春の花と冬の吹雪と闇堕ちゲーム

     桜が満開となった河原で、花を愛で、そして騒ぐ人々。
     そして堤の上から、冷たい目で彼らの様子を見下ろす1人の少女。
    「下らない騒ぎ……まあ、これだけの人数がいれば、少しはエナジーの量も揃いそうですが」
     少し前までは少女にとって、剣とはスポーツだった。
     しかし今、彼女の剣は自分の序列を1つでも上げ、そして少しでも効率よくサイキックエナジーを得るという目的のためのみに振るわれる。
     何故なら――事故で植物人間となってしまった彼女の姉を再び目覚めさせるために、大量のサイキックエナジーを注ぎ込む必要があるから。それが真実かどうかは明らかでない、少なくとも少女はそう信じている。
     ただ1つだけ言えるのは、姉を目覚めさせる目的に比べれば、花見客達の命など少女は毛ほどにも思っていないという事実。
    「さて、どう来るでしょうか……『灼滅者』さん達?」
     六六六人衆の間で序列の賭けの対象となっているという者達の名を口にすると、少女は腰から純白の刀身を抜き放ち、青空に高々と掲げた。
     
    「……そうして彼女は強烈な吹雪を巻き起こし、罪もない花見客達を皆殺しにするの。もちろん桜の花も、その吹雪で全部散ってしまう。
     『氷剣士』の異名を持つ六六六人衆が序列五九二位、碧樹・凛那の『氷の剣』の力が」
     園川・槙奈(高校生エクスブレイン・dn0053)は少し震えながら、自らの未来予測について語り始めた。
     六六六人衆に堕ちる前の凛那は、剣道の選手として名の知られた存在だったらしい。竹刀、道場、ルールという枷から解放された、人の命を奪うためだけの剣の切れ味は、まさに脅威の一言。
     そして彼女が手にした『氷の剣』は、武器として直接振るっても、吹雪の魔力を開放させても、とにかく氷、氷。
    「凛那の目的は2つよ。1つは花見客達の虐殺。そしてもう1つが、あなた方を闇堕ちへと導くこと」
     とにかく現場には大量の花見客がおり、しかも少なからぬ人間は酒に酔ってもいる。凛那が目の前にいる状況で、彼らを効率よく避難させるのは骨が折れそうだ。なんとしても彼女の注意を、花見客以外に向けさせなくてはならないだろう。
     できれば桜の花の損害までも最小限にできれば、言うことはない。
    「終わったらお花見を楽しんできてください、と言いたいところなのだけど……今回の『氷剣士』相手には、おそらくそんな余裕はないと思う。
     あなた方に危険を押しつけるのは心苦しいけど、花見客を護るために頼れる人達は他にはいないの。お願いするわ」
     ぎゅっと握った槙奈の拳は震えていた。


    参加者
    黒瀬・凌真(痛歎のレガリア・d00071)
    藤堂・悠二郎(闇隠の朔月・d00377)
    ミケ・ドール(凍れる白雪・d00803)
    詩夜・沙月(紅華の守護者・d03124)
    小谷・リン(凶星を見上げる氷蝶・d04621)
    六徒部・桐斗(雷切・d05670)
    アリス・ドルネーズ(バトラー・d08341)
    茂扶川・達郎(新米兵士・d10997)

    ■リプレイ

    ●リサーチ
    「六六六人衆による大量殺戮ですか。しかも我々の闇堕ちも誘っているとか……。
     性質が悪いですね。まぁ、今に始まった事ではありませんが。取らぬ狸の皮算用という言葉を教えてあげましょう」
     アリス・ドルネーズ(バトラー・d08341)は手袋に包まれた手を顎に添え、闇堕ちゲームへのいざないについて考えていた。
    「……多分華月ちゃんも、彼女と同じ立場になったら同じことをするんでしょうね」
     詩夜・沙月(紅華の守護者・d03124)にとって、凛那の身上は他人ごととは思えなかった。
     別の六六六人衆のゲームのせいで沙月は、最愛の双子の妹を闇に堕とされてしまい、やっとの思いで救出したばかりなのだ。
     しかし、いくら姉を救うためとは言え、それはダークネスが無辜の人々の命を奪う正当化する理由にはならない。させる訳にはいかなかった。
    「勝手に囚われた挙句、人を殺すのを許容するわけにはいかない。僕らが……止めてやる!」
     黒瀬・凌真(痛歎のレガリア・d00071)の言葉は、灼滅者達に共通する想いであった。
    「ええ……碧樹さんのこと、何かわかりました?」
     沙月は後ろを振り返った。その問いに六徒部・桐斗(雷切・d05670)が応える。
    「碧樹・凛那。一昨年、彼女が高1の時の東京都予選会で1位、全国大会で3位入賞。ですが去年の大会では、都予選会にも出ていません」
    「闇堕ちはその間の出来事、ってことでしょうか。お姉さんのことはどうでしょう?」
    「はい、電話帳などで調べたところ、碧樹家の自宅は世田谷区にあります。お姉さんの名前は碧樹・翼。
     ただ、翼さんがどこの病院に入院しているかはわかりませんでした。もし調べるとしても相当な時間がかかると思います。彼女自身は選手でもない一般人ですし、プライバシー保護の方が優先されるようで」
    「そうか……まあどちらにせよ、碧樹は戦って止めるよりないだろうな」
     凌真の顔の横を、1枚の桜の花びらが流れていく。

    ●マグネットとして
     河原を見下ろす堤と、その上に立った少女の姿と、頭上の『氷の剣』の刀身が見えた。
     あれこそがターゲットの六六六人衆、碧樹・凛那。
     それを見届けるや、ミケ・ドール(凍れる白雪・d00803)は駆けた。
    「この先へは行かせない」
    「……っ!」
     シールドを展開し、肩から体当たりで凛那にぶつかっていくミケ。
    「ヘイ、つれない態度を取らないで僕らと踊ってくれよ」
     続けて凌真も、脇から槍を突き出す。とっさに避けようとした凛那だが、黒髪の数本が切れて春風に舞った。
    「だ、誰!?」
    「ごきげんよう、灼滅者であります」
     茂扶川・達郎(新米兵士・d10997)がやや軽い調子で名乗った。アリスもぺこりと頭を下げる。
    「アリス・ドルネーズ。九条家執事、兼九条家ゴミ処理係」
     いつの間にか数人の灼滅者が、凛那を取り囲んでいた。彼女には狼狽の色もなく、ただわずかにうなずいたようだ。
    「そう、あなた達が……」
    「招待の通り来ましたが。貴女の思い通りになるとは、思わない方が良いのでありますよ」
     ヘルメットを目深にかぶり、達郎は表情を見せることなく凛那に対峙する。
     一方で、何人かの灼滅者は凛那ではなく、花見の宴の場へと向かっていた。
    「ああ、六六六人衆だ。きりたい、ころしたい、けど、まずは、一般人の、避難」
     小谷・リン(凶星を見上げる氷蝶・d04621)は物騒につぶやきつつ、殺界を開放した。それまで桜と料理を楽しんでいた花見客達が、急にぞろぞろと遠くへ歩き始める。
     凛那と花見客の間の位置には、藤堂・悠二郎(闇隠の朔月・d00377)が割って入り、てきぱきと避難の指示を出していた。
    「早く堤から離れて下さい! 動けない人には手を貸してあげて!」
     花見客の中には酒に酔い、自力での歩行がおぼつかない者も少なからずいた。悠二郎の指示の甲斐あってか、そんな酔っ払い達も家族や友人に助けられながら、スムーズに避難がなされているようだった。
     そんな花見客から少しでも注意を逸らすべく、桐斗は意識的に無敵斬艦刀『備前長船長光』を大きく振りかぶる。
    「はぁっ……!」
     回避されても構わない、囮としての攻撃。
    「どうしたの、私たちを正面切って相手するのは怖いかい?」
     そしてミケは、人形じみた容姿にはやや似つかわしくない言葉で挑発した。
    「怖い……? 言ってくれますね、灼滅者などという半端者のくせに!」
     凛那の頭上に掲げられていた『氷の剣』が、静かに振り下ろされる。本来なら花見客を虐殺したであろう冬の嵐の魔力が、灼滅者に向けて放たれたのだ。
    「っ……」
     ずしん、とミケの骨身に冷気と重みとが染み込んでくる。凌真も顔をしかめているのを見ると、彼も同じ苦痛を味わっているのだろうか。
    「あーあ、痛い。やり返す」
     それでも努めて淡々と言い返すと、ミケは静かにお腹に念を込めて、全身に力の流れを回した。苦痛もだいぶ軽減された気がする。
    「そういえば、貴女は姉の為に生きているとか」
     何気ない風を装って達郎がつぶやいた。ぴくん、と凛那のまぶたに震えが見える。
    「……何が言いたいのです?」
    「感動的でありますね。ですがお痛が過ぎると、一般人と言えども……」
     別の仲間がいて、翼の入院先に向かっている――あたかもそんな事情があるかのように、暗に匂わせる。もし仮に凛那がこのまま姉の所へ急いでくれれば、労せずして任務達成だ。
    「……そう」
     凛那はすっと目を細めると、鋭く尖った氷柱を達郎へ向けて撃ち出した。
    「ぐっ……」
     さすがにそこまで甘くはなかったか。だが、凛那の瞳の奥には動揺が見える。このままうまく揺さぶっていけば、彼女を撤退に追い込むのは遠くないかもしれなかった。
    「……こんな事をして、お姉さんが喜ぶとでも思っているのですか。
     同じ妹を持つ姉として言います。他人の命を犠牲にするなんて馬鹿な真似は今すぐに止めなさい。自分の為に大切な妹の手を汚させて、喜ぶ姉が居るわけないでしょう!?」
     達郎に防護の符を貼り、氷の呪詛を振り払える力を付与しながら、沙月が呼びかける。
     沙月は実際のところ、妹のこともあって、碧樹姉妹に対して必要以上に感情移入していた。とは言えもし凛那の闇堕ちが1年前なら、救うのは絶望的ではあったが。
    「ところで……一般人とか、仲間とか、他人のせいにして闇堕ちするのやめません? ねえ」
     飄々とした体のまま、桐斗が仲間に呼びかける。聞こえていないのか黙殺されているのか、仲間からの反応はない。
     灼滅者の人格と、内なるダークネスの人格とはあくまで別の物。闇堕ちしてダークネスの力だけを都合よく発揮できる保証はどこにもなかった。いくら一般人や仲間という大義名分があったとしても、闇堕ちの危険性は極めて大きいのだ。
     とは言え、桐斗の提案通り闇堕ちという手段を選択せずに済むかどうかは、これからの戦闘の流れにかかっていた。

    ●逆鱗
     やがて、花見客達は目の届く範囲から消えた。
    「俺は誰かを守るために力を使うことを選んだんだ。誰も殺させはしない」
    「きる、きる……ヒヒッ……」
     1つの目標を達成し、悠二郎は仲間の負傷状況を確認すると、本来のメディックとしての任務に取りかかる。リンはようやく与えられた戦闘の機会に、嬉々として無数の影を展開させた。
    「雪、氷も、良いが、腕、可愛い」
     その影の形はあたかも、化け物の腕のよう。
     続けてミケはチェーンソー剣に影をまとわりつかせると、回り込んで凛那の背中を薙いだ。
    「鬼さんこちら。こちらからも行くけどね」
    「来いよ。踊ろうぜ……?」
     凌真も彼女に併せてか、影のオーラをもって殴りかかる。
    「少しはやるようですね、灼滅者。ですが……えっ!? なっ、何これ!?」
     凛那の体力にはまだまだ余裕が見える。
     が、突如として彼女は目を大きく見開き、いやいやと首を振った。
    「ね、姉さん! いや、ちょっと待って……」
    「どうだ? テメェのトラウマを引き出される気分は」
    「さて、キミはどんなトラウマを見るんだろうね」
     凛那が何を見たのか、ミケにはわからない。
     しかし、トラウマとして現れる映像は、基本的に対象の『苦手なもの』である。
     とすると、もともと凛那にとって翼は苦手意識のある存在だったということだろうか。その翼が、凛那が闇に沈む理由となってしまったとすれば……あまりにも皮肉で、そして悲惨だ。
     すぐに凛那は事情を把握し、我に返ったようだ。その表情がみるみる険しくなる。
    「トラウマ……そう、この映像はあなた達の仕業という訳ですね」
    「ははは、いっちょまえにムカついたか? 来いよ。殺し合おうぜ?」
     内心ヒヤヒヤの凌真である。だが、凛那が怒っているらしいということは、つまり注意を引きつけるために有効だという証だ。こちらも退がる訳にはいかなかった。
    「そうですね、あなた達は飽き足りないかもしれません……1回殺したくらいでは、ねっ!」
     凛那の姿勢がすっと沈んだ。
     白い弾丸となって、凌真達の方向へと突進する。
     その足に、アリスの鋼糸『レクイエム』がからみついた。
    「よそ見している余裕があるのか?」
    「行かせないであります」
     達郎も制約の弾丸を放ち、足止めしようとした。
     凛那の表情は変わらない。ただ、殺気のみがふくれ上がる。
    「……小賢しいっ!」
     鋼糸も、麻痺の魔力も、トラウマ映像までも切り払うかのように、『氷の剣』が神速で振るわれた。1撃、2撃、3撃。切断された『レクイエム』がぱらりと地に落ちる。
     凛那の身体が止まったのは、一瞬だった。
     そして4撃目。ミケが気がついた時には、すでに懐まで飛び込まれていた。
     零距離から袈裟懸けに斬りつけられ、血が溢れ出しそうで、なのにその血すら凍りついてしまったのか流れてくれなくて。
    「ミケっ!?」
     どさり、と倒れる音に、思わず凌真は隣に注意を逸らした。
     その一瞬の隙の間に、冷たい刃が自分の肩口に突き立てられたのを感じる。
    「次は、あなたです!」
     『氷の剣』の刀身を通じて腕から、そして全身から熱が吸い取られていく感触。
    「ぐうっ……まだ、まだ……!」
     両足で地面を踏みしめる凌真。
     ディフェンダーとして、仲間を護る任務を果たさねばならない。そのためには自分自身も、倒れる訳にはいかなかった。
     しかし、先の吹雪で芯まで凍りつかされた肉体は、予想以上に衝撃にもろくなっていた。残り少なくなった体温を一気に奪い取られると、凌真の視界は急速に白く変わって。
    「ぐっ……く、そ……」
     ――どさり。
     これが、闇に堕ちた六六六人衆の力だというのか。
     凌真とミケは完全に意識を失っている。残る灼滅者は、6人。
     だが、闇の色に染まった凛那の瞳は、その6人を見ていなかった。
    「……ダメっ、待って!」
     その意味に気づいた沙月が、悲鳴を上げる。
     『氷の剣』は、倒れたはずの凌真とミケに向けられていた。
     ディフェンダーたる凌真が動けない以上、カバーできる人間はいない。意識を失った者はさらなる攻撃を回避することもできず、待っているのは――確実な、死。
    「ダメえっ……!」
     とすっ……。
     突き出された『氷の剣』は、1人の灼滅者のお腹を貫き、わずかに紅い白の切っ先を背中から覗かせていた。
     間に割って入ったのは、ディフェンダーでない、他人をかばうのが任務ではないはずの達郎。
    「茂扶川、さん!?」
    「……おめ、で……」
     その言葉は『おめでとう』なのか、それとも別の何かなのか。
     いずれにせよ、達郎がそれ以上言葉を続けることも、また仲間が彼の真意を尋ねることもできなかった。
     何故なら、達郎の意識は急速に消滅していき……そしてその代わりに、彼の内なる人格が、姿を現したから。

    ●誓い
     誰一人犠牲を出さず、『姉』として凛那を必ず止めてみせる――その願いが断ち切られたことを悟り、沙月は呆然と天を仰いだ。
    「ああ……」
    「だから、ダメだって言ったのに」
     人の死にあまり感慨を持たない桐斗にとっては、仲間の命の危機もごく普通の、闇堕ちの危険を負う価値があるとも思えない、1つの出来事であるにすぎない。
     にもかかわらず達郎は、仲間の命と引き替えに、闇へと堕ちた。
     その意味では達郎は殺人鬼として、少し優しすぎたのかもしれない。
    「……」
     達郎は――否、彼の姿を借りた『達郎』は、もはや言葉を発することもない。
     今回の依頼では足止め役に専念する予定だったが、もともと達郎は遠近どちらの戦闘もこなすオールラウンダー。皮肉にも計画が闇堕ちでぶち壊しになったため、凛那へと躍りかかった『達郎』は、卓越した接近戦の冴えをいかんなく発揮していた。
    「くっ……よ、よくも」
     しばらくもつれ合った後、凛那は近くの塀の上へと飛び上がり、灼滅者達と距離を取った。『達郎』の攻撃に、ざっくりと頬を切り裂かれている。
    「姉さんをけがした罪、許さない。次は絶対に……殺す」
     倒れた凌真とミケをもう1度睨みつけると、凛那は屋根の上を駆け去り、姿を消した。
     『達郎』も、彼女を追って走り去っていく。
    「ころす……? それは、こっちの、話」
     2人が姿を消した跡を、じっと見つめながらつぶやくリン。
     彼女もトラウマ攻撃を仕掛ける予定はあったのだが、花見客避難のために参戦が遅くなった分そちらに手を回す前に、事態が進展してしまった。それが命拾いだったのか、あるいは残念だったのかはすぐには判断できない。ついでに、凛那が姉についてどんなトラウマを見たのかもちょっとだけ知りたかったり。
    「まあ、最低限の目的は果たせたし、ひとまずはこれでよしとしますか」
     ミケに肩を貸し、意識のない肉体を起き上がらせるアリス。悠二郎も凌真に肩を貸しながら、桜の木の方向を見上げた。
    「そうだな……花見客も花も、犠牲にせずにすんだようだし」
     もしあの桜が、もう少し散らずに残ってくれるようなら。
     その時はゆっくりとお花見をしよう。凛那の攻撃を十二分に引きつけ、花を守ってくれたこの仲間達を欠けることなく揃えて。そう、悠二郎は心中誓うのであった。

    作者:まほりはじめ 重傷:黒瀬・凌真(痛歎のレガリア・d00071) ミケ・ドール(凍れる白雪・d00803) 
    死亡:なし
    闇堕ち:茂扶川・達郎(新米兵士・d10997) 
    種類:
    公開:2013年4月15日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 14
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