クラスメイトをもう一度

    作者:空白革命

    ●死者13人
     廃校、と呼んで差し支えない。
     現在では珍しい木造二階建て校舎、中央寄りの二階。
     腐りかけた木材壁がじっとりと苔むして、黒板の影を深くしている。
     同じく板張りの床は朽ちてこそいないものの、その場所に人の手が入っていないことを物語っていた。
     しかし不思議なことに(この場合は皮肉なことにと言うべきか)窓際の床には草花が生え、窓から入る日光を受けてさやさやと花弁を開かせていた。
     廃校、と呼んで差し支えない。
     その窓際に、古くから置いてあったであろう机と椅子が一対。
     野原の上に立つかのような机に腰掛けて、亜麻色髪の少女が顎肘をついていた。
     視線は窓の外を向いている。
     シガレットチョコを咥えて、ぼうっと窓の外を眺めていた。
     ちらりと教室内に視線を戻す。
     既に戸の無くなった入り口から、13人ほどの男女が入ってくる。
     いや……。
     片目は潰れ皮膚は崩れ落ち鼻や耳の削げそして全身が真っ黒に焦げた彼等に、男女の区別はつきづらい。そして決定的なことに、彼等は既に人間ではなかった。
     仮に人間だとしてもそれは、人という名の焼死体であった。
     少女は再び窓の外に目をやり、シガレットチョコをぽきりと折った。
     
    ●認められない少女の話
     『友人の死を認められずに闇に堕ちた少女』
     一言で表すならそうだろう。
    「三年ほど前になるでしょうか。人口の過疎化によって廃校になった学校に、少ないながらも生徒がいまいた。彼らは少ないながらも仲良く、自然豊かな村で共存してきました。しかしある日、村を大きな火事が襲いました。生徒の多くは焼死し、偶然村から離れていた少女が生き残りました」
     子供達ばかりが死んでしまったこの事件を、偶然と片付けることはできるだろう。
     しかし偶然とも、事実とも、何とも受け入れることのできなかった少女がひとり居た。
     彼女はやがて闇に誘われ、自覚のないまま闇の住人へと変わって行ったという。
    「ノーライフキング。死者を使役するダークネスに、です」
     
     短絡的に述べるならば。
     ノーライフキング化した少女を灼滅することが、今回の任務である。
     13体のアンデッドと、ダークネス化した少女一人。
     やや難しい戦い、ではあるが。
    「彼女は無自覚に、もしくは自然な状態で闇堕ちしています。それだけに、未だ僅かではありますが人間としての感情は残っているでしょう。その部分に訴えかけることで戦闘力の低下を望める……かも、しれません」
     仮定、である。
     とりあえず語りかけてみればよいと言うわけではないのだろうし、場合によっては逆上させ、凶暴化させる可能性もある。
    「しかしどのみち、戦闘は避けられません。このダークネスを、倒してください」


    参加者
    鏡水・織歌(ソマリの鏡・d01662)
    古樽・茉莉(中学生エクソシスト・d02219)
    服部・あきゑ(日陰に咲いた日輪草・d04191)
    小塙・檀(テオナナカトル・d06897)
    惟住・多季(花環クロマティック・d07127)
    阿剛・桜花(打撃物理鈍器系お嬢様・d07132)
    椎名・亮(イノセントフレイム・d08779)
    山我・祐飛(初期化済み・d10488)

    ■リプレイ

    ●たとえば皆死んだとして、それは幸せだったのか。
     小学生女子の胸をビームが貫通し、背後の窓ガラスを粉砕。反動で舞い散ったガラス片が女子の後頭部へ降り注ぎ、首や背中に渡って無数の破片を突き立てた。
     うつ伏せに転がる少女を、一瞬だけ見下ろして通り過ぎる山我・祐飛(初期化済み・d10488)。彼を見つけて後方の廊下から全速力で追いついてくる男子生徒がひとつ。祐飛はライフルを腰で構えたまま軸足反転。後ろ向きに走りながらオーキヤノンを連射した。
     一発はかわされたものの、残りが肩と右足、更に胸に命中。もんどりうって転倒した所へ更にバスタービームでトドメを刺しに行ってから、彼は前へと向き直った。
     相手が人間ならば、ここまで酷い事はすまい。
     しかしアンデット相手で、しかも人間とは思えぬほどの焼死体ばかりとあらば、手加減もしにくいと言うものだった。
    「……」
     このすべてが、ノーライフキングのなりかけ、彼岸香苗が死を受け入れられずに作りだしたアンデッドだと言う。
     廊下前方を塞ぐアンデッドを発見。古樽・茉莉(中学生エクソシスト・d02219)は護符をまき散らしつつ、鏖殺領域を発動。
    「邪魔です、死体なんかに用は……!」
     目つきをやや鋭くした……ものの、眉尻を下げて手を握った。
    「その、な、ないので、安らかにお休みください!」
     アンデッドならば皆殺しにすべしと言う理念と、クラスメイトを残虐に殺すさまを少女に見られては都合が悪いという理性がないまぜになった結果である。どうもやりにくい。
     よろめいたアンデッドの集団へとハンマー片手に突っ込んで行く阿剛・桜花(打撃物理鈍器系お嬢様・d07132)。
    「ゾンビくらい、た、大したことありませんわ!」
     大きく振りかぶって、ハンマーを床に叩きつける。
     アンデッドを衝撃でひっくり返らせるも、まるで元からそんな可動域であったかのように複雑怪奇な起き上がり方で桜花へ襲い掛かってくる。
    「い、嫌ぁ!? こっちに来ないでぇ!」
     桜花、鼻は高くとも高校二年の乙女である。身体を180度捻じ曲げて襲い掛かる焼死体に耐性があろうはずはない。
     そこへ、鏡水・織歌(ソマリの鏡・d01662)が身を低くして乱入。
     何処からともなく引き抜いたナイフをアンデッドの脚を斬りつけると、その場に再び転倒させる。
    「友達っていったって結局、化物でしかないもんね……可哀想」
     頭にかぶっていたヘッドホンのバンド部分に手をかけ滑らせるように首へとかける。
     頭を振って髪を乱暴に散らすと、少し熱い息を吐いた。
    「『ほら新しい友達だよ』なんて、言えねえよ……」
    「それでも、今の状況が変だって、思わない筈はないよ」
     階段を四つん這いで駆けあがり、二階へ逃げていくアンデッド達を追いかける惟住・多季(花環クロマティック・d07127)。
     影業を無数に凝縮させると、デッドブラスターで射撃。アンデッドが一体階段を転げ落ちてくる。
    「何処にも帰らないで続ける、エンドレスな一日なんて」
    「その状況は彼女にとって、もしかしたら平穏なのかもしてない、でも……」
     多季の言に直接答えたわけではないが、小塙・檀(テオナナカトル・d06897)は虚空に向かって呟いた。
     転げ落ちて来た敵を前に、カードを掲げる。
    「俺に勇気を、下さい」
     輝きと共に生まれた鎌で、彼はアンデッドを切り捨てた。
    「幸せとは到底、思えませんから」
    「でも受け入れなきゃダメなんだ。前に進めないんだ、そいつは!」
     椎名・亮(イノセントフレイム・d08779)は担いでいた重機関銃を高く振り上げると、階段の踊り場から飛び掛って来たアンデッドへと叩きつけた。
     真っ二つに引き裂け、左右を転げ落ちていく焼死体。そう、ただの死体。
    「忌まわしい炎かもしれないけど……この炎は、彼女を救える筈だ」
     僅かに切れた頬から炎をくゆらせ、彼は上階を睨んだ。
     一気に駆け上がって行く服部・あきゑ(日陰に咲いた日輪草・d04191)。
     二階の廊下についた途端、彼女は強く舌打ちした。
    「厳しくても辛くても、現実は逃げてくれない。だから今は、見つめることから始めようぜ」
     ビームで突破口を作ってから、両腕を交差させて突っ込む。
    「泣きわめくための胸なら貸してやる。あたしは……ヒーローだからな!」
     扉前のアンデッドに飛び蹴りをかまし、追い縋ってくる敵には肘打ちからの右フックで殴り倒した。
     扉にてをかけ、開かないことを一瞬で確認。レールが壊れて扉の用をなしていないのだ。あきゑはそのまま扉に靴底をつけると、思い切り内側へと蹴り飛ばした。
    「彼岸香苗、ここにいるか!」

    ●たとえば誰も死ななかったなら、今日は訪れなかったのか。
     時系列は途切れない。
     変わるのは視点のみである。
     少女は草花の咲く木造床の上にイスと机を一対置いて、まるで当たり前のように顎肘をついて外を眺めていた。
     シガレットチョコを指で口に押し込んで、別の箱からココアシガレットを取り出す。
    「……んー、誰。あたし、今人に会いたくないんだけど」
     教室内へなだれ込むあきゑを振り返りつつ、少女は……彼岸香苗はシガレットを咥えた。
     無理に飛び込んだからだろうか。室内に待機していたアンデッドともつれ合い、床に転倒する。そのまま廊下側から追ってきた敵に頭を掴まれ顔を床に叩きつけられた。
     が、あきゑは気合で頭をあげ、香苗の顔を睨む。
     香苗とあきゑの目が合った頃、桜花たちが部屋になだれ込んで来た。
    「ちょっと、先頭は私だって言ったじゃ――きゃ!」
     入ってすぐの場所に押し倒されていたあきゑたちに躓き、ごろごろと室内に転がる桜花。
     しかし塞翁が馬と言うべきか、仰向けに倒れてみて初めて、天井にべったりと張り付くアンデッドの存在に気が付いた。
    「ひっ!」
     咄嗟にシールド展開。全体重を乗せたフォールアタックを受けて、桜花とアンデッドの距離は数センチまで近づいた。相手の体格が大きいのか、振り払えない様子だった。
    「ちょっと、そこの貴女! いい加減目を覚ましなさい!」
    「……ん」
     香苗はどこか億劫そうにてを翳してヒーリングライトを発動。アンデッドを手助けはするものの、積極的にかかわろうとはしてこなかった。
     膝蹴りを入れてアンデッドを跳ね除ける桜花。
    「こんなことをしても、死んだお友達は元に戻りませんわよ!」
    「…………」
     視線が桜花の方を向く。
    「死語の世界に立余だ無くとも、あなたは十分生きていける筈ですわ。もっと自信を持ちなさい!」
    「そうです。理解できるんじゃないですか?」
     別の扉から入ってきた茉莉が、桜花に防護符を放って渡した。
     顎を上げる。
    「もう戻ってこない。お友達を解放してあげて下さい。貴方は過去とお友達の亡骸に捕らわれているんじゃないですか。そんな姿を見たら、本人たちは悲しむでしょう」
    「…………」
     香苗は瞬きを一度だけした。
     逆光で分かりにくかったが、よく見れば目の下にひどいくまができている。幽鬼の如き形相に、茉莉は目尻を微弱に動かした。
    「もう一回聞くけど」
     シガレットを咥えたまま、椅子にもたれるように仰向く。
    「あんた、誰。知らない人、でしょ。知らない人がさ、人のことさ、知ったみたいに、さ……」
     がり、とシガレットを噛み砕き、折れた部分が膝を転げて床に落ちた。
    「危ないっ」
    「茉莉くん――」
     咄嗟に割り込もうとした檀や祐飛だったが、相手にとっては的を増やしただけに過ぎなかった。
     突如床を突き破って現れたプリズム体が複雑に発光し、無数のビームが祐飛たちを撥ね飛ばす。
     そこへ、別のアンデッドたちが飛び掛り、うつ伏せにして地面に押し倒していく。
     頬を床に押し付けられながらもギリギリで抵抗する檀。
    「君の友達が誰かを殺めてしまう。その前に眠らせてあげたいんです」
    「……」
    「君が誰かを殺めてしまう前にも」
    「……」
    「ただ君が、くだらないことで笑い合える日々を、再び送れるように」
     床に手を突き、身体を起こそうとする。けれどそれは、横から乱入してきたアンデッドによって阻止された。腕と足を蹴りつけられ、再び床に叩き伏せられる。
    「ちっ!」
     祐飛は後ろ手に掌を翳し、オーラキャノンを乱射。アンデッドを弾き飛ばすと、その場から転がって離脱した。
    「お前の友達ってのは、こんなことする奴じゃないんだろ。そういうのは、お前が一番分かってるんだろ!」
    「コレが……」
     弾き飛ばされてきたアンデッドを、多季は片手で掴み取った。
     影業を四方八方から湧き出させ、相手の身体を千切るように引き裂く。
     彼女の胸には、スートが浮かんでいた。
    「『コレ』が、本当にあなたの友達なの?」
    「…………」
     気付けば、アンデッドは一体残らず死体へ還り、教室や廊下のあちこちに転がっていた。
     どう控えめに見たとしても、損壊された焼死体以上の物ではない。
     香苗がそれを認識できていない筈は、無い筈なのに。
    「…………友達」
     腰掛けていた椅子から立ち上がり、香苗は机の淵に上履きの爪先を乗せた。
    「『だった』んだよ!」
     思い切り蹴飛ばす。
     元々脆かったのか、机は床を転げて壁に激突し、バラバラに砕ける。
     香苗はすぐさま手近なパイプ椅子をひっつかむと、大きく振りかぶって投擲した。
    「あぶねぇっ!」
     割り込むように、と言うわけではないが。
     亮が飛んできた椅子を体で受け止めた。
     額に直撃したのか、大きく裂傷ができている。
     流れた血が、床に落ちて微細な炎にかわる。
     それまで負ってきた幾つかの傷口からも血が流れ落ちて、ぽたぽたと広い水たまりを作っていた。
     そのたびに、炎が広がって行く。
    「悲しみとか、全部受け止めるから……だから、前に進もう」
    「簡単に……簡単に言うな!」
     香苗はつかつかと大股に歩み寄り、亮の襟首を掴み上げる。
    「もう戻んないの。皆いた頃やってた、全部が全部、もう戻ってこない。あの日あたしが、一緒に燃えてればよかったのに!」
    「ざっけんな!」
     横合いから、拳が叩き込まれた。
     腐った床を転がる香苗。素早く起き上がってみれば、ナイフを逆手に握った織歌が立っていた。
    「お前の友達は死んだ。死んでバケモンになった。見ず知らずのヤツに襲い掛かって、殺そうとしてた。テメェも見てただろうが! お前がやったんだ、これを!」
    「死んだ……あたしが……」
    「もう、お前の友達みたいなヤツを増やさないために、お前が強くなる必要があるんじゃねえのか。お前が!」
     とん、と香苗の床に膝が付いた。
     とん、と織歌の爪先が床を叩いた。
    「あたし一人じゃ、何もできない」
    「一緒に闘う。一人じゃねぇ」
     上げた額を、指でついた。

    ●過ぎた過去に『たとえば』は無い。
     ダークネスを倒すのに、手加減は要らない。
     それは彼岸香苗のケースでも同じことで、彼女はその他すべてのダークネスやその眷属と同じように、ある意味で容赦なく、ある意味で手抜かりなく殺した。
     だから『彼岸香苗が死んだ』と表現しても、それはそれで間違いではない。
     ただしそこに、『彼岸香苗は生まれ変わった』と付け加える必要があるだろうか。
    「うちの校舎、ボロくてさ……」
     ココアシガレットを咥えて、彼岸香苗は窓の淵にこしかけていた。
     窓と言ってもガラスも戸も無く、大きな淵が存在しているだけのものだ。
    「夏は暑いし、冬は冷えるし、夜泊まり込んだら死ぬほどヤバくて……」
     隣では、茉莉と檀が壁際に背を持たれ、彼女の言葉に耳を傾けていた。
    「皆で毛布被って身体よせてさ、なんかドキドキしたな、あん時……」
     顔を上げる。
     外はもう日が沈み、11月の冷たい風が指や首を通り抜けていく。
     教室内に散乱した無数の遺体(状態はどうあれ遺体と呼んでいいだろう)は本来とは別の場所に埋め、形ばかりの供養をした。無宗教の彼等にとっては、供養にあたって形以上に大切なものは無い。
     だがそうしている内に日が傾き、気づけば空に星が浮かび始めていたのだった。
    「皆死んだか……分かったら分かったでキツなぁ……」
    「彼岸」
     祐飛が、土に汚れた手を布で拭いながら教室へ入ってきた。
    「ちゃんと送りだせたな、友達」
    「……そうなんかな」
    「多分な」
     布を乱暴にポケットへしまう祐飛の表情を、茉莉はしっかりと見ていたが、何も言わずに目を反らした。
    「代わりになれるなんて思って無ぇけどさ、俺たちを、新しい友達にしてくんないか」
    「なに、あんたも毛布でくっつきたいの?」
    「さっきまでの話の流れは忘れろよ」
     苦笑する祐飛と香苗。
     檀はそんな彼らを一瞥して、視線を床へと移した。
     草花の咲く教室に閉じこもっていた彼岸香苗は、あの時外を見ていた。
     殻にこもりたいという気持ちとは別に、抜け出したいという気持ちもまた会ったのかもしれない。
    「あたしは、ちょっとなぁ……」
     香苗はそう言うと、窓の淵からひょいと外へ飛び出した。
     とはいっても二階である。それなりの高さで宙を舞い、スカートを片手で抑えつつストンと土の上に着地する。
    「お前さ」
     手をぱたぱたと払う香苗の背に、あきゑが問いかけてきた。
    「お前、まだ泣いてなかったよな」
    「……ん」
     振り返る。
    「お前は、一人ぼっちになった。昔の友達は死んだ。それが現実だ。でもその現実が認めらんねーくらいツラかったんだろ」
    「……」
    「ひと暴れして、沢山泣きわめいて暴れ回って、そんで涙を拭って立ち上がったらいい。そうすりゃまた、一人じゃなくなるさ」
    「無くなったものが取り戻せなくても?」
    「取り戻せなくても、だよ」
     ちょっと肌寒いねと言って、多季が校舎から出てきた。
    「嫌かもしれないし、手をひっこめたいかもしれないけど、私達がその手をとってあげるから。大丈夫」
    「具体的に言えば、学園にいらっしゃいな」
     腕を組んで(いつからいたのか)桜花が胸を張って言った。
    「阿剛流魔導格闘術道場があなたの入門を待っていますわ!」
    「体育会系……」
     顔をげっそりさせる香苗。
    「ま、考えとくわ」
     気怠そうに言って、彼岸香苗は空を見上げた。

    「彼岸花の言葉には、『君だけを想う』と言うのがあるんだ。花と葉が共につかないことからそう言われてる」
     窓辺から外を見下ろして、亮が言った。
    「悲しい思い出も受け入れて、想いつづければいい。そいつは心の中に生き続けるんだ」
    「確か別の意味は、『悲しい思い出』だったか。あともう一つは」
     織歌が、首にかかったヘッドホンを外し、頭に被り直す。
     両耳を塞ぐようにして、目を閉じた。
    「『また会う日を楽しみに』」

    作者:空白革命 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2012年11月20日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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