クリスマス~盛大に祝おうぜ、絶叫と拳でな!

    作者:那珂川未来

     武蔵坂学園のクリスマスパーティーが、今年もやってくる。
     学園の敷地内にたたずむ伝説の木は、すっかり衣装替えをしてムードを盛り上げてくれて。
     そんなクリスマスツリーをバックに、 
    「街中に煌めく電飾の数々、聖歌鳴り響き、吐く息が白くなったと、俺のアイズ(両眼)が感じ取る……」
     何故かフライングVなギターを肩から掛けて、ぐっとこぶしを握り締める神埼・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)さんは、
    「クリスマスが、来たようだな!」
     ジャジャーン! すんばらしい爆音をとどろかせ、お決まりの語呂を高らかに言い放たれた。
    「クリスマスってものは、皆で楽しまなくちゃ意味がねぇ! こまけぇことを言い出したらつまんねぇ! 先輩も後輩も男も女も関係ない。灼滅者だろうがエクスブレインだろうが、ましてや校長先生だろうと関係ない! 様々な垣根を越え、イベントに熱厨しようではないか!」
     言い間違いではなく、熱い厨二病を略したものと申された、ヤマトさん。
    「一つのイベントを共有することこそ、あとから馬鹿やったよな俺たちと語り合うイイ思い出となり、闇堕ちを遠ざけ、ダークネスと戦うためのパワーとなる!」
     なぁそうだろう。
     ぐっとこぶしを握りしめ、やや血走った目で同意を求めるヤマトさん。間違ってはいないんだろうけれど、その気迫に若干引き気味の人もいたり。
    「とにかくお前の熱いノリはよーくわかった。で、結局一体何をしでかすつもりなんだ」
     クリスマスイヴの日は毎年、様々な趣向を凝らすパーティーが開催されるけれども――ヤマトの奴は一体何のイベントを紹介しようとしているのだ。まったく先の見えないやりとりに、ひとりの灼滅者さんがつっこんだ。
    「先月ライブハウスが使用可能になったな」
    「なったな」
    「そこで」
    「うん」
    「クリスマス限定特別ライブを開催する!!」
    「なんだと……?」
     驚愕の表情を生みだす灼滅者。
    「何を血迷いやがった! 厨二にもほどがあるぞ! 正気か? 頭うったか? ヤマト、お前、開始のゴングと同時に死ぬぞ!?」
    「その微塵も遠慮もない詰問もさることながら、お前の目は節穴か!? 何本気で俺が戦うとか思っちゃってるの、俺の肩に下がっているこのフライングVが見えぬのか!?」
     どう見ても楽曲演奏して歌うのが目的にしか見えないだろう。いくら俺が厨二だからって、マジ灼滅者と戦闘なんてやるわけないじゃんとヤマトさん。
    「お・れ・は、フツーに爆音と共にデスボ繰り出しつつ魂を叫ぶんだよ! ステージ上で!」
     下北沢のライブハウスで、純粋に対バンしようぜと、声高らかに募集を募るヤマトさん。あ、別に単純に(聞く側のお客様として)参戦するだけでもオッケーよ、と付け加えるヤマト。
    「そして実はもう一つ、後楽園会場で聖夜に奉納する、オサレな戦いに出場してくれる、熱き血潮の猛者を求む!」
     やっぱりあった、ふつーにライブハウス運用計画。
    「結局それもあるわけだ」
    「当然だ、ライブハウスだからな!」
    「要するに、純粋にクリスマスのコンサートと、クリスマスの模擬戦をやりたいと」
    「イエース! と言っても、もちろん普通のライブハウス形式ではなく、クリスマス仕様でだ」
    「それってどーゆー感じの?」
    「やり合うのが灼滅者同士だし、場所が場所だから、まぁ本気で戦ってかまわん。もちろん重症にならない程度にな。殲術道具も得意な物を使ってかまわない。そして」
    「そして?」
    「クリスマスっぽい装いを義務とする」
    「へ? クリスマスっぽい……?」
    「まぁ難しく考えるな。トナカイのコスプレでもいいし、マテリアルロッドをツリーのように電飾で飾ってもいい。恥ずかしいという女子の為に、単純に天使のアクセサリーを付けるだけでも可とする。クリスマスケーキを持参し、サイキックと共にパイ投げの如くぶつけ合ってもかまわない。霊犬イヌぞりサンタとか、ライドキャリバーの暴走サンタとか、とにかく、クリスマスとライブを楽しむために、創意工夫して戦いに挑め」
     その際サイキックにオリジナリティ溢れるクリスマスっぽいものや厨二なものを叫ぶと雰囲気出て楽しいぞと偉そうに語るヤマトさん。
    「なんか、クリスマスという趣旨から外れていないか?」
    「皆で騒いで楽しむという、パーティーという趣旨からは外れていない」
     キリッ。真顔で言い切りおった。

     ちらちらと白雪が舞う中で、しっとり優雅に時間を過ごすこともいいけれど――。
     熱く楽しく元気よく。
     クリスマスは絶叫と戦いだ!
     無礼講という言葉を最大限利用して、みんなでハチャメチャでノリノリなクリスマスを楽しむのもいかが?


    ■リプレイ

    ●下北沢
    「初めてライブを観に行くけど、どんな感じなんだろう?」
     今日はMUSICAの皆でライブに参戦。一つの空間に、沢山の人。暗い会場内。凪はどうしていいかわからなくて、ちょっと不安そう。初めて生の音に触れられるという楽しみに悠埜はわくわく。レオナルドはまだ暗いステージに期待を寄せて。
    「ん~、今回どんなライブになるんだろうねぇ?」
     出演バンドやセットリストなどが気になって、真一は知らないか聞いてみようと横を向けば、
    「…………」
     圧倒的な人の数に樹梨花は目が点に。ライブハウスがどういったものか知らなかった様子で。
    「レディースアンドジェントルメーン! こんばんわーっ!!」
     天花の元気な声が、会場内に響き渡って。気分を盛り上げてくれるのは自分だけじゃなく――戻ってくる皆の姿勢に気持もぐんぐん上がる。
    「ここに来てない人が泣いて悔しがるくらい、とびっきり盛り上がっていこう! 今夜は寝かさないよーっ!!」
     天花と、フロアーを埋め尽くす人たちの声、そして――。
     くるくると回るスティックが振り下ろされ、強烈なタムの音を響かせると同時に、ベースの重厚ビートにギターの鮮烈メロディーが重なって。まず大事な先陣切るのはOutsiderだ。
    「フフフ……さぁ、僕らの宴を始めよう」
     マイク手に結斗は武器とも言うべき中性的な声をメロディーに乗せて。破裂音と共に開けた万色の光の中、いきなりアップチューンなナンバーで攻めるのは様式美。
    「こう、音が体に響く感覚っていいな……」
    「心臓が! 体がぐらぐらしてる! ちかちか眩しい!! 目くらましか!?」
    「って志島落ち着けー」
     体内に流れ込むように内側から響く重低音。はじめての感覚に軽くテンパる樹梨花。これミラーボールって言う奴だからなと、とりあえず宥める悠埜。
    「UUURRRRYYY!!」
     ノリノリでヘッドを走る戒のスティック。ウィクターがぶっとい音ガンガン響かせ、熱い戒の魂に正確無比のテンポを添えて。
     一人参戦のレイシー。ステージ上に知っている顔はいない様だけれども。そんなの関係なしに盛り上がれるのが音楽のいいところだと彼女は思う。
     リズムに合わせて体動かしたり、知ってる曲は一緒になって。
    「さあ皆さん! 楽しんでいきましょう!」
     キレの良いソロをやり遂げウィクターが腕を振り上げれば、全力で帰ってくるレスポンスに、テンションもハイ。
    「YAーーーHAーーー! 盛り上がっていけよぉぉぉぉぉぉ!」
     革ジャンを脱ぎ捨てて上半身裸に。二曲目だって激しいのいっとこうぜ!
     レザーで統一している弥咲と結斗が寄り添いあって激しいステージングで観客魅了。結斗に重なる弥咲のハスキーボイスが引き立てて。
    「Oh Yeah! 盛り上がってるかーぃ!」
     豪快な弥咲らしい弦が切れそうなほど熱いソロが、ラストの曲に華を添え。
     Outsiderの勢いを引き継いで、宗也と柚來がボイスパーカッション。テンション高めの曲で、その場のノリと勢いで突き進む。
     二人じゃちょっと盛り上がらないかもしれないなんて柚來は危惧していたけれど、宗也の入れる不思議なアレンジのほか、柚來のダンスパフォーマンスが際立っているから。
     軽くバク転やバク宙を混ぜながらも、宗也のジャグリングわも取り入れたステージングは一発芸のようになっているけれど。
     楽しければそれでよし。
    「クリスマスよ! 皆で楽しむわよー!」
     そして巧みなベース演奏で魅せる、生足でミニスカサンタ服の紫苑登場。唄はなくてもアップテンポでノリの良いサダンサブルなメロディーをベースでこなす。
    「ローアングルから写真なんて撮ったら、あとで殴りに行くからね!」
     お茶目なノリのMCも好評。
     ここで一旦小休止。絶妙な流れに想樹はアコースティックギターでバラードを。女性らしい格好していますが、
    (「この格好に騙されてくれる人がどれだけいますかね」)
     声変わりもしてないのをいい事に、ゆったりとした曲を、高い声で丁寧に歌い上げて。
    (「シモキタでライブと来れば、ジョー以下武蔵坂軽音部の面々も当然来るでショウ」)
     ウルスラが歌うのは昔からだったけれど、ギターを始めたのは軽音部に入ってから。ギターで彼らに挑むのにはそれなりに意味があるようで。
    「謎のギターデュオ参上! デース」
     アップテンポのクリスマスポップで攻めるウルスラと神夜。
    「サプラァーイズ、カーニバル! Yeah!」
     最初は控えめなステージングを披露していた神夜だけれども、会場と一体となる喜び、そしてウルスラの楽しげな様子に自分のテンションも上がってきて。
    「いいか、お前等? 今日のリア充は……全力で楽しんだお前等の事を言うんだぜ!」
     マイクパフォーマンスも加えて、ノリノリのギターソロに会場の盛り上がりも再びレッドゾーンへとまっしぐら。
     そしてトリを飾るのは武蔵坂軽音楽部Secret Baseのメンバー。
    「あっ、錠がステージにいるよ!」
     ささらは知っている姿に気分も高揚。そしてライブが初めての綺子は、最初は戸惑い気味でどのように楽しめばいいのかわからなかったけれど、ささらが手首に結んでくれたリボンのおかげと、そして生み出される音に緊張も完全にほぐされたから。
    「ハロー、オーディエンス。Secret Baseの世界へようこそ。 夜はまだまだこれからだぜ!」
    「ノッてこいよ!! 最高にアツい、バーニング・クリスマスにしてやるぜェェェッ!」
     挑発的色っぽさ全開の鈴、そして圭のハイトーンシャウトが、まずは爆音への扉を一気に開け放つ。
     アンプ直。誤魔化し利かないけれどダイレクトなサウンドが迫力満点。奏で始めたなら、後は音の濁流、奔流。
     マイクに叩きつけられた英詩が空を割る。圭の複雑なフレーズをタッピング、結理の勢いに乗せたチョッパーに跳ねる音。合間を縫うように奏でられる、鈴の爪弾く音色は七色に。
     しかもツインドラムスとなれば、細かな音の表現に厚みが増すから。タテノリで盛り上げながら、間奏には目一杯のブレイクを挟んでパワープレイを魅せる錠。貫は雷神の太鼓のイメージで、轟く低音鳴り響かせ。
    「うんっ、さいっこー!」
    「いいぞーカッコイイー! ひゅー!」
     伝わるメッセージに酔いながら、そのうねりに乗りまくるささら。綺子もレスポンス投げて。
     貫の凄く弾けたコーラスが、ぎゅんぎゅん会場の雰囲気を押し上げて。そして結理が「Sing along!」客席煽ろうとしたら。
     サンタ帽を目深に被り、白ヒゲを装着、ワイルドすぎる格好の何処かで見たことあるあの人は確か泰三さんというお名前だと思われますが違うかもしれない人が、両手にポンポンを装着し、LOVEという字を全身で描きつつ、
    「ラブリーけいおん! フッフゥー!」
     どうしよう。この爆音の中でもあの野太い声が聞こえる不思議!
     けれど熱い気持を受け取って。
     愉しい!
     誰もがそうだと、音で分かる。
    (「つーかやべぇだろ。このテンション、雰囲気、空気、溢れる音、全部が楽しすぎる」)
     生き生きしている軽音部のメンバーを、フロアー上から見上げてレスポンス返す千慶も、その釣られて笑顔が零れて。
     体全体が馴染むまでは、ぎゃあぎゃあわたわたしていた樹梨花だけれども。次第に響く調べにのせた叫びと、 祈りのように美しく見えたそれを、気付けば必死に、しかし呆然と眺めている。
    「すごいな」
     溢れ出る音と、汗を散らして演奏する軽音部の面々を見上げ、恢は無表情な目を輝かせる。
     熱気、歓声、躍動――この感覚に、凪は楽しくて酔ってしまいそうなほど。
     思った以上の音の大きさ。沙花は空間を埋め尽くす音と一体となって。全てがすぐ近くで生きている感じに凄いと思って。
    「いつかクラブの子達ともバンドとか組んでみるのも楽しそうだね」
     軽音部の呼びかけに明な高音で答えていた恢。レオナルドの言葉に同意見だと頷いて。
    「見るのも楽しいけど、やってみるのも面白そうだ」
     音の振動が自然と体を動かすのが心地良い。見るのとやるのでは、また楽しみ方も違うだろうからと沙花。
     絶対に楽しいに決まってると、ステージに釘づけのまま恢が呟けば、
    「こんな事……私達にも、出来るの、かな?」
     凪は半疑ながらも、そうでありたいと強く憧れるほどアーティスト達のステージングに魅了され。
    「うちの面子でバンドとライブか……中々濃い面子になりそうだけど」
     けれど、それが絶対に楽しいってわかるから。
    「いつか絶対に実現させたいな」
     フィナーレに飛ぶ、紙吹雪と零れる光に悠埜は目を細めて。
     大盛況のライブは、しばらく熱も冷めきらぬまま、聖なる夜を迎えるのでありました。

    ●後楽園
    「バトルぜバトルぜ! 血が滾るぜ!」
     津比呂は、開始早々威勢の良い雄叫びをあげて。
    「斧ではなくこの相棒で、後楽園に集まったみんなと血の晩餐を!」
     どこでどうなったのか古い伝承を間違った認識で覚えていた織久は、黒衣のサンタ衣装と、袋には臓物を詰めるという伝承通りに、腸にミンチにした肉詰め込んでいるという所謂ウインナー装備して。
     何かが、凄い光景だ――と言いたいところだが、電飾全身ぐるぐる巻きの人間ツリー徹太さんとかもっと上がいた。
    「オレ、ターキー! っつか鶏か!」
     鶏の着ぐるみ纏い、ゴージャスモードでこちらも何かしらきらきらしている感半端ない幾彦。
    「なんかイカ釣れそう……つか俺もなんか面白いことしたらよかったー頭に懐中電灯巻くとか」
     きらきらな二人見ながら、周は素直な感想漏らしつつ
    「ハッハッハッハッ! 化野ォ! リスキーが足りねえ ツリーの雪綿借りてお前をイカヘアーにしてやる」
     ヤバイ、すでに会話噛み合ってないくらい眩しすぎる。
     こりゃとっとと始めた方がいいね、いつの間にかそこにいたカメラ片手の蝸牛とミニスカサンタ静香はマイクを手に、
    「武器を取り、気合を入れてこの夜に武の祝福を!」
    「れぇぇっふぁい!」
     ごぉーんと何かしら沈痛な響きを伴うゴングの音。
    「さあさあ、集まりましたよこのクリスマスだというのにバトルで楽しもうとする独り身の悲しい人達がっ」
     かくいう私もそうですが。静香は煌々とステージを照らすライトの光を浴びながら、体を張っての実況。
    「クリスマスまでに恋人が出来なかった独り身の切ない拳をくらえええ!!!」
     津比呂は堂々と独り身を宣言しながら拳繰り出し。
    「うおおおおおお!!!!」
     会場の音が一瞬消え去るほどの雄叫びをあげ、何かを目指して真一直線にかけていく青年。その名も昌利。バトルオーラを拳に一点集中させたまま、津比呂へと突進する。
     だがそこへ立ちふさがる謎の影。
    「一度戦ってみたかったのです!」
     見れば、眼鏡外した優太郎。どうやら裏の人格で参戦している模様。けれど事情を知らない昌利は吃驚したもの止められず、鉄鋼拳一発華麗にヒットして撃沈とか!
    「ク、クククク……ヒハハハハ!」
     その間に、臓物もといウインナーを鷲掴みにすると、津比呂のその口目掛けてレーヴァテイン。こんがり焼けたウインナーを召し上がれ、だ!
     華麗に喉を埋められ、津比呂撃沈。揚々とする織久。
    「やっぱヒーローやったら多くの敵と戦うわけやからシミュレーションにはぴったりやん」
     とお!
     華麗にステージ上へと躍り出ると、いつもよりキレのいいポーズを決めた兵。
     そして、吹き上がるバシニングフレア。遙は蓮次と共に特撮ヒーローっぽいポーズを取りながら、
    「ハッハァ、よい子の諸君! メリィイクルシミマァス!!!」
    「待たせたなァ! 俺達が来たからには安心して負けていいぜ!」
     ヒーローが二組とか、今流行りのヒーローてんこもり大規模戦闘みたいな。
    「くぅう、格好良いポーズ! 超格好良い演出!」
     遥、ご満悦。
    「レーヴァテインで炎付与した鋼鉄拳とかかっこよくね? 俺の武器バトルオーラだしいけんじゃね?」
     よーするにそれっぽく連携しようぜと言う蓮次と共に、遙必殺技発動。見た目悪っぽい織久を狙うが、
    「サンタからのプレゼントだ。盛大に吹き飛べぇい!!」
    「まずは、そこのあんたから」
     盛大な笑いと共に繰り出される、流希の無差別オーラキャノンの雨あられ。肘を前に突き出しながら兵を倒しにかかる聡美。
     そんな素敵な雨の中を、なんか色々と素晴らしい方たちが突っ込んできて。
    「いやー、クリスマスなのにな。拳か! 拳だわちくしょう!」
     と言いつつ、射撃戦とか。頭の緑が重くて動けないんです、ツリーマンに扮するジクムントはジャッジメントレイで皆様の往く手を聖なる光で照らしつつ。
    「この格好なだけで『笑い』取れるんやないかな……ふふ、ふ」
     明々後日くらいの方向に視線彷徨わせつつ、力無く笑っている壱世さんはシスター服に天使の羽。壱兵衛は聖職者の装いで、青色LEDを巻きつけたマテリアルロッドで流希に肉薄。
    「完全に不審者だな」
     自分等のナリに失笑する壱兵衛の頭に、更に雰囲気たっぷりエンジェルリングなリングスラッシャーが浮いているなんて、誰が想像した。
     壱世を極力視界に入れないようにしながら、シールドバッシュでヒーロー達に突っ込んで。ええ、視界に入れないのは笑ったら失礼だからですよ。
    「ちゃうねん、目から出とるこれは鼻水やねん!」
     そんな臣と周りの生温かい目を察してか、哀愁漂う鼻水と言い張るものを流し続ける壱世の前に、サンタの面を付けた人!
     割と雰囲気に呑まれちゃってますよねと傍からでもわかるテンションぷりに、ガンナイフで撃つ・斬る・駆け回るを凄いローテンションで繰り出す一太郎。
    「切り裂け神の刃! 神刃無双!!」
     零距離狙いで突っ込んでくる一太郎に軽く戦慄しつつ、壱世トラウナックルで、トラウマ刻んであげちゃったり。
    「クリスマスにこういうのも悪くないな――まあ、取りあえず手近なチビから潰すとするか」
     と、芥一郎はいきなりとメイに戦艦斬り。メイは咄嗟に日本刀で受けて。
    「ほざけデカブツ。返り討ちっスよ」
     挑発的笑みに、同じく笑み返し。
    「人をチビ扱いするのが気に入らなかったんスよね」
     しばし斬り合っていたけれど。周りの惨状に舌打ち芥一郎。
    「――ったく五月蠅くてかなわん」
     レーヴァテインでジクムントに一撃浴びせると、一旦共闘しないかと持ちかける芥一郎。
    「他の奴にぶっ倒されたら赦さねェっスよ」
     紅蓮斬りを打ち放ち、勝気な微笑を零し。更にカオスな現場へと。
    「でいやぁっ!!」
     アインスと雪華はの決闘は白熱して。いつもと違う格好にぎこちないアインスも、得意のヴァンパイアミストからの閃光百裂拳コンボが華麗に決まる。
    「でいやぁっ!!」
     技術的なものは亜流だけれど、気迫では負けないよ。決める飛び蹴りは華麗にアインスの胸を突いて。
    「いぃよっしゃぁっ!!」
     勝ち名乗りを上げる雪華の声をかき消すほどの、
    「ヒャッハー!」
     健康な肌を生かし、半裸に角という格好のゴンザレスと、無駄毛処理済みミニスカサンタな善四郎。
    「ま、これ位やりゃパーティの余興っぽさは出るっすよね!」
    「武器なんざいらねぇ、世紀末に鍛えた肉体と拳を見せてやらぁー!」
     肉弾戦大好きゴンザレスさん。
    「サンタストレート! エンジェルリングアタック! そして!」
     例えゴンザレスがすでに撃沈していようとも、袋の中の麦チョコをぶちまける事は譲れない。
     降り注ぐ麦チョコの雨の中、黒い物体を片手に幼馴染へと突進していくメイ。
    「お……何そのダークマター!」
     その制作過程すら想像できないシロモノに唖然とし、接近を許す喜乃。
    「何いってるの? これはクリスマスケーキよ。すごいでしょ! ちょっと香味を加えてみたんだけど」
    「それのどこがケーキいいいい!? 何をいれたらそうなるんだ! メリクリの字が悲惨なこぶっ!」
     喜乃の言葉を遮って、全力でケーキを顔面に叩きつけるメイ。ずるる~。真っ青な顔して地面に落ちた喜乃の図。
    「……っさて、次はだれかなっ」
     軽快に技が決まって決まってすぐに別の相手探しの聡美。そしてお隣りへと折れる兵。
    「これこそ、マイナスクリスマスだなぁ。はっはっは!」
     そして一緒に川の字書くことになったのは流希。盛大に笑いながら落ちる彼に止めを刺したのは、
    「ふっふー! テンション上がってしゃーないわ!」
     楽しーと、一勝の手ごたえに浮かれる七。
    「何でクリスマスに殴り合いなんだよ……おい衣幡、はしゃぎ過ぎんじゃねぇぞ」
     嗜めるようなこと言いつつ、浮かれ気味なのはかまちも一緒。起毛緑パーカー茶色ズボン、リボンとオーナメントでクリスマスツリーとかどんだけウカレてんだ俺は、だ。
     二対二、いいカードねと突撃仕掛けるミニスカサンタの契と彩音!
    「サンタからのプレゼントよ。どうぞ、お受け取りなさい」
    「回復? メンドくせぇ。肉を切らせて骨を断つっつの」
     と男らしいこと言っていたら、外部から救いの手。
    「回復は任せろ!」
     直人がヴァンパイアミストを発動。
    「あら」
     そんなところにいないで楽しみましょうよと言わんばかりに、七は御礼がてらガトリング連射。
     ぱたりと倒れる直人。ヴァンパイアミストが裏目に出てしまった模様。
     そこへ何か来た、嗚呼三つ巴。
    「お前も電飾人間にしてやろうかー!」
    「俺達にきらきらされたい変態から前へ出な。喰らえ! 魔焔必燼綺羅仝弾(まえんひっじんきらきらだま)ァ」
    「癒せ! オレの声! エンジェリックボイス!」
     すんごく楽しそうにチェンソー剣振るう周、テンションレッドゾーンな徹太と、cock-a-doodle-doo叫ぶ幾彦。
    「せっかくのクリスマスなんだもん! ほえたけれ、私のおーらっ!」
     更に加わるのは、舞夢。トナカイのまんまるもふしっぽをふりふりしつつ、頭の角はかきーんかきーん。
     彼女の往く手には、きらっきらな魔氷が降り注ぎ、影のとなかいさんが突進だー。
     どーん、となかいに跳ね飛ばされる契。
    「ふふ、皆私たちのミニスカサンタ姿に皆釘づけになってくれてるかなー?」
     そんなほわいとくりすますな舞夢のフリージングデスをかわしながらそれバックに、彩音のデッドブラスター炸裂、電飾撒き散らしながら果てる徹太と、かまちのレーヴァテインでものの見事に丸焼きになった幾彦。
    「え、あの一人で二組相手にしている人と戦うの? わ、わかったから背中で騒がないで!」
     愛刀と会話(?)しながら、渦中へと突撃するアンク。
    「プレゼントだッ!! メリイイィーー……クリスマァァァス!!」
    「いやぁ、戦いって、いいですよねぇ」
     にっこにこしながら突っ込んでくる榮太郎と、豆腐とケフィアを手にチューブトップセクシーサンタで白濁な嫌がらせを敢行する絢花。
     三つ巴どころか混戦極めたこの戦場。
    「ふっ、もまさかこの乱戦で生き残ることができるとは思わなかったでござる……」
     絢花が清々しく汗を拭っていたら、
    「なぁ、其処のお前! オレと一戦交えようぜ、このクリスマスの日になぁ」
    「少しは、歯応えのあるやつかな?」
     運命の悪戯で遭遇した鳥衣と賢の戦い勃発。ケフィアにで再び参戦の絢花。更に突っ込んでくるのは、
    「手合わせしよや~。恨みっこなしやで~」
     ライドキャリバーのエクシーと共に単騎で突っ込む啓介。
    「複数相手でも構わねぇよ! 奇襲でもどんと来い!」
    「行け! エクシー! 蹴散らしてまえ!」
     賢の黒死斬を受け止めつつ、紅蓮斬で炎を撒き散らしながら鳥衣は威勢よく絢花を叩き伏せ。
     再び上がる戦乱。それに更にカオス打ち込んだのは、お望み通り来たぜ、団体さんだ!
     太一郎ブラックサンタに源太郎トナカイ、ヴァイオラクリスマスツリーが徒党を組んで、素晴らしいコンビネーションで襲いかかる!
    「クリスマスプレゼントだ……歯を食いしばれッ!」
     完全にツリーに擬態しているヴァイオラの闇打ちバリの援護を受けつつ、無敵斬艦刀の峰に源太郎を乗せて、一気に振り上げて上空へ投げ飛ばす太一郎。
    「れんけいサイキック! ぜったいむてきこうてつかげしばり拳!」
    「えぇ? エルウッドの要素が無いじゃない…」
     ビハインドに触れてない決め技に、不満満載なヴァイオラ。けれど影縛りは忘れない。
     そしてエクシーと思いっきりがっちんこ!
    「あっ!? トナカイがこわれた!」
     そんな大破したトナカイと、他所様の血で血を洗う戦いを見て、ちょっぴり興奮しちゃった彩希は、
    「クリスマスのサンタって、返り血を浴びたから赤い服なのかしら。 そうだとしたらとても素敵なのに」
     うっとりしながらナイフを取り出しそうに。あらいけない。只今卓上競技部の皆さんと、メリーなケーキのプレゼント合戦中。
     お約束の露出度高めなミニスカサンタ景、振りかぶって第1ホール目を投げたー!
    「聖夜って実はあまり好きじゃないんだよぶつぶつぶっ!?」
    「……すまない、白君!!」
    「(頭)悪い子はいないかぁ!」
     景のサービス喰らった彰二トナカイさんへ、ぽんぽんミニスカ都璃サンタとブラックサンタ椿からもプレゼント。
    「悪いな、手加減はなしだ」
     もみの木キグルミをわっさと揺らし、柳も彰二へロックオン。真っ白クリームと唐辛子真赤クリームで目出度い色合いに。更に追い打ち理一のデコレーション!
    「やーい間抜け顔ぉー」
    「日ごろの恨み……ここで晴らさでおくべきか……!」
     骨肉の争いいまここに!
     そんな二人をオロオロしながら見ていた都璃だけれども、降り注ぐこと雪の如しなクリームの床に足滑らせ、
    「ぶっ!」
    「はっ!」
    「す、すみません!」
     何が起こったのかわからないけれど、多分自分のせい。 戦いに終止符打ったとか、これなんの奇跡。
    「景にこの問題が解けるか!」
    「ふえぇっ!? 椿サンがまほうのじゅもんを唱えながらパイ投げてくるー!?」
     突如椿に投げかけられた計算問題に、ブラックアウト寸前の景。べしーっ。破裂する緑はワサビ味☆
     緑のパイで強制覚醒。涙目になりつつブルーハワイケーキを発射。景に便乗して投げつけようとする朱梨を見つけて。
    「それは後で、皆で食べような」
     手作りケーキ投げるなんて勿体無い。これをそこにいるもみの木な柳に届けなさい、緑色クリスマスパイぷれぜんとふぉーゆー♪
     ばれたならしょうがない、フッと笑み零し、振りかぶる柳ですが。
    「お? 思った以上に動きに、く……」
    「ごめんね柳せんぱい、しかしこれも椿さんへの愛のためなのです!」
    「ぐは」
     顔面直撃。傾くもみの木、たおれるぞー。
     そんなお隣の戦場では、クラブ『Chaser』がお菓子を賭けてバトル開始直前。
    「景品のお菓子ブーツは勝った人の物ね、分かり易くて良いわ」
     お菓子ブーツを前に、くるみとるりか、二人のミニスカサンタが火花をばちり。
    「それにしてもこれなんだろ。悟くん先輩からプレゼント?」
    「えー、プレゼントあるのー?」
     ミカエルが見守る中、奏恵が躊躇なくあけると、きらきらゴージャスモードの悟がクラッカー鳴らし登場。
    「すっごーい、悟、器用だねー!」
     ミカエルの言葉に気を良くし、どや顔で箱被ったままであるけれど、全員揃ったところでバトル開始だ!
     ミカエルは軽さを生かして手数で勝負。
    「みっきー流、ぽかぽか拳をくらえーっ!」
    「今日は寒いしこれで暖まるといいと思うんだ」
     という事で遠慮なくどうぞなんだよと、るりか。
    「ローストチキンになりたい方はかかってらっしゃい!」
    「燃えろや! クリスマスファイヤー! レッツファイヤーダンスや!」
     迫るくるみのレーヴァテインを牽制するように、ごーっと走る悟のバシニングフレア。
    「うわなんやこれ箱燃えとるやないか!? ちょ、誰か消してー!」
     周りは敵ばかり。自分で消した方が早いぞ悟。
    「……回復とかしないよね?」
     奏恵、容赦ありません。クリスマスベル鳴らしつつジャッジメントレイ。ある意味悟の炎は消しとめられた。
    「お菓子の為ならボクは頑張れる」
     勝ちぬいたるりかはぐっと拳握り。お菓子は皆で食べようと、終っても和気藹々。
     そんな和やかなお隣では、ノリノリ九鳥とクールな木鳥のラブい姉弟が。
    「……九鳥はともかく、きーくんも血の気多いんだね」
     意外そうに見るつねへ、戦闘好きは両親から受け継いでると告げる木鳥は、姉さんもうちょっとスカート長くても良かったんじゃないかと。
    「ラブラブ姉弟を負かしてやんよ」
     トナカイの着ぐるみに身を包み、小太郎は木鳥にデッドブラスターばきゅーん。 何かが怖さそうだからという理由で、ぴかぴかお鼻のトナカイなクーシーは木鳥へ黒死斬――と思ったら、
    「ラブラブだなんて照れちゃうなー」
     弟を庇う姉は攻撃受けても楽しげで。
    「ラブでは無いけど、絆ならあるさ」
     お返しとばかりにギルディクロス。
    「仲がいいな……」
    「張り切り屋さんめ、ったくもう」
     ふらーっと眠気に襲われるクーシー。つねは顰めっ面で受け止める、照れれば照れるほど強くなる気がするのは気のせいではない。
     振りかぶる紅蓮斬はふたりで合わせて。
    「きゃあ。か弱いトナカイに何するの」棒読みで逃げて避けている小太郎。けれど 結局ローストされて。
    「やっぱりって気はしてたけど、こういう時は息合うんだ、この姉弟……」
     やり辛い、そんなつねの予感通り、今回は姉弟の勝利に。
    「いっつもちょっかい出してくるんだから…みてなさいよ」
    「楽しくバトりましょう、ええ……」
     負けないわよと息まくほのかと黒い笑顔の瑞穂。
    「さて……あまり、こう、戦うときの顔は見せたくないのですが…」
     瑞穂はため息つきながらも、
    「でもまぁ、折角だし、ヨ……飛ばして……いくぜぇ!?」
     いきなり影喰らい。
    「! ふふ、楽しめそうね……っ」
     ヴンパイアミストで狂気を高めながら、目は輝いて楽しそうな表情のほのか。
     そしてかちあった、永遠の設定。
    「トナカイ姿ってことはあれやな、繁盛期以外は仕事せずにタダ飯食ってるって設定か」
    「つまり繁忙期にコキ使ってくれる上司って設定だな? OK滅べ」
     子どもの夢と希望☆が詰まった白い袋を背にする夜月と、全身タイツの真赤なお鼻トナカイ健、腰にくくりつけるは橇。
    「くらえ積年の恨み! トナカイ・オブザ・イヤーッッッ!!!」
    「鍋の食材にしたらぁ!! メリー・クルシメコラアアア!」
    「やめろ! クリスマスにまつわるトラウマを蘇らせるのはやめろ!!!」
    「悪夢でも見ながら沈んでろや!」
     トラウナックルに涙目で橇を振り回す健と、お返しとばかりに積み木ぎゅうぎゅうの袋ぶんまわして殴る夜月。嗚呼、何処か仲良し。
     そもそも今日予定がない時点でお察しください。
     ライブという予定が今日の予定、ライドキャリバー空宙でバックフリップを決め、颯爽登場非さん!
    「非……予想通りノリノリでやってきたな。早速だが覚悟しろ」
     日頃のアレコレ(弄り)の借りをいまこそ全部返してくれると息巻く梓。非は純白サンタワンピースの裾を翻し。
    「この服はな……お前の血で紅く染まることで完成するのだ!」
    「戦術についてレクチャーしてやる。自分の血で染まれ!」
     拳を叩きつけると同時に梓はマジックミサイル。非は右手に真紅、左手に深緑のオーラ纏い。零距離発射の押収、ねぇ実はすごく仲いいんじゃありませんこと。
     クリスマスな赤と緑の隆盛に打ち抜かれ、そして梓は今日も弄られて終わった。
     負けた方が勝った方の言うことを1つ聞くっていうのは如何?
     どちらが勝っても、きっと愉しい筈と、恭司は殺戮領域を展開しながら肉薄。
    「っ!」
    「ははっ。油断大敵ーぃ」
     カウンター。倭文はぺろりと唇を染める朱を舐め、
    「ちなみにオレは油断なんか生まれてこの方したことねーから」
     言うこと聞くのはそっちだと、刀を抜いて。
    「行くぜーぇ、恭司? コロシアイだ」
     紅と漆黒が幾度も刀を交えては、ライトの光を横切る鮮血。
    「ふふ、愉しいなァ……お前と本気で遣り合えるこの瞬間が、本当に愉しくて仕方ない」
     さぁその刃、最後の一太刀を振るったのは――紅の人。
    「負けた方は裸エプロンな! あれ、誰得だそれ?」
    「……何時の間に罰ゲームをする事になったんだ……」
     にかっと笑う風貴と、内容に疲れ気味の流。
    「流サンとはそのうち決着付けないとと思ってたんだ。何時も真っ二つにされてる俺じゃねーぞ!」
     因みに真っ二つにされたのは、盾になってくれた鍋の蓋とか。
    「随分と威勢が良いものだ」
     自分が動くより先に飛んできた攻撃に慌てて後方へ。焦りながらも楽しげの風貴へ、流れも楽しげに笑みを零し。
    「命までは獲るつもりは無いが……」
     いや、半分獲るつもりだった様ですけれども。罰ゲームも捨てがたかったのでしようか。
    「あーれー」
     言いだしっぺが、大抵自らフラグ踏んでいる様式美に当てはまった模様。
     聡士は闘いの熱気の中を当ても無く歩いていたら、
    「手加減は……しなくても良いよね?」
     たまたま目があった相手に、翠華は声をかけて。
    「……いいよぉ、僕も相手が欲しかったんだ」
     にやりと笑って応える聡士。
     翠華はおもむろにサングラスを放り投げ、
    「余所見をしてると……避けられないわよ?」
     全力で攻撃を仕掛ける翠華。それに応える聡士も全力で得物を振るい。
     勝負はかなりかかったけれど。
    「手合せありがとう」
     感謝の言葉と、相手へ賞賛と。手を差し出し、助け起こす聡士。
    「また、機会があったら――」
     その時は勝つわよ。負けたけれど、清々しい笑顔を翠華は向けて。
     後楽園のライブハウスは、クリスマスらしい生クリームの甘い匂いと、聖夜には似つかわしくない血でべっとり――だけれども。これはこれで、聖夜を紅白で祝ったということにしてもらって。

     ハチャメチノリノリライブハウス、皆さんのいい思い出として残りますよう――。

     メリークリスマス!



    作者:那珂川未来 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2012年12月24日
    難度:簡単
    参加:101人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 4/感動した 2/素敵だった 15/キャラが大事にされていた 5
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