楔を喰らう炎獣~龍喰らう焔

    作者:立川司郎

    ●大分県別府市・鶴見岳
     何体ものイフリート達が、続々と鶴見岳に集結している。
     イフリート達の体毛によって、燃えるように煌々と輝く鶴見岳。

     頂上には、一体のイフリートが存在した。
     他のイフリートを圧するほどに大きく、威厳に溢れたその姿。
     イフリートの首魁は、配下の前でゆっくりと力を練り、人間の姿へと変貌する……。

     ……人の形へと転じたイフリートの首魁。
     少女のようなその姿は、居並ぶ配下の幻獣達に向かい、唸り声の如き少女の声で命じる。

    「ガイオウガノメザメハチカイ。ケダカキゲンジュウシュヨ、コノクニノクサビヲクライクダキチカラタクワエタノチ、ソノチトニクヲ、ガイオウガニササゲヨ! サスレバ、ガイオウガハゼンナルイチノゲンジュウトナリテ、ナンジラトトモニクンリンスルデアロウ!」

     正月早々、真っ赤な振り袖姿で武道館にあぐらをかいているエクスブレインが一人……。相良・隼人は、日の丸扇子を片手に皆を呼び寄せた。
    「あけましておめでとうございます!」
     ございます、という姿勢ではない気がするが。
     引き返そうとした灼滅者達を呼び止め、隼人は話しを切り出した。
    「三が日からイフリートさんとデート、っての悪くないぜ」
     隼人の笑みが語るのは、イフリートとの戦いであるのは間違い在るまい。
     話を進めるように促すと、隼人は先日のイフリート事件について話しはじめた。
    「小鳥遊・優雨(優しい雨・d05156)から話を聞いているかもしれんが、別府温泉のイフリートがまた動き出したらしい」
     別府温泉に出没したイフリートは、年末にかけて灼滅者達が片付けてしまった。それにより、復活しようとしていたモノは阻止できたらしい……と隼人は言う。
     しかしそれに気付いた敵は、新たな一手を打ってきた。
    「敵は一端鶴見岳に集結したようだが、現在は全国各地に散って活動を開始している。目的は鶴見岳に封じられているモノを復活させる為、各地にいる眷属や都市伝説を倒す事にあるようだ」
     恐らく各地に散ったイフリートは、今までに出没していたイフリートよりさらに強力であると思われる。
     十分に準備をして取りかかる必要があるだろう。
     隼人が指したのは、中国山地にある稲荷社であった。
    「ここは山腹にある稲荷社まで鳥居が連なった中規模の稲荷社でな、社から街を見下ろす夜景は素晴らしい。特に三が日はこの鳥居道に灯りがともっていて、夜間も参拝出来るようになっている。……お前達に行って貰うのは、この社の裏山だ」
     社の祖派に裏山へ登る細道があり、その細道は小さな沼に通じているという。昼なお暗いその泉は、龍神が住んでいるという言い伝えが古くからあった。
     イフリートが食らいつくのは、そこに出没している都市伝説である。
    「イフリートは午前0時頃に出没する。……ただし、それより前に泉に行くな」
     何故か、と問うた灼滅者たちに隼人が真剣な表情で返した。
    「都市伝説の龍は食われ、そのあとで俺達が向かう……そうでなければ、バベルの鎖の予知でイフリートがこちらの動きに気付いてしまう恐れがある。どうしても龍を倒したくないというならイフリートを逃がす事になるが、俺達がしなきゃならねぇのは都市伝説を救う事じゃない……分かるな?」
     つまり、都市伝説の龍が食われるのを待って、油断しているイフリートに襲いかかる必要があるというのである。
     相手は単体であるが、だから安心とは言えない。
     相手の力は圧倒的である。
    「多分、都市伝説程度ものともしない強さだ。攻撃は直線的だから、目の前から片付けて行くと思う……が、その分前衛は強力な攻撃に晒され続ける事になる。あまり油断すんなよ」
     隼人は冷静にそう告げると、ふと息を吐いた。
     正月早々、嫌な報告は聞きたくネェと突き放すのは隼人の優しさでもある。
    「ま、神様に手でも合わせて来い。ちったぁ御利益あるかもしれねぇぜ。……正月なんだからな」
     にやりと笑うと、隼人は扇子に日の丸を咲かせた。


    参加者
    紫乃崎・謡(紫鬼・d02208)
    黒鐘・蓮司(兇冥・d02213)
    花澤・千佳(彩紬・d02379)
    暁・鈴葉(烈火散華・d03126)
    三条・美潮(高校生サウンドソルジャー・d03943)
    刀狩・刃兵衛(剣客少女・d04445)
    六徒部・桐斗(雷切・d05670)
    中神・通(柔の道を歩む者・d09148)

    ■リプレイ

     ざわざわと、風が葉音を運んでゆく。
     薄暗い林の間をくぐり抜けるような鳥居の道は、奥へ奥へと続いていた。ぽつんと灯った灯りはやや心細く、社への道を辛うじて知らせる役にしか立っていない。
     深夜の社は、さすがに人の気配が途絶えている。
     先を歩いていた通は足取りも軽く進んでゆくが、鳥居道を興味深げにゆるゆると歩く花澤・千佳(彩紬・d02379) は、最後尾で小走りに駆けてようやくほかの仲間に追いつく程であった。
    「静か……ですね」
     千佳が言うと、前にいた六徒部・桐斗(雷切・d05670) はちらりと振り返って頷いた。
    「初詣客で賑やかかと思っていましたけど、静かで良かったですね」
     人がまばらで喧噪から隔絶されたようなこの一刻は、出来れば戦いとは無縁な用件で楽しみたかった。
     その上、ここにいるという都市伝説もじきに消えてしまう。
     新年の参拝をしてから都市伝説とお目見え、といかないのは非常に残念である。
    「……参拝をしていくか」
     刀狩・刃兵衛(剣客少女・d04445) が足を止めて言うと、桐斗と千佳が顔を上げた。ぼんやりとした灯りの中で、古びた社が浮かび上がる。
     目を細めて社を見つめる刃兵衛の様子は、戦いの前というより神事の前の神官のようであった。
    「ここに住むといわれている龍神は、きっとここに集う人々の信仰心の現れなのであろうな」
    「信仰心……」
     暁・鈴葉(烈火散華・d03126) は、賽銭箱に賽銭を投げ入れて手を合わせる刃兵衛を見つめながら小さく呟いた。刃兵衛に対して桐斗の言い分は、ややドライである。
     いくら信仰心の現れでも、イフリートの前では一飲みであるのだから。
    「それにしても神を喰らう焔とは、さしずめ火之迦具土といった所でしょうか」
    「なあ六徒部、火之迦具土って火之神だよな」
    「そうですよ」
     桐斗は鈴葉に、火之迦具土について話しはじめた。
     いざなぎといざなみの間に生まれながら、火之神であったが為に不運を背負い込んだ神である。
    「火之迦具土は自分の炎が嫌いだったんだろうか」
    「どうでしょうね、神話では嫌も応も無く酷い目にあってしまう神ですから」
     そう答えると、桐斗と目を閉じて祈っている通の横で自分も手を合わせた。その焔で神を食わねばならないとは、イフリートも因果なものである。
     だけど、鈴葉の体の中にもそれと同じものが在るのだと知っている。
     鈴葉も手を合わせ、心に誓う。
     ……神様の代わりに、私がこの焔を喰らい尽くすのだ……と。
     周囲を歩き回っていた紫乃崎・謡(紫鬼・d02208) が、参拝をしている仲間の所に静かに戻って来る。風の音だけが聞こえる社で、どこか風の流れが変わって気がした。
    「そろそろ時間だよ、みんな準備しておいて」
     奥の道へと向かう人はなく、境内にいた人もいつのまにか帰ってしまったのか居なくなっていた。このまま誰も来ないうちに、片付けてしまいたい。
     そっとフードを被り直し、黒鐘・蓮司(兇冥・d02213) が視線を落とす。フードの奥の表情は読み取れないが、皆と合わせた時計には視線をしっかりと向けたまま。
    「さて……信仰心の現れ……と言うなら、せめて足掻いて傷の一つでも付けてくれりゃ……」
     それすら出来ない程、ソイツは強いのか。
     蓮司が顔を上げると、千佳が時計を差しだした。時刻は0時になろうとしていた。隼人の文句を呟いていた三条・美潮(高校生サウンドソルジャー・d03943) が、千佳に気付いて表情を変える。
    「隼人の奴め……何がイフリートとデートだ、小洒落た事言いやがって……あ、いやなんでもない。そんじゃ、そろそろ準備すっか」
    「三条、隼人への文句なら帰って直接存分に言うといい」
     中神・通(柔の道を歩む者・d09148)が言葉を返すと同時に、遠くから咆哮が響いた。地を振るわせるような龍の咆哮は、幾度か響いたがやがてぱたりと途絶えてしまった。
     かすかに林の向こうから灯りが見える気がするが、イフリートの炎なのか龍が発したものなのかは判別出来なかった。
     ただ、その辺りが隼人の言っていた沼の辺りだとは分かって居た。
    「聞こえたな」
     ふ、と美潮が呟いた。
     同時に体は、沼地の方へと飛び出していた。刃兵衛がその背に続くと、通も慌てて追いかける。反応の早い彼らの背を見失わないようにしっかりと捉えながら、細い道を駆け抜ける。
     イフリートに気付かれる前に、何としても一撃当ててこちらが有利な状態で戦闘を始めたい。
    「行くぞ中神!」
     後ろに通が着いてきている、と信じて美潮が声を掛ける。
     シールド全開で美潮と通は、沼地の前に飛び出した。ぼんやりと灯った石灯籠の明かりとイフリートの炎が目に焼き付く。
     明々と燃える炎は、全てを焼き尽くすカグツチの焔……。
    「こンの……!」
     シールドごと突撃した美潮と通にきづいて、イフリートはゆるりと振り返った。その焔と巨体は、シールドを受けても体勢を崩しもせずに跳ね返す。
     じんと痺れた手を押さえ、美潮が舌打ちした。
    「ビクともしねぇ……」
    「力押しじゃビクともしないだろうとは想定内、だろう?」
     通が言うと美潮は肩をすくめた。
     どうやらキツイ戦いになりそうだ。

     美潮と通がシールドで押した隙をついて、刃兵衛はその視界やらやや外れるようにして位置取っていた。そのパワーを封じる為、刃兵衛は打ち下ろしの威力でイフリートの力を一時的に削ごうと考えている。
     イフリートの体を削りながら刀身を叩き込むが、パワーの高いイフリート相手に中々力技が効かない。
     隙を突こうとする刃兵衛をうっとうしそうに振り返り、イフリートは腕を振り上げた。炎に焼かれた腕が、避ける隙も与えず刃兵衛の体を薙ぎ払う。
     体が焦げる匂いが刃兵衛につんと漂う。しかし攻撃は彼女に届かず、寸での所で通が盾になっていた。とっさに受け身を取って体勢を立て直そうとするが、息は上がっていた。
    「生半可な攻撃じゃ、ものともしないね。中神さん、まだ行けそうかい?」
    「俺の事は気にしなくていい、それよりも一気に畳み込んでしまわないと……」
     通が気にするのは、いつまで自分達が保つかであった。イフリートの攻撃は、ファイアブラッドが使う攻撃とほぼ同じである。
     という事は、相手も治癒する……という事。
     イフリートが怒号を放つと、炎の奔流が美潮と通たちを舐めていく。シールドを広げて阻止しようとするが、それも幾度となく続く攻撃を受けて炎はじりじりと燃え広がっていた。
     美潮はオーラで火傷を癒しながら、笑いを浮かべた。
    「やべ、ちょい回復プリーズ」
    「頼まれなくとも、ちゃんと見ているよ。しかし手強い相手だね……心が躍る」
     最後の方の言葉は、誰に言うでもなく謡は小声で呟いた。
     パワーに対してパワーで応戦していても、歯が立たない。だがたった一体でノコノコとこんな所までやってきたあげく、こちらを総ナメにするとは実に面白い。
     自然、笑顔が浮かんだ。
    「ボクと花澤さんは治癒で手一杯だ。予定通り、足止めや動きを阻止する方向で一端形勢逆転と行こう」
     謡が言うと、蓮司はこくりと頷いた。
     刀を構える蓮司の視線は、冷たく鋭い。
     今までの戦いを見る限り、刃兵衛のように力技でパワーを削ぐのは困難と言えよう。しかし攻撃を単純化させてしまったらイフリートに読まれる可能性が高い。
    「僕の攻撃が効いているうちに、足止めかセブンスハイロウを喰らわせたいですね」
     桐斗が目を伏せるようにして、蓮司に言った。足止めにしろ何にしろ、今使える桐斗の攻撃はじりりじりとイフリートに見透かされつつある。
     何とか剣斧の攻撃を混ぜつつ相手の気を散らそうとしているが、イフリート相手にどこまで通じるものか分からない。
    「……私が飛び込む、その隙に足止めを喰らわせろ」
     鈴葉は桐斗と蓮司に言った。
     攻撃に転じるのは、鈴葉の本能でもあった。力を見せつけられては、力で応じずにはいられない……たとえ自分の限界を超えていようとも。
     斬艦刀を構えて飛び込んだ鈴葉の視線は、まっすぐイフリートを捉えている。しかし、彼女一人を突っ込ませる訳にはいかない。
     桐斗は、シールドリングを彼女の前に展開させた。
    「これで……少しは保つはずです」
     桐斗の盾を心強く思いながら、鈴葉は駆け込む。
     美潮たち前衛が切り開いてくれた道を、絶対無駄にはしたくない。
    「目に……焼き付けよう!」
     その、炎を。

     炎に対して炎で迎え撃つ。
     実に本能的な考えであったが、謡はそんな考えが嫌いじゃなかった。自分がやりたいかというと、それはまた話が別。
    「……何故こんな所までやってきたのか、話が聞けるなら聞きたいけどね」
    「何かを呼び覚ましたい……って所っすかね」
     蓮司は苦笑すると、刀をしっかりと握って構えた。
     ゆるり、と炎へと向かってゆく。炎の影に入り込むように、彼らの打ち合う激しい炎の流れに揺られて、その間にと、影にと向かう。
     蓮司を支えるのは美潮であり、通であった。
     前衛で焼かれている仲間を信じて、蓮司が入り込む。後ろで放っている千佳の光が目に届くと、ほんの少し傷の痛みが癒える。
     苦悶の表情を千佳が浮かべているのは、自分の傷の為ではあるまい。
     仲間の傷を心配するが故。
    「千佳ちゃん、怖くないよ」
     前に立った美潮が、笑って言う。
     千佳はふるふると首を振って、微笑する。
     千佳も怖くは無い。
     でも、皆のぴりぴりとした空気は伝わって来て、千佳の心を苛む。ただみんなが無事であるように、皆がなるべく怪我をしないように思っているだけで。
     仲間を鼓舞するような言葉を出す事は出来ないけど、気持ちは伝わると信じてる。
    「ぜったい……おまもりします」
     千佳の光が、沼地を包み込んだ。
     炎に焼かれる美潮を癒し、炎を放つ鈴葉を支える優しい光。
    「くっそ痛ェ……けど……テメェを置いて帰れないんだよ」
     美潮は、イフリートの炎をじっと見据えた。
     その背後に立った蓮司に、気付いている。すうっと構えた刃は、イフリートの背後から足下を薙ぎ払った。
    「……そろそろ終いといきましょーか」
     軽い声であったが、蓮司はそれを放ったと同時に再び過多なを構え直しいた。イフリートの攻撃を受け止められたのは、ギリギリ。
     息もつけない緊張感は、体ごと飛び込んできた刃兵衛が切り裂いた。腰に収めた刀の柄をしっかりと握り、刃兵衛が飛び込みざまに抜き放った。
    「……どうか……力を!」
     鋭い一閃が、炎を切り裂いた。

     イフリートの炎が消えた沼地は、まるで新月の夜のように真っ暗であった。わずかな石灯籠の明かりも、まるで蝋燭の儚い火のよう。
     ほっとした千佳が皆の傷の具合を見ていると、謡がゆるりと歩き出した。灯りは持っていないようだが、暗い夜道をするりと躓きもせずに歩く。
    「あの……きずはだいじょうぶ?」
    「ああ、心配ないよ。歩けない程の傷は負ってないからすぐ治る」
     手を振ると、謡は社の方へと戻っていった。
     振り返った時に、沼地に立った鈴葉の姿が見える。じっと鈴葉は、自分の手を見つめて何か考え込んでいるようだった。
     桐斗が傍に立つと、鈴葉は振り返りもせずに声を出した。
    「あれを押し返す程の力は無かった」
     そう言った鈴葉の肩を、桐斗がぽんと叩いた。
    「何を言っているんですか。あなたが飛び込んだから黒鐘さんが死角に入れたんじゃないですか」
     突然話を振られた蓮司は、ぼんやりと振り返る。
     え?
     とすっとんきょうな声を上げて蓮司は首をかしげた。
    「まあ……そうっすね。無茶は勘弁してほしいっすよ。でも……」
     でも、何となく飛び込んでいった鈴葉の気持ちは、蓮司にも分かった。ただそれを口にしてしまうと、蓮司の中にある衝動もあふれ出てしまいそうで。
     それ以上は言わずに、蓮司は歩き出した。
     社の前まで戻ると、謡が手を合わせているのが見えてくる。出発時は手を合わせなかったのに、帰り際になって何を願うのだろうかと……ぼんやりと蓮司はその様子を見つめる。
     皆がようやく来たのに気づき、謡はふと薄く笑った。
    「帰ったら、鶴見岳の首魁に宣戦布告でもしてみないか?」
    「物騒な事言わないでちょーだいよ。……もしかして、もっと強い敵が来るように……とかお願いしてたんスか?」
     美潮がぎょっとして聞くと、さあどうだろうか、と曖昧に返事を返してきた。
     ならば、と通が境内を見まわす。
     せっかくだから土産として御守りでも買おうと思っていたが、さすがにこの時間社務所は開いていなかった。
    「隼人への土産が!」
    「あいつに御守りなど要らんだろう。むしろ、これからの戦いを考えると私達が御守りを必要としている」
     刃兵衛はそう通に言いながら、おみくじを引く。
     その結果が良いもの出会ったのか、刃兵衛はうっすらと微笑んでいた。

    作者:立川司郎 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年1月16日
    難度:やや難
    参加:8人
    結果:成功!
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