――その都市伝説は……何故、発生してしまったのだろうか?
若気の至り? 気の迷い? いやいや、もしかしたら現代が生んだ歪んだ――まぁ、とにかく、その路地を夜に歩く女性を襲い服を溶かして食べてしまうスライムが出るという妄想としか言えない都市伝説が爆誕していた訳で……。
「来ると信じてた!」
「信じなくていいっす」
ガッツポーズを取った弐之瀬・秋夜(スタイリッシュ馬鹿・d04609)に湾野・翠織(小学生エクスブレイン・dn0039)は裏手でツッコミを入れた。
「まぁ、女の子の服を溶かすスライムというけしからんスライムが出る都市伝説があってな? 結果として湾野の太鼓判もあって本当にいた訳だ」
「色々と考えさせられる結果っすね、世の男は馬鹿ばっかりっすか」
秋夜の言葉に絶対零度の視線を見せる小学四年生。が、見過ごすわけにはいかない。相手は冗談から生まれたような都市伝説だが、その能力は本物だ。襲われた女性が命を奪われてしまう――そういう結末だけは回避しなくてはならない。
「ま、ウチに適任がいるんで出張ってもらうっすけど」
「……はぁ」
そう小首を傾げるのは隠仁神・桃香(中学生神薙使い・dn0019)だ。みんなの視線を受けて考える事しばし、満面の笑顔で言った。
「そうですね~、女性を襲う、となると男性ばかりの時に困りますしね~」
「……まぁ、大体はそういう事っす」
スライムが出現するのは深夜のとある路地裏だ。人通りも少なく、深夜と言う限定のお陰でいらぬ犠牲を出さずにすんでいた訳だが。
「一人か二人っすね。女性だけで少数でそこを歩いているとざっと八体ほどのスライムが襲いかかってくるっす」
数は多いように見えるが、結果的に一体一体は弱い。誘き出してしまえばこちらのものだ――待機していた残りの者達も含めて一気に殲滅して欲しい。
深夜ではあるが光源などは街灯があるので必要ない。路地裏でも広さはあるので戦うのにも困らないだろう。
「もちろん、囮は桃香さんでなくっていいっすよ? 別に立候補がいればその人がでもいいっす……何か、色々と覚悟がいると思うっすけど」
そう、しみじみとこぼすと翠織はこう締めくくった。
「女の敵っす、容赦なく粉砕して欲しいっす」
「あ~、そういうのはいけませんね~」
どこまで伝わっているのか、桃香もそううんうんとうなずいた。
参加者 | |
---|---|
氷美・火蜜(銀のフランメ・d00233) |
待宵・沙雪(ちびっこアルテミス・d00861) |
早鞍・清純(全力少年・d01135) |
狭山・雲龍(信じるものの幸福・d01201) |
弐之瀬・秋夜(スタイリッシュ馬鹿・d04609) |
皆川・綾(闇に抗い始めた者・d07933) |
永守・護々那(この身は誰かを護る楯・d08745) |
狗崎・誠(猩血の盾・d12271) |
●
季節は冬。時間は夜。その人通りのまったくない裏路地は身を切るような冷たいビル風が吹き抜ける。
――だが、その一角には異常なまでの熱気に包まれていた。
「どうしてこうなった?」
ワナワナと肩を震わせながら弐之瀬・秋夜(スタイリッシュ馬鹿・d04609)は慄いた。女の子の服を溶かすスライムの都市伝説――確かにそう考えた事はあった。だが、それは年頃な少年の妄想であったはずだ……いや、もしかしたら自分の妄想が形になってしまったのかもしれない、そんな素晴――じゃない、オソロシイ考えまで浮かんでしまう。
「夢にまで見たスライムさんんんんん!! 俺神様っているってすげ確信した! ありがとうスライムさん!!」
その横では祈りの形に組んだその両手を頭上へと掲げ、早鞍・清純(全力少年・d01135)が天上へと感謝の祈りを捧げていた。神様が苦笑しているか怒っているかサムズアップしているかは、それぞれの心持ち次第であろう。
「お、どこに行っていた?」
「いや、このような都市伝説が存在したことを、後生への警鐘も兼ねて詳らかに記録しておく必要があるかも知れないと思ってな」
裏路地からやり遂げた男の表情で帰って来た狭山・雲龍(信じるものの幸福・d01201)はそれ以上は語らなかった。しかし、静かな熱意は決してそこにいた者達に劣るものではない。
「決定的な瞬間を保存すべく、カメラもバッチリ準備。ほ、ほら、今後似たような都市伝説が現れた際の資料になるかもしれないし!」
「は~い、そういうのは~、没収ですよ~?」
遊の用意した望遠レンズを丁寧に仕舞いこむ隠仁神・桃香(中学生神薙使い・dn0019)の姿に狗崎・誠(猩血の盾・d12271)が苦笑した。
「まったく、何をやっているんだか」
呆れたように言う誠だが、その懐に抱えた食塩一袋の存在も謎である。
「どうして、服だけが溶けるのでしょうね……。有機物と、無機物の差?」
永守・護々那(この身は誰かを護る楯・d08745)が小首を傾げた。確かに謎だが深く考えても答えは出ないだろう――『ま、そんなものか』ぐらいに考えるのが全員が幸せになれるコツだ。
「仲間が襲われるのを待つのは、作戦とはいえ気が引けます……」
物陰から氷美・火蜜(銀のフランメ・d00233)が不安げにこぼす。相手が相手である、色々な意味での身の危険を火蜜は案じていたのだ。
「今は仲間を信じて見守るとしよう」
心配そうな火蜜に、誠は安堵を与えるように優しく告げた――食塩の袋を用意しながら、だが。
(「初めての依頼、ドキドキ、しますけれど、頑張り、ますよ」)
皆川・綾(闇に抗い始めた者・d07933)は自分の早鐘のようになる鼓動を感じながらその裏路地を歩いていた。
初依頼頑張るんだよ! と張り切っていたのは隣にいる待宵・沙雪(ちびっこアルテミス・d00861)も同じだ。
……初めて戦いがスライム、というのはなかなかに業が深い事である。
「……まだ出ないんだよ」
「そうですね、でも、この路地で、間違いない、です」
隣でぼやく沙雪に綾も周囲を見回した。
――人通りのまったくない路地だ。景観も薄汚れた風でじめじめとした暗い空気に満ちている。綾も沙雪もここを好んで通ろう、という気にはまったくならなかった。だからだろう、街灯などはきちんと整備されているのだが逆にそれが無人の裏路地をまざまざと見せ付けるようで忌避感を抱かせるのに一役買ってしまっていた。
通りには吹き抜けるビルの隙間風や低い機械音が鳴り響き、ピチャン、という水音がどこか遠くで――。
「……え?」
遠くない、と綾は初めてその事に気付いた。いつの間にかその音はこちらに近付いてきているのだ。そしてその音が、自分達の真横にある排水溝からしている事を綾は察知すると沙雪へと振り向く。
「危ない、――!」
自分の方がお姉さんだから盾となって守ってあげたい――綾はそう思っていたが、一つだけ計算違いをしていた。
それは――数だ。
「ひゃ――!?」
「え、ちょ、ま、待ったっ!」
排水溝から飛び出したスライムの数は総計八体、盾となった綾を掻い潜り沙雪にまでたどり着くモノも少なくなかったのだ。
「……!?」
カチャリ、と胸元で冷たい金属の感触を感じて綾は息を飲む。それは親友からの贈り物である懐中時計だ。それが直接胸元に触れた、という事はそういう事だ。
その背後では沙雪も覆いかぶさってくるスライムで悲惨な事になっている。普段は元気なボクっ子も、この時ばかりは耳まで真っ赤になって叫んだ。
「あうあう、どろどろぬるぬるはいやーっ!」
『キターッ!!』
男性陣並びに一部女子の歓喜の叫びが裏路地に響き渡る中、清純が颯爽と駆け出す。
「俺ディフェンダーでアリーナ席鑑賞だもんねー☆」
『ぐっ!?』
そんな悲喜こもごもは別として、倒すべき相手は目の前だ。秋夜もそのインフェルノを手に猛々しく叫んだ。
「さぁ、覚悟を決めて……レッツ、パラダイスターイム!」
●
「この身は誰かを護る楯となる!」
護々那が凛と解除コードを言い放つ。立ち位置はメディックなのだが。
前もっていっておこう――これより始まるのは戦いとは呼べない。もっと悲惨なナニかだ。
(「スライムは八体ほど……八体……もしかして、合体とかするんじゃないのか、これ」)
誠は真顔で考える。もちろん、女子の服を溶かしたり濡れ濡れにしたりする事ぐらいしかできないスライムにそんな素敵能力はないのだが。
(「いや、考えても仕方ないな。とりあえずか弱い婦女子の敵だ、塩かけて燃やそう」)
誠はおもむろに持っていた食塩の袋をスライムへとぶつまけた。
「しお!」
「しょ、しょっぱいんだよ!?」
「だよなー、悪い」
スライムはナメクジではない。むしろ塩味のスライムに襲われるという誰得展開に巻き込まれた沙雪に誠は謝った。
「お、女の敵は許さないんだよ!」
沙雪を中心に夜霧が発生する。その夜霧隠れの霧に向かって秋夜は燃え盛るインフェルノを横一文字に振り払った。
「霧、邪魔だあああああああああああ!?」
「いえ、味方からの援護ですからね? 今の」
「あ、はい」
一瞬だけ鬼のごとき気迫を見せた桃香に秋夜は正座しそうな勢いでうなずく。一応、レーヴァテインの斬撃はスライムには当たっている――でなければ桃香が今スライムへと叩き付けた異形の拳は秋夜へと振り下ろされていた事だろう。
「スライム同士よろしくやっていればいいものを」
視線を周囲に素早く走らせ、雲龍がその鋼糸を振るった。その結界糸の斬撃も相手の数の前に効果は薄い。
「細切れに、してあげる」
あやとりのように鋼糸を操りながら火蜜がスライムの一体をその鋼糸で締め上げる。そこへ清純が跳躍し、跳びかかった。
「今の俺は空から美少女が降って来ても驚かないよ、スライムさん!!」
ドウ! と清純が繰り出したアンティークグリーンの装飾の施された槍が螺旋を描きスライムを刺し貫いた。灼滅者達の情け容赦ない連続攻撃の前にバシャン! と僕等の夢の一つが四散する。
「……実は半闇堕ち状態で正気にもどったら学園の生徒とかにならんよな」
憂いの表情で清純は呟いた。そこには、出会い方さえ違えば友情も築けたかもしれない――そんな感傷があった。
「ハキハキ倒しましょうね?」
「ハイ」
清めの風を吹かせながら護々那がツッコミを入れると清純もあっさりと感傷から帰って来る。
残り七体のスライムが一斉に動いた。あるモノはその身の一部を千切り投げつけ、あるモノはその身を広げ飲み込もうと、あるモノはただ濡らしてみたり――。
「良いぞスライムもっとや……ごめんなさい」
女性陣の冷たい視線に歓声を上げていた秋夜は油断していた。自身が立つ、その特等席の意味を。
「いやぁん!」
「スライムさんしっかりしてください! 目標を見失わないでッ!」
服が溶けた秋夜に清純が涙目で叫んだ。一八十センチ超え頑丈DKの濡れ場とか見たくないという灼滅者男子の魂の総意にして魂の慟哭であった。
一体のスライムがプルプルと震える――秋夜の服を溶かしたスライムだ。その周りにいたスライムもそれが伝染したように震えた。
『うう……オレ、オレ、女子高生……脱がしたかった……ソレが、男……なんて……』
『うおー!? しっかしりしろ、スラ吉ー!? ブレザーフェチのスラ吉ー!!』
『傷は深いぞ、がっくりしろー!?』
「おーい、誰だ!? アテレコしてるヤツー!?」
――実際問題。その効果の前に男も女もない訳で。男連中だけではなく、もちろん女性陣もスライムの犠牲になっていた。
「ううう、ううう、うううう!」
「大丈夫ですよ~?」
びしょ濡れになってわたわた、と慌てる綾を自身も服の一部が溶かされながらも桃香が優しく抱きとめる。その声も表情も優しい――ホッと安堵の笑みをこぼした綾へ桃香が満面の笑顔のまま告げた。
「思う存分、仕返しする的はたくさんありますよ?」
それは優しいからこそ、魂の底まで恐怖を刻む言葉だった。
●
「……男性陣はずぶぬれ、うごめきはなるべく我慢してください」
『差別だ!?』
護々那は積極的に女性陣を回復させてくれる。一部、誠のようにあまり服が溶かされても頓着しない女子もいたが。上下揃いの紺色レースの下着を視認出来た少年達はとりあえずその姿を心に刻み込む事が出来た。
「スライムわっしょい! ……すみません真面目にやります」
「その格好でよく言えるな、それ」
自身の格好に頓着しないのは秋夜も一緒だ。その高校生男子の半裸姿に雲龍は呆れた表情を見せたが、その表情が一変する。
スライムの一体が物陰へと近付こうとした――それを見た雲龍が吼えた。
「行かせるか!!」
鬼気迫る裂帛の気合と共に雲龍がその光刃を射ち放つ! 裏路地に鮮烈な軌跡を描き、スライムの体を真っ二つに引き裂き爆散させた。
「凍らせて、砕きます……!」
火蜜の宣言と同時、急激な冷気がスライム達を襲った。そのフリージングデスによって凍っていくスライムを見ていた火蜜はハッと視線を感じて小さな両腕でその胸元を隠していたが、その両腕を広げていった。
「見ちゃダメです!」
「ありがとうございます、でも、そっちも隠さないと~」
火蜜が隠したのは桃香だ。桃香はその鬼神変で異形化した腕でスライムを叩き潰している。
「こういうのはよくないですよ~?」
むしろ、普段通りの間延びした声が静かな怒りを示していた。
「まったくだ」
こちらの布地面積が危険領域に達したと判断し、誠が炎に包まれたバイオレンスギターを叩きつける。スライムは苦しげにのたうち回りながら燃え尽きていった。
『我が、スライム、生に……一片の、悔い、なし……ガクッ』
「だから、誰だー!?」
ちなみにスライムは話さない。サポート参加者のアテレコである。
(「な、何かすごい事になってるの……」)
恥かしそうに溶けた部分を手で隠しながら沙雪が唸った。恥かしいものは恥かしいのだ、なんとも極悪な都市伝説もいたものである。
「げっとせっと! れでぃっ、ごーっ!」
ヴン! と頭上に魔法の矢を浮かべ、沙雪は凛と叫んだ。
「ぼ、ボクの羞恥心と怒りを織り交ぜたミサイルを喰らえぇッ!」
ドン! と沙雪の繰り出したマジックミサイルがスライムの胴を撃ち抜き、消し飛ばす。そして、自身へと叩き付けられそうだった一部を影業を傘上にして受け止めた綾が耳まで真っ赤になりながらその右手をかざした。
「縛って、あげまひゃ!?」
うごめく感触に噛みながら綾の繰り出した影の触手がスライムへと絡みつく。液体と影が絡み合うそこへ清純がマジックミサイルを叩き込み、スライムを消し飛ばした。
「そこだ! よしいけ頑張れスラ……あれ僕誰応援してんの?」
「正直なのは良い事だな!」
そんなサポート達のやり取りも遠くに聞きつつ、清純は思った。
(「ああ、終わるんだな……」)
女の子の服を溶かす、それだけの都市伝説なのだ。一般人には脅威でも護々那の回復を受けた灼滅者達の前では抵抗らしい抵抗が出来るはずもなかった。
しかし、スライム達は挑んでいく。一体、また一体と欠けてスライム達は決して怯まない。何故? ――それは単純な事だ、この都市伝説達が女の子の服を溶かすために生まれたからだッ!
残り一体になった時、それを言い出したのは秋夜が言った。
「……俺にやらせてくれ」
秋夜のその言葉には覚悟があった。スライムと秋夜が向かい合う。一対一、漢と漢、スライムの視線がどこにあるかはわからない――だが、確かに目の前のコイツが笑った、秋夜にはそんな気がした。
『――来いよ、ソウルブラザー』
もはや誰がアテレコしているのかどうでもよかった。その言葉を聞いた瞬間、秋夜は渾身の力で拳を握り、無数の軌跡を描きながら拳を叩きこんでいく。
「スライムさん、ゆめときぼうをありがとう」
漢の夢と浪漫の詰まった戦いがここに終わりを告げた……。
●
「う、ううううううう……」
清純が糸の切れた人形のように膝から崩れ落ちた。まさに気落ちした、大切なものを失ったそんながっくりした清純を励ますように同志達がその肩に手を置く。
「あの姿は心にきちんと刻んだろう?」
「ああ、カメラは奪われちまったけど、心のカメラにはバッチリ写したろ?」
「ドンマイです」
「みんな……」
同志達の励ましに清純がその顔を上げ、その表情を凍らせた。
「嫌な、事件だったね……でも、女の子のあんな姿やこんな姿を見れたから……GJ!」
『おッ前えええええええええええええ!?』
誠に手渡された葉っぱを装着しポージングを決める秋夜のインパクトに心のメモリーを破壊された者達が慟哭した。
「私も桃香ちゃんのようになるのかな……」
「充分だと思いますよ~?」
戦いの後の地獄の光景などそっちのけ、火蜜と桃香がお互いをタオルで拭き合い、護々那は戦い終わって気恥ずかしそうに服装を整えていた。
物陰に隠れ、女性陣は服を着替えていたのだ。その顔には笑顔がある――解放された、そんなすがすがしい笑顔が。
「…………」
そんな阿鼻叫喚の男性陣と和気藹々とした女性陣からも離れ、雲龍はその物陰へこっそりと歩み寄った。スライムが近づいた時、烈火の気迫を見せたあの物陰だ。
ガサゴソ、と物陰に腰を下ろすと雲龍は大事そうにビデオカメラを取り出した。
「いい画がとれているかな?」
雲龍はビデオカメラを手にして、その表情が凍りつく。念入りに作動チェックを繰り返したためだろう、隠した直後に電池切れを起こしていたのだ。
夢に胸を膨らませた過去の自分の顔を最後にブツリと切れた映像に雲龍は微笑した。
「ふっ……分かってたさ。こうなることは」
女の子は本物が一番だ――そう締めくくった雲龍は、一分後正座を強いられる事をまだ知らなかった……。
作者:波多野志郎 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
|
種類:
公開:2013年1月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
|
||
得票:格好よかった 0/感動した 3/素敵だった 6/キャラが大事にされていた 26
|
||
あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
|
||
シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
|