと、灼滅者である君たちにサイキックアブソーバーの力を一時的に吸収してその力を消費して欲しいんだ」
灼滅者が消費すればそれだけ、サイキックアブソーバーの総エネルギー量は低下して暴走の危険を食い止めることができるはず。
「このエネルギーを消費するためには『極限の状態で激戦を繰り広げる』必要がある。というわけで、皆には『闇堕ち状態』となってお互いに手加減無し、本気の本気で戦ってもらいたいんだ。心配しなくても、『闇堕ち状態』は戦闘不能になるか戦闘を開始してから18分を過ぎると解除されるから大丈夫。意識も灼滅者のまま、自分の意志で戦うことができる」
もし手加減すれば消費されるエネルギー量が足りず、サイキックアブソーバーの破壊が進んでしまうかもしれない。
「だから、とにかく思いっきり戦って欲しいんだ。互いに遠慮なんて忘れて、全力で。場所はサイキックアブソーバー近辺にある教室をライブハウスみたいに改造して、周囲のことは何も気にせず戦える場所を用意してある。気兼ねはいらないよ」
既にサイキックアブソーバーの役割は終焉を迎えているのかもしれない、が――今後のことを考えれば選択肢はできるだけ多く残しておきたい。それができるかどうかは、この戦いにかかっているのだった。
参加者 | |
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ユエファ・レィ(雷鳴翠雨・d02758) |
槌屋・康也(荒野の獣は内に在り・d02877) |
穂照・海(暗黒幻想文学大全・d03981) |
柳瀬・高明(スパロウホーク・d04232) |
加賀谷・彩雪(小さき六花・d04786) |
ゲイル・ライトウィンド(カオシックコンダクター・d05576) |
ニアラ・ラヴクラフト(冒涜王・d35780) |
四軒家・綴(二十四時間ヘルメット・d37571) |
●闇と成りて
空調の効いた教室の外ではうだるような夏の日差しが容赦なく校舎へと照り付けている。だが、彼女――六花の女王の周囲には薄氷のように涼やかな気配が漂っていた。
「……不思議な気持ち」
そっと指先を上げて、その爪先にまで満ち溢れる力に加賀谷・彩雪(小さき六花・d04786)は呟いた。伸びた背。緩やかに流れる髪。見た目のみならず、その声色までもが大人びている。
「彩雪」
不安げな槌屋・康也(荒野の獣は内に在り・d02877)の声かけに彩雪はおっとりと微笑んだ。
「大丈夫です。ちゃんと、わたしのままですよ」
「そか。ならいいんだけど」
いつもと同じ返事に胸を撫で下ろす康也の体もまた、荒々しい半獣の姿へと変化している。ちらりと彼の様子を横目で伺っているのは柳瀬・高明(スパロウホーク・d04232)。
(「心配なのはお前も同じなんだぜ、ったく。こっちは若干トラウマ気味なんだっつーの」)
高明は酷く退廃的な格好とは裏腹に気さくな仕草で頭をかくと、やはり心もとない表情を向けてくる康也に指で作った鉄砲を向けて「バン!」と打つ真似をした。
「高兄?」
「どうやら、マジで意識の方はそのまんまみたいだな。折角だしいっちょ派手に暴れてみようじゃないか」
「――ああ!」
康也は破顔して、高明と拳をぶつけあった。
「ニアラも、今日はよろし――」
くるりと振り返り、顔なじみである彼とも激励し合おうとした康也はそこにいた『物体』を目にした途端、ごくりと喉を鳴らして目を見開いた。
其れは一度見たら決して忘れえぬ極彩色の塊。
「我こそが這い寄る混沌、冒涜王成れば!」
燃える三眼を見開き、虹の巨腕が蠢いた。
まるでそこに新たな宇宙――暗澹の穴より産み落とされた超新星の凝縮された輝きが迸っているかの如き様相だった。
「嗚呼、否――懸念には及ばずと説く。我は冒涜王で在りながら汝らと共闘せし一個の灼滅者でも在るが故」
宜しく頼むぞ、と半獣の少年の拳とニアラ・ラヴクラフト(冒涜王・d35780)の鉤爪の先が僅かに触れ合った。
「…………」
同じく闇堕ち後の姿となったゲイル・ライトウィンド(カオシックコンダクター・d05576)は、そのことを確認するように水晶と化した指を幾度か握り直した。
(「なるほど……本当に意識は己のまま、力だけが漲っている……自分で言うのも何だが、実際にこうして見ると滑稽だ……」)
ぐっ、と拳を握りしめる。
「どうした? 何かあるのかい」
六年来の付き合いである穂照・海(暗黒幻想文学大全・d03981)が首を傾げて尋ねた。
「いえ、僕も人間だということを改めて感じましてね。使う気になれば相応のサイキックも使えるかもしれませんが、今はそのつもりもありません。そちらはどうです?」
「ああ、問題ないね。なさ過ぎて拍子抜けなくらいだ」
海は全身からうねり生える棘が自分の意志で動くのを確かめて肩を竦めた。もしも意識まで別人格に堕ちることが可能であったとしたら、それは海自身の心の闇を投影した、自身が乗り越えようと足掻いたものに屈したそのものとなっていたはずである。
(「闇……うむ! よくわからんッ!」)
『赤磐桃ガスタンク怪人』となった四軒家・綴(二十四時間ヘルメット・d37571)は腕を組み、唸った。
「闇を恐れよ、されど恐れるな、その力……それも一興だなッ!」
「そゆことです、ね。体と心が一致するしない不思議な感覚ですゆえ、わくわくするあります……よ」
ユエファ・レィ(雷鳴翠雨・d02758)の背格好はいつもとあまり変わらないが、全身から雷のようなオーラが迸っている。宙に揺れる髪をひと房掴んで、普段通りにうねり狂うくせっ毛にため息をついた。
ふと、顔を上げた先に彩雪を見て、「あっ」と声を上げる。
それはかつて富士の迷宮で戦った闇堕ち者。
「またお会いしましたね。今日は『わたし』のままで戦えるの、光栄です」
「はい。貴女とお手合わせ出来るするは、私も嬉し思います……よ」
そして、闇堕ちの力を顕現させた灼滅者たちは互いに距離を取ったまま対峙する。制限時間は十八分。目的は――互いに手を抜かず、全ての力を尽くして戦いあう事――!
「手加減ナシだぜ! ぶっ飛ばす!」
康也が吼え、
「――六花。参ります」
その背に触れつつ、彩雪が微笑んだ。
「それじゃ、行こうか」
ゲイルの声かけに海が頷き、ユエファが拳を鳴らしながら進み出る。
「灼滅者どもに。闇どもに。一般人どもに。総てに大いなる否を――王の前に『嘲笑』を晒せ。王は己への侮蔑も恍惚に」
ニアラの口上が舞台の幕を上げる語り部のように、厳かなまでの響きをもって戦いの火蓋を切って落とした。
●嵐の如く
「では、遠慮なく」
真っ先に飛び出した海の体から迸る棘は、ルーマニアの串刺し公にあやかった禍々しい攻撃の手段である。
狙いは一分の迷いもなく、敵前衛。
「俺か!」
受けて立つ、と味方を守るように跳躍した康也の肩を、太腿を海の棘が深々と貫いていく。
「くっ……!!」
「気張れよ康也ッ!」
高明は後方から声を張り上げ、黒鋼の殺刃鋏を翼のように構えた。
――だが、まるで雷神のようなユエファの体が海の前に割って入り、彼の狙いに沿う形で康也の脇腹へと拳を叩き込む方が早い。
「いくぜ!」
抗雷撃を繰り出したことでユエファの全身にBSを拒む雷膜が張り巡らされたのを見て、高明は即座に彼女目がけて殺人鋏の鋭い斬撃を見舞った。
「続きます」
彩雪は自信に満ちた声色で、高明に合わせてダイダロスベルトを射出。とっさに伸身の後ろ宙返りで回避行動をとるユエファの腕を掠めた。
「!」
「燃えよ、浸れよ。混沌の眠りに誘いし万の色彩よ!」
戦場を満たすニアラの賛歌にユエファはくらりと眩暈を覚えた。その前に滑り込んだのは、いつもの勇ましいヒーロー姿ではなくなよなよしいピンク色の全身タイツに桃がペイントされた球体を被った綴である。
「ぐおおッ!」
飛び掛かってきた康也に噛みつかれながら、情けない悲鳴を上げる。
「くッ!? どうも感じが掴めん……いや、それでこそ闇かッ!!」
綴こと『赤磐桃ガスタンク怪人』は康也の角を掴み、ぐぐぐ……と力いっぱいにせめぎ合う。マシンコスリ―が援護射撃で弾幕を張った。
「どけぇ!!」
吼え猛る康也の四肢が綴を強引に押し倒して、周囲を威圧するほどの龍気を漲らせるユエファへと躍りかかった。ゲイルのジャッジメントレイに灼かれた傷跡をラビリンスアーマーが瞬く間に覆いつくしていく。二人とも仲間の盾だ。護るための戦いであればこそ、その力を心底から発揮する。
(「もっと、もっとあいつらを守る力を……!!」)
全身にあらゆる攻撃を受け止めながら、康也の体は完全な獣と化していく。棘で射抜かれた腕は力強い前脚となって床を蹴り、空中で銀雷――龍砕斧を旋回するユエファの龍翼飛翔と真っ向からぶつかり合った。
「ッ……、武者震いしそなくらい、隙のあるしない姿です……ね」
これ以上エフェクトを付与していく余裕はなし、と判じたユエファは高明が繰り出す斬影刃と斧で斬り結びながら戦い方を一気に変える。縛霊手が瞬く間に祖霊を集め、守勢を固めた。防具の相性も優位に働き、紙一重で魔法弾の回避に成功。
「康也さん!」
激しい応酬の中、高明のライドキャリバーであるガゼルが海の棘にタイヤを貫かれてスリップした。護りのなくなった康也へと、彩雪の祭霊光が降り注ぐ。それで踏みとどまった康也は更に数十秒、その身に攻撃を集め続けた。
「ウ、オオオオォォォ!!」
康也が倒れる寸前まで稼いだ時間を使い、数えきれないほどのBSをユエファの身に刻み付けるニアラの眼前に、彼を倒した海の茨が迫る。
「それにしても凄い異貌だな」
海は素直な感想に、ゲイルが呟いた。
「これもあるひとつの神、ですか……」
今、ゲイルの背には白い翼がある。
得られなかったエクソシストとしての力を具現化したかのような、天使の相貌。求め続けた姿を闇に堕ちた後に得るという皮肉。
(「まあ、僕も人間だという事でしょう、悲しい事に」)
祈る眼前に闇の弾丸を練り上げて、海に告げる。
「いいですか、各個撃破に留意して本気でKOを狙っていきますよ」
それから微かに笑って、デッドブラスターを撃ち出した。
「最後でしょうから、存分に暴れるとしましょうか」
己が標的となったことに気付いたニアラは高らかに歓喜の哄笑を上げた。より巨腕を広げ、三眼を限界まで見開き、混沌の色彩を詳らかに彼らの眼前へと晒す。
「手加減など成すものか。凡ての闇、混沌から出ずる未知なる恐怖。嘗て無き恐悦なる闘争よ。さあ、心行く迄遣り合おうではないか!」
混沌を突き破る弾丸の痛みすら歓喜へと変えて、ニアラはひとつ、またひとつと闇の拳を産み落とした。
「未だだ、未だ足りぬ」
唇を歪め、ニアラは海の繰り出す百裂の拳を大いなる混沌の意志を持って受け止めた。返す拳は、既に満身創痍のユエファへ。
「く……!」
迫り来る心傷の拳に殴り飛ばされ、ユエファは受け身を取ることもできずに床を転がった。
その背後で綴は拳を震わせていた。最後まで闘志を燃やしながら倒れた康也に触発されて、更なる形態変化が起こる。
「これはッ!?」
恐れるな、と拳を握りしめる。
(「もっと……もっとッ!! 恐れるな、この力ッ!!)
起き上がることのできないユエファの背を綴の手が助け起こした。
「ここまでですか、ね」
「よく耐えてくれた。後はこの害獣人ヌートリアンに任せろッ! ……喰らい尽くしてやるッ!!」
「……はい。お願いするします、よ」
ユエファから壁役を引き継いだ綴――否、鼠の頭蓋骨に似た兜を被ったヌートリアンは海とゲイルの背後から雄叫びを上げて敵陣へと突っ込んだ。その傍らをどこか嬉しそうなマシンコスリーがギアを上げて駆け抜ける。
「させるかよ! 彩雪、いけるな?」
「はい。遅れはとりません」
高明は瞬時に照準を綴に固定する。
「エンチャントを得た奴から落とす……!」
サイキックの構成上、海とゲイルはエンチャントが付与されない。また、ニアラは気魄回避の防具を選択しているため、綴の必殺技であるご当地ダイナミックも封じ込められる。
「なんのッ!」
次の標的となった綴は高く跳躍して、グラインドファイアによる蹴撃をニアラ目がけて繰り出した。
炎――まったく属性の違うそれらが交じり合うことなく競り合い、誘爆を起こす。喉が焼けるほどの熱風の中、ニアラは己の一部を刃と化して鋭く放った。
「ぬ……!?」
「うおおおおぉぉ!!」
ほとんど相打ちのような形での衝撃。
倒れたまま戦いの行方を見守っていたユエファは、ニアラの掲げる虹色の巨腕が更に光度を上げ、際限なく拡散してゆくのを見た。
「やったか?」
ニアラが倒されたのと前後して、高明にも手ごたえがあった。
「はッ…ハハハハハハッ!!」
数メートル先で、仰向けに倒れ込んだ綴が満足そうに笑っている。ゲイルが何事が声をかけていた。後は任せて下さいとか、そこに寝転がっていると危ないですよとか、そういう類の言葉だ。
(「次はどっちだ」)
だが、海の己を顧みない特攻の方が先手を取る。
前衛と中衛がいなくなり、がら空きとなった高明の眼前に飛び込んだ海の鞭のようにしなる棘の一撃が、高明の剥き出しになった脇腹を痛々しくも突き破った。
「くう~、効いた!」
「さっちゃん!」
お願い、と彩雪が霊犬を呼んだ。
(「よろしくね、わたしの大事な相棒さん」)
胸中の囁きまでをも聞き届けたように、霊犬は頼もしく嘶いてその眼に浄化の光を宿す。させまいと立ち塞がるのは海のビハインドであるマルグレーテ。まるで自身が闇堕ちした時にはそうするであろうと言わんばかりに突っ込んでいく主人の背を呆れた様子で見送りながら、けれど霊障波による援護の手は休めない。
ああ、と彩雪は湧き上がる力を己の意志で奮う高揚感に微笑んだ。
高明もまた、戦いそのものを楽しむように戦場を縦横無尽に飛び回る。打ち出した機械触手を壁に食い込ませ、ワイヤーのように使って跳躍。即座に後を追う海を引き付け、「今だ!」と彩雪に向けて叫んだ。
「届いて……!」
マジックミサイルの直撃を胸部に受けた海は血塗れになりながらも、獲物以外は眼に入れることなくその棘で抉り、貫き、全身に返り血を浴びながらその破壊的なまでの力を思うさま奮う。
くっ、と高明の喉が鳴った。
「すげぇ、もう指一本動かせる気がしねえよ……」
全身を数えきれないほどの棘に射抜かれて、体力が空になるまで動き続けて。薄っすらと開けた瞳に映る彩雪の凛々しい背中が頼もしい。
殺到する棘の穂先に穿たれ、審判の光をかいくぐりながら彩雪は銀色に煌めく縛霊手の絡繰りを解いてその糸の網に海の体を絡めとった。
「さようなら」
傷の痛みも、戦い続けた疲労も今は気にならない。微笑んだまま、一息に――糸を引き、仕留める。
海が血を吐いて頽れた瞬間、避けきれない死告の弾丸が彩雪の胸を一直線に貫いた。ゲイルの背を覆う白い翼がはためいて、一枚の羽が床へと舞い落ちる。
それが闇堕ちライブハウス終幕の合図だった。
●夏嵐去りぬ
「ガス抜き出来んのは良いけど服が破れるのは困りものだな」
闇堕ちの際に破れてしまった衣服の残骸を指で摘まみ上げ、康也の回復を受けた高明は軽く肩を竦めた。
「で、みんなちゃんと戻れてるんだよな?」
なにしろ初めての体験だから、心配にもなるというものだ。
「ああ。あまり見た目が変わらないから分かりづらいかもしれないが、もう戻っているよ」
海は頷き、照れ隠しのように髪をかき上げる。
「散々戦った後でなんだけど、自分の恥部を晒すようで恥ずかしいね」
「言いっこなしですよ。お互いさまです」
跡形もなく元通りになった手を握り締めてみながら、ゲイルが言った。ユエファは相変わらずのくせっ毛を器用に束ね直している。
「お疲れです、ね。皆さんと戦えて楽しかった思うします……よ」
「わたしもです。とても心地よい戦いでした」
余韻に浸るように、彩雪は胸に手を当てて眼を閉じる。「うむッ!」といつもの格好に戻った綴が腕を組みながら頷いた。
康也が元気な笑みを見せて、皆を誘う。
「暴れたら腹減った!なんか食いに行こーぜ! ってあれ? ニアラは?」
戸が開いた廊下の先、ニアラは堪え切れぬ嗤いと共に珍しくも己の感情を吐き出した。
「清々しい気分だ。俺の肚に溜まった、泥々の黒が晴れた心地だ。此度の遊戯を齎した超機械に感謝と抑制を。放出と延命を」
闇堕ちしている間、一時的に吸収していた影業の恋人を戻してその愛しい髪を撫でる。冒涜は最後にして楽しい喧嘩に満ち足りて崩れ去り、後には在りうべき日常が戻るばかり。
窓の外は眩しいまでの夏光が燦然と輝いていた。
作者:麻人 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2018年7月24日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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