ゲームは一日三十分まで。
ママはそう言うけど、ぼくは、それはちょっと少なすぎると思う。友だちの中には、もっとたくさんゲームをしてもいい人もいる。
ぼくは不まんだったけど、さい近ぼくは、それでもべつにいいことに気ずいた。
だってぼくは、ねている時の方がたのしいゲームができることに気ずいたんだから。
「ねえ、みんなはゲームは好きかな?」
灼滅者たちを誘った須藤・まりん(中学生エクスブレイン・dn0003)は、とあるゲーム好きの小学生についての話をし始める。
「ゲームが大好きなその子の名前は、ユウト君。けれどゲームをする時間が決められているから、代わりに夢でゲームをしてるの」
ただし、そのゲームの相手はシャドウ。シャドウがユウト君に毎晩ゲームの夢を見せて、堕落させようとしているのだ。
「シャドウが回りくどい手段に出るのは、ユウト君をすぐに支配できなかったからなんじゃないかな? きっとユウト君は、みんなと同じくらい強い心を持ってるんだと思うの」
もし、本当にユウト君に灼滅者としての力があるのなら、彼は悪い奴をやっつけるために、喜んでその力を発揮してくれることだろう。完全なダークネスになって灼滅するしかなくなる前に、シャドウを倒してあげて欲しい。
「ユウト君は毎晩、シャドウが作ったRPGの中を冒険してるみたい。ボスの魔王がシャドウなんだけど、シャドウがわざと負けてくれるわけないよね?」
シャドウに負けたら、ユウト君はダークネスになってしまう。けれど灼滅者たちが仲間になれば、魔王を倒せる可能性はぐんと上がる。『ソウルアクセス』で夢に入って、ユウト君と一緒に冒険に出よう!
「ただシャドウを倒すだけならすぐに魔王のところに行ってもいいんだけど、夢の中の世界はシャドウが作り出したものだから、困難なイベントを攻略すればシャドウは弱まるんじゃないかな?」
ユウト君に灼滅者がかっこいいことを見せつけつつ、シャドウを倒してユウト君を助けよう!
「私たちが倒せるダークネスはまだ最初の敵くらいだけど、いつかは魔王を倒せるようになりたいよね!」
そう言った後、私はみんなと違って戦えないけど、とちょっぴり申し訳なさそうにするまりんであった。
参加者 | |
---|---|
陽瀬・瑛多(中学生ファイアブラッド・d00760) |
ミケ・ドール(凍れる白雪・d00803) |
淳・周(赤き暴風・d05550) |
四津辺・捨六(わすれ影・d05578) |
深見・セナ(飛翔する殺意・d06463) |
霧渡・ラルフ(奇劇の殺陣厄者・d09884) |
兎津木・永慈(紅瞳の射手・d10893) |
檮木・櫂(斬雨・d10945) |
「勇者よ……よく聞きなさい。魔王を倒すためには、この私を含めた八人の仲間と、魔法のオーブが必要になることでしょう」
ここは、勇者ユウトが立ち寄った、とある村の教会。ローブを顔の見えないほど目深に被った、年齢も性別も不詳な司教――深見・セナ(飛翔する殺意・d06463)は、謎めいた予言を紡ぐ。
それに対し、いかにも小学生が好きそうな、かっこいい最強っぽい見た目の鎧に身を包んだユウトは、司教にビシッと指を向けると胸を張る。
「わかった! そいつらを集めればいいんだろ!」
教会から飛び出し、早速セナが語った特徴を元に仲間を探し始めるユウト。彼が最初に出会ったのは、自らの霊犬『ハチ』と戯れる狩人、兎津木・永慈(紅瞳の射手・d10893)であった。
「黒い髪と赤い目で、メガネをかけてて犬を連れてる……あ、あいつだ! 魔王倒しに行くから、ついてきて!」
永慈は、格好こそ村の狩人だが、背負う武器はバスターライフル。狩人にしては少々いかつすぎる気がしないでもないが、ここではかっこよさこそがリアリティだ。
「え……? 君、魔王を倒しに? 魔王はかなり強いらしいし……」
「だいじょーぶ! オレがついてる!」
永慈に向けて、にかっと笑うユウト。彼の中では、今ので永慈を仲間にした扱いのようだ。苦笑する永慈だが、元より仲間にならねばシャドウ討伐は始まらないので、素直にユウトに合わせることにする。
「んで魔王って、どこにいんの?」
「聞いたことがあるぞ、北の洞窟には魔王の城へ繋がる道が隠されているという……」
ユウトの問いの答えを知っていたのは、何の変哲もない村人Aこと四津辺・捨六(わすれ影・d05578)。彼もまた、セナの予言の通りの容姿であったため、当然のように強制的にパーティーに加入させられることとなった。えっ、俺が案内するの!?
四人が村の外に出ると、モンスターが現れた。
それも、ユウトが今まで見てきたような雑魚ではなく、不定形の悪夢から生まれ出たに違いない、名状し難いものどもが。シャドウが、夢への侵入者を撃退するために送り込んだ刺客に違いない。
「こんなところにSランクの魔物が!?」
捨六が驚嘆と共に解説すると同時に、魔物の群れが一行に襲い掛かる! 勇者ユウトは光輝く剣を振るうが、今までの魔物のように簡単に倒れることはない。
「うわあ、く、来るな! くらえ村人式零距離格闘!」
ユウトを庇いながら、魔物を次々に伸していく捨六。村人Aのはずなのに。
「最近、魔物が凶暴化している気がする……」
そう呟く永慈も、ハチとの巧みな連携プレーで、押し寄せる魔物を逐一撃破。味方に積み重なるダメージは――シャドウ本体との戦いではありえないことだが、司教セナの唱える祈りの呪文が完璧にかき消してゆく。彼らを仲間にしてよかった、という安心感と尊敬の念が、ユウトの心を満たす。
そして、全ての魔物を倒し終わった後、永慈はユウトに聞こえるように、魔王討伐の決意を決める。
「これが魔王の影響なら、絶対に食い止めないと」
「おう! がんばれよ!」
何故か他人事のように声をかけるユウトに、場の雰囲気が和んだ、その時。油断していたセナの背後に闇が集まり、倒したはずの魔物が息を吹き返したと思うとその魔手をセナへと伸ばす!
が、すんでのところでその闇の体を、永慈の放った銃弾が穿つ。
「いやあ、危ないところでしたね」
敵は今度こそ完全に霧散し、跡形もなく消えていった。
北の洞窟に向かって旅を続ける勇者たちは、険しい谷の中腹を這う、細い山道に差し掛かる。
「ここはモンスターも居ないですし、旅人もよく通る道なんで安全なんですよ」
「落石に合わないといいねー」
楽天的に解説する捨六に、永慈も暢気に答える。一方でセナは体力が続かず、息を切らせながらやっとのことついてきている。
邪悪なゲームマスターたるシャドウが、この瞬間を見逃すわけがない。彼らめがけて、巨大な岩が転げ落ちてくる。しかも狭い山道のこと、逃げ道はない……が!
「危ない!」
声と共に、旅の武闘家、陽瀬・瑛多(中学生ファイアブラッド・d00760)の体が岩肌を舞う!
龍の顎を模った籠手から『力』が網の目のように広がり、大岩の勢いを押し止める。不安定な斜面で歯を食いしばる瑛多の奮闘に、ユウトから、おお、という感嘆の声が上がる……とはいえ瑛多だけでは、ここで食い止めるのが精一杯なのも事実。その時!
「これでどうだい!?」
物陰から颯爽と現れた別の女武闘家、淳・周(赤き暴風・d05550)が、拳に炎を纏って大岩に踊りかかる。無数の拳を高速で放たれた岩は次第に原形を失い、無害な砂となって辺り一面に降り注ぐ。
ところが、岩の下にいる武闘家二人も、そのさらに下にいる勇者ら一行も、崖の上では別の岩がバランスを崩しつつあることに気付いていない。このままでは、もう一つの大岩は前の岩ごと、全員を巻き込んで押し潰すであろう。
もっとも、その心配はなかった。
二人の後から現れた女侍、檮木・櫂(斬雨・d10945)の双眸は、転げ始める岩の動きをしっかりと捉えていた。櫂は二刀を逆十字に構えると、赤きオーラを二つ目の岩に向けて解き放つ! 生憎、一撃での破砕はできなかったものの、岩は落下経路を大きく逸らし、誰もいない場所を谷底に向けて消えていった。
「アタシ達は、正義のヒーローだ。アタシ達も魔王城に向かう途中だったんだが……旅は道連れっていうし、一緒にいかねえか?」
「そう、お互い協力して、魔王を倒しましょ? 合言葉は、ひとりはみんな、みんなはひとりのために」
手の土埃を払いながら問う周に、櫂も、それは名案と頷く。
「あったりまえだろ! お前ら、強そうだからな!」
ユウトは胸を張って、その案に乗る。セナの予言で三人の容姿を聞いておらずとも、三人の強さを目の前で見せられれば、憧れないわけがない。
「それじゃよろしくな! 勇者ユウト!」
「おう!」
瑛多とユウトが互いの腕を合わせた後、一行は再び北への旅を続ける。
魔王城に繋がるという洞窟は、最初は自然のもののように見えた。ところが進んでゆくうちに、人の手の加わった迷宮ダンジョンとしての全容が次第に明らかになってゆく。瑛多や周が力任せに、永慈と櫂が巧みな技で罠や魔物を撃破してゆくものの、進むにつれて、次第に力ではどうにもできない罠が増えてゆく。捨六がユウトを守り、セナが仲間の傷を癒すが、それでも限界は近い。
そんな中、一行はとある部屋を訪れる。部屋の奥には魔法のエネルギーの渦に置かれた宝箱。そして二人の先客が、その周囲で何やら作業している。
「ひい、ふう、みい……やれやれ、お宝一つに厳重なことデス」
部屋中に張り巡らされた罠を数えながら、霧渡・ラルフ(奇劇の殺陣厄者・d09884)がため息をつく。
「こっち押さえとくねラルフ。下手踏まないでね」
落とし穴、毒矢、槍衾。相棒のミケ・ドール(凍れる白雪・d00803)は済ました顔で、自らも罠の解除を手伝いながら、発動させるしか解除方法のない罠からラルフの身を守る。その甲斐あってか、ラルフは仕掛けを手品のように、順次無力化してゆく。
最後に、二人が同時に部屋の別々の場所にあるスイッチを押すと、渦が次第に薄れ、宝箱に触れられるようになった。
「手に入れた?」
ミケがそう口に出した途端、宝箱の解錠を試みていたラルフに向けて、一本のボウガンの矢が飛来する。思わず息を飲むミケ。
しかしその矢は、キン、という音と共にラルフのナイフに弾かれる。
「残念♪ 鍵を開けた瞬間を狙ったのは素晴らしいデスが、ワタクシには些か物足りないトリックでしたネ」
ラルフは光り輝くオーブを宝箱から取り出すと、今初めて気付いたかのように、入口の七人を振り返る。
「魔王を倒しに行くのデスネ? ならばこれを差し上げまショウ」
強力そうなお宝に目を輝かすユウトに、ラルフは躊躇いもなく、オーブを手渡してしまう。
「これは、魔王城の結界を解くという魔法のオーブ!」
捨六の説明が正しければ、セナの予言は今、成就したことになる。もっとも、ラルフとミケが仲間に加わるのであれば、だが。
「よーし! じゃあみんな、魔王を倒しにいくぞー! おー!」
小学生奥義『いつの間にか仲間扱い』は、ここでも発揮されるのであった。
九人に増えた一行が洞窟を抜け、禍々しくそびえ立つ山脈を踏破すると、暗雲立ち込める中、ぼんやりと輝くバリアに守られた魔王城が姿を現す。
ユウトはバリアの前に立つと、高々と魔法のオーブを掲げる。するとバリアはガラスのように割れ、音もなく開く城門が一行を誘う。
「よーし、いくぞー!」
が、勇者の号令に、ついてゆく者はいない。八人の仲間は神妙そうに、その場で足を止めている。
「実は……魔王はただのゲームの敵じゃないんだ」
不思議がるユウトに、永慈は魔王の正体が人間の夢に巣食うシャドウなのだと明かす。そして灼滅者たちも、世界を支配する闇に対抗する、自分たちの目的を……。
「すっげー! じゃあみんな、そのシャドウって奴を倒しに来たの?」
「ご明察。そういう事になりマス」
ラルフは得意な手品で、どこからともなく薔薇の花を取り出しながら答える。
「騙すつもりはなかったのだけれど、ゲームを見るだけってのも、面白くないでしょ?」
櫂の弁解に、ユウトはおかげで楽しかった、と喜ぶが、ふとその表情が曇る。
「でも、そいつを倒したら、このゲームは終わりでしょ?」
「そう。でも夢は、いずれ醒めるものです」
が、セナの言葉は、決して終わりを意味するものではない。
「魔王を倒した後は、本当のヒーローになれるかもしれないんだから」
「倒すべきシャドウは、魔王だけじゃないからね」
ミケと捨六はユウトに、こんなゲームをクリアするだけにとどまらない、彼自身の輝かしい力を信じるよう促す。
「どんなお話にも終わりはある。でもそれは、次の話の始まりだ。次に進むために、決着をつけに行こう!」
「ああ、この悪い夢に終焉を!」
周と瑛多の掛け声を合図に、一行は魔王城へと雪崩れ込んだ。
「ヨクキタナ……ユウシャヨ……。ソシテ、スレイヤードモヨ……。コノ、ユメノナカガ、キサマタチノ、ハカバトナルノダ……」
城内の敵を薙ぎ払いつつやってきた、謁見の間。クラブ型の玉座に腰掛けた一体の仮面の魔物のほかは、魔物の姿はない。
「出たな魔王め! オレ達がやっつけてやる!」
ユウトの宣言に呼応するように、咆哮と共に魔王のマントがひるがえる。まるで宇宙のような闇の空間が辺りを覆い、シャドウの本体――仮面の顔と節くれた手足のついた、クラブ模様をちりばめた脈動する肉塊が姿を現す!
「さあ、魔王とやらの力、見せてもらおうかな」
魔王の変化に表情を変えることもなく、ミケは自らの闇を御し、魔王の闇を喰らわせる……が、肉塊はびくりと反応を見せるにとどまる。続く幾つかの攻撃も、ここまでの間で弱体化させたとはいえいまだ強大なシャドウの前では、そよ風にも等しい。
「んじゃ、これでどうだ!」
周の燃える闘気が翼の形に広がり、灼滅者たちを包む。魔王に抗う聖なる炎が、各々の武器に宿る。
対抗するように敵の仮面が何かを唱えるかのように動いたかと思うと、周にしか見えない邪悪な獣が召喚される。周に飛びかかり、自らの欲望のままに喰らいつく召喚獣! しかしセナの唱える聖なる呪文の前に、獣は周に与えた傷ごと掻き消される。
「そこだ! 村人式ホーミングバレット!」
「行きますよ、魔王……お遊びも、ここまでですよ」
いまだに村人Aの癖が抜けない捨六に、相棒を従えた永慈。二人がガンナイフを操ると、魔力を込めた弾丸が、引き寄せられるように魔王の体に吸い込まれる。悶える魔王だが、その攻撃の威力はいまだ衰えない。
そんなシャドウに変化が訪れたのは、さらに何度かの攻防を繰り返した後だった。
「そこだっ! こんな『ゲーム』、許してはおけないよ!」
方向感覚を失いそうになるほどの闇の中を軽々と駆け回っていた瑛多が、シャドウの仮面に研ぎ澄ました拳を叩き付ける。周が瑛多にまとわせた炎が、魔王の体と広がった闇を包み込む。闇に覆われていた世界が燃やされ、風景は玉座のあった謁見の間のものに戻る。
闇の帳を失ってうろたえるシャドウの姿を目を細めて眺めながら、ラルフは次の行動に移り始める。それを妨げるべく、シャドウの仮面が再び邪悪な呪文を紡ぎ出し、闇の弾丸がラルフを襲う……が、それがラルフに届くことはない。自動人形のように正確に射線に割り込んだミケは、闇の弾丸を全身に受けてもなお、顔色すら変えずに呟く。
「痛いなぁ……ラルフ?」
「お任せを。ゲームの魔王は、倒されるのが宿命デス。さあ、ショウ・タイムといきましょう!」
ラルフが操るトランプが別の闇の弾丸となり、逆にシャドウに突き刺さる。体を震わせる魔王の命運が尽きかけていると見ると、櫂は、灼滅者の戦いを離れた場所から見守るしかなかったユウトの手を取る。
「止め、刺してみる?」
こくり、と頷くユウトの手を自らの刀に添えさせ、二人で一本の刀を振る櫂。その刀は魔王の体を易々と両断し……そして、勇者を惑わす影は、霧のように消えた。
魔王を倒すと同時に、魔王城の周囲に立ち込めていた暗雲が晴れる。謁見の間に差し込む光は、やわらかな朝の光。
もうじきユウトは、この夢の世界にも別れを告げなければならない。シャドウを倒したことで、彼が目を覚ました後は朝露のように消え去って、二度と戻ってこないだろう。
「灼滅者って、カッコいいと思わない?」
ミケの言葉に、ユウトは瞳を輝かせる。
「みんなすっげーカッコよかった! オレも、あんなすげー人になれるかな?」
「もちろん、なれますよ」
「最後、ちゃんと魔王を倒したじゃねえか。勇者としては、もう一人前さ!」
永慈と周の言葉に、ユウトはくすぐったそうに体を捩らす。
「ただ、特別な力を、ただ持ってるだけじゃ意味がない。きちんと装備して、使わなくちゃな!」
「仲間になって下さるのなら、いつでも歓迎しますヨ」
捨六にわしゃわしゃと頭を撫でられ目を回すユウトの周囲を、ラルフが帽子から取り出した鳩が飛び回る。
「ただ、全てが今回のように、上手くいくわけではありません。それを忘れないように」
セナの最後の予言を受けて、灼滅者としての苦しみも知る櫂は、念を押す。
「今の幸せを捨ててまで、本当に灼滅者になりたいのか。よくよく考えてね?」
答えを出せないユウトに、瑛多は手を差し伸べる。
「ま、ゆっくり考えたらいいさ! けど、もしまた会えるなら、それを楽しみにしてる」
二人が握手を交わす中、カーテンの隙間から差し込む朝日が、世界の全てを溶かす――。
おはよう、新しいキミ。
作者:るう |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2012年12月3日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 10/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 4
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