轟音の正体は、人身事故であった。流れ出した血が、とめどなく地に広がっていく。
四肢をばらばらに投げ出したまま、アスファルトに力なく倒れているのは、ひとりの少年だった。周りの人が掛けてくる声も、遠くから聞こえてくるサイレンも、死の淵に落ち行く少年からどんどん遠ざかっていく。
――その、おぼろげな意識の中で。
少年は己の体が変わっていくのを感じ取った。死に行くのではない、なにかとんでもなく恐ろしい怪物に、自分が裏返っていくようだ。
得体の知れない細胞の息吹が、少年の全身に行き渡った次の瞬間、街中に例えようのない絶叫が響き渡る。それは理性のない暴力による、蹂躙劇の狼煙であった。
「お集まりいただきありがとうございます……。それでは、今回の事件のあらましを説明しますね……」
と、眼鏡の奥に不安げな面持ちを隠したエクスブレイン、園川・槙奈(高校生エクスブレイン・dn0053)が話を始めた。そんな彼女の話を聞き漏らすまいと、中には前のめりになって聞こうとする灼滅者もいる。
「一般の人が闇堕ちしてデモノイドになる事件のことは、皆さんも聞いているとは思いますが、今回の事件も、その中の一つです……。
デモノイドになってしまうのは、桐生・秀行(きりゅう・ひでゆき)さん、現在中学三年生です。交通事故で瀕死の重傷を負った彼は、その場でデモノイドとなり、周囲に大きな被害を出してしまうでしょう……。
みなさんは、デモノイドとなった桐生さんが事件を起こす直前に、現場に突入することができます……。被害を未然に防ぐために、手を尽くしてください……」
ただ、と、槙奈は追加情報を出す。
「ただ、デモノイドになってすぐのタイミングなら、桐生さんには人間としての心が残っている可能性があります。その人間の心にこちらの思いを届けることができれば、もしかしたら、灼滅の後にデモノイドヒューマンとして助け出す事が、できるかもしれません……。
できるかどうかは、桐生さんがどれだけ強く、人間に戻りたいと願うかに掛かっています……。ですが、デモノイドの状態で人を殺めるようなことがあれば、その願いは弱くなり、救出は……極めて難しく、なってしまいます」
灼滅者が突入するのは、桐生・秀行がデモノイドとなった直後のことである。その際、周囲にはやじ馬を含めた一般人が多数存在しており、また救急車も既に手配されているので、即座になんらかの対策を施す必要があるだろう。
今回のデモノイドは、無敵斬艦刀によく似たサイキックを使用する。救出を狙うにしろ灼滅するにしろ、戦闘を行いKOする必要があるので、戦闘は必須である。
KOされた時点で人間としての心を残し、また人間に戻りたいと強く願うのであれば、桐生・秀行はデモノイドヒューマンとして生き残ることができるだろう。そうでなければ、デモノイドはダークネスとして灼滅される。
「現場に先回りして桐生さんを事故から救うという手段は、今回は逆効果です……。たとえこの場は無事に済んだとしても、もしかしたら、私たちエクスブレインの探知できないタイミングで、デモノイド化するかもしれません……。
……心苦しいのですが、桐生さんを含めて被害を減らすためには、事故というきっかけが『必要悪』なのです。
そんな運命に囚われてしまった彼を、どうか救ってあげてください……。他の誰でもない彼が、一番の被害者なのですから」
参加者 | |
---|---|
秋篠・誠士郎(流青・d00236) |
椿森・郁(カメリア・d00466) |
三条・美潮(高校生サウンドソルジャー・d03943) |
リヒト・シュテルンヒンメル(星空のミンストレル・d07590) |
エリザベス・バーロウ(ラヴクラフティアン・d07944) |
ナハトムジーク・フィルツェーン(道化師二十六時五十分・d12478) |
今川・克至(月下黎明・d13623) |
クリム・アーヴェント(ブルーデモンドッグ・d16851) |
●上下線共に閉鎖
遠く救急車のサイレンが聞こえ始めた街中を、灼滅者たちが文字通りに駆け抜けていく。道中の何物をも気にせず、対向車両の合間を縫い、横たわる交差点を一息で跳ね越え、全力疾走で目的地を目指す。
その走行の最中、息を荒げることもなく、今川・克至(月下黎明・d13623)は仲間たちに檄を飛ばした。
「悲劇を広げるわけにはいきません。全力で、阻止しますよ!」
合点の声も様々に、全員がそれぞれの役割を再確認する。突入直前のわずかな時間を、そして彼らは踏み越えた。
「ヴォアアアアアァァァーーッ!!」
同時に、悲鳴のようなデモノイドの産声が空をつんざく。現場を取り囲む人の壁を徹し見れば、その中心にいたのは一体の異形だ。
ギリギリの到着に、椿森・郁(カメリア・d00466)は一瞬を惜しまず踏み込んでいく。郁は一般人とデモノイドの間に割って入り、『殺界形成』を発動した。
郁の柔らかい笑顔と、デモノイドの鈍い眼光とが、近接距離で対面する。
「あなたがそうなることが、もし運命だったとしたら、私がここに立っているのもきっと、同じ運命だよ。……助けてあげるからね、秀行さん」
立ち向かうため救うために、郁は護符を一枚引き抜き、異形巨大化させた己の片腕に巻きつける。唐突な展開をぼうっと見守っていた一般人たちの心を、次の瞬間、同じく前線へと踊り出た三条・美潮(高校生サウンドソルジャー・d03943)が一挙にひっくり返す。
現場が急速に騒然となる――美潮が使用した『パニックテレパス』が、その効果を発揮したのだ。具体的な反応行動を起こせず右往左往しはじめた彼らに、美潮はらしからぬ強い口調で命令する。
「見てる場合じゃない! ここにいると巻き込まれるぞ! だから今すぐここから逃げろ! これ以上近づくな!」
その警告を更に補強したのは、エリザベス・バーロウ(ラヴクラフティアン・d07944)だった。しなやかな体躯を黒のキャットスーツに包んだエリザベスは、街灯から音も無く着地すると、無表情でガンナイフ『Bast & Sekhmet』を空に向ける。
パン、という乾いた非日常の銃声が、街中にこだました。その音に隠れたのか、エリザベスがついた小さなため息は、誰にも聞こえることはなかった。
「――早くしろ。死にたくなければな」
水平に構え直されようとする銃口から逃れるように、人の波が外へ向かって一斉に溢れ出す。我先にと逃げ出す一般人たちを導くのは、リヒト・シュテルンヒンメル(星空のミンストレル・d07590)と、彼の霊犬『エア』だ。
この場に残る必要があるため、集団の先導はせず、流れの横に立って声を張り上げる。
「今はとにかく、この場から離れることを優先してください! 道の広いほう、こちらへ!」
恐慌から発生したパニック状態を、彼らは巧みにさばいていく。……その時、先の銃声とも違う硬質の音が、誰かの堪えるような声と共に戦場を突っ走った。
その音の主の片方は、豪腕を振るい、目の前の誰かに執拗に襲い掛かるデモノイド。もう片方は、デモノイドの攻撃をロケットハンマー『鬼鉄』で受け止めた秋篠・誠士郎(流青・d00236)であった。
「避難が終わるまでは、俺たちでこいつを抑えないと……!」
眼前にまで迫ったデモノイドの爪を、誠士郎は全力の振り払いで弾き返す。そこにできたわずかな間隙に、誠士郎の霊犬『花』が斬魔刀で斬り込んでいった。
「いけるか、花!」
「ワゥ、ワン!」
花が横にくわえた刀の一閃が、デモノイドの皮膚に赤い血筋を引く。構えなおした誠士郎の手の痺れは、克至の放った聖光がタイムリーに癒していくが、
「デモノイドは何度も戦った事がありますが、やはり強力ですね……!」
この攻防で体力を削られたのは、デモノイドではなくこちら側だ。先の刀傷を事もなく癒していく相手を前に、知らず誠士郎の背を冷たい汗が降りていく。
「ひゃ、ひゃあぁ……。おそろしいおそろしい、なんまんだぶなんまんだぶ……」
と、戦場の向こう、この光景を見た老婆が腰を抜かしてうずくまっていた。数珠をすり合わせ念仏を唱えだした老婆を、クリム・アーヴェント(ブルーデモンドッグ・d16851)が駆け寄ってその身を支えてやる。
「おばあちゃん、大丈夫? いま、連れてってあげるから……!」
「あ、ああぁ」
自分の肩に手を回させ、クリムは老婆を抱えて脱出を敢行した。よわよわしくすがりつくその手を、クリムは安心させるように握り返す。
老婆の他にも、即座に動き出すことができない子供や老人、怪我人を、ナハトムジーク・フィルツェーン(道化師二十六時五十分・d12478)が『怪力無双』で運び出していった。
「ブレーキ痕と車の壊れ方、周囲の被害……なんのことはない、こいつの単独事故だろうね、おそらく」
右腕には、運転手らしき男が吊り下げられている。大した傷ではないが、衝撃で気絶したままのその男に、ナハトムジークは皮肉の笑みで語りかけた。
「君は運が良かった。死ぬことも、殺すことも無かったんだから」
●事故現場を戦場に
一般人の避難は、取り残される者もなくスムーズに終了した。理性なく盲目的に暴れるデモノイドは、背を向けて逃げる一般人よりも、手の届く範囲にいる灼滅者を優先して襲い掛かっている。
今、その猛攻を一身に引き受けているのは、敵に張り付いていた美潮だった。美潮は奥歯を噛み砕く寸前まで力を込め、しかし押し切られてアスファルトを転がっていく。
「へへっ、それでいいッス……殴られるのが、ディフェンダーの仕事ッスからね!」
立ち直り、集気法で己をなんとか整えていく。美潮の『テレパス』は意味のある表層思考を一切読み取ることはできなかったが、それでも、
「秀行くんはまだ、そこで耐えてるハズなんスから……!」
そう信じてやせ我慢の様に立つ美潮を、克至がバックアップしていく。戦場を駆け回り、最適な位置から最適な人員へ、その癒しの力を分け与えていた……が。
「避難が終わった今此処からが、本番です! 巻き返しますよ!」
克至はそう叫んで、解体ナイフを逆手に握りなおした。そこから使うサイキックは、これまでのような『夜霧隠れ』ではない。
「――切り裂けっ!」
一息、踏み込みからの斬撃が、敵の力を削ぎ落とす。デモノイドが僅かに怯んだ隙に、戻ったナハトムジークの影業が鋭く宙を裂いて飛来した。
「ハハッ、この程度の連携にしてやられるとは、不意を突かれるのは苦手かい?」
「グウゥッ!」
擦過する。影業が引き戻り、一拍をおいて開いた傷口から、赤い鮮血が噴き出した。
「単独事故に遭う程度の出来では、化け物になった所で良い事も無いだ……ろ、う?」
ナハトムジークは親心からの言葉を飛ばし、しかしその一言は、彼の逆鱗に触れた。
「アアアアアアアアァァァァァァァァアアア!」
目に見えて殺気が増大していく。絶叫と共に、デモノイドの筋肉が恐ろしいほどに隆起していき、その臨界を見届ける直前に、ナハトムジークは吹き飛ばされた。
「フィルツェーーンッ!」
誠士郎の反応を超えた一撃であった。デモノイドが豪腕を振りぬくという原因と、攻撃を受けるという結果が、まるで逆転したように思える。
眼球が熱を持ち、胴に震えが走る。そのままでは激情に流されそうになる心を、誠士郎はしかし、冷徹な意思でねじ伏せた。
「聞こえているんだな……お前には、俺たちの言葉が!」
誠士郎はその場で、ナハトムジークの回復を行う。その間も誠士郎は、相手と伏した仲間との前に立ち塞がり続けていた。
――怪物があざ笑う。眼前の障害を排除しようと拳を振り上げたデモノイドの全身に、ふと、郁子(むべ)の花が咲いた。
影色の蔓が導く先に、煌く赤の瞳がある。
「だめ……痛さも怖さも私には想像つかないけど、でも、衝動に身を任せないで」
そして郁は、縛めの力を更に強く、デモノイドを締め上げた。
「そのままだとあなたは、ほんとうに死んでしまう――あなたでない体を残して、心はどこかに消えてしまうんだ!」
「だから私達はやってきた。君の辿り着いた道が、理不尽な袋小路であるならば!」
告げた郁の影業に沿うようにして、エリザベスが駆け上がっていく。背面跳びに踏み切り、一瞬で到達したその上空で、エリザベスの右爪が斬線を引いて輝いた。
「私達がその壁を破壊してやる!」
その光は、鋼糸が描く軌跡である。エリザベスは宙で黒猫のように身をよじって――刹那、地獄の底で見た誰かの最期を思い返し――鋼糸の切断力を叩き付けた。
連弾は続く。クリムが指先を持ち上げると、先端に寄生体の欠片が浮上し、泡のようにまとわりついた。
クリムはそれを一つにまとめ、ボールのように形成していく。掌内に完成したのは、寄生体由来の透明な水球だ。
「……強酸の弾を作りました。効きますよ!」
身を屈め、アンダースローで投げつける。鋭い弧を描いてデモノイドに食らいついた強酸弾は、飛沫の音を立ててデモノイドの全身を包み焦がした。
「あなたを破壊の権化になんて、させません!」
「グウウゥッ、ゴアアアアア!」
絡み付いた幾条もの攻撃を、デモノイドは身を傷つけながらも振り払う。血と肉片を撒き散らしながら腕を突き出したデモノイドに、悲痛な面持ちのリヒトが呟いた。
「ごめんなさい……。傷つく前に助けてあげられなくて、あなた一人に死の恐怖を押し付けて……!」
そんな主の姿を心配してか、エアがその身に寄り添おうとする。気づき、そうだね、とリヒトはエアの頭を撫でてやった。
「わかってる。――『行くよ、エア』」
「ワゥ!」
リヒトは悲しみの顔をひと時だけしまいこんで、バスターライフルの射線を取る。リヒトはトリガーを祈るように引き絞り、同時にエアへ号令をかけた。
酸で弱った皮膚に、風穴と裂傷が開く。
●ジャンクション
「運命に弄ばれるのも、ここまでです……!」
ライフルを脇に置き、リヒトは訥々と話しかけ始めた。膝をつき動けなくなったデモノイドに、リヒトの言葉が降りかかっていく。
「もし、あなたに夢があるのなら、どうか『生きたい』と願ってください! 願ってくれるのなら、あなたの理不尽な運命は、僕らが破壊します!」
デモノイドの額に、リヒトの浄化の十字が触れた。バン、と派手な音が響き、デモノイドの頭蓋が後方へ弾かれる。
「あなたが誰と何をして、どんな生活をしてきた人なのか、私は知らないけれど」
数歩の距離を置いて、郁は見ていた。まだ痙攣するように動く、哀れな怪物の姿を。
「怒りではなく、あなたの大事な人たちのことを考えてみて。その人たちの為にも、私は」
「オアァ……、ア……カ…………!」
「君に人間として生きて欲しいって思うよ」
救うためにこそ躊躇なく、上空から落ちた郁の神薙刃が、デモノイドに叩きつけられる。
「や、やったッスか……って、あいつ!」
「ヴゥッ、イイィィ……ケェアアアア……ッ!」
美潮の見守る前で、デモノイドはその場に伏す――否、反発し、後方に跳び下がった。手負いの獣の俊敏さに見えて、実は混乱のなせる業であることを、美潮は見抜く。
未だ死なぬ己への戸惑いが、その声に混じっているのだ。
「落ち着け! お前は人として生きてるんだ! お前は人に戻れるんだよ!」
美潮は大きく手を外に振り、必死の形相で叫び続ける。……と、その横を、細身の男がゆらりと抜けていった。
「なんだ、お互い傷だらけじゃないですか。痛み分けならば、結果私の勝ちです……ね」
痛んだ体を強引に動かすその姿は、ナハトムジークのものだ。彼のカバーに入っていた誠士郎が、咄嗟にその横に付く。
「!? フィルツェーン、……行くのか?」
「……私のことは、ナハトで構いませんよ」
僅かに迷って、誠士郎は無事を伺うのではなく、意思の固さを問うた。ナハトムジークは全く気軽にチェーンソー剣『Vertrauen』を抜くが、その姿勢はまだ不確かなものだ。
しかしその衰弱は、いつの間にか響き始めた天上の歌声が、淡雪のように溶かしていった。優しく奏でられる音楽の向こうに、クリムがいる。
「これで大丈夫。また、行けますよ!」
クリムの励ましの笑顔は、すぐに真面目なものへと変わった。
「デモノイドでいることって、とても怖いことなんです……。私にはそれが、痛いほどわかるから。だから、秀行さんをお願いします、みなさん」
その言葉に弾かれるようにして、ナハトムジークが突撃していった。迎撃の拳がナハトムジークの大黒刀と交錯し、双方の余力がここで相殺される。
腕を弾かれ、背から地に落ちていくデモノイドを、誠士郎のリングスラッシャー『夜弧』が一文字に斬り裂いた。
「戻って来い、桐生! お前はまだ、誰も殺めてはいないのだから……!」
「ア、オ、アアァァ……――」
ついに、デモノイドはその活動を停止した。今度こそ動かなくなり、分解し始めた肉と共に、その場に崩れていく。
そしてすぐに、灼滅者たちは異変に気づくことになった。
「……待って。待って! お願い、手を伸ばして!」
デモノイドの溶解が、止まらない。
枕元に駆け寄ったエリザベスは、無我夢中でデモノイドの手を取った。しかしその肉もまるで腐水のように、指の隙間からこぼれていく。
「私達だけでは、今のあなたを救う力が足りないかもしれない……だから、他でもないあなた自身の力を貸して!」
演技を忘れたエリザベスの哀切な声が、静寂の中にこだました――次の瞬間、残骸の澱みから突き出た腕が、エリザベスの手首を掴んだ。
「あ……!」
「盛り上がってるところ悪いが、本体はこっちだ。少しぐらい楽をさせてくれ」
声が聞こえる。探るように腕は上り、エリザベスを初め、全員がその手をしっかりと握った。引き上げた。
八の手に支えられ、まるでプールから上げられるかのようにして、デモノイドヒューマン『桐生・秀行』が出現した。
満身創痍ながらも人間の姿で、しかし己に宿った何かを持て余すように、秀行は佇んでいる。そんな彼に、克至はおずおずと声を掛けた。
「えっと、確認させて頂きますが、君が桐生君……ですね?」
「間違いなく。いや、質問したいのは俺の方だが、まずそちらの名前も知っておきたい」
「失礼いたしました。僕は今川・克至。武蔵坂学園の生徒、灼滅者です。……先の戦い、覚えておいでで?」
なんとなくな、と秀行は答えた。灼滅者たちの傷を見てかすかに苦い顔をしたのが、おそらくはその証明だろう。
「あー、正直いろいろ面食らってるんだがな。これだけは、事を始める前に言わせてくれ」
そう言って秀行は、胸に手を当てて深く頭を下げた。
「助けてくれてありがとうな。恩に報いるため、また人間を生きてみるぜ」
作者:君島世界 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年4月26日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 12/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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