空はまだ眠りに就く。
太陽が顔を出すには少しばかり早い明け方。それは阿佐ヶ谷に住む人々にとって、いつも通りの朝だった。
犬や鳥が鳴き、空が白み始める前に、台所の明かりを灯して母親は弁当作りに励む。早くに出勤する旦那と、そして子どもたちのために、包丁の音を軽やかに響かせて。
重たい瞼をこすった母親は、家族が眠る部屋から届いた、ドスンという物音に気づく。
ベッドから落ちたのかしら、まだ寝ていて構わないのに起きちゃったかも。そう少々嬉しそうに笑って、あなた、美里、と家族の名を呼んだ。
コトコトと沸く湯をよそに、母親は台所ののれんを潜る。廊下の先にある寝室と子ども部屋へ近づいて、そこでようやく知った。
不気味な呼吸。部屋に吹き込んでいるらしい風の音。
異様な音であっただろうに、母親は家族を心配して子ども部屋の扉を押す。
青黒い異形――。
そうとしか言い表せない奇怪な存在が、そこにはいた。青黒い化け物の周りにも、得体の知れない化け物が立っている。その化け物がナイフを握っているのに気付き、娘の姿を探すが、破壊されたベッドの脇にそれらしき人影はない。
あなた、と叫びながら今度は寝室の扉を乱暴に開ける。
しかし母親の希望を悉く裏切るかのように、血まみれで倒れる旦那の姿と、やはりナイフを手にした化け物がいるだけで。
それ以降、母親の声は聞こえてこなかった。
空はまだ眠りに就いたままだ。
その現実を、目の当たりにするまで。
五十嵐・姫子(高校生エクスブレイン・dn0001)からの一報は、実に悲惨なものだった。
「阿佐ヶ谷に、アンデッドとデモノイドが現れました。このままでは、阿佐ヶ谷が壊滅してしてしまいます」
既に襲撃を受けた民家も多く、一刻の猶予もない。
火急の件であることを伝えたのち、彼女は詳細を説明し始めた。
「今回のデモノイドですけど、なぜか『アンデッド』による襲撃で生まれています」
ソロモンの悪魔『アモン』により生み出されたはずのものが、今回はその前例に当てはまらない。
今回のデモノイドは、アンデッドが持つ儀式用の短剣らしき物で襲撃された人の中から生み出されている。それもデモノイドと化すのは、攻撃された者すべてではなく、その中の一部の人間だ。
可能性としては、少し前にソロモンの悪魔の配下達が行っていた儀式に使われていた短剣と、同じものであることも考えられる。
「考えたいことも多いです。けれど今は、これ以上の被害を生み出さないよう、アンデッドと……そして生み出されたデモノイドを灼滅してください」
空はまだ白みかけてもいないというのに、街にはびこる影と轟く悲鳴は、その静寂を突き破る。
家々を、早朝から準備をする店を次々と襲うアンデッド。
彼らは手にした儀式用らしき短剣で、平穏に生きる人々の命を奪っていく。
理由もわからず殺された人が地に伏せ、道も、建物の中も朱に染まる。
挙句、望まぬ形で生み出されたデモノイドたちが、嘆きにも聞こえる雄叫びをあげて闊歩する。
そして、ひとつの家庭を壊したアンデッドたちが、デモノイドを引き連れてその家から出てきた。本来であれば、母親が旦那や子どもを見送るべき場所である、玄関から、堂々と。
ここはただの町。阿佐ヶ谷という、ひとつの町であったのに。
姿こそ、あるがままだとしても、息づく存在は、普段の光景からは外れている。
姫子は静かに瞼を閉ざした。
「アンデッドは3体、デモノイドは1体のみです。どうか、お願いします」
深々と下げた頭を戻し、次に目を開いたときには、頼もしい灼滅者たちの気合いに満ちたまなざしが映り、姫子は少しばかり安心したように微笑んだ。
参加者 | |
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鹿野・小太郎(バンビーノ・d00795) |
相良・太一(土下座王・d01936) |
秋津・千穂(カリン・d02870) |
風華・彼方(小学生エクソシスト・d02968) |
堀瀬・朱那(空色の欠片・d03561) |
音鳴・昴(ダウンビート・d03592) |
射干玉・夜空(中学生シャドウハンター・d06211) |
星陵院・綾(パーフェクトディテクティブ・d13622) |
●
空はまだ眠りに就く。
まるで戦いの予兆を感じ取っているかのように。
さもその予兆であるかのごとく、朝の風が冷たく若者たちを撫でていく。まだ暗がりに沈む阿佐ヶ谷を訪れた灼滅者だ。
「化け物だらけのこの場は危険です! 高い階の部屋へ篭り、鍵をかけてください!」
住宅やビルが立ち並ぶ場所でもあるため、星陵院・綾(パーフェクトディテクティブ・d13622)が平時と変わらない徹る声を張りあげた。大仰な物言いは、芝居を意識してのものだ。どうか、どうか私の言葉が届く範囲の人々が救われてくれるようにと、切なる願いを、声帯へ込める。
しかし綾の訴えに応える声や人影は無い。まだ眠っているのか、既に人々が逃げた後なのか、或いは。
避難を呼びかける声が響く中、灼滅者たちは、一つの民家から出てきて間もない群れを知る。灼滅者に気付いたアンデッドが真っ先に向かってくる。デモノイドは、その先で何故かじっとしていた。
相良・太一(土下座王・d01936)は思わずごくりと唾を飲む。
「デモノイド一体と、アンデッド三体。エクスブレインが話していた顔ぶれだな」
顔という顔は無いけれど。そう唇を噛みしめて、太一は体内から噴出させた炎を三種の武器に宿す。仲間たちも既に臨戦態勢だ。先ず倒すべくアンデッドへ味方が向かう頃、太一はデモノイドをの元へ駆けだした。
デモノイドを抑えるのは彼だけではない。
堀瀬・朱那(空色の欠片・d03561)と綾も、同じようにデモノイドを引き付ける。朱那は影で作った触手を放ち、綾はバベルの鎖を瞳に集中させる。
「私の推理が正しければ、貴方の正体は……いえ、今回は止めておきましょう」
デモノイドへ向けての呟きも、デモノイドとアンデッドの呻き声に掻き消された。最初だけ大人しかったデモノイドも、戦いを仕掛けられたと気づいてか、殺気を露わにしている。
彼らがデモノイドを抑える間に、鹿野・小太郎(バンビーノ・d00795)はジャマ―の位置に立つアンデッドへ狙いを定めた。攻められたばかりのアンデッドが、ナイフで小太郎に応戦する。
「眠いし、厄介だし……間に合わないし……」
虫の居所があまりよろしくない小太郎は、独り言ちながらオーラを拳に集束させ、凄まじい連打でアンデッドを叩く。
風華・彼方(小学生エクソシスト・d02968)も敵群の頭上から矢を降り注がせ、勢いが失せぬうちにと音鳴・昴(ダウンビート・d03592)が神秘的な歌声を奏でる。歌はアンデッドを睡魔へと誘い、昴の霊犬が様子をじっと窺っていた。
アンデッドの握るナイフが、彼方と太一を襲う。単調な攻撃ではあるが、油断できない威力に二人とも目を見開く。
「何なの、この光景……」
愕然としたのは秋津・千穂(カリン・d02870)だ。ナイフを手にしたアンデッド。そして生み出されたばかりのデモノイド。異様な光景だ、無理もない。とにかく被害の拡大を止めなきゃと、千穂は太く長大な砲身のライフル銃から、魔法光線を撃ちだす。光線はアンデッドを違わず射抜いた。
デモノイドがのそりと動く。広げた腕から繰り出される薙ぎ払いは、明らかな殺意を持ってのものだ。
千穂の霊犬、塩豆がすかさず浄霊眼で癒しを施す。
「……! しめた!」
ゲームでいいターゲットをロックオンしたかのような笑顔を浮かべ、射干玉・夜空(中学生シャドウハンター・d06211)が円盤状の光線を発射する。光線は鋭利な音を立てて、二体のアンデッドを切り裂いた。
猛攻を受け続けていた一体のアンデッドが、耐え切れず死に至る。
敵数が減ったところで、デモノイドに戻れる可能性があるならと、太一が薄暗がりに浮かぶ青黒い体を見つめた。
「おいあんた! まだ聞こえてるなら聞け!」
声をかけられたことは判ったのだろうか、デモノイドが太一の方へゆっくりと頭部を向ける。
「突然そんなになってわけわかんねーと思う! だがそのまま呑まれたら終わりだぜ!」
バスタービームを撃ちだしながら叫ぶ。だが太一の呼びかけを、デモノイドが聞き入れる気配はなかった。デモノイドは只管、戦いを仕掛けてきた者たちへ攻撃を寄せるだけだ。
●
揺らいだのは、空か、視界か。
アンデッドのナイフが小太郎の肩へ突き刺さる。痛みが走るよりも早く、小太郎はティアーズリッパーでナイフ諸共アンデッドを死角から叩く。
まだまだ闇に塗れた中で、彼方はフリージングデスにて応戦した。
――デモノイドは、たぶんこの家の子。もしかしたら。
人に戻れる可能性を秘めているのかもしれない。その可能性を願わずにはいられなかった。
アンデッドから一撃一撃を食らう前衛陣のじっと眺め、体力に気を配り続けているのは昴だ。デモノイド戦に向けて全員の体力が充分であるようにと、癒しの矢を的確に抛り続ける。そんな昴に倣って、昴の霊犬もデモノイドからのプレッシャー解除要員として戦場を駆けている。
じわじわと積み重なる回復の手が、攻撃と抑えに回る者たちの足をしかと支えた。
躊躇いなど微塵も感じられないデモノイドからの重たい一撃が、前衛に降り注がれる。
踏ん張りながらオーラキャノンを文字通りぶっ放したのは、千穂だ。
「狙いは外さないわ」
容赦はしない。アンデッドの胸もとをまるまる抉り貫き、ふとデモノイドを見遣る。当然、人間の面影も何もない見目ではあるが。
――デモノイドは娘さんなの? まだ間に合うならお願い、応えて……!
千穂は祈り、そして霊犬の塩豆は浄霊眼で仲間の援護に忙しなく動く。
無敵斬艦刀へ宿した炎を振るい、朱那がデモノイドを斬る。叩くような切り付け方からデモノイドへ延焼した炎は、デモノイドからより多くの呻きを齎した。
「……怖かったヨネ。襲われるのも、得体の知れない何かに変わっていくのも、その破壊の衝動も」
穏やかに、共鳴するかのように朱那から告げられる言葉。
「でも君が望んでしたことじゃないって、知ってる」
けれど物々しい空気に支配されてしまったデモノイドに、その声は届かない。
一方、夜空のバスタービームが炸裂した直後、綾がどす黒い殺気を無尽蔵に放出し、デモノイドを覆い尽くしていた。
そして太一のレーヴァテインが続く。
「炎とプレッシャーまみれにしてやるぜ!」
デモノイドが炎に苛まれる一方で、小太郎の拳から繰り出された閃光百裂拳に、アンデッドがもう一体、その命を途絶えさせた。
これで残るアンデッドは一体。だからといって油断はせず、彼方は最後のアンデッドにまっすぐ矢を向ける。彗星を思わせる力を秘めた矢は、番えられた弓を離れてアンデッドを射抜いた。
そろそろデモノイドとの対峙に向けて準備をするかと、昴は徐々に回復手へと身を傾けていく。たとえば重たい一撃を食らっても耐え抜けるように。
「体力やべぇなら、下がるか、言ってくれよ」
昴の調子は気怠そうだが、声に含まれた情は、仲間を心配する情そのものだ。
夜空のトラウマナックルがアンデッドを殴った直後、明るみが出てきた空の下で、千穂が影を放つ。影はアンデッドをぺろりと飲み込んだ。その影がアンデッドへ如何なるトラウマを齎しているかは定かでない。けれど苦悶の呻きがやがて消え失せ、アンデッドの命が潰えたと知ったときには、千穂もホッと胸を撫で下ろした。
最後のアンデッドが消えゆく隙に、朱那が自身へ絶対不敗の暗示をかけ、綾は鎌に宿る「咎」の力を、黒き波動に変えていた。波動を真正面から受けたデモノイドの腕がぴくぴくと小刻みに震える。武器封じが叶ったのだ。
――あと少し。あとはデモノイドだけ。
そう誰もが思い、皆の意識が一斉にデモノイドへと集った。
●
集う視線を振り払うかのように、デモノイドの腕が大きく開く。咄嗟に叫んだのは彼方だ。
「横薙ぎがくるよ!」
叫びは、デモノイドの腕が振るう際の風切り音にかぶった。前衛に立つ仲間を一網打尽にする腕による薙ぎ払いの一部を、ディフェンダーの太一と朱那が肩代わりする。
よろめいた二人だがまだ頽れはせず、太一はシールドで守りを固めながら傷を癒し、朱那は仲間へ回復を任せて、自身は光の刃でデモノイドへ一手を加えた。
「人間に戻れても、辛い現実が待ってると思う。……それでも」
小太郎の切なる願いが、ぽつりぽつりと唇から溢れていく。
「助けられなかった親御さんの分も、生きて欲しい」
ジグザグに変形した刃を、小太郎はデモノイドめがけて振るった。
――きみに人殺しなんてさせない。絶対に、させない。
怒りにか、殺気にか、悲しみにか、負の感情に満ちたデモノイドに聞き入れる様子はないけれど。そもそも理性や感情というものが、今のデモノイドにもあるのかさえ、分からないのだが。
それでも小太郎をはじめ灼滅者たちは、デモノイドと化した娘を想い続けた。
「戻りたいなら、そう強く思え! 自分を保て! すぐ助けてやっから!」
太一の叫びが空気を震わせる。
「人だった時のことを思い出して。これ以上、お母さんたちが悲しむようなことはしちゃダメだよ」
空へ向かて放った彼方の矢が、百億の星となる。
彼らの今まで投げかけてきた声や眼差しは、見えないやさしさの刃となって、きっとデモノイドの奥深くへ浸透しているだろう。そのはずだ。
綾が影で作った触手でデモノイドを絡め取ると、そこへすかさず 夜空のバスタービームが飛び込む。
「エネルギー、フルチャージ。……シュゥゥゥゥゥトォッ!!」
轟音と共に貫くビームは、デモノイドの呻き声を鈍らせた。
まだ意識があるのだろうか、そうだとしたら痛いかなと、小太郎はわずかに目を細めた。ごめんねと胸の内でのみ呟いて、拳による連打を仕掛ける。
ぶんぶんとがむしゃらに振るわれるデモノイドの両腕に翻弄される仲間へ、昴は天上の歌声を紡いだ。プレッシャーに対するキュアを霊犬がせっせともたらす中で、戦場を伝っていく歌は、仲間の背を後押しすると共に、まるで。
――あっ。
それに気づいたのは、歌っていた昴本人と、ちょうどライフル銃の照準をデモノイドへ向けていた千穂が最初だ。
まるで、優しい歌声に身を委ねているかのように、デモノイドのからだが、ゆらり、ゆらりと左右に揺れている。呼びかけたところで反応もなければ、デモノイドの攻撃の手が緩んでいるわけでもないのに、そう、彼らの瞳には映った。
望まぬ姿から救いたい。届かないのであれば、せめて全力で応じるのみだと、千穂のライフル銃が火を噴く。
綾が、無数のギロチンでデモノイドを追い込む。デモノイドの動きにも、はじめのころの活発さは無かった。
ゴメン、と漏らしたのは朱那だ。影業を構え、その先にデモノイドを見据える。
「あたしは、こうするしかソレを止める方法を知らない」
溌剌とした少女の、空を映したような瞳が細められた。朱那がデモノイドへ贈ったのは、影の触手。触手は確実にデモノイドから命の残り火を奪っていく。
それは唐突に起こった。
呻くばかりだったデモノイドが、ぶるりと大きく震える。デモノイドの体力に限界がきていることを、灼滅者の誰もが察知した。
『殺シ、テ……ク……レテ……』
その中で起きた事実に、彼らは驚愕する。
「! まさか……っ!」
彼方が目を見開く。確かに皆、デモノイドから聞いた。少女らしき声を。
『……アリ、ガ……ト……まま、ぱぱ、今……行ク、ネ……』
倒れる寸前に、元の人間としての意識を取り戻したとでもいうのか。
しかしデモノイドは多くを語らず、礼の言葉を最後に力尽きた。
静寂が返ることで、灼滅者たちもやっと、目的を達成したのだと実感する。ただ、欲を言うなれば。
――もっと早く、こうなる前に来たかった。
小太郎はきゅっと唇をかみしめ、浮かんだ想いを胸の奥にしまった。
●
民家へ生存者を確認しにいく綾を待っていたのは、悲惨な現実だった。
「あの家、女性と男性が倒れているだけでした。どちらも既に、事切れていて……」
「手掛かりに繋がりそうなものも、家の中にはなかったよ」
綾と共に民家へあがった夜空も収穫がなかったと告げる。生々しく残るのは、アンデッド襲撃の爪痕のみだったと。
辺りを警戒するように見回していた昴も、手掛かりになるものを発見できず、かぶりを振る。
彼らが倒したアンデッドは、儀式用らしき短剣を持っていなかった。使用した後に、短剣のみ先にどこかへ回されたのかもしれない。どちらにしてもその短剣を灼滅者たちが持っていたら、悠長に民家や辺りの確認などできなかったはずだ――所持していると狙われる可能性があったのだから。
「ったく、好き勝手やってくれたぜ」
頭をがしがしと乱暴に掻いて、太一が吐き捨てた。苛立ちをぶつける矛先が、ここにはない。小太郎もただ娘の最期を想い、フードで目元を隠した。
「この借りはキッチリ、返してやんねーとな」
太一は掌に拳をぱしんと打ち付けて、デモノイドの最期の言葉を思い出す。デモノイドは、否、デモノイドと化した娘はどんな想いで礼を述べたのだろうか。考えても答えは出ず、灼滅者たちは住宅地を後にする。
見上げた空は、成し遂げた彼らを見送って広がるばかりだ。朝を知らせる白んだ色のまま、ただそこに。
そう、空はようやく、目覚めのときを迎えたのだ。
目覚めた世界で、空はいったい幾つの嘆きを目にしたのだろうか。それはまだ、誰にもわからない。
作者:鏑木凛 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年3月22日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 7/感動した 5/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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