死人達の雪祭り

    作者:日向環


     静寂の夜に、しんしんと雪が降る。
     都市公園は白い雪に包まれ、雪のない時期にはボートが楽しめる池も、今は分厚い氷に覆われていた。
     真新しい雪が盛り上がり、その下からぬうっと腕が伸びてくる。
     腕はひらひらと舞う雪を掴むかのように蠢いたあと、何事もなかったかのように雪の中へと還る。
     次の瞬間、降り積もった雪が大きく膨らんだかと思うと、その雪の中から人型の何かか這い出してきた。
     その顔は腐りかけ、瞳には生気がない。
     1体、2体、3体……10体目に一際体格の良い人型が出現すると、その者に付き従うように、先に出現した者らが集まってくる。
     10体の人型は天を仰ぎ、天から降りてくる白きものを、ただじいっと眺めていた。
     

    「相変わらず寒いよね」
     教室に入ってくるなり、エクスブレインの少年は大袈裟に身震いをして見せた。厚手のカーディガンを羽織っているので、寒さが苦手なのかもしれない。
    「北海道で、ゾンビの動きを新たに感知した」
     少年は背筋を伸ばす。
    「中心地からは南南東にやや離れた場所に都市公園があるんだけど、ゾンビはそこに現れる」
     だが、出現したゾンビはその公園から出ることはなく、敷地内に居座っているという。
    「数は全部で10体。一際体の大きいやつが、どうやらリーダーらしい。リーダーは咎人の大鎌を装備していて、体力も他のゾンビたちに比べると若干高めだ。5体がチェーンソー剣、残り4体はガトリングガンを装備している。それなりに統制も取れているので、けっこうな強敵だろう」
     10体のゾンビは1箇所に固まっているらしく、無策で望んだ場合は苦戦を強いられる可能性もあるという。
    「ただ、連中は何故か公園の敷地の外には出ようとしない。なので、敷地の外に出てしまえば追っては来ない」
     ただし、敷地の中にいるかぎりは執拗に追撃してくるようだ。
    「その敷地への侵入者には容赦しないが、去る者は追わずということらしい。連中のこの特性を逆に利用すれば、活路を見いだせるかもしれないね」
     うまく作戦を立ててくれと、エクスブレインの少年は言った。
    「ゾンビとはいえ、統制が取れているともなれば少々厄介だ。被害が出てしまう前に、灼滅してくれ」
     そう言うと、寒そうに首を窄める。
    「雪祭りにはまだ早いのが、ちょっと残念だよね。でも、せっかく行くんだから、帰りにジンギスカンでも食べて来なよ」
     少年は寒そうに身を丸めながら、教室を出て行った。


    参加者
    南・茉莉花(ナウアデイズちっくガール・d00249)
    古樽・茉莉(中学生符術士・d02219)
    梅澤・大文字(草伸びちゃうさん・d02284)
    八坂・百花(魔砲少女見習い・d05605)
    譲原・琉珂(高校生ダンピール・d07746)
    汐崎・和泉(翡翠の焔・d09685)
    ギルドール・インガヴァン(星道の渡り鳥・d10454)
    人形塚・静(長州小町・d11587)

    ■リプレイ


     雪は舞っていなかった。
     既に陽はすっかりと落ち、空には星々が煌めいている。
     大地に降り積もった雪は、満天の星から降り注ぐ柔らかな光を反射し、静かにその存在感を示していた。
     時折、アスファルトを削るチェーンの音が、風に乗って流れてくる。
    「北海道寒ィ! くっそゾンビめ……この漢の業炎で焼き尽くして暖をとってくれるわ!」
     真っ白い息を吐き散らしながら、梅澤・大文字(草伸びちゃうさん・d02284)がカランコロンとどこか懐かしい響きを伴いながら駆け戻ってきた。音の正体は、彼が履いている高下駄だった。学帽に黒マントという出で立ちは、昭和の初期を連想させる。
    「って、何でアイスなんて食べてんだよ!?」
    「ん? ああー、少しは気が紛れるかと思ってな」
     棒アイスを片手に、涼しげな笑みを浮かべている譲原・琉珂(高校生ダンピール・d07746)だったが、奥歯のカチカチという音が聞こえてくる。暑い日に暖かい食べ物を食べると涼しく感じる気がするのを応用し、寒い日に冷たいアイスを食べれば逆に暖かく感じるはずだと思ったのだが、まったくもってそんなことはなかった。体が胃の中から冷えきり、完全に逆効果だった。
    「ううう梅澤ももも、たた食べべるかかか?」
    「いらん!! ってか、震えてんじゃねぇか! 寒さが苦手だって言っておきながら、アイスなんて食うからだ!」
    「ぼぼぼ棒アイスははは、俺のののこ好物だだだ」
     ガタガタと震えながら、琉珂が反論する。素足に下駄を履いて震えているお前に言われたくないと、奥歯をカチカチ鳴らしながら付け加えた。
    「紅茶、飲む?」
     ポットに入れた暖かい紅茶を女性陣に振る舞っていたギルドール・インガヴァン(星道の渡り鳥・d10454)が、お互いのポリシーの為に悲惨な状態の2人に、白い湯気が立っている紙コップを差し出す。
     動きやすさを重視してはいるものの、ギルドールの防寒対策はばっちりだ。
    「向こうに案内板があったわ」
     箒に横乗りした八坂・百花(魔砲少女見習い・d05605)が、遅れて戻ってきた。反対側にあった公園の入り口付近に、園内の案内板を見付けたらしい。施設の位置関係を記憶してきた百花は、箒に乗りながら雪の上に簡略化した地図を描く。移動するたびにスカートがひらひらと捲れるのだが、どういうわけか、紳士な方々の期待を裏切り続けている。でも、黒いニーハイソックスもなかなか魅力的……ゴホン、失礼。
    「園内は除雪されていないので、少し動きにくそうです」
     百花にひっついて暖かい紅茶を戴きながら、古樽・茉莉(中学生符術士・d02219)が園内の印象を口にする。自分達も動きにくいかもしれないが、それは同じ人型であるゾンビ達も同様だろう。積雪の影響を受けて、こちらが一方的に不利になると言うことは、なさそうだと感じた。
     百花は、寒そうにしている茉莉を優しく引き寄せると、自分が撒いているマフラーを伸ばして、彼女を招き入れた。寄り添うと、より一層暖かみが増す。
    「ざっと見てきたところ、この辺りが戦いやすそうよ」
     同じく、公園の様子を確認してきた人形塚・静(長州小町・d11587)が、百花が描いた簡略図に印を付ける。園外にも充分なスペースがあり、ゾンビ達を誘引するには最適と思える場所だ。
    「よし。そこへ誘い込むか。それじゃ、行こう。ハル、行くぞ」
     汐崎・和泉(翡翠の焔・d09685)は、雪と戯れていた霊犬のハルに声を掛けると、先頭に立って歩き出した。


    「月が綺麗だな」
     琉珂は頭上を仰ぎ見て、目を細めた。輝く星々に混じって、白く光を放つ月が浮かんでいた。
    「雪には慣れてますけど…その、戦うとなると、ちょっと大変そうです……」
     公園内に足を踏み入れると、茉莉が足元を気にしだした。公園に積もった雪を眺め、小さく嘆息する。歩く分には問題はないが、いざ戦闘になった場合のことを考えると、少し不安になる。
    「うぉっ!?」
    「きゃっ」
     早速、足を滑らせてる仲間達がいる中、ギルドールが何食わぬ顔で歩を進める。
    「さて。あまり歓迎されていないお客様がいるね」
     前方に、ゾンビの集団を発見した。まるで雪像のようにじっとしていたゾンビ達だったが、侵入者の姿を見咎めると、各々武器を構えて、雪を掻き分けながら猛然と迫ってきた。
    「ここは皆の公園。共有するつもりが無いのなら土に還って貰おうか」
     ギルドールはスレイヤーカードを手にする。
    「南無三!」
     茉莉もカードを手にし、解除コードを叫んだ。
     ゾンビとはまだ距離がある。だが、ゾンビの方は射程距離などお構いなしに、ガトリングガンをぶっ放してきた。
    「ゾンビなのに統制が取れてるなんて厄介だねぇ。一箇所に固まってるっていうのも、その表れかな」
     意外に統制の取れた陣形で突っ込んでくるゾンビ達を一瞥すると、琉珂はひらりと身を翻す。
    「何にしても、此処できっちり片付けて、犠牲者が出るなんて事が無い様にしたいね」
    「何か裏があるのかもしれないけど……まずは一つ一つ被害を抑えていかないとね」
     思えば、昨年末から北海道でのゾンビの事件が増えたような気がすると、静は何事かを思案する。だが、考察なら後で行えば良い。今は目の前の事件を解決することの方が先決だ。
    「ハル。先に行ってろ」
     霊犬のハルを先行させると、和泉はゾンビを引き付ける。相手との距離を見定め、ガトリングガンの射程に入らないように注意しながら、仲間達と足並みを揃えて後退していく。
     明らかに誘引していると思わせる動きなのだが、ゾンビ達には、そんなことを気にする様子は微塵も感じられない。
     侵入者を排除する。
     その目的の為だけに行動しているようだ。
    「さあ来い! もっと追ってこーい!」
     雪の上を跳ねるように、南・茉莉花(ナウアデイズちっくガール・d00249)は後ろ向きで下がる。
    「そっち、雪が固まってて動きやすいです」
     積雪の状態を確かめながら、茉莉が仲間達を誘導した。そのお陰で、ゾンビとの距離を一定に保ったまま、無事に公園の端まで誘引することに成功した。
     ゾンビ達とはまだ距離がある。
     陣形を整え、ゾンビが射程内に飛び込んでくるのを待ち構えた。
    「ちんたらしてんなよ、ゾンビめ! 早く来い!!」
     下駄をカラカラ鳴らし、大文字は挑発している。下駄の間から見える素足は、既に真っ赤だ。完全に霜焼けになっていると思われる。
    「……お待たせ。これで、少しは楽になると思うわ」
     百花が周囲に「巣」を張り巡らせた。これで、寒さによる体力の消耗は防げるはずだ。
    「間もなく射程距離内に入るわ。急いで」
     静が和泉に声を掛けた。和泉は周囲に置き型ランタンを設置していたのだ。星灯りとランタンによって、視界も良好だ。
     準備は整った。
    「仕掛ける!」
     ゾンビ達が射程内に入ったとみるや、琉珂がオーラキャノンで仕掛けた。そのオーラの弾丸に先行する形で、どす黒い殺気が真っ白い雪の上を滑る。茉莉の鏖殺領域だった。
     黒い殺気は、綺麗に横一列に並んで迫ってきていたチェーンソー持ちゾンビを、見事に捉えた。統制が取れていたことが、逆に災いしたようだ。
    「―――さぁ、行くぜ!」
     和泉が「碧嵐」を構えながら駆け出した。
    「やい! ゾンビ! この業炎の番長・漢(おとこ)梅澤の拳で土に還してくれるわ!」
     積もった雪を蹴散らし、大文字が突進する。チェーンソーゾンビの間を強引に突破すると、
    「喰らえぇぇッ! 漢の鉄拳ーッ!」
     ガドリングガンゾンビに閃光百裂拳を叩き込んだ。
    「フッ、決まったな……」
     ふさぁっと、マントが靡く。
    「周りを見ろ! 突っ込みすぎだ!!」
    「へ!?」
     余韻に浸っていた大文字だったが、仲間の声で我に返る。
     ガドリングガンゾンビに直接打撃を与える為には、前衛のチェーンソーゾンビを突破する必要がある。見事に突破し、攻撃を加えることに成功したわけだが、それは自ら敵陣の真っ只中に飛び込む行為。
    「囲まれちゃったねー」
     同じくゾンビの群れの中に突っ込んでいた茉莉花が、引き攣った笑いを浮かべた。
    「切り抜けるより、しょうがないよな」
     和泉も苦笑した。どうやら彼も、一緒に突入してきた口らしい。
     ガトリングガンの砲口が、一斉に自分達に向けられる。そして背後には唸りを上げるチェーンソー。
    「軽く絶体絶命?」
     どこか他人事のようにそう口にすると、茉莉花は対抗して自分のチェーンソーのモーター音を高らかに響かせた。
    「手前の相手はこのオレだ、オレと遊ぼうぜ?」
     和泉は不敵に笑む。こうなってしまったからには仕方がない。腹を括ってゾンビどもを蹴散らす以外、この場から突破する手立てはなさそうだ。


    「援護します!」
     茉莉は輝ける十字架を降臨させると、無数の光線を撃ち出す。狙いはガドリングガンゾンビだ。
     彼女に引っ張られるような形で、百花が炎の弾丸を乱射する。しかし、何体かのチェーンソーゾンビが火線の間に入り込み、思うようにガドリングガンゾンビに攻撃が届かない。
     リーダーである咎人の大鎌を持つゾンビが、配下に的確な指示を与えているからだ。
    「ナンセンスだね」
     仲間を庇うゾンビの姿を目にしたギルドールが、吐き捨てるように言った。徐にマテリアルロッドをくるんと回すと、頭上に掲げた。
    「轟雷の魔術はいかがかな?」
     チェーンソーゾンビ達に向かって、轟くいかずちを差し向けた。現状を打開する為には、先ずはチェーンソーゾンビの数を減らすべきとの判断だ。
    「回復が追い付かない! チェーンソーゾンビの壁に穴を!!」
     ゾンビに囲まれてしまった3人をリバイブメロディで癒しつつ、静が叫んだ。10体のゾンビから集中攻撃を受けている3人は、もはや防戦一方。茉莉、そして霊犬のハルも、今や仲間の治療に専念せざるを得ない状況になっていた。
    「ったく、しょうがねぇ!」
     琉珂はポケットに手を突っ込むと、ライトを取り出す。スイッチを入れて光を灯すと、明後日の方向に投げ付けた。
     リーダーゾンビが、光の軌跡に気を取られている。
     次の瞬間、琉珂は一気にチェーンソーゾンビの元に詰め寄り、その1体に強烈な一撃を叩き込んだ。体が半壊したゾンビ目掛けて、ギルドールのマジックミサイルが撃ち込まれる。
    「今です! いったん下がってください!!」
     欠けたゾンビの壁に自らを滑り込ませると、茉莉は声を張り上げた。
    「恩に着るぜ!」
     ボロボロの状態の大文字が礼を言い、茉莉花と和泉も後方へ下がる。2体のチェーンソーゾンビが3人の後を追うが、彼らが公園の敷地から出るや、追撃を中止してしまった。ガドリングガンゾンビも、3人を狙って攻撃してくる気配は見せない。どうやら、敷地の外へ出てさえしまえば、攻撃対象から外されるらしい。
     傷付いた和泉の元へ、ハルが駆け寄ってくる。
    「ありがとうな、ハル」
     浄霊眼で自分の傷を必死に塞いでくれたハルの背中を、和泉は優しく撫でてやる。
    「陣形が崩れてる。チャンスだぜ!!」
     2体のチェーンソーゾンビが公園の外へと待避した自分達を追ってきてくれたことで、相手の陣形が大きく乱れていた。だが、陣形が崩れているという点では、3人の前衛陣が後退しているこちらも同じだ。
     先に陣形を整えた方が、圧倒的に有利になる状況だった。


     茉莉と琉珂によって2体のガドリングガンゾンビが倒されると、ゾンビ達は猛反撃してきた。
    「茉莉!!」
     茉莉の背後に襲い掛かろうとしていたチェーンソーゾンビに、百花がマジックミサイルを撃ち込んだ。
     百花の援護のお陰で攻撃を寸での所で躱した茉莉は、振り向きざまにオーラキャノンをぶっ放して撃破する。
     茉莉が目を向けると、百花が軽くウインクを投げて寄越した。何を勘違いしたのか、思わず茉莉が頬を赤らめた。
    「あっ。いけない! リーダーが!!」
     いつの間にか、リーダーゾンビが後衛陣へと迫っていた。公園の外へと待避した3人を追った2体のチェーンソーゾンビと協力して、後衛陣を取り囲むつもりのようだ。
    「そうは問屋が卸さねぇ!!」
     大文字が園内に飛び込んできた。完全に傷が癒えたわけではないが、仲間の危機とあってはいつまでも休んでいるわけにもいかない。和泉もハルと共に園内に戻ってくるが、2体のチェーンソーゾンビが彼らの進行を阻んだ。
     リーダーゾンビがギルドールと静に迫る。
    「北国のカムイ達、力を貸して」
     降り積もった大地の雪から、静はご当地のパワーを吸収する。
     死の力を宿した咎人の大鎌が振り下ろされようとする直前、ビームを放った。
    「!!」
     直撃を食らったリーダーゾンビが、声なき悲鳴を上げる。
    「やられた分は百倍返しだぜ!!」
     チェーンソーゾンビを粉砕した大文字が、その勢いのままリーダーゾンビに掴み掛かった。
    「ハル!!」
     和泉が相棒を呼び込み、息の合ったコンビネーション攻撃でリーダーゾンビの腹を抉る。
     リーダーゾンビは仲間を呼び集めようと、周囲に視線を走らせた。しかし、既に味方は残っていない。
    「ふはははは……! 観念しろい!!」
     大文字が勝ち誇ったように高笑いする。
     灼滅者達の一斉攻撃を食らい、屈強なゾンビは雪の中へと崩れ落ちていった。


    「傷の深い者はいないようだね」
     箒に跨がり、仲間達の間をすいすいと移動しながら、ギルドールは怪我の状態を確認していく。万事作戦通りというわけにはいかなかったが、深手を負った者もいないので、完勝と言ってもいいかもしれない。
    「残念ね。雪祭りとか一緒に来たかったわ」
     少し残念そうに、百花は茉莉に目を向けた。札幌で毎年開催されている雪祭りは、2月に入ってから行われる。
    「あ…その、温かいものでも食べて帰りませんか? 雑誌で見たジンギスカンスープカレーって、食べてみたいです……」
     またもや何かを勘違いした茉莉が、頬を赤らめながら話題を変えた。札幌のスープカレーは、なかなか評判が良い。
    「おう! せっかく北海道来たんだ、ジンギスカンは食っとこうぜ! 肉! 肉!」
     真っ先に大文字が賛同した。激しく動いたので、お腹がぺこぺこだ。
    「そうだね。身体を動かした後だし、何時もより美味しく食べる事が出来そうだし」
     琉珂も肯いた。
    「死体と戦うのって気が滅入るもの。暖かくて美味しい物を食べて落ち着こう」
     静も異論はないようだ。もちろん、茉莉花と和泉も同様だ。
     冷えた体を温めるには暖かい食べ物が一番と、彼らは連れだって、ネオン煌めく街へと足を向けるのだった。
     公園は再び静寂に包み込まれた。
     ゾンビ達はここで何をしたかったのか、何の為にここに現れたのか。真実は、白き雪に覆われたまま――。

    作者:日向環 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年1月26日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 10
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