世界が変わり、10年という時が流れて。
七重・未春(大学生七不思議使い・dn0234)の元に届いた招待状。
「わぁ。結婚式ですね」
招かれた嬉しさと、新郎新婦へのお祝いの気持ちと共に。
久しぶりに会う面々への懐かしさが募る。
まだ大学生として在学する未春のように、武蔵坂学園に残っている者もいるが。
学園の外で、さらに遠い海外の地で、活躍している者も多い。
「皆さん、どうされているでしょう」
同窓会な気分も織り交ぜながら。
未春は期待に胸を弾ませて、純白の招待状を抱きしめた。
●陽光の招待状
厳かな雰囲気の式場で、翠川・パルディナ(d37009)は眠たげな瞳を擦る。
そのまま入口へと視線を向けるのは、もう何度目か分からない。
「南桜、遅いな~」
開かぬ扉に呟きを零して、止めていた足をまたうろうろと、落ち着きなく動かし出した。
その姿は、胸元が華やかなビスチェタイプのウェディングドレス。
「自分で早く来いと言って遅れるとは。ご祝儀は10倍にして貰わないと」
「お、落ち着くですよ」
口を尖らせる花嫁に、七重・未春(dn0234)が慌てて声をかける。
「みはるちゃんも、今は大学生か?」
あわあわするその様子に苦笑して、イヴ・ハウディーン(d30488)が気を反らすように話しかければ、ええと、と未春は振り返り。
「はい。文学部です」
「俺は、海洋学専攻。今は、海外に出てフィールドワーク中なんだ」
式の為もあって久しぶりに帰ってきたんだけど、と告げる。
「ああ、なおちゃんともたまに会うぜ」
「え? でも、有馬さんは工学部……」
「海洋船開発に夢中みたいで、その関連で、な」
驚く未春を見て、イヴは悪戯っぽく笑って見せた。
「しかし、あのなおちゃんが工学に目覚めるとは。人間分からねえな」
大仰に肩を竦めれば、未春もくすりと笑い。
「意外といえば、パルディナが先に結婚だ」
落ち着いた未春の様子に、イヴは青瞳でパルディナを示す。
こちらはまだうろうろしているが、これもきっと楽しみの1つだろうと放っておいて。
それより何より、今日この日までの経緯に、ついイヴの瞳は据わっていた。
「戦い以来、長い間引きこもり生活。社会復帰したら結婚かよ」
「クラスにも来なくなって、心配していたのです。
有馬さんから、漫画家さんになった、とは聞いたのですが」
「んー、サイキックハーツ大戦をモチーフにした漫画が当たってね」
そんな視線と話題を察してか、パルディナがひょいと会話に入ってくる。
ぼんやりした瞳で語りつつ、ふと、窓を見上げて。
「久しぶりの外の光が眩しいよ」
呟く言葉に、イヴがまた肩を竦めた。
そこに、タキシード姿の竜胆寺・元親(d37695)が歩み寄る。
「初めまして、竜胆寺と申します。
下町で、小さい介護用の機械を開発する会社の社長をしています」
新婦の隣に並んだ新郎に、未春は初めましてと挨拶を交わし。
気楽に挨拶するイヴへと、元親は丁寧に頭を下げた。
「改めて、イヴさん。その節は、闇堕ちから助けていただいてありがとうございました。
おかげでこうして、パルディナさんを支えることができます」
そっとパルディナの肩を抱き、そして、と温かい笑みを満たして。
「今日、パルディナさんの干物生活に区切りをつけられること、本当に安心してます」
「それは全く同感」
うんうんと頷くイヴ。
「4年前に籍は入れてたんだけど?」
パルディナはちょっと口を尖らせるけれども、そっと元親に寄り添う。
「10年支えてくれたからね。今日はその御返しする日だよ」
「はい。ありがとうございます」
微笑み合う2人に、未春とイヴも笑い合った。
「ふぇェ、遅れるぅ」
そこにやっと有馬・南桜(d35680)が飛び込んでくる。
「やっと来たな、なおちゃん」
「充分遅れてるよ~」
スーツ姿の南桜がへたり込むのに、イヴとパルディナの声が飛び。
駆け寄る未春に、眼鏡をかけた顔が上がる。
「って、末春ちゃん?
久しぶり! 高校以来かな? 大人ぽくなったね。
元気そうで何よりだよ」
「有馬さんも。同じ学園の大学でも、学部が違うとなかなか会わないですね。
最近はどうですか?」
「私? 私は機械と油まみれの毎日かな」
未春と話しつつ、その手を借りて立ち上がる南桜。
「はいはい。それじゃ、式を始めようぜ」
イヴが手を叩いて皆を促し。
南桜は改めて、元親と幸せそうに笑うパルディナを見る。
「……人は分からないね」
小さなため息は、でもすぐに祝いの言葉に変わっていった。
●瑞雪の招待状
1つの幸せを送り出した式場は、次の幸せを迎え入れる。
崇田・來鯉(d16213)の傍らに並ぶのは、ヴァーリ・マニャーキン(d27995)。
幼い頃から一緒に居た2人は家族のように仲が良かったけれども。
それゆえに來鯉はずっとヴァーリを従妹として見てきたから。
やっと。ようやくの結婚式。
「うん、こうしてドレスを着た姿を見て改めて思うけど、愛莉は綺麗だよね」
胸元を繊細なレースが覆うノースリーブのドレスに、雪の結晶の装飾が輝きを添え。
ふわりと広がるスカートは、雪が優しく積もるように幾重にもレースが重ねられ。
綺麗な雪の影を思わせる少し青みがかった色調が、銀色の髪に良く映えている。
見上げて来る紫瞳を真っ直ぐに見つめながら、來鯉は笑顔で頷いた。
「きちんと釣り合えるように頑張らないと、だね」
「ふふ、そう言って貰えるなんて嬉し過ぎるな」
微笑むヴァーリの頬に、嬉し涙が一筋流れて。
來鯉はそれをそっと拭き取りながら、再び、何度も、誓う。
「幸せにするよ。愛莉にはずっと僕の隣で笑っててほしいからさ」
「そんなの、もうこの時点で確定じゃないか」
ずっとずっと大好きだった兄者。
もう來鯉と名前で呼べるようになった愛おしい人。
その隣にいられるなら、ずっと笑顔に決まってる。
言葉を、想いを交わす2人を、参列者の拍手が出迎えた。
式場のスタッフに促され、ヴァーリが投げた青色のブーケは狙い通りに未春の腕へ。
「えへへ。いただいてしまいました」
「未春は可愛いからな。相手ならより取り見取りだろう?」
嬉しそうな未春に、ヴァーリはふわりと笑って。
「私の様に中々攻略できない強敵だとアレだが、其れなら其れで相談に乗るぞ?」
悪戯っぽい言葉に未春も笑みを零した。
「愛莉さんは、今は医学部、です?」
「ああ、医者志望だ。少しでも患者の痛みを減らせればと思ってな」
「來鯉さんはやっぱり……」
「料理人になったよ。
広島の食材に拘りつつ、様々な土地の調味料や調理法を取り入れてみてる。
ああ、今日の料理も自作なんだ。隠し味にごまだしや柚子胡椒も入ってるよ」
「別府の臨海学校で見つけた調味料ですね」
「ウェディングケーキも來鯉の作だから、楽しみにするといい。
かぼすや梨も入っているかもしれないぞ?」
過去から繋がる今の話。
積み重ねてきた2人の時間。
それを知るからこそ、未春は心からの祝福を贈った。
●光耀の招待状
「おー! 皆いつぶり? 久しぶりじゃん!」
披露宴会場では加持・陽司(d36254)達【FlyHigh】の面々が集まっていた。
「お元気そうでなによりです」
気にしていた身長もしっかり伸びた月影・木乃葉(d34599)は、落ち着いた大人な雰囲気も漂わせて。
「私は大学に進学しました。美術を勉強しています」
御鏡・七ノ香(d38404)も魅力的な黒瞳はそのままに、艶やかな成長を遂げて見せる。
10年という年月を感じさせる変化の中で。
「皆様お変わりなくご健勝の事と存じます、ですわね!」
「……残暑は本当に相変わらず、だな……」
小向・残暑(d36555)をまじまじと見つめたアトシュ・スカーレット(d20193)は、その変わらなさっぷりに思わず感嘆の息を吐いた。
「わたくし、お嬢様ですから!」
「あー……」
胸を張って堂々と宣言するその姿も記憶の中のそれと全く同じで。
アトシュは視線を彷徨わせ、目が合った榎・未知(d37844)に逃げるように声をかける。
「未知も久しぶり。元気にしてた?」
「もちろん」
片目を瞑って笑いかけてくる未知は、顔つきが大人っぽくなり黒礼服が似合う姿となっていたが、その陽気な雰囲気や身長はかつてのままで。
傍らにニコ・ベルクシュタイン(d03078)が並ぶのも変わらない。
だから目を惹くのは、未知とニコの間に立つ銀髪の男の子の存在だった。
しかしアトシュが動くより早く、その傍にいた幼い少年が歩み寄る。
「こんにちは」
物怖じせず話しかける少し年上の少年を、男の子は見つめて。
伺うように見上げた未知が頷くのを見ると、その挨拶に応えて声を交わしていく。
積極的な少年とは対照的に、アトシュの傍らから離れないのは、少年の姉らしき少女。
その様子に、アトシュは同伴者へと苦笑を向ける。
「アトシュ先輩はご結婚されたんですね~」
「木乃葉、オレまだ結婚してないよ……」
そんな家族な様子に驚く木乃葉だが、アトシュの苦笑は深まるばかり。
傍らの同伴者は婚約者だし、養子である少女の頭を優しく撫でる右手に光っているのは婚約指輪だった。
今は、まだ。
木乃葉が不思議そうに首を傾げる、そこに。
「おチビちゃん達! 俺のこと覚えてる? カメラマンの陽司おじさんだぞ!」
陽司が飛び込んで来て、子供達の輪を作る。
「同窓会というよりも、子供会みたいになりますね」
くすりと微笑むオリヴィア・ローゼンタール(d37448)の眼差しも、母親としての柔らかさを帯びていた。
変わったものと、変わらないもの。
それらに話を咲かせるうちに、会場の音楽が変わり。
ゆっくりと大きく開け放たれた扉から、一・威司(d08891)と荒谷・耀(d31795)が姿を現した。
「……耀さん、綺麗です」
思わず七ノ香の口をつく感嘆の言葉。
ビスチェタイプのドレスがさり気なく胸元をレースで飾り、生地を重ねたスカートは歩みに合わせて淑やかに揺れる。
ネックレスと意匠を合わせたティアラからは、威司との間を隔てる役目を既に終えたロングヴェールが後ろへと広がり、耀の長い銀髪を覆い飾っていた。
ロンググローブに覆われた繊手は、白薔薇に緑の葉と青の小花を添えたブーケを持ち。
もう片方は、白いタキシード姿の威司の腕をそっと取り、寄り添う。
「耀さんのお相手さん初めて見たけど、ハハ、こりゃ随分……『絵』になるや」
陽司が構えたカメラのファインダー枠が、その仲睦まじさを捉え。
「すっげー格好いい人だな!」
聞いていた以上かも、と未知も初対面の威司を目で追いかけた。
容姿もさることながら、耀を見つめる赤茶色の瞳に優しさと愛おしさとが溢れていて。
ラブラブっぷりも噂以上かと未知は微笑み、何となく、隣のニコの手を握る。
そして、もう1人の姿に気付いて下がる視線。
威司と耀との間に、耀のドレスに似たデザインの白いワンピースを着た少女が、ブーケと同じ花を胸元に飾って並び立っていた。
「旦那様と可愛いお子さんと並んで幸せな光景が眩しいです」
目を細める七ノ香の前で3人は主賓席へと向かい着き。
挨拶を経て、歓談の時間が訪れる。
「耀様おめでとうございますわ! 今日は盛大に祝わせていただきますわね!」
紙吹雪を撒き散らす残暑を始め、皆が祝いの言葉を紡ぐ中で。
「耀先輩とは大学卒業以来ですから3年ぶりですね」
「ええ。久しぶり、このくん」
「ご主人から耀のお話は折に触れて伺っていたのだが、お元気そうで何よりだ」
「そうね、ニコ先生、よね。こちらも威司先生から聞くことがあったわ」
再会を喜び懐かしみ、近況を語り交わしていく。
その最中にアトシュは耀の影からこちらを見る小さな視線に気が付いて。
「はじめまして、つかさちゃん。おじさんはお母さんのお友達だよ。よろしくね」
聞いていた名前を呼びかけると、少女は驚いて耀の後ろに隠れてしまう。
「大きくなりましたね。小さい頃会ってますが覚えてるでしょうか?」
怖がらせないようにと気を付けながら木乃葉も話しかけるけれども。
「大丈夫よ。皆、お母さんのお友達だから」
少女は苦笑する耀の傍から離れようとしない。
隠れる様子も可愛らしいと思いながら、くすりと微笑んでオリヴィアは進み出る。
「こんにちは、つかささん」
「ほら、教会のオリヴィアさんも居るわ」
挨拶と耀の促しにおずおずと顔を出した少女は、ぱっと顔を輝かせ。
今度はオリヴィアに逃げ込むようにぎゅっと抱き付いた。
「俺は大丈夫かな?」
そんな少女に少し不安を抱きながら、ニコも挨拶を試みる。
人見知りするとは聞いていたが、よく会っているというオリヴィア以外にはあの反応。
さらに大柄なニコは、昔、子供にもれなく怖がられると定評があったものだが。
今は図書教諭として鍛えられたはず、と優しいお兄さんを意識してそっと近づいてみる。
見上げる少女の瞳に、少し怯えが走ったような気がしたけれども。
優しい笑顔と、並ぶ未知もまた朗らかに笑いかけているのと。
そして何より、傍らの男の子の存在に少女は目を留める。
ほら大和、と未知が促せば、男の子はおずおずと少女へ名乗り。
少女も、しばしの逡巡の後、応えるように名を返した。
子供達の交流を見て、アトシュも姉弟を呼び寄せてみる。
「つかさ様もとってもお嬢様ですわね!」
そこに残暑が紙吹雪を振り撒きながら通過していった。
「素敵ですね」
人見知りな少女の思わぬ光景にオリヴィアの笑みが深まれば。
未知も微笑みながら、その温かな交流を写真に収めていく。
「よーじくんも、写真お願いしていい?」
「任せろ! ホラ皆集まれ! 撮るぞ~!」
耀の指名に、本職カメラマンも、ここが10年間鍛えた腕の魅せどころ、と構えた。
楽しい時間を過ごす耀に、そっと威司が近づいて。
耳打ちして雛壇を示した先にはウェディングケーキ。
「つかささん、こちらで待っていましょうか」
察したオリヴィアが少女の手を引いて。
2人きりとなった夫婦は寄り添って、ケーキの前へと移動すると、用意された大きなナイフを2人で持ち上げる。
大きなケーキと、そしてその向こうからこちらを注視する人々を眺めてから。
「学生の頃に2人だけで教会で挙げた疑似結婚式もロマンチックな感じだったが、こうやって沢山の人達に祝って貰えるのも、良いものだな」
威司はそっと傍らの妻を見つめた。
「何よりも、耀が喜んでいる顔を見ることができて良かった」
改めての披露宴に少し照れもあったのだが、耀を見ていたらもうその言葉しかなく。
結婚から12年目、手慣れた共同作業に、大きな拍手が巻き起こる。
「ね、せっかくだから、もっと皆に幸せなとこ見せつけちゃいましょ」
入刀を終えたナイフを置くと、少し悪戯っぽく微笑む耀。
楽しそうなその様子に威司は笑みを零し、真っ直ぐに耀へ向き合う。
「耀……今まで一緒に居てくれてありがとう。これからも、宜しくな。愛してるよ」
「ええ、私も。大好きよ、あなた。愛してるわ♪」
言葉の後に交わしたキスで、拍手がまた大きくなった。
「お母さん、綺麗ですねっ」
笑顔で語りかけるオリヴィアに、膝の上に座った少女が頷いて。
シャッター音を響かせる陽司の後ろで、木乃葉が痛いくらいに手を叩く。
同伴者と視線を交わすアトシュも、柔らかな微笑みを見せて。
「わたくしただの紙吹雪撒きマシーンになりますわ!」
残暑と紙吹雪が会場を走り回っていった。
「2人の仲の良さを見習って、俺達も幸せな家庭を築きたいな」
「今以上の幸せがあるって? 期待してるぜ、ニコさん」
ニコの呟きに、男の子の銀の髪を優しく撫でながら未知がにっと微笑む。
オリヴィアの膝から降りた少女が両親に駆け寄ると、可愛らしいキスも双方に贈られて。
再び盛り上がる拍手。
「ご結婚おめでとうございます」
改めて、オリヴィアはお祝いを口にした。
噂に違わぬ幸せな光景に、七ノ香はそっと胸に手を当て、思う。
(「きっと大丈夫」)
来年から海外留学する七ノ香は、またしばらく皆と会えなくなる。
それに、いつも傍らに居た幸四郎の姿は、もうない。
それでも。
(「みんな、きっと幸せになる」)
耀達家族の姿。そしてそれを囲む皆の笑顔。
その光景が七ノ香に確信を抱かせてくれる。
だから。
「おめでとう、ございます」
月並みな言葉になってはしまうけれども、精一杯の心を込めて。
七ノ香は祝福を紡いだ。
新たに増えた幸せの時間を彩るように、紙吹雪が鮮やかに舞い踊っていく。
……そんな会場の様子を、遠目に眺める少女の姿があった。
スタッフが気付いて声をかけるも、少女は手紙を託すだけで踵を返す。
「皆さん、幸せそうで何よりです。
これで安心して、わたしの居場所へ帰れます」
10年前からそのまま現れたかのような姿で。
小さく、小さく微笑んで。
「皆さん、さようなら」
アリス・フラグメント(d37020)の言葉は誰にも届かず、呟きとして空に消えた。
『親愛なる耀さんへ。
御結婚おめでとうございます。
わたしは、耀さんと同じ時間を過ごす事はもうできませんが、FlyHighで耀さんや皆さんと過ごした時間はかけがえのない大切な宝物です。
耀さんとご家族の皆さんがこの先過ごされる時間が、希望と幸せに満ちたものであることを願っています。 A・Fより』
作者:佐和 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2018年10月17日
難度:簡単
参加:17人
結果:成功!
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