●要するに二月と三月のしわよせが来る日ですよ
「オイ、どういうことだよオイ」
アパートの一室。畳みに寝転んでぐでーっとした女(三十九歳独身)がノートパソコンのディスプレイをがつがつ殴りつけていた。
「年収は八百万で妥協するし高学歴で顔立ちがよければ何も望まないし結婚後は家事をするって言ってんじゃん。どうして彼氏できないの!? ああもうムシャクシャするわ。ラーメンでも食お……」
ぐてーんと転がってインスタントラーメンの袋をごそごそやり始める。
すると。
『彼氏が出来ないのはなぜかって?』
パソコン画面に妙な仮面をつけた女が現われた。動画っぽいが、その割にはリアルな画質である。
ハッとして振り返る女。
『それは、若いサノバビッチどもが男あさりをしているからよ』
「それマジ!?」
『大マジよ。今頃、四股くらいしてる女が「一緒に桜を見に行きたいナー☆ ホテルの展望台とかで☆」とか言いながらさらっと奢らせるスケジュールを入念に組んでいる筈よ』
「なにそれ許せない……! 人類が男女一対一だと仮定して、それじゃあ他人の取り分が三人分も減るじゃない! もしてかして……もしかしてそれで私に回ってこないんじゃ!」
『その通りよ。憎いと思わない?』
「憎いわ!」
『ねたましいわよね』
「ねたましいわ!」
『そんなアナタに今すぐ彼氏が出来るコミュニティを無料ご紹介します』
「本当!?」
『今から送るメールに住所氏名を入力してポチってね』
「ポチるわ!」
……そう、このようにして!
●ソロモンの悪魔は信者を増やしていくのだ!
「いやその理屈おかしくね?」
葛木・一(適応概念・d01791)が真顔で言った。言ってくれた。
「四股とかが悪いっていうのはまあ分かるけど、そいつもそいつでスゲー努力した上での彼氏がいるんじゃん? 逆に三十年も時間があるのに努力もしなかったらそりゃ彼氏だってできねーって」
「それ以上言ってやりますな……なんだか悲しくなってきまする……」
和装の女性エクスブレインが眉間に指を立てて唸った。
「どうやら、女性の嫉妬心を煽って偽装彼氏をあてがうことで信者を増やすダークネスがいるようなのです」
なんだか悪徳というか、陰湿というか、かなり褒められない行為である。とはいえダークネスのやることなので、褒められないのは当たり前とも言えた。
「種別は『ソロモンの悪魔』。どうやら一般人が闇堕ち下ばかりの個体らしく、直接接触して撃破することが可能でございます」
元々ソロモンの悪魔は狡猾でしっぽを掴ませないイヤーな奴らだが、どうやらこいつはまだ闇堕ち歴の短い奴らしい。
「彼女のアジトに直接殴り込みをかけ、組織ごとつぶしてしまいましょう!」
そうしましょう!
嫉美さんという、なんかどーしょもない名前の彼女は新米ソロ魔。
その日だけ借りた都内イベント会場で『嫉妬に燃える女たちが男をよりどりみどりする会』というどーしょもないパーティを行なうという。
そこへ直接殴り込みをかけるというのが今回の趣旨なのだ。
まあ、急いで行けば一般人もいないし、敵も強化一般人5~8名とソロ魔一人という程度で済む筈だ。
「構うことはございません、全力でボッコボコにしてやりましょう!」
参加者 | |
---|---|
風巻・雛(ナッハヴェーラー・d00113) |
水瀬・瑠音(蒼炎奔放・d00982) |
葛木・一(適応概念・d01791) |
霈町・刑一(本日の隔離枠 存在が論外・d02621) |
黒咬・翼(翼ある猟犬・d02688) |
姫宮・杠葉(月影の星想曲・d02707) |
戒道・蔵乃祐(ソロモンの影・d06549) |
リューネ・フェヴリエ(熱血青春ヒーロー修行中・d14097) |
●嫉妬は毒に似ている。痛みや病から人を救うが、業を急けば人を殺してしまう。
エレベーターの階数表示がぐいぐい上っていく。
八人の灼滅者はそれをじーっと見ていた。
「あー、わかるわかる。この手のやつって昔から無くならないよなあ。やっぱ二次元最高だわ」
胸にでかでかと『嫁フォルダ』と書かれたTシャツを着て、水瀬・瑠音(蒼炎奔放・d00982)がチョコスティックをぽりぽりやっていた。
「最終的に二次元に行き着くのもアレなんだよな。でもなんだろう、次元を超えたブーメランを放っている気がする……」
眉間に指を立てるリューネ・フェヴリエ(熱血青春ヒーロー修行中・d14097)。
「まあ恋愛とか分かんないけどよ、騙すも騙されるも、アレだよな……アレ……」
「ハッキリ言いなさいな」
姫宮・杠葉(月影の星想曲・d02707)が腕組みしつつ、かくっと首を傾げた。
「嫉妬心を利用するってところが悪魔的というか、分かりやすく悪魔よね」
「いや、彼はこう言いたいんですよ」
霈町・刑一(本日の隔離枠 存在が論外・d02621)はメガネ(ないけど)をくいっとやって、インテリキャラみたいに笑った。
「嫉美さん、彼女にはRB(リア充爆破)団の素質がある……とね」
「いやそんなことは言ってない」
「お前またその話題か、いい加減にしろよ。嫉妬は醜いぞ」
壁によりかかっていた黒咬・翼(翼ある猟犬・d02688)が横目で見やる。
「黙りなさいリア充翼」
「キャプつばみたいにいうな」
「そういえばほら、鎌倉の嫉妬組織って最終的にカップルで埋め尽くされなかったっけ?」
「何のことかわかりませんがそのことは言うな!」
あわや取っ組み合いの喧嘩に発展しそうになるエレベーター内。
ポーンという古くさい音と共に、上昇感は消え、扉が開いた。
『開』のボタンを押したまま顎を上げる風巻・雛(ナッハヴェーラー・d00113)。
「まあでも、男にもあるよな。そーゆー、嫉妬? みたいなの?」
「じゃ、行くか……」
『嫉妬に燃える女たちが男をよりどりみどりする会、こちら』。
ホワイトボードにはそんな風に書いてある。
葛木・一(適応概念・d01791)は頭の後ろで手を組んだまま、ドアを足蹴で開いた。
会場で早めに集まっていた幹部女子(なんの幹部だろう)たちがぐりんと振り向く。
「ちわーっす、イケメン男子お届けにきたぜー。枯れた乙女心燃やして、彼氏ゲットしてみよっか!」
「おい貴様適当なことを言うな!」
「そして我先に下がっていくな!」
「サァプライズゲストだよぉー! ウェエエエイ! 盛り上がってるかぁーい!?」
などと言っていると、戒道・蔵乃祐(ソロモンの影・d06549)が変なオーラを出しながらサンバのリズムで会場に飛び込んでいった。
が、一ちゃんは目撃していた。
……こいつ、なんか目が笑ってない。
●男は数字に嫉妬し、女は感情に嫉妬する。
「イケメンキタァァァァァ!」
「っしゃおらああああああ!」
「イケメンの御利益じゃああああ!」
「大漁じゃあああああああ!」
一斉に振り向いた幹部女子(30台後半強)の皆さんは、手に手にヘンテコな武器を持ち、男狩りじゃーとばかりに襲いかかってきた。
ダークネスへの襲撃だと分かっているのかいないのか。鬼気迫る彼女たちに雛は引いた。どん引きした。
特に木桶と鉈を持って飛びかかってくるドレッドヘアの女には恐怖すら覚えた。もはやなまはげの様相である。
「あんまこっちくんな、っつーの!」
シールドバッシュで殴り飛ばす雛。
『ほんみょんぼぉ!』とかギリギリな断末魔をあげて転がっていく女。それを丸太またぎの如く飛び越え、ボディコン衣装(今の若者にわかるのかなあこの単語)を靡かせた女が襲いかかってくる。
いつのまにかシャツの文字が『ジュリアナ復刻』に変わっていた瑠音が、野球のバッターみたく剣をスイング。
羽毛つきの扇子を剣がぶつかりあい、謎の火花を散らした。
「現実にこだわる必要はねえよ。次元を超えてもいいんだぜ、私のようにな」
「貢ぐ側なんてお断わりよ! 貢がれなきゃ女じゃないわ!」
「古い考え、か……」
シリアスに目を瞑る瑠音。
瞬間、すぐ脇を翼が高速で掠めた。
カチンと杖の柄を腰に収める。
するとただでさえギリギリに露出された幹部女子の太ももが盛大に切り裂かれるでは無いか。
「な、何するのいやらしい!」
「黙れ。お前らは趣味じゃない。俺には大事な女がいるんでな……」
「中学三年生の言っていい台詞ではありませんよ!」
死ねリア充とか言いながらフライングダイブアタックを敢行する刑一。
ドライにすいぃーっと避ける翼。
刑一はそのままボディコン女へ突っ込み、ティアーズリッパーで相手を切り裂いた。
ギリギリスカートから外れ、今度も膝へのダメージである。
「チッ、外したか!」
「誰に当てるつもりだったんだ」
「敵に決まっているでしょう!」
「お前が言うと冗談に聞こえん」
視線で火花を散らしあう刑一と翼。
後ろの方でポテチの袋あけつつ、呟く一ちゃん。
「あと『服破り』って別に服破るのとは関係ないからな」
「なん……ですと……?」
紛らわしい名前だと思わんかね。
さておき。
「負の感情からは負しか生まれない。嫉妬の泥沼に住む負け犬が」
いつの間にか幹部女子にマウントをとっていた杠葉が、ひたすら胸やら顔面やらをぼこすか殴っていた。もはやいじめに近い光景だった。
「母性無き嫉妬の権化。苦しんで死ぬか、更正して苦しむか、二つに一つだよ」
おおこわいこわいと言いながらコーラの瓶をあける一ちゃん。
蔵乃祐も同じような反応をしながら……瓶をその辺の幹部女子に叩き付けた。スパーキングするコーラ瓶。
「まっとうな婚活をお勧めしますよーぉ! こもるなくさるなそとにでろー! 白馬の王子様なんかいやしませんよー! こらー!」
こちらもこちらでマウントとってからのフリージングデスである。
表情を消す一ちゃん。当初から思ってたけど、今日の蔵乃祐くんなんか怖い。
「そろそろたたみかける頃合いだな!」
『Allez cuisine』と呟いてハンマーを顕現させたリューネは、ブランド眼鏡の幹部女子をロケスマでかっとばし、ドミノ倒しになった後続の幹部女子たちへと突撃。
最後の一人に正義の鉄槌(物理)を食らわせると、イベント会場の壁へと叩き付けたのだった。
ずりずりと壁を引きずり、気を失う幹部女子たち。
すると。
ぱち、ぱち、とゆっくり手を叩く音が聞こえた。
「フフッ、どうやらただのイケメン集団プラスアルファじゃなかったようね。こうもたやすく幹部女子たちを倒してしまうとは……」
「む、誰だ? どこにいる!?」
ハンマーを手に周囲を見回すリューネ。
女の声である。
声はすれど姿は無い。
と、壁際にあった段ボールがパカッと開き一人の少女が顔を出した。
「ここだ!」
「そこかよ!」
今まで隠れてたのかよ。
●嫉妬の力がわき上がる
眼帯につば広帽子、更に裾の長いワンピースという、なんか中途半端にキャラ立ちした格好の女であった。
とりあえずシリアスな空気を作っておく。
「お前が嫉美……ソロモンの悪魔か……!」
「いかにも。だがこれは女子受けを狙った社交服にすぎないわ。見せてあげましょう、私の真の姿を……!」
服の胸元を掴んだかと思うと、一瞬の早業で服を放り投げた。下からは……下からはなんと、全身を覆う黒ローブと三角頭の覆面を被り、『二重螺旋の蛇』をかたどった杖を握りしめた姿が!
「おい刑一、こいつお前の仲間なんじゃないのか?」
「私も今そう思ったところです」
いつの間にかフォームチェンジしていた刑一が、三角ずきん姿で振り返った。
アスモデウスモチーフとレヴィアタンモチーフの違いがあるだけで、大体一緒である。っていうか翼視点では同種族だった。
「何をごちゃごちゃとわめいているの。いまあなたは、人の持つ根源的パワーを前にしているのよ」
そう言うと、嫉美は杖を地面に突き立てた。
「嫉妬魔術! 『正月に親戚からまだ彼氏できないのと囁かれる時の心理的寒さ!』」
「ぐあっ!?」
和やかな談笑シーンに突如割り込む親戚の悪意無い一言から場の空気が急激に冷めてしまうあの感じを彷彿とさせる、それはそれは唐突なフリージングデスだった。
思わず後じさりするリューネたち。
雛もまた、防御態勢のままじりじりと接近を試みる。
「おいおい、人を口汚くののしるうちは相手なんざできねーぜ。男ってのは馬鹿だからさ、優しくしとけば後からちょっと厳しくてもホイホイついていっちまうもんなんだぜ!」
「それ男の立場からやるとヒモ理論だよな」
「葛木、どこでそんな言葉覚えたんだ……」
注文で届いたと思しきピザを霊犬と一緒にもぐもぐしながら防護符投げてる一ちゃん。今日はどこまでも肩の力を抜くつもりでいるらしい。
「でもそうか。なんか自分で言ってて悲しくなるのは、そういう理由だったのか……」
「あ、雛くんが自主的にダメージを受けてる」
気絶した幹部女子をギターでぼこすか殴っていた蔵乃祐が、ちらりと顔を上げた。そしてすぐに死体にむち打つ作業に戻った。どうしたの今日の蔵乃祐くん。
「三次元に拘ってるとそうなるんだ。ここは一つ二次元に逃げてみようぜ」
何の解決にもなってないようなことを言いながら突撃をかける瑠音。
彼女の剣を杖で受け止め、じりじりとつばぜり合いのようなことをする嫉美。
「二次元はいいぞ。裏切らないぞ」
「その手には乗らないわ。嫉妬魔術、『恋人になった瞬間突如(後ろの人と)連絡がつかなくなった時の心理的ショック』!」
「うわらば!?」
轟雷をくらい、頭を抱えて海老反りする瑠音(レアシーンである)。
「なるほど多少はやるようだが」
「多勢に無勢って言葉を知る必要があるようね」
手槍を握り、突撃体勢にはいる翼。
同じく拳を鳴らして歩を進める杠葉。
「彼氏のことを考えたくなくなるくらいの悪夢に、誘ってあげるよ」
突如スピードをあげた杠葉の接近に、嫉美は反応が遅れた。
気づいた頃には彼女の拳が顔面をとらえ、まるで車にでもはねられたかのように、部屋の隅に叩き付けられたのだった。綺麗な夜景が一望できる大きな窓である。
「フン、彼氏なんてどうでもいいわ! くらいなさい嫉妬魔術『お互いに裏切らないと誓い合った女子グループの一人に彼氏ができたと知ったときの心理的嵐!』」
次はお前かという疑心暗鬼と共に荒れ狂う乙女心っていうか嫉妬心みたいな、そういうぐるんぐるんした竜巻が発生。杠葉は両腕でガードをかけ、瞬間的に飛び退いた。
と、そこへ。
「お待ちなさい!」
三角ずきんの男が割り込んだ。
いや新たな敵とかじゃなくて。
刑一である。
彼はラジカセの再生スイッチを押すと、推理アニメとかで犯人が自供するときのテーマみたいなやつを流し始めた。
「折角嫉妬している人たちを、偽りの彼氏とくっつけるだなんてとんでもない。我々RB団なら嫉妬に燃える心を胸に、リア充たちを見敵必殺! さあ我が学園に来て嫉妬生活をエンジョイ・アンド・エキサイティンぐほあ!?」
「仲間に引き入れようとしてるんじゃない!」
翼の延髄蹴りが炸裂。もんどりうって倒れる刑一。
「ええい邪魔をしないで下さいリア翼!」
「更に略すな!」
そして始まる取っ組み合いの喧嘩。
見かねたリューネが、懐からインスタント食品の袋を取り出した。
「それは……」
「分かるか? ジャージャー麺だ。韓国では四月十四日のブラックデーに独身たちが集まってこれを食べるんだ。よかったらこれを機に――」
「死ねぇぇぇぇ!」
蔵乃祐くんの割り込み縛霊撃。
窓ガラスに背中をくっつけていた嫉美は、パリーンと割れたガラスを突き破って暴風吹き荒れる外界へと飛び出した。
「ば、馬鹿なああああああああああ!!」
悪役の最後みたいなことを叫びつつ落下していく嫉美。
リューネはジャージャー麺(カップ麺)を突きだしたまま、しばし無表情で立ち尽くしていたという。
取っ組み合いする翼たちを背に。
ピザとコーラで宴会し始める一ちゃんたちを背に。
●浦原・嫉美(うらはら・ねたみ)。まさかの女子高生。
「ふう、これで依頼された任務は達成だな」
やれやれという感じで肩をすくめる雛。
「今日はあんま燃えなかったな」
『二次元片道切符』とかかれたシャツをぱたぱたやる瑠音。
「まーいーんじゃねーの。女の嫉妬はこえーってことで」
持ち出したポテチをぱりぱり喰いながら歩く一ちゃん。
彼らはビルの自動ドアを潜ると、夜の町へと歩き出した。
「言葉を紡いでも伝わらないことがある。だから人には拳がある。今回は、そういう話だったのね」
ちょっと血の滴った拳をハンカチでぬぐう杠葉。
「いや、そういう話だったか?」
「そーじゃない?」
ぼーっと横を歩くリューネと蔵乃祐。
腕組みする刑一。
「まあしかし、嫉妬の力は毒にも薬にもなるのですね。これからも誠心誠意活動していきたい」
「矛先を俺たちに向けたら殺すからな」
翼が鋭い目つきで振り返る。
「そう言わないで頂戴。私たちもダークネス……つまり悪の力を受け入れた存在。罪を認め共存することが、正しい灼滅者のありかたなのかもしれないわ」
「ふふ、そうですね」
あっはっはっはと肩を組んで笑う刑一と嫉美。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「って、来るのかよ!」
リューネの時間差ツッコミが、夜の町にこだました。
この日、RB団のメンバーがひとり増えた。
増えちゃった。
作者:空白革命 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
|
種類:
公開:2013年4月18日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
|
||
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 33
|
||
あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
|
||
シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
|