こたつむりな休日

    作者:志稲愛海

    「ね、オレさ……結婚しようと思うんだー。もう、ずっと離れたくないから」
     唐突にそんなことを言い出した、飛鳥井・遥河(中学生エクスブレイン・dn0040)は。
    「ああもう、コタツが愛しくて出たくないよー!」
     ダメ人間の典型のような台詞を吐くのだった。
     そしてそんな遥河に、綺月・紗矢(小学生シャドウハンター・dn0017)は。
    「結婚か。だが日本の法律では、男性が結婚できるのは18歳からだという。だから残念ながら、遥河とコタツの結婚はまだ無理だな」
    「……いや紗矢っち、ツッこむならもっと別のところなような!?」
     小学生に気の毒そうな表情でマジレスされて、遥河は思わずそう呟くも。
    「てかさ、やっぱこの寒い季節、休日はコタツで過ごしたいよねっ!」
     ぐっと、そう改めて力説する。

     コタツ――それは、抗い難い魅惑の存在。
     一度入ってしまえば、ぬくぬくほこほこ、誰もがその魅力に癒される。
     寒い冬の休日、そんなコタツに入ってぽかぽかと過ごすなんて、幸せではないか。

    「コタツといえばさー、やっぱミカンとかアイスとか欲しくない? あとは、コタツに入って鍋とか焼肉とかしたーい!」
    「コタツに入りながらできる遊びなどもありそうだし、一緒にコタツに入った者同士で、ただいろいろとお喋りするだけでも楽しいよな」
    「それにコタツでウトウトするのとか、もう天国かと思うくらいチョーキモチイイよねー!」
    「風邪には注意しないとだけどな」
     コタツに入って出来ること、それは様々。
     コタツの定番である、ミカンやアイスを食べるのもいいし。
     鍋や焼肉など、わいわい皆で暖を取りつつおなかを満たすのもいいし。
     コタツに入りながらできる遊びで盛り上がるのも、また楽しそうだ。
     勿論、ただお喋りしたり、ごろごろするだけでも、とても幸せだろう。

     そしてコタツといえば、家や部室に設置してある場合が多いだろうが。
     遥河はスマートフォンを取り出しつつ、キャッキャと続ける。
    「あ、そうそうー。オレさ、コタツに入りながら鍋や七輪焼きできる店を見つけたんだー。だからもしコタツ環境にない人でコタツに入りたかったら、いくつかコタツのある店みつけたから、そこ紹介できるよー」
     コタツに興味はあるがコタツ環境にない人も、大丈夫。
     この時期、コタツを設置している店なんかも多々あるようなので、そこでコタツを楽しむのもいいのではないか。

    「もうホント寒いから、1秒でも早く、こたつむりになりたいよー」
    「コタツを楽しめるのは、寒い今の時期だけだからな。定番のミカンやアイスやプリンアラモードを10個ほど軽くおやつに食べたり、鍋や焼肉を10人前ほどまったり食べたりしつつ、のんびりと温まりたいな」
    「てか紗矢っち、何気にどんだけ食べる気……!?」
     遥河と紗矢はそう白い息を吐き、話しながらも。
     ぬくぬくほこほこなコタツに入るべく、歩く速度を速める。


    ■リプレイ

    ●こたつむりたちの休日
     今日は待ちに待った休日。でもこの時期、外はとても寒いから。
     コタツに入りながら、ぬくぬく幸せな時間を過ごしてみるなんてどうだろうか。
     そんなそれぞれのコタツ時間を、ちょっぴり覗いてみよう。

     さすが普段の学園生活においても、極力コタツと共に過ごす炬燵であるが。
     休日もやはり、昨晩眠りこんだコタツで目覚めて。彼女のコタツな1日が、今日もはじまりを告げる。
    「俺はッ!! 究極のこたつに開眼したッ!!! みよ!! こたつアーマー」
     勇飛は普段着という名のアーマーにどや顔、開発費にバイト代半年分が消えちゃったけど満足です!
     そしてこたつの友は蜜柑と鍋だと、早速カニ鍋の準備を。 
    「今日も負けないぞ! くらえー!」
     指先の冷えもコタツに入れれば平気!
     コタツの中から沢山の人と一緒に、オンラインアクションゲームを楽しむ霞未。
     そして庵が留守の間に、草灯はうつらうつら、彼の家のコタツでスミを撫でつつも。
     ふとぼんやり、独り言を。
     そして苦笑する草灯をてしてしするスミの毛皮が、ふわり、寄せた頬をくすぐった。

     コタツ完備、猫もコタツで丸くなっているという、ウワサのコタツカフェを巡る途中で。
     煉は、紗矢と遥河に会って。コタツみかん状態を堪能しつつも黒猫さんに変身、二人の間でぬくぬくと。
     これぞまさに、猫はコタツで丸くなる!
     ンーバルバパヤも、ニポンの冬、超サミーでス! と、コタツであったまって。
    「いや~こたつはいいな。日本人が生んだ世界最大の発明だな」
     今日もいい炬燵日和ですなと、銀助もすっかり、抜け出せないコタツの魔の手に。
     ゆっくりぬくぬくしていると、出られなくなって怖いと思いながらも。
     菫は声を掛けた紗矢とコタツで一緒に、買ってきたプリンアラモードをぱくり。
     小誇愛も温かい飲み物で一息ついた後。
    「……さて、折角だから持ってきたボードゲームでもやろうか」
     紗矢や遥河や周囲の皆と、コタツでいざボードゲームを!
    「あぁ……これぞ、日本の冬。日本のまったり……嗚呼……」
     歌留多も黒猫さんとコタツに頬擦りして。
     顔を引っかかれたりされつつも、日本の冬を満喫中!

    ●ほっこり、ぬくぬく
     下宿先の居間のコタツで。
    「ニコさーん! みかん全部食っちゃうよー!?」
    「うるさいぞ……食いたければ一人で全部食え……」
    「かーちゃんがこたつで寝たら風邪ひくって言ってたじゃんやばくねー!?」
     蜜柑を剥くポンパドールの声にも、兎に角眠いと寝転がり、適当に返すニコ。
     そしてふと彼に言われ、ポンパドールは気付く。
     夕飯の鍋の前に、蜜柑でお腹一杯になってきた事に。

     妹のすずめに蜜柑とお茶を持ってきて貰うも。
     チャンネル変えてーの声には、漫画を広げゴロゴロ拒否。
     そんな理不尽に。
    「ずるい! けち!」
    「ってぎゃー! 何をする!?」
     すずめのゲシゲシ攻撃が炸裂し、瑛多は声を上げるも。
     お返しに、ずりずり妹をコタツの外へ!
     こたつむりと化した兄には、蜜柑の皮投擲攻撃も効きません。
     そして結局また兄妹で、ぬくぬくこたつむりに。

     ヒマ、聞いてくれ、と。
     朔花は読んでいた漫画本から顔を上げて。
     コタツの対面側で同じ漫画を読む妹に、こう告げる。
    「実は俺は炬燵の国の王様なんだ。ということで、王様は蜜柑を所望する」
    「えー、王様は国民の為に私の分も持ってくるべきと思うっちゃ~」
     そして思いがけず、漫画のネタバレという国民の反撃にあって。
     結局、向日葵のミルク珈琲を作りにコタツを出る兄でした。

     予想通り、やはり徹底的にこたつに引き籠る気満々な透也だが。
    「颯太お兄さーんココア淹れてコーコーアー」
     早速、顎で使われる颯太。
     でも弟分にすごく甘い颯太は、彼のココアと自分のほうじ茶を淹れてから。
     無表情なのにほのぼの雰囲気でココアを飲む従弟を見る。
     ……こういう子供らしい可愛さもあるんよなぁ、と。
     そしてコタツでほうじ茶をすすりつつ、ほっこり気分に。

    「すげえ、まるで天国じゃないか!」
     そう流希の本棚を暫く眺めた後、寒くなった登はコタツへ!
     そしてぬくぬく、二人で潜水艦ゲームを。
     ゲームは完敗したし、チョコチップかと思ったら粒胡椒クッキーで驚いたけれど。
     こういう1日もいいなあ、と――楽しいこたつむりな休日に、満足気に呟いた登は。
     今度は流希に勧められたレモン汁をそのまま飲んでみて、思わず咽るのだった。

     コタツの王道はまずこれ、蜜柑です!
     初コタツの遥に、こたつ浪漫の案内人・るりかは、はい、と蜜柑を渡して。
    「みかん堪能したら次は焼肉!」
     おにくおにく♪ と紗矢と一緒に、今日も食欲絶好調!
     遥は初めてのこたつミカンにほっこりしつつも、二人の旺盛な食欲に思わずきょろきょろ。
     でも……そんな遥も、焼肉でお腹一杯になっても。
     バニラアイスと柚子シャーベットは別腹。

     真っ赤な鍋には、蒟蒻やつみれ、練り物に豆腐。
     コタツで結良と狭霧がつつくのは、ほかほかのチゲ鍋!
     狭霧はよそった具に七味をかけつつ、お邪魔した女の子の部屋にちょっぴり緊張しドキドキしながらも。
    「こうして誰かとおこたでお鍋って、心も体もあったまるなぁ」
     美味しさとあったかさに、二人でほっこり。
     そして結良も、彼に頷きながら思う……来年もまたやりたいなぁ、と。

     コタツで寛ぐのは、誘った紗矢と。
    「んで、メシまだー?」
     待ちきれず缶おでんを紗矢にも勧める、ついてきた康也。
     そして鐐は二人に蕎麦や蕎麦寿司を振舞うも……あっという間に十人前、二人に平らげられて。
     さらに、おかわりコール!
    「その身体の何処にそれだけ入るんだっ!?」
     デザートの蕎麦団子5人前も完食された鐐は。
     コタツに入る暇なく、賄いの兄ちゃん状態であった。

     真夜の家は、珍しい掘りごたつ。
     そしてコタツアイスを一緒に堪能する祢々に、真夜はおもてなしを。
    「あ、お餅が焼けたらしいのでちょっと取ってきますねー」 
     餅だけでなく、囲炉裏で焼いた魚にかまど炊きのご飯、味噌汁の準備も!
     そんな物量的飯テロに、アイスで満腹な祢々は早めの白旗を。
    「全部食べたらおなか裂けちゃうんだけど……」
     でも結局、美味しい晩御飯もご馳走に。

    ●ほかほか、ほんわか
     はい、あーん、と。
     月子に食後のコタツみかんでもぐもぐと餌付けされながらも、ふいにバレンタインの話を振られた湊は。
    「私はどうしようかなー?」
     ほっぺをつんつんしてきつつ惚ける彼女の発言で我に返り、そわそわそわ。
     そして、そんな平静を装い切れていない湊に投げられるのは。
    「大丈夫、最初から渡すつもりだったしね」
     月子のウインクと、楽しみな当日の甘い約束。

     穂波の家で、柚衣も一緒に蜜柑剥きつつ、こたつむり中。
     そして柚衣は、ねぇ、と穂波に声を掛けてから。今の気持ちを口にする。
    「何でもないお休みの日に、こうして大好きな人とのんびり過ごすのって、すごく幸せな事だよねぇ」
    「そうですね。…………え?」
     そう思わず普通に頷くも驚く穂波に、柚衣はにへらと笑んで。
     さっきよりも甘ーい蜜柑を、お互いにもうひとつずつ。

    「休める時に休むのも大事だよー」
     コタツでくてくて、ほらよっと放った蜜柑をもぐもぐする和佳奈の無邪気な姿が。
     やけに可愛く見えるのも……コタツの魔力!?
     そしてコタツ要らずのはずの悠悟自身も。
    「むぅ、武闘家として常に油断するワケにゃ……」
     隙を見せてもいい相手の前で、突っ伏して居眠りを。
     そして和佳奈は、たまにはゆっくり休んでねーと。その頭を、なでなで。

     猫はコタツで丸くなる、とはいうが。
    「知ってるか心葉、炬燵には人を怠惰にする力があるんだぜ」
     そう言った後、猫変身し膝に乗ってきた黒に頷きつつも。
     蜜柑を差し出し、背中を撫で撫で、甘やかす心葉は、ムキになってニャーニャー鳴く彼に言う。
    「黒、誰に言い訳してるんだ?」
     そして黒は撫でられながらも、そっと思うのだった。
     まあ何はともあれ幸せだから良いかな、と。

    「あの、狭くないですか……?」
     肩が触れ、思わずびくっと反応しつつも訊いた楽多に。
    「大丈夫ですよ、近くて、その、嬉しいです……」
     剥いた蜜柑をひとつ、あーんする晶子の顔も真っ赤。
     そして見つめ話す内にいつの間にか縮まる、互いの距離と心。
    「わわっ……! ……晶子さん」
     楽多は慌てて胸の中の晶子を抱きとめてから。
     瞳閉じた彼女の唇に、そっと……熱を帯びたキスを。

     蜜柑に煎餅、ジェラートを供に、部室のコタツを二人占め。
     孤影をすぐ傍に感じ、雛は真っ赤な顔で俯くも。
    「ねぇヒナ知ってる? コタツってのはのんびり入って温めるのよ」
     こうやって一緒にいるだけで、心が暖かくて満たされるから、と。
     そんな彼の言葉に、胸の奥がムズムズ。それはすごくあたたかくて、やさしい感覚。
     でも想いは今はまだ紡がずに――来るべき、その日の為に。

    ●ぽかぽか、ふわり
    「ねぇ翼、コタツって4人の時は2人ずつ並んで座るもの……?」
     仲良く並んでコタツに入る愛理と結実の姉妹を見つつ、ディアナはふと翼に訊ねて。
     そんなマナーは知らん、と言う彼とは逆に、大きく頷く結実。
    「えぇ、こうやって二人で並んで座るのは作法ですよ♪」
     それからちょっぴり恥ずかし気に、ちょこんとディアナは翼の隣に座って。
     貰ったミルクティーでほかほか、コタツ効果で思わずうとうと。
     翼は、そんな寄りかかってきたディアナを、やはり可愛らしいと。
     ほっぺをつっついたり、むにってみたりして。
     顔を赤くしつつチラチラ二人を見ていた愛理も姉に身体を預け、微睡みの世界へ。
     結実は妹の髪を梳きつつ、青春してますねぇと幼馴染にふふりと笑んで。
     暫くして起きたディアナに、翼はおはようの挨拶を。
     寝顔可愛らしかったぞと、付け加えて。

     皆でぬくぬく、ふにゃーとコタツに入って。
    「この人数でお鍋を囲むのは、実は家族以外では初めてなのです。ずっと楽しみにしてましたぁ♪」
    「智恵も優希那もまだ幼いのに料理が達者ですね」
    「すき焼きはやっぱり生卵が大事!」
     【星葬剣】の面々は、大人数でコタツ鍋!
     味は二つ、智恵美の博多水炊きと優希那のすき焼きです。
    「む……難しいですね」
    「ここをこうやって。そうそうお上手です!」
     慣れぬ箸に悪戦苦闘のヴァンに、持ち方をレクチャーする智恵美。
     そんな中、佐那子は作ってきたもう1つの鍋の蓋を開けて。
    「そちらも美味しそうですねぇ~……ぴやぁぁぁぁ!」
    「って、相当辛いぞ! ゆきなはやめたほうが……言わんこっちゃない!」
     一口食べた瞬間、その辛さにビックリ涙目になる優希那に、慌てて水を差し出すマッキ。
     それもそのはず。
    「クスっ、名前の通り少し辛いです、でも甘味と旨味もありますので」
     姫路のご当地鍋――その名も『からから鍋』です!
     そして最後のシメは勿論、雑炊!
     サクラコは、ごはんをざっと入れ弱火でとろとろ、完成直前に卵を入れて。
    「さあ、召し上がれ!」
    「雑炊……? 初めて食べます、リゾットみたいな感じですね」
    「出汁が効いていてうまいね!」
     美味しくてあったかい、大人数の、満腹こたつむり。

     いつものように『Flower *Bloom*』に集まった皆は。
    「あはは、おしくら饅頭やるー?」
     今日は大所帯の、こたつむり!
    「僕は畏怖と敬意の念を持って、こたつをこう呼びます。『魔窟』、と……!」
     こたつっこを自負し袢纏姿で熱弁するリヒトに、慧杜もけらり笑って。
     それから皆で、コタツで鍋を!
    「……っと、ぼんやりしてると、つい肉ばかり取ってしまうな」
    「飛鳥ー、野菜も食べなきゃダメじゃん!」
    「どうぞ、お肉は清さんの為にありますから……!」
     お注ぎします! と芒は清や皆の皿に次々肉を取っていくも。
    「て言うか芒せんぱあい……センパイもちゃんと食べなよー」
     白菜をふーふーしながら言った恋時に清も頷いて、ほら、と芒の皿にも肉を。
    「だっ、大丈夫です……みっ、見てない所でちゃんと食べてますから……」
    「枯野原もちゃーんと見てるとこで沢山食べようぜ」
     ヘルプの視線を向けられた綾人も、はい追加ーとへらり笑んで、さらに彼の皿に肉を。
     そして鍋の締めまで美味しく食べた後は、デザート!
     コタツといえば……水羊羹!?
    「今年はもう食べれんかと思ってたんやに……!」
     芒の用意した薄い箱入りの水羊羹に、はああぁぁと感嘆の声を上げる恋時。
     そして皆も早速コタツで水羊羹をぱくり、その新鮮さと美味しさに、大きく頷いて。
    「……水羊羹……ととの分……とっといて、ください……」
     コテンと寝てしまった魚々に、半纏を貸してあげるリヒト。
     そしてその後は勿論、皆でうとうと、こたつむりに。

     コタツ初体験のルーナティアラの膝の上には。
    「ふわふわもふもふであったかーい♪」
     優志の家の猫ちゃんの姿が。
     暁仁も同じく猫を撫でてまったり、コタツおでんを堪能しつつ。
     自分で作らなくていいってやっぱいいわ……と、改めて呟いてから。
    「お、最後の餅巾もーらい」
     ひょいっと、餅巾着ゲット!
     そして。
    「神津、お前……それは俺が最後に喰おうと目をつけてた最後の餅巾着……」
    「はっはっはー、甘いぜ。こういうんは早いもん勝ちって相場が決まってんだよ!」
    「ふふ、二人って、本当に仲良しだよねぇ?」
     ねー? と猫に同意を求める彼女の箸が摘んだのは、最後のゆで卵。

     寒いから鍋やるぞ、と。
     詠一郎の部屋へとやって来た隼鷹は、シュバッと急に足を掴まれ、驚きつつも。
     してやったりな顔のなこたを、コタツ内で確認!
     それから3人で、美味しくほこほこ鍋をつついた後。
    「アイスなら、もうちょっと右ですよ」
    「う? こっちです? あったです。アイスー」
     詠一郎の声を頼りに、コタツ内からなこたアイスゲット!
     でもちゃんと座って食べました。
     そして隼鷹もアイスとホットココアで締めた後、うとうとつられて眠くなって。
    「……こたつむりってやつも、悪くねぇな……」
     コタツに潜りこみ目を閉じながら、そう呟くのだった。

     今日は、薫の家で鍋!
     奮発して、蟹や伊勢海老や帆立などの海鮮入りです!
     コタツで鍋を囲むなど何時振りでしょうかと、物思いに耽りながらも。
     槻羽はしっかりと、味噌味の豪勢な海鮮を堪能して。
     まったり皆と食事出来ることを司は嬉しく思いながらも、鍋を食べ終わるや否や。
    「食べた後の昼寝は格別やわぁ……」
     ごろり、ほわんと至福の時間を。
    「司、食べた後に寝るとデブるで」
     薫はすかさずそう司にツッこむも。
     でもまぁこんな日もええか、と、一緒にうとうと。
     そして槻羽も、おやすみなさい、と寝入った二人に呟いて。
     三人一緒に、すやすや、こたつむりな休日を。

    作者:志稲愛海 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年2月12日
    難度:簡単
    参加:66人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 11/キャラが大事にされていた 3
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