●その胸の果実
「ま、待て、最後の頼みだ。その胸のメロンをもう一度……揉ませてくれ!」
渾身の叫びだった。
周りに人がいなかったから良かったものの、聞かれていれば、一生の恥だったろう。
「え~っと。それじゃあ代わりに、お願い、聞いてくれますか?」
その声に振り返り、胸のメロンを揺らしながら、淫魔は応える。
返事の代わりに、メロンを求めた男は首を縦に振る。頭でメロンジュースが出来るんじゃないかというくらい振る。
「実は~、私たちが誰かに邪魔されてるみたいでして~、困ってるんです。ですので~、もしもの時は守ってくれないかな~と?」
「もちろんだとも! だから頼む!」
即答。そして更に果実を求める指先。
しかしそこは淫魔、上手く扱う術も心得ている。
「メロンマスクさんが、カッコイイ~ところとか見れたら私、何度でも来るのにな~。今回は、ラブリンスター様の命令ですし~?」
この言葉に男、北海道メロン怪人メロンマスクは、心を全てもっていかれた。
「わかった。君たちが危なくなったなら、すぐにでも駆けつけよう。例え北海道の果てまでも!」
広いようで狭い。だが決心は、メロンのつるのように固いものだった。
●浪漫はいつも胸に
ロマンが体のどこかにあるとすれば、どこか。
人によって様々な答えが出てくるだろうが。少なくとも、鎧・万里(高校生エクスブレイン・dn0087)はこう答える。
「ここに決まってんだろ?」
自身の胸を小突いて、そんな風に。
そう、胸。
別の意味でも、この部位がロマンとして表現される事は多い。
たいていの場合それは、巨乳の事だったり、巨乳の事だったり、巨乳の事だったりするのだが。
つまりは、男ならその誘惑に抗う事は難しい、と主張したい。
その上で万里は、今回の事件について、簡潔に述べた。
「メロン怪人が、巨乳アイドル淫魔の虜になっちまった……!」
結果、怪人はアイドルのボディガードを約束する。
「このまま放っておけば、淫魔との戦いで不利になるかもしれねぇ。男として共感できるあたり悔しいが……出来れば、灼滅を頼む」
暑苦しい万里でも興味がないわけではない。まぁ、そこは置いておくとしてだ。
「先に言っておくと。もし、帰る途中の淫魔を狙った場合、誘惑されたメロン怪人が必ず助けにくる。そん時は、ほぼ確実に勝ち目はない」
ダークネスが一人いるだけで手一杯の現状、二人のダークネスを同時に相手をして両方を打ち倒す事は、まず不可能である。
「けどな。淫魔が帰ったあとの、メロン怪人の方なら一人だ。きっと灼滅できる」
その際、淫魔が戻って来る事はないとも付け足し。そのまま続ける。
「そんで、肝心のメロン怪人の事なんだが。ちょっと厄介でな、メロンを投げてくるとかまではいいんだ」
他にも、地面から生やしたメロンのつるで拘束する技や、メロンを割った中から生み出した光を周囲に放つ、メロンフラッシュと言った技がある。
だが、そんな数々の技よりも、怪人自身の性格について、万里は首を捻っていた。
「こいつは、メロンみたいな胸……ようするに巨乳に目が無くてな。お前らの中にもし、そうだって奴がいるなら気をつけとけ。間違いなく揉もうとしてくるから」
普段なら、露骨にそんな事はしないが。淫魔にお預けを喰らった事で、やや暴走気味なのだとか。
「お前らが現場に着く時には、淫魔は帰ったとこだ。そこら辺は気にせず戦ってくれ。ひとまずは、誘惑された方をどうにかすれば、ボディガードの約束も何も、無かった事になるからな
最後まで言い終えると、万里はサムズアップをして。
「ついでに、俺もメロンは好きだ!」
関係ない事だが、万里は情熱やロマンを大切にしている。
参加者 | |
---|---|
稲垣・晴香(伝説の後継者・d00450) |
ティセ・パルミエ(猫のリグレット・d01014) |
先旗・宮古(ハラペコライダー・d01486) |
ミルフィ・ラヴィット(ナイトオブホワイトラビット・d03802) |
フレナディア・ヘブンズハート(煉獄の舞姫・d03883) |
花菱・爆(リア充爆発しろ・d08395) |
極楽鳥・舞(艶灼姫・d11898) |
風舞・氷香(孤高の歌姫・d12133) |
●紳士が成り下がる時
「このリア充メロン野郎、爆発しやがれぇ!」
「な、なんだお前は……!」
突然に叫びながら走り寄ってくる少年の姿に、メロンマスクは戸惑う。
当たり前だ。
「怪人のくせにデカメロンちゃんとイチャイチャしやがって、この野郎! 畜生、羨ましくなんかないからな! 断じてないからな!」
しかし、そんな事は関係ないとばかりに花菱・爆(リア充爆発しろ・d08395)は、手に持つ花火球をメロンマスクへ投げつける。
「ぬぉぉぉっ!??」
バパーンと、盛大な音を鳴らし、地上に開く花火。
見事に巻き込まれた怪人は、ぷすぷすと煙をあげながらも、ゆっくりと立ち上がる。
「そうか、さてはお前……ゆとりちゃんの……」
ようやく襲撃者の正体に思い至ったのだろう。アイドル淫魔のものらしき名前を出したメロンマスク。
完全に立ち上がると同時に、爆に向けてメロンを投げた。
「ゆとりちゃんの追っかけだな! 成敗してくれる!」
残念なことに、メロンマスクの頭は熟成しきっていなかったようだ。
「メロンの怪人だからって、食べ物を粗末にしたら駄目なんだよ!」
そんな投げられたメロンの軌道に、ティセ・パルミエ(猫のリグレット・d01014)は割り込み。WOKシールドでそれを防ぐ。
この時に踏ん張った反動で、ティセのやや小振りな果実が揺れるのをメロンマスクは見逃さない。
同時に湧き出す、一つの欲望。
『揉みたい』。
「い、いや。俺にはゆとりちゃんがいるじゃないか。何を考えてるんだ俺は」
急いで欲望を胸の内に仕舞いこむが、再び視界に現れる別のメロン。
「ほら、私のメロン揉みたいんでしょ? 我慢は体に毒だよ♪」
比喩でなく怪人の目の前で揺れる、二つの果実。
極楽鳥・舞(艶灼姫・d11898)の行動は、挑発以外の何事でもない。
しかも、舞の衣装は露出度が高い。あと少し激しく動いたら零れ落ちるんじゃないかというくらい露出度が高い。
「う、が……が……」
具体的に言うと、(明らかにサイズの小さい)ビキニとホットパンツにマントのみ。
「我慢できるかぁぁぁ!! 誘ってるんだろう!? 揉んでやろうか? 揉んでやるとも、このメロォォッホァァ!!?!」
メロンマスクの中のナニかが爆発した。
合わせて大地から、ズルルルと巨大な植物の蔓が突き出る。きもい。
「やんっ!?」
「な、なんですの!?」
伸びていく蔓は舞と、ついでに近くにいたミルフィ・ラヴィット(ナイトオブホワイトラビット・d03802)の二人を絡め取った。
「このまま揉んでやるぞ……覚悟するんだな……」
じわじわと近づくメロンマスクの表情はまさに、ケダモノ。
「つ、蔓が身体に食い込んで。身動きが……!」
脱出を試みてもうまく行かず。逆に蔓が絞まり、二人の豊かな胸がより強調される始末。
怪人は勝利さえ予感した。そしてついに、指先がミルフィの胸に触れるという瞬間。
ふにゅ。
「まだ試合開始のゴングは鳴ったばかりよ!」
背に触れる感触は間違いなくアレだ、メロンだ。
脳を駆け抜ける刺激は一瞬のうちに、ふわりと浮くような感覚に上書きされる。
「これはぁぁッッメロォォォォォ、ン?!」
稲垣・晴香(伝説の後継者・d00450)が背後に回りこみ。抱き絞める形から強烈なバックドロップを決めた。
●生まれ出るケダモノ
頭から地面に叩き込まれたせいか、再び立ち上がったメロンマスクの頭にはヒビが入っていた。
ヒビの間から零れていく液体は果汁である。メロンという果物には水分が豊富なのだ。
ただ、この一撃のおかげで舞とミルフィの二人が蔓から解放され、入れ替わりに先旗・宮古(ハラペコライダー・d01486)が前に出る形となっていた。
「幾らメロンが大好きでも、ボクたちの胸はメロンじゃないだから。えっちな事は許さないんだよ! やっちゃえ黄哉!」
ビシッとメロンマスクを指差し意気込む姿に、爆とメロンマスク、正直な男二人の視線は引き寄せられる。
主にその胸に。
スレイヤーカードを起動した後の宮古の服装は、宮古自身のアグレッシブな性格を表現するようなもので。
とにかく、胸の辺りがフリーダムなので。
「お前はそれだけ、メロンに囲まれておきながばふぁ?!」
爆に向けたメロンマスクの叫びはライドキャリバーの黄哉に轢かれて途切れたが、何を言いたかったのかはよくわかった。
わかったからこそ、同じ男だからこそ言える。
「っるせぇ! 俺だってな。我慢するのに必死なんだよ!」
ナニがとは聞かないで欲しい。
「そうだよ。みんな必死にメロンが食べたいところを我慢してるんだから!」
そうやって言い返している間に、宮古がメロンマスクに追撃を仕掛ける。
闘気を纏う拳で、メロンマスクの顔面に放つストレート。
「この戦いが終わったら、メロンをお腹一杯食べるんだぁぁぁ!!」
轢かれたところから更に叩き込まれた一撃に、メロンマスクが吹き飛ぶ。
「違う、違うんだ。俺の言いたい事は……!」
陰で爆が苦悶の呟きを漏らしたが、残念ながら宮古は色気より食い気の少女、方向性が違う。
これらの一方で、落ち込んでいる少女がいる。
「……どうして来ちゃったんだろ」
それは俗に言う後悔。爆とは別の意味で呟く風舞・氷香(孤高の歌姫・d12133)の心はブルーに染まっていく。ついでに、仲間であるはずの爆からも微妙に距離をとる。
「ごめん待って、やっぱり……みたいな顔して、離れないでくれよ?!」
何か言ってるようだが気にしてはいけない。男は皆、ケダモノなのだ。
「……前に会った都市伝説も、胸をもぐとかそんな……ばっかり……」
そんな氷香の肩に手が乗せられた。
「……フレナディア先輩?」
振り向けば、サムズアップをしているフレナディア・ヘブンズハート(煉獄の舞姫・d03883)が居て。
「人生、楽しまなくちゃ損よ。なんなら一緒に踊らない? 気分がスカッとするから」
当てにならないアドバイスを言うや、その場で踊りだす。
別に、ふざけてるわけじゃない。これがフレナディアのサイキックを繰り出す時に行う前動作なのだ。
ただし今日の振り付けは特別であり、動きの要所要所に胸を強調する動作を挟んでいる。
「この際誰でも構わんから揉ませろォ! というか揉むゥゥゥォォォ!!」
そんな扇情的なダンスに誘われて、猛烈ダッシュで近づいてくるメロンマスク。
今、怪人の瞳には、メロンしか見えていない。正確に言えば、メロン畑しか見えていない。
この場にいる少女は7人。その全てがメロンの素質を持つ。この事実でメロンマスクの欲望は限りなく膨れ上がっている。
「あら? ゆとりちゃんがどうのとか、言ってなかったかしら」
「揉むぞぉォォ!!」
会話すら成立しないケダモノっぷり。
それだけに動きも手に取るようにわかる。
「まったく、一方的で乱暴な男は好かれないわよ」
氷香に離れるように言うと、フレナディアは踊るペースを速める。胸を見せつける事も関係なく、ただ一心に。
「隙ありぃィィ?」
チャンスとばかりにメロンマスクは手を伸ばしたが、その手は空を掴む。
「ふふ。アナタの目には、メロンが幾つに見えてるかしら?」
理由は簡単、メロンマスクがメロン畑を見ていたのは比喩ではなかったから。
より分かりやすく言えば、軽い催眠状態。
フレナディアのダンスに誘われた時点で、この結果は確定していたと言っても良い。
悲しい事に、メロンマスクは単純さは精神的抵抗力の低さにも繋がっていたのだ。
「14じゃない。30だ。いや違う、43個!」
「……どうして奇数になるんですか」
怪人のマヌケな声に、氷香は思わずツッコミを入れていた。
●たわわ、たわわ
視界一杯に広がるメロン畑。
メロンマスクにとって、これ以上の楽園はないだろう。
今のうちに言っておくと、当然すべて比喩表現であり、メロンとはアレの事である。
そんなメロンマスクは無造作に、視界の中のメロンの一つへ手を伸ばした。
爆発した。
「……い、一体何が」
デジャヴを感じる動作で、ぷすぷすと煙を立てつつ起き上がる。
「見てると霧消に悔しくなってくんだよ! ピンチになった怪人なら、怪人らしくしやがれ、幸せそうにしやがって!」
やはり、爆の花火の仕業だったのだ。
「黙れ、お前こそ欲望が滲み出てるぞ。俺にはわかるぞ!」
ここで謎の男同士のシンクロ(片道)が起こる。メロンマスクにはなんとなく爆の性癖が想像できた。
「お前は太股に挟まれて、むしろご褒美だと喜べるタイプ!」
しかし、どうでもいい事に変わりは無い。
「夢の続きを見せて差し上げますわ! 精々、大好きなメロンに挟まれていて下さいませ!」
気を取り直すように、ミルフィ歌う。フレナディアがやったのと同じように、催眠状態へと追い込むための歌を。
「ぅっく。またメロンが、迫ってくる。あぁ、幸せ……って同じ手を何度も喰らってたまるかぁぁ! 『生』を揉ませろぉォ!」
微妙に効き目があるかと思われた瞬間、メロンマスクは意地を見せ、ミルフィにメロンを投げる。
「きゃ?! ……これは、果汁? ……透けてしまいますわ!?」
水分たっぷりのメロンは、歌に集中するミルフィの手前で弾け、中の果汁を撒き散らす。
ミルフィの服は真っ白のメイド服なのだが、液体に濡れた事で生地が肌に張りつき、既に服の上から肌色が透けて見えていた。そしてジワジワと。
「これ以上は、ダ・メ♪」
あってはならない事が起きる前に、舞が自身のマントをミルフィへと渡す事によって、事故を防ぐ。
別に腕で隠せばよかったじゃないかと思われるかもしれない。だがしかし、どうあっても、事故が起きない方が良いのだ。
「事故は防いだようだが、その様子では満足に歌えまい! ふはは、今こそ喰らえ、必殺のメロンフラッシュ!」
再びメロンマスクは動く。新たに手にしたメロンをその場を殴り砕く。
瞬間、眩しい光が辺りを白く染め上げた。
「ふぇっ?!」
光に巻き込まれたティセは、胸に感じる異質な感触に驚きの声を挙げた。
「やった、メロンだ。ついにやったぞ、メロンだ!」
「あ、……ん」
更にもう一つ、晴香の艶な声が挙がる。
光によって目潰しをしたおかげで、メロンマスクはやり遂げたのだ。今、両手に感じる手触りこそ『メロン』。
実はメロンマスク自身、モロに光を浴びていたせいで、ロクに周りが見えていなかったりする。
「さぁ、次のメロンはどこだぁ! お前達の、羞恥に満ちた声を聞かせてみろぉ!」
だがこのピークを逃してはならないと、次の目標を求め手を動かすと、さらに大きな球体を見つけた。
当然、メロンマスクはそれを鷲掴みにする。
「……くっそぉぉぉ、いい思いしやがってぇぇ!!」
次に挙がったのは、少年の魂を乗せた渾身の叫び。爆は全力で投げた。メロンマスクの掴んだ花火玉ごと上空へ。
「ウォォォォ??!」
ジリジリと導火線が縮んでいくのが見える。むしろ命の導火線にさえ見える。
そして爆発。
「メロン万歳ァァァァァィィィ!!」
大きな花火だった。なにせ今回のために用意した、特製のメロン花火だったのだから。
「たぁぁぁまやぁぁぁぁぁ!!」
これで変態という名の悪は滅びた……かに見えた。
ぼとりと、真っ黒になった怪人が地面に落ちる。
「……そ、そうか。ついお約束で叫んでしまったが、俺まだ死んでないじゃないか……!」
単純な馬鹿は、自分の怪我の具合さえ勘違いしていた。実はまだ余裕があったのだ。
早速、見飽きた地面から身を起こして反撃に出よう。それを実行に移そうとした時、メロンマスクの視界がフッと陰る。
「へぇ……それは良かったわ。丁度、新しい技を閃いたのよ」
ゆっくり見上げると、指をコキコキと鳴らして見下ろしてくる、晴香の姿が。
それだけじゃない。
「胸でも強く掴まれると痛いんだから! 女の子の体はデリケートなんだよ!」
途中で胸を触れられたティセも、同じように見下ろす。一度泣いたのだろう涙の痕を顔に残して。
「ば、馬鹿な。あの目潰しは果汁入りで簡単に消えないはず!」
「……それなら、私と舞先輩で、みんな治しましたよ」
「私のメロン、揉めなくて残念だったね♪」
声に顔を振り向ければ、氷香と舞がやはり見下ろしていて。
舞の方は炎に変えた闘気を全身(胸辺りを中心に)に纏い、準備している。
「……それで、覚悟は出来てますよね。変態さん?」
「わたくしのメイド服を汚した罪、並大抵の事では許しませんわよ」
本来、ミルフィの言うメイド服とは作業服であり。汚れても良いはずの装備なのだが、この時ばかりは女子としての怒りが勝っている。
「アタシは正直、どっちでもいいんだけど。女の敵は、やっぱり掃除しておかないとね?」
「メロンでもそうじゃなくても、見境なくなっちゃ駄目だよ、やっぱり。キミの言ってたゆとりちゃんが、可哀相だとか思わなかった?」
続けて、フレナディアと宮古の二人もメロンマスクを責める。
「ま、待て……すまなかった。だからせめて最後くらい正々堂々やろう。こう、絵的に俺も、なんとかに栄光あれぇぇ、みたいな感じで死にた……」
最後の最後にやっと自身の行動に気がついたのだろう。必死に命乞いをするメロンマスク。
希望はもちろん、却下された。
『問題無用ー!』
「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
今度こそ悪は滅びた。
余談になるが、灼滅を終えた女性陣に対して爆は、謝罪を何度も繰り返したという。
作者:一兎 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年3月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 14
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