激走! わんこ・イン・カー

    作者:階アトリ

     とある小学校から少し遠く、けれど子供がちょっと冒険心を出せば徒歩で来られるくらいの場所に、広々とした、アスファルトの空き地があった。
     金網に囲まれ、隅には何かの営業所だったらしき建物がある。
     古びた建物に掲げられた、古びた看板。
     「ワンコ……イン……カー?」
     放課後の冒険にやってきた子供たちが、ボロボロの看板から、何とか読み取れる文字を読んでいる。
     カーリース店だったのか、中古車店だったのかはわからないが、土地の雰囲気と看板から、ここはかつてワンコイン――500円から、自動車を扱っている店だったようだ。
     しかし、子供たちにはそれがわからない。
    「ワンコ……って犬だよな」
    「カーは車だよね。インは?」
    「俺知ってる! 『入ってる』って意味だよ! こないだ英会話教室で習った!」
     子供たちの頭の中に出来上がったワンコインカーは、ワンコ・イン・カーだった。
    「犬の車……?」
     ひとしきり首を傾げた子供たちは、顔を見合わせて。
    「「「キモッ!!」」」
     ケラケラと笑った。
     後日、それがおかしな怪談、都市伝説となって学校中に広まるなどとは想像もせずに。
     
    「都市伝説が出たよ!」
     須藤・まりん(中学生エクスブレイン・dn0003)が、コピー用紙に何やらさらさらと絵を描いて、ポケットから出したマグネットでバシーンと黒板に貼った。
    「その名も、わんこ・イン・カー!」
     描かれていたのは、犬の絵だった。
     ただし、普通乗用車のフロントガラス部分から顔を出し、タイヤ部分から脚を出した、まるで自動車型のわんこ服を纏ったような姿の犬である。
     備考として述べよう。……ちょっと可愛い。
    「ワンコインカーっていう看板の字だけ見て、近所の小学校の子供たちが想像しちゃったみたいなんだよね。
     で、自動車きぐるみのわんこの噂だけなら良かったんだけど、学校で広まるうちに、その自動車わんこに出会うと轢き殺されちゃうとか、顔は可愛いけど噛まれるとメチャ痛いとか、怪談っぽい尾鰭がついちゃって、終いにはサイキックエナジーを受けて実体化しちゃったみたい」
     小学校からは子供の脚だと少し遠い場所なので、滅多に子供たちが来ることもないが、都市伝説が広まってしまった今となっては、いつ「噂を確かめに行こう」と冒険心を出す子供が現れるかわからない。
    「見た目可愛いけど、都市伝説だから、その場所にやってきた人を都市伝説の通りに殺しちゃう。
     だから、被害の出てない今の内に、灼滅しちゃって欲しいんだ」
     まりんは灼滅者たちにそうお願いすると、都市伝説の詳細についての説明に入った。
    「まず、現場は……んーっと、解析によると今から出発したら、一般人が近くにいないタイミングで戦えるみたい。
     到着したらフェンスを超えて、中の広いアスファルトの空き地に入ってね。
     それから敷地の隅にある元営業所についてる『ワンコインカー』の看板の文字を、口に出して読んで。
     そうしたら、元営業所からワンコ・イン・カーが9匹? 匹じゃなくて台かな?? とにかく現われるよ!
     リーダー格の1匹がでっかいマスチフ犬。
     残りはチワワと柴犬とミニチュアダックスとトイプードルが2匹ずつだよ。
     サイズは、各犬種の実寸大。どの子も可愛いけど、油断しちゃだめだよ!
     マスチフ犬が、強力な近接単体の体当たり攻撃と、遠吠えによる遠距離の列回復をしてくるの。
     あとの小型犬たちは【毒】つきの噛み付き攻撃と、クンクン鼻を鳴らして近接単体の回復をしてくるよ。
     で、別に連携とかはしてこないんだけど、マスチフのリーダー犬は小型犬たちが傷つくと回復しようとするみたいだよ。
     だから、強力な体当たり攻撃をあまりさせたくないのなら、小型犬たちを一気に倒さないようにするのもアリ、かも」
     これくらいかな、とまりんは呟いてから、にっこり笑った。
    「油断さえなければ、勝てる相手だと思う。
     可愛がれないのは残念だけど、近くにドッグカフェがあるから、モフモフしたい人は寄って帰るといいんじゃないかな?
     色んな犬種がいるらしいよ!」
     まりんはそう締めくくって、灼滅者たちを教室から送り出したのだった。


    参加者
    冥賀・アキ乃(ヴィルト・d00258)
    榛原・一哉(箱庭少年・d01239)
    秋森・心彩(煌月ニ捧グ・d01674)
    マルティナ・ベルクシュタイン(世界不思議ハンター・d02828)
    篠村・希沙(手毬唄・d03465)
    藤堂・朱美(冥土送りの奉仕者・d03640)
    銀・ゆのか(銀屋の若女将・d04387)
    星空・みくる(お掃除大好きっ子・d13728)

    ■リプレイ

    ●出たよ! わんこ・イン・カー
    「権三郎さん、とりあえずこんなの用意してみたからね……。あっちのスペックに負けるわけにはいかないの……」
     マルティナ・ベルクシュタイン(世界不思議ハンター・d02828)は権三郎(霊犬)に語りかけ、持参したショッピングカートにひょいと乗せた。権三郎は、心底アホ臭い、とでも言いたげに、フスンと鼻を鳴らした。
    「おかしな“コワイ方面”にいかなければのんびり楽しめた都市伝説じゃったろうにのう」
     秋森・心彩(煌月ニ捧グ・d01674)は苦笑しつつ、皆に戦闘準備を促す。
     出て来るのは敷地の隅の元営業所からだとわかっている。隊列が整ったところで。
    「わんこ・イン・カー……小学生らしいかわええ発想やねぇ」
     篠村・希沙(手毬唄・d03465)が、ペリドットの瞳をほんわかと細めつつ、色褪せた看板に残った文字を読み上げた。
     わふわふ。
     きゃんきゃん。
     爪でアスファルトをてしてしと鳴らしながら出て来る、わんこ・イン・カーたち。
    「……聞きしに勝る微妙な絵面だな、おい」
     冥賀・アキ乃(ヴィルト・d00258)が、笑っていいのか呆れていいのか迷っている表情で呟く。
    「子どもの発想ってよくわからないな。まあ、可愛くないとは……言わないけど」
     榛原・一哉(箱庭少年・d01239)も同様。
    「普通の犬なら洗ってあげる事ができたのですが……」
     星空・みくる(お掃除大好きっ子・d13728)は、何故か持っていた犬用シャンプーを仕舞った。思ってた以上に「カー」部分が本格的に金属で、このままでは洗えそうにない。
     おかしな犬服を着せられたような格好で、ちょっと動きにくそうにしつつ一生懸命に歩く姿は、特に小型犬だと見ようによっては可愛いが、心彩も最初に言っていたようにこれはコワイ方面にいってしまった都市伝説が実体化したもの。
    「なんだか一匹お持ち帰りしたいけどそれはだめだよね……?」
     藤堂・朱美(冥土送りの奉仕者・d03640)は、だっこしたくなっている手をわきわきして衝動を堪えつつ、スレイヤーカードを手に取った。
     わふ……ぐるるるる!
     灼滅者たちに向かって牙を剥き唸り声を上げるわんこ、9匹。
    「こうなった以上は情を交えず潰さねばならんのじゃろうな」
    「被害を出さない為にも……頑張りましょう! 銀屋のゆのか、いざ、参ります!」
     心彩に、銀・ゆのか(銀屋の若女将・d04387)は髪飾りをりんと鳴らして、深く頷いた。構えたのは、大籠手。駆ければそれについた二つの鈴飾りが春の陽光にきらきらと光った。

    ●くんくんキューン
     ゆのかの構築した除霊結界に、前に出てきていた小型犬たちが、きゃんきゃんっ、と悲鳴を上げた。
     ウォオン!リーダーのマスチフ犬が、すぐさま遠吠えをして小型犬たちを回復する。まずは小型犬にダメージを与え、マスチフ犬の強力な体当たり攻撃をさせない作戦だ。
    (「ずっと遠吠えしててくれ」)
     一哉の放ったフリージングデスが、小型犬たちを凍て付かせ体力を削っていく。
     きゃん!
     何するの!とばかりに甲高く吠え、怒りもあらわに向かってくる小さな犬たち。いくら可愛らしくとも、牙を剥いては台無しだ。
     爆走、小型わんこ・イン・カー。
    「く! ……人間様に噛み付くとこうなるっ!」
     心彩は、腕に食いついてきた柴犬を振り払うと、巨大化させた片腕で、凄まじい膂力をもって殴りつける。
    「行くよ、ノノ」
     みくると共にメディックの配置についているノノ(ナノナノ)が、ナノッ!と応える。
    「キュアします!」
     みくるが犬耳をピコっと揺らしながら投げた防護符が、心彩を癒した。
    「ふむ、見た目よりも痛い。やはり、まずは数を減らすぞ!」
     毒の消えた傷から血を払いながら、心彩は仲間たちに声をかける。
     いくらマスチフ犬を回復に専念させるためとはいえ、小型犬8匹を放置するのは危険だ。打ち合わせ通り、ここはクラッシャーたちの出番である。
    「悪ィが、都市伝説はあくまで『伝説』で終わって貰うぜ!」
    「どーんといっちゃおう!」
     アキ乃が突っ走って螺旋槍をぶちかまし、朱美の抗雷撃がそこに雷華を添えた。武器や拳が車体に当たれば、非常に硬質な音がする。
    「カーンって。……ぷっ」
    「硬かった……もふもふしてなかった……」
     アキ乃はあまりに犬っぽくない手応えと音に吹き、朱美はわんこに触れた自分の手を見詰めしょんぼり呟く。
     クキュゥ……と、ここで柴が1匹消えた。この調子でクラッシャーたちが小型犬を1匹ずつ倒して、まずは数を半分にするのが目標である。
    「硬い上に、痛い……ネタ的意味合いで、アリかなって感じだね……」
     マルティナはディフェンダーとして、心彩と共に最前線に飛び出し小型犬たちの牙を受け止めている。
    「昔、動物形態とかロボット形態とかに変形する番組あったけど、あんなニュアンスで悪くない……。さ、権三郎さん、そんなわけでバキバキっと進化進化……」
     マルティナの隣で、共にディフェンダーとして仲間の盾を務めている権三郎は、フスンと鼻を鳴らすのだった。サーヴァントに呆れられつつ、マルティナはシールドを展開した手で飛び掛って来た小型犬を殴りつけた。シールドバッシュで怒り状態をつけて、壁役をやりやすくするためだ。
     そんなマルティナにはノノがしゃぼん玉を飛ばしている。
     小型犬たちの動きはちょこまかと激しく、列攻撃では集中攻撃が難しいが、ダメージを与えれば大型犬が回復に忙しくなるし、小型犬たちも攻撃よりも回復にいそしむことが増える。
     くーんくーん!
     牙を納めて、回復のために鼻を鳴らす顔は、普通のわんこが甘えているのと同じで。
    「何なん可愛過ぎるやろ!」
     希沙はふわふわの金髪を揺らして身悶えつつも、ゆらり、暹花槌を頭上に翳した。名も無き花と蔦が絡んだ大槌を、大きく1振りして地を打てば、衝撃派と共に花弁が揺らぐ。
     くきゅんっ!
     ころんと転げるミニチュアダックスとチワワ。
    「あかん、和む……!」
     希沙はほわんと緩んでしまう己の表情を引き締めるのに苦労しつつ、ハンマーの柄をぎゅっと握った。
    「可愛くても、……悪戯っこにはめっ、ですよ! 結界を重ねます、追撃を!」
     ゆのかが除霊結界でパラライズを重ねてゆく。
    「うん、そやね! 悪いことする前に成敗!」
     希沙は再び暹花槌を振り上げた。
     中衛のジャマーたちによってパラライズや足止めもどんどんかけられてゆき、そこへ前衛たちが集中攻撃を入れてゆく。
     ウォオ……ン!
     マスチフはずっと遠吠えを続けていたが、小型犬たちの体力もバッドステータスも癒し切れない。1匹また1匹と消えてゆき、残るはチワワと柴犬とミニチュアダックスとトイプードルが1匹ずつ。
    「数は減ったのう!」
     集中攻撃から、心彩はパッショネイトダンスに切り替えた。リングスラッシャーの光輪と共に、銀の髪が舞う。
    「みんなー、突撃ー!」
     朱美も単体を撃破する方向から、ダメージを分散させてゆく方向に切り替える。足元から立ち昇った影業は、わんこの群れだ。それがミニチュアダックスに向かって駆ける様子は、まるで遊んでくれとねだるようでもある。
    「よっし、次はお前だな!」
     アキ乃は小型犬の相手を仲間たちに任せると、妖の槍の切っ先をクルリとマスチフに向けた。勢いよく駆けて行き、死角に回り込んで斬り込む、それは黒死斬。
    「ん? あれ? マスチフ行っとくん?」
     希沙も、小型犬からマスチフへと対峙する相手を移し、神薙刃を放った。
     小型犬を半数に減らした後の作戦に少しまとまりがなく、混乱が生じる。さまざまな場合に対応した行動をそれぞれが考えていたのは周到だったが、具体的に作戦をどうシメてゆくのか、指標を共有していなかった。
     しかし、混乱は一瞬。
     殺傷ダメージの嵩んでいた小型犬たちは、その後も順調に数が減ってゆく。
     きゃうん!
     ミニチュアダックスに続いてトイプードルが倒れて消え、残りはマスチフを含め3体。
    「攻撃対象は皆に合わせるよ」
     一哉が、ダメージの嵩んでいるチワワに螺穿槍を打ち込んで、残り2体。
     クゥーン。
     最後に残った柴犬が、鼻を鳴らし、マスチフの傷を癒す。
    「……ああもう、そんな悲しげな声で鳴くなって!」
     アキ乃は柴犬の和犬特有のちょっと悲しげな瞳に、キンキンのショートヘアをかきむしったが、容赦はせずマスチフにトラウナックルを叩き込んだ。犬も可愛いけど、それ以上に子供達が大事。
    「犬は好きなので、動物虐待のような事はしたくないのですが……」
     みくるも回復の合間に攻撃に加わり、柴犬に向かって神薙刃を巻き起こす。
     キャイン……!
     悲しげに一声鳴いて、倒れる柴犬。
     残ったマスチフも、ゼフゼフと舌を吐いて喘いでいる。
     癒すべき小型犬たちはもういない。身を低め、短く吠えたマスチフが、最初で最後の激走に出た。力いっぱいの体当たりを、受け止めたのはディフェンダーの心彩。
    「あとは……任せた!」
     受けたダメージをエンジェリックボイスで自ら癒しながら、心彩は仲間たちに最後の1匹を託した。
    「任されましたっ! 今です皆さん!」
     ゆのかの縛霊撃が、マスチフにきつく絡みつく。
    「よし、権三郎さん、秘奥義、2身合体を見せるときが来……って冗談だってば……」
     無意味な騎乗を試みる主を無視して敵へと駆け出した権三郎を、マルティナがシールド片手に追う。
    「もっかい、突撃ー!」
     朱美の足元から飛び出した影業も駆けて行く。
    「ごめんね、おやすみ」
     希沙が、レーヴァテインの炎を纏わせた大槌を掲げ。
     グォウ……!
     炎に包まれながら、マスチフ倒れた。
     がらん。
     最後まで残っていた車体がアスファルトに音を立てて落ちて、それもゆっくりと消えてゆく……。

    ●さようならワンコインカー、こんにちは普通のわんこ
    「今度は都市伝説やなく、小学生達に可愛がって貰えるわんこに生まれ変われますように」
     希沙がわんこたちの消えた場所に向かって手を合わせた。
    「……ぬいぐるみで欲しかったな」
    「……商品化されたらヒットしそうな気がするね」
     背後から聞こえて来た朱美の呟きに、希沙が頷く。
    「紐付けて引っ張ってみたかったのう」
     心彩も、しみじみと頷いた。
    「汚いのはダメですよ」
     みくるはクリーニングのESPでささっと執事服や犬耳や犬尻尾を払って、ノノともどもきれいにサッパリとする。
     戦い終わって、すっかりただの空き地になった。元営業所のあたりが色々なもので散らかっているがそれは元々で、特に片付けるものもない。
    「ねね、この後皆で遊びに行かない? ドッグカフェいきたい!」
    「それは是非、ご一緒したいですね」
    「犬カフェ? ……別に、寄ってもいいけど」
     朱美に、ゆのかは素直に、一哉は仕方なさそうに応じた(彼も内心やぶさかでもないのは、後のわんこたちとのふれあいで明らかとなる)。
     皆が帰り支度を終えている中、アキ乃は缶スプレーを手に「ワンコインカー」の看板と向かい合っていた。
    「今度はもっとわかりやすい看板になれよ」
     都市伝説の再発防止のために塗りつぶすのに忙しいようで、犬カフェは「遠慮しとく」と笑って仲間たちに手を振った。
     そして立ち寄ったドッグカフェは、お店所属のわんこもいっぱいだし、お客さんが連れて来た愛犬もいっぱいで、もふもふだったりツヤツヤだったり。
    「わわ、わんちゃん! ワンちゃんだー。すっごく大きい! えへへ、もふもふーふかふかー」
     朱美は大きな白いグレートピレニーズに飛びついて、相手が大人しくしてくれるので遠慮なく撫でぎゅうする。
    「やっぱこういう大人しい子の方がいいわえ」
     心彩も、一緒にばふっと抱きついた。銀の髪が白い毛皮に埋もれている。希沙もその隣で一緒に埋もれている。
    「あ。日本犬も格好良くて好き!」
     希沙は側に柴犬が寄って来たのに気がついて、埋もれたまま手を伸ばしそっちもなでなで。
    「あんまり動物、触れる機会なかったので……着ぐるみ以外で毛皮をもふもふ、やっとできました♪」
     ゆのかも、矢絣柄の着物の袖をそっとまくって、わんこたちと心置きなく触れ合っている。
    「犬なら学園にも沢山いると思うけど……」
     一哉は皆の埋もれっぷりを眺めながら呟き、次いで、犬耳のみくるをちらと見る。犬耳着用者や、犬変身を愛用する灼滅者は多いが、多分、それとこれとは別。
    「……噛まない、よね?」
    「いいこだよー」
     一哉は希沙の撫でている柴犬に不慣れな様子で手を伸ばした。
    「あ、きれいにしてもらってる……」
     みくるは犬用シャンプーを手に、セルフシャンプーコーナーでご主人に洗ってもらっているわんこたちを眺めている。
     幸せそうなわんこたちと、ゆっくり触れ合いの時を過ごして。
     灼滅者たちは満足を胸に、学園へと帰還したのだった。

    作者:階アトリ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年3月17日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 10/キャラが大事にされていた 4
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