春の宵、舞い降る花に誘われて

    作者:雪月花

     今年の冬は厳しいように思えたけれど、それから考えれば東京の桜が咲き誇るのは存外に早かった。
     枝先から零れるように落ちた薄紅色の花弁が、ひらりひらりと宙を舞う。
     並木道は桜模様の絨毯に彩られ、川に落ちた花弁は流れに乗って下流を目指す。
    「今日は気持ちの良い夜になったな」
     川辺の遊歩道をジョギングしていた土津・剛(高校生エクスブレイン・dn0094)は、思わず足を止めた。
     街灯に照らされ淡く輝くような桜の木々を見上げ、目を細める。
     ――そういえば、近所の神社で桜のライトアップをやっていたな。
     最近見掛けた看板を思い出し、剛は再び走り出した。
     日暮れの後もまだ暖かさの残るこの日は、いつものコースを走るだけでは勿体無いと思っていたところだったから。
     神社に足を伸ばして夜桜を楽しむと共に、日々勉強のみならず厳しい戦いに身をやつす学友達の無事を願うのも悪くないだろう。
     辺りから、香ばしいガーリックの匂いが漂ってくる。
     自らの思い付きに口角を上げた剛が視界に垣間見た川辺のカフェは、休日の夕食時ということもあって、桜を愛でながら食事を楽しむ人々で賑わっていた。

     休日の優しい空気が流れる、春の宵。
     あなたは、どんな風に過ごしますか?


    ■リプレイ

    ●ほころぶ花の小路
     武蔵野の街のあちこちに、満開の桜。
     花の盛りに誘われ小路に踏み入れば、舞い落つ花弁の彩りと穏やかな川の調べが迎えてくれる。
     ひらひら舞う薄紅を広げた扇で遊ばせ、ゆるり歩くさくらえを兄妹が追う。
     宵桜は美しくも妖しい。人ひとり簡単に隠してしまいそうと彼は笑む。
    「この人が、むざむざ目の前で誘拐なんて許さないわよ。……て、ちょっと、兄貴!」
    「兄貴じゃない、兄さん、だろう?」
     涼子の言い草に、貴耶がその頭をわしゃわしゃと掻き混ぜたのだ。
    「月と桜、か。太陽の下で見るのとはまた違った感じだよね」
     カメラを手に呟くカイ。
    「花札に月見で一杯、花見で一杯という役があるが、どちらも同時とは贅沢だな」
    「花札というのは、トランプのようなものか?」
     月兎の呟きに、柳が配った団子を齧りながらキースが興味を示す。
     そして、カイのカメラで記念撮影。
    「ちゃんと焼き増ししとけよ?」
    「勿論だよ」
     柳が口を挟むと、和やかに笑い合った。
     桜は儚いものと言うが、そんなことはないと尚竹は言う。
    「一度散っても、来年になればもう一度花を咲かせることが出来るのですから」
    「実に立見君らしい答えだと思うよ」
     奏は微笑んだ。
     同じ花は二度とないけれど、潔く散る桜吹雪が一番のお気に入りなのだと。
     あさひは深月紅と手を繋ぎ、桜を見上げていた。
     ちょっと寒いという彼女に、深月紅は自分のマフラーで一緒に巻きあげる。
    「あったかい、かな?」
    「ありがと、深月紅ちゃん、とってもあったかいね」
     あさひはそれがとても大切なマフラーだと知っていたから、心まで温かくなった。
    「クッキーやサンドイッチ、作ってきた。食べよう、あさひ」
    「うん」
     身を寄せ合い、遊歩道を歩いていく。
     桜の木の下には……怪談めいた話に、百花はエアンの腕にしがみついた。
    「離れちゃ、いやよ?」
    「ももは怖がりだね」
     エアンはクスリと笑うものの、百花の髪に落ちた花弁を取り吹き飛ばす。
     似合うけれど、
    「でも、ももに触れて良いのは俺だけなので」
    「ありがとう……だいすき」
    「俺も大好きだ」
     幸せの笑顔が二輪咲く。
     初めての夜桜に胸を躍らせ、息を呑んで。
     花弁の舞うに任せてふわふわ歩くシェリーの横顔を、エフェリアは忍び見た。
    「……綺麗ね」
     何がとは言わずに。
     シェリーも桜を背にした彼女に「ずっと眺めていたいな」と。
     何をとは言わずに。
     そしてエフェリアの髪から花弁を摘み取り、微笑む。
    「エフィに似てる」
    「……それ、ちょうだい」
    「何故?」
    「秘密」
     思い出と一緒にポケットへ。
     神秘的な光景も、心に刻む。

     広々とした車道の脇。
     寒くないかと労わり合って、藍は感慨を胸に紡と歩く。
     過ぎゆく日々のように、数え切れない薄紅の雨。
    「追うてもキリは無ェんだが、目を惹かれちまうのは童心故だな」
     笑うかと問う彼に、少女は笑わないわと微笑んだ。
     気付かぬ間に零れ落ちてしまう、時。
     この目に焼き付けて、二人ならきっと大切に抱いていける。
     ノスタルジックな二重奏が、耳に心地良い。
     それは和泉のヴァイオリンと貴明のチェロが織り成していた。
     題を口にせずとも通じる。風のように気侭な演奏でも、ぴったりと息が合う。
     特別だという想いを込めた貴明の低音が、同じ想いの高音と交差して……視線が重なる。
     そこに、言葉は要らなかった。
     ふと由衣が隣を見上げれば、そこには已鶴の微笑。
     複雑な思いを秘め、落ちた花弁が飾る桜色の髪に触れた。
    「ねぇ、知ってる? 桜の花言葉」
     純潔、優美。そして、
    「『あなたに微笑む』っていうのもあるんだって」
     桜には詳しいと思っていた由衣だけれど。
    「そんな花言葉もあるんですね」
     胸に留めつつ、おいでと呼ぶ青年の手に手を伸ばした。
     私の宝物、と少女が――彼の春が微笑む。

     桜並木の植え込みの中にも、人影。
     ジョギング中の今日子は転寝している恋人を見付け、風邪をひくぞと揺り起こす。
     微睡から返り、立夏はにへらと頬を緩めた。
    「カワイイキョーコに起こして貰えて、最高の目覚めッス」
    「私が来なかったら、どうするつもりだったんだ」
     淡く染まる頬に触れ、少年は嬉しそう。
    「ほっぺが桜色みたいなー」
     からかうんじゃないと言いながらも、少女は彼と歩き出す。
     書き入れ時のこの季節、テキ屋の出店を手伝わないなんて初めてだと娑婆蔵がしみじみすると、鈴音はそういうのも似合うと笑う。
     バスケットから出されたおにぎりを受け取り、少年はその味と幸せを噛み締める。
    「お前さんと共に過ごすことが――本当に、嬉しゅうござんす」
    「本当にもぅ……これから何度でも、付き合ってあげるわよ。こういう散歩くらい」
     照れ隠しに、鈴音は夜桜を見上げた。

     賑わうオープンテラス。
     片隅のテーブルで向かい合う二人は、夜桜から視線をお互いに戻す。
    「昔あげた指輪、大事にしてくれてるみたいだけど……そろそろ新しいのあげてもいい?」
    「……私も用意、してたんですよ。先に話さないで下さい」
     ぶつぶつ言いながら小箱を取り出すレンリを、紅楼は愛おしげに眺めていたけれど。
     同時に見せ合った指輪は、なんと同じ意匠のものだった。
    「運命か」
    「運命、ですかね」
     声が重なるのも、また。

    ●ふたつの明かりに照らされて
     ライトアップされた桜咲く境内は何処か厳かで、それでいて誰でも受け入れてくれるようだ。
     創作物の参考にさせて貰おうと、その様子をデジカメに写す結弦。
    「高校進学おめでとう、これで同じになったね」
     椿のお祝いに、朱梨は仄かに頬を染めた。
    「ありがとね、椿さん。これからは一緒に学校行けるよ」
     そして、お弁当作って来たんだと豪華な三段重を差し出す。
     量には驚いた椿だけれど、その美味しさに完食出来るかもと思ってしまうのだった。
    「じゃ、まーこの度は皆さんお集まり頂きまして有難うございまーす」
    「「かんぱーい!」」
     秀憲の音頭に【ハウス】の面々が応える。
     彼と有貞の場所取りのお陰か、なかなかの景色だ。
     持ち寄りは、まず秀憲のフライドチキン。
    「私はそのドラムとサイを部位狙い!」
    「あっ、待てヒョコ!」
     部員とチキンが乱舞した。
    「被ると思ったけど、逆に丁度良かったね」
     梅干を並べたご飯を出し、ヒョコは笑う。
     マキナはごま、鮭、大葉の混ぜ込みおにぎり。
    「ぶっ……マッキーナこれ味見した?」
    「あ、それ当たり」
     超塩辛い桜の塩漬けで咽る寛慈に、マキナはドヤ顔で親指を立てた。
     有貞のゆで卵には、茹で加減論争勃発。
     しかし卵以上に煉火の大学芋が物議を醸す。
    「うむ、噛めば、噛む程、味が……うむ」
    「れんか~自分で食った?」
     停止したモーガンや秀憲の声に、煉火本人も「うわ硬っ!?」
     モーガンのおかずを詰め合わせた重箱に落ち着いたかと思えば、民子の苺たこ焼きが常識を破壊する。
     密が袋をブンブン回して持ってきた酢昆布は皆呻く程酸っぱく、そして寛慈の正統派な苺は甘酸っぱく。
    「「ふ~……」」
     シェリーの桜茶で締め、一息つくのだった。
     【風灯り】一行もひとり一品持ち寄り。
    「私はデザート持ってきたよ。苺のムースに寮の桜の花弁をトッピングした春の風灯りムース」
     他所の桜に負けるかと、対抗心を燃やす珠緒。
    「俺はサンドイッチだな」
     松庵が用意したのは、下準備したパンに様々な具を好みで挟めるようにしたものだった。
    「あぅっ! 何か完全にミスチョイスですね」
     皆のラインナップに、すじこんを持参した智恵美は衝撃を受ける。
    「その、大丈夫です羽坂さん、お茶がありますし……ほら、こうしてパンに挟んで食べても」
     料理は出来ないからと、コーヒーや番茶を振舞っていた茉莉の提案で出来たすじこんサンド、意外とイケた。
     2年生最後の思い出にと訪れた【元:三鷹北高2-4】。
     伊織と理久が披露する三味線を楽しみながらの花見だ。
    「さぁ、飲んで食って楽しむぞー!」
     黒武はジンジャーエールのキャップを開ける。
     先刻までの「こんな美人と一緒だったっけ?」から始まる混乱で腹が減った。
     それだけ伊織の女装は違和感がなくて。
     逆に理久は羽織袴で男装し、伊織の音に寄り添うよう引き立てていた。
     新羅は玉子焼きやウィンナー、唐揚げなどのおかずとおにぎりを準備していた。
     コンビニでおにぎりやポテチ、様々な飲み物を調達してきたのは黒武だ。
     流人は桜餅と菓子パンを。
    「さ、お替りは如何?」
    「ん? あ、あぁ……有難う五十鈴」
     酌をして回る理久に、照れながら飲み物を注いで貰う新羅。
    「諫早~今度彼女を紹介してくれよ~」
     花見を楽しめるようになったのは彼女のお陰という伊織に、恭太朗が絡む。
    「うぅ、羨ましい。俺だって彼女が欲しいっ、誰か~お友達からお願します」
     そんな彼らを、流人はその目に焼き付けるよう静かに眺めていた。
    「すいません、写真良いですか?」
     夏海はデジカメを通行人の男性に託し、皆と一緒に写真を撮って貰う。
     桜の下で、級友達の笑顔が花咲いた。
     【宵月の社】の面々はイチの敷いたゴザに座り、遊ぶ霊犬達を眺める。
     お供は祇音が買ってきた、花見団子に桜餅。
    「花見団子は春の色、チーが纏う色によく似てるな」
    「チーの色に似てる?」
     美味しいものと一緒なのは嬉しいと笑いながら、チセが配る温かいお茶に花弁がふわり。
    「あぁ、とても贅沢に御座います」
     浮かぶ桜に九里が目を細める。
     付いてますよと彼は千代の髪に手を伸ばすけれど、微風がまた薄紅を運んできてしまう。
    「ふふ、これではキリが無いですね」
    「わっ、ちょ、くろ……みんな、やめ……」
     もふもふ塗れなイチに、皆が笑顔。
    「ようしっ、それじゃ私も一緒に遊んでこようかな?」
     千代もいそいそと彼らの許へ向かった。
     桜型のサンドイッチやフルーツロールなど、女子が多いからと无凱が作った可愛らしい料理が並ぶ【夢迷】のシート。
     配膳や取り分けを進んでして、つぐみは女子力を挽回してみようという。
    「つぐみは充分女の子だと思うけどな。俺はお菓子作ってきたんだけど……普段作んねえからな」
     イサークはフルーツパウンドケーキを、まず楽しみにしていたというきとつきに。
    「ふおお……! 念願のイバラ殿のお菓子!」
     美味しい料理と千結が調達したお菓子で、彼女も幸せいっぱい。
    「……どれくらい頑張ればこんなに料理、うまくなるのかな」
    「もごご!」
     きとつきの口いっぱいの声に、千結は苦笑して小次郎が用意してくれた飲み物を渡すのだった。
     鏡花と初季が作った団子や木葉のちらし寿司、薫の駄菓子などを楽しんだ【RB】一行。
     ネットでゲットしたという真織のカメラやカラオケで楽しみ、木葉の合いの手を聞きながら、なんだかバツの悪そうな総一郎の膝で鏡花は微睡む。
    「こういうのも日常……なんだ」
     そっと、薫は呟いた。

     境内のベンチにて。
    「……え、お弁当、作ってきてくれた、のか?」
     温かい紅茶を紙コップに注いで茜に渡した葛は、目を見開く。
    「はい、良かったら一緒に食べませんか?」
     本当は、試験勉強を頑張った茜へのご褒美の筈だったのだけれど。
    「……うん、やっぱり、美味しい」
     自分がご褒美を貰った気分の葛に、彼女もえへへと笑むのだった。
     王子に温かい紅茶を差し出し、彼女から三色団子を受け取って。
     その髪の色が桜と似ていると、オリキアは思う。
     桜舞う中で彼女に見蕩れていたオリキアは、花弁が付いている、と手を伸ばしてくる王子にちょっと吃驚。
    (「こんな素敵な春を素敵な友人と過ごせるなんて、私は幸せ者だな」)
     笑みを零し、王子は月明かりに輝く桜を見上げた。

     桜の下の……なんて怪談は無粋に思える光景だと、缶のお茶を片手に花一片を手に取って。
     赫絲は土産だと笑む。
    「あァ、土津先輩は何を願うので?」
     今告げたら叶わないと、剛は穏やかに答えた。
     本殿への砂利道を、連れ立ってゆるりと踏み進む。

    ●夜桜に想う
    『どうか、皆が無事で過ごせますように。そして願わくば、眞白君の傍に居られますように』
    『来年も、そのまた先も……緋織と一緒に桜を見られます様に』
     参拝を済ませた緋織と眞白は、共に人の少ない穴場を目指す。
     彼女のお弁当片手に、穏やかな時を過ごす為に。
    『この幸せが少しでも長く続くように』と、刃兵衛は願う。
     その隣で、光明は『常に刃の隣に居られる様見守っていて下さい』と願った。
    「なぁ刃。俺は何時になったらお前に恋人だと言って貰えるんだろうか?」
     ぽつりと零れた言葉に、繋いだ手を握った彼女はただ静かに微笑を返すだけ。
     覚えのあるビーズと貝殻の飾りに、兄さんと口にしたのは自分なのに。
     織久は逃げてしまった、顔向け出来ないと。
     けれど兄は、ベリザリオは追ってきた。
     年月と辿った軌跡が姿を変えても、断ち切れぬ絆。
    「よく、生きていてくれた……」
     温かな腕と涙声に、心の頑なさも解けていく。
     深い痛みも罪の意識も雪ぐように、桜は優しく二人の上にも降り注いだ。

    「そういや、近江谷の地元って何処なんだ?」
    「何故そんなことを?」
    「俺はまだ近江谷の事を何も知らないからな」
     知っておきたいという昴に、由衛はややあって「貴方が先に教えるというなら、此方も教える」と答えた。
     武蔵野だという事もなげな返答に、感慨を表さずにそう、とだけ呟く。
    「……札幌。私の地元」
     重ねた季節、自らの一年が胸に迫るのだと、綺麗すぎる桜に慄くような少女より一歩前に出、剛は境内を往く。
     桜は好きだが、恐れる気持ちも分かる気がする、と。
    「ね、見て……!」
     異なる花色の吹雪が混じる場所で声を上げ、まりは「夢の世界の扉が開いたみたい」と喜んだ後、急に夢見がちすぎたかと恥じ入る。
    「いや、こう言うのも変かも知れないが……」
     似合っていると、彼は眼差しを和らげ微笑んだ。

    『臥し待てば月をお供に夜もすがら』と千早が読めば、由乃は少々緊張しつつ『咲きてあかるし花と詠る』と下の句を継ぐ。
     【猪鹿蝶】の花見はなんとも風流な歌合せ。
    『春の夜仄かに揺れる花の波』
     由乃の上の句に以心伝心か、と華丸は目を丸くしつつ『花巻風に泡たちのぼる』と続けた。
    『射干玉に浮かび舞い散るたまさかの』
     華丸も負けじと読み上げると、彼らしいと笑み千早は『桜と競う今宵の歌よ』と。
     歌の風情を耳にしながら野点と洒落込むのは、粋を尊重する【夜咄】の面々だ。
    「俺はベタだが花見団子だ」
     多岐を皮切りに並べられる花見菓子。
     サァヤのクッキーとチョコチップに、カンナの桜と抹茶のマカロンなどなど。
    「そうだ、キャンドルも持って来たのよ」
    「お、鏑木ナイス」
     桜の下で揺れる蝋燭の炎、サァヤが色鉛筆を走らせる音が耳に響いた。

     また来年。
     今宵何人の若者達が思い、口にしただろう。
     約束された明日などないのかも知れない、灼滅者達。
     けれど、だからこそ……彼らは願う。
     もう一度、桜の下で笑い会える未来を。

    作者:雪月花 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年4月9日
    難度:簡単
    参加:101人
    結果:成功!
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