●ダンディパンツブラザーズ
川辺を歩いていた肉付きのいいおっさんが、ふと空を見上げた。
ブラウンのスーツを着込んだ、優しげな目のおっさんである。
「色んな服でオシャレをしてきたけど、今気付いたんだ……結局ブリーフオンリーが、一番だって」
「オーケイレッツゴゥ!」
川辺にて。ブリーフパンツ以外の全てを解き放った男が、ワセリンの光る黒々ボディで振り返った。頭に黒曜石の角とかあったけどそんなんどうでも良かった。
振り向きざまのサムズアップ、アンド、スマァイル。
どこからともなく現われたダンディマッスルな男たちがずらりと並んだ。
中心のダンディが手に持っていたラジカセ(ラジオチューナーとカセットテーププレイヤーが一緒になったナウいアイテムだゾ☆)の再生ボタンをカチっと押した。
「我々」
「「ウーッ」」
「やれやれ」
「「ハーッ!」」
「世界はパァンツ!」
「「レッツゴォウ!!」」
一斉にポージングしたマッスルたちがブリーフ以外の全てを細切れに吹き飛ばした。
太陽に晒されるつやつやのボディ。
一列に並んだマッスルたちが腕を曲げたり伸ばしたりしながら「ウーッ」「ハーッ」とかリズムを取る中、中心のダンディがリズミカルにゆっくりと歩み寄ってくる。
ぶっとい指をパチパチ鳴らすと、ラップのテンポで語り始めた。
「気分上々オレ総長! 窮屈な時代を息抜き、夜は全裸で息抜き! しかし生まれる不安感、揺れる心と男の信管! そして気づくマイホォゥム!」
半身をこちらに向けたまま、なめらかなグラインドで腰を回転させ始めるダンディ。
指を一定のリズムで鳴らしながら少しずつ近づいてくる。
「俺を包むベストな――」
「「ブリーフ!!」」
「俺を支えるナイスな――」
「「ブリーフ!!」」
最後のエアギターの構えで腰をクイックイッとリズミカルに動かすと、バラード調に歌い出した。
「世間なんて気にするなよ、視界の暴力で追い払ってやろうぜ。お巡りさんなんて気にしないぜ、自慢の肉体で追い払ってやろうぜ!」
「イエス、レッツゴゥ!」
ブラウンスーツのおっさんは両腕を振り上げるポーズをとると、ブリーフ以外全ての衣服をキャストオフした。
お互い掲げた拳を頭の上でぐねぐねと回転させ、連動するかのように腰を回転。お互いが触れるか触れないかギリギリの距離で暫くダンスすると、がしりと握手を交わした。
「今日からお前も解き放とうぜ!」
「「俺たちダンディパンツブラザーズ!」」
●問1。ダンディ、パンツ、ブラザーの三つを使って最近のラノベっぽいタイトルを考えなさい。(配点50満点)
……以上を、神崎・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)が実演を交えて語ってくれた。
ブリーフ以外を解き放っているわけでは無い。本当だ。想像しないてほしい。トップにある画像を目ぇ細めて離れてみるとタンクトップしか着てないように見えるなんてことは無いから絶対に試さないでほしい。
「このように、羅刹のチームが徐々にメンバーを増やしている。このまま放っておけば『近隣住民が通報からのお巡りさんパンツレスリングからの最終的にはパンツダンディ化』というコンボが発動する可能性がある。いや……ないかもしれないが、少なくとも社会にいい影響は与えないだろう。
今はまだ河川敷でフリーダムなダンス活動に明け暮れるだけで済んでいるが、そのうち彼らはメンバーを増やしてここを飛び出していく。
「そうなる前に、彼らを倒して欲しい。あと目ぇ細めて離れていくのをやめてほしい」
●問2。ダンディ、パンツ、ブラザーズの三つをテーマに三分間の創作ダンスを披露しなさい。(配点50満点。採用者にはOPかEDムービーの出演あり)
羅刹。それは深すぎる業に浸り俗世を脱ぎ捨てた鬼のダークネスである。
今回の組織ダンディパンツブラザーズはリーダーのダンディ羅刹を彼の率いるブラザーズ10名、そしてひらすら無害なバックダンサーたちで構成されているが、羅刹組織の例に漏れず彼らも深すぎる業が故に俗世のルールを捨て去っている。
ダンディ羅刹は勿論のこと、ブラザーズもそれなりに武装している。油断大敵な連中なのだ。
しかし戦いを挑むことは決して難しくない。
変な理由はつけなくていいから、それなりにノリよく全員でバッと現地に乗り込んでやればいいのだ。
ダンディ羅刹もバベルの鎖をバベらせてうっすらと察するが、這い寄る危険がなんだっていうんだ俺たちの明日を掴もうぜとかそんな気持ちでダンスに興じているはずだ。
「彼らに掴ませる明日はない……オーケー、レッツゴゥ!」
参加者 | |
---|---|
イオノ・アナスタシア(七星皇女・d00380) |
六合・薫(この囚われない者を捕らえよ・d00602) |
シルフィーゼ・フォルトゥーナ(小学生ダンピール・d03461) |
桃地・羅生丸(暴獣・d05045) |
逢見・莉子(珈琲アロマ・d10150) |
カミーリア・リッパー(切り裂き中毒者・d11527) |
雛本・裕介(早熟の雛・d12706) |
御崎・珠乃(紫水晶の巫女・d14876) |
●優秀回答『河川敷のダンディブラザーズ 解き放てナイスパンツ』
もしこのアレが売れに売れてアニメ化してしまった時のために、ちょっと萌える感じのOPムービーとしてご想像頂きたい。
「武蔵野☆」
「「ウーッ!」」
「学園☆」
「「ハーッ!」」
「灼・滅・者☆」
「「レッツゴゥ!」」
もくもく広がるスモーク(ヴァンパイアミスト)の中から、両手を頭の後ろで組んだ桃地・羅生丸(暴獣・d05045)と雛本・裕介(早熟の雛・d12706)が迫り出しをかけてきた。
なめらかな作画によってぬるぬる回転する腰。パッショネイトダンス(意味深)するマテリアルロッド(意味深)。
勿論彼らの衣服はダイナマイトフォーム(意味深)しているので裕介たちの無敵斬艦刀(意味深)がぶらり再発見(意味深)しているがアニメ化の際はこの部分に改心の光(意味深)がジャッジメントレイ(意味深)するのでご安心頂きたい。
イラストレーターによってポップにデザインされた長ったらしいロゴがぽこぽこ跳ね回り、左右からスライドしてきた別のタイトルロゴに跳ね飛ばされていった。
『俺の勝負パンツをブラザーがはいて迫ってきた。ダンディだろ?』
からの。
『ブラザーのダンディがパンツに収まりきらないんだが』
の合わせ技である。
三つの単語を駆使したことで二つの意味を連鎖するという文章の神秘である。
早くも何言ってんだか分からなくなってきたが振り切ることにする。
バトルリミッターしていた縛霊手を鬼神変(意味深)した男たちに挟まれるように迫り出しする御崎・珠乃(紫水晶の巫女・d14876)。
腰に手を当て、無理にくっつけたベルトバックルにスレイヤーカードをスライドさせた。
「翔力発現!」
収録中はさりげに一人ずつ入れて最後に合唱風に編集すると言われる例の手法で流れ始める、ポップでヒップだが内容は全くない歌詞。
キャスター付きのマイクスタンドを引きずって、イオノ・アナスタシア(七星皇女・d00380)と六合・薫(この囚われない者を捕らえよ・d00602)が両サイドからスライドしてきた。
同時に画面(画面ってなんだろう)の上端と下端をすれ違うように流れていくタイトルロゴ。
『僕はダンディ、パンツ、ブラザーの三つを使って最近のラノベっぽいタイトルが思いつかない』
アーンド。
『俺のダンディなブラザーがパンツからはみ出――』
「えい」
画面(だから画面ってなんだろう)の下からチラ出したカミーリア・リッパー(切り裂き中毒者・d11527)がタイトルロゴを途中でばすんと切断。
一度引っ込むと今度は画面(画面って以下略)のどアップ位置でスライドインして、歌詞の合いの手にあたるタイミングではさみをちょきちょきした。
ついでに男たちのパンツもちょきちょきした。
フェニックスドライブ(意味深)するバスターライフル(意味深)。
都合良く吹き荒れるヴォルテックスと清めの風。
サビもいい感じに下降をはじめ、ラストスパートの派手なドラミングが入る。
そしてドラムと共にカットチェンジ。
距離にして50メートルくらいの遠くでシルフィーゼ・フォルトゥーナ(小学生ダンピール・d03461)が『このラノ』をぺらぺらめくりながらげんなりしていた。その更に50メートル後ろでは逢見・莉子(珈琲アロマ・d10150)がいきなり帰る準備を始めている。
そんな彼女らを背景に、『れっつにゃー!』とかいいながら拳を突き上げるイオノ、薫、そして珠乃。
最後にそこらじゅうをバラバラに跳ね回ったタイトルロゴが大写しになり、OPミュージックは終了した。
●ダンディパンツブラザーズ
「尚、ノンクレジット版と遮蔽物ナシ版はブルーレイ・DVDに収録されております」
「白いひとが一人八役で頑張るオーディオコメンタリーも収録。お近くのアニメショップで、なうおんせーる!」
ほっぺをくっつけ、明後日の方向に向かって指を突き出すイオノと薫。
彼女たちの背を振り向き、シルフィーゼと莉子はちょっとげんなりした。
「さっきから何をしておりゅんじゃ?」
「もう帰っていいかな?」
「おおっとそうはいかないぜ!」
パンイチで単調なダンスを続けるバックダンサーが左右に分かれていき、中央から黄金ブリーフを輝かせたダンディ羅刹が現われた。
更に左右より駆け込んできた強化パンツブラザーズがずらりと並び、両手を腰に当て斜め上を見上げるポーズでリズムを取り始める。
「ここに割り込んだということは、俺たちとパンツバトル……パンツレスリングをする決まりだぜ」
「なぜ言い直したし」
「その勝負、まずは俺が受けて立つぜ!」
オープニングムービー終了時の格好をして跳躍する羅生丸。目からハイライトを消す莉子とシルフィーゼ。
右から左へフラダンスしながら通り過ぎていく珠乃。揺れる乳。
「パンツをはいてるようじゃ半人前だぜベイビー。倉団プライドなんて脱ぎ捨てて、もっと自分をさらけ出そうぜ! 俺が……」
羅生丸の戦神降臨した無敵斬艦刀がパンツに突然の抗雷撃を突っ込み激しい森羅万象断を繰り返し最後にはバニシングフレアした(意味深)。
「解き放ってやるゼェェェ!」
「オオオオオオオオウ!」
「おっと羅生丸、わしを忘れてはいかんじゃろう」
着物しか(着物しか)着ていない裕介が腰をリズミカルにふりながら徐々に近づいてくる。
左から右へフラダンスしながら通り過ぎる珠乃。揺れる乳。
裕介の裾がふらふらと揺れ彼の日本刀を時折月光衝していた(意味深)。
なお、心の清いひとには戦闘シーンに見えています。そうでない人にも戦闘シーンに見えているはずです。そうですよね。
右から左へフラダンスしながら通り過ぎていく珠乃。揺れる乳。
役二万文字にわたる激しいバトルを繰り広げている最中のシルフィーゼたちがキリッと振り返った。
「まずい、このままでは汗臭いシーンばかりが映ってしまう……」
左から右へフラダンスしながら通り過ぎる珠乃。揺れる乳。
「大丈夫です、全体でみれば……!」
「女の子の法が多いはず……!」
背中を合わせてビシッとポーズをきめるイオノと薫。どうでもいいがなぜさっきからコンビで動いているのか。
吹き荒れるヴォルテックス。
「ですが最初に言っておきます……私、ぱんつはいてません!」
ビガーッと輝くセイクリッドクロス(意味深)。
「え、ちょ、え!?」
左から右へフラダンスしながら通り過ぎる珠乃。揺れる乳。
二度見する薫。そして額の汗をぬぐった。
「ああ……なんだ、ブルマ直履きか」
「『なんだ』で済ませていい事態じゃ無いけどな」
「ちなみにブルマ無し版の映像はブルーレイ・DVDに収録!」
なうおんせーる! ともう一度明後日の方向を指さしてから、パンツブラザーズへと突撃をかける。
「へいへーい、パンツごとずらしてや――」
もう一度吹き荒れるヴォルテックス。
薫の民族衣装が旋風輪した(意味深)。
左から右へフラダンスしながら通り過ぎる珠乃。揺れる乳。
慌ててお尻を押さえる薫。
「何こっち見てんの、馬鹿なの!? 死ぬの!?」
ブラザーズ(敵味方含む)に槍をぶん投げる薫。
そうこうしているうちにカミーリアがスライドイン。
「ほう……」
とか言いながらブラザーズのパンツとちょっきんした。
右から左へフラダンスしながら通り過ぎる珠乃。揺れる乳。
そして。
「……ほう」
もう一度ちょっきんきんした。
左から右へフラダンスしながら通り過ぎる珠乃。揺れる乳。
「ギャアアアアアアアアア!!」
噴水と化す鮮血。莉子はそれをハイライトの無い目で見上げながら、すっとロッドを手に取った。「このままじゃいけない……でも正直関わりたくない……帰りたい……」
ならばなぜ来てしまったのか、という問いは無粋である。八人くらい集まると莉子のようなタイプが必ず一人はいるものだ。
そしてこういう人がいないと、戦闘パートが先に進まなかったりする。
「しかたないか……しかたないから……」
どんよりした顔で腰を落とし、ロッドの柄を握り込む莉子。
素早くブラザーズへと急接近すると、鞘走りの末にロッドを繰り出した。
「ヤるしかないわね」
ギラリと光る目。
そして大事なシリアス戦闘シーンが幕を開け――。
『しばらくおまちください』
くるくる回りながら通過していくカミーリアとシルフィーゼを見ながらお待ち下さい。
ハサミを掲げてちょきちょきするカミーリア。
刀を振り上げてくるくる回るシルフィーゼ。
あと揺れる乳の人。
最後にカミーリアが『カット』と言いながらハサミをちょっきん。
「ふう……厳しい戦いだったわ。文字数にして三万五千文字にわたる激戦だった……」
大量の汗を腕でぬぐい、莉子は深く息を吐いた。
彼女の背後には山と積まれたパンツブラザーズが積み上げられている。ついでにバックダンサーの人も数人混ざっていた。ついでに羅生丸と裕介も混ざっていた。
「大丈夫ですかー?」
イオノが彼を棒でつつきつつ『遺体の遺体のとんでけー(非誤字)』とか言ってジャッジメントレイを打ち込んだりもしていた。
くるりと振り返る。
「屈指のパンツ力を持つブラザーズを倒すとは、なかなかの猛者だぜ」
掲げた両腕をくるくるとねじりながら腰をグラインドさせるダンディ羅刹。
更にエアギターのポーズで腰をくいっくいっと動かすと、彼は鬼神変(意味深)を繰り出した。
絶妙な位置で小刻みにフラダンスする珠乃。あと揺れる乳。ぴたりと止まる乳。
「……はっ! 思えば登場シーンからこっち、なにも喋ってないきがするです!」
登場回数ダントツなのに台詞が少ないことに危機感を感じたのか、えいやーとかいってブレイジングバーストを発射しはじめる珠乃。やっぱり揺れる乳。
「ええいまぎらわしい位置に立ちゅでない!」
うりゃーと言いながら攻撃を刀で受け止めるシルフィーゼ。
鬼神変(意味深)したダンディ羅刹とつばぜり合い(?)に持ち込むと、既にかなり距離を離していた莉子が対岸から石を投げるが如く妖冷弾のつららをぽいぽい投げてきた。
「あ痛っ、痛い! 破片がこっちにも来とりゅんじゃが!」
「ごめん遠くてきこえなーい」
「すきありっ」
さりげに集中砲火状態にあるダンディ羅刹。彼の脇腹に薫のブローがめりこんだ。
と言うか執拗にぼくぼくハラパン入れ続けた。
リズミカルに叩き込まれるハラパンに合わせ、後ろでマンキーダンスを始めるカミーリアと裕介。
揺れる服の裾。そしてチラリズム。
かたやドロワーズ、かたやマテリアルロッド(意味深)である。
「そろそろトドメだァァァァァ!」
どうやったのか、ダンディ紳士の足下(地面)からずぼっと出てきた羅生丸が彼の鬼神変(意味深)をがしりと掴みとった。
「ぐぬう!?」
「俺はももちー。クールなイケメン灼滅者。よろしくチェケラァァァ!」
「ぐおおおおおおおおお!」
きまり技は、地獄投げであったという(意味深)。
●エンディングロール
色々な意味で玉砕したダンディ羅刹。彼のパンツブラザーズはその日をもって解散となった。
沈む夕日を見つめ、シルフィーゼはカチッとラジカセの再生ボタンを押した。
軽快なパーカーションが響き、バックダンサーの方々が足踏みと共にリズミカルな手拍子を始めた。
やがて彼らの鼻歌が始める段になって、イオノたちは走り出した。
ちょうど、夕日をバックに河川敷を走って行く灼滅者たちの横顔とシルエットをそれぞれ想像して頂きたい。
そして画面下を流れるなんかのロール。
『僕はダンディパンツブラザーズの三つを使って最近のラノベっぽいタイトルが思いつかない』
イオノ・アナスタシア。
『俺のダンディなブラザーズがパンツからはみ出して修羅場なんだが』
六合・薫。
『無回答(そもそも考えりゅ意味なくないかえこれ……)』
シルフィーゼ・フォルトゥーナ。
『俺の勝負パンツをブラザーがはいて迫ってきた。ダンディだろ?』
桃地・羅生丸。
『無回答(なんかもう早く帰りたい)』
逢見・莉子。
『無回答(ひもパン着用説)』
カミーリア・リッパー。
『河川敷のダンディブラザーズ 解き放てナイスパンツ』
雄崎・珠乃。
『ブラザーのダンディがパンツに収まりきらないんだが』
雛本・裕介。
最後尾を走っていた裕介がカーブをきり、こちらへと突っ込んでくる。一度体勢をかがめ、大きく跳躍。
「ハァァァァァァァ……」
カメラ(カメラってなんだろう)に腰を密着させ彼は清々しい顔で空を見上げた。
「フンヌラバァァァァァァァ!」
作者:空白革命 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年4月12日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 2/感動した 32/素敵だった 10/キャラが大事にされていた 6
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